JP6393623B2 - 補助金型ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、パネルベンダーによって金属板(板状のワーク)の開口部の外縁側に内フランジを形成するために用いられる補助金型ユニットに関する。
一般に、パネルベンダーは、金属板に対して箱曲げ等の曲げ加工を行う際に用いられる曲げ加工機である。また、パネルベンダーは、上部押え金型(トップダイ)と下部押え金型(ボトムダイ)の協働により金属板の外縁(外縁側)をクランプした状態で、正曲げ用ベンド金型及び逆曲げ用ベンド金型を備えたベンドビームを上方向又は下方向へ移動させることにより、金属板における下部押え金型(上部押え金型)からベンドビーム側(パネルベンダーの背面側)へ突出した部分を上方向(正方向)又は下方向(逆方向)へ曲げるものである。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1から特許文献3に示すものがある。
特開2006−102770号公報 特開2004−268102号公報 特開2004−216445号公報
ところで、図5(a)に示すように、金属板Wが矩形の開口部Waを有している場合に、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’を下部押え金型からベンドビーム側へ突出させようとすると、金属板Wにおける下部押え金型からベンドビーム側へ突出する部分が長くなって、金属板Wがベンドビーム等に干渉することになる。つまり、図5(b)に示すように、パネルベンダーによって金属板Wの開口部Waの外縁側に内フランジWfを形成することができず、パネルベンダーの加工の自由度を拡大して、パネルベンダーの有効利用を十分に図ることは困難であった。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の補助金型ユニットを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、パネルベンダーによって金属板(板状のワーク)の開口部(窓部)の外縁側に内フランジを形成するために用いられる補助金型ユニットにあって、前記パネルベンダーにおける正曲げ用ベンド金型の上側にセット可能なベンド補助金型と、前記パネルベンダーにおける上部押え金型(トップダイ)の下側にセット可能な押え補助金型と、を具備し、前記ベンド補助金型は、先端(前記パネルベンダーの正面側の端)に金属板における内フランジに相当する部分を上方向(正方向)へ曲げるためのベンド部を有し、前記ベンド部に隣接する位置に凹部が形成され、前記凹部内に金属板の開口部の外縁を支持するサポート部材が上下方向へ移動可能に設けられ、前記サポート部材を上方向へ付勢する付勢部材を備えており、前記押え補助金型は、先端(前記パネルベンダーの背面側の端)に前記サポート部材と協働して金属板の開口部の外縁をクランプ(挟持)するクランプ部(挟持部)を有し、前記クランプ部に隣接する位置に金属板における内フランジに相当する部分を進入させるため(逃がすため)の進入空間(逃げ空間)が形成されていることを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「内フランジ」とは、金属板の外縁よりも内側に形成されたフランジのことをいい、「内フランジに相当する部分」とは、金属板の一部分であって、曲げ加工によって内フランジとして形成される部分のことをいう。また、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意であって、「移動」とは、揺動を含む意である。
本発明の第1の特徴によると、前記ベンド補助金型を前記正曲げ用ベンド金型の上側にセットすると共に、前記押え補助金型を前記上部押え金型の下側にセットする。これにより、前記補助金型ユニットを用いた曲げ加工の準備が完了する。
曲げ加工の準備の完了後に、金属板を前記ベンドビームに接近する方向へ搬送することにより、金属板の開口部の外縁を前記押え補助金型の前記クランプ部と前記サポート部材との間に位置決めする。このとき、金属板における内フランジに相当する部分は、前記サポート部材(前記押え補助金型の前記クランプ部)に対して前記ベンドビーム側の反対側(前記パネルベンダーの正面側)へ突出した状態になっている。
続いて、前記押え補助金型を前記上部押え金型と一体的に下方向へ移動させて、前記押え補助金型の前記クランプ部を金属板の開口部の外縁に接触させる。このとき、前記押え補助金型の前記クランプ部と前記サポート部材の協働により金属板の開口部の外縁をクランプするようにしても構わない。
そして、前記ベンド補助金型を前記正曲げ用ベンド金型と一体的に上方向へ移動させることにより、前記押え補助金型の前記クランプ部と前記サポート部材の協働により金属板の開口部の外縁をクランプした状態で、前記ベンド補助金型の前記ベンド部を前記付勢部材の付勢力に抗しつつ前記サポート部材に対して相対的に上方向へ移動させる。これにより、金属板における内フランジに相当する部分と前記押え補助金型との干渉を回避しつつ、金属板における内フランジに相当する部分を上方向へ曲げて、金属板の開口部の外縁側に内フランジを形成することができる。
要するに、前述の構成からなる前記補助金型ユニットを用いることにより、前記パネルベンダーによって金属板の開口部の外縁側に内フランジを形成することができる。
本発明の第2の特徴は、金属板に対して曲げ加工を行うパネルベンダーにおいて、本発明の第1の特徴からなる補助金型ユニットを具備したことを要旨とする。
本発明の第2の特徴によると、本発明の第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前記パネルベンダーによって金属板の開口部の外縁側に内フランジを形成できるため、前記パネルベンダーの加工の自由度を拡大して、前記パネルベンダーの有効利用を十分に図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るパネルベンダーの模式的な側断面図であって、金属板の開口部の外縁側に内フランジを形成した状態を示している。 図2は、本発明の実施形態に係るパネルベンダーの模式的な拡大側断面図であって、補助金型ユニットをセットした状態を示している。 図3(a)(b)は、本発明の実施形態に係るパネルベンダーの動作(本発明の実施形態の作用)を説明する図である。 図4(a)(b)は、本発明の実施形態に係るパネルベンダーの動作(本発明の実施形態の作用)を説明する図である。 図5(a)は、開口部を有した金属板の平面図、図5(b)は、開口部の外縁側に一対の内フランジが形成された金属板の斜視図である。
本発明の実施形態ついて図面を参照して説明する。なお、図面中、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るパネルベンダー1は、金属板(板状のワーク)Wに対して箱曲げ等の曲げ加工を行う曲げ加工機であって、ベースフレーム3(一部のみ図示)を具備している。また、ベースフレーム3は、前側(パネルベンダー1の正面側)に、左右方向へ延びた下部テーブル5を有しており、この下部テーブル5の上側には、左右方向へ延びた下部押え金型(ボトムダイ)7が設けられている。
ベースフレーム3には、可動フレーム9(一部のみ図示)がヒンジピン(図示省略)を介して上下方向へ移動可能(揺動可能)に設けられており、この可動フレーム9は、前側に、左右方向へ延びかつ下部テーブル5に上下に対向した上部テーブル11を有している。また、上部テーブル11の下側には、下部押え金型7と協働して金属板Wをクランプ(挟持)する上部押え金型(トップダイ)13が設けられており、この上部押え金型13は、その長手方向(上部押え金型13の長手方向、換言すれば、左右方向)に沿って分割して構成されている。上部押え金型13の下面には、嵌合溝15が形成されている。更に、可動フレーム9の適宜位置には、可動フレーム9をヒンジピンを中心に上下方向へ移動(揺動)させるためのフレーム用サーボモータ17が設けられており、このフレーム用サーボモータ17は、上部押え金型13と下部押え金型7の協働により金属板Wをクランプし又はアンクランプ(上部押え金型13と下部押え金型7のクランプ状態を解除)する際等に駆動されるものである。なお、フレーム用サーボモータ17を除く可動フレーム9を上下方向へ移動させるための構成は、例えば特開2000−15346号公報、特開平11−226652号公報、特開平9−10849号公報等に示すように公知であり、その構成の詳細は省略する。
ベースフレーム3における下部テーブル5の後方には、左右方向へ延びたベンドビーム19(一部のみ図示)が上下方向及び前後方向へ移動可能に設けられている。また、ベンドビーム19の前側の下部には、左右方向へ延びた正曲げ用ベンド金型21が設けられており、ベンドビーム19の前側の上部には、左右方向へ延びた逆曲げ用ベンド金型(図示省略)が設けられている。また、ベースフレーム3の適宜位置には、ベンドビーム19を上下方向へ移動させるためベンド用第1サーボモータ23が設けられており、このベンド用第1サーボモータ23は、金属板Wに対して正方向(上方向)又は逆方向(下方向)の曲げ加工を行う際等に駆動されるものである。更に、ベースフレーム3の適宜位置には、ベンドビーム19を前後方向(パネルベンダー1の奥行方向)へ移動させるためベンド用第2サーボモータ25が設けられており、このベンド用第2サーボモータ25は、正曲げ用ベンド金型21又は逆曲げ用ベンド金型と下部押え金型7とのクリアランスを調整する際等に駆動されるものである。なお、ベンド用第1サーボモータ23を除くベンドビーム19を上下方向へ移動させるため構成、及びベンド用第2サーボモータ25を除くベンドビーム19を前後方向へ移動させるため構成は、例えば特開2000−15346号公報及び特開平11−226652号公報、特開平9−10849号公報等に示すように公知であり、それらの構成の詳細は省略する。
パネルベンダー1は、補助金型ユニット27を装備しており、この補助金型ユニット27は、パネルベンダー1によって金属板Wの矩形の開口部Waの外縁側に内フランジWfを形成するために用いられるものである。また、補助金型ユニット27は、正曲げ用ベンド金型21の上側にセット可能なベンド補助金型29と、上部押え金型13の下側にセット可能な押え補助金型31とを具備している。なお、ベンド補助金型29及び押え補助金型31の構成の詳細については、後述する。
ベンドビーム19には、左右方向へ延びたベンド補助金型ホルダ33(一部のみ図示)が左右方向(ベンドビーム19の長手方向)へ移動可能に設けられており、このベンド補助金型ホルダ33は、ベンド補助金型29を固定具35を介して着脱可能に保持するものである。また、ベンドビーム19の適宜位置には、ベンド補助金型ホルダ33を左右方向へ移動させるためのホルダ用サーボモータ37が設けられている。ここで、ベンド補助金型ホルダ33の左右方向の移動によって、ベンド補助金型29を正曲げ用ベンド金型21の上側にセットし又は正曲げ用ベンド金型21に対して離隔した箇所に待機させるようになっている。なお、ホルダ用サーボモータ37を除くベンド補助金型ホルダ33を左右方向へ移動させるための構成は、例えば2004−216445号公報等に示すように公知であり、その構成の詳細は省略する。
上部テーブル11の正面側(前側)には、左右方向へ延びた押え補助金型ホルダ39が上下方向及び前後方向へ移動可能に設けられており、この押え補助金型ホルダ39は、押え補助金型31を固定具41を介して着脱可能に保持するものである。また、押え補助金型ホルダ39の上面には、上部押え金型13の嵌合溝15に嵌合可能な嵌合突起43が形成されている。そして、上部テーブル11の正面側の適宜位置には、押え補助金型ホルダ39を上下方向へ移動させるためのホルダ用第1油圧シリンダ45、及び押え補助金型ホルダ39を前後方向へ移動させるためのホルダ用第2油圧シリンダ47がそれぞれ設けられている。ここで、押え補助金型ホルダ39の上下方向及び前後方向の移動によって、押え補助金型31を上部押え金型13の下側にセットし又は上部押え金型13に離隔した箇所に待機させるようになっている。なお、ホルダ用第1油圧シリンダ45を除く押え補助金型ホルダ39を上下方向へ移動させるため構成、及びホルダ用第2油圧シリンダ47を除く押え補助金型ホルダ39を前後方向へ移動させるため構成は、例えば特開2006−102770号公報、2004−268102号公報等に示すように公知であり、それらの構成の詳細は省略する。
続いて、ベンド補助金型29及び押え補助金型31の構成の詳細について説明する。
図1及び図2に示すように、ベンド補助金型29は、その長手方向(ベンド補助金型29の長手方向、換言すれば、左右方向)に沿って分割して構成されている。また、ベンド補助金型29は、先端(パネルベンダー1の正面側の端、換言すれば、前端)に、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’を上方向(正方向)へ曲げるためのベンド部(ベンド突起)49を有しており、このベンド部49は、上方向へ突出しかつ左右方向へ延びている。ベンド補助金型29におけるベンド部49に隣接する位置には、凹部51が形成されており、この凹部51は、左右方向へ延びている。そして、ベンド補助金型29の凹部51内には、金属板Wの開口部Waの外縁を支持するサポート部材53が上下方向へ移動可能に設けられており、このサポート部材53は、左右方向へ延びている。ベンド補助金型29の凹部51内におけるサポート部材53の下側には、サポート部材53を上方向へ付勢する弾性体55(付勢部材の一例)が設けられており、この弾性体55は、ウレタン、シリコン、アクリル等からなるゴム材料(弾性材料の1つ)からなり、左右方向へ延びている。更に、ベンド補助金型29のベンド部49の上端(先端)は、サポート部材53によって金属板Wの開口部Waの外縁を支持する前の状態(支持前状態)において、サポート部材53の上面と同一平面上に位置している。なお、サポート部材53を上方向へ付勢する付勢部材として弾性体55を用いる代わりに、コイルスプリング等のスプリング(図示省略)又はエアシリンダ等のアクチュエータを用いても構わない。ベンド補助金型29のベンド部49の上端が支持前状態においてサポート部材53の上面と同一平面上に位置する代わりに、サポート部材53の上面に対して下方向へ没入するようにしても構わない。
押え補助金型31は、その長手方向(押え補助金型31の長手方向、換言すれば、左右方向)に沿って分割して構成されている。また、押え補助金型31は、先端(パネルベンダー1の背面側の端、換言すれば、後端)に、サポート部材53と協働して金属板Wの開口部Waの外縁を上下方向からクランプ(挟持)するクランプ部(挟持部)57を有しており、このクランプ部57は、左右方向へ延びている。そして、押え補助金型31におけるクランプ部57に隣接する位置には、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’及びベンド補助金型29のベンド部49を進入させるため(逃がすため)の進入空間(逃げ空間)59が形成されており、この進入空間59は、左右方向へ延びている。
図1に示すように、下部テーブル5の前方には、金属板Wを前後方向へ搬送するためのマニピュレータ61(搬送装置の一例)が前後方向へ移動可能に配設されている。また、マニピュレータ61は、金属板Wを上下方向から把持(クランプ)する一対のハンド部材63,65を備えており、一対のハンド部材63,65は、鉛直な回転軸心周りに回転可能になっている。なお、マニピュレータ61の構成は、例えば特開号2006−102770公報、特開平11−216519号公報等に示すように公知であり、その構成の詳細は省略する。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
図1及び図2に示すように、ホルダ用サーボモータ37の駆動によりベンド補助金型ホルダ33を左方向へ適宜に移動させることにより、ベンド補助金型29を正曲げ用ベンド金型21に離隔した箇所から正曲げ用ベンド金型21の上側にセットする。また、ホルダ用第1油圧シリンダ45及びホルダ用第2油圧シリンダ47の駆動により押え補助金型ホルダ39を下方向及び後方向へ適宜に移動させることにより、押え補助金型31を上部押え金型13に離隔した箇所から上部押え金型13の下側にセットする。これにより、補助金型ユニット27を用いた曲げ加工の準備が完了する。このとき、ベンド補助金型29のベンド部49の上端及びサポート部材53の上面は、下部押え金型7の上面よりも低い高さ位置に位置しているが、下部押え金型7の上面と同じ高さ位置に位置するようにしても構わない。
曲げ加工の準備の完了後に、図3(a)に示すように、一対のハンド部材63,65によって金属板Wを把持した状態で、マニピュレータ61を後方向へ移動させて、金属板Wをベンドビーム19に接近する後方向へ搬送する。これにより、金属板Wの開口部Waの外縁を押え補助金型31のクランプ部57とサポート部材53との間に位置決めする。このとき、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’は、サポート部材53に対してベンドビーム19側の反対側(パネルベンダー1の正面側、前方向)へ突出した状態になっている。
続いて、図3(b)に示すように、フレーム用サーボモータ17(図1参照)の駆動により可動フレーム9を下方向へ移動させて、押え補助金型31を上部押え金型13と一体的に下方向へ移動させる。これにより、押え補助金型31と下部押え金型7の協働により金属板Wの開口部Waの外側部分をクランプすると共に、押え補助金型31のクランプ部57を金属板Wの開口部Waの外縁に接触させる。このとき、押え補助金型31のクランプ部57とサポート部材53の協働により金属板Wの開口部Waの外縁をクランプするようにしても構わない。
そして、図4(a)に示すように、ベンド用第1サーボモータ23(図1参照)の駆動によりベンドビーム19を上方向へ移動させて、ベンド補助金型29を正曲げ用ベンド金型21と一体的に上方向へ移動させる。すると、図4(b)に示すように、押え補助金型31のクランプ部57とサポート部材53の協働により金属板Wの開口部Waの外縁をクランプした状態で、ベンド補助金型29のベンド部49を弾性体55の付勢力に抗しつつサポート部材53に対して相対的に上方向へ移動させることができる。これにより、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’と押え補助金型31との干渉を回避しつつ、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’を上方向へ曲げて、金属板Wの開口部Waの外縁側に内フランジWfを形成することができる。このとき、弾性体55の付勢力も相まって、押え補助金型31のクランプ部57とサポート部材53の協働により金属板Wの開口部Waの外縁を強固にクランプしている。
要するに、前述の構成からなる補助金型ユニット27を用いることにより、パネルベンダー1によって金属板Wの開口部Waの外縁側に内フランジWfを形成することができる。
金属板Wの開口部Waの外縁側に内フランジWfを形成した後に、図1に示すように、フレーム用サーボモータ17の駆動により可動フレーム9を上方向へ移動させることにより、押え補助金型31を上部押え金型13と一体的に上方向へ移動させる。また、ベンド用第1サーボモータ23の駆動によりベンドビーム19を下方向へ移動させて、ベンド補助金型29を正曲げ用ベンド金型21と一体的に下方向へ移動させる。更に、一対のハンド部材63,65を鉛直軸周りに180度回転させて、金属板Wに対して一対のハンド部材63,65の把持換え(把持位置の変更)を行う。そして、前述の動作を行うことにより、金属板Wにおける別の内フランジに相当する部分Wf’を上方向へ曲げて、金属板Wの開口部Waの外縁側に別の内フランジWfを形成することができる(図5(b)参照)。
従って、本発明の実施形態によれば、パネルベンダー1によって金属板Wの開口部Waの外縁側に内フランジWfを形成できるため、パネルベンダー1の加工の自由度を拡大して、パネルベンダー1の有効利用を十分に図ることができる。
また、金属板Wにおける内フランジに相当する部分Wf’を上方向へ曲げる際に、弾性体55の付勢力も相まって、押え補助金型31のクランプ部57とサポート部材53の協働により金属板Wの開口部Waの外縁を強固にクランプしているため、金属板Wの開口部Waの内フランジWfの形状精度を安定させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
W 金属板
Wa 開口部
Wf 内フランジ
Wf’ 金属板の内フランジに相当する部分
1 パネルベンダー
3 ベースフレーム
5 下部テーブル
7 下部押え金型
9 可動フレーム
11 上部テーブル
15 嵌合溝
17 フレーム用サーボモータ
19 ベンドビーム
21 正曲げ用ベンド金型
23 ベンド用第1サーボモータ
25 ベンド用第2サーボモータ
27 補助金型ユニット
29 ベンド補助金型
31 押え補助金型
33 ベンド補助金型ホルダ
35 固定具
37 ホルダ用サーボモータ
39 補助金型ホルダ
41 固定具
45 ホルダ用第1油圧シリンダ
47 ホルダ用第2油圧シリンダ
49 ベンド部
51 凹部
53 サポート部材
55 弾性体
57 クランプ部
59 進入空間
61 マニピュレータ
63 ハンド部材
65 ハンド部材

Claims (4)

  1. パネルベンダーによって金属板の開口部の外縁側に内フランジを形成するために用いられる補助金型ユニットにあって、
    前記パネルベンダーにおける正曲げ用ベンド金型の上側にセット可能なベンド補助金型と、前記パネルベンダーにおける上部押え金型の下側にセット可能な押え補助金型と、を具備し、
    前記ベンド補助金型は、
    先端に金属板における内フランジに相当する部分を上方向へ曲げるためのベンド部を有し、前記ベンド部に隣接する位置に凹部が形成され、前記凹部内に金属板の開口部の外縁を支持するサポート部材が上下方向へ移動可能に設けられ、前記サポート部材を上方向へ付勢する付勢部材を備えており、
    前記押え補助金型は、
    先端に前記サポート部材と協働して金属板の開口部の外縁をクランプするクランプ部を有し、前記クランプ部に隣接する位置に金属板における内フランジに相当する部分を進入させるための進入空間が形成されていることを特徴とする補助金型ユニット。
  2. 前記付勢部材は、前記凹部内における前記サポート部材の下側に設けられかつゴム材料により構成された弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の補助金型ユニット。
  3. 前記ベンド部の上端は、前記サポート部材によって金属板の開口部の外縁を支持する前の状態において、前記サポート部材の上面と同一平面上に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の補助金型ユニット。
  4. 金属板に対して曲げ加工を行うパネルベンダーにおいて、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の補助金型ユニットを具備したことを特徴とするパネルベンダー。
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