JP6393594B2 - リッドの開閉構造、車両用シートのアームレスト、車両用シートの収納ボックス及び車両用シート - Google Patents

リッドの開閉構造、車両用シートのアームレスト、車両用シートの収納ボックス及び車両用シート Download PDF

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本発明は、リッドを本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造に関する。また、本発明はリッドの開閉構造を用いた車両用シートのアームレストに関する。また、本発明はリッドの開閉構造を用いた車両用シートの収納ボックスに関する。さらに、本発明はアームレスト及び収納ボックス用いた車両用シートに関する。
従来、リッドの開閉構造を備えた収納ボックスが特許文献1に開示されている。この文献に開示されたリッドの開閉構造においては、リッドを本体に対して開閉可能に支持する構造として、鉄製のシャフトを用いたヒンジ構造が採用されている。しかしながら、この従来のヒンジ構造においては、部品点数が多いこと、重量が重いこと、コストが高いこと、及び組立て工数が多いこと、等といった問題がある。
従来、リッドの開閉装置が特許文献2に開示されている。このリッドの開閉装置においては、樹脂部品によってヒンジ構造を形成することが開示されている。しかしながら、特許文献2に開示されたヒンジ構造は非常に複雑であり、そのため、このヒンジ構造はリッドや本体とは別々に製造され、その製造後にリッドや本体にネジ等によって取り付けられていた。特許文献2に開示された従来のリッドの開閉装置においては、構造が複雑であること、部品点数が多いこと、コストが高いこと、及び組立て工数が多いこと、等といった問題がある。
従来、車両用収納用箱が特許文献3に開示されている。この車両用収納用箱においては、リッド(ボックスドア)に薄肉ヒンジ片を設け、この薄肉ヒンジ片をネジによって本体に固定する構造、及び操作片によってすぼませることができるヒンジ軸部を内蓋に一体成形によって設けること、が開示されている。
しかしながら、薄肉ヒンジ片を用いたヒンジ構造は、強度が経時的に低下すること及びネジを用いることにより部品点数が多いこと、といった問題がある。また、操作片によってすぼませることができるヒンジ軸部を用いたヒンジ構造においては、ヒンジ軸部の強度が弱いためにリッドの開閉動作が不安定になり易いという問題があった。
従来、リッドの開閉構造を備えたアームレスト装置が特許文献4に開示されている。このアームレスト装置においては、バネによって付勢されるヒンジ軸をリッドに設け、ヒンジ軸が嵌入する溝を本体に設け、ヒンジ軸と溝との嵌合によってリッドを本体に対して開閉移動させるようにしている。しかしながら、このアームレスト装置においては、ヒンジ軸をバネによって付勢する構造が複雑であること、部品点数が多くてコストが高いこと、といった問題がある。
特開2002−053156号公報 特開2001−106245号公報 特開平10−278683号公報 実開平06−003146号公報
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、部品点数が少なく、構造が簡単であり、重量が軽く、コストが安いリッドの開閉構造を提供することを目的とする。
本発明に係るリッドの開閉構造は、リッドを本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造において、前記リッド又は前記本体の一方に設けられた一対の突起部材と、前記リッド又は前記本体の他方に設けられており前記突起部材を挿入できる大きさの穴を有した一対の穴部材と、前記突起部材の周囲の空間を埋めるスペーサ部材とを有する。前記一対の突起部材のそれぞれが前記一対の穴部材の穴のそれぞれに挿入されたときに、前記穴部材の内側において前記突起部材の周囲に形成された空間前記スペーサ部材によって埋められており、前記本体は樹脂成形によって形成された第2の加飾部品を有しており、前記スペーサ部材は前記第2の加飾部品に一体成形によって形成されていることを特徴とする。
以上のように、本発明のリッドの開閉構造は、突起部材と、穴部材と、スペーサ部材の各部材の組み合わせだけによって形成されているので、構造が極めて簡単である。また、リッドの開閉構造の構成部品の数が少ないので重量が軽く、しかもコストを低減できる。
本発明に係るリッドの開閉構造において、前記リッドは、樹脂成形によって形成されたベース及び/又は樹脂成形によって形成された第1の加飾部品(例えば、第1の化粧板)を有することができる。そして、前記突起部材又は前記穴部材は前記ベース又は前記第1の加飾部品に一体成形によって形成することができる。突起部材又は穴部材を樹脂によってベース又は第1の加飾部品との一体成形処理によって形成すれば、突起部材又は穴部材を単独の部品として準備する場合に比べてコストを大幅に低減できる。
本発明に係るリッドの開閉構造において、前記本体は、樹脂成形によって形成されたベースを有することができ、前記穴部材又は前記突起部材は前記ベースに一体成形によって形成することができる。穴部材又は突起部材を樹脂によってベースとの一体成形処理によって形成すれば、穴部材又は突起部材を単独の部品として準備する場合に比べてコストを大幅に低減できる。
本発明に係るリッドの開閉構造において、前記本体は、樹脂成形によって形成された第2の加飾部品(例えば、第2の化粧板)を有する前記スペーサ部材は前記第2の加飾部品に一体成形によって形成される。スペーサ部材を樹脂によって第2の加飾部品と一体成形すれば、スペーサ部材を単独の部品として準備する場合に比べてコストを大幅に低減できる。

本発明に係るリッドの開閉構造において、前記一対の穴部材の一方の穴は有底穴であり、他方の穴は貫通穴とすることができる。こうすれば、突起部材を穴に挿入したときに、穴に対する突起部材の位置を安定して一定の位置とすることができる。
次に、本発明に係る車両用シートのアームレストは、リッドと、収納用空間(例えば、収納用凹部)を備えた本体と、前記リッドを前記本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造とを有した車両用シートのアームレストにおいて、前記リッドの開閉構造は以上に記載した各構成のリッドの開閉構造であることを特徴とする。
本発明に係るアームレストによれば、リッドの開閉構造が突起部材と、穴部材と、スペーサ部材の各部材の組み合わせだけによって形成されているので、構造が極めて簡単である。また、リッドの開閉構造の構成部品の数が少ないので重量が軽く、しかもコストを低減できる。
次に、本発明に係る車両用シートの収納ボックスは、リッドと、収納用空間(例えば、収納用凹部)を備えた本体と、前記リッドを前記本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造とを有した車両用シートの収納ボックスにおいて、前記リッドの開閉構造は以上に記載した各構成のリッドの開閉構造であることを特徴とする。
本発明に係る収納ボックスによれば、リッドの開閉構造が突起部材と、穴部材と、スペーサ部材の各部材の組み合わせだけによって形成されているので、構造が極めて簡単である。また、リッドの開閉構造の構成部品の数が少ないので重量が軽く、しかもコストを低減できる。
次に、本発明に係る車両用シートは、着座者の臀部を受けるシートクッションと、着座者の背部を受けるシートバックと、着座者の腕を受けるアームレストと、物を収納する収納ボックスとを有する車両用シートにおいて、前記アームレストは上記構成の車両用シートのアームレストであり、前記収納ボックスは上記構成の車両用シートの収納ボックスであることを特徴とする。
本発明に係る車両用シートによれば、リッドの開閉構造が突起部材と、穴部材と、スペーサ部材の各部材の組み合わせだけによって形成されているので、構造が極めて簡単である。また、リッドの開閉構造の構成部品の数が少ないので重量が軽く、しかもコストを低減できる。
本発明に係るリッドの開閉構造、アームレスト、収納ボックス及び車両用シートによれば、リッドの開閉構造が突起部材と、穴部材と、スペーサ部材の各部材の組み合わせだけによって形成されているので、構造が極めて簡単である。また、リッドの開閉構造の構成部品の数が少ないので重量が軽く、しかもコストを低減できる。
本発明に係る車両用シート、アームレスト、及び収納ボックスの各機器の一実施形態を示す斜視図である。 図1のアームレスト、すなわち収納ボックスを拡大して示す斜視図である。 図2のアームレストの主要部であるアームレスト本体の分解斜視図である。 図3のアームレスト本体の主要部である加飾前の本体部を組立てた状態を示す斜視図である。 図2のアームレストの他の主要部であるリッドの分解斜視図である。 (a)は本発明に係るリッドの開閉構造の組立て手順における1つの工程を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線に従った断面図である。 (a)は図6(a)に引き続く工程を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線に従った断面図である。 (a)は図7(a)に引き続く工程を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線に従った断面図である。 (a)は図8(a)に引き続く工程を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線に従った断面図である。 (a)は図9(a)に引き続く工程であって最終工程を示す斜視図であり、(b)は(a)のB−B線に従った断面図である。
以下、本発明に係る車両用シート、アームレスト、収納ボックス及びリッドの開閉構造を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
図1は本発明に係る車両用シート、アームレスト及び収納ボックスの一実施形態を示している。車両用シート1は、着座者の臀部を受けるシートクッション2と、着座者の背部を受けるシートバック3と、アームレスト4とを有している。着座者は車両用シート1の左右いずれかの部分に座った状態で、アームレスト4のリッド(すなわち蓋)8の上に腕を置くことができる。
アームレスト4は収納ボックスとしても機能する。アームレスト4のリッド8は、図2に示すリッドの開閉構造9によってアームレストの本体10に回転移動可能、すなわち開閉移動可能に取付けられている。図1はリッド8が本体10を閉じた状態であり、図2はリッド8が本体10から開かれた状態である。本体10は収納用凹部11を有しており、着座者はこの収納用凹部11の内部に物を収容できる。
図1において、シートバック3の横方向のほぼ中央部に凹部7が設けられている。アームレスト4は、矢印Aのように回動して持ち上げられることにより、凹部7の内部に収納することができる。この収納状態において、シートクッション2の上表面が広く開放される。
(アームレスト本体)
図3は、図2のアームレスト4の本体10の分解斜視図である。アームレスト本体10は、樹脂製の第2の化粧板(第2の加飾部品)14と、樹脂製のベース15と、金属製(例えば、鋼材製)のフレーム16と、弾性部材(例えばウレタンの発泡材)によって形成されたパッド17と、表皮18とを有している。表皮18は、通気性を有する材料、例えばファブリック、皮、合成皮革等によって形成されている。
アームレスト本体10を作成する際には、まず、フレーム16の上面にベース15を取付ける。次に、フレーム16の下面にパッド17を装着する。次に、パッド17の下面から表皮18を覆い被せ、表皮18の上端をベース15の上面に固着する。この固着方法は任意の方法で良い。以上により、図4に示すように、第2の化粧板14を装着する前のアームレスト本体10a(以下の説明で「加飾前のアームレスト本体10a」ということがある)が作成される。
次に、第2の化粧板14をベース15の表面に固着することにより、図2のアームレスト本体10が作成される。図2における収納用凹部11は図3のベース15に形成された凹部11である。符号19はカップホルダである。
(リッド)
図5は、図2のアームレスト4のリッド8の分解斜視図である。リッド8は、樹脂製の第1の化粧板(第1の加飾部品)22と、樹脂製のベース23と、弾性部材(例えばウレタンの発泡材)によって形成されたパッド24と、表皮25とを有している。表皮25は、通気性を有する材料、例えばファブリック、皮、合成皮革等によって形成されている。
リッド8を作成する際には、まず、ベース23の下面にパッド24を装着する。次に、パッド24の下面から表皮25を覆い被せ、表皮25の上端をベース23の上面に固着する。この固着方法は任意の方法で良い。
次に、ベース23の上面に第1の化粧板22を固着する。この固着方法は任意の方法で良いが、例えばベース23又は第1の化粧板22の一方に複数のオス型の係合片を設け、オス型に対応する数のメス型の係合片をベース23又は第1の化粧板22の他方に設け、それらの係合片を互いに係合させることにより、第1の化粧板22をベース23に固着できる。こうして、表皮25の先端がベース23の上面に組付けられた部分が第1の化粧板22によって隠されて、図2に示すリッド8が組み立てられる。
(リッドの開閉構造)
図2のリッドの開閉構造9は、図5のリッド8の第1の化粧板22の先端に設けられた一対の突起部材としての左右のピン28a,28bを有している。ピン28a,28bは第1の化粧板22の先端部に固定されたピン軸29の左右両端から外側へ突出している。ピン軸29及びピン28a,28bは、第1の化粧板22を樹脂成形によって形成する際に第1の化粧板22と一体に成形される。なお、ピン28a,28bは、ベース23との一体成形によって当該ベース23に設けても良い。
図2のリッドの開閉構造9は、さらに、図3のアームレスト本体10のベース15の先端に設けられた一対の穴部材30a,30bを有している。これらの穴部材30a,30bは、それぞれ、穴31a,31bを有している。これらの穴31a,31bの径は図5の第1の化粧板22のピン28a,28bを挿入できる大きさに設定されている。
図2のリッドの開閉構造9は、さらに、図3のアームレスト本体10の第2の化粧板14の先端に設けられた2つのスペーサ部材32a,32bを有している。これらのスペーサ部材32a,32bは図9(a)に示すように、上方から見た場合の平面形状が長方形状又は正方形状であって、第2の化粧板14の先端から前方へ突出している部材である。スペーサ部材32aと第2の化粧板14の左側の先端側壁との間、及びスペーサ部材32bと第2の化粧板14の右側の先端側壁との間には、空間33が形成されている。
以下、図5のリッド8を図3のアームレスト本体10に取り付けて図2のアームレスト4を作成する手順を、図6から図10を用いて説明する。図6から図10の各図において、(b)図は(a)図のB−B線に従った断面図を示している。
取付け作業を始めるにあたって、図6(a)に示すように、加飾前のアームレスト本体10aの穴部材30a,30bが設けられた側の端部に、リッド8のピン28a,28bが設けられた側の端部が持ち運ばれる。図6(b)に示すように、一方の穴部材30aに設けられた穴31aは有底(又は有壁)の穴であり、他方の穴部材30bに設けられた穴31bは貫通穴である。
次に、図7(a)及び図7(b)に示すように、リッド8を傾けて、一方のピン28bを一方の穴部材30bの貫通穴31bの中へ挿入する。この挿入作業を進めると、図8(a)及び図8(b)に示すように、ピン28bよりも面積が大きいピン軸29の端面が穴部材30bの内側の壁面に当接する。この状態で、他方のピン28aが穴31aの中心と穴31bの中心とを結ぶ中心線X0に乗る位置へ入り込む。
その後、図8(a)において矢印Cで示すようにリッド8の全体を平行移動させて、ピン軸29の先端のピン28aを図8(b)において矢印Cで示すように有底穴31aの内部へ差し込む。ピン28aのこの差込み移動は、図9(b)においてピン28aの先端が有底穴31aの底壁に当たったときに停止する。こうしてピン28aの移動が停止したとき、ピン軸29の左端面29aと穴部材30aの内側の壁面との間においてピン28aの周囲に空間Daが形成される。一方、ピン軸29の右端面29bと穴部材30bの内側の壁面との間においてピン28bの周囲に空間Dbが形成される。本実施形態では、空間Daと空間Dbの幅は同じになるように設定されている。また、空間Daと空間Dbの幅は図9(a)に示しているスペーサ部材32a及び32bを嵌め込むことができる大きさに設定されている。
以上のようにして、リッド8のピン28a及び28bが、加飾前のアームレスト本体10aの穴部材30a及び30bの穴31a及び31bに挿入された後、図3及び図4において第2の化粧板14を加飾前のアームレスト本体10aの表面のベース15に固着する。この固着処理の際、図9(a)において第2の化粧板14の先端のスペーサ部材32a,32bが、それぞれ、穴部材30aとピン軸29の端面との間の空間Da及び穴部材30bとピン軸29の端面との間の空間Dbに嵌まり込む。
図10(a)及び図10(b)は、第2の化粧板14が加飾前のアームレスト本体10aのベース15の表面に固着されてアームレスト本体10が完成した状態を示している。この状態で、第2の化粧板14の先端のスペーサ部材32a,32bが、それぞれ、穴部材30aとピン軸29の端面との間の空間Da及び穴部材30bとピン軸29の端面との間の空間Dbに嵌まり込んでいる。このため、ピン軸29は図10(b)の左右に移動することがなくなり、一定の位置に位置決めされる。その結果、ピン軸29と一体なリッド8も左右に移動することなく、一定の位置に位置決めされる。
以上のように、本実施形態においては、リッド8の開閉構造9が、突起部材であるピン28a,28bと、穴部材30a,30bと、スペーサ部材32a,32bの各部材の組合せだけによって形成されているので、開閉構造9の構造が極めて簡単である。また、開閉構造9の構成部品の数が少ないので重量が軽く、しかもコストを低減できる。
特に、本実施形態では、ピン28a,28bが樹脂によってリッド8と一体成形され、穴部材30a,30bが樹脂によってベース15と一体成形され、さらにスペーサ部材32a,32bが樹脂によって第2の化粧板14と一体成形されている。このように、各部品は単独の部品ではなく、アームレスト本体10やリッド8の一部分として形成されたものであるので、コストを大幅に低減できる。
(他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、上記の実施形態では、図3に示したようにスペーサ部材32a,32bを第2の化粧板14の一部分として、すなわちアームレスト本体10の一部分として提供した。しかしながら、スペーサ部材32a,32bは単独の部品として提供することもできる。
また、上記の実施形態では、リッド8側にピン28a,28bを設け、アームレスト本体10側に穴部材30a,30bを設けた。しかしながら、これとは逆に、リッド8側に穴部材30a,30bを設け、アームレスト本体10側にピン28a,28bを設けることもできる。
1.車両用シート、 2.シートクッション、 3.シートバック、 4.アームレスト(収納ボックス)、 7.凹部、 8.リッド、 9.リッドの開閉構造、 10.アームレスト本体、 10a.加飾前のアームレスト本体、 11.収納用凹部、 14.第2の化粧板(第2の加飾部品)、 15.ベース、 16.フレーム、 17.パッド、 18.表皮、 19.カップホルダ、 22.第1の化粧板(第1の加飾部品)、 23.ベース、 24.パッド、 25.表皮、 28a,28b.ピン、 29.ピン軸、 29a.ピン軸29の左端面、 29b.ピン軸29の右端面、 30a,30b.穴部材、 31a.有底穴、 31b.貫通穴、 32a,32b.スペーサ部材、 33.空間、 C.ピン軸の差込み方向、 Da,Db.ピン周囲の空間、 X0.中心線

Claims (7)

  1. リッドを本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造において、
    前記リッド又は前記本体の一方に設けられた一対の突起部材と、
    前記リッド又は前記本体の他方に設けられており前記突起部材を挿入できる大きさの穴を有した一対の穴部材と、
    前記突起部材の周囲の空間を埋めるスペーサ部材と、を有しており、
    前記一対の突起部材のそれぞれが前記一対の穴部材の穴のそれぞれに挿入されたときに、前記穴部材の内側において前記突起部材の周囲に形成された空間前記スペーサ部材によって埋められており、
    前記本体は、樹脂成形によって形成された第2の加飾部品を有しており、前記スペーサ部材は前記第2の加飾部品に一体成形によって形成されている
    ことを特徴とするリッドの開閉構造。
  2. 前記リッドは、樹脂成形によって形成されたベース及び/又は樹脂成形によって形成された第1の加飾部品を有しており、前記突起部材又は前記穴部材は前記ベース又は前記第1の加飾部品に一体成形によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のリッドの開閉構造。
  3. 前記本体は、樹脂成形によって形成されたベースを有しており、前記穴部材又は前記突起部材は前記ベースに一体成形によって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリッドの開閉構造。
  4. 前記一対の穴部材の一方の穴は有底穴であり、他方の穴は貫通穴であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載のリッドの開閉構造。
  5. リッドと、収納用空間を備えた本体と、前記リッドを前記本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造とを有した車両用シートのアームレストにおいて、前記リッドの開閉構造は請求項1から請求項のいずれか1つに記載のリッドの開閉構造であることを特徴とする車両用シートのアームレスト。
  6. リッドと、収納用空間を備えた本体と、前記リッドを前記本体に開閉移動可能に取り付けるリッドの開閉構造とを有した車両用シートの収納ボックスにおいて、前記リッドの開閉構造は請求項1から請求項のいずれか1つに記載のリッドの開閉構造であることを特徴とする車両用シートの収納ボックス。
  7. 着座者の臀部を受けるシートクッションと、着座者の背部を受けるシートバックと、着座者の腕を受けるアームレストと、物を収納する収納ボックスとを有する車両用シートにおいて、前記アームレストは請求項記載の車両用シートのアームレストであり、前記収納ボックスは請求項記載の車両用シートの収納ボックスであることを特徴とする車両用シート。
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