JP6391480B2 - 充放電制御装置及び充放電制御方法 - Google Patents

充放電制御装置及び充放電制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力系統から供給される電力を蓄電池に充電させる充電制御と、負荷に電力を供給するために蓄電池の放電を許可する放電制御とを行う充放電制御装置及びその方法に関する。
大震災から災害対策意識が高まり、災害時にも安定した電力供給が可能となる家庭のエネルギーマネジメントの関心が増している。その具体例として、電力系統と連携した蓄電池を有する蓄電システムを一般家庭において設置することで、停電時にも家庭の電化製品や照明などに蓄電池の電力を供給するシステムが提案されている。
一般的に、蓄電池の電力を管理するパワーコンディショナは、災害などで停電が発生すると、電力系統に代わって、家庭の電化製品などの負荷に蓄電池の電力を供給する制御を行う。これにより、停電時に家庭で電気を使用することが可能になるが、これを実現するためには停電の際に蓄電池が十分に充電されていることが好ましい。
そこで、停電の予兆を示す情報を取得し、当該情報に基づいて事前に電力を蓄電池に蓄積させる技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2012−235541号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、例えば地震などのように、予兆できない災害として作用する振動や衝撃が発生した場合に、二次災害対策を考慮した適切な充電制御を行うことができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、災害時に適切な充電制御を実施可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る充放電制御装置は、電力系統から供給される電力を蓄電池に充電させる充電制御と、負荷に電力を供給するために前記蓄電池の放電を許可する放電制御とを行う充放電制御装置であって、振動及び衝撃の少なくともいずれか1つの作用を検出する第1センサと、前記電力系統の系統電力を検出する第2センサと、前記第1センサの検出結果に基づいて災害が発生したと判定されると、前記充電制御及び前記放電制御を停止し、当該停止後に、前記第1センサの検出結果に基づいて前記災害が治まったと判定され、かつ、前記第2センサで検出された前記系統電力が正常である場合に、前記充電制御の停止を解除する制御部とを備える。
本発明に係る充放電制御方法は、電力系統から供給される電力を蓄電池に充電させる充電制御と、負荷に電力を供給するために前記蓄電池の放電を許可する放電制御とを行う充放電制御方法であって、(a)振動及び衝撃の少なくともいずれか1つの作用の検出結果に基づいて災害が発生したと判定された場合に、前記充電制御及び前記放電制御を停止する工程と、(b)前記工程(a)後に、前記作用の検出結果に基づいて前記災害が治まったと判定された場合に、前記電力系統の系統電力を検出する工程と、(c)前記工程(b)で検出された前記系統電力が正常である場合に、前記充電制御の停止を解除する工程とを備える。
本発明によれば、災害時に適切な充電制御を実施することができる。
実施の形態1に係る充放電システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナの充放電電力制御の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナの表示例を示す図である。 実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナの表示例を示す図である。
<実施の形態1>
以下、本発明に係る充放電制御装置は、蓄電用パワーコンディショナに適用されているものとして説明する。
図1は、本実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナ120を備える充放電システムの構成の一例を示すブロック図である。図1の充放電システムは、蓄電用パワーコンディショナユニット100と、システムコントローラ125と、分電盤200と、一般負荷210と、重要負荷220と、太陽光発電モジュール300と、太陽光発電用パワーコンディショナ350とを備えている。蓄電用パワーコンディショナユニット100は、蓄電池110と、系統電力センサ121aを含む直流/交流変換部121と、充放電制御部122と、振動センサ123と、電力系統遮断リレー124と、バッテリーマネージメントユニット130と、電池遮断リレー131とを備えている。
本実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナ120は、上述の構成要素のうち、系統電力センサ121aを含む直流/交流変換部121と、充放電制御部122と、振動センサ123と、電力系統遮断リレー124と、システムコントローラ125とを備えている。なお、蓄電用パワーコンディショナ120は、上述の構成に限ったものではなく、例えば電力系統遮断リレー124が蓄電用パワーコンディショナ120の外部に設けられてもよいし、電池遮断リレー131が蓄電用パワーコンディショナ120の内部に設けられることにより、それに備えられてもよい。
蓄電用パワーコンディショナ120の各構成要素は、充放電制御部122によって統括的に制御される。充放電制御部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサがメモリ等に記憶されたプログラムを実行することにより、当該プロセッサの機能として実現される。ただし、ソフトウェアの充放電制御部12に代えて、それと同様の動作をハードウェアの電気回路で実現する信号処理回路が適用されてもよい。ソフトウェアの充放電制御部12と、ハードウェアの充放電制御部12とを合わせた概念として、「部」という語に代えて「処理回路」という語を用いることもできる。
蓄電用パワーコンディショナ120(充放電制御部122)は、電力系統から分電盤200を介して供給される電力を蓄電池110に充電させる充電制御と、分電盤200を介して負荷(一般負荷210及び重要負荷220)に電力を供給するために蓄電池110の放電を許可する放電制御とを行うことが可能となっている。
なお、本実施の形態1では、蓄電池110は、据置型の蓄電池であるものとして説明するが、これに限ったものではなく、例えば電気自動車に搭載された蓄電池などが適用されてもよい。また、本実施の形態1では、蓄電用パワーコンディショナ120は、住宅に設置されているものとして説明するが、これに限ったものではなく、例えば施設や店舗などに設置されてもよい。
電力系統からの交流電力(以下「系統電力」と記すこともある)が、分電盤200及び電力線L2を介して直流/交流変換部121に入力されると、直流/交流変換部121は、充放電制御部122の制御に応じて、系統電力を直流電力に変換する。同様に、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの交流電力が、電力線L1、分電盤200及び電力線L4を介して直流/交流変換部121に入力されると、直流/交流変換部121は、充放電制御部122の制御に応じて、当該交流電力を直流電力に変換する。直流/交流変換部121で変換された直流電力は、バッテリーマネージメントユニット130を介して蓄電池110に蓄積される。
蓄電池110に蓄積された直流電力が直流/交流変換部121に入力されると、直流/交流変換部121は、充放電制御部122の制御に応じて、当該直流電力を交流電力に変換する。直流/交流変換部121で変換された交流電力は、電力線L3及び分電盤200を介して、一般負荷210及び重要負荷220に適宜供給される。
直流/交流変換部121の系統電力センサ121a(第2センサ)は、電力系統の系統電力を検出する。例えば、系統電力センサ121aは、電力系統の電圧、電流、周波数などを検出する。同様に、系統電力センサ121aは、蓄電池110についても電圧、電流、周波数などを検出する。
振動センサ123(第1センサ)は、振動及び衝撃の少なくともいずれか1つの作用を検出する。
充放電制御部122は、振動センサ123の検出結果に基づいて災害が発生したか否かを判定する。本実施の形態1では、充放電制御部122により判定される災害は、蓄電用パワーコンディショナ120における地震であるものとするが、これに限ったものではない。
振動センサ123で検出された振動加速度Gが、充放電制御部122に設定された閾値振動加速度Gth以上であった場合に、蓄電用パワーコンディショナ120(充放電制御部122)は、蓄電用パワーコンディショナ120の設置個所において地震が発生したと判定する。
また、振動センサ123で検出された振動加速度Gが、充放電制御部122に設定された充放電許可加速度G0以下であった場合に、蓄電用パワーコンディショナ120(充放電制御部122)は、蓄電用パワーコンディショナ120の設置個所において地震が治まったと判定する。なお、充放電許可加速度G0は、例えば閾値振動加速度Gthよりも小さい値に設定される。
充放電制御部122は、振動センサ123の検出結果に基づいて地震が発生したと判定されると、上述の充電制御及び上述の放電制御を停止する。充電制御及び放電制御の停止後に、振動センサ123の検出結果に基づいて上述の地震が治まったと判定され、かつ、系統電力センサ121aで検出された系統電力が正常である場合に、充放電制御部122は、上述の充電制御の停止を解除する。充放電制御部122の制御については、後でフローチャートを用いて詳細に説明する。
電力系統遮断リレー124(第1リレー)は、電力系統から蓄電用パワーコンディショナ120に電力を供給する電力線L2に設けられている。電力系統遮断リレー124が解列された場合には、電力系統と蓄電用パワーコンディショナ120との間の電力の受給が不能となり、電力系統遮断リレー124が並列された場合には、当該受給が可能となる。
本実施の形態1では、電力系統遮断リレー124は、振動センサ123の検出結果に基づいて上述の地震が発生したと判定されると、可及的に素早く解列される。なお、以下においては、電力系統遮断リレー124の解列及び並列は、充放電制御部122によって制御されるものとして説明するが、これに限ったものではない。
システムコントローラ125は、運転制御の内容や各センサ値を、有線または無線によって充放電制御部122と通信可能に構成されている。システムコントローラ125は、ユーザが行った操作を受け付ける操作パネルを有しており、当該受け付けた操作に応じた信号を充放電制御部122に送信する。また、システムコントローラ125は、充放電制御部122から受信した各種情報(例えば運転状況、蓄電池の電力残量、充放電電力)を表示するモニター125aを有している。
ユーザは、上述のシステムコントローラ125を用いて、モニター125aに表示された各種情報を見ながら運転制御の切り替え操作などを行うことができる。なお、本実施の形態1では、表示部であるモニター125aは、振動センサ123の検出結果に基づいて地震が発生したと判定された場合に、振動センサ123で検出された作用(振動及び衝撃の少なくともいずれか1つ)に対応する震度を表示する。
バッテリーマネージメントユニット130は、蓄電池110の電圧、電流、温度、電力残量を監視する機能を有する。
電池遮断リレー131(第2リレー)は、蓄電池110から蓄電用パワーコンディショナ120を介して重要負荷220などに電力を供給する電力線に設けられている。電池遮断リレー131が解列された場合には、蓄電池110と蓄電用パワーコンディショナ120との間の電力の受給が不能となり、電池遮断リレー131が並列された場合には、当該受給が可能となる。
本実施の形態1では、電池遮断リレー131は、振動センサ123の検出結果に基づいて上述の地震が発生したと判定されると、可及的に素早く解列される。なお、以下においては、電池遮断リレー131の解列及び並列は、充放電制御部122によって制御されるものとして説明するが、これに限ったものではない。
一般負荷210には、例えば、炊飯器、電子レンジ、ドライヤー、掃除機、洗濯機などの電気機器が適用される。重要負荷220には、例えば、照明、換気扇、エアーコンディショナー、テレビなどの電気設備が適用される。
太陽光発電モジュール300は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する家庭用の太陽光発電装置である。太陽光発電モジュール300で発電された直流電力は、太陽光発電用パワーコンディショナ350に供給される。太陽光発電用パワーコンディショナ350は、太陽光発電モジュール300からの直流電力を交流電力に変換し、電力線L1を介して分電盤200に出力する。なお、光エネルギーに基づいて電力を発電する太陽光発電モジュール300の代わりに、風力、地熱または潮力などに基づいて電力を発電する発電モジュールを適用してもよい。すなわち、自然エネルギーに基づいて電力を発電する家庭用の発電モジュールが用いられればよい。
以上のように構成された図1の充放電システムでは、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの電力(太陽光発電モジュール300が発電した電力)が、一般負荷210及び重要負荷220の総消費電力より多い場合は、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの電力が、それぞれの負荷に供給される。このような電力供給が行われてもなお、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの電力にまだ余剰がある場合、その余剰電力が、分電盤200及び電力線L4などを介して蓄電用パワーコンディショナ120に供給され、蓄電池110に充電される。
一方、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの電力が、一般負荷210及び重要負荷220の総消費電力より少ない場合は、不足電力を補う形式で、蓄電池110の電力が、蓄電用パワーコンディショナ120、分電盤200及び電力線L3などを介して一般負荷210及び重要負荷220に供給される。ただし、それでも電力が不足する場合(例えば蓄電池110の電力残量がない場合など)には、不足電力を補う形式で、電力系統の系統電力が、一般負荷210及び重要負荷220に供給される。
さて、蓄電用パワーコンディショナ120の充電制御としては、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの電力を蓄電池110に充電する制御と、電力系統からの系統電力を蓄電池110に充電する制御とがある。これらの充電制御により、例えば、電力会社が提供する深夜の電気料金が割安になる契約を利用して、夜間には系統電力が蓄電池110に充電され、昼間には太陽光発電用パワーコンディショナ350からの余剰電力が蓄電池110に充電される。
蓄電用パワーコンディショナ120の放電制御としては、上述したように太陽光発電用パワーコンディショナ350から一般負荷210及び重要負荷220に供給される電力を補う形式で、蓄電池110の放電による電力が一般負荷210及び重要負荷220に供給される。
以上のような充電制御及び放電制御を行う蓄電用パワーコンディショナ120によれば、電力系統からの系統電力をなるべく使用しないような運用が可能となり、電気料金をなるべく削減することが可能となる。
しかしながら、曇りや雨などの天候により太陽光発電電力が少なくなる場合には、蓄電用パワーコンディショナ120の放電制御が比較的増加し、蓄電用パワーコンディショナ120から負荷への電力供給が増加する結果、蓄電池110の電力残量が減少する。このような状態において、ユーザまたは蓄電用パワーコンディショナユニット100が予知できない突発的な地震などの災害が発生した場合には、その後の停電に備えて、二次災害を防ぎつつなるべく素早く充電制御が行われることが望まれる。本実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナ120は、以下に説明するように、そのような適切な充電制御を行うことが可能となっている。
<動作>
図2は、本実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナ120の、地震発生時における充放電電力制御の一例を示すフローチャートである。
まずステップS1にて、振動センサ123は、振動加速度Gを検出し、検出した振動加速度Gを充放電制御部122に出力する。
ステップS2にて、充放電制御部122は、ステップS1で検出された振動加速度Gと、予め定められた閾値振動加速度Gthとを比較する。振動加速度Gが閾値振動加速度Gth以上であった場合にはステップS3に進む。例えば、ユーザまたは蓄電用パワーコンディショナ120が予知できなかった突発的な地震などが発生した場合には、振動加速度Gが閾値振動加速度Gth以上となり、ステップS3に進むことが想定される。振動加速度Gが閾値振動加速度Gthよりも小さかった場合には、制御を変更せずに災害発生前と同様の充放電制御を行い、図2の動作を終了する。
ステップS2からステップS3に進んだ場合、充放電制御部122は、電力系統から供給される電力を蓄電池110に充電させる充電制御を停止し、かつ、負荷に電力を供給するために蓄電池110の放電を許可する放電制御を停止する。
それからステップS4にて、電力系統遮断リレー124及び電池遮断リレー131が解列される。これにより、蓄電用パワーコンディショナ120は外部から切り離されて独立状態となるため、地震などによる振動や衝撃で、蓄電用パワーコンディショナユニット100が倒壊したり、その内部回路にて短絡が発生したりしても、発火や感電の発生を抑制することができる。
ステップS5にてステップS1と同様に、振動センサ123は、振動加速度Gを検出し、検出した振動加速度Gを充放電制御部122に出力する。
ステップS6にて、充放電制御部122は、ステップS5で検出された振動加速度Gと、予め定められた充放電許可加速度G0とを比較する。振動加速度Gが充放電許可加速度G0以下であった場合にはステップS7に進む。振動加速度Gが充放電許可加速度G0よりも大きかった場合にはステップS5に戻る。
ステップS7にて、系統電力センサ121aは、電力系統の系統電力を検出し、充放電制御部122は、系統電力センサ121aで検出された系統電力が正常か否かを判定する。例えば、充放電制御部122は、系統電力として検出された電力系統の電圧、電流、周波数などに基づいて、系統電力ひいては電力系統が正常か否かを確認する。系統電力(電力系統)が正常であると判定した場合にはステップS8に進み、系統電力(電力系統)が異常であると判定した場合にはステップS11に進む。
ステップS7にて系統電力が正常であると判定された場合、ステップS8にて災害モードが行われる。ここではステップS8にて、電力系統遮断リレー124及び電池遮断リレー131が並列される。その後、充放電制御部122は、ステップS3で行った充電制御の停止を解除し、当該充電制御の実施に移行する。これにより、電力系統からの系統電力が、分電盤200、電力線L2及び蓄電用パワーコンディショナ120を介して蓄電池110に充電される。
また、このステップS8にて、図3に示すように、モニター125aは、災害モードに遷移したこと及び振動センサ123で検出された作用に対応する震度を表示する。ただし、ステップS8にて充電制御に移行する際に蓄電池110がすでに満充電であった(最大まで充電されていた)場合、または、ステップS8で充電したことにより蓄電池110が満充電となった場合には、充放電制御部122は放電制御だけでなく充電制御も停止し、図4に示すように、モニター125aは、充電が完了したこと及び上述の震度を表示する。
ステップS9にて、充放電制御部122は、図4に示されるシステムコントローラ125が解除ボタン125bに対する操作を受け付けたか否かを判定する。受け付けたと判定した場合にはステップS10に進む、そうでない場合にはステップS9を再度行う。
ステップS10にて、充放電制御部122は、災害モードを解除して災害発生前と同様の充放電制御を行い、図2の動作を終了する。
ステップS7にて電力系統が異常であると判定された場合、ステップS11にて、電力系統遮断リレー124が解列されたまま、電池遮断リレー131が並列される。その後、充放電制御部122は、自立運転制御の実施に移行する。この自立運転制御では、充放電制御部122は、ステップS3で行った充電制御の代わりに、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの電力を蓄電池110に蓄電させる別の充電制御を行う。
なお、本実施の形態1に係る自立運転制御では、一般負荷210には電力が供給されずに重要負荷220に電力が供給される。例えば、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの出力電力が重要負荷220の総消費電力より大きい場合、当該出力電力が重要負荷220に供給され、その余剰電力が電力線L4及び蓄電用パワーコンディショナ120などを介して蓄電池110に充電される。また、太陽光発電用パワーコンディショナ350からの出力電力が重要負荷220の総消費電力より小さい場合、その不足電力が電力線L3及び蓄電用パワーコンディショナ120などを介して重要負荷220に供給される。その後、図2の動作を終了する。なおステップS11の自立運転制御は、電力系統が正常となった場合などに手動または自動で解除されてもよい。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る蓄電用パワーコンディショナ120によれば、例えば振動または衝撃を伴う災害が発生した後に、当該災害が治まり、かつ電力系統が正常であれば、ただちに充電制御に遷移することができる。したがって、上述の災害が発生した場合に、二次災害を防ぎつつなるべく素早く充電制御を行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、災害が発生したと判定された場合に、電力系統遮断リレー124及び電池遮断リレー131が解列される。これにより、災害による振動や衝撃で、蓄電用パワーコンディショナユニット100が故障しても、電力系統遮断リレー124及び電池遮断リレー131が解列されているので、発火や感電などの二次災害の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態1によれば、地震が発生したと判定された場合に、振動センサ123で検出された作用に対応する震度がモニター125aにて表示される。これにより、ユーザは地震の規模を素早く知ることができ、災害避難の判断を的確に行うことが可能になる。
また、本実施の形態1によれば、電力系統からの電力を蓄電池110に充電させる充電制御を行う代わりに、家庭用の発電モジュールからの電力を蓄電池110に充電させる別の充電制御を行うことが可能である。したがって、蓄電池110が蓄電される可能性を高めることができる。
なお、振動センサ123は、必ずしも蓄電用パワーコンディショナ120の内部に設置されている必要はない。例えば、充放電制御部122が振動センサ123の検出結果に基づいて災害が発生したと判定することができるのであれば、振動センサ123は、任意の場所に設置されてもよい。
また、本発明に係る充放電制御装置は、実施の形態1に係る装置以外にも、電力系統から蓄電池110に充電することができるすべてのシステムで実現することが可能であり、実施の形態1は本発明の範囲を限定するものではない。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
110 蓄電池、120 蓄電用パワーコンディショナ、121a 系統電力センサ、122 充放電制御部、123 振動センサ、124 電力系統遮断リレー、125a モニター、131 電池遮断リレー、210 一般負荷、220 重要負荷、300 太陽光発電モジュール。

Claims (6)

  1. 電力系統から供給される電力を蓄電池に充電させる充電制御と、負荷に電力を供給するために前記蓄電池の放電を許可する放電制御とを行う充放電制御装置であって、
    振動及び衝撃の少なくともいずれか1つの作用を検出する第1センサと、
    前記電力系統の系統電力を検出する第2センサと、
    前記第1センサの検出結果に基づいて災害が発生したと判定されると、前記充電制御及び前記放電制御を停止し、当該停止後に、前記第1センサの検出結果に基づいて前記災害が治まったと判定され、かつ、前記第2センサで検出された前記系統電力が正常である場合に、前記充電制御の停止を解除する制御部と
    を備える、充放電制御装置。
  2. 請求項1に記載の充放電制御装置であって、
    前記第1センサの検出結果に基づいて前記災害が発生したと判定されると、前記電力系統から前記充放電制御装置に電力を供給する電力線に設けられた第1リレーが解列されるとともに、前記蓄電池から前記充放電制御装置を介して前記負荷に電力を供給する電力線に設けられた第2リレーが解列される、充放電制御装置。
  3. 請求項2に記載の充放電制御装置であって、
    前記第1及び第2リレーが解列された後に、前記第1センサの検出結果に基づいて前記災害が治まったと判定され、かつ、前記第2センサで検出された前記系統電力が正常である場合に、前記第1及び第2リレーが並列される、充放電制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の充放電制御装置であって、
    前記災害は、充放電制御装置における地震を含み、
    前記第1センサの検出結果に基づいて地震が発生したと判定された場合に、前記第1センサで検出された前記作用に対応する震度を表示する表示部をさらに備える、充放電制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の充放電制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記充電制御及び前記放電制御を停止した後に、前記第1センサの検出結果に基づいて前記災害が治まったと判定され、かつ、前記第2センサで検出された前記系統電力が異常である場合に、前記充電制御を行う代わりに、自然エネルギーに基づいて電力を発電する家庭用の発電モジュールからの電力を前記蓄電池に充電させる別の充電制御を行う、充放電制御装置。
  6. 電力系統から供給される電力を蓄電池に充電させる充電制御と、負荷に電力を供給するために前記蓄電池の放電を許可する放電制御とを行う充放電制御方法であって、
    (a)振動及び衝撃の少なくともいずれか1つの作用の検出結果に基づいて災害が発生したと判定された場合に、前記充電制御及び前記放電制御を停止する工程と、
    (b)前記工程(a)後に、前記作用の検出結果に基づいて前記災害が治まったと判定された場合に、前記電力系統の系統電力を検出する工程と、
    (c)前記工程(b)で検出された前記系統電力が正常である場合に、前記充電制御の停止を解除する工程と
    を備える、充放電制御方法。
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