JP5631785B2 - 電源システム - Google Patents

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本発明は、電源システムにかかり、特に、太陽光発電装置や蓄電池等の系統電力以外の電源を備えて、災害発生時に自動復旧可能な電源システムに関する。
従来より、発電装置によって発電した電力を蓄電しておき、災害発生時に、蓄電池に蓄電された電力を非常用電源として利用することが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の技術では、電力引き込み線を各建物に引き込むための引込装置に、発電装置と、発電装置からの電力を蓄電する蓄電装置と、蓄電装置からの電力の変換等の制御を行う制御装置と、を備えることが提案されている。
特開2007−282456号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、災害発生時に蓄電池に充電した電力を供給するようにしているが、蓄電池の異常については考慮していないため改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、蓄電池の異常を考慮した電力供給を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、住宅で使用するための電力を蓄電する蓄電池と、前記蓄電池に蓄電された電力または該電力とは異なる他の電力に切り換えて住宅に電力を供給可能な分電盤と、情報センターから送信される災害情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって前記災害情報を受信した場合に、前記他の電力を住宅に供給するように前記分電盤を制御して前記蓄電池の充放電を遮断するように制御する制御手段と、前記蓄電池の異常を判断するための物理量を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記蓄電池の異常を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段が、前記蓄電池の充放電の遮断後かつ再開前に前記蓄電池に異常が発生しているか否かを判定する。
請求項1に記載の発明によれば、蓄電池には、住宅で使用するための電力が蓄電され、分電盤は、蓄電池に蓄電された電力または該電力とは異なる他の電力に切り換えて住宅に電力が供給可能とされている。
蓄電池に蓄電された電力とは異なる他の電力としては、例えば、請求項2に記載の発明のように、太陽光発電を含むグリーン電力、車両用蓄電池に蓄電された電力、及び電力会社から供給される系統電力の少なくとも1つの電力を適用することができる。
また、受信手段では、情報センターから送信される災害情報が受信される。例えば、情報センターが公的機関より取得した災害情報を送信し、受信手段が当該災害情報を受信する。
そして、制御手段では、受信手段によって災害情報を受信した場合に、他の電力を住宅に供給するように分電盤が制御されて蓄電池の充放電を遮断するように制御される。すなわち、災害が発生した場合には、蓄電池以外の他の電力に切り換えられて、蓄電池の充放電が遮断されるので、蓄電池の異常を考慮して電力供給を行うことができる。
また、蓄電池の異常を判断するための物理量を検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて前記蓄電池の異常を判定する判定手段と、を更に備えて、判定手段が、蓄電池の充放電の遮断後かつ再開前に前記蓄電池に異常が発生しているか否かを判定する。なお、請求項3に記載の発明のように、制御手段が、蓄電池の充放電の遮断後に判定手段によって蓄電池に異常が発生していないと判定された場合に、蓄電池の充放電を再開するように更に制御するようにしてもよいし、請求項4に記載の発明のように、検出手段の検出結果を情報センターへ送信する送信手段を更に備えて、情報センターが送信手段によって送信された検出手段の検出結果に基づいて蓄電池の異常を判定して判定結果を返信し、受信手段が情報センターから送信される判定結果を更に受信すると共に、制御手段が、蓄電池の充放電の遮断後に受信手段によって受信した判定結果が蓄電池に異常が発生していない場合に、蓄電池の充放電を再開するように更に制御するようにしてもよい。これによって、災害発生時に蓄電池の異常を検出すると共に、異常がない場合には蓄電池の使用を再開することが可能となる。なお、請求項5に記載の発明のように、制御手段は、蓄電池の遮断後に蓄電池に異常が発生していると判定された場合には、蓄電池の充放電を完全に遮断するようにしてもよい。
なお、検出手段が検出する蓄電池の異常を判断するための物理量としては、例えば、蓄電池の温度を検出するようにしてもよいし、蓄電池の電流値や電圧値を検出するようにしてもよいし、他の物理量を検出するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、災害情報を受信した場合に、蓄電池の電力とは異なる電力に切り換えて蓄電池の充放電を遮断することにより、蓄電池の異常を考慮した電力供給を行うことができる、という効果がある。
本発明の実施の形態に係わる電源システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる電源システムに含まれるHEMSの概略構成を示すブロック図である。 災害度合いに応じた電力の切換テーブルの一例を示す図である。 情報センターで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる電源システムのHEMSで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 情報センターで行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係わる電源システムのHEMSで行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる電源システムの概略構成を示すブロック図である。なお、図1中の実線は電力線を示し、点線は情報線を示すものとする。
本発明の実施の形態に係わる電源システム10は、太陽光発電装置12を備えて、太陽光によって発電された電力を住宅で使用可能とされている。
太陽光発電装置12には、パワーコントロールシステム(図示省略)を介して分電盤14に接続されており、太陽光発電装置12によって発電された直流電力がパワーコントロールシステムによって交流電力に変換されて分電盤14に供給されることにより、住宅に電力が供給される。
また、分電盤14には、グリーン電力(例えば、太陽光発電装置12以外の風力発電装置や水力発電装置など)16、電力会社から供給される系統電力18、及び系統電力18や太陽光発電を含むグリーン電力を蓄電する蓄電池24が接続されており、グリーン電力16、系統電力18や蓄電池24に蓄電された電力を住宅に供給することが可能とされている。なお、蓄電池24は、リチウムイオン電池、鉛電池、ナトリウム電池等の各種蓄電池を適用することができる。
また、分電盤14には、ハイブリッド自動車や電気自動車等に搭載された車両用蓄電池28を充電するための充電スタンド26が接続されており、分電盤14から充電スタンド26に電力を供給して車両用蓄電池28を充電することが可能とされている。また、本実施の形態では、非常の場合に、車両用蓄電池28から分電盤14に電力を供給することも可能とされている。
すなわち、本実施の形態では、太陽光発電装置12による発電電力、系統電力18、蓄電池24に蓄電された電力、及び車両用蓄電池28に蓄電された電力の何れかを分電盤14を介して住宅に供給することが可能とされている。なお、グリーン電力、車両用蓄電池に蓄電された電力、及び系統電力は少なくとも1つを供給可能なようにしてもよい。
また、分電盤14には、住宅に設けられた家電機器20や住設機器22等が接続されており、上記の何れかの電力が供給される。
さらに、分電盤14には、住宅内のエネルギーの管理や制御を行うHEMS(Home Energy Management System)30が接続されている。HEMS30は、分電盤14を制御することにより、太陽光発電装置12の発電電力、蓄電池24の電力、系統電力18、車両用蓄電池28の電力の何れかを住宅へ供給するために電力の切換制御等を行う。
また、HEMS30は、予め定めた情報センター32と通信可能とされており、情報センター32から災害情報を受信して、災害時に電力の切換制御を行う。電力の切換制御としては、蓄電池24から電力を供給している場合には、他の電力に切り換えて蓄電池24の充放電を遮断して、蓄電池24の異常を確認し、異常が確認されない場合には、蓄電池24の充放電を再開する。
情報センター32は、気象庁などの公的機関が発信する災害情報を取得して、災害に対応する地域のHEMS30に対して災害情報を送信する機能を備えている。また、情報センター32は、HEMS30で行われる電力の切換等の制御結果を取得して、電力の供給状態等をHEMS30の住人が所有する携帯端末34へ送信する機能も備えている。
図2は、本発明の実施の形態に係わる電源システム10に含まれるHEMS30の概略構成を示すブロック図である。
HEMS30は、コンピュータを含んで構成されており、図2に示すように、CPU36、ROM38、RAM40、及び入出力ポート42を備えて、これらがアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス44を介して互いに接続されている。
入出力ポート42には、各種入出力機器として、表示部46、操作部48、及びメモリ50が接続されている。なお、表示部46及び操作部48は一体で構成され、操作部48は、表示部46に設けられたタッチパネルを適用することができる。
メモリ50には、上述した住宅へ供給する電力の切換制御を行うプログラムや、家電機器20や住設機器22の制御を行うためのプログラム、これらのプログラムを実行するための各種情報が記憶されており、メモリ50に記憶されたプログラムをRAM40等に展開してCPU36が実行することにより、住宅へ供給する電力の切換制御や、その他の各種制御を行うようになっている。
さらに、入出力ポート42には、蓄電池24の異常を検出するための蓄電池監視センサ54、及び分電盤14が接続されている。
蓄電池監視センサ54は、例えば、蓄電池24のセル毎に設けた温度センサを適用することができ、HEMS30が温度センサによって検出された温度を取得して所定値以上の温度の場合には蓄電池24に異常が発生していると判断する。また、蓄電池監視センサ54の以外の例としては、電流センサや電圧センサ等を適用することも可能であり、検出した電流値や電圧値を元にHEMS30が蓄電池24の異常を判定するようにしてもよい。
分電盤14は、上述したように住宅に供給する電力を切り換える機能を備えており、HEMS30が分電盤14を制御することによって電力の切り換えが行われる。
また、入出力ポート42には、インターネット等のネットワーク52を介して情報センター32が接続され、ネットワーク52を介して情報センター32と情報の授受が可能とされている。本実施の形態では、HEMS30は、情報センター32から災害情報を受信して、電力の切換制御を行い、切換制御結果や蓄電池の異常等の情報を情報センター32へ送信するようになっている。そして、この情報を受けて、情報センター32では、上述したように、HEMS30の住人が所有する携帯端末に対して、HEMS30から取得した情報を送信する。これによって、住人は外出先からでも電力の切換状況や蓄電池24の異常等を知ることができる。
続いて、本発明の実施の形態に係わる電源システム10で行われる処理の概略について説明する。
情報センター32では、気象庁などの公的機関が発信する災害情報を受信して、災害情報を受信すると予め契約されたHEMS30のうち災害の地域に対応するHEMS30に対して災害情報を送信する。例えば、情報センター32は、契約者の地域を予め登録しておき、災害情報の地域に対応する契約者を検索することにより、災害の地域に対応するHEMS30を特定して災害情報を送信する。
各住戸のHEMS30では、情報センター32から災害情報を受信すると、災害度合いを判断して電力の切り換えを行う。例えば、HEMS30には、図3(A)に示すような電力切り換えるためのテーブルが予め記憶されており、災害の度合いに応じて電力の切換制御を行う。例えば、図3(A)の例では、災害度合いを軽度と重度に予め分けて、災害度合いが軽度の場合には、一般地域のHEMS30では系統電力18を供給し、離島では系統電力18が弱いためグリーン電力16又は車両用蓄電池28の電力を供給するように、HEMS30が電力の切り換えを制御し、災害度合いが重度の場合には、一般地域及び離島共に、グリーン電力又は車両用蓄電池28の電力を供給するように、HEMS30が電力の切り換えを制御する。
なお、図3(A)では、災害度合いが軽度と重度の場合を示すが、図3(B)のように、災害度合いを軽度、中度、重度の3段階に分けて、災害度合い毎に切り換える電力を予め定めてHEMS30が電力の切り換えを制御するようにしてもよい。また、災害度合いとしては、例えば、災害が地震の場合には、震度を適用することができ、震度毎に電力の供給源を予め定めて、HEMS30が電力の切り換えを制御するようにしてもよい。また、災害としては、地震に限るものではなく、雷や水害等の他の災害を適用するようにしてもよい。
本実施の形態では、災害が発生した場合には、HEMS30は、上記のように電力の切り換えを行って、蓄電池24の充放電を遮断することにより、住宅への電力供給断を防止して、蓄電池の異常使用を防止するようにしている。
そして、蓄電池監視センサ54によって蓄電池24の状態を検出して、HEMS30が蓄電池監視センサ54の検出結果を取得し、取得した蓄電池監視センサ54の検出結果に基づいて、蓄電池24の異常を判定する。そして、蓄電池24に異常が発生している場合には、蓄電池24の充放電を完全に遮断し、異常が発生していない場合には、蓄電池24の充放電を再開して、災害発生前の電力を切り換える前の状態に復元するように制御する。
次に、本発明の実施の形態に係わる電源システム10の情報センター32及びHEMS30で行われる具体的な処理例について説明する。
まず、情報センター32で行われる具体的な処理の流れの一例について説明する。図4は、情報センター32で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、災害が発生したか否かが判定される。該判定は、例えば、気象庁等の公的機関から発信される災害情報を受信したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ102へ移行する。なお、待機中に他の処理を行う指示等がなされた場合には、指示された処理を開始するものとする。
ステップ102では、災害に対応する地域のHEMS30に対して災害情報が送信されてステップ104へ移行する。すなわち、地域毎に契約者のアドレス情報を予め記憶しておき、災害が発生した場合には、対応する地域のアドレス情報を読み出して、読み出したアドレス情報に基づいて、HEMS30に対して災害情報を送信する。
ステップ104では、電力切換状況等の情報を受信したか否かが判定される。該判定は、後述するHEMS30で行われる処理によってHEMS30から送信される電力の切換状況や蓄電池の異常情報等を受信したか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。なお、本実施の形態では、電力切換状況等の情報を所定時間経過しても受信しない場合に判定が否定される。
ステップ106では、電力切換情報を受信したHEMS30に対応する契約者が所有する携帯端末34に対してHEMS30から受信した情報を送信する。これによって、住人が外出している場合にも電力の切換状況や蓄電池24の異常等を知ることができる。
一方、ステップ108では、HEMS30から返信がないので、状況が不明である旨を対応する契約者が所有する携帯端末34に対して送信する。
次に、HEMS30で行われる具体的な処理の流れの一例について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係わる電源システム10のHEMS30で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、情報センター32から災害情報を受信したか否かが判定される。すなわち、上述のステップ102によって情報センター32が災害情報を送信したHEMS30では、当該判定が肯定され、それ以外のHEMS30では判定が否定され、判定が肯定されるまで待機してステップ202へ移行する。なお、待機中に操作部48等が操作されて他の処理を行う指示が行われた場合には他の処理を行う。
ステップ202では、災害度合いに応じた電力源が決定されてステップ204へ移行する。すなわち、受信した災害情報から災害度合いを判断して、判断した災害度合いに応じて予め定めた電力源を決定する。例えば、図3(A)、(B)に示す災害度合いに応じた電力の切換テーブルに基づいて切り換える電力を決定する。
ステップ204では、決定した電力源に電力が切り換えられてステップ206へ移行する。すなわち、HEMS30が分電盤14を制御して電力の供給元を決定した電力に切り換える。例えば、蓄電池から電力を供給している場合に、軽度の災害が発生し、図3(A)の一般地域を適用した場合には、系統電力18に電力が切り換えられる。
ステップ206では、蓄電池24への充電及び蓄電池24からの電力供給が共に遮断されてステップ208へ移行する。
ステップ208では、蓄電池24の異常が検出されてステップ210へ移行する。例えば、蓄電池監視センサ54が蓄電池24の各セルの温度を検出する場合には、温度の検出結果が所定値(予め定めた異常と考えられる温度)以上か否かを判定することで蓄電池24の異常を検出することができる。
ステップ210では、蓄電池24に異常が発生しているか否かが判定され、該判定が否定された場合にはステップ212へ移行し、肯定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ212では、蓄電池24に異常が検出されないので、蓄電池24への充放電が再開されてステップ216へ移行する。すなわち、電力の切換前に蓄電池24から住宅へ電力を供給していた場合には、蓄電池24からの電力供給に切り換え、電力切換前に蓄電池24を充電していた場合には、蓄電池24の充電を再開する。
一方、ステップ214では、蓄電池24に異常が検出されたので、蓄電池24の充放電が完全に遮断されてステップ216へ移行する。なお、このとき、表示部46に蓄電池24異常である旨を表示するようにしてもよいし、警告音を発生するようにしてもよい。
ステップ216では、電力切換及び蓄電池状況を含む情報が情報センター32に送信されて一連の処理を終了する。これによって情報センター32では、上述のステップ104の判定が肯定され、住人が所有する携帯端末34に対して、電力の切換状況や蓄電池24の異常などの情報の送信が行われる。
以上のように情報センター32及びHEMS30で処理を行うことによって、災害発生時には、蓄電池24以外の他の電力に切り換えて、蓄電池24の充放電を遮断することができ、これによって蓄電池の異常による弊害を防止することができる。
また、蓄電池24の充放電が遮断されると、蓄電池24の異常の判定が行われて、異常がない場合には復帰し、異常の場合には、完全に遮断することにより、蓄電池24の異常を考慮した電力供給を確実に行うことができる。
続いて、本発明の実施の形態に係わる電源システムの情報センター32及びHEMS30で行われる具体的な処理の変形例について説明する。上記の実施の形態では、蓄電池24の異常判定をHEMS30側で行うようにしたが、変形例では、情報センター32側で蓄電池24の異常判定を行うものである。
図6は、情報センター32で行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。なお、上記の実施の形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
ステップ100では、災害が発生したか否かが判定される。該判定は、例えば、気象庁等の公的機関から発信される災害情報を受信したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ102へ移行する。なお、待機中に他の処理を行う指示等がなされた場合には、指示された処理を開始するものとする。
ステップ102では、災害に対応する地域のHEMS30に対して災害情報が送信されてステップ103へ移行する。すなわち、地域毎に契約者のアドレス情報を記憶しておき、災害が発生した場合には、対応する地域のアドレス情報を読み出して、読み出したアドレス情報に基づいて、HEMS30に対して災害情報を送信する。
ステップ103では、HEMS30から情報を受信したか否かが判定される。該判定は、後述するHEMS30の処理によって送信される蓄電池監視センサ54の検出結果及び電力切換結果を受信したか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ105へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。なお、本実施の形態では、HEMS30から情報を所定時間経過しても受信しない場合に判定が否定される。
ステップ105では、蓄電池監視センサ54の検出結果に基づいて蓄電池24の異常が検出されてステップ107へ移行する。例えば、蓄電池監視センサ54が蓄電池24の各セルの温度を検出する場合には、温度の検出結果が所定値(予め定めた異常と考えられる温度)以上か否かを判定する。
ステップ107では、蓄電池24の異常判定結果が対応するHEMS30へ送信されてステップ109へ移行する。すなわち、本実施の形態では、情報センター32で蓄電池24の異常を判定して、電池監視センサ54の検出結果を送信したHEMS30に対して蓄電池24の異常判定結果を送信する。
ステップ109では、蓄電池24の異常判定結果及び電力切換情報が対応する携帯端末34へ送信されて一連の処理を終了する。これによって、住人が外出している場合にも電力の切換状況や蓄電池24の異常等を知ることができる。
一方、ステップ108では、HEMS30から返信がないので、状況が不明である旨を対応する契約者が所有する携帯端末34に対して送信する。
続いて、HEMS30で行われる具体的な処理の変形例について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係わる電源システム10のHEMS30で行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。なお、上記の実施の形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
ステップ200では、情報センター32から災害情報を受信したか否かが判定される。すなわち、上述のステップ102によって情報センター32が災害情報を送信したHEMS30では、当該判定が肯定され、それ以外のHEMS30では判定が否定され、判定が肯定されるまで待機してステップ202へ移行する。なお、待機中に操作部48等が操作されて他の処理を行う指示が行われた場合には他の処理を行う。
ステップ202では、災害度合いに応じた電力源が決定されてステップ204へ移行する。すなわち、受信した災害情報から災害度合いを判断して、判断した災害度合いに応じて予め定めた電力源を決定する。例えば、図3(A)、(B)に示す災害度合いに応じた電力の切換テーブルに基づいて切り換える電力を決定する。
ステップ204では、決定した電力源に電力が切り換えられてステップ206へ移行する。すなわち、HEMS30が分電盤14を制御して電力の供給元を決定した電力に切り換える。例えば、蓄電池から電力を供給している場合に、軽度の災害が発生し、図3(A)の一般地域を適用した場合には、系統電力18に電力が切り換えられる。
ステップ206では、蓄電池24への充電及び蓄電池24からの電力供給が共に遮断されてステップ207へ移行する。
ステップ207では、蓄電池監視センサ54の検出結果及び電力切換結果が情報センター32へ送信されてステップ209へ移行する。これによって、上述のステップ103の判定が肯定される。
ステップ209では、情報センター32から返信があるか否かが判定される。該判定は、上述のステップ107によって送信される蓄電池の異常判定結果を受信したか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ210へ移行する。
ステップ210では、蓄電池24に異常が発生しているか否かが判定され、該判定が否定された場合にはステップ212へ移行し、肯定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ212では、蓄電池24に異常が検出されないので、蓄電池24への充放電が再開されて一連の処理を終了する。すなわち、電力の切換前に蓄電池24から住宅へ電力を供給していた場合には、蓄電池24からの電力供給に切り換え、電力切換前に蓄電池24を充電していた場合には、蓄電池24の充電を再開する。
一方、ステップ214では、蓄電池24に異常が検出されたので、蓄電池24の充放電が完全に遮断されて一連の処理を終了する。なお、このとき、表示部46に蓄電池24異常である旨を表示するようにしてもよいし、警告音を発生するようにしてもよい。
このように情報センター32及びHEMS30の処理を行うことで、上記の実施の形態では、蓄電池24の異常判定をHEMS30行っていたが、HEMS30ではなくて情報センター32で行うことが可能となる。
なお、上記の実施の形態及び変形例において、予め定めた情報センター32が、公的機関から災害情報を受信して災害の地域に対応するHEMS30へ災害情報を送信するようにしたが、公的機関自体を情報センター32として、公的機関(情報センター32)がインターネット等を介して災害情報をHEMS30に直接送信するようにしてもよい。この場合には、HEMS30側で災害に対応する地域であるか否か等の判断を行うことにより、上記の実施の形態や変形例と同様に制御することができる。
10 電源システム
12 太陽光発電装置
14 分電盤
16 グリーン電力
18 系統電力
24 蓄電池
26 充電スタンド
28 車両用蓄電池
30 HEMS
32 情報センター
54 蓄電池監視センサ

Claims (5)

  1. 住宅で使用するための電力を蓄電する蓄電池と、
    前記蓄電池に蓄電された電力または該電力とは異なる他の電力に切り換えて住宅に電力を供給可能な分電盤と、
    情報センターから送信される災害情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記災害情報を受信した場合に、前記他の電力を住宅に供給するように前記分電盤を制御して前記蓄電池の充放電を遮断するように制御する制御手段と、
    前記蓄電池の異常を判断するための物理量を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記蓄電池の異常を判定する判定手段と、
    を備え、
    前記判定手段が、前記蓄電池の充放電の遮断後かつ再開前に前記蓄電池に異常が発生しているか否かを判定する電源システム。
  2. 前記他の電力は、太陽光発電を含むグリーン電力、車両用蓄電池に蓄電された電力、及び電力会社から供給される系統電力の少なくとも1つの電力からなる請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記制御手段が、前記蓄電池の充放電の遮断後に前記判定手段によって前記蓄電池に異常が発生していないと判定された場合に、前記蓄電池の充放電を再開するように更に制御する請求項1又は請求項2に記載の電源システム。
  4. 前記検出手段の検出結果を情報センターへ送信する送信手段を更に備え、
    前記情報センターが前記送信手段によって送信された前記検出手段の検出結果に基づいて前記蓄電池の異常を判定して判定結果を返信し、
    前記受信手段が前記情報センターから送信される前記判定結果を更に受信すると共に、前記制御手段が、前記蓄電池の充放電の遮断後に前記受信手段によって受信した前記判定結果が前記蓄電池に異常が発生していない場合に、前記蓄電池の充放電を再開するように更に制御する請求項1又は請求項2に記載の電源システム。
  5. 前記制御手段は、前記蓄電池の充放電の遮断後に前記蓄電池に異常が発生していると判定された場合には、前記蓄電池の充放電を完全に遮断する請求項1〜4の何れか1項に記載の電源システム。
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