JP2015186347A - 監視装置、監視方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】需要家施設の機能の維持を支援する。【解決手段】監視装置は、商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置であって、前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得部と、前記負荷装置への給電状態を判定する判定部と、前記判定部が前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定した場合、前記取得部が取得した運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出部と、前記算出部が算出した時間長を出力する出力部と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、監視装置、監視方法、およびプログラムに関する。
通信局などのように重要な機能を備える需要家施設には、商用電力系統からの電力供給が途絶えた場合においても機能を維持することを目的の1つとして、発電装置や蓄電装置などの電源装置が設置されている。以下では、商用電力系統からの電力供給が途絶えることを配電停電と称する。発電装置は、需要家施設に設けられた油槽タンク内に蓄えられた燃料を消費して運転する。蓄電装置は、自装置が備える蓄電池に蓄えた電力を放電する。このような発電装置と蓄電装置とを設ける形態は、需要家施設の構成に応じて様々な形態がある。
また、発電装置の状態を確認するためのシステムなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、発電装置の状態を確認するためのシステムなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、配電停電時において、各需要家施設に設けられた電源装置が需要家施設の電源を維持可能な時間は、少なくとも発電装置と蓄電池とが給電可能な時間長に依存する。また、これら電源装置が給電可能な時間長は、電力を受容する負荷装置による需要電力によって変化する。
大規模な災害が発生した場合などに、多くの需要家施設において一斉に配電停電が発生することがある。このとき、需要家施設の機能を維持するために、発電装置の燃料を供給するなどの停電対応を行うことが考えられるが、発電装置の状態に基づいて対応しているだけでは、需要家施設の機能を維持することができない場合があった。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、需要家施設の機能の維持を支援する監視装置、監視方法、およびプログラムを提供するものである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置であって、前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得部と、前記負荷装置への給電状態を判定する判定部と、前記判定部が前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定した場合、前記取得部が取得した運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出部と、前記算出部が算出した時間長を出力する出力部と、を備えることを特徴とする監視装置である。
また、本発明の一態様は、上記の監視装置において、前記取得部は、前記運転情報として、前記発電装置が運転しているか否かと前記蓄電装置が放電しているか否かとのうちの少なくとも1つの情報を取得し、前記判定部は、前記取得部が取得する前記運転情報に基づいて前記需要家施設の給電状態を判定する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の監視装置において、前記算出部は、過去に取得された運転情報に基づいて前記電源装置による現在または未来の運転状態を推定し、推定した運転状態に基づいて前記時間長を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の監視装置において、前記算出部は、前記時間長を需要家施設毎に算出し、前記出力部は、前記需要家施設の重要度と前記算出部が算出した時間長とを需要家施設毎に対応付けて出力する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様は、商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置における監視方法であって、前記監視装置が、前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得過程と、前記監視装置が、前記負荷装置への給電状態を判定する判定過程と、前記監視装置が、前記判定過程において前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定された場合、前記取得過程において取得した運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出過程と、前記監視装置が、前記算出過程において算出した時間長を出力する出力過程と、を含むことを特徴とする監視方法である。
また、本発明の一態様は、商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置のコンピュータに、前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得手順、前記負荷装置への給電状態を判定する判定手順、前記判定手順において前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定された場合、前記取得手順において取得された運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出手順、前記算出手順において算出された時間長を出力する出力手順、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、需要家施設の機能の維持を支援することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[監視システムの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る監視システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
監視システムS1は、複数の需要家施設に設置された電源装置の状態を監視するためのコンピュータシステムである。また、監視システムS1は、電力システム1、1−1、…と、情報管理装置2と、監視装置3と、端末装置4と、を備える。監視システムS1において、制御装置11と、情報管理装置2と、監視装置3と、端末装置4とは、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
[監視システムの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る監視システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
監視システムS1は、複数の需要家施設に設置された電源装置の状態を監視するためのコンピュータシステムである。また、監視システムS1は、電力システム1、1−1、…と、情報管理装置2と、監視装置3と、端末装置4と、を備える。監視システムS1において、制御装置11と、情報管理装置2と、監視装置3と、端末装置4とは、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
本実施形態において、需要家施設は、商用電力系統から電力を受容する電力システムが設けられている施設であり、例えば、通信局のビルである。以下では、一例として、電力システム1、1−1…がビル毎に設けられている例について説明するが、電力システム1、1−1…は、複数のビルに設けられた装置群から構成されるものであってもよい。電力システム1、1−1…は、制御装置11と、少なくとも1つの電源装置121、122、…と、少なくとも1つの負荷装置131、132、…とを備える。制御装置11は、電源装置121、122、…と通信可能に接続されている。
電源装置121、122、…は、それぞれ、配電停電時においてビルに設けられた負荷装置に給電を行う装置であり、例えば、発電装置や蓄電装置などある。
負荷装置131、132、…は、それぞれ、電力を受容し、消費する装置であり、例えば、通信機器、サーバ装置、および空調装置などである。
負荷装置131、132、…は、それぞれ、電力を受容し、消費する装置であり、例えば、通信機器、サーバ装置、および空調装置などである。
制御装置11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を備える。制御装置11は、ビルに設置された機器から受信した運転情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置2に送信する。運転情報とは、電力システム1の状態を示す情報であり、計測情報と警報情報とがある。計測情報とは、例えば、電源装置の運転状態についての計測値と計測した時刻とを対応付けた情報である。警報情報とは、例えば、電力システム1において発生した異常の内容と異常を検知した時刻とを対応付けた情報である。
情報管理装置2は、制御装置11から取得する運転情報を蓄積し、管理するサーバ装置である。また、情報管理装置2は、監視装置3から取得する参照要求に応じて、自装置が管理する運転情報を監視装置3に送信する。
監視装置3は、情報管理装置2が記憶する情報に基づいて、電力システム1、1−1、…の状態を示す表示情報を生成する装置である。監視装置3は、生成した表示情報を端末装置4に送信する。
監視装置3は、情報管理装置2が記憶する情報に基づいて、電力システム1、1−1、…の状態を示す表示情報を生成する装置である。監視装置3は、生成した表示情報を端末装置4に送信する。
端末装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット、スマートフォン、PHS端末装置、またはPDA(Personal Digital Assistant)などのコンピュータ装置である。また、端末装置4は、CPU、記憶装置、および液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどの表示装置を備える。端末装置4は、監視装置3から取得した表示情報に基づいて、ビルの電源の状態を表示するための画像データを生成し、例えば、自装置が備える表示装置に表示させる。また、端末装置4は、マウス、キーボード、またはタッチパネルなどの入力装置を備え、利用者からの入力を受け付ける。端末装置4が受け付ける入力は、例えば、表示装置に表示させる情報を指定するものであり、当該指定内容は、端末装置4から監視装置3に送信される表示要求に含まれる。
ネットワークNWは、WAN(Wide Area Network)およびLAN(Local Area Network)などによって構成される情報通信ネットワークである。WANは、例えば、携帯電話網、PHS(Personal Handy−phone System)網、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)、専用通信回線網、およびVPN(Virtual Private Network)などによって構成される。
[電力システムの構成]
図2は、電力システム1の概略構成の一例を示すブロック図である。
電力システム1は、制御装置11と、遮断器101と、変圧器102と、切替部104と、変換装置(AC/DC)105、変換装置(CVCF、Constant−Voltage Constant−Frequency)106と、発電装置121と、蓄電装置122、123と、負荷装置131、132、133と、を備える。
図2は、電力システム1の概略構成の一例を示すブロック図である。
電力システム1は、制御装置11と、遮断器101と、変圧器102と、切替部104と、変換装置(AC/DC)105、変換装置(CVCF、Constant−Voltage Constant−Frequency)106と、発電装置121と、蓄電装置122、123と、負荷装置131、132、133と、を備える。
電力システム1において配電停電が検知された場合、発電装置121が運転を開始するとともに、蓄電装置122が直流負荷装置132に、蓄電装置123が交流負荷装置133に、それぞれ電力を供給する。その後、発電装置121が電力を供給可能になると、蓄電装置122、123は電力の供給を停止し、発電装置121が直流負荷装置132および交流負荷装置133に電力を供給する。そして、発電装置121が燃料の枯渇や故障により運転を停止した場合は、再び蓄電装置122、123各々が直流負荷装置132、交流負荷装置133各々に電力を供給する。
制御装置11は、電力システム1の全体の動作を統括して制御する。また、制御装置11は、電力システム1の各部に接続され(不図示)、各部と通信を行う。制御装置11は、電力システム1の各部に設置された図示しない電流や電圧の検知部が検知した電流や電圧の検知信号に応じて、切替部104、変換装置105、106、発電装置121、および変換装置105、106の動作を制御する。また、制御装置11は、継電器103、切替部104、変換装置105、106、発電装置121、および蓄電装置122、123から運転情報を収集し、収集した運転情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置2に送信する。
変圧器102は、商用電力系統10から供給される高圧交流電圧(例えば、3相AC6600V)を所定の低圧交流電圧(例えば、3相AC400V)に降圧し、この低圧交流電圧を、給電経路141を介して、切替部104と負荷装置131とに供給する。
継電器103は、商用電力系統10からの電力供給を監視し、配電停電が発生した場合に、接点の切り替えを指示する開閉信号を切替部104に送信し、配電停電の発生を示す警報情報を制御装置11に送信する。
継電器103は、商用電力系統10からの電力供給を監視し、配電停電が発生した場合に、接点の切り替えを指示する開閉信号を切替部104に送信し、配電停電の発生を示す警報情報を制御装置11に送信する。
切替部104は、1c接点で構成される。切替部104において、共通接点cと接点aとは、メーク接点を構成し、共通接点cと接点bとは、ブレーク接点を構成する。この切替部104における接点の開閉動作は継電器103から出力される開閉信号(不図示)により制御され、共通接点cと接点aが導通する状態(共通接点cと接点bは非導通)と、共通接点cと接点bが導通する状態(共通接点cと接点aは非導通)との何れかの状態が選択される。接点aには、給電経路141を介して変圧器102が接続されている。接点bには、給電経路142を介して発電装置121が接続されている。共通接点cには、給電経路143を介して変換装置105、106などが接続されている。
切替部104において、接点aと共通接点cとが導通する状態である場合、商用電力系統10により供給された電力が給電経路143に供給される。また、切替部104において、接点bと共通接点cとが導通する状態である場合、発電装置121により発電された電力が給電経路143に供給される。なお、切替部104では、機械式接点を用いたスイッチの例を示しているが、実際には、切替部104は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチング素子を用いた半導体スイッチで構成されている。
発電装置121は、例えば、燃料式の発電装置であり、エンジン1211と、油槽タンク1212と、ジェネレータ1213と、を備える。エンジン1211は、油槽タンク1212に蓄えられている燃料を消費して動力を生成する。ジェネレータ1213は、エンジン1211が生成した動力により駆動し、発電を行う。発電装置121は、例えば、配電停電の発生時に、制御装置11からの運転命令に応じてエンジン1211の運転を開始し、ジェネレータ1213が発電した所定の交流電力を供給する。発電装置121は、自装置の出力電流値、油槽タンク1212の燃料残量、冷却水の残量、および潤滑油の残量などの計測情報を制御装置11に定期的に送信する。
変換装置105は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータであり、給電経路143を介して入力される低圧交流電圧を所定の電圧の直流電圧に変換する。変換装置105は、変換後の直流電力を直流負荷装置132に出力する。また、変換装置105は、蓄電装置122と接続されており、給電経路143を介して入力される低圧交流電圧のうちの余剰分を蓄電装置122に蓄電する。給電経路143を介した低圧交流電圧の入力がない場合、変換装置105は、蓄電装置122から負荷装置132に電力を供給する。
変換装置106は、交流電力と交流電力との間で電力変換を行うCVCF装置であり、給電経路143を介して入力される低圧交流電圧を所定の電圧の交流電圧に変換する。変換装置106は、変換後の交流電力を交流負荷装置133に出力する。また、変換装置106は、蓄電装置123と接続されており、給電経路143を介して入力される低圧交流電圧のうちの余剰分を蓄電装置123に蓄電する。給電経路143を介した低圧交流電圧の入力がない場合、変換装置106は、蓄電装置123から負荷装置133に電力を供給する。
蓄電装置122、123は、例えば、リチウムイオン電池、鉛電池、ニッケル水素電池等の2次電池を備える。蓄電装置122、123が備える蓄電池は、それぞれ、変換装置105、106から出力される直流電流により充電される。商用電力系統10と発電装置121とのいずれからも交流電圧が供給されない場合、蓄電装置122、123は、それぞれ、蓄えた電力により負荷装置132、133に電力を供給する。蓄電装置122は、自装置が備える蓄電池の充電率(SOC、State Of Charge)、蓄電池から放電される電流の値である放電電流値、蓄電池の温度などの計測情報を制御装置11に定期的に送信する。
交流負荷装置131、直流負荷装置132、および交流負荷装置133は、電力の供給を受け、消費する。図2に示す例において、交流負荷装置131は、商用電力系統10のみから電力を受容し、商用電力系統10からの電力の供給が停止したときは、電力を受容することができない。また、直流負荷装置132は、商用電力系統10、発電装置121、および蓄電装置122から電力を受容し、配電停電の発生時には、発電装置121および蓄電装置122から電力を受容することができる。また、交流負荷装置133は、商用電力系統10、発電装置121、および蓄電装置123から電力を受容し、配電停電の発生時には、発電装置121および蓄電装置123から電力を受容することができる。
なお、電力システム1、1−1、…において、装置の接続態様は図2を用いて説明したものに限られない。以下では、電力システム1、1−1、…が備える発電装置や蓄電装置などの電源装置や負荷装置について、特定の装置を示す場合を除き、符号を省略して説明する。
[情報管理装置の構成]
図3は、情報管理装置2の概略構成の一例を示すブロック図である。
情報管理装置2は、記憶部21と、通信部22と、登録部23と、参照要求処理部24と、を備える。また、情報管理装置2は、CPUや記憶装置を備える。
記憶部21は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などを備え、ファームウェアやアプリケーションプログラムなど、情報管理装置2が備えるCPUが実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。登録部23および参照要求処理部24は、例えば、情報管理装置2の備えるCPUが記憶部21に記憶されているプログラムを実行することによって機能する。また、記憶部21は、ビル情報記憶部211と、運転情報記憶部212と、を備える。
図3は、情報管理装置2の概略構成の一例を示すブロック図である。
情報管理装置2は、記憶部21と、通信部22と、登録部23と、参照要求処理部24と、を備える。また、情報管理装置2は、CPUや記憶装置を備える。
記憶部21は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などを備え、ファームウェアやアプリケーションプログラムなど、情報管理装置2が備えるCPUが実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。登録部23および参照要求処理部24は、例えば、情報管理装置2の備えるCPUが記憶部21に記憶されているプログラムを実行することによって機能する。また、記憶部21は、ビル情報記憶部211と、運転情報記憶部212と、を備える。
ビル情報記憶部211は、ビル情報を記憶する。ビル情報は、ビルの識別情報、ビルの重要度、ビルの契約電力情報、ビルに設けられた装置の接続態様情報、およびビルに設けられた装置の装置情報などを含む。ビルの識別情報は、ビルを識別する情報であり、例えば、ビルの存在する場所やビルの名称などを示す情報である。ビルの重要度は、ビルの重要性を示す情報である。ビルの契約電力情報は、電力会社との契約によりビルにおいて使用可能な電力を示す情報である。
ビルに設けられた装置の接続態様情報は、ビルに設けられた電源装置と負荷装置との接続態様を示す情報である。接続態様情報は、例えば、配電停電の発生時において、負荷装置と当該負荷装置に給電する電源装置との関係を示す情報である。ビルに設けられた装置の装置情報は、ビルに設けられた電源装置と負荷装置との情報を示す情報である。また、装置情報は、例えば、電源装置の種別または負荷装置の種別と当該負荷装置の重要度とを示す。
運転情報記憶部212は、制御装置11から監視装置3に送信された運転情報を記憶する。
運転情報記憶部212は、制御装置11から監視装置3に送信された運転情報を記憶する。
通信部22は、通信用インターフェイスを備え、制御装置11および監視装置3と通信する。
登録部23は、通信部22を介して制御装置11から取得した運転情報を運転情報記憶部212に記憶させる。
参照要求処理部24は、通信部22を介して、監視装置3から参照要求を取得すると、取得した参照要求に基づいて、ビル情報記憶部211と運転情報記憶部212とから、それぞれ、ビル情報と運転情報とを読み出す。参照要求処理部24は、読み出したビル情報と運転情報とを、通信部22を介して、参照要求の送信元の監視装置3に送信する。
登録部23は、通信部22を介して制御装置11から取得した運転情報を運転情報記憶部212に記憶させる。
参照要求処理部24は、通信部22を介して、監視装置3から参照要求を取得すると、取得した参照要求に基づいて、ビル情報記憶部211と運転情報記憶部212とから、それぞれ、ビル情報と運転情報とを読み出す。参照要求処理部24は、読み出したビル情報と運転情報とを、通信部22を介して、参照要求の送信元の監視装置3に送信する。
[監視装置の構成]
図4は、監視装置3の概略構成の一例を示すブロック図である。
監視装置3は、記憶部31と、通信部32と、取得部33と、演算部34と、送信部35と、を備える。また、監視装置3は、CPUや記憶装置を備える。
記憶部31は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAMなどを備え、ファームウェアやアプリケーションプログラムなど、監視装置3が備えるCPUが実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。また、記憶部31は、後述する判定部341による給電状態の判定のための判定規則を記憶する。取得部33、演算部34、および送信部35は、例えば、監視装置3の備えるCPUが記憶部31に記憶されているプログラムを実行することによって機能する。
通信部32は、通信用インターフェイスを備え、情報管理装置2および端末装置4と通信する。
図4は、監視装置3の概略構成の一例を示すブロック図である。
監視装置3は、記憶部31と、通信部32と、取得部33と、演算部34と、送信部35と、を備える。また、監視装置3は、CPUや記憶装置を備える。
記憶部31は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAMなどを備え、ファームウェアやアプリケーションプログラムなど、監視装置3が備えるCPUが実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。また、記憶部31は、後述する判定部341による給電状態の判定のための判定規則を記憶する。取得部33、演算部34、および送信部35は、例えば、監視装置3の備えるCPUが記憶部31に記憶されているプログラムを実行することによって機能する。
通信部32は、通信用インターフェイスを備え、情報管理装置2および端末装置4と通信する。
取得部33は、通信部32を介して、端末装置4から表示要求を取得する。表示要求は、例えば、ビルの存在する地域、ビルの名称、ビルの給電状態など、端末装置4に表示させる情報を特定するための情報を含む。送信部35は、表示要求を取得すると、取得した表示要求が含む情報に基づいて、表示情報の生成に必要なビル情報と運転情報との参照要求を情報管理装置2に送信する。取得部33は、当該参照要求に応じて情報管理装置2から送信されたビル情報と運転情報とを演算部34に出力する。
演算部34は、判定部341と、算出部342と、を備える。
判定部341は、取得部33から取得したビル情報と運転情報とに基づいてビルの給電状態を判定し、判定結果を送信部35に出力する。ここで、ビルの給電状態とは、ビルに設けられた負荷装置への給電状態のことである。ビルの給電状態には、後述するように、例えば、発電装置給電、蓄電装置給電、停電、商用給電、および蓄電装置給電(部分給電)がある。
判定部341は、取得部33から取得したビル情報と運転情報とに基づいてビルの給電状態を判定し、判定結果を送信部35に出力する。ここで、ビルの給電状態とは、ビルに設けられた負荷装置への給電状態のことである。ビルの給電状態には、後述するように、例えば、発電装置給電、蓄電装置給電、停電、商用給電、および蓄電装置給電(部分給電)がある。
図5は、給電状態の判定規則の一例を示す表である。
この表に示す例において、行L1から行L4は、判定基準を示す。また、行L5は、判定結果を示す。行L1に示す判定基準は、「制御装置と通信可能である」か否かである。行L2に示す判定基準は、「配電停電の発生が検知されている」か否かであり、例えば、継電器において配電停電の発生が検知されたか否かに基づいて判定される。行L3に示す判定基準は、「発電装置が運転している」か否かであり、例えば、発電装置の出力電流値が検出されているか否かに基づいて判定される。行L4に示す判定基準は、「蓄電装置が放電している」か否かであり、例えば、蓄電装置の放電電流値が所定値より大きいか否かに基づいて判定される。
この表に示す例において、行L1から行L4は、判定基準を示す。また、行L5は、判定結果を示す。行L1に示す判定基準は、「制御装置と通信可能である」か否かである。行L2に示す判定基準は、「配電停電の発生が検知されている」か否かであり、例えば、継電器において配電停電の発生が検知されたか否かに基づいて判定される。行L3に示す判定基準は、「発電装置が運転している」か否かであり、例えば、発電装置の出力電流値が検出されているか否かに基づいて判定される。行L4に示す判定基準は、「蓄電装置が放電している」か否かであり、例えば、蓄電装置の放電電流値が所定値より大きいか否かに基づいて判定される。
例えば、制御装置11と通信できない場合(行L1;NO)、情報管理装置2は、ビルから運転情報を取得することができないため、ビルの給電状態を確認することができない。従って、この場合、判定部341は、「通信異常」が発生しているため、ビルの給電状態が不明であると判定する(列C1)。また、例えば、情報管理装置2が制御装置11と通信可能であって(行L1;YES)、配電停電の発生が検知されている場合(行L2;YES)、商用電力系統からの給電が停止していると考えられる(列C2〜C4)。この場合、発電装置が運転していれば(行L3;YES)、判定部341は、ビルの給電状態が、負荷装置に対して発電装置が給電している「発電装置給電」であると判定する(列C3)。また、蓄電装置が放電している場合(行L4;YES)、判定部341は、ビルの給電状態が、負荷装置に対して蓄電装置が給電している「蓄電装置給電」であると判定する(列C3)。また、発電装置が運転しておらず、蓄電装置も放電していない場合(行L3;NO,行L4;NO)、判定部341は、ビルの給電状態が、負荷装置に対して給電が行われていない「停電」であると判定する(列C4)。
また、配電停電の発生が検知されていない場合(L2;NO)、商用電力系統からの給電は停止していないと考えられる。従って、この場合、発電装置が運転しておらず(行L3;NO)、蓄電装置も放電していなければ(行L4;NO)、判定部341は、ビルの給電状態が、負荷装置が商用電力系統から給電されている「商用給電」であると判定する。また、この場合であっても、蓄電装置が放電している場合(行L4;YES)、その負荷装置には、商用電力系統からの電力が供給されていないと考えられるため、判定部341は、ビルの給電状態が、商用電力系統からの給電は正常であるが、負荷装置に対しては蓄電装置が給電を行っている「蓄電装置給電(部分停電)」であると判定する(列C6)。部分停電は、例えば、蓄電装置の動作確認などの点検時に発生する。
算出部342は、取得部33から取得したビル情報と運転情報とに基づいて、負荷装置に対して電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する。以下では、この時間長を給電可能時間長と称する。給電可能時間長とは、負荷装置が電力を受容し続けることができると推定される時間長である。言い換えると、給電可能時間長とは、負荷装置に電力を供給しうる全電源装置により当該負荷装置に対する電力供給を維持することができると推定される時間長である。また、給電可能時間長とは、負荷装置に対する電力の供給が途絶える時刻(日時)を示す時間長である。すなわち、負荷装置に対する電力の供給が途絶える推定時刻を算出することは、給電可能時間長を算出することと同様である。算出部342は、算出した時間長に基づいて、電力の供給が途絶える推定時刻を算出し、当該推定時刻の情報をビルの識別情報を対応付けて送信部35に出力する。なお、算出部342が算出する時間長や時刻などの各値は、例えば、端末装置4からの表示要求に基づいて算出され、送信部35に出力されてよい。
算出部342は、例えば、最新の運転情報に基づいて負荷装置に給電可能な時間長を算出する。この場合、算出部342は、最新の運転情報を情報管理装置2から取得する。算出部342は、取得した運転情報が示す情報のうち、発電装置の出力電流値に基づいて燃費を算出する。ここで、燃費は、単位燃料量当たりの出力電流値を示す。算出部342は、算出した燃費と運転情報が示す発電装置の燃料残量とに基づいて、発電装置が電力を供給することができる時間長である発電装置運転可能時間長を算出する。また、算出部342は、運転情報が示す蓄電装置の放電電流値、充電率、および温度に基づいて、蓄電池が電力を供給することができる時間長である蓄電装置放電可能時間長を算出する。算出部342は、現在の時刻、発電装置運転可能時間長、および蓄電装置放電可能時間長に基づいて、負荷装置への電力の供給が途絶える推定時刻である電源断時刻を算出する。
算出部342は、例えば、電源断時刻をビルに設置された負荷装置毎に算出する。算出部342は、例えば、情報管理装置2から取得したビル情報が含む接続態様情報を参照し、負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とを特定する。算出部342は、特定した発電装置について算出した発電装置運転可能時間長と、特定した蓄電装置について算出した蓄電装置放電可能時間長を現在の時刻に加算することにより、負荷装置毎の電源断時刻を算出する。算出部342は、例えば、算出した負荷装置毎の電源断時刻のうち、現在の時刻から最も近い時刻の情報をビルの識別情報と対応付ける。
また、算出部342は、例えば、過去の運転情報に基づいて、現在または未来の運転状態を推定し、推定した運転状態に基づいて給電可能時間長を算出する。算出部342は、例えば、過去の運転情報が示す発電装置の出力電流値のうちの最大値を取得することで、現在または未来の発電装置の出力電流値の最大値を推定する。算出部342は、取得した出力電流値の最大値と最新の運転情報が示す発電装置の燃料残量とに基づいて、推定される最短の発電装置運転可能時間長である最短発電装置運転可能時間長を算出する。算出部342は、現在の時刻、最短発電装置運転可能時間長、および蓄電装置放電可能時間長に基づいて、負荷装置への電力の供給が最短で途絶える推定時刻である最短電源断時刻を算出する。
また、算出部342は、例えば、過去の運転情報のうち現在の状況に近い状況で得られた運転情報を情報管理装置2から取得することにより、現在または未来の運転状態を推定する。ここで、状況とは、発電装置および蓄電装置に影響を与える環境のことであり、例えば、外気温や電源装置の温度などの温度環境である。例えば、通信用ビルにおける需要電力が大きい負荷装置として、空調装置がある。空調装置による需要電力は外気温に応じて大きく変化し、例えば、夏季に増大し、冬季に減少する。
算出部342は、例えば、現在と同じ季節である現在から1年前の前後1カ月において取得された運転情報のうち、配電停電の発生時に取得された運転情報または設備点検による配電停電の模擬時に取得された運転情報を取得する。算出部342は、取得した運転情報が示す発電装置の出力電流値と、最新の運転情報が示す発電装置の燃料残量とに基づいて、過去同時期電源供給可能時間長を算出する。過去同時期電源供給可能時間長は、過去の同時期の運転情報に基づいて、現在または未来の発電装置の運転状態を推定した場合の発電装置運転可能時間長である。算出部342は、現在の時刻、過去同時期発電装置運転可能時間長、および蓄電装置放電可能時間長に基づいて、過去同時期の運転情報に基づいて算出された電源断時刻である同時期電源断時刻を算出する。
送信部35は、通信部32を介して、端末装置4に表示情報を送信する。表示情報は、例えば、判定部341による判定結果、算出部342が算出した各種時間、時刻、ビル情報および最新の運転情報のうち、端末装置4に表示させるものを含む。
[監視装置の動作]
図6は、監視装置3による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、監視装置3は、端末装置4から表示要求を取得する(ステップS101)。次に、監視装置3は、取得した表示要求に基づいて、ビル情報および運転情報の参照要求を情報管理装置2に送信する(ステップS102)。次に、監視装置3は、情報管理装置2からビル情報と運転情報とを取得する(ステップS103)。次に、監視装置3は、運転情報に基づいて、ビルの給電状態を判定する(ステップS104)。次に、監視装置3は、ビル情報と運転情報とに基づいて、給電可能時間長を算出する(ステップS105)。そして、監視装置3は、端末装置4に表示情報を送信する(ステップS106)。なお、ビルに複数の負荷装置が設けられている場合、監視装置3は、例えば、同一の負荷装置についての給電状態と給電可能時間長とをビル識別情報と対応付け、表示情報として送信する。
図6は、監視装置3による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、監視装置3は、端末装置4から表示要求を取得する(ステップS101)。次に、監視装置3は、取得した表示要求に基づいて、ビル情報および運転情報の参照要求を情報管理装置2に送信する(ステップS102)。次に、監視装置3は、情報管理装置2からビル情報と運転情報とを取得する(ステップS103)。次に、監視装置3は、運転情報に基づいて、ビルの給電状態を判定する(ステップS104)。次に、監視装置3は、ビル情報と運転情報とに基づいて、給電可能時間長を算出する(ステップS105)。そして、監視装置3は、端末装置4に表示情報を送信する(ステップS106)。なお、ビルに複数の負荷装置が設けられている場合、監視装置3は、例えば、同一の負荷装置についての給電状態と給電可能時間長とをビル識別情報と対応付け、表示情報として送信する。
[端末装置による表示態様]
図7は、端末装置4による表示の態様の一例を示す模式図である。
この図に示す例において、端末装置4は、表示の更新についての情報を領域A1に示している。また、端末装置4は、表示に利用した運転情報についての情報を領域A2に示している。また、端末装置4は、表示する情報の範囲を領域A3に示す。また、端末装置4は、監視装置3から取得した表示情報を領域A4に、例えば、表形式により示す。
図7は、端末装置4による表示の態様の一例を示す模式図である。
この図に示す例において、端末装置4は、表示の更新についての情報を領域A1に示している。また、端末装置4は、表示に利用した運転情報についての情報を領域A2に示している。また、端末装置4は、表示する情報の範囲を領域A3に示す。また、端末装置4は、監視装置3から取得した表示情報を領域A4に、例えば、表形式により示す。
この図に示す例において、領域A1の情報更新日時は、「2013/07/01 10:38」であり、情報管理装置2が記憶する最新の運転情報が2013年7月1日10時38分に取得されたことが示されている。領域A1の次回更新予定日時は、「更新停止」であり、情報管理装置2が情報の取得を停止していることが示されている。
領域A2の災害名称は、「地震E」であり、領域A4に示す表示情報が地震Eに対応する期間の運転情報に基づいて取得されたことが示されている。領域A2の情報取得期間は、「2013/06/27 14:48〜2013/07/01 10:38」であり、領域A4に示す表示情報が2013年6月27日14時46分から2013年7月1日10時38分に取得された運転情報に基づいて出力されたものであることが示されている。領域A4のエリアは、「大阪」であり、領域A4に表示される表示情報が大阪エリアに所在するビルの情報であることが示されている。
領域A3の県域は、「すべて」であり、領域A4に表示される表示情報が領域A2のエリアの値に所在するすべてのビルについての情報であることが示されている。領域A3のビル名には、値が示されておらず、領域A4に表示される表示情報が特定のビル名を有するビルについての情報ではないことを示している。領域A3のビル給電は、「すべて」であり、領域A4に表示される表示情報が特定の給電状態にあるビルについての情報ではないことを示している。
領域A4に示される表の各行は、ビル毎の表示情報を示す。この表において、列C11の「県域」は、ビルの所在する県域を示す。列C12の「ビル」は、ビルの名称を示す。列C13の「ビルランク」は、ビルの重要度を示す。「ビルランク」の各値は、例えば、ビルの重要度順に「最重要」、「重要」、および「普通」などである。列C14の「契約電力[kW]」は、ビルの電力会社との契約電力量[kW]を示す。
列C15の「停電発生日時」は、ビルにおいて、配電停電が発生した日時を示す。「停電発生日時」の各値は、例えば、ビルにおいて配電停電を検知した日時や、監視装置3による判定により配電停電が発生したと特定された日時などである。列C16の「ビル給電」は、ビルの給電状態を示す。「ビル給電」の各値は、例えば、「BATT給電」、「ENG給電」、および「通信異常」などであり、それぞれ、図5を用いて説明した給電状態の判定結果の蓄電装置給電、発電装置給電、および通信異常に対応する。
列C17の「ENG運転」は、発電装置が運転しているか否かを示す。「ENG運転」には、例えば、発電装置が運転している場合に、四角の形状のアイコンが示される。列C18の「運転可能時間」は、発電装置が電力を供給可能な時間長を示す。列C18の「運転可能時間」の各値は、例えば、監視装置3が算出した発電装置運転可能時間長、最短発電装置運転可能時間長、または過去同時期電源供給可能時間長などである。
列C19の「移動電源車運転」は、移動電源車がビルに給電しているか否かを示す。列C20の「運転可能時間」は、移動電源車による給電を維持可能な時間長を示す。列C21の「レンタルENG運転」は、レンタルエンジンがビルに給電しているか否かを示す。列C22の「運転可能時間」は、レンタルエンジンによる給電を維持可能な時間長を示す。
列C23の「BATT放電」は、蓄電装置が放電しているか否かを示す。「BATT放電」には、例えば、蓄電装置が放電している場合に、四角の形状のアイコンが示される。列C24の「保持時間」は、蓄電装置が電力を供給可能な時間長を示す。「保持時間」の各値は、例えば、監視装置3が算出した蓄電装置放電可能時間長などである。
列C25の「電源供給可能時間」は、給電可能時間長を示す。「電源供給可能時間」の値は、発電装置と蓄電装置との負荷装置への接続態様に応じた値である。例えば、負荷装置に発電装置と蓄電装置とが接続されている場合、「電源供給可能時間」の値は、発電装置が電力を供給可能な時間長と、蓄電装置が電力を供給可能な時間長との合計値である。また、例えば、負荷装置に蓄電装置のみが接続されている場合、「電源供給可能時間」の値は、蓄電装置が電力を供給可能な時間長である。
列C26の「電源断時刻」は、負荷装置への電力の供給が途絶える推定時刻を示す。「電源断時刻」の各値は、例えば、監視装置3が算出した電源断時刻、最短電源断時刻、または同時期電源断時刻などである。列C27の「燃料残時間」は、発電装置の燃料が尽きるまでの推定の時間長を示す。列C28の「冷却水残時間」は、発電装置の冷却水が尽きるまでの推定の時間長を示す。列C29の「潤滑油残時間」は、発電装置の潤滑油が尽きるまでの推定の時間長を示す。以上のように、端末装置4は、各ビル毎に重要度、給電状態、給電可能時間長などを表示するため、端末装置4の利用者は、停電対応すべきビルを直感的・効率的に把握することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る監視装置3は、取得部33が取得した運転情報に基づいて、負荷装置に対して電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出部342を備える。これにより、監視装置3は、例えば、負荷装置に発電装置と蓄電装置とが電力を供給可能な場合に、個別の電源装置が電力を供給可能な時間長のみでなく、負荷装置に接続する電源装置全体が負荷装置に対して電力を供給可能な時間長を算出する。従って、監視装置3は、需要家施設に設けられた負荷装置への給電を維持可能な時間長をより正確に算出することができ、電源を維持するための適切な停電対応を利用者に促すことができる。このように、監視装置3は、需要家施設の機能の維持を支援することができる。復電予定時刻が監視装置3が算出した電源断時刻を超えそうな場合、利用者は、電源断時刻までに、タンクローリを手配して発電装置の油槽タンクに給油したり、移動電源車や可搬型エンジン発電機などを手配して電源を確保したりすることにより、電力を供給するなどの停電対応を適切に行うことができる。
また、監視装置3は、例えば、判定部341による論理的な判定により、ビルに設けられている負荷装置への給電状態を判定する。これにより、監視装置3は、各ビルの停電検知方法に依存することなくビルの給電状態を特定するため、監視システムS1の利用者は、ビルに対して、停電対応が必要か否かを判断しやすくする。このように、監視装置3は、需要家施設の機能の維持を支援することができる。そして、ビルの給電状態を間接的な情報から把握可能になるため、コストを低減できる。
また、監視装置3は、例えば、過去に取得された運転情報に基づいて電源装置による現在または未来の運転状態を推定し、推定した運転状態に基づいて、給電可能時間長を算出する。これにより、監視装置3は、例えば、過去の類似した状況において蓄積された運転情報に基づいて給電可能時間長を算出したり、現在または未来における発電装置の出力電流値の最大値を推定して、想定されうる最短の給電可能時間長を算出したりする。例えば、発電装置の出力電流は、負荷装置の需要に応じて変動しうるため、発電装置運転可能時間長は、算出するタイミングによって変動する可能性がある。これに対して、監視装置3は、このような変動の影響を受ける可能性が低く、信頼性の高い最短電源断時刻や同時期電源断時刻など算出して監視システムS1の利用者に提示することができる。このように、監視装置3は、需要家施設の機能の維持を支援することができる。
また、監視装置3は、重要度と給電可能時間長とを需要家施設毎に対応付けて出力し、端末装置4に表示させる。これにより、例えば、大規模な災害の発生により多くの需要家施設において一斉に配電停電が発生した場合であっても、端末装置4の利用者は、需要家施設の重要性と電源断時刻との双方を考慮して、優先的に停電対応を行う需要家施設を適切に選択することができる。このように、監視装置3は、需要家施設の機能の維持を支援することができる。
なお、判定部341による給電状態の判定は、上述したものに限られない。判定部341は、例えば、制御装置と通信可能でない場合(図5行L1;NO)、直前に判定された給電状態が維持されると仮定して判定してもよい。
なお、算出部342による給電可能時間長の算出方法は、上述したものに限られない。算出部342は、例えば、過去の運転情報を統計処理して、給電可能時間長を算出してよい。例えば、所定の期間における過去の運転情報が示す発電装置の出力電流値の平均値に基づいて、給電可能時間長を算出してよい。また、算出部342は、例えば、直近の配電停電の発生時または配電停電の模擬時における発電装置の出力電流値と、その1年程度前の配電停電の発生または配電停電の模擬時における発電装置の出力電流値とを比較することで、設備の変化による影響を推定し、給電可能時間長の算出に反映させてもよい。このように、算出部342は、複数の運転情報や算出結果を比較したり集約したりする統計処理を行ってもよい。
また、算出部342は、負荷装置の重要度に基づいて、ビルの識別情報と対応付ける給電可能時間長を選択してよい。算出部342は、例えば、ビルに設置された負荷装置のうち、重要度が最も高い負荷装置についての給電可能時間長をビルの識別情報と対応付けてよい。また、算出部342は、例えば、ビルに設置された負荷装置のうち、重要度が所定値よりも高い負荷装置についての給電可能時間長を算出する。そして、算出部342は、算出した給電可能時間長のうちの最短の時間長をビルの識別情報と対応付けてよい。また、算出部342は、負荷装置毎の給電可能時間長を集約して、配電系統毎の給電可能時間長を算出してよい。
また、算出部342は、電源装置から出力される電流値以外の計測値に基づいて給電可能時間長を算出してよい。例えば、算出部342は、負荷装置が消費した消費電力に基づいて、各負荷装置に給電する電源装置の出力電流値を推定し、推定した出力電流値に基づいて給電可能時間長を算出してよい。
なお、端末装置4は、例えば、ビルに設けられた負荷装置についての情報を表示してもよい。このとき、端末装置4は、例えば、負荷装置と給電可能時間長とを対応付けて表示させてもよい。また、端末装置4は、例えば、負荷装置の重要度や負荷装置に給電する電源装置の情報を同時に対応付けて表示させてもよい。
なお、負荷装置の重要度は、推測されたものであってもよい。例えば、負荷装置のうち重要な機能を有するものは、配電停電時においてもその機能を維持するために蓄電装置から給電されるように接続されている。図2に示す例において、蓄電装置から給電されるように接続されている直流負荷装置132および交流負荷装置133は、交流負荷装置133に比して重要度が高いことが推測される。このように、監視装置3は、負荷装置の重要度をその接続態様などに基づいて推測してもよい。
なお、情報管理装置2と監視装置3とは、一体の装置であってもよい。また、監視装置3と端末装置4とは、一体の装置であってもよい。
なお、情報管理装置2と監視装置3とは、一体の装置であってもよい。また、監視装置3と端末装置4とは、一体の装置であってもよい。
なお、上述した各実施形態における監視装置3の一部、例えば、取得部33、演算部34、および送信部35などをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、監視装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における監視装置3の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。監視装置3の各機能部は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
S1…監視システム、1…電力システム、101…遮断器、102…変圧器、103…継電器、104…切替部、105…変換装置(AC/DC)、106…変換装置(CVCF)、121…発電装置、1211…エンジン、1212…油槽タンク、1213…ジェネレータ、122、123…蓄電装置、131、133…交流負荷装置、132…直流負荷装置、141、142、143…給電経路、2…情報管理装置、21…記憶部、211…ビル情報記憶部、212…運転情報記憶部、22…通信部、23…登録部、24…参照要求処理部、3…監視装置、31…記憶部、32…通信部、33…取得部、34…演算部、341…判定部、342…算出部、35…送信部、4…端末装置、NW…ネットワーク
Claims (6)
- 商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置であって、
前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得部と、
前記負荷装置への給電状態を判定する判定部と、
前記判定部が前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定した場合、前記取得部が取得した運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出部と、
前記算出部が算出した時間長を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする監視装置。 - 前記取得部は、前記運転情報として、前記発電装置が運転しているか否かと前記蓄電装置が放電しているか否かとのうちの少なくとも1つの情報を取得し、
前記判定部は、前記取得部が取得する前記運転情報に基づいて前記需要家施設の給電状態を判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。 - 前記算出部は、過去に取得された運転情報に基づいて前記電源装置による現在または未来の運転状態を推定し、推定した運転状態に基づいて前記時間長を算出する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の監視装置。 - 前記算出部は、前記時間長を需要家施設毎に算出し、
前記出力部は、前記需要家施設の重要度と前記算出部が算出した時間長とを需要家施設毎に対応付けて出力する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の監視装置。 - 商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置における監視方法であって、
前記監視装置が、前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得過程と、
前記監視装置が、前記負荷装置への給電状態を判定する判定過程と、
前記監視装置が、前記判定過程において前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定された場合、前記取得過程において取得した運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出過程と、
前記監視装置が、前記算出過程において算出した時間長を出力する出力過程と、
を含むことを特徴とする監視方法。 - 商用電力系統から電力の供給を受ける需要家施設に設けられた負荷装置に電力を供給する発電装置と蓄電装置とのうちの少なくとも1つの電源装置の運転状態を示す運転情報とを取得する制御装置と通信可能に接続された監視装置のコンピュータに、
前記制御装置が取得する運転情報を取得する取得手順、
前記負荷装置への給電状態を判定する判定手順、
前記判定手順において前記商用電力系統から前記負荷装置に給電されていないと判定された場合、前記取得手順において取得された運転情報に基づいて、前記負荷装置に対して前記電源装置が電力を供給可能な時間長を算出する算出手順、
前記算出手順において算出された時間長を出力する出力手順、
を実行させるためのプログラム。
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WO2019021627A1 (ja) * | 2017-07-26 | 2019-01-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電源監視データ処理装置、電源監視データ処理方法、および電源監視データ処理プログラム |
JP2020096435A (ja) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | 積水化学工業株式会社 | 情報提供システム |
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