JP2020078113A - 制御装置 - Google Patents

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陽一郎 白戸
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Abstract

【課題】燃料電池を備える複数の電源装置の制御において、受電電力の抑制要求に応じて、適切にトータルの受電電力を減少させること。【解決手段】本発明に係る制御装置20は、複数の直流電源装置10を制御する制御装置であって、複数の直流電源装置10それぞれから、燃料電池104の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報、並びに、通信負荷103の消費電力情報を受信するシステム情報受信部202と、電力量の抑制要求であって電力量の抑制量である抑制受電電力量を含んだ抑制要求を受信する要求受信部201と、抑制受電電力量、消費電力情報、及び燃料電池情報に基づいて、複数の直流電源装置10の中から、燃料電池104を起動させる一又は複数の起動電源装置を選択する演算部204と、起動電源装置の燃料電池104が起動するように電力制御部105に起動制御指令を送信する指令部205と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池を含む複数の電源装置を制御する制御装置に関する。
電力需給が逼迫した際に、電力事業者が需要家の電力を制御し需給調整を行うデマンドレスポンス(Demand Response、以下「DR」)という仕組みが知られている(例えば特許文献1参照)。例えば、猛暑日、極寒日などの厳しい気象条件であれば、エアコン使用等により電力消費が増大することで電力需給が逼迫することが想定される。従来は電力事業者が発電機の出力調整等で需給調整を実施していたが、DRにおいては需要家に電力需要量の抑制を要請(ネガワット取引)することによって需給調整を行う。
需要家の一例として無線基地局等の設備がある。このような設備では、停電発生時にも負荷に直流電力を供給するための蓄電池を含む直流電源システムが設けられる。また、このような設備では、より長期の停電に備え、蓄電池に加えて、停電時に負荷に電力を供給するための燃料電池を含む直流電源システムが設けられることがある。
特開2018−33273号公報
特許文献1においては、DRによる需要抑制分を蓄電池の放電で賄っている。ここで、DRによる需要抑制分を燃料電池の運転(発電)によって賄うことも考えられるが、特許文献1の手法は充放電できる蓄電池(鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池等)を前提としており、燃料電池によるDRには適用できない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、燃料電池を備える複数の電源装置の制御において、受電電力の抑制要求に応じて、適切にトータルの受電電力を減少させることを目的とする。
本発明の一態様に係る制御装置は、通信負荷と、商用電源の交流電力を直流電力に変換し変換した直流電力を通信負荷に供給する整流器と、電力を通信負荷に供給する燃料電池と、燃料電池を制御する電力制御部と、を備える複数の電源装置を制御する制御装置であって、複数の電源装置それぞれから、燃料電池の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報、並びに、通信負荷の消費電力情報を受信する装置情報受信部と、商用電源から整流器へ供給される電力量の抑制要求であって電力量の抑制量である抑制受電電力量を含んだ抑制要求を受信する抑制要求受信部と、抑制受電電力量、消費電力情報、及び燃料電池情報に基づいて、複数の電源装置の中から、燃料電池を起動させる一又は複数の起動電源装置を選択する演算部と、起動電源装置の燃料電池が起動するように電力制御部に起動制御指令を送信する指令送信部と、を備える。
本発明の一態様に係る制御装置では、商用電源から整流器へ供給される電力量の抑制要求が受信された場合において、抑制受電電力量と、各電源装置に含まれる通信負荷の消費電力情報と、各電源装置に含まれる燃料電池の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報とに基づいて、燃料電池を起動させる一又は複数の起動電源装置が選択されている。このように、デマンドレスポンスにおいて、各電源装置における消費電力情報に加えて、各電源装置における燃料電池情報が考慮されることにより、例えば、起動可能であって且つ消費電力に対応する十分な燃料残量を有する燃料電池を起動させること等が可能となり、抑制要求に応じて確実にデマンドレスポンスを実施することができる。このことで、燃料電池を備える複数の電源装置の制御において、受電電力の抑制要求に応じて、適切にトータルの受電電力を抑制することができる。
抑制要求受信部は、商用電源から整流器へ供給される電力量の抑制を継続する時間である抑制継続時間を含んだ抑制要求を受信し、演算部は、消費電力情報及び抑制継続時間と、燃料残量とに基づき、燃料電池を起動させうる複数の候補電源装置を特定すると共に、該複数の候補電源装置の優先順位を設定し、該優先順位に従って選択される一又は複数の候補電源装置についての消費電力情報及び抑制継続時間から導出される消費電力量の合計と、抑制受電電力量との差の絶対値が最小になるように、複数の候補電源装置の中から、一又は複数の起動電源装置を選択してもよい。これにより、抑制継続時間を考慮して、燃料電池によって確実に消費電力量をカバーできる電源装置(候補電源装置)の中から起動電源装置を選択することができる。また、優先順位に従って、消費電力量の合計と抑制受電電力量との差の絶対値が最小になるように、一又は複数の起動電源装置が選択されることによって、より抑制要求に沿ったデマンドレスポンスを実施することができる。
演算部は、消費電力情報及び燃料残量に基づき燃料電池によって通信負荷をバックアップ可能なバックアップ可能時間を算出し、該バックアップ可能時間が、電源装置毎に設定された最低限必要となる所定の最低バックアップ時間及び抑制継続時間を合算した時間よりも長い電源装置を、候補電源装置として特定してもよい。これにより、デマンドレスポンスによって燃料電池を起動すると最低バックアップ時間の間に必要な燃料を下回ってしまう電源装置を起動電源装置の候補から除外することができ、抑制要求に対応する電源装置を適切に選択することができる。
演算部は、バックアップ可能時間及び最低バックアップ時間の比が大きい順に、複数の候補電源装置の優先順位を設定してもよい。これにより、消費電力に対する燃料残量に余裕がある候補電源装置について優先順位を高くして、起動電源装置として選択されやすくすることができ、抑制要求に対応する電源装置を適切に選択することができる。
制御装置は、外部から気象災害情報を受信する気象災害情報受信部を更に備え、演算部は、気象災害情報に基づき、気象災害の影響を受けうる電源装置を除外して、複数の候補電源装置を特定してもよい。例えば台風等の気象災害の影響を受けることが予想される電源装置においては、停電に耐え得るように燃料電池の燃料残量を十分に確保しておく必要がある。また、例えば地震等の気象災害の影響を受けることが予想される電源装置においては、加振による燃料電池の破損が考えられるため燃料電池を起動させないことが好ましい。このような観点から気象災害の影響を受けうる電源装置を起動電源装置の候補から除外することによって、気象災害の影響を受けうる電源装置の燃料電池の燃料残量を温存しつつ、抑制要求に対応する電源装置を適切に選択することができる。
演算部は、燃料電池の起動後において、気象災害情報受信部が気象災害情報を受信した場合には、気象災害の影響を受けうる起動電源装置の燃料電池を停止させると決定すると共に、気象災害の影響を受けうる電源装置を除外して特定した複数の候補電源装置から、優先順位に従って、代替の起動電源装置を選択してもよい。燃料電池が起動された後に気象災害情報(例えば地震についての情報)を受信した場合において、気象災害の影響を受けうる電源装置の燃料電池を停止させることにより、例えば加振による燃料電池の破損を抑制することができる。そして、そのような場合において候補電源装置から代替の起動電源装置が選択されることにより、気象災害が発生した場合においても確実にデマンドレスポンスを実施することができる。
本発明によれば、燃料電池を備える複数の電源装置の制御において、受電電力の抑制要求に応じて、適切にトータルの受電電力を減少させることができる。
本発明の実施形態に係る通信システムのシステム構成図であり、通信システム1に含まれる制御装置の機能ブロックを示す図である。 直流電源装置の構成を模式的に示す図である。 単一の直流電源装置の燃料電池を放電した場合の受電電力の変化と燃料の変化を示すグラフである。 抑制要求に係る受電電力量と、抑制された受電電力量の合計との関係を説明するための図である。 制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1を参照して、本実施形態に係る通信システム1の構成を説明する。図1に示されるように、通信システム1は、制御装置20と、複数の直流電源装置10とを含んで構成されている。
複数の直流電源装置10は、一例として、それぞれ無線基地局に設けられる。以下では、直流電源装置10が無線基地局に設けられているとして説明するが、これに限定されるものではなく、直流電源装置10は無線基地局以外の装置に設けられてもよい。また、各直流電源装置10は一対一で対応するように無線基地局に設けられてもよいし、多対一(1つの無線基地局に複数の直流電源装置10)で対応するように無線基地局に設けられてもよい。図2に示されるように、直流電源装置10は、通信負荷103と、バスBと、整流器101と、蓄電池102と、燃料電池104と、電力制御部105と、を有する。通信負荷103は、例えば、無線基地局における無線通信を実行する装置であり、電力を消費する装置である。バスBは、通信負荷103に直流電力を供給するための伝送路である。整流器101は、商用電源の交流電力を直流電力に変換し変換後の直流電力をバスBを介して通信負荷103に供給する。蓄電池102は、充電及びバスBを介した通信負荷103への放電(直流電力の供給)が可能とされている。燃料電池104は、バスBを介して通信負荷103への放電(直流電力の供給)を行う。
電力制御部105は、通信負荷103に安定的に電力を供給するために燃料電池104を制御する。電力制御部105は、燃料電池104の起動制御指令を制御装置20から受信すると、該指令に基づき燃料電池104を起動させる。電力制御部105は、燃料電池104の停止制御指令を制御装置20から受信すると、該指令に基づき燃料電池104を停止させる。また、電力制御部105は、通信負荷103の消費電力を示す消費電力情報、並びに、燃料電池104の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報を取得し、これらの情報を制御装置20へ送信する。なお、消費電力情報及び燃料電池情報は、電力制御部105によって測定されるものであってもよいし、その他の構成(例えば通信負荷103及び燃料電池104等)において測定されて電力制御部105によって取得されるものであってもよい。燃料電池104の運転状態とは、例えば、燃料電池104の起動・停止状態、燃料電池104の出力電圧、及び燃料電池104の異常を知らせる警報の有無等を含む、燃料電池104の動作状態である。
ここで、燃料電池104を放電させた場合の受電電力(整流器101から通信負荷103に供給される、商用電源からの電力)の抑制効果について図3を参照して説明する。図3の上のグラフは、横軸を時間、縦軸を受電電力としている。図3の下のグラフは、横軸を時間、縦軸を燃料電池104の燃料残量としている。図3に示されるように、交流電力受電時に燃料電池104を放電させた場合、燃料電池104から通信負荷103へ電力が供給されるため、起動している時間帯(図3における時間T1〜時間T2)においては、通信負荷103の消費電力に相当する受電電力が抑制される。この場合、時間T1〜時間T2の間において燃料電池104が放電するため、燃料電池104の燃料残量が減少している。なお、時間T1における燃料電池104の起動から出力が一定値に達するまでには一定の時間を要することがある。これは燃料電池104の内部での化学反応の活性化に時間を要するためである。図3は単一の直流電源装置10について図示したが、複数の直流電源装置10において同様に燃料電池104を起動することでトータルの受電電力量を抑制し、外部サーバ30(図1参照)から受信した、受電電力量を抑制させる要求を達成することができる。
図1に戻り、制御装置20は、要求受信部201(抑制要求受信部)と、システム情報受信部202(装置情報受信部)と、環境情報受信部203(気象災害情報受信部)と、演算部204と、指令部205(指令送信部)と、を備える。
要求受信部201は、商用電源から整流器101に供給される電力量である受電電力量の抑制要求を外部(ここでは一例として、通信システム1全体の電力消費量の監視等を行う外部サーバ30)から受信する。抑制要求とは、複数の直流電源装置10に係るトータルの受電電力量の抑制を要求するものである。抑制要求には、例えば、要求される受電電力量の抑制量である要求電力量Wrequest(抑制受電電力量)、受電電力量の抑制が開始される時間であるDR開始時間、及び、受電電力量の抑制を継続する時間であるDR継続時間(抑制継続時間)を含む受電電力情報が含まれている。要求電力量Wrequestは、所定時間内(例えば30分間)に抑制すべき電力(すなわち、抑制前から抑制後を差し引いた抑制要求電力)の積算値である。要求受信部201は、受信した受電電力情報を演算部204に出力する。
システム情報受信部202は、複数の直流電源装置10それぞれの電力制御部105から、燃料電池104の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報、並びに、通信負荷103の消費電力情報を受信する。システム情報受信部202は、受信した燃料電池情報及び消費電力情報を演算部204に出力する。
環境情報受信部203は、外部(一例として外部サーバ40から受信するが、上述した外部サーバ30から受信しても構わない)から、気象災害情報を受信する。気象災害情報とは、各種の気象及び災害に関する情報であり、例えば台風情報及び緊急地震速報等である。環境情報受信部203は、受信した気象災害情報を演算部204に出力する。
演算部204は、要求受信部201から入力された受電電力量情報、システム情報受信部202から入力された燃料電池情報及び消費電力情報、並びに、環境情報受信部203から入力された気象災害情報に基づいて、複数の直流電源装置10の中から、燃料電池104を起動させる一又は複数の起動電源装置を選択する。
演算部204は、複数の直流電源装置10の中から、複数の候補電源装置を特定すると共に、該複数の候補電源装置の優先度(優先順位)を設定し、該優先度に従って、複数の候補電源装置の中から一又は複数の起動電源装置を選択する。演算部204は、消費電力情報及びDR継続時間と、燃料残量とに基づき、燃料電池104を起動させうる複数の候補電源装置を特定する。
演算部204は、候補電源装置を特定する処理では、複数の直流電源装置10の中から、燃料電池104を新たに起動させることが可能であり(条件1)、一定時間(例えば24時間)以内に停電が発生する可能性が低い地域に設けられており(条件2)、且つ、燃料電池104のバックアップ可能時間が十分に長い(条件3)直流電源装置10(すなわち、条件1〜3を全て満たす直流電源装置10)を、候補電源装置として特定する。
条件1(燃料電池104を新たに起動させることが可能である)は、既に起動している又は故障等により起動できない等の状態である燃料電池104を含む直流電源装置10を候補電源装置から除外するための条件である。演算部204は、燃料電池情報に含まれる燃料電池104の運転状態から、条件1を満たすか否かを判定する。
条件2(一定時間以内に停電が発生する可能性が低い地域に設けられている)は、例えば今後一定期間内に台風の暴風域に含まれて停電する可能性がある地域の直流電源装置10を候補電源装置から除外するための条件である。演算部204は、気象災害情報に基づき、条件2を満たすか否かを判定する。このように、演算部204は、気象災害情報に基づき、気象災害の影響を受けうる直流電源装置10を除外して、複数の候補電源装置を特定する。
条件3(燃料電池104のバックアップ可能時間が十分に長い)は、DRにより燃料電池104を起動すると、直流電源装置10毎に最低限必要となる所定の最低バックアップ時間の間に必要な燃料を下回ってしまう直流電源装置10を候補電源装置から除外するための条件である。演算部204は、消費電力情報及び燃料電池情報に含まれる燃料残量に基づき、燃料電池104によって通信負荷103をバックアップ可能(通信負荷103に直流電力を供給可能)なバックアップ可能時間を算出し、該バックアップ可能時間が、直流電源装置10毎に設定された最低限必要となる所定の最低バックアップ時間及びDR継続時間を合算した時間よりも長い場合に、条件3を満たすと判定する。
演算部204は、優先度を設定する処理では、例えば、上述したバックアンプ可能時間及び最低バックアップ時間の比が大きい順(すなわち、消費電力に対する燃料残量に余裕がある順)に、複数の候補電源装置の優先度f(k:1〜m)を設定する。なお、優先度の設定方法は、上述した方法に限られない。
演算部204は、起動電源装置を選択する処理では、優先度f(k:1〜m)に従って選択される一又は複数の候補電源装置についての消費電力情報及びDR継続時間から導出される消費電力量の合計と、要求電力量Wrequestとの差の絶対値が最小になるように、複数の候補電源装置の中から、一又は複数の起動電源装置を選択する。すなわち、演算部204は、候補電源装置の消費電力情報(単位kW)をDR継続時間(例えば30分間)分だけ積算(つまり30分間の電力量kWhに変換)する。そして、演算部204は、設定した優先度が高い順に候補電源装置から起動電源装置を選択し、各起動電源装置における通信負荷103の消費電力情報の積算値(30分間)を足し合わせ、足し合わせた値と要求電力量Wrequestとの差の絶対値が最小となるように、起動電源装置の選択数を調整する。演算部204は、選択した起動電源装置を示す情報を指令部205に出力する。
起動電源装置の選択イメージについて、図4を参照して説明する。例えば、図4における左側に示す抑制要求される30分間の要求電力量Wrequestと、図4における右側に示す複数の直流電源装置10の燃料電池104の起動により減少する30分間の受電電力量合計値(即ち、各直流電源装置10における30分間の受電電力量減少分の合計値)と、の差の絶対値が最小になるように、燃料電池104を放電させる直流電源装置10(起動電源装置)が選択される。図4の例では設定された優先度が高い順に各直流電源装置10を選択し、図4における左側に示す抑制要求される30分間の要求電力量Wrequestと、図4における右側に示す各直流電源装置10における30分間の受電電力量減少分の合計値と、の差の絶対値がほぼ0になるよう、基地局番号1、9、28、73、91の無線基地局に設けられた直流電源装置10が起動電源装置として選択されている。
なお、上述した説明においては、候補電源装置の消費電力情報をDR継続時間分だけ積算する、として説明したがこれに限定されない。すなわち、積算される時間は、DR継続時間に限定されず、例えばDR継続時間よりも短い所定時間であってもよい。この場合には、比較される要求電力量Wrequestについても、DR継続時間ではなく上記所定時間換算の値とされる。これにより、例えばDR継続時間内において起動電源装置の選択を複数回行うこと等が可能となり、最新の情報を反映させてより適切な直流電源装置10を起動電源装置として選択することができる。
演算部204により選択された起動電源装置では、所定時間(30分間)は燃料電池104を起動し続ける。ただし、演算部204は、燃料電池104の起動後において、環境情報受信部203が気象災害情報を受信した場合には、気象災害の影響を受けうる起動電源装置の燃料電池104を停止させると決定すると共に、気象災害の影響を受けうる直流電源装置10を除外して特定した複数の候補電源装置から、優先度f(k:1〜m)に従って、代替の起動電源装置を選択する。この場合の気象災害情報とは、例えば、緊急地震速報である。起動電源装置が設置される地域に緊急地震速報が発令された場合、加振による燃料電池104の破損を防ぐため、演算部204は該当の燃料電池104を停止させることを決定する。そして、演算部204は、代替として、燃料電池104が起動していない直流電源装置10の中で優先度が最も高い直流電源装置10から順に起動電源装置として選択することで、要求受信部201から受信した要求電力量Wrequestと、の差の絶対値が最小となるようにする。演算部204は、燃料電池104を停止することに決定した直流電源装置10を示す情報、及び、代替として新たに選択した起動電源装置を示す情報を指令部205に出力する。
なお、本実施形態では、上記の「所定時間」が30分間である処理例を説明するが、30分間は一例であり、これに限定されるものではない。また30分間の起算(開始)は各正時を基準でなくてもよい。すなわち、例として2時3分〜33分の30分間でも構わない。
指令部205は、演算部204からの出力に基づき、起動電源装置の燃料電池104が起動するように電力制御部105に起動制御指令(放電指令)を送信する。また、指令部205は、演算部204からの出力に基づき、既に起動している燃料電池104を停止させるように電力制御部105に停止制御指令を送信する。
次に、図5を参照して、制御装置20が実行する処理について説明する。図5は、制御装置20が実行する処理を示すフローチャートである。
図5に示されるように、制御装置20では、まず、要求受信部201が、受電電力量の抑制要求を外部サーバ30から受信する(ステップS1)。抑制要求には、少なくとも、要求される受電電力量の抑制量である要求電力量Wrequest、DR開始時間、及びDR継続時間(ここでは30分とする)を含む受電電力情報が含まれている。要求受信部201は、受信した情報を演算部204に出力する。
つづいて、環境情報受信部203が、外部サーバ40より、気象災害情報(ここでは台風情報)を受信する(ステップS2)。環境情報受信部203は、受信した情報を演算部204に出力する。
つづいて、システム情報受信部202が、各直流電源装置10の電力制御部105から、燃料電池104の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報、並びに、通信負荷103の消費電力情報を受信する(ステップS3)。燃料電池104の運転状態には、少なくとも燃料電池の起動・停止状態、燃料電池の出力電圧、燃料電池の異常を知らせる警報の有無等の燃料電池104の状態に関する情報が含まれる。通信負荷103の消費電力情報には、通信負荷103の消費電力が少なくとも含まれる。システム情報受信部202は、受信した情報を演算部204に出力する。
演算部204は、入力された消費電力情報及び燃料電池情報に含まれる燃料残量に基づき、燃料電池104によって通信負荷103をバックアップ可能(通信負荷103に直流電力を供給可能)なバックアップ可能時間を算出する(ステップS4)。
つづいて、演算部204は、複数の直流電源装置10の中から複数の候補電源装置を特定すると共に、該複数の候補電源装置の優先度を設定する(ステップS5)。演算部204は、ステップS3で受信した燃料電池情報に含まれる燃料電池104の運転状態に基づき、全ての燃料電池104から現在起動可能な燃料電池104を含む直流電源装置10を抽出する(既に起動している又は故障等により起動できない燃料電池104を含む直流電源装置10は候補から外す)。更に、演算部204は、ステップS2で受信した台風情報から、今後一定時間以内(ここでは24時間とする)に停電が発生する可能性がない基地局の直流電源装置10を抽出する。具体的には、例えば、今後一定時間以内に台風の暴風域に含まれる可能性がない基地局を抽出し、当該基地局の直流電源装置10を抽出する。更に、ステップS4で算出したバックアップ可能時間が、予め定められている各無線基地局の最低バックアップ時間とDR継続時間を足した時間よりも長い燃料電池104を含む直流電源装置10を抽出する。これにより、上述した条件1〜3を満たす直流電源装置10のみが候補電源装置として特定(抽出)される。そして、演算部204は、複数の候補電源装置について、優先度f(k:1〜m)を設定する。より具体的には、ステップS4で算出したバックアップ可能時間と予め定められている各無線基地局の最低バックアップ時間の比が大きい順に優先度を設定する。
つづいて、演算部204は、優先度が最も高い基地局の直流電源装置10を選択する(ステップS6)。選択された直流電源装置10について、演算部204は、燃料電池104の放電によって減少する30分間の受電電力量に相当する通信負荷103の消費電力Ploadの30分間積算値の合計を算出する。
つづいて、演算部204は、選択された直流電源装置10(起動電源装置)について、燃料電池104の放電によって減少する30分間の受電電力量に相当する通信負荷103の消費電力Ploadの30分間積算値の合計と、抑制させる要求電力量Wrequestとを比較し、両者の差の絶対値が最小になっているか否かを判定する(ステップS7)。なお、両者の差の絶対値が最小になっているとは、…例えば以下のように判定する。優先度fk(k:1〜m)の大きい順に直流電源装置10を選択した際、優先度が1番大きい直流電源装置10からp−1番目に大きい直流電源装置10までを選択した場合(組み合わせ案1)と、優先度が1番大きい直流電源装置10からp番目に大きい直流電源装置10までを選択した場合(組み合わせ案2)と、優先度が1番大きい直流電源装置10からp+1番目に大きい直流電源装置10までを選択した場合(組み合わせ案3)それぞれの通信負荷103の消費電力Ploadの30分間積算値の合計と、抑制させる要求電力量Wrequestの差の絶対値を比較する。上記3つの組み合わせ案の中で、組み合わせ案2が最小となるとき、優先度が1番大きい直流電源装置10からp番目に大きい直流電源装置10までを選択した場合に、通信負荷103の消費電力Ploadの30分間積算値の合計と、抑制させる要求電力量Wrequestの差の絶対値が最小になっていると判定する。ステップS7において、両者の差の絶対値が最小となっている場合は、選択された各直流電源装置10(起動電源装置)の燃料電池104を起動することの指令を、指令部205から電力制御部105を通じて送信する(ステップS8)。このとき、整流器101より優先的に燃料電池104から通信負荷103に直流電力を供給するため、燃料電池電圧Vfcは整流器電圧Vdcより高く設定する。ステップS7において、両者の差の絶対値が最小となっていない場合は、再度ステップS6の処理を実行する。
その後、環境情報受信部203が、外部サーバ40より緊急地震速報を受信した際(ステップS9)は、受信した情報が演算部204に送られる。
演算部204は、当該時点で燃料電池104を起動している無線基地局(つまりS6で選択した燃料電池104)から、緊急地震速報の警戒エリア設置地点に含まれている燃料電池104(無線基地局)を抽出し、加振による燃料電池の破損を防ぐため、指令部205から電力制御部105を通じて当該燃料電池104に停止指令を送信する(ステップS10)。この場合、停電時に燃料電池104が起動したのちに、商用電力の復電時に整流器101の復活を検知して燃料電池104が停止できるよう、燃料電池電圧Vfcが整流器電圧Vdcよりも低く設定される。
S10で燃料電池を停止した分、燃料電池の放電によって減少する30分間の受電電力量に相当する通信負荷103の消費電力Ploadの30分間積算値の合計は、抑制させる要求電力量Wrequestより小さくなり、DR要求を満たすことができなくなる。その際は、現在起動していない燃料電池の中で最も優先度が高い燃料電池から順に起動することで、要求電力量Wrequestを満たすように燃料電池を追加で選択し(ステップS11)、消費電力Ploadの30分間積算値の合計と、抑制させる要求電力量Wrequestとを比較し、両者の差の絶対値が最小になっているか否かを判定し(ステップS12)、両者の差の絶対値が最小となっている場合は、選択された各直流電源装置10(起動電源装置)の燃料電池104を起動することの指令を、指令部205から電力制御部105を通じて送信する(ステップS13)。
次に、本実施形態に係る制御装置20の作用効果を説明する。
例えば多数の無線基地局でDRを実施する場合、無線基地局全体での受電電力の抑制要求を外部より受信する。無線基地局のトータルの受電電力を抑制するためには、各無線基地局で使用する商用電力(購入する電力と言い換えてもよい)を減少させ、各無線基地局で分担する抑制分の合計が、DR要請の抑制分全体と等しくなる必要がある。燃料電池が設置された無線基地局においても、DR発動時に燃料電池を起動することで、各無線基地局で使用する商用電力を減少させることが可能となるが、燃料タンクに貯蔵された燃料を用いて発電する燃料電池の場合、燃料電池を起動するとその分燃料タンク内の燃料残量が減少するため、災害時にバックアップ可能な時間が減少することになる。また各無線基地局が離散的に配置されている場合、天候・災害等による停電の発生確率も各無線基地局で大きく異なり、また無線基地局自体の大きさ・重要度等も異なるため、燃料電池を含む無線基地局群でDRを実施する際には、災害の発生確率や燃料電池の残量や基地局の保持時間等を考慮して、燃料電池の運転を実行させる(1拠点以上の)無線基地局を選択する必要がある。従来、DRに関して、燃料電池を含む複数の無線基地局の適切な選択制御方法が提案されていなかった。
本実施形態に係る制御装置20は、通信負荷103と、商用電源の交流電力を直流電力に変換し変換した直流電力を通信負荷103に供給する整流器101と、直流電力を通信負荷103に供給する燃料電池104と、燃料電池104を制御する電力制御部105と、を備える複数の直流電源装置10を制御する制御装置であって、複数の直流電源装置10それぞれから、燃料電池104の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報、並びに、通信負荷103の消費電力情報を受信するシステム情報受信部202と、商用電源から整流器101へ供給される電力量の抑制要求であって電力量の抑制量である抑制受電電力量を含んだ抑制要求を受信する要求受信部201と、抑制受電電力量、消費電力情報、及び燃料電池情報に基づいて、複数の直流電源装置10の中から、燃料電池104を起動させる一又は複数の直流電源装置10(起動電源装置)を選択する演算部204と、起動電源装置の燃料電池104が起動するように電力制御部105に起動制御指令を送信する指令部205と、を備える。
制御装置20では、商用電源から整流器101へ供給される電力量の抑制要求が受信された場合において、抑制受電電力量と、各直流電源装置10に含まれる通信負荷103の消費電力情報と、各直流電源装置10に含まれる燃料電池104の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報とに基づいて、燃料電池104を起動させる一又は複数の起動電源装置が選択されている。このように、DRにおいて、各直流電源装置10における消費電力情報に加えて、各直流電源装置10における燃料電池情報が考慮されることにより、例えば、起動可能であって且つ消費電力に対応する十分な燃料残量を有する燃料電池104を起動させること等が可能となり、抑制要求に応じて確実にDRを実施することができる。このことで、燃料電池104を備える複数の直流電源装置10の制御において、受電電力の抑制要求に応じて、適切にトータルの受電電力を抑制することができる。
要求受信部201は、商用電源から整流器101へ供給される電力量の抑制を継続する時間であるDR継続時間を含んだ抑制要求を受信し、演算部204は、消費電力情報及びDR継続時間と、燃料残量とに基づき、燃料電池104を起動させうる複数の直流電源装置10(候補電源装置)を特定すると共に、該複数の候補電源装置の優先度を設定し、該優先度に従って選択される一又は複数の候補電源装置についての消費電力情報及びDR継続時間から導出される消費電力量の合計と、抑制受電電力量との差の絶対値が最小になるように、複数の候補電源装置の中から、一又は複数の直流電源装置10(起動電源装置)を選択する。これにより、DR継続時間を考慮して、燃料電池104によって確実に消費電力量をカバーできる直流電源装置10(候補電源装置)の中から起動電源装置を選択することができる。また、優先度に従って、消費電力量の合計と抑制受電電力量との差の絶対値が最小になるように、一又は複数の起動電源装置が選択されることによって、より抑制要求に沿ったDRを実施することができる。
演算部204は、消費電力情報及び燃料残量に基づき燃料電池104によって通信負荷103をバックアップ可能なバックアップ可能時間を算出し、該バックアップ可能時間が、直流電源装置10毎に設定された最低限必要となる所定の最低バックアップ時間及びDR継続時間を合算した時間よりも長い直流電源装置10を、候補電源装置として特定する。これにより、DRによって燃料電池104を起動すると最低バックアップ時間の間に必要な燃料を下回ってしまう直流電源装置10を起動電源装置の候補から除外することができ、抑制要求に対応する直流電源装置10を適切に選択することができる。
演算部204は、バックアップ可能時間及び最低バックアップ時間の比が大きい順に、複数の候補電源装置の優先順位を設定する。これにより、消費電力に対する燃料残量に余裕がある候補電源装置について優先順位を高くして、起動電源装置として選択されやすくすることができ、抑制要求に対応する電源装置を適切に選択することができる。
制御装置20は、外部サーバ40から気象災害情報を受信する環境情報受信部を備えており、演算部204は、気象災害情報に基づき、気象災害の影響を受けうる直流電源装置10を除外して、複数の候補電源装置を特定する。例えば台風等の気象災害の影響を受けることが予想される直流電源装置10においては、停電に耐え得るように燃料電池104の燃料残量を十分に確保しておく必要がある。また、例えば地震等の気象災害の影響を受けることが予想される直流電源装置10においては、加振による燃料電池104の破損が考えられるため燃料電池104を起動させないことが好ましい。このような観点から気象災害の影響を受けうる直流電源装置10を起動電源装置の候補から除外することによって、気象災害の影響を受けうる直流電源装置10の燃料電池104の燃料残量を温存しつつ、抑制要求に対応する直流電源装置10を適切に選択することができる。
演算部204は、燃料電池104の起動後において、環境情報受信部203が気象災害情報を受信した場合には、気象災害の影響を受けうる起動電源装置の燃料電池104を停止させると決定すると共に、気象災害の影響を受けうる直流電源装置10を除外して特定した複数の候補電源装置から、優先度に従って、代替の起動電源装置を選択する。燃料電池104が起動された後に気象災害情報(例えば地震についての情報)を受信した場合において、気象災害の影響を受けうる直流電源装置10の燃料電池104を停止させることにより、例えば加振による燃料電池104の破損を抑制することができる。そして、そのような場合において候補電源装置から代替の起動電源装置が選択されることにより、気象災害が発生した場合においても確実にDRを実施することができる。
最後に、制御装置20のハードウェア構成について、図6を参照して説明する。制御装置20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。制御装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
制御装置20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、制御装置20の演算部204等の制御機能はプロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御装置20の演算部204等の制御機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、制御装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broad-band)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-Wide Band)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
ユーザ端末は、当業者によって、移動通信端末、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した場合においては、その要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。
本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
10…直流電源装置(電源装置)、20…制御装置、101…整流器、103…通信負荷、104…燃料電池、105…電力制御部、201…要求受信部(抑制要求受信部)、202…システム情報受信部(装置情報受信部)、203…環境情報受信部(気象災害情報受信部)、204…演算部、205…指令部(指令送信部)。

Claims (6)

  1. 通信負荷と、商用電源の交流電力を直流電力に変換し変換した直流電力を前記通信負荷に供給する整流器と、直流電力を前記通信負荷に供給する燃料電池と、前記燃料電池を制御する電力制御部と、を備える複数の電源装置を制御する制御装置であって、
    前記複数の電源装置それぞれから、前記燃料電池の運転状態及び燃料残量を示す燃料電池情報、並びに、前記通信負荷の消費電力情報を受信する装置情報受信部と、
    前記商用電源から前記整流器へ供給される電力量の抑制要求であって電力量の抑制量である抑制受電電力量を含んだ抑制要求を受信する抑制要求受信部と、
    前記抑制受電電力量、前記消費電力情報、及び前記燃料電池情報に基づいて、前記複数の電源装置の中から、前記燃料電池を起動させる一又は複数の起動電源装置を選択する演算部と、
    前記起動電源装置の前記燃料電池が起動するように前記電力制御部に起動制御指令を送信する指令送信部と、を備える制御装置。
  2. 前記抑制要求受信部は、前記商用電源から前記整流器へ供給される電力量の抑制を継続する時間である抑制継続時間を含んだ前記抑制要求を受信し、
    前記演算部は、
    前記消費電力情報及び前記抑制継続時間と、前記燃料残量とに基づき、前記燃料電池を起動させうる複数の候補電源装置を特定すると共に、該複数の候補電源装置の優先順位を設定し、該優先順位に従って選択される一又は複数の候補電源装置についての前記消費電力情報及び前記抑制継続時間から導出される消費電力量の合計と、前記抑制受電電力量との差の絶対値が最小になるように、前記複数の候補電源装置の中から、前記一又は複数の起動電源装置を選択する、請求項1記載の制御装置。
  3. 前記演算部は、前記消費電力情報及び前記燃料残量に基づき前記燃料電池によって前記通信負荷をバックアップ可能なバックアップ可能時間を算出し、該バックアップ可能時間が、電源装置毎に設定された最低限必要となる所定の最低バックアップ時間及び前記抑制継続時間を合算した時間よりも長い電源装置を、前記候補電源装置として特定する、請求項2記載の制御装置。
  4. 前記演算部は、前記バックアップ可能時間及び前記最低バックアップ時間の比が大きい順に、前記複数の候補電源装置の優先順位を設定する、請求項3記載の制御装置。
  5. 外部から気象災害情報を受信する気象災害情報受信部を更に備え、
    前記演算部は、前記気象災害情報に基づき、気象災害の影響を受けうる電源装置を除外して、前記複数の候補電源装置を特定する、請求項2〜4のいずれか一項記載の制御装置。
  6. 前記演算部は、前記燃料電池の起動後において、前記気象災害情報受信部が前記気象災害情報を受信した場合には、気象災害の影響を受けうる前記起動電源装置の前記燃料電池を停止させると決定すると共に、気象災害の影響を受けうる電源装置を除外して特定した前記複数の候補電源装置から、前記優先順位に従って、代替の起動電源装置を選択する、請求項5記載の制御装置。
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