JP2020071911A - 直流電源システムおよび制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】余分な燃料消費を抑えつつ停電発生時の燃料電池の起動時間を短縮する。【解決手段】商用電源51の交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を負荷104に供給する整流器101と、負荷104に直流電力を供給する燃料電池102と、直流電力を充放電可能な蓄電池103と、燃料電池102の起動停止等を制御する制御装置10とを備える直流電源システム1において、制御装置10は、少なくとも、商用電源51の停電予測の基礎となる予測基礎情報を取得する情報取得部201と、取得された予測基礎情報に基づき、停電発生前に燃料電池102を起動し、起動後に、燃料電池102の出力が定格出力に達するまでの時間よりも長く、停電発生が予想される経過時間よりも短く設定された所定の経過時間の経過後に燃料電池102を停止し、停電発生時に燃料電池102を再度起動する制御を行う制御部202とを含む。【選択図】図1

Description

本発明の一側面は、直流電源システムおよび制御方法に関する。
無線基地局等の設備には、停電発生時にも負荷(例えば通信機器)に直流電力を供給するために蓄電池を含む直流電源システムが設けられるのが一般的である。また、直流電源システムとして、蓄電池と燃料電池とを併用する電源システムも知られている(特許文献1参照)。例えば図7に示される電源システムでは、整流器101Eは商用電源51Eの交流電力を受電し直流電力に変換して負荷104Eに供給する。また、燃料電池102Eと蓄電池103Eの一方又は両方から直流電力を負荷104Eに供給することもできる。
ところで、燃料電池は、蓄電池とは異なり、起動後に出力が定格出力に達するまでの経過時間(以下「起動時間」という)として、実際にはある程度の時間を要する。そのため、停電発生時に商用電源51Eの交流電力が利用できなくなると、図8に示すように、時刻xに燃料電池102Eが起動された後、時刻yに出力が定格出力に達するまでは蓄電池103Eから負荷104Eに直流電力が供給され、燃料電池102Eの出力が定格出力に達した時刻yの後、燃料電池102Eから負荷104Eに直流電力が供給される。その後、時刻zに商用電源51Eの交流電力が復旧すると燃料電池102Eが停止し、整流器101Eから負荷104Eに電力が供給される。
特開2014−179199号公報
上記のように蓄電池103Eは、燃料電池102Eの出力が定格出力に達するまでの間、燃料電池102Eに代わって負荷104Eに電力を供給するため、負荷104Eに対して十分な蓄電容量を確保する必要がある。しかし、実際には、設置スペース等の関係で、蓄電池に十分な蓄電容量を確保できない場合がある。そのため、燃料電池は起動後に、より短時間で定格出力に達することが待望されている。
また、常時、燃料電池を低負荷運転状態で運用することで、燃料電池の起動時間を短縮することが考えられる。しかし、この運用では燃料を常時消費するため、余分な燃料消費が生じてしまい燃料消費量が増大するという課題が考えられる。
そこで、本発明は、余分な燃料消費を抑えつつ、停電発生時の燃料電池の起動時間を短縮することを目的とする。
燃料電池は、蓄電池と異なり、前回の起動からの経過時間が短いほど内部の化学反応が活性状態となり、再度の起動時に出力が速やかに定格出力に達する。このような特性に着目し、出願人は、以下のような発明をした。
本発明の一態様に係る直流電源システムは、商用電源の交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を、バスを介して負荷に供給する整流器と、前記バスに並列に接続され、前記バスを介して負荷に直流電力を供給可能とされた燃料電池と、前記バスに並列に接続され、前記バスを介して直流電力を充放電可能な蓄電池と、前記燃料電池の起動停止および前記蓄電池の充放電を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、少なくとも、前記商用電源の停電予測の基礎となる予測基礎情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得された予測基礎情報に基づき、停電発生前に前記燃料電池を起動し、起動後に、前記燃料電池の出力が定格出力に達するまでの時間よりも長く且つ停電発生が予想される経過時間よりも短く設定された所定の経過時間の経過後に前記燃料電池を停止し、停電発生時に前記燃料電池を再度起動する制御を行う制御部と、を含む。
上記の直流電源システムでは、制御装置において、情報取得部が少なくとも、前記商用電源の停電予測の基礎となる予測基礎情報を取得し、制御部が、取得された予測基礎情報に基づき、停電発生前に前記燃料電池を起動し、起動後に、前記燃料電池の出力が定格出力に達するまでの時間よりも長く且つ停電発生が予想される経過時間よりも短く設定された所定の経過時間の経過後に前記燃料電池を停止し、停電発生時に前記燃料電池を再度起動する制御を行う。これにより、燃料電池は、停電発生前に起動された後、所定の経過時間の経過後に停止する。ここでの所定の経過時間は、燃料電池の起動後に燃料電池の出力が定格出力に達するまでの時間よりも長く且つ停電発生が予想される経過時間よりも短く設定されている。そのため、上記の所定の経過時間の経過時点(即ち、燃料電池を停止する時点)では、停電発生が予想される時間は未だ経過しておらず、一方で、燃料電池の出力は既に定格出力に達し、燃料電池内部の化学反応は活性状態となっている。よって、その後、停電発生時に燃料電池を再度起動すると、速やかに燃料電池の出力は定格出力に達することができる。
このように、停電発生前に、燃料電池を一度起動して燃料電池の出力が定格出力に達するよう制御することで、燃料電池を常時運転状態とする場合のような余分な燃料消費を抑えつつ、停電発生時の燃料電池の起動時間を短縮することができる。
本発明の一態様によれば、余分な燃料消費を抑えつつ、停電発生時の燃料電池の起動時間を短縮することができる。このように燃料電池が速やかに定格出力に達し電力供給可能となることで、通常よりも小さい蓄電容量を持つ蓄電池が設置されている場合であっても、負荷への継続的な電力供給が可能となる。
直流電源システムの概略構成を示す図である。 制御装置の機能ブロック構成例を示す図である。 燃料電池の機能ブロック構成例を示す図である。 蓄電池の機能ブロック構成例を示す図である。 直流電源システムにおいて実行される処理例を示すフローチャートである。 直流電源システムの動作例を示す図である。 従来の直流電源システムの構成例を示す図である。 従来の直流電源システムの動作例を示す図である。 制御装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、発明の実施形態に係る直流電源システム1の概略構成を示す。直流電源システム1は、整流器101と、燃料電池102と、蓄電池103と、制御装置10とを備える。以下、各部の機能を説明する。なお、図において、各要素間の電力経路は太線で示され、各要素間の燃料の移動経路は二重線で示され、各要素間の信号経路は破線で示される。
直流電源システム1は、バスBを介して負荷104に直流電力を供給する。負荷104の一例として、無線基地局等に設置され、無線通信ネットワークを構成するために使用される通信機器が挙げられる。負荷104が消費する電力を「消費電力Pload」と称し図示する。
整流器101は、商用電源51の交流電力Pacを直流電力に変換し、変換した直流電力を、バスBを介して負荷104に供給する。整流器101が供給する直流電力を「整流電力Pdc」と称し図示する。また、整流電力Pdcが有する電圧を「整流電圧Vdc」と称し図示する。上記のバスBは、負荷104に直流電力を供給するための直流バスであり、整流器101と負荷104とを直接接続する電力線である。バスBの電圧を「バス電圧Vbus」と称し図示する。バスBには、後述の燃料電池102、蓄電池103及び制御装置10がそれぞれ並列に接続されている。
燃料電池102は、商用電源51の停電時に整流器101の代わりに、バスBを介して負荷104に直流電力を供給する電源として用いられる。燃料電池102とバスBとの接続箇所を「ノードN2」と称し図示する。燃料電池102が供給する直流電力を「燃料電池出力Pfc」と称し図示する。また、燃料電池出力Pfcが有する電圧を「燃料電池電圧Vfc」と称し図示する。このような燃料電池102の詳細については、後に図3を参照して説明する。
蓄電池103は、バスBを介して直流電力を充放電可能に構成されている。蓄電池103とバスBとの接続箇所を「ノードN3」と称し図示する。蓄電池103の充放電電力を「電池電力Pbt」と称し図示する。蓄電池103の電圧を「蓄電池電圧Vbt」と称し図示する。このような蓄電池103の詳細については、後に図4を参照して説明する。
制御装置10は、バスBのバス電圧Vbusと負荷104の消費電力Ploadとを常時測定する機能を備え、当該機能によりバス電圧Vbusと負荷の消費電力Ploadを取得する。制御装置10とバスBとの接続箇所を「ノードN1」と称し図示する。また、制御装置10は、外部(一例として外部サーバ30)からの信号CS4を受信することによって、商用電源51の停電予測の基礎となる後述の予測基礎情報を取得する。さらに、制御装置10は、取得した上記のさまざまな情報に基づいて燃料電池102の起動停止および蓄電池103の充放電を制御する。燃料電池102の制御例として、燃料電池102の起動制御及び停止制御が挙げられる。図1に示される例では、燃料電池102の制御には、制御信号CS2が用いられ、制御信号CS2は、制御装置10から燃料電池102へ送信される。蓄電池103の制御例として、蓄電池103の充電制御、放電制御、及び待機制御(充電も放電もしない制御)が挙げられる。図1に示される例では、蓄電池103の制御には、制御信号CS3が用いられ、制御信号CS3は、制御装置10と蓄電池103との間で送受信される。
なお、図1の変形例として、制御装置10の外部に、バスBのバス電圧Vbusと負荷104の消費電力Ploadとを常時測定する測定器を設け、この測定器によって取得されるバス電圧Vbusと負荷の消費電力Ploadを制御装置10に送信する構成を採用してもよい。
図2は、制御装置10の機能ブロック構成例を示す。制御装置10は、情報取得部201と、制御部202とを含む。
情報取得部201は、バスBのバス電圧Vbusと負荷104の消費電力Ploadとを常時測定する機能を内蔵し、当該機能によりバス電圧Vbusと負荷の消費電力Ploadを取得する。取得されたバス電圧Vbusと消費電力Ploadは、制御部202へ送られる。また、情報取得部201は、外部(一例として外部サーバ30)からの信号CS4を受信することによって、商用電源51の停電予測の基礎となる予測基礎情報を取得する。予測基礎情報としては、例えば、天候、風速、気温、気圧を含む気象データ、災害予測データ、緊急地震速報、気象情報を連想させる単語を含んだつぶやきの出現頻度解析データなどが挙げられ、これらのうち1つ又は複数であってもよい。
制御部202は、燃料電池102及び蓄電池103への指令内容を決定する。燃料電池102への指令の一例として、燃料電池102を起動するための起動指令、燃料電池102を停止するための停止指令、燃料電池電圧Vfcの変更指令が挙げられる。蓄電池103への指令の一例として、蓄電池103を充放電状態にするための充放電許可指令、蓄電池103を待機状態(充電も放電もしない状態)にするための待機指令が挙げられる。また、制御部202は、決定した指令内容に応じた制御指令信号を生成し、燃料電池102及び蓄電池103に送信する。燃料電池102への制御指令信号は、制御信号CS2として送信され、蓄電池103への制御指令信号は、制御信号CS3として送信される。
制御装置10のさらなる制御については、以下の燃料電池102及び蓄電池103の説明の後に説明する。
図1に戻り、燃料電池102は、停電が発生していない時は、基本的には停止している。商用電源51の停電が発生して商用電源51の交流電力Pacが利用できなくなると、燃料電池102は、バスBに直流電力を供給するために起動するように制御される。この制御は、制御装置10からの制御信号CS2に応じて行われる。燃料電池102には、定格出力Prが定められる。定格出力Prは、燃料電池102が想定している最大負荷電力である。想定される負荷は負荷104であり、燃料電池102の定格出力Prは、負荷104の消費電力Ploadと同等もしくは大きい。負荷104の消費電力Ploadが時間経過に伴い変動する場合は、燃料電池102の定格出力Prが、負荷104の消費電力Ploadが最も大きくなる時点の値と同等もしくは大きい。
図3は、燃料電池102の機能ブロック構成例を示す。図3に示される例では、燃料電池102は、発電部204と、燃料電池信号受信部205と、燃料供給部206と、燃料保管部207とを含む。
燃料電池信号受信部205は、制御装置10からの制御信号CS2を受信することによって、燃料電池102への制御指令(例えば、起動指令、停止指令、変更指令)を受信する。受信した制御指令は発電部204へ送られる。制御指令として例えば起動指令を受けると、発電部204は、燃料供給部206が燃料保管部207から供給する燃料を利用して電力の生成(発電)を開始する。発電部204の発電電力が、燃料電池出力Pfcとなる。制御指令として例えば停止指令を受けると、発電部204は、発電を停止する。なお、図3では燃料保管部207は、燃料電池102の内部としているが、燃料電池102の外部にあってもよい。
図1に戻り、蓄電池103は、停電時に燃料電池102が起動するまでの間、燃料電池102の代わりに、電力を負荷104に供給する電源として用いられる。通常時は、整流器101の整流電力Pdcによって、蓄電池103を充電することができる。
図4は、蓄電池103の機能ブロック構成例を示す。蓄電池の種類、詳細構成及び詳細動作等は公知であるので、ここでは説明を省略する。図4に示される例では、蓄電池103は、充放電制御部208と、蓄電池信号受信部209、蓄電部210と、蓄電池信号送信部211とを含む。
充放電制御部208は、蓄電池103の状態を制御する。この制御は、制御装置10からの制御指令(例えば、充放電許可指令、待機指令)に応じて行われる。蓄電池103の状態の制御手法は、特定の手法に限定されないが、例えば次のような手法が用いられてよい。
例えば蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbusと等しいもしくは低い場合、充放電制御部208が蓄電池電圧Vbtを昇圧させるように制御することにより蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbusより高くなる。これによって、蓄電池103からバスBに電力が供給(放電)される。一方、蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbusより高い場合、充放電制御部208が蓄電池電圧Vbtを降圧させるように制御することにより蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbusより低くなる。これによって、バスBから蓄電池103に電力が供給(充電)される。また、放電状態または充電状態の際に、充放電制御部208が蓄電池電圧Vbtとバス電圧Vbusが等しくなるように制御することにより、蓄電池103の充電または放電が停止(待機)する。
また、充放電制御部208は、蓄電池103の蓄電池電圧Vbt、蓄電池103の充電率(State Of Charge:以下「SOC」と称する)を常時測定する。
蓄電池信号受信部209は、制御装置10からの制御信号CS3を受信することによって、蓄電池103への制御指令を受信する。受信した制御指令は充放電制御部208へ送られる。
蓄電池信号送信部211は、蓄電池103の蓄電池電圧Vbt及びSOCの情報を充放電制御部208から受け取り、これらの情報を制御信号CS3として制御装置10に送信する。
再び図1及び図2を参照して、制御装置10の制御についてさらに説明する。制御部202は、情報取得部201から受信した予測基礎情報より、停電の原因となりうる気象現象を抽出する。一例としては、ゲリラ豪雨、特別警報、地震に関する警戒宣言等があげられる。上記停電の原因となりうる気象現象が今後一定時間T1(ここでは例えば6時間)以内に発生することが予想され、過去の一定時間T2(ここでは例えば6時間)以内に燃料電池102を起動していない場合に、燃料電池102を起動し、起動時刻を記録する。このとき、燃料電池102の燃料電池電圧Vfcは整流器101の整流電圧Vdcより高く設定され、燃料電池102の出力は整流器101の出力よりも優先して負荷104に供給される。燃料電池102の起動後に、地震発生の報知情報(例えば緊急地震速報)を受信した場合は、地震の揺れによる燃料電池102の破損等を防止するため、燃料電池102を停止する。燃料電池102の起動から、前述の時間T1よりも短い一定時間T3(ここでは例えば30分)経過後に燃料電池102を停止し、燃料電池102の燃料電池電圧Vfcを後述の閾値電圧Vpfよりも低い電圧に設定する。
制御部202は、バス電圧Vbusが予め定められた閾値電圧Vpf未満であるか否かを判断し、その判断結果に基づいて、停電が発生しているか否かを判断する。閾値電圧Vpfは、整流器101の整流電圧Vdcより低い電圧に設定され、整流器101が整流電力PdcをバスBに供給しているときには、バス電圧Vbusは閾値電圧Vpf以上であり、この場合、制御部202は、停電が発生していないと判断する。一方、停電が発生して整流器101が整流電力PdcをバスBに供給しなくなると、バス電圧Vbusが低下して閾値電圧Vpf未満となり、この場合、制御部202は、停電が発生していると判断する。閾値電圧Vpfは、燃料電池102の燃料電池電圧Vfc及び満充電時の蓄電池103の蓄電池電圧Vbtより高い電圧に設定される。これにより、停電時に燃料電池102及び/又は蓄電池103がバスB経由で負荷104に電力を供給しているときは、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpf未満となるので、制御部202は、停電が発生した又は停電が継続していると判断することもできる。
制御部202は、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpf未満となった場合に、停電が発生したと判断し、燃料電池102に起動指令を送信する。これにより、燃料電池102は、停電が発生したことに応じて、バスB経由で負荷104に燃料電池出力Pfcを供給するために起動する。このとき、停電発生前に実行された燃料電池102の起動によって燃料電池102の内部の化学反応が活性化しているため、燃料電池102の出力は、停電発生前に実行された起動時よりも早く定格出力に達する。
燃料電池102の起動後、燃料電池出力Pfcが負荷104の消費電力Ploadより小さい場合、蓄電池103を放電する。これによって、燃料電池102が定格出力Prを超えて出力することにより、燃料電池102が過負荷になることを防ぐ。
商用電源51からの電力供給が復帰した後(復電後)は、整流器101の整流電力Pdc及び燃料電池102の燃料電池出力Pfcの両方がバスBに供給され、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpf以上となる。このとき、燃料電池102を停止し、蓄電池103の放電も停止する。その後、制御部202は、蓄電池103のSOCが所定の基準値(ここでは例えば100%)未満であるか否かを判断し、SOCが基準値未満であれば、蓄電池103を充電するように制御してもよい。ここで、基準値として100%を採用すれば、蓄電池103が満充電(SOC=100%)でなければ、蓄電池103を充電する制御を行うことができる。
図5は、直流電源システム1において制御装置10により実行される処理(直流電源システム1における制御方法)の一例を示すフローチャートである。
図5のステップS1及びS2の処理は、停電発生を引き起こす災害等が発生するか否かを判断するために実行される。具体的には、制御装置10の情報取得部201は、外部サーバ30から予測基礎情報を受信する(ステップS1)。制御部202は、受信された予測基礎情報に基づいて、今後一定時間T1(ここでは例えば6時間)以内に停電が発生する可能性有無を判断する。この判断手法は公知の手法を用いてよい。例えば、具体的にはゲリラ豪雨警報、特別警報、地震に関する警戒宣言等が発令された場合、上記一定時間T1以内に停電が発生すると判断する(ステップS2)。一定時間T1以内に停電が発生すると判断された場合(ステップS2:YES)、ステップS3に処理が進められる。そうでない場合(ステップS2:NO)、ステップS9に処理が進められる。
ステップS3〜S8の処理は、停電発生前に燃料電池を起動し、停電発生時の燃料電池起動時間を短縮するために実行される。具体的には、制御部202は、燃料電池102が起動状態か否かを判断する(ステップS3)。燃料電池102が起動状態の場合(ステップS3:YES)、ステップS9に処理が進められる。そうでない場合(ステップS3:NO)、ステップS4に処理が進められる。過去一定時間T2(ここでは例えば6時間)以内に燃料電池102を起動しているかどうか判断する(ステップS4)。過去一定時間T2以内に燃料電池102を起動している場合(ステップS4:YES)、ステップS5に処理が進められる。そうでない場合(ステップS4:NO)、ステップS9に処理が進められる。これを受けて、燃料電池102の燃料電池電圧Vfcは整流器101の整流電圧Vdcより高く設定した状態で燃料電池102を起動し、起動時刻を記録する。(ステップS5)。また、制御部202は、緊急地震速報を受信したかどうか判断する(ステップS6)。緊急地震速報を受信した場合(ステップS6:YES)、起動中の加振による燃料電池の破損等を防ぐため、ステップS8に処理が進められる。そうでない場合(ステップS6:NO)、ステップS7に処理が進められる。次に、燃料電池102の起動から一定時間T3(ここでは例えば30分)が経過しているか判断する(ステップS7)。一定時間T3を経過している場合(ステップS7:YES)、ステップS8に処理が進められる。そうでない場合(ステップS7:NO)、ステップS9に処理が進められる。必要以上の燃料消費を防ぐため、燃料電池102を停止し、燃料電池102の燃料電池電圧Vfcを閾値電圧Vpfより低い電圧に設定する(ステップS8)。
ステップS9〜S13の処理は、停電発生時に燃料電池102を起動し、負荷104に直流電力を供給するために実行される。具体的に、制御部202は、バス電圧Vbusと閾値電圧Vpfを比較し(ステップS10)、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpf未満まで低下していた場合、停電状態であると判断する(ステップS11)。さらに、制御部202は、燃料電池102が起動状態であるか否かを判断する(ステップS12)。燃料電池102が起動状態でない場合には(ステップS12:NO)、制御部202は、燃料電池102の燃料電池信号受信部205を介して、発電部204に起動指令を送信する(ステップS13)。これを受けて、発電部204は、燃料供給部206から供給された燃料を利用して発電を開始する。燃料電池102が既に起動状態である場合には(ステップS12:YES)、ステップS13の処理はスキップされる。
ステップS14〜S15の処理は、燃料電池102の過負荷を防ぐために蓄電池103の放電を制御するために実行される。具体的に、制御部202は、燃料電池出力Pfcが情報取得部201により取得された負荷104の消費電力Ploadより小さい場合(ステップS14:YES)、蓄電池103の蓄電池信号受信部209を介して、充放電制御部208に対し放電指令を送信する(ステップS15)。
ステップS16〜S20の処理は、燃料電池102の停止を制御するために実行される。具体的には、制御部202は、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpf以上である場合、停電が発生しておらず商用電源51が利用可能であると判断する(ステップS16)。さらに、制御部202は、燃料電池102が起動状態であるか否かを判断する(ステップS17)。燃料電池102が起動状態の場合(ステップS17:YES)、制御部202は、燃料電池102の燃料電池信号受信部205を介して、発電部204に停止指令を送信する(ステップS18)。これにより、発電部204は発電を停止し、燃料電池102が停止することとなる。さらに、制御部202は、蓄電池103が放電状態であるか否かを判断する(ステップS19)。蓄電池103が放電状態の場合(ステップS19:YES)、制御部202は、蓄電池103の蓄電池信号受信部209を介して、充放電制御部208に対し放電停止指令を送信する(ステップS20)。
ステップS21〜S23は、復電後の蓄電池103の充電を制御するための処理である。具体的には、制御部202は、蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbus未満であるか否かを判断する。蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbus未満の場合(ステップS21:YES)、制御部202は、蓄電池103のSOCが所定の基準値(ここでは例えば100%)未満であるか否かを判断する(ステップS22)。蓄電池103のSOCが100%未満の場合(ステップS22:YES)、制御部202は、蓄電池103の蓄電池信号受信部209を介して、充放電制御部208に対し充電指令を送信する(ステップS23)。これを受けて、充放電制御部208は、蓄電部210が充電されるように制御する。蓄電池103のSOCが100%の場合(ステップS22:NO)、ステップS23の処理がスキップされ、ステップS1に処理が戻される。
図6は、直流電源システム1の動作例を示す図である。各グラフの横軸はいずれも時間軸を示す。一番上のグラフの縦軸はバス電圧Vbusを示し、中央のグラフの縦軸は燃料電池102の燃料電池出力Pfc(「燃料電池出力」として図示)を示し、一番下のグラフの縦軸は燃料電池102のSOC(「蓄電池残量」として図示)を示す。
時刻aよりも前の時刻では、停電が発生しておらず商用電源51からの交流電力Pacが利用可能な状態にある。バスBには整流器101からの整流電力Pdcが供給されており、バス電圧Vbusは閾値電圧Vpfよりも大きい整流電圧Vdcとなる。燃料電池102は停止状態にあり、燃料電池出力Pfcはゼロである。蓄電池103は充電状態にあり、SOCは上昇している。
時刻aの時点で、今後一定時間T1以内に停電が発生すると判断すると、過去一定時間T2以内に燃料電池102を起動していない図6の例では、燃料電池102を起動する。この時、燃料電池102の燃料電池電圧Vfcは整流器101の整流電圧Vdcよりも高く設定され、燃料電池102の出力は整流器101の出力よりも優先して負荷104に供給される。燃料電池102の出力は時間とともに上昇し、時刻bで定格出力Prに達する。燃料電池102の起動から一定時間T3(ここでは例えば30分)が経過した時刻cで、燃料電池102を停止し、燃料電池102の燃料電池電圧Vfcを閾値電圧Vpfよりも低い電圧に設定する。ここで燃料電池102の燃料電池電圧を変更するのは、後述する停電発生後の復電時に燃料電池102を自動的に停止させるためである。また、図6においては、緊急地震速報を受信した場合の動作は省略する。
時刻dにおいて、停電が発生する。バスBに整流器101からの整流電力Pdcが供給されなくなるので、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpfを下回り、燃料電池102が起動し、燃料電池出力Pfcが上昇し始める。燃料電池102の燃料電池出力Pfcによって負荷104の消費電力Ploadが賄えるようになる時刻eまでの間は、蓄電池103の放電電力によっても負荷104の消費電力Ploadが賄われる。図6の例では、燃料電池102を過去一定時間T2以内に起動しているため、時刻dから時刻eまでの経過時間(即ち、停電発生時の燃料電池102の起動時間)は、時刻aから時刻bまでの経過時間(即ち、停電発生前の燃料電池102の起動時間)よりも短縮される。
時刻fにおいて、復電となる。バスBに整流器101からの整流電力Pdcが再び供給されるようになり、バス電圧Vbusが整流電圧Vdcに戻り、燃料電池102は停止する。
以上説明した発明の実施形態によれば、停電発生前に、燃料電池を一度起動して燃料電池の出力が定格出力に達するよう制御することで、停電発生時に燃料電池を再度起動した際に燃料電池の起動時間を短縮することができる。また、燃料電池を常時運転状態とする従来の一手法に比べ、余分な燃料消費を抑えることができる。さらに、このように燃料電池が速やかに定格出力に達し電力供給可能となることで、通常よりも小さい蓄電容量を持つ蓄電池が設置されている場合であっても、負荷への継続的な電力供給が可能となる。
また、停電発生前に燃料電池を起動する条件として、(1)停電発生が予想される経過時間が所定の閾値以下であること、および、(2)過去の所定基準時間内に前記燃料電池を起動していないことを採用しているため、停電発生予想時刻に対しあまりにも早すぎる時点で燃料電池を起動することを回避できるとともに、前回の燃料電池起動からあまり時間が経っていないため燃料電池起動が不要であるにも関わらず燃料電池を起動してしまう事態を回避できる。
また、制御部は、停電発生前に燃料電池を起動した後、所定の経過時間T2が経過する前に、地震発生の報知情報(緊急地震速報)を受信した場合に、経過時間T2の経過を待たずに、時間T2よりも短く設定された時間T3の経過後に燃料電池を停止する。これにより、起動中の加振による燃料電池の破損を防ぎ、地震の揺れによる燃料電池の保護を図ることができる。
また、制御部は、バス電圧Vbusと閾値電圧Vpfを比較し、バス電圧Vbusが閾値電圧Vpf未満まで低下したことをもって停電状態であることを確実に判断することができる。
また、制御部は、燃料電池出力Pfcが負荷104の消費電力Ploadより小さい場合に、蓄電池から放電するよう制御することで、燃料電池の過負荷を防ぐことができる。
さらに、制御部は、復電後であり且つ蓄電池電圧Vbtがバス電圧Vbus未満であり且つ蓄電池のSOCが所定基準値(100%)未満である場合、蓄電池へ充電するよう制御する。これにより、復電後の蓄電池への充電制御を適切に行うことができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における制御装置10などは、本開示の方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図9は、本開示の一実施の形態に係る制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の制御装置10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。制御装置10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
制御装置10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述の制御装置10における各機能は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御装置10における各機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の制御装置10における各機能は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、制御装置10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE−Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、移動局は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、移動局は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、移動局は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
1…直流電源システム、10…制御装置、30…外部サーバ、51…商用電源、101…整流器、102…燃料電池、103…蓄電池、104…負荷、201…情報取得部、202…制御部、204…発電部、205…燃料電池信号受信部、206…燃料供給部、207…燃料保管部、208…充放電制御部、209…蓄電池信号受信部、210…蓄電部、211…蓄電池信号送信部、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (7)

  1. 商用電源の交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を、バスを介して負荷に供給する整流器と、
    前記バスに並列に接続され、前記バスを介して負荷に直流電力を供給可能とされた燃料電池と、
    前記バスに並列に接続され、前記バスを介して直流電力を充放電可能な蓄電池と、
    前記燃料電池の起動停止および前記蓄電池の充放電を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    少なくとも、前記商用電源の停電予測の基礎となる予測基礎情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された予測基礎情報に基づき、停電発生前に前記燃料電池を起動し、起動後に、前記燃料電池の出力が定格出力に達するまでの時間よりも長く且つ停電発生が予想される経過時間よりも短く設定された所定の経過時間の経過後に前記燃料電池を停止し、停電発生時に前記燃料電池を再度起動する制御を行う制御部と、
    を含む、
    直流電源システム。
  2. 前記制御部が停電発生前に前記燃料電池を起動する条件は、
    停電発生が予想される経過時間が所定の閾値以下であること、および、過去の所定基準時間内に前記燃料電池を起動していないこと、
    を含む、請求項1に記載の直流電源システム。
  3. 前記制御部は、
    停電発生前に前記燃料電池を起動した後、前記所定の経過時間が経過する前に、地震発生の報知情報を受信した場合、前記所定の経過時間の経過を待たずに、前記所定の経過時間よりも短く設定された時間の経過後に燃料電池を停止する、請求項1又は2に記載の直流電源システム。
  4. 前記情報取得部は、前記バスの電圧の情報を取得し、
    前記制御部は、前記バスの電圧と所定の閾値電圧とを比較し、前記バスの電圧が前記閾値電圧未満まで低下していた場合、停電状態であると判断する、請求項1〜3の何れか一項に記載の直流電源システム。
  5. 前記情報取得部は、前記燃料電池の出力および前記負荷の消費電力の情報を取得し、
    前記制御部は、前記燃料電池の出力が前記負荷の消費電力より小さい場合、前記蓄電池から放電するよう制御する、請求項1〜4の何れか一項に記載の直流電源システム。
  6. 前記情報取得部は、前記蓄電池の電圧、前記バスの電圧および前記蓄電池の充電率の情報を取得し、
    前記制御部は、復電後であり且つ前記蓄電池の電圧が前記バスの電圧未満であり且つ前記蓄電池の充電率が所定基準値未満である場合、前記蓄電池へ充電するよう制御する、請求項1〜5の何れか一項に記載の直流電源システム。
  7. 商用電源の交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を、バスを介して負荷に供給する整流器と、
    前記バスに並列に接続され、前記バスを介して負荷に直流電力を供給可能とされた燃料電池と、
    前記バスに並列に接続され、前記バスを介して直流電力を充放電可能な蓄電池と、
    前記燃料電池の起動停止および前記蓄電池の充放電を制御する制御装置と、
    を備える直流電源システムにおいて、実行される制御方法であって、
    前記制御装置が、少なくとも、前記商用電源の停電予測の基礎となる予測基礎情報を取得するステップと、
    前記制御装置が、取得された予測基礎情報に基づき、停電発生前に前記燃料電池を起動し、起動後に、前記燃料電池の出力が定格出力に達するまでの時間よりも長く且つ停電発生が予想される経過時間よりも短く設定された所定の経過時間の経過後に前記燃料電池を停止し、停電発生時に前記燃料電池を再度起動する制御を行うステップと、
    を含む制御方法。
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