JP6391146B2 - テーブル装置 - Google Patents
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Description
このようなテーブル装置は、使用者の要望に応じて、その配置を容易に変更できるよう、キャスターを備えている。
そこで、特許文献3には、接地脚を上下動させるためのアーム部材に設けた付勢部材によって、接地脚を下方に付勢する構成が開示されている。これにより、テーブル装置の拘束力が高められている。
また、付勢部材によって接地脚を下方に付勢すると、テーブル装置の拘束を解除するために接地脚を床面から離間させるときには、付勢力に抗して接地脚を操作しなければならない。このため、操作に必要な力が増大してしまう。
そこでなされた本発明は、テーブル装置の拘束力を高めつつ、軽い操作力で移動拘束機構を操作することのできるテーブル装置を提供することを課題とする。
すなわち、本発明に係るテーブル装置は、上下方向に延びる支持脚と、物品を載置可能な上面を有し、前記支持脚上に支持された天板と、前記支持脚の下面に設けられ、前記床面上を走行移動可能とするキャスターと、前記キャスターの移動の拘束、および前記拘束の解除が可能な移動拘束機構と、操作伝達部材が設けられ、前記操作伝達部材を介して前記移動拘束機構を操作する操作部材と、を備え、前記移動拘束機構は、上下方向に移動可能であり、前記支持脚から下方に向けて出没し前記キャスターより下方に突出して床面に接地可能な接地部材と、前記接地部材を下方に付勢する付勢部材と、一端が水平方向の回転軸回りに回転自在に支持され、他端が前記操作伝達部材に連結されて前記回転軸を中心として上下方向に揺動可能なアーム部材と、前記接地部材に形成された連係部材と、を備え、前記連係部材は、前記アーム部材の前記回転軸回りの回転にともなって、前記アーム部材の前記一端と前記他端との間の中間部の上部に突き当たり、前記アーム部材の前記中間部の前記上部には、下方に向けて凹となる湾曲凹部が形成されていることを特徴とする。
また、操作部材を操作し、操作伝達部材を介してアーム部材の他端側を上方に向けて揺動させると、接地部材が上方に移動して床面から離れる。また、アーム部材は一端側の回転軸を中心に回転する。アーム部材の回転にともなって、接地部材に形成された連係部材が、アーム部材の一端と他端との間の中間部の上面に突き当たる。これにより、キャスターによるテーブル装置の拘束を解除できる。このように接地部材を操作するに際し、アーム部材は、一端側が回転中心となる支点とされ、他端側が操作部材による操作力が伝達する力点とされ、中間部が連係部材を介して接地部材を上下方向に変位させる作用点となっている。よって、テーブル装置の拘束を解除するために接地部材を上方に移動させるには、付勢部材による下方への付勢力に抗して接地部材を操作する必要があるが、アーム部材の作用点が力点よりも支点に近いため、より軽い力でアーム部材を操作することができる。
また、アーム部材の中間部の上面に湾曲凹部を形成すると、アーム部材を揺動させて接地部材を上下方向に移動させる際にアーム部材の上面において連係部材が突き当たる部分を水平面に近づけることができる。これにより、アーム部材から連係部材に水平面に直交する鉛直方向の力が伝達される。よって、アーム部材から連係部材に伝達する力が水平方向に分散してしまうのを抑えることができる。
これにより、アーム部材から連係部材に伝達する力は、接地部材の移動方向にのみ作用する。したがって、アーム部材の操作力を接地部材に効率よく伝達することができ、必要な操作力を最小限に抑えることができる。
これにより、接地部材は、中心軸を挟んだその両側のそれぞれにおいて、揺動するアーム部材に連係部材が突き当たることによって上下方向に移動する。これにより、接地部材が安定的に上下方向に移動する。
このように、二個一対のアーム部材の両端がそれぞれ連結されることによって、これらのアーム部材を平面視すると中間部に中空部分が形成され、この中空部分に接地部材が挿通されることとなる。これにより、接地部材が中心軸に直交する方向(水平方向)に位置ズレするのを防ぐことができる。また、組み立ての際には、接地部材を、二つのアーム部材の間の中空部に挿通させればよく、組み立てを容易に行うことができる。
これにより、接地部材を下方に変位させる方向へのアーム部材の揺動を付勢することができ、接地部材をキャスターよりも下方に突出させる際の操作力を軽減することができる。
なお、以下の説明において、テーブル装置10が設置される床面F側を「下方」、その反対方向を「上方」、ユーザがテーブル装置10に対向する側を「前方」、その反対側を「後方」または「背面側」と適宜称する。
ここで、図1は、テーブル装置10の側面図であるために、支持脚20が一方のみしか図示されていないが、天板30は、図1の紙面に直交する方向に長手方向を有する矩形状であり、支持脚20は、その長手方向の両端部にそれぞれ設けられている。
なお、本発明においては、支持脚20を二本一対に限定するものではなく、天板30のサイズや形状によっては、一本のみ、あるいは三本以上の支持脚20を備える構成とすることもできる。
以下、そのための構成について説明する。
図1、図3に示すように、天板30は、その両端部に、それぞれサポートフレーム31が一体的に設けられている。各サポートフレーム31は、天板30の下面30bに直交する面内に位置し、下面30bに複数本のボルト32によって固定されている。
これによって、天板30は、両端部のサポートフレーム31に設けられたシャフト33を中心として回動自在とされている。そして、天板30は、図1に示したように、上面30aが水平となる使用状態と、図4に示したように、天板30の前端部30f側を上方に撥ね上げて傾斜した収納状態との間で回動可能とされている。
また、図4に示したように、天板30を撥ね上げた状態では、天板30の下面30bがカムプレート29の斜面29sに突き当たる。これにより、サポートフレーム31に形成された凹部31bに連結シャフト26が嵌まり込み、天板30の前端部30f側を上方に撥ね上げる方向への回転を規制する。
図5、図6に示すように、連結シャフト26には、サポートフレーム31と所定のクリアランスを確保した状態で、連結シャフト26の軸線に直交する面内に位置してサポートフレーム31に対向するカムプレート29が設けられている。
カムプレート29は、その基部29aが、連結シャフト26の外周面に一体的に固定されている。そして、カムプレート29は、基部29aから上方に延び、前記のシャフト33が貫通固定されている。また、カムプレート29には、その内方に後に説明するカムガイド孔29cが形成され、下方の外周面には、ロック爪係合溝29bが形成されている。
スイングプレート37の自由端側となる他端部37bには、浮動レバー部材36の回転シャフト36bが挿通されている。これにより、浮動レバー部材36は、スイングプレート37の自由端側となる他端部37bにおいて、回転シャフト36bを中心として回動可能とされている。
このスイングプレート37には、回転シャフト36bを中心とした円弧状のガイド溝37cが形成されている。このガイド溝37c内には、第一ガイド突起36cが挿入配置されている。これにより、浮動レバー部材36は、第一ガイド突起36cがガイド溝37cの範囲内で移動することで、回転シャフト36bを中心とした回動範囲が規制されている。
回転シャフト39には、側面視V字状の係止爪部材41およびアーム部材42が一体的に設けられている。
ここで、係止爪部材41は、カムプレート29と同一面内に位置するよう設けられている。係止爪部材41は、回転シャフト39からカムプレート29の下部外周面に沿って延びて形成されている。係止爪部材41は、その先端部に形成された係止爪41Sが、カムプレート29のロック爪係合溝29bに係止可能とされている。係止爪41Sがロック爪係合溝29bに係止された状態では、天板30は、その回転が拘束されて、上面30aが水平となる状態とされている。
そして、アーム部材42の先端部42aには凹部43が形成されている。アーム部材42の凹部43は、天板30が使用状態にあるときには、浮動レバー部材36のレバー部36aの一端側に突き当たるようになっている。
図5に示したように、サポートフレーム31から突出した回転シャフト39の端部39aには、操作レバー(操作部材)40が一体的に固定されている。ここで、操作レバー40は、回転シャフト39に対し、係止爪部材41およびアーム部材42とは反対側に延びるよう設けられている。これにより、操作レバー40は、回転シャフト39を介し、係止爪部材41およびアーム部材42と一体に設けられている。
この操作レバー40を回転シャフト39の軸線周り方向に操作することで、係止爪部材41およびアーム部材42は、回転シャフト39とともにその軸線周りに回動する。
また、幕板15は、その上端部15aが、カムプレート29の下端部に、リンクプレート45Aを介して連結されている。リンクプレート45Aの両端部は、カムプレート29、幕板15に対してピン46A、46Bを介して回転自在に連結されている。
また、リンクプレート45Aの中間部には、一端がサポートフレーム31,31の後端部に連結された連結プレート47が連結されている。この連結プレート47も、リンクプレート45A、サポートフレーム31に対してピン48A,48Bを介して回転自在に連結されている。
支持脚20の支柱部23には、上下方向に連続するスライド溝23aが形成されている。幕板15の下端部15bは、リンクプレート45Bおよび連結ピン49を介し、スライド溝23aに沿ってスライド移動自在に連結されている。
図7は、テーブル装置におけるストッパ機構の構成を示す断面図である。図8は、ストッパ機構の部品構成を示す斜視展開図である。図9は、ストッパ機構において、接地部材を下降させる途中の状態を示す断面図である。図10は、ストッパ機構において、接地部材を下降端まで下降させて床面に接地させた状態を示す断面図である。
図7に示すように、ベース部21に設けられたストッパ機構50は、接地部材51と、連係ピン(連係部材)54と、付勢部材57と、アーム部材55と、アーム付勢部材59と、ロック手段60と、を備えている。
アーム付勢部材収容部53eは、アーム収容部53dの一方の側端部から上方に向けて延びるよう形成されている。
そして、二個一対のアーム部材55は、一端側55aと他端側55bとでそれぞれ一体に連結されている。このようにして、二個一対のアーム部材55は、複数箇所に設けられた連結部55jにより、互いに間隔を空けて対向した状態で一体に連結されている。これにより、二個一対のアーム部材55,55の間には、平面視すると中空部分55hが形成され、この中空部分55hに接地部材51が挿通されている。このような二個一対のアーム部材55,55およびこれらを連結する連結部55jは、金属材料からなる鋳造品、樹脂材料からなる成形品等により一体に形成することができる。
これにより、図7、図9、図10に示すように、アーム部材55は、操作レバー40の操作によって操作ロッド58がその中心軸方向に変位することによって、回転軸56を中心として他端側55bが上下方向に揺動可能とされている。
このアーム部材55においては、連係ピン54がアーム部材55の中間部の上面(上部)の湾曲凹部55wに突き当たった状態で、操作レバー40によってアーム部材55を上下に揺動させると、連係ピン54がアーム部材55の揺動に連係して上下に変位する。すると、接地部材51が上下に変位し、支持脚20から下方に向けて出没する。なおここで、下方に向けて出没する動作とは、下方に向けて突出し、元の位置に戻る動作である。
湾曲凹部55wは、上記のようにアーム部材55を揺動させて接地部材51を上下方向に移動させるときに連係ピン54が突き当たる部分が、常に接地部材51の移動方向(シャフト51sの中心軸方向)に直交するよう連続した湾曲面により形成されている。
ここで、上方に向けて延出したアーム部材55の他端側55bにおいて、操作ロッド58の先端が連結された連結ピン52は、ホルダー53に保持された管体58Kの下端部58bの鉛直下方に位置するよう設けられている。
より具体的には、後述するロック手段60の突起61と係合凹部62とが係合し、接地部材51が床面Fに接地した状態で、連結ピン52は、ホルダー53に保持された管体58Kの下端部58bの鉛直下方に位置するよう設けられている。これにより、操作レバー40を操作してアーム部材55の他端側55bを上方に向けて揺動させ、突起61と係合凹部62との係合を解除する際に、操作ロッド58から連結ピン52を介してアーム部材55に加わる操作力が最も効率的に伝わる。
さらに、連結ピン52は、アーム部材55において、その回動中心となる回転軸56に対して最も外周側に配置されているのが好ましい。これにより、連結ピン52を最外周側に配置することで、アーム部材55が揺動したときの連結ピン52の移動軌跡の曲率半径が大きくなる。加えて、連結ピン52は、アーム部材55が揺動したときの連結ピン52の移動範囲が、回転軸56とほぼ同じ高さの領域となるように設けるのが好ましい。このようにすると、操作レバー40を操作することによってアーム部材55が揺動したときに、上下方向に直交する水平方向(図7に示す紙面左右方向)において、操作ロッド58の先端が連結された連結ピン52の移動幅を小さく抑えることができる。よって、操作ロッド58の上下方向に直交する水平方向(図7に示す紙面左右方向)における振れ幅が小さくなる。これにより、操作ロッド58が他の部材などに緩衝するのを抑えることができ、管体58Kの内周面との摩擦による抵抗力も抑えることができる。
このアーム付勢部材59は、下端59aと上端59bとを互いに接近させる方向の引張力を付与する引張バネにより形成されている。
図10に示すように、ロック手段60は、アーム部材55の突起61が接地部材51の係合凹部62に係合することで、接地部材51が上方に変位するのを拘束する。
ここで、図9、図10に示すように、アーム部材55は、接地部材51の下降にともなって他端側55bが下方に向けて揺動する。そして、図10に示すように、ロック手段60は、接地部材51が下降端位置の直前に到達したときに、突起61が係合凹部62に入り込み、接地部材51が下降端位置に到達すると突起61が係合凹部62に係合するようになっている。係合凹部62は、アーム部材55に形成された突起61の揺動軌跡に沿って、円弧状に湾曲して形成されている。
また、この状態で、アーム部材55と接地部材51とがロック手段60によって係合し、接地部材51が突出した状態で拘束される。ロック手段60を構成する突起61が形成されたアーム部材55は、アーム付勢部材59により、突起61が係合凹部62に食い込む方向に付勢されている。これにより、ロック手段60によるアーム部材55と接地部材51との係合状態が確実に維持される。
また、接地部材51を床面Fに接地する直前には、案内溝53mの上下端部に連係ピン54が突き当たることによって接地部材51の下方への移動が規制されると、連係ピン54とアーム部材55とが上下方向に離間して非連係状態となる。すると、シャフト51sを下方に付勢する付勢部材57の付勢力がシャフト51sのみに伝達され、付勢部材57の付勢力が効果的に発揮される。また、接地部材51に作用する荷重が、連係ピン54を介してアーム部材55に作用しない。
上記したような構成のテーブル装置10においては、天板30を上面30aが水平となる使用状態で回転不能な状態とし、キャスター24,25によるテーブル装置10の移動を拘束した第一の状態、天板30を上面30aが水平となる使用状態で回転不能としたまま、テーブル装置10の移動の拘束のロックを解除した第二の状態、天板30を回転可能としたままテーブル装置10の移動の拘束のロックを解除した第三の状態とに、操作レバー40の回転操作により切り換え可能とされている。そして、第三の状態では、使用者が天板30を回転させて使用状態から収納状態へと移行できる状態となる。
以下、詳細を示す。
図11(a)に示すように、天板30の上面30aが水平で、幕板15が天板30の背面側でほぼ垂直となる第一の状態とされたときには、ユーザは、天板30上のスペースを利用することができる。この状態で、幕板15は、連結プレート47のピン48A,48Bの間隔に応じて、リンクプレート45Aがピン46Aに対してピン46B側が上方に位置し、幕板15が天板30の背面側の下方でほぼ鉛直に位置するようになっている。
この状態で、係止爪41Sがロック爪係合溝29bに係止された状態であり、天板30は、その回転が拘束されて、上面30aが水平な使用状態とされている。
また、図7、図8に示したように、この状態では、浮動レバー部材36の第一ガイド突起36cがスイングプレート37のガイド溝37cの下端に位置し、これと対応して接地部材51の接地パッド51pは床面Fに接地し、付勢部材57の付勢力によって床面Fに押し付けられている。この状態で、キャスター24,25は床面Fから浮上することなく接地されたままの状態とされ、接地パッド51pと床面Fとの間の摩擦力によって、テーブル装置10の移動が拘束されている。
図11(b)に示すように、第一の状態から、ユーザが操作レバー40を一定量上方に引き上げると、係止爪部材41およびアーム部材42が、回転シャフト39の軸線周りに回動する。すると、アーム部材42より、浮動レバー部材36が押圧される。これにより、浮動レバー部材36が回転シャフト36bを中心として回動し、第一ガイド突起36cが、スイングプレート37のガイド溝37cに沿って上方に移動する。
これによって、操作ロッド58が上方に移動する。すると、回転軸56を中心としてアーム部材55が回転し、他端側55bが上昇する。これにより、図9に示すように、接地部材51の接地パッド51pが上昇して床面Fから離れ、第二の状態となる。これにより、テーブル装置10は、キャスター24,25により床面F上で移動可能となる。
また、図11(b)に示すように、この状態では、係止爪部材41の先端部に形成された係止爪41Sが、カムプレート29のロック爪係合溝29bからは完全に抜けておらず係止されたままとされ、天板30の回動はロックされた状態を維持している。
図1に示したように、操作レバー40をさらに上方に引き上げ操作すると、係止爪部材41の先端部に形成された係止爪41Sが、カムプレート29のロック爪係合溝29bから抜けて非係止状態とされる。これによって、キャスター24,25により床面F上で移動可能としつつ、天板30のロックが解除され、これを上方に撥ね上げ可能な第三の状態となる。
この状態では、接地部材51のシャフト51sおよび接地パッド51pは、第二の状態と同じ状態、すなわち床面Fから離れた状態を維持しており、テーブル装置10は、キャスター24,25により床面F上で移動可能となっている。
上記の第三の状態から、ユーザが天板30の前端部30fを上方に引き上げると、天板30は、シャフト33,33を中心として回転する。すると、天板30の背面側に一端が連結された連結プレート47が、天板30の回転に伴って下方に移動し、これによってリンクプレート45Aの中間部が下方に向けて押圧される。リンクプレート45Aは、ピン46Aを中心として回動し、ピン46B側が下方に向けて移動する。その結果、幕板15が下方に押し下げられる。このとき、幕板15の下端部15bは、支柱部23のスライド溝23aに沿って下方に向けてスライド移動する。
そして、サポートフレーム31に形成された凹部31bに連結シャフト26が突き当たった時点で、天板30の回転が規制される。この状態で、図4に示すように、係止爪部材41の係止爪41Sが、カムプレート29に形成された段部29dに嵌まり込み、これによって、天板30を跳ね上がった状態となる収納状態で回転不能に拘束する。このようにして、最終的に、天板30および幕板15は、支柱部23の背面側に沿って位置する状態まで引き起こされる。
これにより、テーブル装置10は、複数台を前後に重合させて収容することが可能となる。
天板30のサポートフレーム31の下面31aが連結シャフト26上に突き当たった時点で、図11(b)に示すように、天板30が水平な第二の状態となる。この状態で、操作レバー40を下げると、付勢部材57の付勢力によって、アーム部材55が回転して、他端側55bが下降する。これによって、接地部材51の接地パッド51pが下降して床面Fに接地し、図11(a)に示したような第一の状態となる。
したがって、テーブル装置10の拘束力を高めつつ、軽い操作力でストッパ機構50を操作することが可能となる。
アーム部材55の上面が一端側55aから他端側55bに向けて直線状である場合、アーム部材55の上面は、アーム部材55の揺動によって傾斜する。すると、アーム部材55を揺動させて接地部材51を上下方向に移動させる際、アーム部材55から連係ピン54に伝達する力は、垂直方向と水平方向とに分散してしまう。
これに対し、上記のように、アーム部材55の中間部の上面に湾曲凹部55wを形成すると、アーム部材55を揺動させて接地部材51を上下方向に移動させる際にアーム部材55の上面において連係ピン54が突き当たる部分を連係ピン54の移動方向に対して直交した水平面とすることができる。したがって、アーム部材55から連係ピン54に伝達する力が水平方向に分散してしまうのを抑えることができる。したがって、この点においても、アーム部材55の操作力を軽減することができる。
これにより、接地部材51は、中心軸を挟んだその両側のそれぞれにおいて、アーム部材55に連係ピン54が突き当たりながら上下方向に移動する。これにより、接地部材51が安定的に上下方向に移動する。
そして、操作レバー40の操作で、天板30の回転のロックを解除した状態では、天板30を軽い操作力で容易に回転させることが可能となる。また、操作レバー40の回転は、天板30の回転動作とは独立しているため、軽い操作力で操作レバー40を操作できる。
なお、本発明のテーブル装置は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、アーム部材55の上面に湾曲凹部55wを備える構成としたがこれに限らない。図12に示すように、アーム部材55の上面が一端側55aから他端側55bにかけて直線状に形成されているようにしてもよい。
さらには、天板30が撥ね上がらない構成のテーブル装置においても、本発明の構成を適用することができる。
さらに、ストッパ機構50の操作は、操作レバー40の操作に限らず、例えば天板30の回動操作等に連動させるようにしてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
20 支持脚
24,25 キャスター
30 天板
30a 上面
40 操作レバー(操作部材)
50 ストッパ機構(移動拘束機構)
51 接地部材
54 連係ピン(連係部材)
55 アーム部材
55a 一端側
55b 他端側
55w 湾曲凹部
56 回転軸
57 付勢部材
58 操作ロッド(操作伝達部材)
59 アーム付勢部材
60 ロック手段
61 突起
62 係合凹部
F 床面
Claims (5)
- 上下方向に延びる支持脚と、
物品を載置可能な上面を有し、前記支持脚上に支持された天板と、
前記支持脚の下面に設けられ、前記床面上を走行移動可能とするキャスターと、
前記キャスターの移動の拘束、および前記拘束の解除が可能な移動拘束機構と、
操作伝達部材が設けられ、前記操作伝達部材を介して前記移動拘束機構を操作する操作部材と、を備え、
前記移動拘束機構は、
上下方向に移動可能であり、前記支持脚から下方に向けて出没し前記キャスターより下方に突出して床面に接地可能な接地部材と、
前記接地部材を下方に付勢する付勢部材と、
一端が水平方向の回転軸回りに回転自在に支持され、他端が前記操作伝達部材に連結されて前記回転軸を中心として上下方向に揺動可能なアーム部材と、
前記接地部材に形成された連係部材と、を備え、
前記連係部材は、前記アーム部材の前記回転軸回りの回転にともなって、前記アーム部材の前記一端と前記他端との間の中間部の上部に突き当たり、
前記アーム部材の前記中間部の前記上部には、下方に向けて凹となる湾曲凹部が形成されていることを特徴とするテーブル装置。 - 前記湾曲凹部は、前記アーム部材を揺動させて前記接地部材を前記上下方向に移動させるときに前記連係部材が突き当たる部分が常に前記接地部材の移動方向に直交するよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル装置。
- 前記アーム部材は、前記接地部材の中心軸を挟んでその両側に配置された二個一対で設けられ、
前記連係部材は、前記接地部材の中心軸を挟んだ両側にそれぞれ突出するよう設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のテーブル装置。 - 二個一対の前記アーム部材は、前記一端側と前記他端側とでそれぞれ一体に連結されていることを特徴とする請求項3に記載のテーブル装置。
- 前記アーム部材において、前記一端側の回転軸を挟んで前記他端側とは反対側に、前記アーム部材を上方に付勢するアーム付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のテーブル装置。
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