JP6390214B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体が吐出される媒体を支持する支持面を有する媒体支持部と、支持面に支持された状態の媒体の支持面と反対側から液体を加熱可能な加熱部とを備えた液体吐出装置に関する。
従来、シートに吐出されたインクを乾燥させるヒーターと、シート支持面を有する第1部材と、第1部材の裏面に接するように配置された第2部材と、を有し、第1部材は第2部材より熱伝導率が高いことを特徴とするインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−28089号公報
しかしながら、シート支持面の熱伝導率を考慮していても、シート支持面において温度のばらつきが起きてしまう場合があった。温度の伝わり方は熱拡散率によって左右されるため、熱伝導率のみを考慮していても不十分なためである。なお、熱拡散率は、熱伝導率を比熱と密度との積で除することにより求められる物性値である。したがって、ヒーターによってシート上のインクを加熱する加熱領域において、シート支持面の温度がばらついてしまうと、インクの乾燥状態のばらつきとなり、例えば、色差が悪化してしまう等、画像品質が低下してしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる液体吐出装置は、前記液体が吐出される媒体を支持可能な媒体支持部と、前記媒体支持部に支持された前記媒体を加熱可能な加熱部と、を備え、前記媒体支持部は、前記媒体を支持可能な第1部材と、前記第1部材を支持する第2部材と、を含み、前記第1部材の熱拡散率は前記第2部材の熱拡散率より高く、前記第2部材の熱伝導率は前記第1部材の熱伝導率より低いことを特徴とする。
この構成によれば、第1部材では温度の均一性が高く、第1部材から第2部材には伝熱が起こりにくいため、媒体を加熱する際、加熱ムラを抑制しつつ、加熱効率を高めることができる。したがって、加熱領域における温度ばらつきが低減され、画像品質を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第1部材の熱拡散率は、90(mm2/秒)以上であることを特徴とする。
この構成によれば、加熱ムラを効果的に抑制することができる。
[適用例3]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第1部材の熱容量は、前記第2部材の熱容量より小さいことを特徴する。
この構成によれば、第1部材の熱容量は相対的に小さいため伝熱量が少なく、温度の伝わる速度を速めることができる。これにより、温度ばらつきを抑制することができる。
[適用例4]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第1部材の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下であることを特徴とする。
この構成によれば、第1部材の厚みが比較的薄く設定されるために熱容量が小さくなる。これにより、媒体から第1部材への伝熱量が少なくなり、加熱効率を高めることができる。
[適用例5]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記媒体支持部は、前記第1部材及び前記第2部材よりも前記媒体の搬送方向における下流側に設けられ、前記媒体を支持可能な第3部材を含み、前記第3部材の熱拡散率は前記第2部材より熱拡散率が高く、前記第3部材の熱容量は前記第1部材の熱容量よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、加熱された媒体の熱を第3部材に伝熱させ、媒体の熱的ダメージを抑制することができる。
[適用例6]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第2部材の吸水率は、0.2%以下であることを特徴とする。
この構成によれば、水分吸収による熱伝導率の変化を抑えることができ、媒体に吐出された液体を少ない熱エネルギーで効果的に加熱することができる。
[適用例7]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第1部材の動摩擦係数は、0.4以下であることを特徴とする。
この構成によれば、媒体の搬送抵抗を低く抑えることができるので、加熱された状態の媒体の搬送工程におけるダメージを低減することができる。
[適用例8]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第2部材の耐熱温度は、150℃以上であることを特徴とする。
この構成によれば、第2部材の熱変形を抑えることができる。
[適用例9]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第2部材の厚さは、2mm以上であることを特徴とする。
この構成によれば、断熱性を安定させることができる。
[適用例10]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第2部材は、熱硬化性樹脂とバルーンと繊維製補強材とを含むシート状材料が積層されたものであることを特徴とする。
この構成によれば、シート状材料の積層構造によって、第2部材の断熱性と強度を容易に確保することができる。
[適用例11]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記第1部材及び前記第2部材には、前記媒体に吸引力を作用させるための吸引孔が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、媒体を容易に吸着保持でき、媒体を安定させた状態で液体を吐出することができる。
[適用例12]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記加熱部は、前記媒体に吐出された前記液体を、温度が35℃〜60℃になるように加熱することを特徴とする。
この構成によれば、媒体に吐出された液体を十分に乾燥させることができる。
[適用例13]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記加熱部は、前記媒体に吐出された前記液体を、温度が前記吐出部の耐熱温度以下になるように加熱することを特徴とする。
この構成によれば、吐出部の不具合を起こさずに液体を加熱することができる。
[適用例14]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記加熱部は、少なくとも2.0μm以上6.0μm以下の波長を含む電磁波を放射することによって、前記媒体に吐出された前記液体を加熱することを特徴とする。
この構成によれば、媒体に吐出された液体を効率的に加熱することができる。
[適用例15]上記適用例にかかる液体吐出装置では、前記媒体に吐出された前記液体に風を送る送風部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、媒体に吐出された液体を効率よく乾燥させることができる。
本発明の実施形態に係る液体吐出装置を表す側断面図。 本発明の実施形態に係る液体吐出装置を表す要部拡大側断面図。 本発明の実施形態に係る液体吐出装置の媒体支持部を表す斜視図。 本発明の実施形態に係る液体吐出装置の媒体支持部を表す側断面図。 本発明の実施形態に係る液体吐出装置の媒体支持部を表す一部拡大側断面図。 従来の液体吐出装置の媒体支持部を表す側断面図。
[実施形態](図1〜図5参照)
以下に、本発明の実施形態に係る液体吐出装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本実施形態に係る(1)液体吐出装置の概略の構成について説明し、続いて本発明の要部となる(2)媒体支持部の構成と作用態様について具体的に説明する。
(1)液体吐出装置の概略の構成(図1及び図2参照)
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置1は、液体Qが吐出される媒体Mを支持する支持面5を有する媒体支持部7と、支持面5に支持された状態の媒体Mの支持面5と反対側から媒体Mを加熱可能な加熱部9とを備えることによって基本的に構成されている。換言すれば、液体吐出装置1は、媒体Mに吐出された液体Qを加熱可能な加熱部9を備えている。
ここで加熱部9は、赤外線等の電磁波Aを対象に向けて照射して加熱するものが一例として挙げられるが、これに限定されない。即ち、加熱部9は、支持面5に支持された状態の媒体Mに対して、支持面5と反対側から加熱可能なものであればよい。
本実施形態の液体吐出装置1は、赤外線などの電磁波Aを照射する加熱部9を一例として使用し、媒体Mを搬送方向Yの上流側から下流側に搬送する搬送部17を備える構成のインクジェットプリンターである。
したがって、本実施形態では液体Qはインクであり、電磁波Aの輻射熱によってインク中の液体成分が加熱乾燥されて媒体Mの表面にインク中の色材(顔料、染料等)が定着する性質を有する液体Qである。
また、液体吐出装置1は液体Qを吐出可能な吐出部3を備えている。吐出部3は、液体Qを吐出する吐出ヘッド19と、吐出ヘッド19を一例として下面に搭載した状態でキャリッジガイド軸21に沿って媒体Mの送り方向Yと交差する幅方向Xを走査方向として往復動するキャリッジ23とを備えている。
また、媒体Mの素材としては、紙、塩化ビニル樹脂、布(綿、麻、絹等を用いた織物)等を用いることができる。このとき、厚さは各種厚さの素材を用いることができる。また、媒体MとしてCDやDVD等のディスクを用いてもよい。
また媒体支持部7は、吐出ヘッド19の吐出面と対向する位置に設けられる媒体Mの支持部材であり、媒体支持部7の支持面5と吐出ヘッド19の吐出面との間のギャップを規定する役割を有している。
そして、媒体支持部7が後述するように本発明の特徴的構成部材となっている。
電磁波Aは、前述したように加熱部9から直接的に支持面5上の媒体Mに対して照射されるか、反射板であるリフレクター25を介して間接的に支持面5上の媒体Mに対して照射される。電磁波Aは、赤外線や遠赤外線、可視光等、照射対象に輻射熱を発生させるものを使用する。本実施形態では、一例として赤外線を使用しており、加熱部9として赤外線ヒーターを採用している。
また搬送部17は、液体吐出装置1の内部に形成される媒体搬送経路15と、媒体搬送経路15中の媒体Mの搬送を案内する図示しないガイドローラー等のガイド部材と、媒体支持部7の支持面5に形成されている複数の吸引孔8を利用して媒体Mを吸着保持する吸引部材(図示せず)と、吐出ヘッド19と媒体支持部7との間のギャップ内に媒体Mを送り込む一対のニップローラー27を含む媒体Mを搬送するための部材と、を備えている。
更に本実施形態では、支持面5上の媒体Mに対する電磁波Aの照射領域(加熱領域)11に対して、搬送部17による媒体Mの搬送方向Yにおける上流側から下流側に向けて風Wを送る送風部29として乾燥ファンが、図1に示すように照射領域(加熱領域)11の高さ方向Zの上方位置に設けられている。
尚、この送風部29は、幅方向Xに沿って複数設けられ、幅方向Xに沿ってライン状に送風を行うことが可能となっている。なお、キャリッジ23が存在する領域では、風Wがキャリッジ23によって遮られる。したがって、送風部29は、キャリッジ23が存在する領域以外の幅方向Xの空き領域に対して、図1中の矢印で示すように風Wを流して、媒体Mに吐出された液体Qの乾燥を促進させる役割を有している。
(2)媒体支持部の構成と作用(図1〜図4参照)
本実施形態に係る液体吐出装置1では、媒体支持部7は、液体Qが吐出される媒体Mを支持可能な第1部材32と、第1部材32を支持する第2部材33と、を有している。そして、第1部材32の熱拡散率は第2部材33の熱拡散率より高く、第2部材33の熱伝導率は第1部材32の熱伝導率よりも低くなっている。ここで、物体における熱拡散率は、物体の熱伝導率を、密度と比熱との積で除することによって求められる。なお、熱拡散率は温度伝導率などとも呼称される。
また本実施形態では、媒体支持部7の本体部41は、図4に示すような一様な断面形状を有し、図3に示すように幅方向Xに長い一例としてアルミニウム製の枠材によって構成されている。
図6に従来の媒体支持部70を示す。従来の媒体支持部70は、支持面50と吸引孔80と読取り溝部450とを備えているが、前述した第1部材32及び第2部材33は存在しない。
本実施形態では、媒体支持部7の本体部41は、第1部材32と第2部材33とで構成される第1構成部35を収容する凹部43が形成されており、凹部43に第1構成部35が取り付けられている。さらに、詳細には、図4に示すように、凹部43の底面に第2部材33が取り付けられ、第2部材33上に第1部材32が形成されている。第1部材32と第2部材33とは、例えば、エポキシ系樹脂等によって接続されている。したがって、第2部材33が第1部材32を支持する構成となる。なお、本実施形態では、第2部材33の頂部全面に第1部材32が形成されている。そして、第1構成部35の側面部35aと凹部43の側面部43aとの間には隙間G(例えば、第1構成部35の側面部35aと凹部43の側面部43aとの距離が0.3mm程度の隙間G)が設けられている。すなわち、本実施形態では、第1部材32と本体部41とが接触しないように構成されている。
尚、凹部43の搬送方向Yの下流側には、媒体Mの位置検出等に使用する図示しないセンサーを収容するための読取り溝部45が幅方向Xに沿って一例として2本設けられている。
液体Qの乾燥のために媒体Mに加熱部9から与えられた熱エネルギーは、媒体Mを支持する支持面5に伝熱する。そして、支持面5を有する第1部材32は熱拡散率が相対的に高い部材であるため、第1部材32の全体に温度が伝わっていく。これにより、支持面5の温度のばらつきが低減され、媒体M上に吐出された液体Qが均一に加熱される。また、第1部材32の下方に、熱伝導率が相対的に低い第2部材33が存在するため、第1部材32の熱エネルギーは第2部材33に伝わりにくい。したがって、第1部材32からの熱エネルギーの流出が抑制され、第1部材32の保温性を高めることができる。
まとめると、第1部材32では温度の均一性が高く、第1部材32から第2部材33には伝熱が起こりにくい。このため、媒体Mを加熱する際、加熱ムラを抑制しつつ、加熱効率を高めることができる。したがって、加熱領域11における温度ばらつきが低減され、画像品質を向上させることができる。
また、第1部材32と本体部41との間に第2部材33が存在するため、熱エネルギーは本体部41に伝熱しにくくなる。即ち、熱エネルギーは本体部41に逃げるにくくなる。本体部41は質量が比較的大きいため、本体部41への熱エネルギーの流出を抑えることで、エネルギー効率が向上する。
これにより、媒体Mを加熱するに際してのエネルギー効率が良くなり、加熱部9が出力する熱エネルギーを少なくしても足りるようになる(省電力化)。その結果、媒体Mに吐出された液体Q全体を均一に加熱するとともに、少ない熱エネルギーで効果的に加熱することが可能になる。また、加熱に際して生じる媒体Mのダメージを低減することが可能になる。
次に、第1構成部35を媒体支持部7のどの部分に設けるかについて、説明する。
[吐出領域に対して]
本実施形態では更に、第1構成部35は、支持面5の、媒体Mにおける液体Qが吐出される吐出領域13を支持する部分の少なくとも一部に存在するように構成されている。「少なくとも一部に存在」とは、吐出領域13の全部に存在してもよく、一部に存在しても良い意味である。図に示した実施形態では、第1構成部35は、吐出領域13のほぼ全領域と、更に吐出領域13よりも搬送方向Yの上流側の部分とに設けられている。
吐出領域13は、液体Qが媒体Mに吐出される領域であるので、乾燥のために加熱部9から熱エネルギーが多く与えられる。本実施形態では、このような熱エネルギーが多く与えられる部分に第1構成部35が存在するので、吐出領域における液体Qに対する加熱ムラを抑制するとともに、熱エネルギーの媒体支持部7への伝熱量を効果的に低減することができる。これにより、媒体Mに吐出された液体Qを均一に乾燥させることができるとともに、一層少ない熱エネルギーで効果的に加熱することが可能になる。
また、この構造は、液体Qを媒体Mに吐出後に直ちに加熱する構造の液体吐出装置1において特に有効である。
[加熱領域に対して]
また、第1構成部35は、支持面5の、媒体Mにおける加熱部9によって加熱される加熱領域11を支持する部分の少なくとも一部に存在させるという視点で構成してもよい。「少なくとも一部に存在」とは、上記と同様で、加熱領域11の全部に存在してもよく、一部に存在しても良い意味である。
図2において、符号Eは媒体Mに与えられる熱エネルギーの分布を示す。本実施形態では、吐出領域13の搬送方向Yにおける上流端の辺りに熱エネルギーEのピーク位置がくるように設定されている。そして、第1構成部35は、図2に示したように、加熱領域11の一部に存在する形で設けられている。
加熱領域11には、加熱部9から熱エネルギーが多く与えられる。本視点による構造においても、熱エネルギーが多く与えられる部分に第1構成部35が存在するので、吐出領域13における液体Qに対する加熱ムラを抑制するとともに、熱エネルギーの媒体支持部7への伝熱量を効果的に低減することができる。これにより、媒体Mに吐出された液体Qを均一に乾燥させることができるとともに、一層少ない熱エネルギーで効果的に加熱することが可能になる。
即ち、第1構成部35は、吐出領域13或いは加熱領域11に存する支持面5上の少なくとも一部に設けられていればよい。
これに伴い本実施形態の媒体支持部7では、図1乃至図4に示すように、第1部材32及び第2部材33よりも媒体Mの搬送方向における下流側に設けられ、媒体Mを支持可能な第3部材37を有している。第3部材37の熱拡散率は第2部材33より熱拡散率より高く、第3部材37の熱容量は第1部材32の熱容量より大きい。ここで、熱容量とは、物体の質量(体積と密度との積)と比熱との積で求められる。なお、本実施形態では、本体部41が第3部材37の機能を兼ねているため、第3部材37は、第1構成部35(第1部材32及び第2部材33)の下流側とともに第1構成部35の下方側にも存在する。
第3部材37の具体的な材料としては、第2部材33より熱拡散率が高いものであればよく、特定の材料に限定されないが、上記の通り本体部41の材料として採用したアルミニウムは、第3部材37の材料として好適な熱拡散率の高い材料である。また、第3部材37は、第2部材33より熱伝導率が高いものであることが特に好ましい。熱伝導率が高ければ、熱拡散率もそれに比例して高くなるためである。そして、第3部材37の熱容量を第1部材32の熱容量よりも大きくなるように構成する。
これにより、加熱された媒体Mは搬送方向Yの下流側に移動すると熱拡散率が高くて熱が伝熱しやすい第3部材37と接することになる。したがって、媒体Mの熱が第3部材37に拡散し、媒体Mの温度上昇を抑えて意図する温度の範囲内に媒体Mの温度を維持することが可能となる。
なお、第1構成部35の側面部35aと凹部43の側面部43aとの間には隙間Gが設けられている。すなわち、本実施形態では、第1部材32と第3部材37とが接触しないように構成されている。このため、第1部材32自体の機能を低下させることなく、第1部材32の下流側に搬送された媒体Mの熱を第3部材37によって効率よく放熱させることができる。
本実施形態にかかる第1部材32は、アルミニウムで形成され、第1部材32の表面32aは、黒色アルマイト加工が施されている。そして、第1部材32の熱拡散率は、90(mm2/秒)以上のものが使われている。これにより、温度が伝わりやすくなり、加熱ムラを効果的に抑制することができる。
また、第1部材32の熱容量は、第2部材33の熱容量より小さくする。これにより、第1部材32の熱容量は相対的に小さいため伝熱量が少なく、温度の伝わり速度を速め、温度ばらつきを低減することができる。
また、第1部材32の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下のものが使われる。より好ましくは、第1部材32の厚さが、0.3mm以上0.5mm以下のものが使われる。これにより、第1部材32の厚みが比較的薄く設定されるために熱容量が小さくなり、媒体Mから第1部材32への伝熱量が少なくなり、加熱効率を高めることができる。
また、第1部材32は、その動摩擦係数が0.4以下であるものが望ましい。これにより、媒体の搬送抵抗を低く抑えることができるので、加熱された状態の媒体Mの搬送工程におけるダメージを低減することができる。さらに、媒体Mが引っ掛かって詰まることを抑制できる。媒体Mが詰まって搬送が止まってしまうと、媒体Mの特定部分が過熱状態となり大きなダメージを受けてしまうが、動摩擦係数が0.4以下であれば、このような恐れを低減できる。
また、第2部材33は、熱伝導率0.4W/mK以下の部材によって構成されている。これにより、伝熱された熱を本体部41側に伝熱しにくくし、保温効果を高め、省電力化を図ることができる。
また、本実施形態では、第2部材33の吸水率は、0.2%以下のものが使われている。第2部材33は、水分を吸収するとその吸収した水分の影響でその熱伝導率が変化する。本態様によれば、第2部材33の吸水率は、0.2%以下であるので、水分吸収による熱伝導率の変化の影響の少ない範囲に抑えることができ、媒体Mに吐出された液体Qを少ない熱エネルギーで効果的に加熱することができるという第2部材33の有する本来の機能を維持することができる。
また、第2部材33は、その耐熱温度は、150℃以上であるものが望ましい。これにより、第2部材33の熱変形を抑えることができる。
また、第2部材33は、その厚みは、2mm以上であるものが望ましい。厚みが厚くなれば、第2部材33の質量もそれに伴って増加する。したがって、第2部材33の熱容量が大きくなり、温度変動しにくくなる。これにより、第2部材33の断熱性を安定させることができる。
また、第2部材33は、その部材の曲げ強度は、50MPa以上であるものが望ましい。これにより、第2部材33の曲げ変形をしにくくすることができる。
また、第2部材33は、その圧縮強度は、50MPa以上であるものが望ましい。これにより、第2部材33の圧縮変形をしにくくすることができる。
上記の各条件を満たす第2部材33の材料として、一例として熱硬化性樹脂とバルーンと繊維製補強材を含むシート状材料が積層されたものを挙げることができる。ここで、バルーンとは、熱硬化性樹脂と繊維製補強材を材料とする積層板の軽量化を目的に、バインダーの充填材として加えられる泡状の空気を包含した微粒子のことをいい、有機質バルーンと無機質バルーンが知られている。すなわち、低比重充填材のことである。
ここで使用する熱硬化性樹脂としては、一例として、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型のポリイミド樹脂等を単独で用いることができる。また、これらを複数種混合してもよい。
また、バルーンとしては、比重が0.05〜0.70程度の合成樹脂、セルロースその他の有機質バルーンやシラス、ガラス、アルミナその他の無機質バルーンが一例として適用できる。
また繊維製補強材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、ロックウール、金属繊維等の無機質繊維やウィスカ、綿、麻その他の天然繊維、合成繊維からなる有機質繊維をシート状に加工したものが一例として適用可能である。
具体的には、これらの材料を加熱プレスすることで融着成形した日光化成株式会社製造の商品名「カルライト」が第2部材33の好適な材料として使用できる。また、他にBMC(ガラスエポキシ)等も使用可能である。
また、図5に示すように、本実施形態では、第1構成部35によって構成される支持面5Aは、媒体支持部7の他の支持面5Bよりも寸法Δtだけ高くなっている。更に第1構成部35の搬送方向Yの上流側の段差部34には面取り加工が施されている。
因みに、寸法Δtの凸状態を設けるのは、媒体Mが、第1構成部35を通過する際に、確実に第1部材32の表面32a(支持面5A)に接触して第1部材32の有する熱拡散性作用が発揮されるようにするためである。また、段差部34に面取り加工を施すのは段差部34での媒体Mの引掛かりを防止して円滑な媒体Mの搬送を実現するためである。
尚、本実施形態では幅方向Xの最大段差(0.2mm程度)を考慮し、一例として寸法Δtを0.5mmにし、段差部34にC0.5の面取り加工を施している。
また本実施形態では、第1構成部35の外形寸法を一例として幅Bが60mm、長さLが600mm、厚さtが5mmとした。そして、1台の液体吐出装置1に対して幅方向Xに第1構成部35を3枚並べて使用している。
また、第1構成部35の支持面5Aには、一例として直径が3mm程度の孔39が複数形成されている。孔39は、媒体支持部7の本体部41に形成されている吸引孔8と連通して媒体Mに対する所望の吸引作用が奏されるように構成されている。孔39と吸引孔8は連通していればよく、図示したように孔芯が一致していなくてもよい。また両者の孔径が図示のように同じでなくてもよい。また、孔39は、必ずしも複数でなくてもよい。
更に凹部43の底面と、2本の読取り溝部45の間の支持面5Bと、2本の読取り溝部45の搬送方向Yの下流側の支持面5Bとには、吸引孔8が幅方向Xのキャリッジ23の走査範囲に亘って適宜の間隔で複数設けられている。
次に、図2に基づいて、本実施形態の液体吐出装置1が有する作用、効果について説明する。ニップローラー27によって搬送力が付与された媒体Mは、ニップ点Nから吐出ヘッド19下方の吐出領域13に至り、液体Qであるインクが吐出されて所望の記録が実行される。
また、吐出領域13を包含する形で加熱領域11が設けられており、加熱部9から照射された電磁波Aが吐出領域13に存する媒体Mに向けて吐出された液体Qに照射されて輻射熱を発生させ、これにより液体Qは加熱される。
このとき、吐出領域13又は加熱領域11を通る媒体Mの下方には、第1構成部35が設けられている。そのため、媒体Mを支持する第1部材32では、温度がほぼ一定となる。また、第1部材32の下側の第2部材33では断熱作用によって図2中に示した媒体Mに与えられた熱エネルギーEは、媒体支持部7内に伝熱しにくくなる。
これにより、媒体Mに対して吐出された液体Qをムラなく加熱するとともに、少ない熱エネルギーEで効果的に加熱することが可能(省電力化)になる。
そして、吐出領域13ないし加熱領域11を通る媒体Mの温度は、例えば、ほぼ一定であり、例えば約50℃程度になるように低く抑えられ、その結果吐出ヘッド19の吐出面での温度上昇も抑えられてノズル詰まりも防止される。
媒体Mが吐出領域13ないし加熱領域11を過ぎて更に搬送方向Yの下流側に搬送されると、第3部材37の有する熱拡散作用によって、媒体Mの温度上昇が抑えられて、液体吐出装置1の筐体温度と、キャリッジ23の温度と、吐出ヘッド19の吐出面の温度と、が上昇することを抑制することが可能になる。
因みに第3部材37を備えない場合には、媒体Mの温度が上昇を続けるため、媒体Mにダメージを生じさせたり、液体吐出装置1の筐体温度を上昇させ、液体吐出装置1を構成する各部品にダメージを与えたりして商品の性能や寿命に悪影響をもたらす虞がある。
これに対し本実施形態では、第3部材37の有する熱拡散作用によって、熱が外部に逃がされるため、媒体M、筐体、部品の温度上昇が抑えられて媒体Mや各部品等に与えるダメージを少なくして商品の信頼性を向上させることが可能になる。
換言すれば、媒体支持部7を、第1構成部35と第3部材37のハイブリッド構造とすることで、加熱対象の加熱効率を高めつつ、媒体Mや液体吐出装置1が受ける熱的ダメージを低減することができる。
[他の実施形態]
本発明に係る液体吐出装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことは勿論可能である。
例えば、媒体支持部7の支持面5に設けた第1構成部35は、前述した吐出領域13ないし加熱領域11のすべてを包含するようにその全範囲に亘って設ける他、幅方向Xないし送り方向Yに適宜の間隔を空けて分断した状態で複数個配設する等、その一部の範囲に設けることも可能である。
また、実施形態の説明の中で例示した第1構成部35の外形寸法と使用する個数或いは、その特性を表す各数値は一例であり、液体吐出装置1の大きさや使用する媒体Mの種類、媒体支持部7の形状等の違いに応じて適宜変更することが可能である。
[実施形態に係る補足事項]
上記の実施形態についての詳細な条件を、以下に補足する。
上述したように、吐出領域13ないし加熱領域11を通る媒体Mの温度は、例えば50℃付近になるように抑えられている。これを補足すると、50℃付近とは、35℃〜60℃の範囲であればよい。さらには、40℃〜55℃がより好ましい。この程度の温度であれば、媒体Mに吐出された液体Qを十分に乾燥させることができる。つまり、液体Qが、滲んだり、擦れて伸びたりしない程度に、媒体Mに定着される。
まとめると、加熱部9は、媒体Mに吐出された液体Qを、温度が35℃〜60℃になるように加熱する。より好ましくは、加熱部9は、媒体Mに吐出された液体Qを、温度が40℃〜55℃になるように加熱する。
このとき、第1構成部35の第2部材33を設けているため、媒体Mに吐出された液体Qを上記のような目的の温度まで加熱するためのエネルギーは少なくて済むこととなる。したがって、このような加熱条件の際に第2部材33を用いることが特に好ましい。
また、吐出部3の耐熱温度は、60℃程度であることが多い。上記の実施形態においては、耐熱温度を超えると、吐出ヘッド19のノズルで液体Qが詰まる等の不具合が起こる可能性がある。加熱部9が目標として加熱するのは媒体Mに吐出された液体Qであるが、吐出部3も加熱部9によって併せて加熱されることになる。つまり、吐出部3の温度は、媒体Mに吐出された液体Qの温度と近くなる。したがって、加熱部9は、媒体Mに吐出された液体Qを、温度が吐出部3の耐熱温度以下になるように加熱する。これにより、吐出部3の不具合を起こさずに液体Qを加熱することができる。なお、耐熱温度は、吐出部3の構成によって異なるため、60℃に限定されるものではない。
このとき、第1構成部35の第2部材33を媒体支持部7に設けているため、媒体Mに吐出された液体Qを加熱するためのエネルギーは少なくて済むこととなる。したがって、吐出部3に対する不必要な加熱を抑制し、吐出部3の不具合はより起こりにくくなる。
なお、加熱部9は、媒体Mに吐出された液体Qを十分に乾燥させることができ、かつ、吐出部3の不具合を起こさないように加熱することが特に好ましい。
また、上記実施形態では、加熱部9が赤外線を使用していることは前述したとおりである。このとき、具体的には、2.0μm〜6.0μmの帯域内に極大波長を有する赤外線を使用している。2.0μm〜6.0μmの帯域の波長は、水の分子に対する加熱作用が大きい。そして、実施形態の液体Qは水を含んでいる。したがって、2.0μm〜6.0μmの帯域内に極大波長を有する赤外線を用いれば、液体Qを効率的に加熱することができる。なお、加熱に用いる赤外線は、他の帯域の波長を含んでいてもよい。また、赤外線の有する極大波長は、液体Qに含まれる溶媒に応じて変更することが好ましい。
まとめると、加熱部9は、少なくとも2.0μm〜6.0μmの波長を含む電磁波Aを放射することによって、媒体Mに吐出された液体Qを加熱している。
このとき、第1構成部35の第2部材33を媒体支持部7に設けているため、媒体Mに吐出された液体Qを加熱するためのエネルギーは少なくて済むこととなる。したがって、このような加熱条件の際に第2部材33を用いれば、水を含む液体Qをより効果的に加熱することができる。
また、媒体Mに吐出された液体Qに風Wを送る送風部29によって、媒体Mに吐出された液体Qを乾燥させられることは、前述したとおりである。このとき、送風部29は、風速1.0〜4.0(m/秒)の風Wを、媒体Mに吐出された液体Qに送っている。風Wの風速は、強すぎると吐出部3から吐出される液体Qの飛行曲がり等を発生させてしまう。一方で、弱すぎると、液体Qを乾燥させる効果が薄れてしまう。したがって、送風部が風速1.0〜4.0(m/秒)の風Wを用いることで、吐出部3から吐出される液体Qの飛行曲がりを抑制しつつ、液体Qを乾燥させることができる。
第1構成部35を媒体支持部7に設けたうえで送風部29も設けることで、加熱部9のみの場合と比較してより効果的に媒体Mに液体Qを定着させることができる。
1…液体吐出装置、3…吐出部、5…支持面、7…媒体支持部、8…吸引孔、9…加熱部、11…照射領域(加熱領域)、13…吐出領域、15…媒体搬送経路、17…搬送部、19…吐出ヘッド、21…キャリッジガイド軸、23…キャリッジ、25…リフレクター(反射板)、27…ニップローラー、29…送風部、32…第1部材、33…第2部材、34…(上流側の)段差部、35…第1構成部、37…第3部材、39…孔、41…本体部、43…凹部、45…読取り溝部。

Claims (17)

  1. 液体を吐出可能な吐出部と、
    前記液体が吐出される媒体を支持可能な支持面を有する媒体支持部と、
    前記媒体支持部に支持された前記媒体を加熱可能な加熱部と、を備え、
    前記支持面は、第1支持面と、前記媒体の搬送方向において、前記第1支持面よりも上流側の第2支持面と、を含み、
    前記媒体支持部は、前記第1支持面を構成する第1部材と、前記第1部材を支持する第2部材と、を含み、
    前記媒体支持部には、装置高さ方向において前記第1支持面が前記第2支持面よりも高くなるように段差が形成され、
    前記第1部材の熱拡散率は前記第2部材の熱拡散率より高く、前記第2部材の熱伝導率は前記第1部材の熱伝導率より低いことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記吐出部は、吐出ヘッドを含み、
    前記段差は、前記搬送方向において、前記吐出ヘッドの上流側に形成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置において、
    前記搬送方向に前記媒体を搬送するローラー対を備え、
    前記段差は、前記ローラー対の下流側に形成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1部材の熱拡散率は、90(mm /秒)以上であることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1部材の熱容量は、前記第2部材の熱容量より小さいことを特徴する液体吐出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1部材の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下であることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記媒体支持部は、前記第1部材及び前記第2部材よりも前記搬送方向における下流側に設けられ、前記媒体を支持可能な第3部材を含み、
    前記第3部材の熱拡散率は前記第2部材より熱拡散率が高く、前記第3部材の熱容量は前記第1部材の熱容量よりも大きいことを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第2部材の吸水率は、0.2%以下であることを特徴とする液体吐出装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1部材の動摩擦係数は、0.4以下であることを特徴とする液体吐出装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第2部材の耐熱温度は、150℃以上であることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第2部材の厚さは、2mm以上であることを特徴とする液体吐出装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第2部材は、熱硬化性樹脂とバルーンと繊維製補強材とを含むシート状材料が積層されたものであることを特徴とする液体吐出装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記第1部材及び前記第2部材には、前記媒体に吸引力を作用させるための吸引孔が設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記加熱部は、前記媒体に吐出された前記液体を、温度が35℃〜60℃になるように加熱することを特徴とする液体吐出装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記加熱部は、前記媒体に吐出された前記液体を、温度が前記吐出部の耐熱温度以下になるように加熱することを特徴とする液体吐出装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記加熱部は、少なくとも2.0μm以上6.0μm以下の波長を含む電磁波を放射することによって、前記媒体に吐出された前記液体を加熱することを特徴とする液体吐出装置。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記媒体に吐出された前記液体に風を送る送風部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
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