JP6389037B2 - 濾過デバイス及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体サンプルを濾過するための濾過デバイス及び方法に関し、具体的には、濾材を含むプランジャ組立体などの濾過デバイスに関し、濾過される液体を含む、バイアル瓶などの液体容器中に挿入される。
中空のチューブ状バイアル瓶内を摺動する、中空のプランジャを含む濾過デバイスが、液体サンプルから固形物を除去するために、実験室及び他の環境下でしばしば用いられる。例えば、血液、粘液又は尿など、生物学的なサンプルが、濾過されることがあり(例えば、汚染物質又は不要なタンパクを除去するために)、その後、濾液が、医学的又は他の検査を実施するために使用される。
そのようなデバイスでは、中空のプランジャは、通常、一方の端部に開口を有し、それに濾過メンブランが装着される。濾過される液体サンプルは、最初、チューブ状バイアル瓶中に保持され、一方の端部が開き、他方の端部が閉じられている。中空のプランジャは、チューブ状バイアル瓶中に挿入されてその中にしっかりとはめ込まれ、したがって、中空のプランジャの外側とチューブ状バイアル瓶の内側の間に密閉する接触が形成される。次いで、中空のプランジャは、チューブ状バイアル瓶中に押し込まれ、密閉する接触によって、液体サンプルを、濾過メンブラン中を通過させて中空のプランジャの内部に入れる。次いで、濾液は、その後の処理のために求められるまで、プランジャの内部に保持される。プランジャには、濾液が逃げないように防止するために、キャップを装着することができる。濾液が求められたとき、キャップは、濾液を抽出するために、注射器又は他のデバイスを使用して刺し通すことができる。米国特許第4800020号に、このタイプの濾過デバイスの実施例が述べられている。
この種類の中空のプランジャ及びチューブ状バイアル瓶は、通常、プラスチック材料からなるか、或いはプラスチック材料製の部品を含む。プラスチック材料がこの目的に適している。比較的安価であり、必要な場合、必要な寸法を比較的高い精度で実現して、比較的込み入った表面形状を備えて容易に形成することができるからである(例えば、射出成型によって)。さらに、プラスチック材料は、一般に、比較的柔軟であり、したがって、例えば中空のプランジャをチューブ状バイアル瓶中に挿入する際、破損に対して耐性を有する。
しかし、プラスチック材料は、濾過の前に、又はその後の、いずれかで、しばしば液体サンプルによって滲出し易く、液体サンプルが、プラスチック材料からの不純物によって汚染されることになる。これは、液体サンプルが長い期間にわたってプラスチック材料と接触した状態のままであるとき、特に問題がある。具体的には、サンプルが例えば実験室に送られてそこで処理される間、濾過した後、数時間又は数日間(例えば、72時間)サンプルを貯蔵することがしばしば望ましく、又は必要とされ、その間、液体サンプルが、中空のプランジャの内側と定常的に接触した状態のままであり、液体サンプルが著しく汚染されることになる。
本発明の目的は、従来技術の問題の幾つかを少なくとも軽減することである。
米国特許第4961432号
本発明の第1の態様によれば、液体サンプルを保持する液体容器と共に使用するための濾過デバイスが提供され、液体容器は、液体サンプルを保持するために閉端部を有し、濾過デバイスは、
第1の材料からなるプランジャ本体であって、内部チャンバを含むプランジャ本体と、
濾材と、
プランジャの内部チャンバ内の濾液容器であって、第1の材料とは異なる第2の材料からなる濾液容器とを含み、
濾過デバイスは、濾材が液体容器の閉端部に向かって移動するように、液体容器中で摺動可能に構成され、
上記移動によって、液体容器中に保持された液体が、濾材を通ってプランジャ本体の内部チャンバに入り、もって液体が濾過され、濾過された液体が濾液容器へと入る。
濾過された液体を集めるために、プランジャの材料とは異なる材料からなる濾液容器を使用することによって、濾液は、プランジャの材料から少なくとも部分的に隔離された状態に保つことができる。したがって、プランジャ本体は、プラスチック材料などの材料から製造することができ、これは、例えば成形によって容易に形成することができるが、しかし、これは、濾液がプランジャ本体と接触した状態で貯蔵された場合、例えば滲出することによって濾液を汚染する恐れがある。このようにして、サンプルを汚染するリスクを軽減し、そして先行技術によるデバイスの場合に可能である期間より長い期間にわたって、汚染されることがなく、濾液を濾過デバイスの内部に貯蔵することが可能になる。
第2の材料が、第1の材料よりも不活性であることが好ましい(濾液によって滲出することがよりし難い)。第2の材料は、ガラス又はセラミックの材料を含むことができる。
幾つかの実施形態では、濾液容器は、対向する開端部を含み、開端部の少なくとも一方が、濾材で濾過された液体サンプルを受けるように構成される。濾液容器は、各端が開いた中空シリンダを含むことができる。濾液容器が、両方の端部で開いているので、濾液は、その後の処理のために求められたとき、例えば注射器を使用して容易にアクセスすることができる。
幾つかの実施形態では、濾過デバイスは、1以上の導管を含み、1以上の導管は、濾材に流体接続して、そこから濾過された液体サンプルを受け入れ、1以上の導管は、それを通過する濾過された液体が、濾液容器中に集められるように構成される。これらの導管を使用すると、濾過された液体を濾液容器中に移送して、プランジャ本体から完全に隔離した状態で、中に集めることができるようになる。
1以上の導管は、濾液容器の内部に延在するチューブを含むことができる。濾液容器は、実質的に円筒形とすることができ、チューブは、濾液容器の軸に沿って延在する。
追加として、又は代替えとして、濾液容器は、開端部と、対向する閉端部とを含むことができ、閉端部は、濾材に面して位置しており、1以上の導管は、濾液容器の外周の周りに延在することができ、濾材が開端部に流体接続している。濾液容器の閉端部によって、濾液が、プランジャ本体から完全に隔離された状態に保たれることが保証され、開端部によって、その後の処理のために、例えば注射器を使用して濾液に容易にアクセスすることができるようになる。
1以上の導管は、プランジャ本体の内壁に1以上のチャネルを含むことができる。幾つかの実施形態では、1以上のチャネルの各々が、上記移動の際に液体を濾液容器に供給するように構成された開口を含み、開口は、液体を濾液容器の開端部に向けて導くために、内壁から内側に傾いている。これによって、濾過された液体が、濾液容器中に導かれ、濾過器組立体の上部部分に進まず、そこでは、濾過された液体が、例えばベント穴を通って外部に逃げることができる。
濾過デバイスが、プランジャ本体の内壁から内側に延在する停止部を含み、停止部は、内部チャンバ内での濾液容器の移動を制限するように構成され、濾液容器の開端部が停止部を通り過ぎて移動するのを防止され、停止部は、開口を含むことが好ましい。これによって、濾液容器が、濾過デバイスの動作の間、内部チャンバ内で上部に押し上げられるのを防止される。
幾つかの実施形態では、プランジャ本体は、開口を含み、濾材は、開口に配置される。幾つかの実施形態では、濾過デバイスは、
開口に対向する端部のキャップであって、キャップは、空気が、内部チャンバからプランジャ本体の外部に進むのを防止するために、気密シールを生成するように構成される、キャップと、
内部チャンバをプランジャ本体の外部と接続するベント穴であって、上記移動の際に内部チャンバから空気を逃がすことのできるベント穴とを含む。
濾過デバイスが、内部チャンバの壁内を内部チャンバの内部の第1の位置からベント穴へと延びるチャネルを含み、第1の位置は、ベント穴に比べて、キャップにより近位であることが好ましい。これによって、内部チャンバを適切にベントさせ、その上濾過された液体を貯蔵するために使用することができる内部チャンバの容積を増加させることができ、それが可能になる。
幾つかの実施形態では、プランジャ組立体は、上記移動の際にプランジャ組立体と液体容器の間にシールを形成するための封止手段を含み、シールは、上記移動の際にプランジャ組立体の周囲のまわりで液体が進むのを防止する。
封止手段は、可撓性部分を含み、可撓性部分は、液体容器中に挿入したとき、液体容器の内側横断面と一致するように曲がることが可能であり、可撓性部分は、上記移動の際に液体容器の内壁に対して外向きの力を加えて、シールが形成されることが好ましい。封止手段が、液体容器の内側横断面と一致するように曲がることができる可撓性部分を含むので、濾過デバイスは、所定の範囲の内側横断面を有する液体容器と共に効果的に使用することができる。
可撓性部分は、プランジャ本体から外側に延びる可撓性リブを含むことができ、可撓性リブは、上記移動の際にプランジャ本体に対して長手方向に、且つ内側にプランジャ本体に向かって撓めることができる。代替えとして、又は追加として、可撓性部分は、プランジャ本体の端部から下向きに延びる可撓性スカートを含むことができ、スカートは、内側に撓めることができる。これらの可撓性部分は、成形プロセスの間、容易に形成される。
スカートは、凹部の壁を形成し、凹部は、上記移動の際に液体を受け入れるように構成され、受け入れられた液体は、スカートに対して外向きの力を加えることが好ましい。受け入れられた液体による外向きの力によって、液体シールの強さが向上される。
本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様による濾過デバイスと、液体容器とを含む濾過装置が供給される。液体容器は、ガラスから製造されることが好ましい。これによって、濾過されている液体と滲出可能な表面の間の接触がさらに減少する。
液体容器は、プランジャ組立体の少なくとも一部分が、それを通過することができる開端部を含み、開端部は、テーパ部を含むことが好ましい。テーパ部のために、プランジャ組立体を挿入することが容易になり、液体容器が破損するリスクが減少する。
本発明の第3の態様によれば、液体を濾過する方法が提供され、方法は、
液体サンプルを液体容器中に入れ、
濾過デバイスを液体容器中に挿入し、濾過デバイスは、プランジャ本体及び濾材を含み、プランジャ本体は、第1の材料から製造され、且つ内部チャンバを含んでおり、
プランジャ組立体を液体容器中に押し込み、入れられた液体サンプルが、濾材を通って内部チャンバ内に配置される濾液容器中に進められることを含んでなる方法であって、
その濾液容器は、第2の材料から製造され、第2の材料は、第1の材料と異なる、方法である。
本発明の第4の態様によれば、容器中に挿入するためのプラスチック製プランジャ本体を有する濾過デバイスであって、プランジャ本体は、濾過されたサンプルを受け入れるために、不活性材料の濾液容器を含む内部チャンバを有する、濾過デバイスが提供される。
本発明の第5の態様によれば、液体容器からサンプルを抽出しそれを濾過するための濾過デバイスが提供され、濾過デバイスは、
第1の材料のプランジャ本体であって、内部チャンバを含むプランジャ本体と、
濾過器と、
プランジャ本体の内部チャンバ中の濾液容器であって、濾液容器は、第2の材料のものであり、第2の材料は、第1の材料と異なる、濾液容器とを含み、
使用する際、プランジャ本体を液体容器中に挿入すると、サンプルが濾過器によって濾過されて、濾液容器によって受け入れられる。
本発明のさらなる特徴及び利点は、例としてだけで与えられ、添付図面を参照して行われる、本発明の好ましい実施形態に関する次の記述から明らかになるはずである。
本発明の実施形態による濾過装置の横断面分解組立図である。 本発明の実施形態による使用中の濾過装置を示す外観図である。 本発明の実施形態による使用中の濾過装置を示す外観図である。 本発明の実施形態による使用中の濾過装置を示す外観図である。 本発明の実施形態による使用中の濾過装置を示す外観図である。 本発明の実施形態で使用するためのキャップ及びセプタシールの平面図である。 本発明の第1の実施形態による濾過装置の側面横断面図である。 本発明の第1の実施形態による濾過装置の上面横断面図である。 本発明の第2の実施形態による濾過装置の側面横断面図である。 本発明の第3の実施形態による濾過装置の側面横断面図である。 本発明の第3の実施形態で使用するための第1のタイプの導管チャネルの横断面図である。 本発明の第3の実施形態で使用するための第1のプランジャ本体の斜視横断面図である。 本発明の第3の実施形態で使用するための第2のタイプの導管チャネルの横断面図である。 本発明の第3の実施形態で使用するための第2のプランジャ本体の斜視横断面図である。 プランジャ本体の第1のタイプ及び第2のタイプのいずれかと共に使用するための液体容器の側面横断面図である。 本発明の第3の実施形態で使用するための第3のプランジャ本体の斜視横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのベント穴配置を示す横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのベント穴配置を示す横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのベント穴配置を示す横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのチャンバシールの横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのキャップシールの横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための液体シールの第1のタイプの横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための液体シールの第1のタイプの横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための液体シールの第2のタイプを含むプランジャ本体の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための液体シールの第2のタイプを含むプランジャ本体の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための液体シールの第3のタイプを含むプランジャ本体の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための液体シールの第3のタイプを含むプランジャ本体の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための先細りプランジャ本体の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのプランジャ本体及び液体容器の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するためのテーパ部を有する液体容器の横断面図である。 本発明の幾つかの実施形態で使用するための外側はめ合い濾過リングの横断面図である。 超音波溶接プロセスを使用してプランジャ本体に取り付けられる外側はめ合い濾過リングの横断面図である。 超音波溶接プロセスを使用してプランジャ本体に取り付けられる外側はめ合い濾過リングの横断面図である。 超音波溶接プロセスを使用してプランジャ本体に取り付けられる外側はめ合い濾過リングの横断面図である。 3つの代替えのはめ合い濾過リングの横断面図である。 以下で述べる実施形態で使用するための修正されたシール配置を示す図である。
図1に、本発明の実施形態による濾過装置1の横断面分解組立図を示す。濾過装置1は、プランジャ組立体2の形態である濾過デバイスと、バイアル瓶3の形態であって、液体サンプルが、濾過に先立ち、中に置かれる液体容器とを含む。
プランジャ組立体2は、プランジャ本体4を含み、一方の端部に開口5を有し、中に濾過メンブラン6が、配置され、それは、保持リング7によって開口5中に保持することができる。その保持リングは、例えば締まりばめ又はスナップばめによって濾過メンブランを取り付けることができる。代替えとして、保持リング7を開口5に固定するために、超音波溶接を使用することができるはずであり、濾過メンブラン6が、所定の位置に保持される。
濾過メンブラン6は、通常、細孔サイズが、液体サンプル21を通過させるが、しかし不要な粒子を濾過して取り除くことが可能になるように選択される、多孔性のメンブランであり、通常の細孔サイズは、0.2μm〜0.45μmである。濾過メンブラン6は、ポリエーテルスルホン(PES)、ナイロン又はポリプロピレン、或いは任意の他の適切な材料から構築することができる。
プランジャ本体4は、液体シール8、ベントシール9及びチャンバシール10をさらに含む(これらの部品は、以下でより詳細に述べる)。
プランジャ本体4は、中空であり、内部にチャンバ12を含む。以下で述べるように、濾過された液体サンプルを受け入れるための濾液容器13が、チャンバ13中に配置される。プランジャ組立体2は、キャップ14及びセプタシール15をさらに含み、それらは、一方の端部でチャンバ12を密閉する。キャップ14は、通常、プランジャ本体4上の最上部14a上にパチンと留められる。キャップ14は、代替えとして、又は追加として、プランジャ本体4にかしめて、キャップ14の密閉性を向上させることができる。
バイアル瓶3は、中空の容器であって、底部端部16で閉じ、上部端部17で開いている。ここでは、キャップ14は、濾過装置1の「上部」に配置されるものとして参照し、濾過装置1の対向する端部が、濾過装置1の「底部」であるものとして参照する慣習に従う。それゆえ、キャップ14に近位の部品は、濾過装置1の「上部」部分に配置されるものとして参照し、キャップ14から遠位の部品は、濾過装置1の「下部」部分に配置されるもの等々として参照する場合がある。この用語法は、使用及び貯蔵する際の濾過装置1の通常の方向付けを表し、濾過装置1は、いずれもの他の方向付けで使用する、又は貯蔵することができることを理解されるはずである。
バイアル瓶3は、通常は円筒形のチューブである。しかし、横断面が円形でない(例えば、楕円形又は四角形の)液体容器3もまた使用することができる。プランジャ本体4は、バイアル瓶3の内側横断面と一致するように構成される外側横断面を有し、したがってプランジャ本体4は、バイアル瓶3中に挿入して摺動的に移動させることができる。
プランジャ本体4は、通常、Moplen EP300L又は別の医療グレードのポリプロピレン材料など、プラスチック材料から製造され、射出成形プロセスを使用して製作することができる。濾液容器13は、不活性材料から製造され、それは、プランジャ本体12が、それから製造される材料に比べて、液体サンプルによってより滲出し難い。例えば、濾液容器13は、HPLCガラス(例えば、ホウケイ酸塩33、51又は55)などのガラス材料又はセラミック材料から製造することができる
また、バイアル瓶3は、濾液容器13に関して上記に述べたうちの任意のものなどの、不活性材料から製造することができる。しかし、幾つかの場合、バイアル瓶3は、以下でより詳細に述べるように、プラスチック材料から製造することができる。
濾過装置1は、通常、容易に手動で操作して動作させることができるように十分に小さい。例えば、開口5は、直径が、おおよそ6〜7mm又はそれより小さいことがあり、プランジャ本体4の壁は、外径が、おおよそ9〜10mm又はそれより小さいことがあり、バイアル瓶3の内径が、おおよそ7.5〜8.5mm又はそれより小さいことがあり、プランジャ本体の長さは、おおよそ30〜35mm又はそれより小さいことがある。これらの寸法は、例示するだけであり、本発明の実施形態による濾過装置1は、いずれもの所望の寸法に従って配置することができる。
図2a〜2dに、本発明の実施形態による濾過プロセスで使用する、様々なステージにおける濾過装置1の外観図を示す。図2aに、使用するために準備された濾過装置1を示す。液体サンプル21aが、例えばピペット20を使用してバイアル瓶3中に入れられ、プランジャ組立体2が、最初にバイアル瓶3から分離されて保持されている。
次に、プランジャ組立体2は、図2bに示すように、バイアル瓶3の開端部17中に挿入され、それがバイアル瓶3内で摺動するように押し込まれ、したがって開口5が、図2cに示すように、バイアル瓶3の閉端部16に向かって移動する。プランジャ組立体2がバイアル瓶3内で移動するとき、液体シール8が、バイアル瓶3の内壁とエンゲージして、液体サンプルがプランジャ組立体2の縁部のまわりから逃げるのを防止する。したがって、液体サンプル21aは、プランジャ組立体2の開口5に配置される濾過メンブラン6を押し通されて、プランジャ組立体2の内側のチャンバ12中に入れられ、そこで、液体サンプル21aは、濾液容器13中に集められる。ベント穴22が、プランジャ本体4の側壁に配置されて、液体サンプル21が開口5を経由してチャンバ12に入ったとき、空気をプランジャ組立体2の内部のチャンバ12から逃すことが可能になる。
図2dに、完全に押し込まれた状態にある濾過装置1を示し、そこでは、プランジャ組立体2がバイアル瓶3中に最大に挿入されており、実質的には、液体サンプル21aのすべてが、濾過メンブラン6を通過して、濾液21bとして濾液容器13中に貯蔵される。この構成では、ベントシール9が、バイアル瓶3の内壁とエンゲージしていて、気密シールが生成され、そしてチャンバシール10がバイアル瓶3のネックのまわりでエンゲージしていて、さらなる気密シールが生成される。これらの気密シールによって、空気が濾過装置1から逃げるのを防止され、次いで液体サンプル21が蒸発するのを防止される。
図2a〜2dを参照して上記に述べた液体サンプル21を濾過するプロセスは、手動で実施することができる。代替えとして、プロセスの一部分又はすべてを自動化することができる。
濾過装置1は、濾液21bがさらなる処理のために求められるまで、図2dに示す構成で維持することができる。濾液21bは、例えば注射器を使用してセプタシール15を刺し通すことによってアクセスすることができる。キャップ14の平面図を示す図3に示すように、キャップ14は、開口23を有することができ、それを経由して注射器によってセプタシール15にアクセスすることができる。
濾液21bが濾液容器13中に保持されているので、濾液容器によって、濾液21bがプランジャ本体4と接触する状態にならるのを防止され、汚染物質が、プランジャ本体4から濾液21bに滲出するのを防止される。濾液容器13は、プランジャ本体4と異なる材料からなる。したがって、濾液容器を不活性材料(すなわち滲出し難い材料)から製造することができるので、濾液21bは、汚染されることなく、濾過された液体サンプルがプラスチック製プランジャの内側と接触した状態で保持される、先行技術によるデバイスの場合に比べて、より長い期間にわたって貯蔵することができる。
ここで、本発明の実施形態で使用するための例示の濾液容器13に関して述べることにする。図4aに、第1の例示の濾液容器13aを使用する濾過装置1の横断面側面図を示し、第1の例示の濾液容器13aは、濾液容器13aの軸に沿って延在する軸方向毛細管チャネル25の形態である導管を含む。軸方向毛細管チャネル25を有する濾液容器は、ここでは、「軸方向毛細管容器」13aとして参照する。軸方向毛細管チャネル25は、プランジャ本体4の開口5に面する第1の端部26で開いており、それが、開口5から液体サンプル21を受け入れることができる。軸方向毛細管チャネル25は、第1の端部26から軸方向毛細管容器13の内部の軸に沿って第2の端部27に延在し、それは、また、開いており、軸方向毛細管容器13aの内部に配置される。それゆえ、軸方向毛細管チャネル25は、開口5を軸方向毛細管容器13aの内部と流体的に接続する。
軸方向毛細管容器13aは、例えば締まりばめを使用して、プランジャ本体4の内部チャンバ12中の所定の位置にしっかりと保持され、軸方向毛細管容器13aの内壁が、プランジャ本体4の内壁と共にシールを形成している。したがって、濾過メンブラン6が液体容器3の閉端部16に向かって移動するとき、濾過メンブラン6を通過する濾液21bは、軸方向毛細管容器13aの側面のまわりを通ることを防止されて、図4aの矢印によって示すように、軸方向毛細管チャネル25の第1の端部を通ってその長さ方向に沿って押し進められる。軸方向毛細管容器13aを使用する濾過装置1の、図4aの断面A−Aに沿って取った横断面平面図である図4bに示すように、液体サンプル21が、軸方向毛細管チャネル25の第2の端部27に達したとき、それは、軸方向毛細管チャネル25から出て、重力の影響で軸方向毛細管容器13aの内部中に落下し、そこで、それは、軸方向毛細管チャネル25の周囲のまわりの環状の領域28中に集められる。それゆえ、濾液21bは、プランジャ本体4から完全に隔離された状態に保たれて、サンプルが貯蔵されている間、汚染物質が濾液21b中に滲出するのを防止される。
図5に、本発明の実施形態で使用するための第2の例示の濾液容器13bを含む濾過装置1の横断面側面図を示す。第2の例示の濾液容器13bは、両方の端部30、31が開いている中空のチューブを含む。両方の端部が開いている濾液容器は、ここでは、「中空のチューブ容器」13bとして参照する。
中空のチューブ容器13bは、軸方向チャネル容器13aに関して上記に述べたように、プランジャ本体4の内部チャンバ12中の所定の位置に保持されて、プランジャ本体4の内壁と共にシールが形成される。したがって、図5の矢印によって示すように、開口5が液体容器の閉端部16に向かって移動するとき、開口5を通過する液体21は、開口5に面する中空のチューブ容器13bの底部に配置される中空のチューブ容器13bの開端部30を通過する。したがって、濾液21bは、プランジャ本体4の内壁から隔離された状態に保たれて、汚染物質がプランジャ本体4から滲出するのを防止される。さらに、中空のチューブ容器13bが、底部端部30に対向してキャップ14に面する上部端部31で開いていて妨げられないので、濾液21bは、上記に述べたように、例えば注射器を使用して中空のチューブ容器13bから容易に除去することができる。このことは、自動化される(例えば、ロボットによる)処理の場合、特に有用になり得て、注射器の挿入は、例えば軸方向毛細管チャネル25を使用することによって禁止することができる。
図6aに、本発明の実施形態で使用するための第3の例示の濾液容器13cを含む濾過装置の横断面側面図を示す。第3の例示の濾液容器は、濾液容器13cの底部に配置され、開口5に面する閉端部32と、濾液容器13cの上部に配置され、キャップ14に面する、対向する開端部33とを有するチューブを含む。一方の端部で開き、他方の端部で閉じている図6aに示すものなどの濾液容器は、ここでは、「閉チューブ容器」13cとして参照する。
図6aの矢印によって示すように、閉チューブ容器13cが開口5に面する端部32で閉じているので、開口5がバイアル瓶3の閉端部16に向かって移動したとき、開口5を通過する液体サンプルは、閉チューブ容器13cの周囲のまわりを押し通される。液体サンプル21が、閉チューブ容器13cの開端部33のネックに達したとき、それは、重力の影響で閉チューブ容器13cの内部中に落下する。これは、以下でより詳細に述べるように、ディフレクタリング34を使用することによって容易に実施することができる。
閉チューブ容器13cが、開口5に面する端部32で閉じているので、濾液21bは、プランジャ本体4から完全に隔離された状態に保持される。したがって、閉チューブ容器13cは、上記に述べた軸方向毛細管容器13aと同じ利点をもたらす。さらに、閉チューブ容器13cがキャップ14と面する端部33で開いていて妨げられないので、濾液21bは、上記に述べた中空のチューブ容器13bによって閉チューブ容器13cから容易に除去することができる。
本発明の実施形態によるプランジャ組立体の上部横断面図を示す図6bに、及び同じものの斜視横断面図を示す図6cに示すように、閉チューブ容器13cのまわりで濾液21bの通過を容易にするために、周辺部チャネル35aの形態である1以上の導管が、チャンバ12の壁に形成される。周辺部チャネル34aは、例えば、プランジャ本体4の成形の間に形成することができる、又は、それらは、成形の後でプランジャ本体4中に切断することができる。
閉チューブ容器13cは、締まりばめによってチャンバ13中の所定の位置に保持することができる。それゆえ、濾液21bは、周辺部チャネル35aを通って閉チューブ容器13cのまわりを押し通される。濾液21bが、閉チューブ容器13cの開端部33を越えて進んだとき、それは、図6cに示すように、重力の影響で閉チューブ容器13c中に落下する。
上記に述べたように、ディフレクタリング34を使用して、濾液21bを閉チューブ容器13c中に導くことを容易にすることができる。図6cに示す例示のディフレクタリング34aは、突起を有する中空のリングを含み、突起は、ここでは「レッグ」36aとして参照し、周辺部チャネル35aとプロフィールが一致するように構成される。ディフレクタリング34aは、プランジャ本体4のチャンバ12中に締まりばめによって取り付けることができ、各レッグ36aは、周辺部チャネル35a中に取り付けられる。代替えとして、又は追加として、ディフレクタリング34aは、プランジャ本体4に超音波で溶接することができる。
各レッグ36aは、ある角度で向けられる穴37aの形態である開口を含み、それを通って周辺部チャネル35aに沿って流れる濾液21bが方向を変えられる。穴37aは、濾液21bを下方に閉チューブ容器13c中に導く。これによって、濾液21bが、周辺部チャネル35aを通って共に進むことがあるいずれもの空気から分離される、具体的には、濾液21bは、ベント穴22に向かって、そしてそれを通って進む空気と共に移動するのを防止される。
図6d及び6eに、周辺部チャネル35b及びディフレクタリング34bの代替えの配置の横断面平面図及び斜視横断面図を各々示し、周辺部チャネル35b及びディフレクタリングの開口37bは、図6b及び6bの対応する形状に比べて、より広い横断面面積を各々有する。これによって、周辺部チャネル35b及び開口37bを通って流れる液体サンプル21の流速をより高くすることができるようになり、使用がさらに容易になって濾過速度が増加する。また、ディフレクタリング34bは、締まりばめ、及び/又は超音波溶接を使用して、プランジャ本体4のチャンバ12中に取り付けることができる。
また、ディフレクタリング34bは、液体サンプルの流れの方向を変えることに加えて、チャンバ12中で閉チューブ容器13cの移動を制限する停止部として作動することができる。閉チューブ容器13cを所定の位置に保持するために、締まりばめ(又は他の手段)が使用されない場合、又は締まりばめが有効でない場合(例えば、閉チューブ容器13cの直径が変動するために)、液体サンプル21が濾過メンブラン6を通過するとき、液体サンプル21から生じる圧力によって、閉チューブ容器13cをキャップ14に向けて上部に移動させることができる。閉チューブ容器13cがチャンバ12の上部に移動した場合、濾液21bは、閉チューブ容器13cの周囲のまわりを流れるのを阻止することができる。したがって、ディフレクタリング34は、ディフレクタリング13と接触する閉チューブ容器13cの開端部33によって、どのような上部への移動も制限するように配置することができ、閉チューブ容器13cの開端部33がディフレクタリング13中で開口37の下に留まり、且つ、濾液21bが閉チューブ容器の外周の周りを流れて、中に入るのを阻止することが保証される。
図6b及び6eに示すプランジャチャンバ12は、円錐形に形作られる基部を有していて、図6fに示すように、プランジャチャンバ12は、円錐形の閉端部38を有する閉チューブ容器13bと共に使用するのに適するようにされる。この形状は、注射器の針40によって、閉チューブ容器21から濾液21bを除去するのに特に適し得る、というのは円錐形の閉端部38で直径が減少するので、注射器の針40を小さな開口に合わせて濾液21bをそこに集中させるからである。円錐形の閉端部38を備える閉チューブ容器13cを使用することのさらなる利点は、円錐形の形状によって、濾液21bが閉チューブ容器13cの周囲のまわりを通過することが容易になることである。代替えとして、丸い端部が付けられた形状によって、また、濾液が閉チューブ容器13cの周囲のまわりを通過することが容易になるはずである。
しかし、幾つかの場合、平坦な底部を付けた閉チューブ容器13cを使用することが、都合がよい、というのは、これによって、閉チューブ容器13cの内部容積が最大になり、次いで、単一の閉チューブ容器13c中に貯蔵することができる濾液21bの量が最大になるからである。図6gに、平坦な基部を有するプランジャチャンバ12を示し、平坦な底部を付けた閉チューブ容器13cと共に使用するのに適切になる。この設計では、閉チューブ容器13cは、チャンバ12の基部の支柱41の形態である突起上に配置される。支柱41によって、ギャップが閉チューブ容器13cの閉端部32に維持され、それを通って濾液21bが、周辺部チャネル35bに沿って進むことができることが保証される。
上記に述べたように、プランジャ組立体2がバイアル瓶3中に押し込まれたとき、ベント穴22は、空気が、それを通ってチャンバ12からプランジャ組立体2の外部に逃げることができる排気口になる。言い換えると、ベント穴22によって、プランジャ組立体2が押し込まれている間、チャンバの内部で高められた空気圧を放出することが可能になる。空気がベント穴22を通って逃げることができるが、しかし、液体サンプル21がそうできないように、ベント穴22を配置することが望ましい。ディフレクタリング34が使用される本発明の実施形態では、これは、図6c、6e及び6gに示すように、ディフレクタリング34の位置の上にベント穴22を単に位置決めすることによって、達成することができる。
上記に述べた軸方向毛細管容器13a又は中空のチューブ容器13bなど、底部に詰めるタイプの濾液容器13が使用される本発明の実施形態では、空気がチャンバ12から逃げるとき、空気の進行方向を矢印によって示す図7aに示すように、濾液21bは、濾液容器13の上部端部の上にベント穴を同様に位置決めすることによって、ベント穴22を通過するのを防止することができる。
しかし、ベント穴22は、ベントシール9が有効になるために、ベントシール9の位置の下に配置されるチャンバ12からの出口点にならなければならない。したがって濾液容器13の上部端部の上にベント穴22を位置決めすることは、濾液容器13のサイズがベントシール9の位置によって制限される、すなわち、濾液容器13は、チャンバ12中で濾過シール9の場所の上のスペースを占めることができないことを意味する。
図7bに、この問題に対処するように構成される本発明の実施形態を示し、図7bでは、ベント穴22の領域中で濾液容器13の上部部分とチャンバ12の壁の間にギャップが存在するように、チャンバ12の壁が先細りにされる。これによって、空気を、濾液容器13の上部端部を通して、濾液容器13とチャンバ12の壁の間のギャップを通して、そしてベント穴22を通して逃がすことが可能になる。これによって、濾液容器13が、ベント穴22の位置を越えて延在することができるようになり、濾液容器13は、チャンバ12内のスペースの実質的にすべてを占めることができるようになる。図7bに示す配置では、濾液容器13とチャンバ12の壁の間のギャップが、チャンバ12の壁を先細りにすることによって形成される。しかし、幾つかの場合、ギャップは、濾液容器13の外壁を先細りにすることによって形成することができる。
図7cに示す本発明のさらなる実施形態では、空気チャネル42が、チャンバ12の壁の内部に延在して、ベントシール9の上の位置でチャンバ12の内部とベント穴22を連結し、ベント穴22は、ベントシール9の下に配置され、したがって、空気が、矢印によって示すように、チャンバ12からデバイスの外部に移動することができる。また、これによって、濾液容器13が、ベント穴22の位置を越えて延在することができるようになり、濾液容器13は、チャンバ12内のスペースの実質的にすべてを占めることができるようになる。
上記に述べたように、プランジャ組立体2が完全に押し込まれた後、濾液21bが蒸発するのを防止するために、濾過シール9及びチャンバシール10は、濾過装置1を密閉するように、単独で、又は一緒にいずれかで作動する。バイアル瓶3の内側表面に封をする濾過シール9は、断面を薄くすることができ、それゆえプランジャ組立体2が、バイアル瓶3中に押し入れられたとき、曲がることが可能になり得る。ベントシール9は、図9a及び9bに関して以下に述べるように、可撓性リブを含むことができる。この柔軟性によって、濾過シール9が、バイアル瓶3の開端部17を通してはめ込まれて、バイアル瓶3の内壁に適合することができるようになり、バイアル瓶3のネックが、過度の力に晒されることが回避され、力は、特にバイアル瓶3がガラス又は他の堅い材料から製造された場合、バイアル瓶3を破壊させる恐れがある。
図8aに、本発明の実施形態で使用するための例示のチャンバシール10を示す。チャンバシール10は、柔軟であり、プランジャ組立体2が完全に押し込まれたとき、バイアル瓶3のネックのまわりを密閉する。ベントシール9の場合に比べて、プランジャ組立体2とバイアル瓶3の間で接触する表面領域がより広くなり、より効果的に密閉することができる。
図8bに、キャップシール43の形態である、ベント穴22を密閉するためのさらなる代替えの手段を示す。キャップシール43は、キャップ14から延在する可撓性スカートが覆う領域44を含む。これは、濾液容器13の上部に対するくさびばめになり、プランジャ組立体2がバイアル瓶3中に完全に押し込まれたとき、この領域中でシールを生成する。キャップ14の一部分として形成されるキャップシール43を使用すると、シールをプランジャ本体4中に成形する必要性が回避される。さらに、シールがキャップ上に形成されるので、プランジャ本体4の成形の間に形成されるシールに比べて、成形の変動、及び成形のバリ及び金型分割線がそれほどでもない。
図8a及び8bでは、チャンバシール10及びキャップシール43が、各々、ベントシール9と共に使用されている状態で示されているが、幾つかの実施形態では、ベントシール9は使用されない。さらに、幾つかの実施形態では、ベントシール9は、チャンバシール10又はキャップシール43を使用せずに、使用することができる。
上記に述べたように、バイアル瓶3は、プラスチック材料から製造することができる。液体サンプル21aが、通常、濾過する直前にバイアル瓶中に入れられるので、プラスチック製バイアル瓶を使用することは、液体サンプル21aが濾過の前にプラスチック材料と接触状態に保持されることを意味するが、いずれものその結果として生じる汚染の量は、比較的小さい可能性がある。しかし、液体サンプル21とプラスチック材料の間の接触をさらに減少させるために、本発明の幾つかの実施形態では、ガラスなどの不活性材料からなるバイアル瓶3が使用される。しかし、ガラス製バイアル瓶は、通常、プラスチック製バイアル瓶の場合に比べて、製作プロセスにおける精度がより劣るので、様々なバイアル瓶の間で内径の変動がより大きい。これらの変動によって、内径があまりにも大きいバイアル瓶3を使用するとき、これは、プランジャ組立体2とバイアル瓶3の間のはめ合いがあまりにもゆるくなる恐れがあり、プランジャ組立体2を押し込む間にプランジャ組立体2の周囲のまわりから液体が逃げることが可能になる。その逆に、バイアル瓶3の内径があまりにも小さいとき、プランジャ組立体2とバイアル瓶3の間のはめ合いが、あまりにもきつくなる恐れがあり、プランジャ組立体2を押し込むことが困難になる、及び/又はバイアル瓶3が破壊される恐れがある。
したがって、本発明の幾つかの実施形態では、可撓性部分を有する液体シール8が設けられ、それは、横断面が変化するように曲がることができ、バイアル瓶の内壁に対して外向きの力を加えるのに十分な剛性を維持しながら、異なるバイアル瓶3の内径に適合して、濾過器組立体2とバイアル瓶の間が効果的に密閉されて維持される。可撓性部分は、プランジャ本体4と同じ材料から製造されて、それらを効率良く製作することができるようになる。可撓性部分は、厚さが、プランジャ本体4の壁の厚さより薄く、したがって、可撓性部分は、曲がることができ、一方プランジャ本体4は、堅いままである。ここで、そのような柔軟な封止手段の実施例を、図9a〜11bを参照して述べる。
図9aに、1以上の可撓性リブ8aの形態であって、プランジャ本体4の周辺のまわりに配置される可撓性部分を有する第1の液体シールを示す。図9bに示すように、プランジャ本体をバイアル瓶3中に挿入する間、可撓性リブ8aが上方に内側にプランジャ本体4に向かってゆがむように、可撓性リブ8aは、柔軟であるように、しかしまた、図9bに示すように、可撓性リブ8aがゆがまされたとき、それらがバイアル瓶3の内壁に対して外向きの力を加えるのに十分に堅いように構成され、シールが、その間に維持される。リブ8aの剛性は、可撓性リブ8aの長さ(l1)又は厚さ(t1)を調節することによって、調節することができる。厚さ(t1)は、プランジャ本体4が固いままであり、その上可撓性リブ8aがゆがむように、プランジャ本体4の壁の厚さ(tw)より薄いように構成される(壁の厚さtwは、通常、実質的に一様である)。図9a及び9bに、2つの可撓性リブ8aを含む液体シールを示しているが、本発明の幾つかの実施形態では、ただ1つの可撓性リブ8aが使用されている。本発明の他の実施形態では、3以上の可撓性リブ8aを使用することができる。
図10aに、可撓性スカート8bの形態であって、プランジャ本体4の前縁部上の凹所45の周囲のまわりに配置される可撓性部分を有する第2の液体シールを示す。プランジャ組立体4をバイアル瓶3中に挿入したとき、スカート8bは、図10bに示すように、バイアル瓶3の内径と一致するように内側に曲がることができ、スカート8bが曲がるとき、それは、バイアル瓶3の内壁に対して外向きの力を加えて、シールが形成される。スカート8bの剛性は、可撓性リブ8aの長さ(l2)又は厚さ(t2)を調整することによって、調節することができる。厚さ(t2)は、通常、プランジャ本体4の壁の厚さ(tw)より薄いように構成され(壁の厚さtwは、通常、実質的に一様である)、したがって、プランジャ本体4は、堅いままであり、一方スカート8bは、内側にゆがむ。
可撓性スカート8bは、シール8bとバイアル瓶3の壁の間の接触する領域が、図9a及び9bを参照して上記に述べた可撓性リブ8aに比べて、より広くなり、それは、より効果的に密閉する接触をもたらす。
さらに、プランジャ本体4をバイアル瓶3中に押し入れたとき、液体は、凹所45中に受け入れられて、可撓性スカート8bに対して外側への圧力が加えられ、バイアル瓶3の内壁と接触した状態である可撓性スカート8bによって形成されるシールの有効性が、さらに向上される。本発明のこの実施形態では、それゆえ、液体シールの強度は、プランジャ組立体4に対して加えられる下方への圧力が増加するにつれて、増加する。
図11aに、また、第2の可撓性スカート8cの形態である可撓性部分を有する第3の液体シールを示す。この実施形態では、プランジャ組立体2をバイアル瓶3中に押し入れたとき、図11bに示すように、第2の可撓性スカート8cが、バイアル瓶3の内径に適合するように内側にねじれ(すなわちゆがんで)、突起がゆがんだとき、それは、バイアル瓶3の内壁に対して外向きの力を加えてシールを形成する。第2の可撓性スカート8cの剛性は、第2の可撓性スカート8cの長さ(l3)又は厚さ(t3)を調節することによって、調節することができる。厚さ(t3)は、通常、プランジャ本体4の壁の厚さ(tw)より薄いように構成され(壁の厚さtwは、通常、実質的に一様である)、したがって、プランジャ本体4は、堅いままであり、一方第2の可撓性スカート8cは、内側にゆがむ。
第2の可撓性スカート8cは、シール8bとバイアル瓶3の壁の間の接触する領域が、図9a及び9bを参照して上記に述べた可撓性リブ8aに比べて、より広くなり、それは、より効果的に密閉する接触をもたらす。
さらに、第2の可撓性スカート8cを使用する実施形態では、凹所が全く必要でないので、プランジャ本体4の構造が簡単化され、図10a及び10bを参照して上記に述べた実施形態に比べて、その製作がより容易になる。
図9〜11を参照して上記に述べた実施例の各々では、液体シール8は、プランジャ本体4と一体に形成される(例えば、射出成形プロセスの間に)。さらに、上記に述べた可撓性部分の各々は、プランジャ本体から外側に(可撓性リブ8aの場合)、又はプランジャ本体から下方に(可撓性スカート8b、8cの場合)、そのいずれかに延在する。したがって射出成形を実施するとき、可撓性部分8a、8b、8cに対応する成形部品は、プランジャ本体4から離れる射出されるプラスチックの流れ方向に延在し、可撓性部分8a、8b、8cは、射出成形を使用してプランジャ本体4と一体に製作することが容易になり、成形された部分の切断など、その後の処理のためのいずれもの要件が軽減される。
プランジャ本体4が、実質的に平行な壁を有することができるが、幾つかの実施形態では、プランジャ本体4の壁は、図12に示すように、開口5に向かって狭くなるように、先細りにすることができる。これによって、液体シール8とベントシール9をエンゲージさせることが容易になり、それは、次の理由による。プランジャ本体4がバイアル瓶3中に挿入されたとき、それは、バイアル瓶3の軸から離れる横方向に変位させることができる、又はバイアル瓶の軸に対して所定の角度で傾斜させることができる。これは、液体シール8及び/又はベントシール9が一方側ではバイアル瓶3としっかりと合うが、しかし対向する側では緩やかに合うことになる場合があり、これは、密閉する接触が無効になる恐れがある。プランジャ本体4を先細りにすると、プランジャ本体4の上部においてプランジャ本体4とバイアル瓶の間のギャップが減少して、上記に述べた横方向の変位及び/又は傾斜のための範囲が減少して、密閉する接触が悪くなるリスクを低下させる。
図13に示すように、プランジャ本体4の外壁は、プランジャ本体4の底部において横断面直径D1を画定し、それは、バイアル瓶3の内径Diより小さい、ところがシール8によって画定される横断面直径D2は、曲げられていない状態ではバイアル瓶3の内径Diより大きい。これによって、プランジャ本体4をバイアル瓶3中に挿入して、その中に置くことができ、そして液体シール8が、バイアル瓶3中に挿入されたとき、曲がり、バイアル瓶3と共にシールを形成することが保証される。上記に述べた液体シール8を使用するプランジャ組立体2が、そのように異なるバイアル瓶3の内径に適合することができるので、バイアル瓶毎に内径が比較的大きい変動を示す、ガラスなどの材料からなるバイアル瓶3と共にプランジャ組立体2を使用することが可能になる。
幾つかの実施形態では、プランジャ本体4の壁は、その横断面直径が、プランジャ本体4の全長さに沿ってバイアル瓶の内径Diより小さい。例えば、プランジャ本体4が、図12を参照して上記に述べたように、先細りにされている場合、プランジャ本体の壁は、プランジャ本体4の上部端部において、バイアル瓶3の内径より大きい横断面直径を画定することができ、したがって、プランジャ組立体2が完全に押し込まれたとき、プランジャ本体4の上部端部は、バイアル瓶3の外部に留まる。プランジャ組立体2が完全に押し込まれたとき、バイアル瓶3の外部に通常留まる最上部14aは、また、バイアル瓶3の内径より大きい横断面直径を画定することができる。上記の議論が「直径」に言及し、それゆえプランジャ本体4及びバイアル瓶3が円筒形であることを仮定しているが、当業者は、プランジャ本体4及びバイアル瓶3が円形でない横断面を有するとき、同様の考慮が、変更すべきところは変更して、他の横断面寸法(例えば、四角形の横断面の場合、辺長など)に適用されることを理解されるはずである。
上記に述べたように、バイアル瓶3は、ガラスから製造することができ、それは、ガラス吹き製法及び/又は研削加工を使用して製作することができる。
バイアル瓶3は、テーパ部46を含むことができ、したがってバイアル瓶3の壁が、図14に示すように、開端部17で外側に先細りである。これによって、シール8が、開端部17のへり47の下のポイントでバイアル瓶3とエンゲージすることが保証される。これは、シール8がへり47でエンゲージされることになる場合に比べて、バイアル瓶3のより広い有効な領域にわたってシール8が加える力を分布させる。テーパ部46は、そのように、バイアル瓶3が破損されないように保護する。
外側はめ合い濾過リング
上記に述べたように、濾過メンブラン6は、保持リング7によって開口5中に固定することができ、それは、例えば、スナップばめ、締まりばめ又は超音波溶接によって取り付けることができる。しかし、保持リング7は、通常、サイズが小さい、というのは、それは、開口5の内部に合わなければならないからであり、プランジャ組立体2の組立の間、その取り扱いを困難にしている。さらに、保持リング7を内部ではめることは、信頼できない恐れがあり、濾過メンブラン6が外れた状態になって、プランジャ組立体2が役に立たないことになる。
図15に、端部部品を示し、それは、外側はめ合い濾過リング50(簡潔さのために、ここでは単に「外部リング」50という)の形態である、保持リング7の代替え物になり、そしてプランジャ本体4の外部にはめられる。外部リング50は、通常、プランジャ本体と同じ、又は同様の材料から形成される成形される構成要素である。外部リング50は、第1の位置決め手段を有し、それは、プランジャ本体4上で、位置決めボス52の形態である対応する第2の位置決め手段とエンゲージする位置決め凹所51の形態であり、濾過メンブラン6を所定の位置に保持する。外部リング50は、開口55を有し、それは、位置決め凹所51が位置決めボス4a上にはめられたとき、プランジャ本体の開口5と位置合わせされ、したがって、使用する際、液体サンプル21aは、外部リングの開口7b、濾過メンブラン6及びプランジャ本体のメンブラン5を通過してプランジャ本体4のチャンバ12中に進むことができる。
外部リング50は、位置決め凹所51とボス52の間の締まりばめによって、ボス52上の所定の位置に保持することができる。代替えとして、又は追加として、外部リング50は、接着剤及び/又は超音波溶接によって、プランジャ本体4に永久的に取り付けることができる。ここで、外部リング50をプランジャ本体4に超音波で溶接する例示の方法を、図16a〜16cを参照して述べる。
図16aに示すように、濾過メンブラン6を切断してプランジャ本体4上に置く。次いで、図16bに示すように、外部リング50をプランジャ本体4上に位置付ける。環状の突起53の形態のエネルギーディレクタをボス52の両側に位置決めする。外部リング50が環状の突起53上に位置するように、外部リング50をプランジャ本体4上に位置決めする。最後に、図16cに示すように、超音波溶接ホーン54を使用して環状の突起53に超音波振動を加えて、それらを溶解させ、それによって外部リング50とプランジャ本体4の間に濾過メンブラン6を永久的に挟み込む。
外部リング50が従来の内部はめ合い保持リング7より大きいので、プランジャ組立体2の組立の間、取り扱いがより容易である。さらに、位置決め凹所51は、プランジャ本体4上のボス52と共に、従来の内部はめ合い保持リング7に比べて、外部リング50を位置決めすることを著しくより容易にする。さらに、外部リング50が、プランジャ本体4に超音波で溶接された場合、超音波溶接部をプランジャ本体4の内側と外側の両方に形成することができるので、濾過メンブラン6は、内部はめ合い保持リング7の場合に比べて、所定の位置によりしっかりと保持することができる。
図16a〜16cを参照して上記に述べた実施形態では、位置決めボス52は、プランジャ本体4上に配置され、位置決め凹所51は、外部リング50上に配置される。しかし、幾つかの実施形態では、プランジャ本体4は、位置決め凹所を有し、外部リングは、位置決めボスを有する。代替えとして、又は追加として、他の位置決め手段を使用することができるはずである。例えば、第1の位置決め手段と第2の位置決め手段の一方が、1以上の穴のセットを含み、他方が、1以上の対応する杭のセットを含むことができるはずである。
外部リング50を使用することのさらなる利点は、液体シール8などの形状を、外部リング50の一部分として形成することができることである。プランジャ本体4及び液体シール8が、単一の成形品の一部分として一体に形成されたとき、分割線は、通常、プランジャ本体4の長さ方向に沿って走り、したがって、液体シール4を横切って走る。これは、突起又は他の起伏のある部分が液体シール8上に形成される可能性があり、その有効性が低下する。しかし、液体シール8が外部リング50の一部分として形成されたとき(したがって、プランジャ本体4と分離されて)、分割線は、外部リング50の周辺のまわりに形成される。したがって分割線は、それが液体シール8のいずれもの部分を横切らないように、配置することができ、液体シール8の信頼性が向上される。
さらに、プランジャ組立体2から離れる上方に延在するプロフィールを有する液体シール8は、単一の成形されるプランジャ本体の一部分として形成することが困難である、というのは、プラスチック製成形品中の対応する部品がプラスチック流から離れる方向に延在するからである。しかし、この問題は、外部リング50の一部分として形成される液体シール8の場合、生じない。それゆえ、図17に示すものなど、液体シール8d、8e、8fは、外部リング50の一部分として容易に形成することができる。図17に示すものなどの液体シール8は、バイアル瓶すべてで直径が一致しているバイアル瓶(研削される、及び/又は研磨されるガラス製バイアル瓶など)を使用するとき、都合が良い可能性がある。代替えとして、図9a〜図11bのいずれかを参照して上記に述べた液体シール8は、外部リング50の一部分として形成することができる。
図18では、代替えのシール配置80が、断面図で全般的に例示され、その配置の半分だけが示されていて、他の半分は、中心軸Axのまわりの鏡像である。この図では、ガラス製バイアル瓶3の形態の液体容器、プランジャ4、濾過メンブラン6及び閉チューブの濾液チャンバ13cが、上記に述べたように、全般的に配置されている。プランジャ4は、その意図される行程の底部に近接し、ガラス製バイアル瓶3の閉端部16の近くに在る状態で示されている。プランジャ4の行程のために、バイアル瓶中のいずれもの液体が、図12aに示すものと同様のように、矢印Lの方向で上部に、濾過器6を通って、容器13cのまわりでチャンバ13cの口(図示せず)の上を流れるようになる。この配置では、バイアル瓶中の液体の大部分は、上部に押し上げられることになる、というのは、プランジャが占めるスペースが、その閉端部16においてバイアル瓶の内部容積と実質的に一致するからであることに留意されたい。液体が満たすスペースは、濾過チャンバ13c中に液体を集めることを逃れ、デッドスペースとして知られる。
プランジャの液体シール80の配置は、デッドスペースに影響を与える。この配置では、プランジャ4は、本体48と、閉端部16に向かって延在する第1のスカート82とを含む。スカート82は、この配置では、成形されるプラスチックであり、プランジャ本体48と一体で形成される。スカート82と本体48の間に環状の分離部84が存在する。この分離部は、弾力的に変形可能なスカートになり、それは、本質的にバイアル瓶3の側壁に押し付けられてシールになる、というのは、それは、バイアル瓶3の内径よりわずかに大きいように製作されているからである。
さらに、プランジャ本体は、また、プランジャキャップ90を含み、それは、環状の溶接領域49において超音波で溶接される。キャップ90は、それが溶接によって所定の位置に固定されたとき、濾過器6を所定の位置に固定する。キャップ90は、さらなる(第2の)スカート92を含み、それは、プランジャの底部に接近した領域でキャップに従属し、第1のスカートに向かって上方に延在する。やはり、スカート92とプランジャ本体48の間に環状の分離部94が存在し、その本体は、キャップ90を含む。環状の分離部94は、さらに弾力性のある密閉を可能にする。
スカート82とスカート92は、重ね合わせ領域100で重なり合う。スカート82及び92は、外側密閉表面を有し、それらは、突起又は凹所を全く有さず、したがって全体的に一定の環状の表面を共に生成し、それは、バイアル瓶3の側壁に対して、バイアル瓶に対する点又は線接触を及ぼすのではなく、領域の上に広がって密閉力を加え、したがって、バイアル瓶3に対するストレスが減少する。
上記の実施形態は、本発明の例示する実施例として理解すべきである。本発明のさらなる実施形態が、考えられる。例えば、液体シール8が、プランジャ本体4と一体に形成されるものとして上記に述べたが、幾つかの場合、それらは、別々に形成し、その後、プランジャ本体4に、又はプランジャ組立体2の他の部分に取り付けることができる。追加として、又は代替えとして、液体シールは、プランジャ本体4と異なる材料(例えば異なるプラスチック材料)から製造することができるはずである。
いずれか1つの実施形態に関して述べたいずれもの特徴は、単独で、又は述べた他の特徴と組み合わせて使用することができ、そしてまた、実施形態のいずれもの他の実施形態の1以上の特徴と組み合わせて、又は実施形態のいずれもの他の実施形態のいずれもの組み合わせで使用することができることを理解すべきである。さらにまた、上記に述べていない同等物及び修正形態は、また、本発明の範囲から逸脱せずに用いることができ、その範囲は、添付の請求項によって定義される。

Claims (26)

  1. 液体サンプルを保持する液体容器と共に使用するための濾過デバイスであって、液体容器が、液体サンプルを保持するための閉端部を有しており、濾過デバイスが、
    第1の材料からなるプランジャ本体であって、内部チャンバを有するプランジャ本体と、
    濾材と、
    プランジャ本体の内部チャンバ内の濾液容器であって、第1の材料とは異なり第1の材料よりも滲出し難い第2の材料からなる濾液容器と
    を備えており、第2の材料がガラス材料又はセラミック材料からなり、濾過デバイスは、濾材が液体容器の閉端部に向かって移動するように、液体容器中で摺動可能に構成され、上記移動によって、液体容器中に保持された液体が、濾材を通ってプランジャ本体の内部チャンバに入り、もって液体が濾過され、濾過された液体が濾液容器へと入って濾液容器に回収される、濾過デバイス。
  2. 第2の材料が第1の材料よりも不活性である、請求項1記載の濾過デバイス。
  3. 第2の材料がガラス材料からなる、請求項1又は請求項2記載の濾過デバイス。
  4. 第2の材料がセラミック材料からなる、請求項1又は請求項2記載の濾過デバイス。
  5. 第1の材料がプラスチック材料からなる、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の濾過デバイス。
  6. 濾液容器が対向する開端部を含んでおり、開端部の少なくとも一方が、濾材で濾過された液体サンプルを受けるように構成される、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の濾過デバイス。
  7. 濾液容器が、各端が開いた中空シリンダを含む、請求項6記載の濾過デバイス。
  8. 1以上の導管を含んでおり、1以上の導管が、濾材で濾過された液体サンプルを受けるように濾材と流体接続しており、1以上の導管が、そこを通過する濾過された液体が、濾液容器中に集められるように構成される、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の濾過デバイス。
  9. 1以上の導管が、濾液容器の内部に延在するチューブを含む、請求項8記載の濾過デバイス。
  10. 濾液容器が実質的に円筒形であり、チューブが濾液容器の軸に沿って延在する、請求項9記載の濾過デバイス。
  11. 1以上の導管を含んでおり、1以上の導管が、濾材で濾過された液体サンプルを受けるように濾材と流体接続しており、1以上の導管が、そこを通過する濾過された液体が、濾液容器中に集められるように構成され、
    濾液容器が開端部と対向する閉端部とを含んでおり、閉端部が濾材に面して位置しており、1以上の導管が、濾液容器の外周の周りに延在して、濾材が開端部と流体接続している、請求項1乃至5のいずれか1項記載の濾過デバイス。
  12. 1以上の導管が、プランジャ本体の内壁に1以上のチャネルを含む、請求項11記載の濾過デバイス。
  13. 1以上のチャネルの各々が、上記移動の際に液体を濾液容器に供給するように構成された開口を含んでおり、開口が、液体を濾液容器の開端部に向けて導くために内壁から内側に傾いている、請求項12記載の濾過デバイス。
  14. プランジャ本体の内壁から内部に延在する停止部を含んでおり、停止部が、内部チャンバ内での濾液容器の移動を制限して、濾液容器の開端部が停止部を通り過ぎないように構成され、停止部が上記開口を含む、請求項13記載の濾過デバイス。
  15. プランジャ本体が開口を含んでおり、濾材が開口に配置される、請求項1乃至請求項14のいずれか1項記載の濾過デバイス。
  16. 開口に対向する端部のキャップであって、気密シールを形成して、空気が内部チャンバからプランジャ本体の外部に抜けるのを防ぐように構成されているキャップと、
    内部チャンバをプランジャ本体の外部と接続するベント穴であって、上記移動の際に内部チャンバから空気を逃がすことのできるベント穴とを含む、請求項15記載の濾過デバイス。
  17. 内部チャンバの壁内を内部チャンバの内部の第1の位置からベント穴へと延びるチャネルを含んでおり、第1の位置がベント穴よりもキャップに近い、請求項16記載の濾過デバイス。
  18. プランジャ組立体が、上記移動の際にプランジャ組立体と液体容器の間にシールを形成するための封止手段を含んでおり、シールは、上記移動の際に液体がプランジャ組立体の外周の周りを通過するのを防ぐ、請求項1乃至請求項17のいずれか1項記載の濾過デバイス。
  19. 封止手段が可撓性部分を含んでおり、可撓性部分は、液体容器中に挿入する際に液体容器の内側横断面に合わせて曲げることができ、可撓性部分が、上記移動の際に液体容器の内壁に対して外向きの力を加えてシールを形成する、請求項18記載の濾過デバイス。
  20. 可撓性部分が、プランジャ本体から外側に延びる可撓性リブを含んでおり、可撓性リブは、上記移動の際にプランジャ本体に対して長手方向に、且つプランジャ本体に向かって内側に撓めることができる、請求項19記載の濾過デバイス。
  21. 可撓性部分が、プランジャ本体の端部から下向きに延びる可撓性スカートを含んでおり、スカートが内側に撓めることができる、請求項19記載の濾過デバイス。
  22. スカートが凹部の壁を形成しており、凹部が、上記移動の際に液体を受け入れるように構成され、受け入れられた液体が、スカートに対して外向きの力を加える、請求項21記載の濾過デバイス。
  23. 請求項1乃至請求項22のいずれか1項記載の濾過デバイス及び液体容器を含む、濾過装置。
  24. 液体容器がガラス材料からなる、請求項23記載の濾過装置。
  25. 液体容器が、プランジャ組立体の少なくとも一部分を通すことのできる開端部を含んでおり、開端部がテーパ部を含む、請求項23又は請求項24記載の濾過装置。
  26. 液体を濾過する方法であって、当該方法が、
    液体サンプルを液体容器中に挿入する工程と、
    プランジャ本体と濾材とを備える濾過デバイスを液体容器中に挿入する工程であって、
    プランジャ本体が第1の材料からなるとともに内部チャンバを含んでいる工程と、
    プランジャ組立体を液体容器中に押し込んで、挿入された液体サンプルが、濾材を通過して、内部チャンバ内に位置する濾液容器中に入って濾液容器内に回収されるようにする工程と
    含んでおり、濾液容器が第1の材料とは異なり第1の材料よりも滲出し難い第2の材料であってガラス材料又はセラミック材料からなる第2の材料からなる、方法。
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