JP6388866B2 - 二次電池設備 - Google Patents

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Description

本発明は、1つのユニットのみでも二次電池として稼働できるほか、複数のユニットを組み合わせて大型の二次電池として稼働することができる二次電池ユニット及び二次電池設備に関する。
一般に、電力系統の周波数調整、電力系統の需用電力と供給電力の調整は、系統内の複数の発電機や蓄電池等により実施される。また、自然エネルギー発電装置からの発電電力と計画出力電力との差の調整や、自然エネルギー発電装置からの発電電力の変動緩和も、複数の発電機や蓄電池等により実施される場合が多い。蓄電池は、一般的な発電機に比べて、高速に出力電力を変更することができ、電力系統の周波数調整、自然エネルギー発電装置からの発電電力と計画出力電力との差の調整、電力系統の需用電力と供給電力の調整に有効である。
そして、電力系統に接続される高温動作型の蓄電池として、例えばナトリウム−硫黄電池(以下、NaS電池と記す)が挙げられる。このNaS電池は、活物質である金属ナトリウム及び硫黄が固体電解質管により隔離収容された構造の高温二次電池であり、約300℃の温度に加熱されると、溶融された両活物質の電気化学反応により、所定のエネルギーが発生する。そして、通常、NaS電池は、複数の単電池を立設集合し、相互に接続したモジュール電池の形で用いられている。モジュール電池は、複数の単電池を直列に接続した回路(ストリング)を、並列に接続してブロックを構成し、さらに該ブロックを少なくとも2以上直列に接続した上で断熱容器に収容した構造を有する。
NaS電池の使用にあたっては、複数の断熱容器を鉛直方向に積載(段積み)して1つのモジュール列を構成し、このモジュール列を複数個並置して、1つのパッケージを構成し、さらに、パッケージの各モジュール電池を制御する制御装置を設置するようにしている(例えば特開2008−226488号公報参照)。
しかしながら、パッケージを設置する場合、以下のような手順になり、工数がかかるという問題がある。
(a) モジュール電池、架台、制御装置等を個別に現地に輸送
(b) 架台の組立
(c) エアダクト等、通風ルートを確保するための部品取付作業
(d) 架台へのモジュール電池の据え付け
(e) 制御装置の設置
(f) 配線工事
配線工事は、各モジュール列を構成するための配線、モジュール列と制御装置間の配線等があり、モジュール電池が多くなるにつれて配線作業に係る時間が増大することとなる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、それ単体でも二次電池として稼働できるほか、複数のユニットを組み合わせて大型の二次電池(パッケージ)としても稼働することができ、要件定義(要求定義を含む)からパッケージの設置までの工数を大幅に低減することができる二次電池ユニット及び二次電池設備を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係る二次電池ユニットは、箱体状に形成されたモジュール電池収容部と、箱体状に形成され、前記モジュール電池収容部に隣接して設けられた制御装置収容部と、前記モジュール電池収容部に収容され、2以上の単電池による集合電池が収容されてなる2以上のモジュール電池と、前記制御装置収容部に収容され、少なくとも前記モジュール電池を制御する制御装置とを有することを特徴とする。
1つのパッケージ(二次電池設備)を設置する場合、以下のような手順になる。
(a) 二次電池ユニット自体が二次電池として機能し、しかも、箱状に形成されてコンテナとしても機能しているため、二次電池ユニットのまま現地に輸送
(b) 二次電池ユニットの設置
(c) 配線工事
従来必要であった架台の組立、エアダクト等の通風ルートを確保するための部品取付作業、架台へのモジュール電池の据え付け、制御装置の設置が不要となり、従来と比して大幅に工数の低減を図ることができる。
また、配線工事は、個々の二次電池ユニット自体が二次電池として稼働するため、例えばモジュール電池間の煩雑な配線等は不要である。複数の二次電池ユニットの直列接続と、直流の主回路となる二次電池ユニットとメインコンピュータ(中央監視)との接続で済む。従来の配線作業と比して、大幅な作業の簡略化、作業時間の短縮化を図ることができる。
[2] 第1の本発明において、前記モジュール電池収容部のうち、前記制御装置収容部とは反対側の下部に設置された吸気口と、前記モジュール電池収容部と前記制御装置収容部との境界の上部に設置された連通口と、前記制御装置収容部のうち、前記モジュール電池収容部とは反対側の上部に設置された排気口とを有することが好ましい。
箱状に形成された二次電池ユニットは、内部空間が上板、底板、左側板、右側板及び背面板等で囲まれた形態になることから、内部空間に熱がこもりやすくなり、誤動作の原因等にもなる。しかし、この第1の本発明では、上述した位置に吸気口、連通口及び排気口を設置したので、内部空間の対角方向に沿った下部から上部にかけて通風ルートが形成され、内部空間の換気が行われやすくなる。
[3] 第1の本発明において、前記吸気口は、前記モジュール電池収容部の前記下部で、且つ、正面側に設置され、前記排気口は、前記制御装置収容部の前記上部で、且つ、背面側に設置されていてもよい。これにより、内部空間の下部から上部にかけての通風ルートと、奥行方向の通風ルートとが形成され、内部空間の換気を効率よく行うことができる。
[4] 第1の本発明において、前記制御装置収容部内のうち、前記排気口に対向して設置された排気装置を有し、前記制御装置は、前記制御装置収容部内のうち、前記排気装置よりも下部に設置されていてもよい。これにより、上述した通風ルートに沿って排気装置による強制換気を行うことができる。
[5] 第1の本発明において、吸気口及び排気口のうち、少なくともいずれか一方に塩害フィルターを設置してもよい。これにより、二次電池ユニットに対して塩害対策を施すことができる。
[6] 第1の本発明において、前記モジュール電池収容部内の上部に、前記排気口に向かって延びる排気ダクトが設けられ、前記排気ダクトは、前記排気口に近づくにつれて開口サイズが小とされた複数の吸気口を有してもよい。これにより、排気口からの距離に応じて排気ダクトの吸気口における開口サイズの適正化を図ることができるため、より効率的な二次電池ユニット内の換気を実現することができる。
[7] 第1の本発明において、少なくとも前記モジュール電池収容部の正面側に、内部空間に対して開閉自在とされた扉を有してもよい。これにより、モジュール電池や制御装置等の交換やメンテナンス等の際には、扉を開くことによって、正面側から容易にモジュール電池等を交換したり、メンテナンス等を行うことができる。これは、複数の二次電池ユニットを組み立てて1つのパッケージを構築した後においても同様である。
[8] この場合、前記モジュール電池は、前記モジュール電池収容部内に設置された架台に設置される基台と、前記基台上に設置され、且つ、上面に開口を有し、集合電池が収容される箱体と、前記箱体の前記開口を閉塞する蓋体と、前記箱体の正面に設けられ、それぞれ導電部材が接続される正極外部端子及び負極外部端子とを有してもよい。
[9] さらに、前記架台を支持する少なくとも梁が前記モジュール電池収容部を区画する面と共有化されていてもよい。これにより、二次電池ユニット自体の強度を確保することができる。しかも、梁として、薄い金属板等を用いることができるため、二次電池ユニットの重量を低減することができる。
[10] さらに、前記正極外部端子及び前記負極外部端子は、前記基台上にそれぞれ絶縁体を介して設置されていることが好ましい。
[11] また、前記モジュール電池は、上面から見たとき、正面から背面に向かう方向が長辺とされた長方形状を有し、前記集合電池の正極が前記箱体の正面の側壁を介して前記正極外部端子に接続され、前記集合電池の負極が前記箱体の背面の側壁及び中継導体を介して前記負極外部端子に接続されていてもよい。
[12] この場合、前記正極外部端子、前記負極外部端子及び前記中継導体は、前記基台上にそれぞれ絶縁体を介して設置されていることが好ましい。
[13] また、前記正極外部端子と接続される前記導電部材の導出方向と、前記負極外部端子と接続される前記導電部材の導出方向とが互いに離間する方向であってもよい。この場合、配線ケーブルの配線経路が簡単になる。
[14] さらに、前記モジュール電池として、前記負極外部端子が前記正極外部端子に対して左側に設置されたモジュール電池と、前記負極外部端子が前記正極外部端子に対して右側に設置されたモジュール電池とを有してもよい。これにより、正極外部端子及び負極外部端子の配置が単純化され、しかも、配線形態も単純化させることができる。これは、配線作業の簡単化並びに作業時間の短縮化を図る上で有利である。
[15] 前記正極外部端子は、前記箱体の正面のうち、上部又は下部に設置され、前記負極外部端子は、前記箱体の正面のうち、下部又は上部に設置され、前記正極外部端子と接続される前記導電部材の導出方向が、前記負極外部端子の上部又は下部を経由する方向であり、前記負極外部端子と接続される前記導電部材の導出方向が、前記正極外部端子の下部又は上部を経由する方向であってもよい。
[16] また、前記正極外部端子と接続される前記導電部材は、横方向に隣接する一方のモジュール電池の負極外部端子に接続され、前記負極外部端子と接続される前記導電部材は、横方向に隣接する他方のモジュール電池の正極外部端子に接続されてもよい。
[17] 第2の本発明に係る二次電池設備は、上述した第1の本発明に係る二次電池ユニットを1つ以上有することを特徴とする。
[18] この場合、少なくとも2つの前記二次電池ユニットが、それぞれ吸気口が設けられ面を対向させて設置されていてもよい。これにより、複数の二次電池ユニットを効率よく設置することができる。
[19] 第2の本発明において、少なくとも2つの前記二次電池ユニットの排気ダクトが延長して設置され、少なくとも2つの前記二次電池ユニットの換気が集中して行われてもよい。これにより、排気装置の設置台数を削減することができ、排気装置の保守にかかる時間を短縮することができると共に、コスト的にも有利になる。特に、二次電池ユニットを段積みする場合に、下段の二次電池ユニットのみに排気装置を設置することができるため、排気装置の保守作業が容易になる。
[20] 第2の本発明において、複数の前記二次電池ユニットを有し、そのうちの1つの二次電池ユニットがマスターとして機能し、他の二次電池ユニットがスレーブとして機能してもよい。この場合、制御装置の設置台数を削減することができ、制御装置の保守にかかる時間を短縮することができると共に、コスト的にも有利になる。特に、二次電池ユニットを段積みする場合に、下段の二次電池ユニットの1つをマスターとすることで、制御装置の保守作業も容易になる。
[21] 第2の本発明において、少なくとも1つの前記二次電池ユニット内の空気を吸引してガス処理を行う1つのガス処理装置を有してもよい。この場合、火災等が生じた二次電池ユニットからの排気ガスをそのまま外部に排気することなく、ガス処理装置を介して排気することができる。
本発明に係る二次電池ユニット及び二次電池設備によれば、それ単体でも二次電池として稼働できるほか、複数のユニットを組み合わせて大型の二次電池(パッケージ)としても稼働することができ、要件定義(要求定義含む)からパッケージの設置までの工数を大幅に低減することができる。
図1Aは本実施の形態に係る二次電池ユニットの外観を示す斜視図であり、図1Bは二次電池ユニットの構成を、扉を外し、一部を破断して示す斜視図である。 二次電池ユニット内に設置されるモジュール電池の構成を示す縦断面図である。 モジュール電池内に収容された集合電池の回路の一例と、箱体の一部を模式的に示す説明図である。 モジュール電池の基台上に設置される正極ブス(負極ブス)と正極支持体(負極支持体)を示す斜視図である。 正極ブス(負極ブス)の導体接続部と配線ケーブルの接続部との接続形態の一例を示す断面図である。 正極ブス(負極ブス)と正極支持体(負極支持体)を示す縦断面図である。 モジュール電池の基台上に設置される負極ブスバーを、上面から見て示す平面図である。 二次電池ユニット内のモジュール電池の配線状態(第1方法)と通風ルートを示す説明図である。 二次電池ユニット内のモジュール電池の配線状態(第2方法)を示す説明図である。 二次電池ユニット内のモジュール電池の配線状態と通風ルートを、上面から見て示す説明図である。 二次電池ユニットの制御系を示すブロック図である。 濃度検知装置の一例を示す構成図である。 複数の二次電池ユニットを組み立てて1つのパッケージを構成した状態を一部破断して示す斜視図である。 図14Aは二次電池ユニット内の構造を一部省略して示す透視斜視図であり、図14Bは二次電池ユニット内に設置される内部排気ダクトの構成を示す斜視図である。 図15Aは2つ以上の二次電池ユニットの排気経路を1つに集約した1つの例を一部破断して示す斜視図であり、図15Bは他の例を一部破断して示す斜視図である。 図16Aは負極ブスバーを正極ブスの左側に設置した例を上から見て示す説明図であり、図16Bは負極ブスバーを正極ブスの右側に設置した例を上から見て示す説明図である。 二次電池ユニット内における上段及び下段のモジュール電池の配線状態を正面から見て示す説明図である。 図18Aは二次電池ユニット内における上段のモジュール電池の配線状態を上から見て示す説明図であり、図18Bは下段のモジュール電池の配線状態を上から見て示す説明図である。 複数の二次電池ユニットのうち、1つの二次電池ユニットをマスターとして機能させ、他の二次電池ユニットをスレーブとして機能させた例を示す説明図である。 複数の二次電池ユニットにて構成される1つのパッケージに1つのガス処理装置を設置した例を示す説明図である。
以下、本発明に係る二次電池ユニット及び二次電池設備を例えばNaS電池に適用した実施の形態例を図1A〜図20を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る二次電池ユニット10の外観は、図1Aに示すように、正面、背面、上面、下面、左側面及び右側面を有する直方体の形状を有する。
すなわち、この二次電池ユニット10は、上板12、底板14、左側板16、右側板18及び背面板20によって、図1Bに示すように、1つの内部空間22が形成されている。この内部空間22が仕切り板24によって2つの空間22a及び22bに分割されている。さらに、図1Aに示すように、正面側に一方の空間22aに対して開閉自在とされた扉26が取り付けられることで、全体として、1つの直方体状としての外観を有する。なお、右側板18は、他方の空間22bに対して開閉自在とされた扉としても機能している。
そして、この二次電池ユニット10は、図1Bに示すように、一方の空間22aを区画する箱体状に形成されたモジュール電池収容部28と、他方の空間22bを区画する箱体状に形成された制御装置収容部30とを有する。モジュール電池収容部28と制御装置収容部30は、仕切り板24を間に挟んで隣接して配置されている。
モジュール電池収容部28には、2以上のモジュール電池32が収容されている。すなわち、モジュール電池収容部28の空間22a内に、複数の支柱34が設置され、各支柱34には、例えば架台36が等間隔に、且つ、互いに平行に設置されている。各架台36には、それぞれ1つずつモジュール電池32が載置固定される。架台36が上下方向に複数設置される場合は、上下方向に並ぶモジュール電池32間に、ある程度の隙間ができるようにして設置する。
制御装置収容部30には、少なくともモジュール電池32を制御する制御装置38が収容されている。
モジュール電池収容部28及び制御装置収容部30の各正面側には、上述したように、それぞれの空間22a及び22bに対して開閉自在とされた扉26及び右側板(扉)18が取り付けられている。扉26及び右側板18(扉)は、通常の使用時には閉じた状態となっている。モジュール電池32や制御装置38等の交換やメンテナンス等の際には、扉26及び右側板18(扉)を開くことによって、正面側から容易にモジュール電池32等を交換したり、メンテナンス等を行うことができる。また、右側面側から容易に制御装置38等を交換したり、メンテナンス等を行うことができる。
モジュール電池収容部28に収容される各モジュール電池32は、図2に示すように、例えば鋼材で構成された基台40と、該基台40上に載置固定された箱体42と、箱体42内に収容された多数の単電池44からなる集合電池46と、箱体42の開口を閉塞する蓋体48とを有する。単電池44は例えば円筒状を有し、軸方向が鉛直方向に向けて箱体42内に収容されている。また、単電池44の破損、異常加熱、あるいは活物質の漏洩等に対応できるように、図示しないが、消化砂として珪砂を箱体42と集合電池46との間隙に充填されている。
箱体42は、例えば直方体に近い形状を有し、4つの側壁及び底壁を備え、上面開口とされている。箱体42は、例えばステンレスからなる板材によって構成し、それ自体が中空部50を有する箱状に形成されている。中空部50は、気密的に封止された密閉空間であり、図示されない真空バルブによって、中空部50と外部空間とが連通し得る構造となっている。中空部50には、ガラス繊維を接着剤で板状に固化させた多孔質の真空断熱ボード52を装填して、箱体42を真空断熱構造としている。
蓋体48は、天壁54及び庇56を備え、箱体42の上面開口を閉塞するように設置される。蓋体48は、箱体42と同様に例えばステンレスからなる板材によって構成されている。蓋体48は、その内面側(下面側)に、必要最小限の断熱性を得るための図示しない断熱材層が配置されている。蓋体48の中空部58には、少なくとも2以上の脱着可能な断熱板60が積層充填されている。つまり、蓋体48(上面)のみを大気断熱構造にして、且つ、モジュール電池32の上面からの放熱量を制御可能にしている。もちろん、モジュール電池32内の断熱性能を重視する場合は、蓋体48も、箱体42と同様に真空断熱構造を採用してもよい。
一方、集合電池46は、図3に示すように、正極62から負極64に向かって2以上のブロック66が直列接続されて構成されている。各ブロック66は、2以上の単電池44が直列接続した2以上の回路(ストリング68)が並列に接続されて構成されている。
正極62は、正極外部端子を構成する正極ブス70を備える。正極ブス70は、集合電池46の正極集電部74に正極ポール76を介して電気的に接続される。すなわち、正極ポール76は、箱体42の収容空間において正極集電部74に結合され、箱体42の正面壁78aを貫通し、箱体42の外部において正極ブス70に結合される。
負極64は、負極外部端子を構成する負極ブスバー80、中継導体として機能する負極ブス84を備える。負極ブス84は、集合電池46の負極集電部86に負極ポール88を介して電気的に接続される。すなわち、負極ポール88は、箱体42の収容空間において負極集電部86に結合され、箱体42の背面壁78bを貫通し、箱体42の外部において負極ブス84に結合される。負極ブス84と負極ブスバー80は配線ケーブル90を介して電気的に接続される。この場合、配線ケーブル90が長くなるため、配線ケーブル90と基台40との間に碍子等の絶縁体92を介在させることが好ましい。また、負極ブス84と負極ブスバー80との間に中継ブスバーを設置して、負極ブス84と中継バスバー間、中継バスバーと負極ブスバー80とをそれぞれ配線ケーブル90を介して電気的に接続してもよい。配線として、配線ケーブル90を使用した例を示しているが、金属製のブスバー、例えばアルミ製のブスバーを使用してもよい。この場合、配線ケーブル90と異なり、撓みにくいため、長い距離の配線でも絶縁体92の設置個数を減らすことができる
なお、上述した正極集電部74及び負極集電部86が金属板にて構成されることは、正極ブス70並びに負極ブス84の電気抵抗の低下に寄与する。また、正極ポール76及び負極ポール88がそれぞれポール形状を有することは、正極ポール76及び負極ポール88を経由する熱の出入りの抑制に寄与する。
ここで、モジュール電池32の正極ブス70に配線ケーブル90を接続した状態について図4〜図6を参照しながら説明する。
図4に示すように、正極ブス70は、導体接続部94と屈曲部96とを備える。配線ケーブル90は、隣接する一方のモジュール電池32の正極ブス70と他方のモジュール電池32の負極ブスバー80(図4において図示せず)とを電気的に接続する。また、図4において図示しないが、配線ケーブル90は、負極ブス84と負極ブスバー80とを電気的に接続する。配線ケーブル90としては、金属板で構成された接続部98及び金属製の網線100を備えることで、垂れ下がりやたわみが抑制されながらも、カーブした配線経路に追従させることが可能となる。
正極ブス70の屈曲部96には、正極ポール76が結合される。正極ブス70の導体接続部94には、図5に示すように、ボルト孔102が形成される。配線ケーブル90の接続部98にも、ボルト孔104が形成される。正極ブス70の導体接続部94及び配線ケーブル90の接続部98は重ねられ、正極ブス70の導体接続部94に形成されるボルト孔102及び配線ケーブル90の接続部98に形成されるボルト孔104にボルト106が挿入される。ナット108は、ボルト106に螺合される。正極ブス70の導体接続部94及び配線ケーブル90の接続部98は、ボルト106及びナット108により締結される。
正極ブス70の導体接続部94の表面及び配線ケーブル90の接続部98の表面は、ニッケルめっきされる。この場合、銀めっきする場合と比較して、正極ブス70及び配線ケーブル90の耐久性及び耐熱性が向上するが、接続抵抗が高くなる。接続抵抗が高くなる問題は、正極ブス70の導体接続部94及び配線ケーブル90の接続部98の接触面積を大きくし、正極ブス70の導体接続部94及び配線ケーブル90の接続部98を密着させることにより解消する。
正極ブス70は板形状を有する。正極ブス70の導体接続部94は、正極ブス70の一端寄りを占める。正極ブス70の屈曲部96は、正極ブス70の他端寄りを占める。正極ブス70の導体接続部94及び屈曲部96は、正面壁78aの外面に平行に配置される。正面壁78aから正極ブス70の導体接続部94までの距離は、ボルト106のボルト長より長く、正面壁78aから屈曲部96までの距離より長い。望ましくは、正面壁78aから正極ブス70の導体接続部94までの距離は、ボルト長の2倍以上である。
正面壁78aから正極ブス70の導体接続部94までの距離がボルト長より長い場合は、ボルト106が正面壁78aに接触しにくい。
正面壁78aから正極ブス70の屈曲部96までの距離が短い場合は、正極ポール76が短くなる。その結果、正極ポール76を経由する熱の出入りが抑制され、箱体42内の温度の調整が容易になる。
一方、正極ブス70を基台40上に支持する正極支持体110は、図4及び図6に示すように、台座120、台座固定用ボルト122、下端キャップ124、碍子126、上端キャップ128、L字金具130、L字金具固定用ボルト132及びL字金具固定用ナット134を備える。
碍子126の下端136及び下端キャップ124の凹部138は、セメント接合される。下端キャップ124の外面140及び台座120の上面142は溶接される。
台座120は、台座固定用ボルト122により基台40に固定される。基台40にはボルト孔144が形成される。台座120にはボルト孔146が形成される。ボルト孔144の内面には、ねじ溝が切られる。台座120は、モジュール電池32の基台40に載せられる。台座固定用ボルト122は、台座120に形成されるボルト孔146及び基台40に形成されるボルト孔144に挿入され、基台40に形成されるボルト孔144に切られるねじ溝に螺合される。台座120に形成されるボルト孔146は、台座120の奥行方向に長い長孔である。これにより、台座120の位置を奥行方向に調整可能である。
碍子126の上端148及び上端キャップ128の凹部150は、セメント接合される。上端キャップ128の外面152及びL字金具130の水平部154の外面156は、溶接される。
L字金具130の鉛直部158は、L字金具固定用ボルト132及びL字金具固定用ナット134により正極ブス70に固定される。L字金具130の鉛直部158には、ボルト孔160が形成される。正極ブス70には、ボルト孔162が形成される。L字金具130の鉛直部158及び正極ブス70は重ねられる。L字金具固定用ボルト132は、L字金具130に形成されるボルト孔160及び正極ブス70に形成されるボルト孔162に挿入される。L字金具固定用ナット134は、L字金具固定用ボルト132に螺合される。L字金具130に形成されるボルト孔160は、鉛直方向に長い長孔である。これにより、L字金具130の位置を鉛直方向に調整可能である。従って、碍子126の寸法のばらつきは、台座120及びL字金具130の位置調整により吸収される。
正極ブス70は、正極支持体110に支持される。基台40に結合される台座120及び正極ブス70に結合されるL字金具130は、碍子126により電気的に絶縁される。
負極ブス84及び中継支持体164も、上述した正極ブス70及び正極支持体110と同様の構成を有する。従って、図4及び図6では、負極ブス84に関する部材をカッコ書きにて示した。
一方、負極ブスバー80及び負極支持体166は、上述した正極ブス70とほぼ同じ構成を有するが、図7に示すように、導体接続部94の形状が、上面から見てL字状とされている点で異なる。すなわち、箱体42の正面壁78aに沿って延びる第1接続部94aと、箱体42の左側面壁78cに沿って延びる第2接続部94bとを有する。第1接続部94aには、隣接するモジュール電池32の正極ブス70(図4参照)に接続される配線ケーブル90が接続され、第2接続部94bには、負極ブス84(図4参照)の導体接続部94に接続される配線ケーブル90が接続される。
そして、本実施の形態では、例えば図8に示すように、一方のモジュール電池32の正極ブス70と、横方向に隣接する他方のモジュール電池32の負極ブスバー80とを配線ケーブル90にて電気的に接続するようにしている。これにより、モジュール電池32の外部端子と接続される配線ケーブル90の配線方向がモジュール電池32の横方向への配列方向となるため、隣接するモジュール電池32間では、配線長を短くすることができ、配線ケーブル90等が撓むのを抑制することができる。
配線長が長いところでは、途中にバスバーを設置したり、配線ケーブル90と基台40との間に碍子等の絶縁体92(図3参照)を介在させて電気的絶縁を確保しているため、たとえ絶縁被覆が溶けても電気的絶縁が維持され、多点地絡によるショートの発生を回避することができる。
ここで、モジュール電池収容部28に6つのモジュール電池32が収容され、これらモジュール電池32を直列に接続する方法について図8及び図9を参照しながら説明する。なお、図8及び図9では、6つのモジュール電池32を、モジュール電池32A〜32Fと記す。
第1方法は、制御装置収容部30内での配線ケーブル90による2つのモジュール電池32C及び32D間の接続によって、1つのモジュール列168を構成する方法である。
具体的には、図8に示すように、正極ブス70と負極ブスバー80は、箱体42の上下方向ほぼ同じ位置に設置されている。
そして、上段における3つのモジュール電池32A〜32Cについては、正極ブス70と接続される配線ケーブル90の導出方向と、負極ブスバー80と接続される配線ケーブル90の導出方向とが互いに離間する方向とする。
具体的には、上段における右側のモジュール電池32Aの正極ブス70と制御装置38間を配線ケーブル90で接続する。右側のモジュール電池32Aの負極ブスバー80と、隣接する中央のモジュール電池32Bの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。同様に、中央のモジュール電池32Bの負極ブスバー80と、隣接する左側のモジュール電池32Cの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。そして、左側のモジュール電池32Cの負極ブスバー80と、下段における右側のモジュール電池32Dの正極ブス70とを制御装置収容部30内にわたって配線された配線ケーブル90で接続する。
同様に、下段における右側のモジュール電池32Dの負極ブスバー80と、隣接する中央のモジュール電池32Eの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。同様に、中央のモジュール電池32Eの負極ブスバー80と、隣接する左側のモジュール電池32Fの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。そして、左側のモジュール電池32Fの負極ブスバー80と制御装置38間を配線ケーブル90で接続する。
第2方法は、モジュール電池収容部28内でのモジュール電池32の直列接続によって1つのモジュール列168を構成する方法である。
具体的には、図9に簡略的に示すように、正極ブス70を、箱体42の正面の例えば下部に設置し、負極ブスバー80を、箱体42の正面の例えば上部に設置する。
そして、上段における3つのモジュール電池32A〜32Cについては、上述した第1方法と同様に、正極ブス70と接続される配線ケーブル90の導出方向と、負極ブスバー80と接続される配線ケーブル90の導出方向とが互いに離間する方向とする。
具体的には、上段における右側のモジュール電池32Aの正極ブス70と制御装置38間を配線ケーブル90で接続する。右側のモジュール電池32Aの負極ブスバー80と、隣接する中央のモジュール電池32Bの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。同様に、中央のモジュール電池32Bの負極ブスバー80と、隣接する左側のモジュール電池32Cの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。
下段における3つのモジュール電池32D〜32Fについては、正極ブス70と接続される配線ケーブル90の導出方向が、負極ブスバー80の下部を経由する方向であり、負極ブスバー80と接続される配線ケーブル90の導出方向が、正極ブス70の上部を経由する方向とする。
具体的には、下段における右側のモジュール電池32Dの負極ブスバー80と制御装置38間を配線ケーブル90で接続する。右側のモジュール電池32Dの正極ブス70と、隣接する中央のモジュール電池32Eの負極ブスバー80とを、右側のモジュール電池32Dの負極ブスバー80の下部及び中央のモジュール電池32Eの正極ブス70の上部を経由して配線ケーブル90で接続する。中央のモジュール電池32Eの正極ブス70と、隣接する左側のモジュール電池32Fの負極ブスバー80とを、中央のモジュール電池32Eの負極ブスバー80の下部及び左側のモジュール電池32Fの正極ブス70の上部を経由して配線ケーブル90で接続する。そして、下段左側のモジュール電池32Fの正極ブス70と、上下に隣接する上段左側のモジュール電池32Cの負極ブスバー80とを、下段左側のモジュール電池32Fの負極ブスバー80の下部を経由して配線ケーブル90で接続する。
第1方法及び第2方法のいずれを採用するかは、配線作業や、配線長等を考慮して設定すればよい。
さらに、本実施の形態に係る二次電池ユニット10は、図8に示すように、吸気口170と、連通口172と、排気口174とを有する。吸気口170は、モジュール電池収容部28のうち、制御装置収容部30とは反対側の下部に設置されている。連通口172は、モジュール電池収容部28と制御装置収容部30との境界(仕切り板24)の上部に設置されている。排気口174は、制御装置収容部30のうち、モジュール電池収容部28とは反対側の上部に設置されている。また、制御装置収容部30内のうち、排気口174に対向して排気装置176が設置されている。制御装置38は、制御装置収容部30内のうち、排気装置176よりも下部に設置されている。図8の例では、向かって左側にモジュール電池収容部28が位置し、向かって右側に制御装置収容部30が位置している例を示しているが、もちろん、この逆でもよい。
二次電池ユニット10は、図1A及び図1Bにも示すように、内部空間22が扉26、上板12、底板14、左側板16、右側板18及び背面板20で囲まれた形態であることから、内部空間22に熱がこもりやすくなり、誤動作の原因等にもなる。そこで、図8に示すように、上述した位置に吸気口170、連通口172及び排気口174を設置し、排気装置176を駆動することで、左側板16の下部から右側板18の上部にかけて通風ルートが形成され、強制換気が行われやすくなる。
特に、本実施の形態では、図10に示すように、上面から見たとき、各モジュール電池32が正面から背面に向かう方向が長辺とされた長方形状である。しかも、各モジュール電池32の背面側から負極ブス84を介して正面側の負極ブスバー80に配線ケーブル90を配線している。このことから、通風ルートとして、内部空間22の下部から上部にかけてのルートに加えて、奥行方向のルートも確保することが好ましい。これにより、内部空間22の換気が可能になると共に、正極ブス70、負極ブス84、負極ブスバー80、配線ケーブル90に対する空冷を効率よく行うことが可能となる。
そこで、本実施の形態では、図10にも示すように、吸気口170は、モジュール電池収容部28の下部で、且つ、正面側に設置され、排気口174は、制御装置収容部30の上部で、且つ、背面側に設置されている。これにより、内部空間22の下部から上部にかけての通風ルートと、奥行方向の通風ルートとが形成される。その結果、内部空間22の換気が効率よく行われると共に、正極ブス70、負極ブス84、負極ブスバー80、配線ケーブル90に対する空冷を効率よく行うことができる。特に、本実施の形態では、上下に並ぶモジュール電池32間に隙間を設けるようにしているため、上下に並ぶモジュール電池32間にも通風ルートが形成され、強制換気を効率的に行うことができる。
制御装置38は、図11に示すように、検知ユニット178と制御部180とを有する。
検知ユニット178は、通風ルートを通じて排気されるガスに含まれる活物質の濃度を検知する。検知対象のガスは、モジュール電池収容部28内のガスでもよいし、排気装置176にて強制排気されるガスでもよい。
排気装置176から強制排気されるガスに含まれる活物質の濃度を検知する濃度検知装置としては、図12に示す濃度検知装置182を好ましく使用することができる。すなわち、モジュール電池収容部28内のガスは、排気装置176によって、連通口172(図8参照)を介して排気装置176側に導かれ、さらに、排気口174を介して二次電池ユニット10外に強制排気される。このことから、モジュール電池収容部28からのガスの一部を他の経路、例えばガスセンサ側に引き込む場合、例えば真空ポンプを用いても、ガスの引き込みには困難が伴う。
そこで、濃度検知装置182は、それぞれ一方の開口(排気側の開口)の位置が異なった2本の導管を用いて、ガスを引き込む。具体的には、濃度検知装置182は、第1導管184と、第2導管186と、チャンバー188と、ガスセンサ190とを有する。第1導管184は、例えば直線状に延び、一方の開口184aが上方を向いている。第2導管186は、途中で屈曲変形され、一方の開口186aが排気装置176に向いたL字状を有する。チャンバー188は、第1導管184及び第2導管186の各他方の開口184b及び186b側が挿入されている。ガスセンサ190は、感知部190aがチャンバー188内に設置されている。本実施の形態は、この濃度検知装置182によりガスを引き込む。
第1導管184の一方の開口184aと第2導管186の一方の開口186aは、それぞれ開口部の向きが異なり、各一方の開口184a及び186b間で圧力差が生じるため、チャンバー188内において、第1導管184の他方の開口184bと第2導管186の他方の開口186bとの間にガスの流れが発生する。すなわち、モジュール電池収容部28からのガスの一部がチャンバー188内に引き込まれることになる。ガスセンサ190は、チャンバー188内に引き込まれたガスに含まれる活物質の濃度を検出する。
なお、図12では、チャンバー188内において、第2導管186の他方の開口186bから第1導管184の他方の開口184bに向かってガスの流れが生じていることを示している。もちろん、第1導管184の他方の開口184bから第2導管186の他方の開口186bに向かってガスの流れが生じる場合もある。また、上述の例では、第1導管184を直線状とし、第2導管186を途中で屈曲した形状とした。もちろん、第1導管184の一方の開口184aにかかる圧力と、第2導管186の一方の開口186aにかかる圧力が異なれば、どのような形状でもよいし、各一方の開口184a及び186aの位置を任意に変えてもよい。
図11に示すように、制御部180は、設定された充放電シーケンスに基づいて各モジュール電池32を制御する。また、制御部180は、排気装置176を制御する。
通常運転のうち、各モジュール電池32の放電期間においては、各モジュール電池32の発熱量が小であるため、制御部180は、排気装置176のファンの回転数を小にして、排気流量を制限する制御を行う。反対に、各モジュール電池32の充電期間においては、各モジュール電池32の発熱量が大となるため、制御部180は、排気装置176のファンの回転数を大にして、排気流量を増大する制御を行う。放電期間及び充電期間での上述した制御は、各モジュール電池32に取り付けた温度センサー192からの情報あるいは充放電シーケンスに連動して行うようにしてもよい。
また、制御部180は、検知ユニット178にて検知された活物質の濃度が規定値以上の場合に、ガス濃度異常の発生を通報する。例えば二次電池ユニット10の識別番号とガス濃度異常を示す識別コードを送信ファイルに格納し、該送信ファイルを監視センター等に向けて送信して、ガス濃度異常の通報を行う。この場合、インターネット等の公衆通信網や携帯電話網を経由して送信してもよい。また、通報は、監視センターのほか、現地使用者、現地管理者等に対して行ってもよい。また、データ通信による通報のほか、電話による通報も行うことで、ガス濃度異常に対する初動行為を早めることができる。
さらに、吸気口170及び排気口174のうち、少なくともいずれか一方に、塩害フィルター等を追加設置することで、二次電池ユニット10に対して塩害対策を施すことができる。
次に、複数の二次電池ユニット10を組み合わせて1つのパッケージ200を構成する場合の1つの例について図13を参照しながら説明する。
例えば8つの二次電池ユニット10を並置して1つのパッケージ200を構成する場合は、第1組202Aと、第2組202Bとを横に並べて配置する。第1組202Aは、正面から見て左側にモジュール電池収容部28が位置し、右側に制御装置収容部30が位置する2つの二次電池ユニット10を段積みして構成される。第2組202Bは、正面から見て右側にモジュール電池収容部28が位置し、左側に制御装置収容部30が位置する2つの二次電池ユニット10を段積みして構成される。
さらに、正面から見て左側にモジュール電池収容部28が位置し、右側に制御装置収容部30が位置する2つの二次電池ユニット10を段積みした第3組202Cを、第2組202Bの背面側に配置する。このとき、第2組202Bの二次電池ユニット10と第3組202Cの二次電池ユニット10の背面同士を対向させて配置する。
同様に、正面から見て右側にモジュール電池収容部28が位置し、左側に制御装置収容部30が位置する2つの二次電池ユニット10を段積みした第4組202Dを、第1組202Aの背面側に配置する。このとき、第1組202Aの二次電池ユニット10と第4組202Dの二次電池ユニット10の背面同士を対向させて配置する。
この場合も、第3組202Cの二次電池ユニット10と第4組202Dの二次電池ユニット10とが、それぞれ吸気口170が設けられた面が対向して設置されることになる。
これにより、各組の二次電池ユニット10における排気口174がパッケージ200の外方に向かうことになるため、各二次電池ユニット10内での強制換気を効率よく行うことができる。
もし、例えば第2組202Bの二次電池ユニット10が、正面に向かって右側に制御装置収容部30が位置していた場合、排気口174の前に近接して第1組202Aの二次電池ユニット10が位置することになるため、排気が十分でなくなり、強制換気が効率よく行われなくなるおそれがある。
上述の例は、あくまでも一例であり、様々な配置例が考えられる。ただ、横方向に並ぶ2つの二次電池ユニット10は、上述の理由から、それぞれ吸気口170が設けられた面を対向させることが好ましい。
このように、本実施の形態においては、1つのパッケージ200を設置する場合、以下のような手順になる。
(a) 二次電池ユニット10自体が二次電池として機能し、しかも、箱状に形成されてコンテナとしても機能しているため、二次電池ユニット10のまま現地に輸送
(b) 二次電池ユニット10の設置
(c) 配線工事
従来必要であった、現地での架台36の組立、エアダクト等による通風ルートを確保するための部品取付作業、架台36へのモジュール電池32の据え付け、制御装置38の設置が不要となり、従来と比して大幅に工数の低減を図ることができる。
また、配線工事は、個々の二次電池ユニット10自体が二次電池として稼働するため、例えばモジュール電池32間の煩雑な配線等は不要である。複数の二次電池ユニット10の直列接続と、直流の主回路となる二次電池ユニット10とメインコンピュータ(中央監視)との接続で済み、従来の配線作業と比して、大幅な作業の簡略化、作業時間の短縮化を図ることができる。
次に、本実施の形態に係る二次電池ユニット10及び二次電池設備(パッケージ200)の各種変形例を図14A〜図20を参照しながら説明する。
(第1変形例)
例えば図14A(透視図)に示すように、モジュール電池収容部28内の上部に、排気口174に向かって延びる内部排気ダクト210を設けてもよい。この場合、内部排気ダクト210をモジュール電池収容部28内の上部に設置することで、モジュール電池収容部28内の上部の熱溜まりの空気を選択的に吸気することができる。なお、図14Aは、モジュール電池32、制御装置38、排気装置176等を省略して示す。
また、内部排気ダクト210は、図14Bにも示すように、排気口211に近づくにつれて開口サイズが小とされた複数の吸気口212を有する。具体的には、例えばモジュール電池収容部28内をモジュール電池32の設置位置に応じて3つのエリア(第1エリアZ1〜第3エリアZ3)に分けた場合を想定する。排気口211から最も遠い第1エリアZ1に対応した吸気口212aの開口サイズが最も大きく、排気口211に最も近い第3エリアZ3に対応した吸気口212cの開口サイズが最も小さい。第1エリアZ1と第3エリアZ3に挟まれた第2エリアZ2に対応した吸気口212bの開口サイズはその中間レベルとされている。これにより、排気口211からの距離に応じて吸気口212の開口サイズの適正化を図ることができるため、各エリアZ1〜Z3から均等に吸気することができ、より効率的な二次電池ユニット10内の換気を実現することができる。
さらに、この内部排気ダクト210は、排気口211に近づくにつれて内部排気ダクト210内の断面積が大きくなっている。すなわち、内部排気ダクト210における導管214内の断面積Aは、第1エリアZ1に対応した断面積Aaが最も小さく、第3エリアZ3に対応した断面積Acが最も大きく、第2エリアZ2に対応した断面積Abがその中間レベルとなっている。これにより、内部排気ダクト210内の流速を一定にすることができ、内部排気ダクト210内で空気の流れが滞ることがなくなる。
(第2変形例)
2つ以上の二次電池ユニット10の排気経路を1つに集約してもよい。例えば図15Aに示すように、2つの二次電池ユニット10を段積みする場合を想定したとき、内部排気ダクト210を用いない場合は、下段に位置する二次電池ユニット10の外部に排気装置176を設置し、上段及び下段の二次電池ユニット10の各排気口174から排気装置176に向かって外部排気ダクト216を設置する。そして、上段及び下段の二次電池ユニット10からの空気を外部排気ダクト216の排気口218を通じて外部に排気する。
また、図15Bに示すように、内部排気ダクト210が設置された二次電池ユニット10の場合においても、下段に位置する二次電池ユニット10の外部に排気装置176を設置する。そして、各内部排気ダクト210をそれぞれ排気口174まで延ばし、外部排気ダクト216を通じて各二次電池ユニット10内の空気を排気するようにしてもよい。
これらの構成を採用することによって、排気装置176の設置台数を削減することができ、排気装置176の保守にかかる時間を短縮することができると共に、コスト的にも有利になる。特に、二次電池ユニット10を段積みする場合に、下段の二次電池ユニット10のみに排気装置176を設置するようにしたので、排気装置176の保守作業が容易になる。
(第3変形例)
図14Aに示すように、支柱34及び架台36を支持する少なくとも梁220を、モジュール電池収容部28を区画する面と共有化してもよい。例えばモジュール電池収容部28を区画する天井部分(上板12)や床部分(底板14)のうち、例えば底板14に、下梁220bを埋め込む。上梁220aは上板12(二点鎖線で示す)の天井面に接するように設置する。これにより、二次電池ユニット10自体の強度を確保することができる。しかも、下梁220bや上梁220aとして、薄い金属板等を用いることができるため、二次電池ユニット10の重量を低減することができる。
(第4変形例)
図16A及び図16Bに示すように、正極ブス70を箱体42の正面壁78aに対して中央の位置に設置し、負極ブス84を箱体42の背面壁78bに対して中央の位置に設置する。そして、モジュール電池32に応じて、負極ブスバー80の設置位置を、箱体42の正面壁78a(あるいは中央の正極ブス70)に対して左側の位置に設置したり(図16A参照)、箱体42の正面壁78a(あるいは中央の正極ブス70)に対して右側の位置に設置する(図16B参照)。
具体的には、図17及び図18Aに示すように、上段における3つのモジュール電池32A、32B及び32Cについては、負極ブスバー80を正面壁78aに対して右側に設置する。また、図17及び図18Bに示すように、下段における3つのモジュール電池32D、32E及び32Fについては、負極ブスバー80を正面壁78aに対して左側に設置する。
そして、上段における右側のモジュール電池32Aの負極ブスバー80と制御装置38間を配線ケーブル90で接続する。右側のモジュール電池32Aの正極ブスと、隣接する中央のモジュール電池32Bの負極ブスバー80とを配線ケーブル90で接続する。中央のモジュール電池32Bの正極ブス70と、隣接する左側のモジュール電池32Cの負極ブスバー80とを配線ケーブル90で接続する。
同様に、下段における右側のモジュール電池32Dの正極ブス70と制御装置38間を配線ケーブル90で接続する。右側のモジュール電池32Dの負極ブスバー80と、隣接する中央のモジュール電池32Eの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。中央のモジュール電池32Eの負極ブスバー80と、隣接する左側のモジュール電池32Fの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。
そして、下段左側のモジュール電池32Fの負極ブスバー80と、上下に隣接する上段左側のモジュール電池32Cの正極ブス70とを配線ケーブル90で接続する。
このように、正極ブス70及び負極ブスバー80の配置が単純化され、しかも、配線ケーブル90の配線も、図8や図9の例よりも単純化させることができる。これは、配線作業の簡単化並びに作業時間の短縮化を図る上で有利である。なお、配線ケーブル90は、ブスバーや可とう導体としてもよい。
(第5変形例)
図19に示すように、例えば4つの二次電池ユニット10A〜10Dを組み合わせて1つのパッケージ200を構成する場合を想定したとき、1つの二次電池ユニット10Aのみに制御装置38を設置する。そして、4つの二次電池ユニット10A〜10Dからの配線ケーブル90を制御装置38に集約させて、二次電池ユニット10Aをマスターとして機能させ、他の3つの二次電池ユニット10B〜10Dをスレーブとして機能させてもよい。この場合、制御装置38の設置台数を削減することができ、制御装置38の保守にかかる時間を短縮することができると共に、コスト的にも有利になる。特に、二次電池ユニット10を段積みする場合に、下段の二次電池ユニットの1つをマスターとすることで、制御装置の保守作業も容易になる。
もちろん、図示しないが、各二次電池ユニット10A〜10Dに設置された排気装置176を、制御装置38を通じて駆動及び停止したり、各二次電池ユニット10A〜10Dに設置された検知ユニット178からの検知情報を制御装置38にて集中的に監視するようにしてもよい。
(第6変形例)
図20に示すように、例えば4つの二次電池ユニット10A〜10Dにて構成される1つのパッケージ200に1つのガス処理装置222を設置してもよい。各二次電池ユニット10A〜10Dにそれぞれゲート224を設け、各ゲート224からの排気経路226をガス処理装置222に集約させる。そして、いずれか1つ以上の二次電池ユニット(例えば二次電池ユニット10B)にて火災が生じた場合に、火災が生じた二次電池ユニット10Bの吸気口170及び排気口174を閉じると共に排気装置176を停止し、代わりにゲート224を開く。これにより、火災が生じた二次電池ユニット10Bからの空気(排気ガス)のみが排気経路226を介してガス処理装置222によって吸引され、ガス処理されて排気されることになる。
この場合、火災が生じた二次電池ユニット10Bからの排気ガスをそのまま外部に排気することなく、ガス処理装置222を介して排気することができる。
なお、本発明に係る二次電池ユニット及び二次電池設備は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (22)

  1. 少なくとも2つの二次電池ユニット(10)を有し、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)は、
    箱体状に形成されたモジュール電池収容部(28)と、
    箱体状に形成され、前記モジュール電池収容部(28)に隣接して設けられた制御装置収容部(30)と、
    前記モジュール電池収容部(28)に収容され、2以上の単電池(44)による集合電池(46)が収容されてなる2以上のモジュール電池(32)と、
    前記制御装置収容部(30)に収容され、少なくとも前記モジュール電池(32)を制御する制御装置(38)と、を有し、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)が、それぞれ吸気口(170)が設けられた面を対向させて設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  2. 請求項1記載の二次電池設備において、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)の排気ダクトが延長して設置され、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)の換気が集中して行われることを特徴とする二次電池設備。
  3. 請求項1又は2記載の二次電池設備において、
    複数の前記二次電池ユニット(10)を有し、
    そのうちの1つの二次電池ユニット(10)がマスターとして機能し、他の二次電池ユニット(10)がスレーブとして機能することを特徴とする二次電池設備。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    少なくとも1つの前記二次電池ユニット(10)内の空気を吸引してガス処理を行う1つのガス処理装置(222)を有することを特徴とする二次電池設備。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記二次電池ユニット(10)は、
    前記モジュール電池収容部(28)のうち、前記制御装置収容部(30)とは反対側の下部に設置された吸気口(170)と、
    前記モジュール電池収容部(28)と前記制御装置収容部(30)との境界(24)の上部に設置された連通口(172)と、
    前記制御装置収容部(30)のうち、前記モジュール電池収容部(28)とは反対側の上部に設置された排気口(174)とを有することを特徴とする二次電池設備。
  6. 請求項5記載の二次電池設備において、
    前記吸気口(170)は、前記モジュール電池収容部(28)の前記下部で、且つ、正面側に設置され、
    前記排気口(174)は、前記制御装置収容部(30)の前記上部で、且つ、背面側に設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  7. 請求項5又は6記載の二次電池設備において、
    前記制御装置収容部(30)内のうち、前記排気口(174)に対向して設置された排気装置(176)を有し、
    前記制御装置(38)は、前記制御装置収容部(30)内のうち、前記排気装置(176)よりも下部に設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記吸気口(170)及び前記排気口(174)のうち、少なくともいずれか一方に塩害フィルターが設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記モジュール電池収容部(28)内の上部に、前記排気口(174)に向かって延びる排気ダクト(210)が設けられ、
    前記排気ダクト(210)は、前記排気口(174)に近づくにつれて開口サイズが小とされた複数の吸気口(212)を有することを特徴とする二次電池設備。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記二次電池ユニット(10)は、
    少なくとも前記モジュール電池収容部(28)の正面側に、内部空間(22)に対して開閉自在とされた扉(26)を有することを特徴とする二次電池設備。
  11. 請求項10記載の二次電池設備において、
    前記モジュール電池(32)は、
    前記モジュール電池収容部(28)内に設置された架台(36)に設置される基台(40)と、
    前記基台(40)上に設置され、且つ、上面に開口を有し、集合電池(46)が収容される箱体(42)と、
    前記箱体(42)の前記開口を閉塞する蓋体(48)と、
    前記箱体(42)の正面に設けられ、それぞれ導電部材(90)が接続される正極外部端子(70)及び負極外部端子(80)と、を有することを特徴とする二次電池設備。
  12. 請求項11記載の二次電池設備において、
    前記架台(36)を支持する少なくとも梁(220)が前記モジュール電池収容部(28)を区画する面と共有化されていることを特徴とする二次電池設備。
  13. 請求項11又は12記載の二次電池設備において、
    前記正極外部端子(70)及び前記負極外部端子(80)は、前記基台(40)上にそれぞれ絶縁体(92)を介して設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記モジュール電池(32)は、上面から見たとき、正面から背面に向かう方向が長辺とされた長方形状を有し、
    前記集合電池(46)の正極(62)が前記箱体(42)の正面の側壁(78a)を介して前記正極外部端子(70)に接続され、
    前記集合電池(46)の負極(64)が前記箱体(42)の背面の側壁(78b)及び中継導体(84)を介して前記負極外部端子(80)に接続されていることを特徴とする二次電池設備。
  15. 請求項14記載の二次電池設備において、
    前記正極外部端子(70)、前記負極外部端子(80)及び前記中継導体(84)は、前記基台(40)上にそれぞれ絶縁体(92)を介して設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  16. 請求項11〜15のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記正極外部端子(70)と接続される前記導電部材(90)の導出方向と、前記負極外部端子(80)と接続される前記導電部材(90)の導出方向とが互いに離間する方向であることを特徴とする二次電池設備。
  17. 請求項16記載の二次電池設備において、
    前記モジュール電池(32)として、前記負極外部端子(80)が前記正極外部端子(70)に対して左側に設置されたモジュール電池(32)と、前記負極外部端子(80)が前記正極外部端子(70)に対して右側に設置されたモジュール電池(32)とを有することを特徴とする二次電池設備。
  18. 請求項11〜15のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記正極外部端子(70)は、前記箱体(42)の正面のうち、上部又は下部に設置され、
    前記負極外部端子(80)は、前記箱体(42)の正面のうち、下部又は上部に設置され、
    前記正極外部端子(70)と接続される前記導電部材(90)の導出方向が、前記負極外部端子(80)の上部又は下部を経由する方向であり、
    前記負極外部端子(80)と接続される前記導電部材(90)の導出方向が、前記正極外部端子(70)の下部又は上部を経由する方向であることを特徴とする二次電池設備。
  19. 請求項16〜18のいずれか1項に記載の二次電池設備において、
    前記正極外部端子(70)と接続される前記導電部材(90)は、横方向に隣接する一方のモジュール電池(32)の負極外部端子(80)に接続され、
    前記負極外部端子(80)と接続される前記導電部材(90)は、横方向に隣接する他方のモジュール電池(32)の正極外部端子(70)に接続されることを特徴とする二次電池設備。
  20. 少なくとも2つの二次電池ユニット(10)を有し、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)は、
    箱体状に形成されたモジュール電池収容部(28)と、
    箱体状に形成され、前記モジュール電池収容部(28)に隣接して設けられた制御装置収容部(30)と、
    前記モジュール電池収容部(28)に収容され、2以上の単電池(44)による集合電池(46)が収容されてなる2以上のモジュール電池(32)と、
    前記制御装置収容部(30)に収容され、少なくとも前記モジュール電池(32)を制御する制御装置(38)と、を有し、
    前記二次電池ユニット(10)は、
    前記モジュール電池収容部(28)のうち、前記制御装置収容部(30)とは反対側の下部に設置された吸気口(170)と、
    前記モジュール電池収容部(28)と前記制御装置収容部(30)との境界(24)の上部に設置された連通口(172)と、
    前記制御装置収容部(30)のうち、前記モジュール電池収容部(28)とは反対側の上部に設置された排気口(174)とを有し、
    前記モジュール電池収容部(28)内の上部に、前記排気口(174)に向かって延びる排気ダクト(210)が設けられ、
    前記排気ダクト(210)は、前記排気口(174)に近づくにつれて開口サイズが小とされた複数の吸気口(212)を有することを特徴とする二次電池設備。
  21. 少なくとも2つの二次電池ユニット(10)を有し、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)は、
    箱体状に形成されたモジュール電池収容部(28)と、
    箱体状に形成され、前記モジュール電池収容部(28)に隣接して設けられた制御装置収容部(30)と、
    前記モジュール電池収容部(28)に収容され、2以上の単電池(44)による集合電池(46)が収容されてなる2以上のモジュール電池(32)と、
    前記制御装置収容部(30)に収容され、少なくとも前記モジュール電池(32)を制御する制御装置(38)と、を有し、
    前記二次電池ユニット(10)は、
    少なくとも前記モジュール電池収容部(28)の正面側に、内部空間(22)に対して開閉自在とされた扉(26)を有し、
    前記モジュール電池(32)は、
    前記モジュール電池収容部(28)内に設置された架台(36)に設置される基台(40)と、
    前記基台(40)上に設置され、且つ、上面に開口を有し、集合電池(46)が収容される箱体(42)と、
    前記箱体(42)の前記開口を閉塞する蓋体(48)と、
    前記箱体(42)の正面に設けられ、それぞれ導電部材(90)が接続される正極外部端子(70)及び負極外部端子(80)と、を有し、
    前記正極外部端子(70)及び前記負極外部端子(80)は、前記基台(40)上にそれぞれ絶縁体(92)を介して設置されていることを特徴とする二次電池設備。
  22. 少なくとも2つの二次電池ユニット(10)を有し、
    少なくとも2つの前記二次電池ユニット(10)は、
    箱体状に形成されたモジュール電池収容部(28)と、
    箱体状に形成され、前記モジュール電池収容部(28)に隣接して設けられた制御装置収容部(30)と、
    前記モジュール電池収容部(28)に収容され、2以上の単電池(44)による集合電池(46)が収容されてなる2以上のモジュール電池(32)と、
    前記制御装置収容部(30)に収容され、少なくとも前記モジュール電池(32)を制御する制御装置(38)と、を有し、
    前記二次電池ユニット(10)は、
    少なくとも前記モジュール電池収容部(28)の正面側に、内部空間(22)に対して開閉自在とされた扉(26)を有し、
    前記モジュール電池(32)は、
    前記モジュール電池収容部(28)内に設置された架台(36)に設置される基台(40)と、
    前記基台(40)上に設置され、且つ、上面に開口を有し、集合電池(46)が収容される箱体(42)と、
    前記箱体(42)の前記開口を閉塞する蓋体(48)と、
    前記箱体(42)の正面に設けられ、それぞれ導電部材(90)が接続される正極外部端子(70)及び負極外部端子(80)と、を有し、
    前記モジュール電池(32)は、上面から見たとき、正面から背面に向かう方向が長辺とされた長方形状を有し、
    前記集合電池(46)の正極(62)が前記箱体(42)の正面の側壁(78a)を介して前記正極外部端子(70)に接続され、
    前記集合電池(46)の負極(64)が前記箱体(42)の背面の側壁(78b)及び中継導体(84)を介して前記負極外部端子(80)に接続され、
    前記正極外部端子(70)、前記負極外部端子(80)及び前記中継導体(84)は、前記基台(40)上にそれぞれ絶縁体(92)を介して設置されていることを特徴とする二次電池設備。
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