JP6387638B2 - パッケージ - Google Patents
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Description
本パッケージによれば、フランジの剛性が一層高くなるため、袋のうちの外側上面と内側上面との間に存在する部分により好ましい引っ張り力が作用し、パッケージが加熱されたときに内部シール部が一層剥離しやすくなる。また、エンドユーザーが、加熱されたパッケージのトレーを袋から取り出す場合に、フランジの補強部を取っ手として利用しやすくなる。
本願発明者が実施した試験によれば、内側上面に対する外側上面の高さが1mm以上に設定される場合、パッケージの加熱にともない内容物から水蒸気が発生したとき、内部シール部がより剥離しやすい。
パッケージ1は、内容物100が載せられたトレー20、および、トレー20を包装した袋10を有する。袋10は、互いに対向する一対の積層シートの縁が互いにヒートシールされていることにより、密閉された空間である内部空間11を形成し、この内部空間11にトレー20を収容している。なお、図1に示されている袋10の縁のドットは、一対の積層シートが互いにヒートシールされた部分である外部シール部15を示している。
トレー20を構成する材料の一例は、混合樹脂である。混合樹脂は、一例として、ポリプロピレンおよびタルクを含む。混合樹脂に含まれるポリプロピレンの割合の一例は、70重量%である。混合樹脂に含まれるタルクの割合の一例は、30重量%である。
袋10がシールされるフランジ30が、トレー20の開口23の周囲の全体を取り囲むように側壁21の外面に形成されている。フランジ30がトレー20から突き出ている方向であるフランジ30の短手方向において、フランジ30の根本側の部分を構成している基部40は、側壁21と接続されている。フランジ30の短手方向において、基部40よりもフランジ30の先端側の部分を構成している谷部50は、基部40と接続され、基部40に対してトレー20の底部側に形成されている。フランジ30の短手方向において、フランジ30の先端側の部分を構成している山部60は、谷部50と接続され、その一部が基部40に対して高い位置に形成されている。
図3に示されるとおり、パッケージ1が電子レンジ等の加熱手段(図示略)により加熱されることにより、内容物100から水蒸気が発生し、収容空間24に閉じこめられている水蒸気により内容物100が蒸らされる。また、水蒸気の発生にともない収容空間24の圧力が次第に上昇し、袋10のうちのトレー20の開口23を閉鎖している部分が膨張し、袋10を内側上面41における収容空間24側、すなわち、内側上面41におけるフランジ30の根本側から剥離させるように作用する力が内部シール部16に加えられる。
パッケージ1の袋10は、トレー20の開口23を閉鎖する役割、および、トレー20を包装する役割を持つ。このため、トレー20の開口23がシートによりシールされ、さらに、このトレー20が袋10により包装されるパッケージと比較して、製造のために使用される材料が少なくなる。
第1の比較例のパッケージは、フランジ30の谷部50および山部60が存在していない点において実施形態のパッケージ1と相違し、その他の点においてパッケージ1と実質的に同じ構成を有する。第1の比較例のパッケージによれば、上記効果Aと同様の効果が得られる一方、本願発明者が実施した試験により次の問題が存在することが確認されている。
(1)パッケージの加熱が終了したときに、剥離していない内部シール部が存在している頻度を低減する方法として、内部シール部のシール強度を低く設定する方法が考えられる。しかし、この方法により形成されるパッケージによれば、そのパッケージがエンドユーザーに提供されるまでの流通過程等において加えられる力により、内部シール部が剥離し、内容物がトレーの収容空間からこぼれるおそれがある。さらには、そのように内部シール部が剥離している場合には、そのパッケージを加熱手段により加熱しても内容物が蒸らされにくい。このように、上記パッケージによれば、エンドユーザーがパッケージを加熱調理する前に内部シール部が剥離し、パッケージに求められる本来の機能が損なわれるおそれがある。
・変形例のパッケージ1によれば、フランジ30の中間上面51が、トレー20の高さ方向における内側上面41と外側上面61との間の位置、または、トレー20の高さ方向における内側上面41と同じ位置に形成される。
10…袋
16…内部シール部
20…トレー
23…開口
30…フランジ
41…内側上面
51…中間上面
61…外側上面
63…補強部
Claims (6)
- 開口の周囲にフランジが形成されたトレーと、互いに対向する一対のシートの縁が互いにシールされた部分である外部シール部が形成されることにより、前記トレーを収容可能な空間を形成する袋とを有するパッケージであって、
前記フランジの上面の一部である内側上面と前記袋とが互いにシールされた部分である内部シール部が形成されていることにより、前記トレーの内部の空間が前記袋により閉鎖され、
前記内側上面よりも前記フランジの先端側、かつ、前記内側上面よりも高い位置に、前記袋とシールされず、前記袋のうちの前記内部シール部よりも外側の部分が持ち上げられるように前記内側上面に対する高さが設定された前記フランジの上面の一部である外側上面が形成され、
前記内部シール部のシール強度は、前記外部シール部のシール強度よりも低い
パッケージ。
- 前記フランジを補強する補強部が、前記フランジのうちの前記外側上面が形成されている部分の底面から下方に向けて延びるように形成されている
請求項1に記載のパッケージ。 - 前記補強部が、前記フランジの全周にわたり形成されている
請求項2に記載のパッケージ。 - 前記フランジの上面の一部であって、前記フランジが前記トレーから突き出る方向における前記内側上面と前記外側上面との間、かつ、前記内側上面よりも低い位置に、前記袋とシールされていない中間上面が形成されている
請求項1〜3のいずれか一項に記載のパッケージ。 - 前記内側上面に対する前記外側上面の高さが1mm以上に設定されている
請求項1〜4のいずれか一項に記載のパッケージ。 - 前記トレーの高さ方向に沿う前記トレーの断面上において、前記内側上面のうちの前記フランジの先端側の縁と前記外側上面のうちの前記フランジの根本側の縁とを結ぶ線分と、前記内側上面を通過する線分とのなす角が、15°〜60°の範囲に含まれるように前記フランジの形状が設定されている
請求項1〜5のいずれか一項に記載のパッケージ。
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JP2014055211A JP6387638B2 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014055211A JP6387638B2 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | パッケージ |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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