JP6384527B2 - 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法 - Google Patents

磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6384527B2
JP6384527B2 JP2016139053A JP2016139053A JP6384527B2 JP 6384527 B2 JP6384527 B2 JP 6384527B2 JP 2016139053 A JP2016139053 A JP 2016139053A JP 2016139053 A JP2016139053 A JP 2016139053A JP 6384527 B2 JP6384527 B2 JP 6384527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic bearing
inner ring
outer ring
facing surface
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016139053A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018009644A (ja
Inventor
和夫 岡本
和夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2016139053A priority Critical patent/JP6384527B2/ja
Publication of JP2018009644A publication Critical patent/JP2018009644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6384527B2 publication Critical patent/JP6384527B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

この発明は、例えば回転軸部を磁力の反発力によって回転自在に支持する磁気軸受を備えたような磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法に関する。
モータや発電機などの回転電機における回転軸部は、例えば、転がり軸受や磁気軸受によって回転自在に支持されている。このうち、磁気軸受は、磁力の反発力によって回転軸部を磁気浮上させる構成のため、転がり軸受のような回転抵抗がない。このため、磁気軸受は、機械的損失の低減が所望される用途に適用されることが多い。
このような磁気軸受の構成として、例えば、特許文献1には、回転主軸5の軸方向で対向する一対二組の軸方向磁石(第1永久磁石23a,23b、及び超伝導体21a,21b)と、回転主軸5の径方向で対向する一対二組の径方向磁石(第2永久磁石34a,34b、及び第2超伝導体32a,32b)とで、回転主軸5を回転自在に支持する磁気軸受が記載されている。
より詳しくは、一対の軸方向磁石は、回転主軸5の外周面に一方が固定され、回転主軸5を包囲するハウジング11の内周面に他方が固定されている。また、一対の径方向磁石は、回転主軸5の軸方向に厚みを有して、回転主軸5に一体形成された円板状の部分に一方が固定され、回転主軸5における円板状の部分と軸方向で対面するハウジング5の内面に他方が固定されている。
ところで、このような構成の磁気軸受を備えた回転電機の場合、軸方向における軸方向磁石の間隔(以下、エアギャップという)を所望される間隔にするためには、磁力に反発力に抗して、回転軸部とハウジングとを高い精度で組付ける必要があり、組付け性が悪いという問題があった。
特開平7−42737号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上できる磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、同じ極性を対面させた状態で内輪の外周面、及び外輪の内周面に対向配置した一対の径方向磁石を有する磁気軸受と、二つの前記磁気軸受で回転自在に支持された回転軸部と、これらを収容保持するハウジングとを備えた磁気軸受回転電機であって、前記磁気軸受が、前記内輪の径方向における外側へ向けて延出するように前記内輪に形成された内輪対向面部と、前記内輪の軸方向に所定間隔を隔てて、前記内輪対向面部に対面するとともに、前記外輪に一体的に形成された第1外輪対向面部と、前記内輪対向面部を挟んで前記第1外輪対向面部に対面するとともに、前記外輪に一体的に形成された第2外輪対向面部と、同じ極性を対面させた状態で、前記内輪対向面部、及び前記第1外輪対向面部に対向配置された一対の軸方向磁石を備え、前記二つの磁気軸受が圧入された前記回転軸部を前記ハウジングに収容した状態において、前記軸方向における前記内輪と前記外輪との相対位置を変更させる位置変更手段を備え、前記二つの磁気軸受が、前記第2外輪対向面部を互いに軸方向で対面させた状態で前記ハウジングに収容され、前記位置変更手段が、一方の前記磁気軸受における前記内輪を前記軸方向の外方へ送るとともに、前記回転軸部を前記軸方向の内方へ送る送り機構と、前記回転軸部に一体形成されるとともに、他方の前記磁気軸受における前記内輪に対して、前記回転軸部の送り方向で当接した当接部とで構成されたことを特徴とする。
上記磁気軸受回転電機は、モータ、発電機、またはモータ兼発電機とすることができる
この発明により、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上させることができる。
具体的には、第1外輪対向面部、及び第2外輪対向面部を備えたことにより、外輪は、内輪対向面部、及び一対の軸方向磁石を、その内部に収容することができる。
さらに、一対の軸方向磁石で生じた反発力によって、内輪対向面部が外輪の第2外輪対向面部に当接するため、内輪、及び外輪は、軸方向への相対移動、及び回転軸部を回転中心とした相対回転が制限される。つまり、磁気軸受は、内輪と外輪との相対移動、及び相対回転が制限された独立したユニットとすることができる。
これにより、磁気軸受回転電機は、例えば、磁気の反発力に阻害されることなく、磁気軸受が圧入された回転軸部をハウジングに組付けることができる。このため、磁気軸受回転電機は、軸方向磁石の一方、及び径方向磁石の一方を組付けたハウジングに回転軸部を組付ける場合に比べて、ハウジングへの回転軸部の組付けを容易することができる。
そして、位置変更手段によって、軸方向における内輪と外輪との相対位置を変更できるため、磁気軸受回転電機は、内輪対向面部を第2外輪対向面部から容易に離間させることができる。
この際、内輪対向面部が第1外輪対向面部に近接するため、位置変更手段は、内輪対向面部を第2外輪対向面部から離間させる一方で、一対の軸方向磁石の間隔を所望される間隔に調整することができる。
すなわち、磁気軸受回転電機は、ハウジングに組付けた状態において、磁気軸受における相対回転の制限の開放と、磁気軸受におけるエアギャップの調整とを、位置変更手段によって略同時に行うことができる。
従って、磁気軸受回転電機は、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上させることができる。
またこの発明は、前記二つの磁気軸受が、前記第2外輪対向面部を互いに軸方向で対面させた状態で前記ハウジングに収容され、前記位置変更手段が、一方の前記磁気軸受における前記内輪を前記軸方向の外方へ送るとともに、前記回転軸部を前記軸方向の内方へ送る送り機構と、前記回転軸部に一体形成されるとともに、他方の前記磁気軸受における前記内輪に対して、前記回転軸部の送り方向で当接した当接部とで構成されたことを特徴とする
上記送り機構は、例えば、回転軸部に形成したネジ山と、該ネジ山に螺合するとともに、一方の磁気軸受における内輪に当接するナットとで構成された機構などとすることができる。
この発明により、磁気軸受回転電機は、エアギャップの調整をより容易にして、組付け性をより向上させることができる。
具体的には、一方の磁気軸受における内輪を軸方向の外方へ送る送り機構によって、位置変更手段は、一方の磁気軸受における内輪の位置を軸方向の外方へ変更させることができる。
さらに、送り機構によって回転軸部が軸方向の内方へ送られるため、回転軸部の当接部は、他方の磁気軸受における内輪を軸方向の内方から外方へ押圧することができる。
これにより、位置変更手段は、軸方向における二つの内輪の間隔を広げるように、軸方向における内輪の位置を二つ同時に変更することができる。このため、位置変更手段は、二つの磁気軸受における相対回転の制限の開放と、エアギャップの調整とを同時に行うことができる。
この際、位置変更手段は、二つの磁気軸受における内輪の位置を、それぞれ同じ移動量で変更することができる。このため、位置変更手段は、二つの磁気軸受におけるエアギャップを容易に略均等にすることができる。
従って、磁気軸受回転電機は、軸方向における内輪の位置を二つ同時に変更できる位置変更手段によって、エアギャップの調整をより容易にして、組付け性をより向上させることができる
たこの発明の態様として、前記ハウジングが、略円筒形状に形成され、前記軸方向から見た軸方向視において、前記ハウジングにおける前記磁気軸受の取付中心を、前記ハウジングの中心に対して径方向へ所定の偏心量だけオフセットさせた構成とすることができる。
上記所定の偏心量とは、磁気軸受の内輪に作用する重量によって生じる外輪と内輪との偏心量とすることができる。
この発明により、磁気軸受回転電機は、回転軸部の偏心による不具合を防止できるとともに、安定した出力を確保することができる。
具体的には、例えば、ハウジングにステータが固定され、回転軸部にロータが固定されるとともに、回転軸部の軸方向が略水平となるよう配置された磁気軸受回転電機の場合、ステータの中心に対して内輪の中心が、内輪に作用する重量によって下方に偏心することがある。つまり、径方向における内輪の中心が、径方向におけるハウジングの中心に対して下方に偏心することになる。
このため、ステータに電力が供給された際、外輪の軸中心を回転中心として回転軸部が内輪とともに公転することで、意図しない振動が生じる、あるいはロータがステータに接触するなどの不具合が生じるおそれがあった。
そこで、ハウジングにおける磁気軸受の取付中心を、ハウジングの中心に対して径方向へオフセットさせたことにより、磁気軸受回転電機は、軸方向視における内輪の中心を、軸方向視におけるハウジングの中心に略一致させることができる。
これにより、磁気軸受回転電機は、回転軸部の公転を防止できるとともに、意図しない振動などの不具合が生じることを防止できる。このため、磁気軸受回転電機は、より安定した回転状態を確保することができる。
従って、磁気軸受回転電機は、ハウジングにおける磁気軸受の取付中心をハウジングの中心に対して径方向へオフセットさせたことにより、回転軸部の偏心による不具合を防止できるとともに、安定した出力を確保することができる。
またこの発明は、同じ極性を対面させた状態で内輪の外周面、及び外輪の内周面に対向配置した一対の径方向磁石を有する磁気軸受と、二つの前記磁気軸受で回転自在に支持された回転軸部と、これらを収容保持するハウジングとで構成された磁気軸受回転電機の製造方法であって、前記内輪の径方向外側へ延設された前記内輪の内輪対向面部、及び前記内輪の軸方向に所定間隔を隔てて、前記内輪対向面部に対面した前記外輪の第1外輪対向面部に、同じ極性を対面させた状態で対向配置した一対の軸方向磁石によって、前記内輪対向面部が、前記内輪対向面部を挟んで前記第1外輪対向面部に対面した前記外輪の第2外輪対向面部に当接した状態において、前記磁気軸受の前記内輪に前記回転軸部を圧入する圧入工程と、前記二つの磁気軸受が圧入された前記回転軸部を前記ハウジングに収容した状態において、前記軸方向における前記内輪と前記外輪との相対位置を位置変更手段で変更する位置変更工程とを備えたことを特徴とする。
この発明により、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上することができる。
具体的には、相対回転が制限された独立したユニットである磁気軸受によって、磁気軸受回転電機の製造方法は、磁気軸受が圧入された回転軸部を、磁力の反発力に阻害されることなくハウジングに容易に組付けることができる。
さらに、位置変更手段によって、磁気軸受回転電機の製造方法は、相対回転の制限の開放と、エアギャップの調整とを略同時に行うことができる。
従って、磁気軸受回転電機の製造方法は、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上することができる。
本発明により、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上できる磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法を提供することができる。
前後方向に沿った磁気軸受モータの縦断面を示す縦断面図。 分解状態における磁気軸受モータの構成を示す分解斜視図。 ハウジングに取付けた状態における磁気軸受の縦断面を示す縦断面図。 磁気軸受の取付け位置を説明する説明図。 磁気軸受の縦断面を示す縦断面図。 前方視における磁気軸受の構成を示す分解斜視図。 後方視における磁気軸受の構成を示す分解斜視図。 エアギャップ調整工程を説明する説明図。 実施例2における磁気軸受モータの要部を示す縦断面図。 位置変更手段が異なる磁気軸受モータの要部を示す要部縦断面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
なお、図1は前後方向に沿った磁気軸受モータ1の縦断面図を示し、図2は磁気軸受モータ1の分解斜視図を示し、図3はハウジング6に取付けた状態における磁気軸受4の縦断面図を示し、図4は磁気軸受4の取付け位置を説明する説明図を示している。
また、図4(a)はハウジング6の中心に外輪42の中心を略一致させた取付け状態を説明する説明図を示し、図4(b)はハウジング6の中心に内輪41の中心を略一致させた取付け状態を説明する説明図を示している。
また、図2中において、図示を明確にするため、ロータ2、及びステータ5を二点鎖線で示している。さらに、図4は、図示を明確にするため、前部カバー62の前方視略中央近傍を拡大するとともに、磁気軸受4の外輪42、及び内輪41の外形形状のみを図示している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは前後方向を示しており、矢印Frは前方を示し、矢印Rrは後方を示している。さらに、図中の上方を磁気軸受モータ1、及び磁気軸受4の上方とし、図中の下方を磁気軸受モータ1、及び磁気軸受4の下方とする。
磁気軸受モータ1は、図1及び図2に示すように、前後方向を軸中心として、ロータ2と一体的に回転する回転軸3と、回転軸3における前後方向の両端を回転支持する一対の磁気軸受4と、これらを収容保持するとともに、回転軸3の径方向でロータ2と対向するステータ5が固定されたハウジング6とで構成されている。
回転軸3は、図1及び図2に示すように、前後方向におけるハウジング6の長さよりも長い前後方向の長さを有する略円柱状の軸本体部31と、軸本体部31の後方側で径方向外側へ突出した前方視略円板状のフランジ部32とで一体形成されている。
さらに、回転軸3の前方側には、軸本体部31に形成されたネジ山に螺合するギャップ調整ナット7が装着されている。
フランジ部32は、図1に示すように、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4に対して、前方から当接可能に形成されている。
回転軸3のネジ山は、図1及び図2に示すように、前後方向における所定範囲をギャップ調整ナット7が移動可能に構成されるとともに、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4に対して、後方からギャップ調整ナット7が当接可能に形成されている。
なお、ロータ2は、詳細な図示を省略するが、ギャップ調整ナット7が螺合するネジ山とフランジ部32との間における軸本体部31に一体回転可能に固定されている。
また、一対の磁気軸受4は、図1及び図2に示すように、上下方向を軸とした線対称で、その向きを異ならせて回転軸3の両端に圧入されている。
この磁気軸受4は、図1から図3に示すように、前後方向に所定の厚みを有する正面視略円環状の独立した軸受であって、回転軸3が圧入される内輪41と、ハウジング6に嵌合する外輪42とで構成されている。
さらに、磁気軸受4は、前後方向、すなわち磁気軸受4の軸方向で、N極同士を対面させた一対の軸方向磁石43と、磁気軸受4の径方向でN極同士を対面させた一対の径方向磁石44とを、内輪41、及び外輪42にそれぞれ備えている。
このため、磁気軸受4は、図3に示すように、ハウジング6に取付け状態において、内輪41と外輪42とが磁力の反発力によって相対回転可能に構成されている。なお、磁気軸受4については、後ほど詳しく説明する。
また、ハウジング6は、図1及び図2に示すように、前後方向が開口した略円筒状のハウジング本体61と、ハウジング本体61における前方の開口を閉塞する前部カバー62と、前部カバー62に嵌合した磁気軸受4の移動を規制する押え部材63と、ハウジング本体61における後方の開口を閉塞する後部カバー64とで構成されている。
ハウジング本体61は、図1及び図2に示すように、径方向に所定間隔を隔てて対向配置されたロータ2、及びステータ5を収容可能な内径を有して、前後方向に延びる略円筒状に形成されている。なお、ハウジング本体61の内周面には、ステータ5が回転不可に固定されている。
さらに、ハウジング本体61における前後方向の両端面には、前部カバー62を締結固定するためのボルト65が螺合するネジ孔、及び後部カバー64を締結固定するためのボルト66が螺合するネジ孔が、それぞれ周方向に所定間隔を隔てて6つ形成されている。
加えて、ハウジング本体61の前方端部には、図2及び図3に示すように、径方向で対向する工具挿入開口61aが開口形成されている。
この工具挿入開口61aは、側面視略矩形の開口であって、回転軸3のギャップ調整ナット7を締め付けるための締付け工具を挿入可能な大きさで開口形成されている。なお、ギャップ調整ナット7を締め付ける締付け工具としては、例えば、スパナ、モンキーレンチなどとする。
前部カバー62は、図1及び図2に示すように、前後方向に厚みを有するとともに、ハウジング本体61の外径と略同等の外径を有する略円板状に形成されている。この前部カバー62は、6つのボルト65によってハウジング本体61の前端面に締結固定されている。
さらに、前部カバー62における前方視略中央には、図2及び図3に示すように、回転軸3の前部に圧入された磁気軸受4が嵌合する軸受嵌合部62aが凹設されている。
具体的には、軸受嵌合部62aは、磁気軸受4が嵌合可能な直径を有する正面視略円形状で、磁気軸受4の厚みと略同等の深さで後方へ向けて凹設されている。
この軸受嵌合部62aには、ギャップ調整ナット7の外径よりも大径で、回転軸3が挿通可能な軸挿通孔62bが、正面視略中央に開口形成されている。
なお、軸受嵌合部62aの外周には、押え部材63を締結固定するためのボルト67が螺合されるネジ孔が、周方向に所定間隔を隔てて6つ形成されている。
押え部材63は、図2及び図3に示すように、磁気軸受4における外輪42の内径と略同等の内径と、軸受嵌合部62aの直径よりも大きい外径とを有する正面視略円環状に形成されている。この押え部材63は、6つのボルト67を用いて前部カバー62における前面に締結固定されている。
後部カバー64は、図1及び図2に示すように、前後方向に厚みを有するとともに、ハウジング本体61の外径と略同等の外径を有する略円板状に形成されている。この後部カバー64は、6つのボルト66でハウジング本体61の後端面に締結固定されている。
さらに、後部カバー64における前方視略中央には、図1及び図2に示すように、前部カバー62の軸受嵌合部62aと前後方向で対向するとともに、回転軸3の後部に圧入された磁気軸受4が嵌合する軸受嵌合部64aが凹設されている。
具体的には、軸受嵌合部64aは、磁気軸受4が嵌合可能な直径を有する正面視略円形状で、磁気軸受4の厚みに対して略半分の深さで後方へ向けて凹設されている。この軸受嵌合部64aには、磁気軸受4における外輪42の内径と略同等の直径で、回転軸3が挿通可能な軸挿通孔64bが、正面視略中央に開口形成されている。
ここで、ハウジング6に対する軸受嵌合部62a,64aの位置について、図4を用いてより詳しく説明する。なお、前部カバー62の軸受嵌合部62aと後部カバー64の軸受嵌合部64aとは前後方向で対向しているため、ここでは前部カバー62の軸受嵌合部62aについて説明する。
まず、例えば、上下方向におけるハウジング6の中心位置C1に対して、その中心位置C2が略一致するように軸受嵌合部を前部カバー62に形成した場合、上下方向における外輪42の中心位置が、図4(a)に示すように、ハウジング6の中心位置C1と略一致することになる。
この際、上下方向における内輪41の中心位置C3は、回転軸3やロータ2などの重さによって、上下方向における外輪42の中心位置、すなわち上下方向におけるハウジング6の中心位置C1よりも下方に位置することになる。このような状態で、回転軸3が回転すると、ハウジング6の中心を通る仮想線を回転中心として、回転軸3が公転し易くなる。
これに対して、軸受嵌合部62aは、図4(b)に示すように、上下方向におけるハウジング6の中心位置C1に対して、内輪41に作用するロータ2や回転軸3の重量による偏心量だけ上方へオフセットした位置に、その中心位置C2が位置するよう形成されている。
これにより、ハウジング6の中心位置C1と内輪41の中心位置C3とが、上下方向において略一致するため、磁気軸受モータ1は、ハウジング6の中心を通る仮想線を回転中心として、回転軸3が回転可能に構成されている。
次に、回転軸3を回転自在に支持する一対の磁気軸受4について、図5から図7を用いて詳しく説明する。
なお、一対の磁気軸受4は、ハウジング6に対する取付け向きが異なる点を除けば、同一の構成のため、ここではハウジング6の前部カバー62に嵌合する磁気軸受4について説明する。
また、図5は磁気軸受4の縦断面図を示し、図6は前方視における磁気軸受4の分解斜視図を示し、図7は後方視における磁気軸受4の分解斜視図を示している。
磁気軸受4は、図5から図7に示すように、上述した回転軸3が圧入される内輪41と、ハウジング6に嵌合する外輪42とで構成されている。この磁気軸受4は、図5に示すように、ハウジング6に取付けられていない状態、すなわち単体の状態では、磁力の反発力によって内輪41が外輪42に当接することで相対回転が制限されている。
内輪41は、図5から図7に示すように、内輪軸方向磁石43aと、内輪径方向磁石44aと、これらが接着固定される内輪本体411と、内輪本体411の前端に螺合するロックナット412と、内輪本体411に接着固定される保護部材413とで構成されている。
内輪軸方向磁石43aは、図5から図7に示すように、一対の軸方向磁石43における一方の永久磁石であって、前後方向に所定の厚みを有する正面視略円環状に形成されている。この内輪軸方向磁石43aは、前後方向にN極とS極とが並置された極性を有しており、N極が前面、S極が後面となるよう内輪本体411に固定されている。
また、内輪径方向磁石44aは、図5から図7に示すように、一対の径方向磁石44における一方の永久磁石であって、回転軸3よりも大径の内径を有するとともに、前後方向に所定の長さを有する円筒体に形成されている。この内輪径方向磁石44aは、外周面全体がN極、内周面全体がS極となるよう形成されている。
また、内輪本体411は、図5から図7に示すように、内輪径方向磁石44aが固定される内輪筒部414と、内輪軸方向磁石43aが固定される内輪対向面部415とで一体形成されている。
内輪筒部414は、回転軸3が圧入可能な内径を有するとともに、前後方向における内輪径方向磁石44aの長さよりも長い前後方向長さを有する略円筒状に形成されている。
より詳しくは、内輪筒部414は、内輪径方向磁石44aの内径と略同径の外径を有する小径部分と、内輪径方向磁石44aの外径と略同径の外径を有する大径部分とを、前方からこの順番で一体形成している。
この内輪筒部414の小径部分は、内輪径方向磁石44aと、ロックナット412とを挿入可能な前後方向の長さを有するとともに、ロックナット412が螺合するネジ山が前端外周面に形成されている。
なお、ネジ山は、内輪筒部414に挿入された内輪径方向磁石44aを、ロックナット412と内輪筒部414の大径部分とで挟持可能な位置に形成されている。
内輪対向面部415は、図6及び図7に示すように、前後方向に厚みを有する正面視略円環状で、内輪筒部414の後端に一体形成されている。この内輪対向面部415の前面には、後方へ向けて凹状の遊嵌溝部415aと、磁石嵌合部415bとが、径方向内側からこの順番で凹設されている。
遊嵌溝部415aは、図5及び図6に示すように、内輪径方向磁石44aの外径と略同等の内径と、後述する外輪42における内筒部424の外径よりも大径の外径とを有して、内輪対向面部415の前面における周方向に沿って凹設されている。この遊嵌溝部415aは、図3に示すように、内輪41と外輪42とが相対回転可能な状態において、後述する外輪42の内筒部424が前後方向で当接しない深さで凹設されている。
磁石嵌合部415bは、図5及び図6に示すように、内輪軸方向磁石43aが嵌合可能な内外径を有する正面視円環状に凹設されている。この磁石嵌合部415bは、内輪軸方向磁石43aの厚みと略同等の深さで凹設されている。
また、ロックナット412は、図5及び図6に示すように、内輪径方向磁石44aの外径と略同径の外径を有するナット部材であって、内輪筒部414のネジ山に螺合するネジ山が内周面に形成されている。
また、保護部材413は、図5から図7に示すように、内輪径方向磁石44aを径方向外側から覆う非磁性体製の円筒体であって、例えば、GFRP製で形成されている。この保護部材413は、前後方向における内輪径方向磁石44aの長さよりも長く、かつ前後方向における内輪筒部414の長さよりも短い前後方向の長さで形成されている。
一方、外輪42は、図5から図7に示すように、外輪軸方向磁石43bと、外輪径方向磁石44bと、これらが接着固定される第1外輪本体421と、第1外輪本体421に螺合するリング状ナット422と、第1外輪本体421に締結固定される第2外輪本体423とで構成されている。
外輪軸方向磁石43bは、図5から図7に示すように、一対の軸方向磁石43における他方の永久磁石であって、前後方向に所定の厚みを有する正面視略円環状に形成されている。
この外輪軸方向磁石43bは、内輪軸方向磁石43aの内外径と略同径の内外径を有する形状に形成されている。さらに、外輪軸方向磁石43bは、前後方向にN極とS極とが並置された極性を有しており、S極が前面、N極が後面となるよう第1外輪本体421に固定されている。
また、外輪径方向磁石44bは、図5から図7に示すように、一対の径方向磁石44における他方の永久磁石であって、内輪径方向磁石44aの外径よりも大きい内径を有する円筒体に形成されている。
この外輪径方向磁石44bは、前後方向における内輪径方向磁石44aと略同等の前後方向の長さを有する形状に形成されている。さらに、外輪径方向磁石44bは、外周面全体がS極、内周面全体がN極となるよう形成されている。
なお、内輪径方向磁石44aと外輪径方向磁石44bとは、図3に示すように、内輪41と外輪42とが相対回転可能な状態において、前後方向の略同位置に対向配置され、図5に示すように、内輪41と外輪42との相対回転が制限された状態において、前後方向にオフセットした位置に位置するよう配置されている。
また、第1外輪本体421は、図5から図7に示すように、外輪径方向磁石44bが装着される内筒部424と、外輪軸方向磁石43bが装着される第1外輪対向面部425とで一体形成されている。
内筒部424は、図5から図7に示すように、前後方向における外輪径方向磁石44bの長さよりも長く、かつ前後方向における内輪筒部414の長さよりも短い前後方向の長さを有するとともに、所定の外径を有する略円筒状に形成されている。
より詳しくは、内筒部424は、外輪径方向磁石44bの外径と略同径の内径を有する小径部分と、外輪径方向磁石44bの内径と略同径の内径を有する大径部分とを、前方からこの順番で一体形成している。
この内筒部424の小径部分は、外輪径方向磁石44bとリング状ナット422とを挿入可能な前後方向の長さを有するとともに、リング状ナット422が螺合するネジ山が前端内周面に形成されている。
なお、ネジ山は、内筒部424に挿入された外輪径方向磁石44bを、リング状ナット422と内筒部424の大径部分とで挟持可能な位置に形成されている。
第1外輪対向面部425は、図6及び図7に示すように、前後方向に厚みを有する正面視略円環状で、内筒部424の前端に一体形成されている。さらに、第1外輪対向面部425の外周面には、第2外輪本体423を締結固定するためのボルト426が螺合するネジ孔が、周方向に所定間隔を隔てて6つ形成されている。
より詳しくは、第1外輪対向面部425は、図4に示すように、外輪42に固定された外輪径方向磁石44bに直交する後面を有する厚さで形成されている。さらに、第1外輪対向面部425の後面には、前後方向で内輪軸方向磁石43aと対面する部分に、外輪軸方向磁石43bが嵌合する磁石嵌合部425aが凹設されている。
磁石嵌合部425aは、図5及び図7に示すように、外輪軸方向磁石43bが嵌合可能な内外径を有する正面視円環状に凹設されている。この磁石嵌合部425aは、外輪軸方向磁石43bの厚みと略同等の深さで凹設されている。
つまり、磁石嵌合部425aは、前後方向における外輪径方向磁石44bの位置において、外輪径方向磁石44bと外輪軸方向磁石43bとが径方向で並置可能な位置に形成されている。
また、リング状ナット422は、図5から図7に示すように、内筒部424の小径部分における内径と略同径の外径と、外輪径方向磁石44bの内径と略同径の内径を有する正面視略円環状に形成されている。このリング状ナット422の外周面には、内筒部424のネジ山に螺合するネジ山が形成されている。
さらに、リング状ナット422の前面には、内筒部424に締結するための所定工具が装着される工具装着孔が、周方向に所定間隔を隔てて12個凹設されている。なお、所定工具としては、例えば先端に円柱状の突起を設けたY字状の工具などとする。
また、第2外輪本体423は、図5から図7に示すように、内筒部424の外周面に対して径方向外側で対向する内周面を有する略円筒状の外筒部427と、内輪41の内輪対向面部415を挟んで、第1外輪対向面部425と対向する第2外輪対向面部428とで一体形成されている。
外筒部427は、図5から図7に示すように、第1外輪対向面部425の外径と略同径の内径を有する略円筒状に形成されている。
この外筒部427における前後方向の長さは、所望される内輪軸方向磁石43aと外輪軸方向磁石43bとの間隔であるエアギャップに、内輪対向面部415の厚みを加算した前後方向の長さよりも長く形成されている。
さらに、外筒部427の前端近傍には、第1外輪対向面部425に螺合するボルト426が挿通される挿通孔が、周方向に所定間隔を隔てて6つ開口形成されている。
第2外輪対向面部428は、図5から図7に示すように、前後方向に所定の厚みを有する正面視略円環状であって、外筒部427の後端に一体形成されている。
より詳しくは、第2外輪対向面部428は、内筒部424の外径よりも大径で、かつ内輪対向面部415の外径よりも小径な内径と、外筒部427の外径と略同径の外径とを有する正面視略円環状に形成されている。
この第2外輪対向面部428は、上述したように、内輪軸方向磁石43aと外輪軸方向磁石43bとの所望されるエアギャップに、内輪対向面部415の厚みを加算した前後方向の長さよりも長い間隔を隔てて、第1外輪対向面部425と対向している。
引き続き、上述した構成の磁気軸受モータ1の製造方法について、図8を用いて説明する。
なお、図8はエアギャップ調整工程を説明する説明図を示している。
磁気軸受モータ1の製造方法は、相対回転が制限された状態の磁気軸受4を回転軸3の後部に圧入する第1磁気軸受圧入工程と、回転軸3をハウジング本体61に収容する回転軸収容工程と、相対回転が制限された状態の磁気軸受4を回転軸3の前部に圧入する第2磁気軸受圧入工程と、磁気軸受4のエアギャップを調整するエアギャップ調整工程とを備えている。
より詳しくは、磁気軸受モータ1の製造方法は、第1磁気軸受圧入工程として、まず、予めロータ2、及びギャップ調整ナット7を組付けた回転軸3の後部に対して、第1外輪対向面部425を後方へ向けた状態の磁気軸受4を後方から圧入する。この際、磁気軸受モータ1の製造方法は、回転軸3のフランジ部32に内輪41が当接するまで圧入する。
回転軸3の後部に磁気軸受4を圧入すると、磁気軸受モータ1の製造方法は、回転軸収容工程として、まず、後部カバー64が締結固定されたハウジング本体61の前方側の開口から回転軸3を挿入する。
この際、磁気軸受モータ1の製造方法は、後部カバー64の軸挿通孔64bに回転軸3の後端を挿通させるとともに、後部カバー64の軸受嵌合部64aに磁気軸受4を嵌合する。
その後、磁気軸受モータ1の製造方法は、軸挿通孔62bに回転軸3の前端を挿通させた前部カバー62を、ボルト65でハウジング本体61に締結固定する。
ハウジング本体61に前部カバー62を締結固定すると、磁気軸受モータ1の製造方法は、第2磁気軸受圧入工程として、まず、前部カバー62から突出した回転軸3の前部に対して、第1外輪対向面部425を前方側に向けた状態の磁気軸受4を前方から圧入する。
この際、磁気軸受モータ1の製造方法は、前部カバー62の軸受嵌合部62aに磁気軸受4を嵌合するとともに、前後方向で軸受嵌合部62aに当接するまで磁気軸受4を回転軸3に圧入する。
回転軸3の前部に磁気軸受4を圧入すると、磁気軸受モータ1の製造方法は、押え部材63をボルト67で前部カバー62に締結固定する。
ここで、磁気軸受4は、図8に示すように、内輪41と外輪42との相対回転が制限された状態で、ハウジング6に収容保持されている。
そこで、磁気軸受モータ1の製造方法は、エアギャップ調整工程として、ハウジング6の工具挿入開口61aを介してハウジング6の内部に挿入した締付け工具で、回転軸3に螺合したギャップ調整ナット7を締め付ける。
締め付けられたギャップ調整ナット7は、図5及び図8に示すように、前部カバー62に嵌合した磁気軸受4の内輪41に当接するとともに、一対の軸方向磁石43の反発力に抗して磁気軸受4を前方側へ押圧開始する。
この際、ギャップ調整ナット7の締付けに伴い、回転軸3が後方へ送られるため、回転軸3のフランジ部32は、後部カバー64に嵌合した磁気軸受4の内輪41を、一対の軸方向磁石43の反発力に抗して後方側へ押圧開始する。
これにより、内輪41が押圧開始された一対の磁気軸受4は、図1及び図8に示すように、内輪対向面部415が第2外輪対向面部428に当接した状態(図8参照)から、前後方向における内輪41の間隔を広げるようにして、内輪対向面部415が第2外輪対向面部428から離間した状態(図1参照)に移行する。
つまり、磁気軸受モータ1の製造方法において、回転軸3のネジ山、及びギャップ調整ナット7が、回転軸3の前部を支持する内輪41の位置を前方へ送る送り機構をなすとともに、送り機構、及び回転軸3のフランジ部32が、二つの磁気軸受4における内輪41の位置を同時に変更する位置変更手段として機能する。
その後、ギャップ調整ナット7の締付けを調整することで、磁気軸受モータ1の製造方法は、内輪41と外輪42との相対回転の制限を開放するととともに、一対の軸方向磁石43におけるエアギャップを所望される間隔に調整する。
このようにして、磁気軸受モータ1の製造方法は、ハウジング6に収容した状態で相対回転の制限を開放することで、回転軸3を回転自在に支持する磁気軸受4を有する磁気軸受モータ1を構成している。
以上のような構成を実現する磁気軸受モータ1は、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上させることができる。
具体的には、第1外輪対向面部425、及び第2外輪対向面部428を備えたことにより、外輪42は、内輪対向面部415、及び一対の軸方向磁石43を、その内部に収容することができる。
さらに、一対の軸方向磁石43で生じた反発力によって、内輪対向面部415が外輪42の第2外輪対向面部428に当接するため、内輪41、及び外輪42は、前後方向への相対移動、及び前後方向を回転軸とした相対回転が制限される。つまり、磁気軸受4は、内輪41と外輪42との相対移動、及び相対回転が制限された独立したユニットとすることができる。
これにより、磁気軸受モータ1は、磁気の反発力に阻害されることなく、磁気軸受4が圧入された回転軸3をハウジング6に組付けることができる。このため、磁気軸受モータ1は、軸方向磁石の一方、及び径方向磁石の一方を組付けたハウジングに回転軸を組付ける場合に比べて、ハウジング6への回転軸3の組付けを容易することができる。
そして、位置変更手段によって、前後方向における内輪41と外輪42との相対位置を変更できるため、磁気軸受モータ1は、内輪対向面部415を第2外輪対向面部428から容易に離間させることができる。
この際、内輪対向面部415が第1外輪対向面部425に近接するため、位置変更手段は、内輪対向面部415を第2外輪対向面部428から離間させる一方で、一対の軸方向磁石43の間隔を所望される間隔に調整することができる。
すなわち、磁気軸受モータ1は、ハウジング6に組付けた状態において、磁気軸受4における相対回転の制限の開放と、磁気軸受4におけるエアギャップの調整とを、位置変更手段によって略同時に行うことができる。
従って、磁気軸受モータ1は、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上させることができる。
また、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4の内輪41を前方へ送るとともに、回転軸3を後方へ送る送り機構と、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4の内輪41に前方から当接する回転軸3のフランジ部32とで位置変更手段を構成したことにより、磁気軸受モータ1は、エアギャップの調整をより容易にして、組付け性をより向上させることができる。
具体的には、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4の内輪41を前方へ送る回転軸3のネジ山、及びギャップ調整ナット7によって、位置変更手段は、回転軸3の前部を支持する内輪41の位置を前方へ変更させることができる。
さらに、回転軸3のネジ山、及びギャップ調整ナット7によって回転軸3が後方へ送られるため、回転軸3のフランジ部32は、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4の内輪41を後方へ押圧することができる。
これにより、位置変更手段は、前後方向における二つの内輪41の間隔を広げるように、前後方向における内輪41の位置を二つ同時に変更することができる。このため、位置変更手段は、二つの磁気軸受4における相対回転の制限の開放と、エアギャップの調整とを同時に行うことができる。
この際、位置変更手段は、二つの磁気軸受4における内輪41の位置を、それぞれ同じ移動量で変更することができる。このため、位置変更手段は、二つの磁気軸受4におけるエアギャップを容易に略均等にすることができる。
従って、磁気軸受モータ1は、前後方向における内輪41の位置を二つ同時に変更できる位置変更手段によって、エアギャップの調整をより容易にして、組付け性をより向上させることができる。
また、前後方向視において、ハウジング6における磁気軸受4の取付中心を、上下方向におけるハウジング6の中心位置C1に対して上方へ所定の偏心量だけオフセットさせたことにより、磁気軸受モータ1は、回転軸3の偏心による不具合を防止できるとともに、安定した出力を確保することができる。
具体的には、回転軸3が前後方向に配置された磁気軸受モータ1の場合、上下方向におけるステータ5の中心に対して、上下方向における内輪41の中心が、内輪41に作用する重量によって下方に偏心することがある。つまり、上下方向における内輪41の中心位置C3が、上下方向におけるハウジング6の中心位置C1に対して下方に偏心することになる。
このため、ステータに電力が供給された際、外輪42の軸中心を回転中心として回転軸3が内輪41とともに公転することで、意図しない振動が生じる、あるいはロータがステータに接触するなどの不具合が生じるおそれがあった。
そこで、ハウジング6における磁気軸受4の取付中心を、ハウジング6の中心位置C1に対して上方へ所定の偏心量だけオフセットさせたことにより、磁気軸受モータ1は、内輪41の中心位置C3を、ハウジング6の中心位置C1に略一致させることができる。
これにより、磁気軸受モータ1は、回転軸3の公転を防止できるとともに、意図しない振動などの不具合が生じることを防止できる。さらに、磁気軸受モータ1は、径方向におけるロータ2とステータ5の間隔を、周方向のどの位置であっても略均一にすることができる。このため、磁気軸受モータ1は、より安定した回転状態を確保することができる。
従って、磁気軸受モータ1は、ハウジング6における磁気軸受4の取付中心をハウジング6の中心位置C1に対して上方へオフセットさせたことにより、回転軸3の偏心による不具合を防止できるとともに、安定した出力を確保することができる。
また、相対回転が制限された状態の磁気軸受4を回転軸3に圧入する第1磁気軸受圧入工程、及び第2磁気軸受圧入工程と、二つの磁気軸受4が圧入された回転軸3をハウジング6に収容した状態において、内輪41と外輪42との相対位置を変更するエアギャップ調整工程とを備えたことにより、磁気軸受モータ1の製造方法は、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上することができる。
具体的には、相対回転が制限された独立したユニットである磁気軸受4によって、磁気軸受モータ1の製造方法は、磁気軸受4が圧入された回転軸3を、磁力の反発力に阻害されることなくハウジング6に容易に組付けることができる。
さらに、位置変更手段によって、磁気軸受モータ1の製造方法は、相対回転の制限の開放と、エアギャップの調整とを略同時に行うことができる。
従って、磁気軸受モータ1の製造方法は、高い組付け精度を不要にして、組付け性を向上することができる。
上述の実施例1に対して、磁気軸受4の取付け方向と、位置変更手段が異なる磁気軸受モータ1について、図9を用いて説明する。
なお、回転軸3の構成と、磁気軸受4の取付け方向とが異なる以外は、上述の実施例1と同一の構成のため、同じ構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
また、図9は実施例2における磁気軸受モータ1の要部縦断面図を示している。
具体的には、実施例2の回転軸3は、図9に示すように、前後方向に延びる略円柱状の軸本体部31と、軸本体部31の後方側で径方向外側へ突出した前方視略円板状のフランジ部33とで一体形成されている。さらに、回転軸3の前方側には、軸本体部31に形成されたネジ山に螺合するギャップ調整ナット7が装着されている。
フランジ部33は、図9に示すように、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4に対して、後方から当接可能に形成されている。
回転軸3のネジ山は、図9に示すように、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4に対して、前方からギャップ調整ナット7が当接可能に形成されている。
また、磁気軸受4は、図9に示すように、前後方向で第2外輪対向面部428同士を対向させた状態で、回転軸3に圧入されている。
具体的には、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4は、図9に示すように、回転軸3の前方から挿入され、内輪41の内輪対向面部415が回転軸3のフランジ部33と当接する位置まで圧入されている。
一方、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4は、図9に示すように、前部カバー62における軸受嵌合部64aの後面に第2外輪対向面部428が当接する位置まで圧入されている。
このような構成の磁気軸受モータ1の製造方法は、上述した実施例1に対して、磁気軸受4のエアギャップを調整するエアギャップ調整工程が異なる。
より詳しくは、締付け工具で締め付けられると、ギャップ調整ナット7は、一対の軸方向磁石43の反発力に抗して磁気軸受4の内輪41を後方側へ押圧開始する。
この際、ギャップ調整ナット7の締付けに伴い、回転軸3が前方へ送られるため、回転軸3のフランジ部33は、後部カバー64に嵌合した磁気軸受4の内輪41を、一対の軸方向磁石43の反発力に抗して前方側へ押圧開始する。このため、内輪41が押圧開始された一対の磁気軸受4は、それぞれ内輪対向面部415が第2外輪対向面部428から離間することになる。
つまり、実施例2における磁気軸受モータ1の製造方法は、前後方向における内輪41の間隔を広げるように内輪41の位置を変更する実施例1に対して、前後方向における内輪41の間隔を狭めるように内輪41の位置を変更する。
以上のような構成の磁気軸受モータ1、及び磁気軸受モータ1の製造方法は、上述の実施例1と同様に、エアギャップの調整をより容易にして、組付け性をより向上させることができる。
具体的には、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4の内輪41を後方へ送る回転軸3のネジ山、及びギャップ調整ナット7によって、位置変更手段は、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4の内輪41の位置を後方へ変更させることができる。
さらに、回転軸3のネジ山、及びギャップ調整ナット7によって回転軸3が前方へ送られるため、回転軸3のフランジ部32は、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4の内輪41を前方へ押圧することができる。
これにより、位置変更手段は、前後方向における二つの内輪41の間隔を狭めるように、前後方向における内輪41の位置を二つ同時に変更することができる。このため、位置変更手段は、二つの磁気軸受4における相対回転の制限の開放と、エアギャップの調整とを同時に行うことができる。
この際、位置変更手段は、二つの磁気軸受4における内輪41の位置を、それぞれ同じ移動量で変更することができる。このため、位置変更手段は、二つの磁気軸受4におけるエアギャップを容易に略均等にすることができる。
加えて、磁気軸受モータ1は、ハウジング6の外部にギャップ調整ナット7が露出するため、ギャップ調整ナット7の締付けを容易にするとともに、実施例1のような工具挿入開口61aを不要にして、ハウジング6の内部に異物が混入することを防止できる。
従って、磁気軸受モータ1は、前後方向における内輪41の位置を二つ同時に変更できる位置変更手段によって、エアギャップの調整をより容易にして、組付け性をより向上させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の同じ極性は、実施形態のN極に対応し、
以下同様に、
回転軸部は、回転軸3に対応し、
磁気軸受回転電機は、磁気軸受モータ1に対応し、
内輪の軸方向は、前後方向に対応し、
位置変更手段は、回転軸3のネジ山、ギャップ調整ナット7、及びフランジ部32,33に対応し、
軸方向の外方は、前後方向の前方に対応し、
軸方向の内方は、前後方向の後方に対応し、
送り機構は、回転軸3のネジ山、及びギャップ調整ナット7に対応し、
当接部は、フランジ部32,33に対応し、
圧入工程は、第1磁気軸受圧入工程、及び第2磁気軸受圧入工程に対応し、
位置変更工程は、エアギャップ調整工程に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、磁気軸受4を有する磁気軸受モータ1を用いて説明したが、これに限定せず、磁気軸受4を有する発電機、または磁気軸受4を有するモータ兼発電機としてもよい。
また、径方向でロータ2とステータ5とが対向配置された磁気軸受モータ1としたが、これに限定せず、前後方向、すなわち軸方向でロータとステータとが対向配置された磁気軸受モータとしてもよい。
また、回転軸3とギャップ調整ナット7とで、前後方向における内輪41の位置を変更する位置変更手段を構成したが、これに限定せず、相対回転が制限された内輪41と外輪42との相対位置を変更可能な手段であれば、適宜の構成としてもよい。
例えば、押え部材63、後部カバー64、及び回転軸3を位置変更手段としてもよい。具体的には、位置変更手段が異なる磁気軸受モータ1の縦断面図を示す図10のように、磁気軸受モータ1の回転軸3は、回転軸3の後部を支持する磁気軸受4に対して前方から当接するフランジ部32と、回転軸3の前部を支持する磁気軸受4に対して後方から当接するフランジ部34とが一体形成されている。
また、一対の磁気軸受4は、前部カバー62を締結したハウジング本体61に収容した回転軸3に対して、第2外輪対向面部428が互いに対向するとともに、フランジ部32,34に当接する位置まで圧入されている。
このような状態において、一対の磁気軸受4の外輪42を、押え部材63、及び後部カバー64で同時に押圧することで、磁気軸受モータ1、及び磁気軸受モータ1の製造方法は、一対の軸方向磁石43の反発力に抗して外輪42の第2外輪対向面部428を内輪対向面部415から離間させることができる。
このため、磁気軸受モータ1、及び磁気軸受モータ1の製造方法は、例えば、押え部材63、及び後部カバー64を同時に締結固定することで、磁気軸受4における相対回転の制限の開放と、ハウジング6の組付けとを略同時に行うことができ、より組付け性を向上することができる。
1…磁気軸受モータ
3…回転軸
4…磁気軸受
6…ハウジング
7…ギャップ調整ナット
32…フランジ部
33…フランジ部
34…フランジ部
41…内輪
42…外輪
43…一対の軸方向磁石
44…一対の径方向磁石
63…押え部材
64…後部カバー
415…内輪対向面部
425…第1外輪対向面部
428…第2外輪対向面部

Claims (3)

  1. 同じ極性を対面させた状態で内輪の外周面、及び外輪の内周面に対向配置した一対の径方向磁石を有する磁気軸受と、
    二つの前記磁気軸受で回転自在に支持された回転軸部と、
    これらを収容保持するハウジングとを備えた磁気軸受回転電機であって、
    前記磁気軸受が、
    前記内輪の径方向における外側へ向けて延出するように前記内輪に形成された内輪対向面部と、
    前記内輪の軸方向に所定間隔を隔てて、前記内輪対向面部に対面するとともに、前記外輪に一体的に形成された第1外輪対向面部と、
    前記内輪対向面部を挟んで前記第1外輪対向面部に対面するとともに、前記外輪に一体的に形成された第2外輪対向面部と、
    同じ極性を対面させた状態で、前記内輪対向面部、及び前記第1外輪対向面部に対向配置された一対の軸方向磁石を備え、
    前記二つの磁気軸受が圧入された前記回転軸部を前記ハウジングに収容した状態において、前記軸方向における前記内輪と前記外輪との相対位置を変更させる位置変更手段を備え
    前記二つの磁気軸受が、
    前記第2外輪対向面部を互いに軸方向で対面させた状態で前記ハウジングに収容され、
    前記位置変更手段が、
    一方の前記磁気軸受における前記内輪を前記軸方向の外方へ送るとともに、前記回転軸部を前記軸方向の内方へ送る送り機構と、
    前記回転軸部に一体形成されるとともに、他方の前記磁気軸受における前記内輪に対して、前記回転軸部の送り方向で当接した当接部とで構成された
    磁気軸受回転電機。
  2. 前記ハウジングが、略円筒形状に形成され、
    前記軸方向から見た軸方向視において、
    前記ハウジングにおける前記磁気軸受の取付中心を、
    前記ハウジングの中心に対して径方向へ所定の偏心量だけオフセットさせた
    請求項1に記載の磁気軸受回転電機。
  3. 同じ極性を対面させた状態で内輪の外周面、及び外輪の内周面に対向配置した一対の径方向磁石を有する磁気軸受と、
    二つの前記磁気軸受で回転自在に支持された回転軸部と、
    これらを収容保持するハウジングとを備えた磁気軸受回転電機の製造方法であって、
    前記内輪の径方向外側へ延設された前記内輪の内輪対向面部、及び前記内輪の軸方向に所定間隔を隔てて、前記内輪対向面部に対面した前記外輪の第1外輪対向面部に、同じ極性を対面させた状態で対向配置した一対の軸方向磁石によって、前記内輪対向面部が、前記内輪対向面部を挟んで前記第1外輪対向面部に対面した前記外輪の第2外輪対向面部に当接した状態において、前記磁気軸受の前記内輪に前記回転軸部を圧入する圧入工程と、
    前記二つの磁気軸受が圧入された前記回転軸部を前記ハウジングに収容した状態において、前記軸方向における前記内輪と前記外輪との相対位置を位置変更手段で変更する位置変更工程とを備えた
    磁気軸受回転電機の製造方法。
JP2016139053A 2016-07-14 2016-07-14 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法 Active JP6384527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016139053A JP6384527B2 (ja) 2016-07-14 2016-07-14 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016139053A JP6384527B2 (ja) 2016-07-14 2016-07-14 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018009644A JP2018009644A (ja) 2018-01-18
JP6384527B2 true JP6384527B2 (ja) 2018-09-05

Family

ID=60994294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016139053A Active JP6384527B2 (ja) 2016-07-14 2016-07-14 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6384527B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101614803B1 (ko) * 2014-03-18 2016-04-22 주식회사 한국화장품제조 자가 발포 기능을 갖는 클렌징용 마스크시트형 화장료 및 그 제조 방법
WO2020084345A1 (en) 2018-10-22 2020-04-30 Wattsup Power A/S Magnetic bearings for flywheel rotor levitation with radial stabilization
CN109340258A (zh) * 2018-11-21 2019-02-15 珠海格力电器股份有限公司 一种新型永磁电动磁悬浮轴承结构
JP2022057038A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 日本電産サンキョー株式会社 光学ユニット

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH555487A (de) * 1972-03-20 1974-10-31 Padana Ag Magnetische lagerungseinrichtung fuer einen rotor an einem stator.
JPS53111146U (ja) * 1977-02-10 1978-09-05
JPS5967540U (ja) * 1982-10-28 1984-05-08 アイシン精機株式会社 タ−ボチヤ−ジヤ用軸受装置
JPH04136518A (ja) * 1990-09-27 1992-05-11 Daiwa Denki Seisakusho:Kk 磁気軸受
JPH0514640U (ja) * 1991-08-06 1993-02-26 いすゞ自動車株式会社 磁気軸受装置
JPH05146109A (ja) * 1991-10-18 1993-06-11 Mitsubishi Materials Corp 磁気ベアリングおよびモータ
JP3845756B2 (ja) * 1997-12-02 2006-11-15 株式会社ジェイテクト 磁気軸受装置
JP4121887B2 (ja) * 2003-04-25 2008-07-23 株式会社石野製作所 飲食容器搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018009644A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6384527B2 (ja) 磁気軸受回転電機、及び磁気軸受回転電機の製造方法
JPH11266568A (ja) モータ
JP2003034279A (ja) ダイナモ付き自転車ハブ軸
JP2013021810A (ja) 回転電機
CN209767318U (zh) 电动致动器
US10958138B2 (en) Motor
JP2009022096A (ja) モータのロータ及びブラシレスモータ
JP2012178926A (ja) モータロータ及びモータハウジング一体モータ構造
JP4543709B2 (ja) アキシャルギャップ回転電機
JP2007097291A (ja) ダイレクトドライブモータ
JP5868548B2 (ja) ハイブリッド車両用回転電機のロータ保持構造
JP2018009643A (ja) 磁気軸受装置
JP2016063627A (ja) 回転電機
JP6469415B2 (ja) モータおよび回転軸への従動部材の固定構造
JP2005020914A (ja) 電動機及びヨークハウジング
US6183136B1 (en) Floating sleeve bearing for electric motor
WO2018066109A1 (ja) アウターローター型回転電機
JP6715585B2 (ja) モータ
JP2016174512A (ja) 回転電機及び回転電機の製造方法
JP2022045603A (ja) モータ構造
WO2021124632A1 (ja) 回転電機
JP2000245102A (ja) 直流モータ
JP6113526B2 (ja) 電動モータ、および減速機付モータ
JP2004048821A (ja) ブラシレスモータ
JP6869460B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6384527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150