JP6382600B2 - 針振り機構を備えたミシン - Google Patents

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Description

この発明は、針振り機構を備えたミシンに関する。
ミシン縫いにおいて、フリーモーション縫いと呼ばれる縫い手法が知られている。このフリーモーション縫いにおいては、ミシンの布送り動作を無効にして布送りを行わせず、操作者が布を自由に移動させてミシン縫いを行う。その際にジグザグ縫いのための針振り機構を備えたミシンにおいては、ジグザグ縫いを加えることにより多様なフリーモーション縫いが行える。
このフリーモーション縫いにおいては、作業者は両手で布を動かすため、ミシンのスピード調整は足踏みコントローラで行われる。
またジグザグ(針振り)縫いの振幅(ジグザグ幅、針振り幅)の程度、即ち振幅量(振幅値)の調整はニーリフター(Knee Lifter)と呼ばれる膝で操作可能な操作手段をもって行われることが普通である。
特開昭58−31157号公報 特開2013−46718号公報
しかし、上記したジグザグ(針振り)縫い可能なミシンにおいてフリーモーション縫いを行う場合、ジグザグの振幅量は、ミシンの機構により限定されており、通常0mmから9mm程度になっている。一方、ユーザによっては、振幅量を細かくコントロールしたい要望もあり、従来の構成では、細かい振幅量の調整をニーリフターなどの操作手段で行うことが難しかった。
また、逆に同じ振幅量を維持するように縫う場合もあり、このような同じ振幅を維持するようにニーリフターなどを操作するが難しい問題があった。
特にニーリフターの操作を中間部分で行う場合、例えば最大振幅が9mmのミシンで5mmのジグザグ縫いをするとき、ニーリフターを常に5mmの幅の位置に保つのが難しく、振幅量が統一されない問題がある。また振幅が徐々に広がったり或いは狭まったり、ジグザグ縫いが安定して締麗にできないなどの問題があった。
また、ニーリフターを全く操作しない状態では、直線縫いしかできず、ジグザグ縫いをすることができない、などの問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。
上記目的を達成するために、本発明のミシンは、針振り動作を行わせる針振り機構と、前記針振り機構による針振りの振幅量を制御するために作業者が操作する操作装置と、該操作装置の操作とその操作量を検出する操作検出装置と、前記針振り機構が構造的に針振り可能な絶対最大値と絶対最小値の範囲において前記操作装置の操作量に応じて前記針振り機構の振幅を制御する振幅量の範囲で作業者が必要とする振幅範囲を設定する振幅範囲設定装置と、前記操作装置の操作が操作検出装置により検出された時、前記針振り機構を制御して、前記操作量に応じ且つ前記振幅範囲設定装置により設定された振幅範囲内で前記針振り機構に針振り動作を行わせる針振り制御装置と、を備えたことを特徴とする。
前記振幅範囲設定装置が、前記振幅量の最大値を設定するものであっても良いし、或いは前記振幅範囲設定装置が、前記振幅量の最小値を設定する、ものであっても良い。好適実施例においては、最大値と最小値の両方を制限するものであることが望ましい。
前記操作装置は典型的には、作業者が膝を用いて操作するニーリフターであるが、他の構成の操作装置であっても良い。
前記制御装置が、前記振幅範囲内で、前記操作装置の操作量と前記針振り機構の振幅量を線形に制御しても良いし、或いは前記操作装置の操作量に対して前記針振り機構の振幅量が一定である操作量領域を設けて制御するように構成することが可能である。
更に前記針振り機構による針振り動作の振幅量に対応して、ミシンの運転速度を制御するミシン運転速度制御装置を、備えることも可能である。
また請求項9の発明においては上記構成に加えて、布押さえ上下機構と、ミシンの針が稼働状態か停止状態かを検出する状態検出装置と、前記操作装置の操作が操作検出装置により検出された時、前記状態検出装置によりミシンの針が停止状態の時には、前記布押さえ上下機構を制御して前記操作に応じて布押さえを上下させる布押さえ制御装置と、を備えており、前記操作装置の操作が操作検出装置により検出された時、前記状態検出装置によりミシンの針が稼働状態の時には、前記針振り制御装置が針振り機構を制御して、前記操作量に応じて針振り動作を行わせる、ように構成している。
本発明のミシンによれば、振幅範囲設定装置により、操作装置により操作可能な振幅量の範囲である振幅範囲を設定できるため、操作者が必要とする振幅範囲で操作装置により振幅量を安定して制御でき、安定した縫いを実行できる。
また最大、最小の振幅量を設定可能になるため、操作装置で最大量操作または最小量操作を行えば、該設定した最大、最小の振幅量で安定したジグザグ縫いを実行できる。
特に操作装置としてニーリフターを用いる場合、使用者は最小又は最大のニーリフターの操作量の位置、即ちニーリフターの回動が停止する下限位置(ゼロ位置)或いは上限位置(MAX位置)まで回動させれば、任意に設定した最大又は最小の振幅量(針振り量)で縫いを行える。そのためニーリフターの微調整をせずにジグザグ縫いの振幅が一定な縫いを行える。また、ニーリフターの下限位置(ゼロ位置)は、ニーリフターの操作を行わない位置であり、ニーリフターの操作を行うことなく設定した最小振幅量でジグザグ縫いが行える。
また請求項9の構成では、針振り機構と布押さえ上下機構の操作を同一の操作装置で兼用できるため、操作装置の削減と作業者の負担軽減の効果がある。
また前記針振り機構による針振り動作の振幅量に対応して、ミシンの運転速度を制御するミシン運転速度制御装置を備えた場合、フリーモーション縫いを行う際に作業性が格段に向上する効果がある。
本発明の一実施形態を示すブロック図。 本発明の振幅設定装置の一実施形態を示す説明図。 本発明の振幅設定装置による設定振幅の例を示す表。 本発明のおける、振幅設定装置により最大、最小振幅量を設定した場合の、ニーリフター操作量と振幅量との関係を示すグラフ。 本発明のおける、振幅設定装置により最大、最小振幅量を設定した場合の、ニーリフター操作量と振幅量との他の関係を示すグラフ。 本発明の一実施形態の動作を示すフローチャート図。 本発明の一実施形態におけるニーリフターを示す説明図。 本発明の一実施形態におけるニーリフターの機構を示す斜視図。 本発明の一実施形態におけるニーリフター機構の部分図。 本発明の一実施形態における針振り機構を示す説明図。 本発明の一実施形態における布押さえ上下機構を示す説明図。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、制御装置1はミシン全体の制御を行っており、操作装置であるニーリフター2の操作及びその操作量が操作検出装置20により検出され、制御装置1に入力するように構成されている。
制御装置1には、更にミシンが稼働しているか或いは停止しているかの状態を検出する状態検出装置であるミシン上軸位相検出装置3からの信号が入力され、ミシン停止状態か稼働状態かを認識できるように構成されている。また、ミシンの縫い速度も検出できるようになっている。
制御装置1にはまた、布押さえ検出装置4からの信号が入力し、布押さえ上下機構8の状態、即ち布押さえ上下機構8が上がっているか下がっているかの状態を検出するように構成されている。
図7において、ニーリフター2は膝当て部21とレバー22からなるL字形状をなしており、レバー22がミシン本体A前面のベースから手前側に突出するように設けられ、膝当て部21がレバー22から下方に90度屈曲した形状になっている。この膝当て部21を作業者が膝を使って操作することによりレバー22が回動し、図8と図9に示すようにミシン本体A内部に設けられている操作検出装置20を作動するようになっている。レバー22の回動はリンク機構23を駆動し、該リンク機構23に係合するポテンショメータ24を駆動して、ニーリフター2の操作及び操作量を検出するようになっている。該レバー22、リンク機構23及びポテンショメータ24により操作検出装置20を構成している。
ニーリフター2は何も操作しない状態の位置(ゼロ位置)から膝により操作して機械的に限界の位置(MAX位置)まで回動できるようになっており、このニーリフター2の回動によりレバー22が回動し、この回動量が操作検出装置20により検出されるようになっている。ニーリフター2は、操作者が操作をしない時は、ゼロ位置になるようになっている。
そして、このニーリフター2の操作量(レバー22の回動量)に応じて針振り機構7のジグザグの振幅を制御するようになっている。即ち、ニーリフター2のゼロ位置においては、最小振幅量でジグザグを行わせ、MAX位置においては最大振幅量でジグザグを行わせるように構成されている。
制御装置1はミシンモータ6に信号を送り、ミシンモータ6のオンオフ及びミシンモータ6の回転速度を制御して、ミシンの縫い速度を制御するようになっている。ミシンモータ6は主軸60を介して針棒上下機構61を駆動し、針62を上下させて縫いを実行する。
更に制御装置1は、操作検出装置20からニーリフター2の操作の信号を受けると、布押さえ上下機構8に信号を送り、布押さえ棒80を上下させて、布押さえ81の上げ下ろしを行うように構成されている。
また前述したように制御装置1は針振り機構7を制御し、針棒上下機構61を幅方向に振って、ジグザグ縫いを実行させるようになっている。この振幅は、前記したように操作検出装置20からのニーリフター2の操作量に応じて変わるように構成されている。
図10において、針棒上下機構61は針棒支持体65に支持され、上下動して針62に縫いを実行させると共に、針振り機構7により幅方向に振れてジグザグ縫いを行うようになっている。針振り機構7は振幅モータ70を備え、振幅歯車71を介して振幅ロッド72により針棒上下機構61を幅方向に振れさせるように構成されている。
図11に布押さえ上下機構8の詳細を示す。上下動可能な布押さえ棒80の下端に布押さえ81が装着され、布押さえ81が降りて布を押さえるようになっている。布押さえ上下機構8はステッピングモータ82を有し、このステッピングモータ82の駆動により上下するレバー83を備えている。該レバー83は布押さえ棒80に係合し、布押さえ棒80を上下動させるように構成されている。
制御装置1には振幅範囲設定装置9が接続しており、振幅範囲設定装置9において針振り機構7による針62の針振り量(振幅量)の最小値と最大値を設定できるように構成されている。即ち、ニーリフター2により制御、調整可能な振幅量の範囲を設定できるように構成されている。
図2に振幅範囲設定装置9の表示画面を示す。ここでは最小値として1mm、最大値として8mmの振幅量を設定した例を示している。
この例では、ニーリフター2のゼロ位置(操作しない位置)で、1mmの振幅量でジグザグ縫いを行い、ニーリフター2のMAX位置で8mmの振幅量でジグザグ縫いを行うことになる。
なお、この実施形態では、針振り機構7が構造的に針振り可能な範囲は最大9mm(絶対最大値)であり、最小0mm(絶対最小値)である。従って、振幅範囲設定装置9で最大値と最小値を設定しない場合には、ニーリフター2により0mmから9mmまでの振幅を制御可能になっている。
このように制御可能な振幅量の範囲を設定することにより、ユーザは必要とする振幅の範囲で安定的に振幅のコントロールが可能になる。
また最小値を設定した場合、ニーリフター2の操作量ゼロで、制御装置1は設定した振幅量でジグザグ縫いを実行するため、操作者はニーリフター2を操作することなく、最小値でのジグザグ縫いを行える。
また、最大値を設定した場合には、ニーリフター2の操作量が最大のMAXの位置で設定した最大振幅量でジグザグ縫いを実行するため、操作者はニーリフター2の操作量を調整する必要がなく、最大操作量の位置でニーリフター2を固定すれば良いため、設定した最大振幅量で安定したジグザグ縫いを行える。
図3に最小値と最大値についてA、B、Cの3種類の設定例を示す。この設定値に基づき、ニーリフター2の操作に対して、針62をジグザグに振らせる制御例を図4に示す。図4はニーリフター2の操作量と針62の振幅量との関係を示している。
Aの例では、最小値が1mmであるから、ニーリフター2の操作量0において、1mmの振幅量でジグザグ縫いを行わせるように制御するようになっている。そこからニーリフター2の操作量に対して振幅量を線形に変化させ、ニーリフター2の操作量最大値のMAXで、最大値9mmの振幅量でジグザグ縫いを行わせるように構成されている。
B及びCの設定例でも、それぞれニーリフター2の操作量ゼロに対して2mmと3mmの振幅量でジグザグ縫いを行わせ、ニーリフター2の操作量最大値のMAXで7mmと5mmの振幅量でジグザグ縫いを行わせるように構成されている。
図4からわかるように、振幅量の範囲が狭いCやBでは、範囲の広いAに比べて、ニーリフター2の操作量に対して振幅量の変化が少なくなるため、振幅の細かな制御が可能になる。
また、ニーリフター2をMAX或いはゼロ位置にすれば、設定した最大値或いは最小値の振幅で縫いが行われるため、細かい調整が不要で、簡単な操作で安定した縫いを実現できる。特にゼロ位置は操作が不要であるため、最小値を設定することによりニーリフター2を操作することなく、最小値でのジグザグ縫いが可能になる。
図5に他の制御例を示す。ここでは、ニーリフター2の操作量ゼロから所定操作量の間は振幅量の変化しない不感領域NRを設け、また同様にニーリフター2の操作量MAXの手前の所定操作量の間に同様に不感領域NRを設け、中間の領域では、A、B、Cの各最大、最小設定値において、同一の直線上でニーリフター2操作量と振幅量を変化させるようになっている。
この構成の場合、最大値と最小値の設定値が異なっても、ニーリフター2の操作量と振幅量の関係が同じであるため、同一の操作感を得ることが出来る利点がある。
なお、制御装置1において上記図4と図5の制御は切換え可能であり、操作者の選択により任意に切り替えることが可能に構成されている。
振幅範囲設定装置9による最小値と最大値の設定は、縫い動作中でも可能になっており、この構成により縫い操作の自由度が向上する。
例えば、ニーリフター2の操作ゼロでの振幅量を逐次変更することができ、ニーリフター2をゼロ位置に保持したまま、振幅量の制御が可能である。また、最大値の振幅量を縫い動作中に逐次変更することにより、ニーリフター2を最大操作量のMAX位置に保持したまま、ジグザグ幅が拡大或いは縮小していくようなフリーモーション縫いを行うことが可能になる。
なお、制御装置1はミシン全体の制御を行うと共に、針振り制御装置及び布押さえ制御装置としての機能を果たすようになっている。
制御装置1には、モード切替装置10が接続しており、操作者は制御装置1のモードを切り替えることができるように構成されている。
1つのモードは通常モードであり、ニーリフター2の操作に基づいて布押さえ上下機構8の制御のみを行い、ニーリフター2の操作により布押さえ棒80を上下させ、布押さえ81の上げ下ろしだけを行うモードである。即ち制御装置1は布押さえ制御装置としてのみ機能し、このモードでは、操作者はニーリフター2を操作して布押さえ81の上げ下ろしのみを行う。
他のモードはフリーモーション縫いモードであり、ニーリフター2の操作により針振り機構7と布押さえ上下機構8を選択的に制御するモードである。即ち制御装置1は針振り制御装置としての機能と布押さえ制御装置としての機能を選択的に果たすモードである。この選択はミシン上軸位相検出装置3からの信号により制御装置1が判断して行うようになっている。
即ち、ミシン上軸位相検出装置3からの信号によりミシンが停止していると認定したときは、制御装置1は布押さえ制御装置として機能し、作業者がニーリフター2を操作すると、操作検出装置20により該操作を検出し、同時に布押さえ検出装置4から布押さえ棒80の状態を検出して、布押さえ上下機構8を制御し、布押さえ81の上げ又は下しを行うように構成されている。
一方、ミシン上軸位相検出装置3からの信号によりミシンが稼働中と認定したときは、制御装置1は針振り制御装置として機能し、作業者がニーリフター2を操作すると、操作検出装置20により該操作と操作量を検出し、針振り機構7を駆動し、該操作量に応じた振幅量で針62を振らすように構成されている。
以上のように、ミシン上軸位相検出装置3からの信号によりミシンが稼働中か停止中かを判断し、それに応じてニーリフター2の操作により制御内容を変えるように構成されている。即ち、ミシンが稼働中の時は、布押さえ81を上げ下ろしすることはないから、稼働中であれば針振り機構7を制御する。またミシンが停止中の時は、針62を幅方向に振ることはないので、布押さえ上下機構8を制御するようになっている。
なおこの実施形態では、フリーモーション縫いの際に、制御装置1は同時にミシンモータ6を制御してミシンの縫い速度の制御を同時に行うようになっている。即ち、針振り機構7を制御して針62を幅方向に振らせている時には、ミシンの速度を落とすように制御し、針62を幅方向に振らせない時にはミシンの速度を上げるように制御する構成になっている。これにより、作業性の向上と縫い品質の向上を図ることができる。
図6により動作を説明する。
操作者は最初にモード切替装置10により制御装置1のモードをフリーモーション縫いモードに切り替え、次いで振幅範囲設定装置9により針62の振幅量の最小値と最大値を設定する(ステップS1)。
制御装置1は、ミシン上軸位相検出装置3からの信号によりミシン停止中であるか否か確認する(ステップS2)。停止中であれば、ニーリフター2の操作により布押さえ上下機構8のみの制御を行う(ステップS7)。
ステップS2で、ミシン停止中でなく稼働中であれば、振幅範囲設定装置9で設定された振幅量の最小値が0以上か否か確認する(ステップS3)。0以上の値であれば、ニーリフター2の操作がない状態(操作量ゼロ)で、最小値の振幅量でジグザグ動作を行わせる(ステップS4)。最小値が0であれば、ニーリフター2の操作量がゼロの場合針62の振幅量は0とし、ジグザグ動作を行わせない。
そしてニーリフター2の操作が検知されると(ステップS5)、ニーリフター2の操作により針振り機構7の制御を行い、ニーリフター2の操作量に応じて針62を振らせて縫いを行う(ステップS6)。ミシン縫い動作中に振幅範囲設定装置9により最大値を変更した場合は、該変更した最大値の振幅量に応じたジグザグ縫いを実行する。そのため、ニーリフター2の操作量を最大のMAXにしておき、最大値の振幅量でジグザグ縫いを行えば、振幅範囲設定装置9により最大値を変更しながら縫製を行うことによりジグザグ幅が徐々に広がる或いは徐々に狭まるようなジグザグ縫いも安定して行え、綺麗な縫い目を得ることができる。
また同時に振幅量に応じてミシンモータ6の速度制御を行うことも可能である。
ミシン上軸位相検出装置3からの信号によりミシンが停止したことを検知すると(ステップS2)、ステップS7に移行する。
以上の実施形態では、振幅範囲設定装置9により制御可能な振幅量の範囲を設定しておけば、操作者が必要とする振幅の範囲内で安定した振幅量の制御を行える。また、振幅範囲設定装置9により最小値を設定しておけば、ニーリフター2の操作を行うことなく、該最小値の振幅量でジグザグ縫いを行うことができる。また振幅範囲設定装置9により最大値を設定おけば、ニーリフター2の操作量を最大の位置MAXで固定しておけば、設定した最大値の振幅量でジグザグ縫いを行えるため、ニーリフター2の操作量の調整が不要であり、安定した振幅量のジグザグ縫いを行える効果がある。 また作業者の膝により操作するニーリフター2を用いて、ミシンの稼働状態に応じて布押さえ81の上げ下げと、針62の振りとを両方行えるため、作業者の負担が大幅に軽減する。特に、作業者が布を自由に移動させて縫いを実行するフリーモーション縫いにおいては、膝の操作により2つの機能を果たせるため、その効果が大きい。更に針62の振幅量に応じてミシンモータ6の速度制御を行う場合には、目飛び、糸切れなどの発生を防止できる効果がある。
1:制御装置、2:ニーリフター、3:ミシン上軸位相検出装置、4:布押さえ検出装置、6:ミシンモータ、7:針振り機構、8:布押さえ上下機構、9:振幅範囲設定装置、10:モード切替装置、20:操作検出装置、21:膝当て部、22:レバー、23:リンク機構、24:ポテンショメータ、60:主軸、61:針棒上下機構、62:針、65:針棒支持体、70:振幅モータ、71:振幅歯車、72:振幅ロッド、80:布押さえ棒、81:布押さえ、82:ステッピングモータ、83:レバー。

Claims (9)

  1. 針振り動作を行わせる針振り機構と、
    前記針振り機構による針振りの振幅量を制御するために作業者が操作する操作装置と、
    該操作装置の操作とその操作量を検出する操作検出装置と、
    前記針振り機構が構造的に針振り可能な絶対最大値と絶対最小値の範囲において前記操作装置の操作量に応じて前記針振り機構の振幅を制御する振幅量の範囲で作業者が必要とする振幅範囲を設定する振幅範囲設定装置と、
    前記操作装置の操作が操作検出装置により検出された時、前記針振り機構を制御して、
    前記操作量に応じ且つ前記振幅範囲設定装置により設定された振幅範囲内で前記針振り機構に針振り動作を行わせる針振り制御装置と、
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記振幅範囲設定装置が、前記振幅量の最大値を設定する、請求項1のミシン。
  3. 前記振幅範囲設定装置が、前記振幅量の最小値を設定する、請求項1のミシン。
  4. 前記振幅範囲設定装置が、針振り動作の最大振幅量と最小振幅量の両方を設定する、請求項1のミシン。
  5. 前記操作装置が、作業者が膝を用いて操作するニーリフターである、請求項1又は2又は3又は4のミシン。
  6. 前記制御装置が、前記振幅範囲内で、前記操作装置の操作量と前記針振り機構の振幅量を線形に制御する、請求項1又は2又は3又は4又は5のミシン。
  7. 前記制御装置が、前記振幅範囲内で、前記操作装置の操作量に対して前記針振り機構の振幅量が一定である操作量領域を設けて制御する、請求項1又は2又は3又は4又は5のミシン。
  8. 前記針振り機構による針振り動作の振幅量に対応して、ミシンの運転速度を制御するミシン運転速度制御装置を、更に備えた、請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7のミシン。
  9. 布押さえ上下機構と、
    ミシンの針が稼働状態か停止状態かを検出する状態検出装置と、
    前記操作装置の操作が操作検出装置により検出された時、前記状態検出装置によりミシンの針が停止状態の時には、前記布押さえ上下機構を制御して前記操作に応じて布押さえを上下させる布押さえ制御装置と、を備え、
    前記操作装置の操作が操作検出装置により検出された時、前記状態検出装置によりミシンの針が稼働状態の時には、前記針振り制御装置が針振り機構を制御して、前記操作量に応じて針振り動作を行わせる、
    請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7のミシン。
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