JP6381744B2 - 柱梁架構 - Google Patents
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接合用の鉄骨としては、曲げ剛性および曲げ耐力が大きく汎用性の高いH形鋼を使用するのが一般的である。
なお、前記材軸方向鋼材の少なくとも一部は緊張材であってもよい。
また、前記各ベースプレートには、前記コンクリート梁に埋設された埋め込み鋼板が固定され、前記埋め込み鋼板は複数のせん断補強筋に囲まれているとよい。
さらに、前記接合部材はH形鋼材からなり、上下のフランジが前記材軸方向鋼材の高さ位置と近接した側面視で前記材軸方向鋼材と重なる高さ位置に配設されているとよい。
つまり、接合部材と材軸方向鋼材とが錯綜することがないため、各部材の配置が容易である。
また、材軸方向鋼材は、ベースプレートに固定しているので、梁本体の内部で定着長を確保する必要がない。したがって材軸方向鋼材や埋め込み鋼板等の各部材同士の位置関係に制約が生じ難くなる。
また、梁本体21の内部には、材軸方向鋼材25,26およびせん断補強筋27が配設されている。
梁本体21の上部に配設された材軸方向鋼材25は主筋であり、梁本体21に下部に配設された材軸方向鋼材26は緊張材である。なお、材軸方向鋼材25,26を区別する場合には、「主筋25」、「緊張材26」と称する。
主筋25は、端部が梁本体21の端面から突出した状態で配筋されている(図3参照)。なお、主筋25は、必ずしも端部が梁本体21の端面から突出している必要はない。また、主筋25の材質、配置および本数は限定されない。
緊張材26は、端部が梁本体21の端面から突出した状態で配設されている(図3参照)。なお、緊張材26の構成は限定されるものではなく、PC鋼棒、PC鋼より線、PC鋼線などの中から適宜選択して使用すればよい。また、緊張材26の配置および本数も限定されない。
本実施形態では、図3に示すように、梁本体21の端部のせん断補強筋27は、他の部分のせん断補強筋27よりも密に配筋されている。
なお、せん断補強筋27の配筋ピッチや鉄筋径等は適宜設定すればよい。
図4の(a)に示すように、ベースプレート22は、梁本体21の断面形状と同形状の矩形状の鋼板であって、一方の面には接合部材23が固定されており、他方の面には埋め込み鋼板24が固定されている。
貫通孔22aは、梁本体21の端面から突出した材軸方向鋼材25,26の位置に対応して形成されている。
なお、貫通孔22aの数および配置は限定されるものではなく、梁本体21の端面から突出する材軸方向鋼材25,26の配置等に応じて適宜設定すればよい。
本実施形態の接合部材23は、ベースプレート22の一方の面にH形鋼を固定することにより形成されているが、接合部材23を構成する形鋼材はH形鋼に限定されない。
本実施形態では、埋め込み鋼板24を1枚としているが、埋め込み鋼板24を複数枚配設してもよい。
本実施形態の埋め込み鋼板24の高さ寸法は、ウェブ23bの高さ寸法よりも小さく、かつ、材軸方向鋼材25,26の間隔よりも小さい。また、埋め込み鋼板24の突出寸法は、接合部材23の突出寸法の1/2以下である。また、埋め込み鋼板24は、3本のせん断補強筋27に囲まれている。
領域Aは、梁本体21の断面形状と相似形の領域であり、本実施形態の領域Aの面積は梁本体21の断面積の1/4以下である。なお、領域Aの面積は限定されない。
コンクリート梁2と柱3との接合部では、接合部材23のウェブ23aと形鋼材32のウェブとに跨って配設された接合板33が、両ウェブの両面を挟んだ状態で配設されている。
また、本実施形態では、接合部材23と型鋼材32のフランジ同士を溶接接合している。なお、フランジ同士の接合は必要に応じて行えばよい。
まず、図6の(a)に示すように、梁本体21の両端部にあたる位置に、ベースプレート22を配置する。
ベースプレート22には、予め接合部材23および埋め込み鋼板24を固定しておく。
材軸方向鋼材25,26の端部はベースプレート22から突出させる。
コンクリートに所定の強度が発現したら、型枠を取り外すとともに、緊張材26の緊張力を開放し、コンクリート梁1にプレストレス力Pを導入する(図6の(b)参照)。
埋め込み鋼板24は、表面に複数のスタッドボルト24aが突設されているため、梁本体21のコンクリートとの定着性に優れている。
例えば、本実施形態では、全ての材軸方向鋼材をベースプレートから突出させたが、ベースプレートから突出する材軸方向鋼材と突出しない材軸方向鋼材を混在させてもよい。
2 コンクリート梁
21 梁本体
22 ベースプレート
23 接合部材
24 埋め込み鋼板
25 主筋(材軸方向鋼材)
26 緊張材(材軸方向鋼材)
3 柱
31 柱梁接合部
Claims (3)
- 鉄骨または鋼管を備えた一対の柱と、梁本体がプレキャスト製で両端部が鉄骨造のコンクリート梁とが接合されてなる柱梁架構であって、
前記柱には、その表面から突設された柱梁接合部が形成されており、
前記コンクリート梁は、前記梁本体の主筋位置に配設された材軸方向鋼材と、前記梁本体の両端面に配設されたベースプレートを介して固定された接合部材とを備えており、
前記柱梁接合部は、前記接合部材と同形状の形鋼材で形成され、
前記梁本体の下部に配設された前記材軸方向鋼材は緊張材で、かつ、長期荷重時曲げモーメントの反曲点よりも梁端部側で前記ベースプレートに固定されていることを特徴とする、柱梁架構。 - 前記各ベースプレートには、前記コンクリート梁に埋設された埋め込み鋼板が固定され、前記埋め込み鋼板は複数のせん断補強筋に囲まれていることを特徴とする、請求項1に記載の柱梁架構。
- 前記接合部材はH形鋼材からなり、上下のフランジが前記材軸方向鋼材の高さ位置と近接した側面視で前記材軸方向鋼材と重なる高さ位置に配設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の柱梁架構。
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