JP6380732B2 - 固体酸化物型燃料電池装置 - Google Patents
固体酸化物型燃料電池装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6380732B2 JP6380732B2 JP2014058482A JP2014058482A JP6380732B2 JP 6380732 B2 JP6380732 B2 JP 6380732B2 JP 2014058482 A JP2014058482 A JP 2014058482A JP 2014058482 A JP2014058482 A JP 2014058482A JP 6380732 B2 JP6380732 B2 JP 6380732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- fuel
- gas
- reformer
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Description
起動工程の初期においてオフガス点火前及び点火時に改質器内へ空気を導入することは、POX反応に起因する炭素析出に関連して好ましくないが、本発明では、オフガス点火前から蒸発器への水供給を開始しているので、上述のように起動工程の初期に改質器内で局部的にPOX反応が生じて、これに起因して炭素析出しても、析出炭素を除去して改質器から排出させないようにすることができる。本発明では、むしろ起動工程における初期に改質器内に空気を導入することにより、オフガスへの着火性を改善することができるというメリットがある。
停止工程において、蒸発部へ供給された水は蒸発し、水供給ライン内に存在していた水も蒸発により消失してしまう。水供給ライン内に水がまったく存在しないと、再起動工程において水供給ラインへの多くの量の水供給が必要になり、水の供給遅れが発生するおそれがある。
そこで、本発明では、水供給ラインが上下方向に延びる導入部を介して蒸発部に接続されるように構成している。このように構成された本発明によれば、停止工程において、水供給ラインから供給された水、及び、蒸発部からの水蒸気が凝結した水を、導入部内及び蒸発部内に溜めた状態に保持して水の完全な消失を防止できるため、起動工程において水の供給遅れを回避することが可能となる。また、本発明では、オフガス点火後よりも点火前に水供給量を多くして、点火前に迅速に水供給ラインを充填し、点火後は少量の水を供給することにより、蒸発部から改質部への水蒸気の供給を確実且つタイミング良く実行可能としている。
このように構成された本発明によれば、起動工程のオフガス点火直後において、蒸発部の水蒸発能力が低い期間には水供給量を少なくすることにより、蒸発部の温度上昇を妨げることなく、蒸発部から確実に水蒸気を発生させて改質部へ供給させることが可能となり、水蒸気の供給遅れを無くし起動工程において改質部から析出炭素が排出されることを効率的に抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池(SOFC)を示す全体構成図である。この図1に示すように、本発明の一実施形態による固体酸化物型燃料電池(SOFC)1は、燃料電池モジュール2と、補機ユニット4を備えている。
また、この燃焼室18の上方には、燃料を改質する改質器20が配置され、前記残余ガスの燃焼熱によって改質器20を改質反応が可能な温度となるように加熱している。さらに、この改質器20の上方には、残余ガスの燃焼ガスにより発電用の空気を加熱し、発電用の空気を予熱する熱交換器である空気用熱交換器22が配置されている。
また、燃料電池モジュール2には、燃料ガスの供給量等を制御するための制御ボックス52が取り付けられている。
さらに、燃料電池モジュール2には、燃料電池モジュールにより発電された電力を外部に供給するための電力取出部(電力変換部)であるインバータ54が接続されている。
図2及び図3に示すように、燃料電池モジュール2のハウジング6内のケース8には、上述したように、下方から順に、燃料電池セル集合体12、改質器20、空気用熱交換器22が配置されている。
改質器導入管62は、改質器20の一端の側壁面から延びる円管であり、90゜屈曲されて概ね鉛直方向に延び、ケース8の上端面を貫通している。なお、改質器導入管62は、改質器20に水を導入する水導入管として機能している。また、改質器導入管62の上端には、T字管62aが接続されており、このT字管62aの概ね水平方向に延びる管の両側の端部には、燃料ガス及び純水を供給するための配管が夫々接続されている。水供給用配管63aはT字管62aの一方の側端から斜め上方に向けて延びている。燃料ガス供給用配管63bはT字管62aの他方の側端から水平方向に延びた後、U字型に屈曲され、水供給用配管63aと同様の方向に、概ね水平に延びている。
また、図2に示すように、燃料ガスと空気との燃焼を開始するための点火装置83が、燃焼室18に設けられている。
図4に示すように、燃料電池セルユニット16は、燃料電池セル84と、この燃料電池セル84の両端部にそれぞれ接続されたキャップである内側電極端子86とを備えている。
燃料電池セル84は、上下方向に延びる管状構造体であり、内部に燃料ガス流路88を形成する円筒形の内側電極層90と、円筒形の外側電極層92と、内側電極層90と外側電極層92との間にある電解質層94とを備えている。この内側電極層90は、燃料ガスが通過する燃料極であり、(−)極となり、一方、外側電極層92は、空気と接触する空気極であり、(+)極となっている。
図5に示すように、燃料電池セルスタック14は、16本の燃料電池セルユニット16を備え、これらの燃料電池セルユニット16は、8本ずつ2列に並べて配置されている。
各燃料電池セルユニット16は、下端側がセラミック製の長方形の下支持板68(図2)により支持され、上端側は、両端部の燃料電池セルユニット16が4本ずつ、概ね正方形の2枚の上支持板100により支持されている。これらの下支持板68及び上支持板100には、内側電極端子86が貫通可能な貫通穴がそれぞれ形成されている。
図6に示すように、固体酸化物型燃料電池1は、制御部110を備え、この制御部110には、使用者が操作するための「ON」や「OFF」等の操作ボタンを備えた操作装置112、発電出力値(ワット数)等の種々のデータを表示するための表示装置114、及び、異常状態のとき等に警報(ワーニング)を発する報知装置116が接続されている。
また、制御部110には、マイクロプロセッサ、メモリ、及びこれらを作動させるプログラム(以上、図示せず)が内蔵されており、これらにより、各センサからの入力信号に基づいて、補機ユニット4、インバータ54等が制御される。なお、この報知装置116は、遠隔地にある管理センタに接続され、この管理センタに異常状態を通知するようなものであっても良い。
先ず、可燃ガス検出センサ120は、ガス漏れを検知するためのもので、燃料電池モジュール2及び補機ユニット4に取り付けられている。
CO検出センサ122は、本来排気ガス通路80等を経て外部に排出される排気ガス中のCOが、燃料電池モジュール2及び補機ユニット4を覆う外部ハウジング(図示せず)へ漏れたかどうかを検知するためのものである。
貯湯状態検出センサ124は、図示しない給湯器におけるお湯の温度や水量を検知するためのものである。
発電用空気流量検出センサ128は、発電室10に供給される発電用空気の流量を検出するためのものである。
点火用空気流量センサ130は、改質器20に供給される点火用空気の流量を検出するためのものである。
燃料流量センサ132は、改質器20に供給される燃料ガスの流量を検出するためのものである。
水位センサ136は、純水タンク26の水位を検出するためのものである。
圧力センサ138は、改質器20の外部の上流側の圧力を検出するためのものである。
排気温度センサ140は、温水製造装置50に流入する排気ガスの温度を検出するためのものである。
燃焼室温度センサ144は、燃焼室18の温度を検出するためのものである。
排気ガス室温度センサ146は、排気ガス室78の排気ガスの温度を検出するためのものである。
改質器温度センサ148は、改質器20の温度を検出するためのものであり、改質器20の入口温度と出口温度から改質器20の温度を算出する。
外気温度センサ150は、固体酸化物型燃料電池(SOFC)が屋外に配置された場合、外気の温度を検出するためのものである。また、外気の湿度等を測定するセンサを設けるようにしても良い。
まず、燃料は、燃料ガス供給用配管63b、T字管62a、改質器導入管62を介して改質器20の蒸発部20aに導入されると共に、純水は、水供給用配管63a、T字管62a、改質器導入管62を介して蒸発部20aに導入される。従って、供給された燃料及び水はT字管62aにおいて合流され、改質器導入管62を通って蒸発部20aに導入される。発電運転中においては、蒸発部20aは高温に加熱されているため、蒸発部20aに導入された純水は、比較的速やかに蒸発され水蒸気となる。蒸発された水蒸気及び燃料は、混合部20b内で混合され、改質器20の改質部20cに流入する。水蒸気と共に改質部20cに導入された燃料は、ここで水蒸気改質され、水素を豊富に含む燃料ガスに改質される。改質部20cにおいて改質された燃料は、燃料ガス供給管64を通って下方に下り、分散室であるマニホールド66に流入する。
図7は、起動工程における燃料等の各供給量、及び各部の温度の一例を示すタイムチャートである。図8は、起動工程の初期段階における燃料等の各供給量のタイムチャートである。なお、図7及び図8の縦軸の目盛りは温度を示しており、燃料等の各供給量は、それらの増減を概略的に示したものである。
まず、図7の時刻t0において、発電用空気、点火用空気及び水の供給が開始される(プリパージ工程)。具体的には、コントローラである制御部110が、発電用の酸化剤ガス供給装置である発電用空気流量調整ユニット45に信号を送って、これを作動させる。上述したように、発電用空気は、発電用空気導入管74を介して燃料電池モジュール2内に導入され、空気用熱交換器22、発電用空気供給路77を経て発電室10内に流入する。また、制御部110は、点火用の酸化剤ガス供給装置である点火用空気流量調整ユニット44に信号を送って、これを作動させる。燃料電池モジュール2内に導入された点火用空気は、改質器20、マニホールド66を経て、各燃料電池セルユニット16の内部に流入し、その上端から流出する。また、制御部110は、水流量調整ユニット28に信号を送って、これを作動させる。水流量調整ユニット28から圧送される純水は、水供給用配管63aを通ってT字管62aに到達する。少なくとも時刻t0から所定時間(水充填期間:t0〜t1)の間に、水流量調整ユニット28からT字管62aまでの間の水供給用配管63aが水で充填されると共に、少量の水が蒸発部20a内に配置される。なお、時刻t0においては、まだ燃料が供給されていないため、改質器20内において改質反応は発生しない。本実施形態においては、図7及び図8の時刻t0において開始される発電用空気の供給量は約50L/minであり、点火用空気の供給量は約4.8L/minであり、水の供給量は2.5cc/minである。
また、時刻t1において水供給用配管63aが水で充填されると共に、少量の水が蒸発部20a内に配置されるため、制御部110は、水の供給量を2.06cc/minに低減する。これにより、点火工程中に少量の水が改質器20へ向けて供給され始める。
なお、本実施形態では、プリパージ工程及び点火工程中において、改質器20を介して点火用空気を燃料電池セルスタック14へ供給することにより、空気と混合されたオフガスを各燃料電池セルユニット16の上端から流出させている。予め第1ヒータ46で温められた点火用空気を適度な空燃比となるように燃料に混ぜ合わせることによって点火が容易になる。これは、燃料が着火し難い寒冷地等において、着火性を高めるために有効である。
CmHn+xO2 → aCO2+bCO+cH2 (1)
この部分酸化改質反応は発熱反応であるため、改質部20c内で部分酸化改質反応が発生すると、その周囲の温度が局部的に急上昇する。
したがって、燃焼工程において、オフガス燃焼熱による加熱に加えて、改質部20c内での局所的なPOX反応による温度上昇により、改質器20内の温度は徐々に上昇していく。
CmHn+xH2O → aCO2+bCO+cH2 (2)
なお、図7に示すタイムチャートでは、時刻t3における改質器温度は約250℃である。この改質器温度は、改質器温度センサ148(図6)により検出されている温度であり、改質部20cの平均的な温度である。実際には、時刻t3において、改質部20cは部分的には水蒸気改質反応を発生する温度に達している。
停止条件の設定例としては、例えば、燃料供給源30に設けられているマイコンメータに対応するために、定期的に停止時期を設定する場合である。即ち、一般に、燃料供給源30にはマイコンメータ(図示せず)が設けられており、このマイコンメータは、約1ヶ月の間に、燃料ガスの供給が完全に停止された状態が連続して1時間程度以上存在しない場合には、ガス漏れが発生していると判断し、燃料ガスの供給を遮断させるように構成されている。このため、一般に、固体酸化物型燃料電池1は、約1ヶ月に一度という高頻度で、1時間程度以上停止させるように設定される。
まず、図9の時刻t101において、制御部110が停止指令を受けるとシャットダウン停止回路110aのプログラムが起動され、シャットダウン停止回路110aは温度降下制御を実行する。この温度降下制御は、燃料電池セルスタック14からの電力の取り出しが完全に停止される前の第1の温度降下工程(時刻t101〜t102)と、電力の取り出しが停止された後の第2の温度降下工程(時刻t102〜t103)から構成されている。即ち、第1の温度降下工程である停止前処理においては、まず、燃料電池モジュール2による発電電力のインバータ54への出力が停止され、固体酸化物型燃料電池1の補機ユニット4を作動させるための微弱な電流(1A程度)の取り出しのみが継続される。このように、停止前処理中において、電力の取り出し量を制限し、微弱な電流を取り出しながら所定電力の発電を継続することにより、供給された燃料の一部が発電に使用されるため、発電に使用されずに残る余剰燃料の著しい増加が回避され、燃料電池モジュール2内の温度が低下される。
また、各燃料電池セルユニット16の空気極側に存在していた空気(及び燃料極側から噴出した燃料)は、空気極側の圧力(発電室10(図1)内の圧力)と大気圧との圧力差に基づいて、排気通路21b、空気用熱交換器22等を通って、燃料電池モジュール2の外部に排出される。従って、シャットダウン停止の後、各燃料電池セルユニット16の燃料極側及び空気極側の圧力は、自然に低下する。
なお、本明細書において、酸化下限温度とは、燃料極の酸化が発生し得る最低の温度である。本実施形態では、内側電極層90(燃料極)がニッケルを含んでおり、ニッケルの酸化下限温度は約350℃である。
即ち、本実施形態の固体酸化物型燃料電池1おいては、燃料/排気ガス通路は、シャットダウン停止後、燃料極の温度が酸化下限温度に低下するまで、燃料電池モジュール2内の空気極側の圧力を大気圧よりも高く維持すると共に、燃料極側の圧力を空気極側の圧力よりも高く維持するように構成されている。従って、燃料/排気ガス通路は、燃料極側の圧力が空気極側の圧力に近付くまでの時間を延長する機械的圧力保持手段として機能する。
シャットダウン停止回路110aは、燃料電池モジュール2内の温度を、通常起動が可能な温度(約90℃)まで低下させると(時刻t107)、空気冷却を停止する。
上述のように、停止工程において、時刻t106に燃料電池セルユニット16の強制冷却が実行されるため、燃料電池モジュール2内に点火用空気及び発電用空気が冷却用空気として導入される。また、起動工程において、プリパージ工程及び点火工程でも、点火用空気が導入される。このような点火用空気の導入により、改質器20内には空気が導入される。
したがって、SR起動方式を採用する固体酸化物型燃料電池において、仮に改質器への空気供給手段が無い場合であっても、停止工程中に改質器へ空気が入り込むことを回避することは困難である。
しかしながら、本実施形態では、オフガス点火前から蒸発部20aへの水供給が開始されているため、オフガス点火後に改質部20c内に燃料と空気のみが存在する期間が実質的に無く、水蒸気も同時に存在するため、POX反応の発生に起因する析出炭素を、水蒸気と反応させることによって効果的に除去することができる。
2 燃料電池モジュール
6 ハウジング
7 断熱材
8 ケース
12 燃料電池セル集合体
14 燃料電池セルスタック
16 燃料電池セルユニット
20 改質器
20c 改質部
20b 混合部
20a 蒸発部
26 純水タンク
28 水流量調整ユニット
44 点火用空気流量調整ユニット
45 発電用空気流量調整ユニット
62 改質器導入管
62a T字管
63a 水供給用配管
63b 燃料ガス供給用配管
83 点火装置
84 燃料電池セル
86 空気極
88 燃料ガス流路
90 内側電極層
92 外側電極層
94 電解質層
98 燃料ガス流路細管
110 制御部
Claims (5)
- 燃料電池モジュール内において、燃料電池セルに供給した燃料を前記燃料電池セルの上端部から流出させ、流出させたオフガスを燃焼させることにより改質器を加熱するオフガス燃焼セルバーナー方式の固体酸化物型燃料電池装置であって、
前記改質器は、燃料を改質するための触媒が配置された改質部と、前記改質部に近接するように配置された、水を気化させるための蒸発部とを備え、
起動工程において、前記改質器を介して燃料を前記燃料電池セルに供給し、且つ、点火装置を用いて前記燃料電池セルの上端部から流出する前記オフガスに点火して、前記オフガスの燃焼により前記改質部及び前記蒸発部を加熱するように制御を行う制御手段を更に備え、
前記制御手段は、前記起動工程において、前記オフガスへの点火前に、前記蒸発部への水供給を開始すると共に、前記オフガスへの点火後に前記改質器内へ改質用の空気を導入しないように制御を行うことを特徴とする固体酸化物型燃料電池装置。 - 前記制御手段は、前記起動工程における前記オフガスへの点火前から点火時にかけて前記改質器内に空気を導入すると共に、点火前に前記蒸発部への水供給を開始するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池装置。
- 前記改質器の蒸発部へ水を供給する水供給ラインは、上方から下方へ延びる導入部を備え、前記導入部の下端部分が前記蒸発部の入口に接続されており、
前記制御手段は、前記オフガスの点火後よりも点火前の方が水供給量が多くなるように、前記蒸発部への水供給を制御することを特徴とする請求項2に記載の固体酸化物型燃料電池装置。 - 前記制御手段は、前記オフガスの点火直後の水供給量が前記起動工程において最も少なくなるように水供給を制御することを特徴とする請求項3に記載の固体酸化物型燃料電池装置。
- 燃料電池モジュール内において、内部流路を備えた燃料電池セルに供給した燃料を前記燃料電池セルの上端部から流出させ、流出させたオフガスを燃焼させるオフガス燃焼セルバーナー方式の固体酸化物型燃料電池装置であって、
前記オフガスの燃焼によって加熱され、改質前の燃料及び水蒸気が供給される改質部と、
水を気化させ前記改質部へ水蒸気を供給する蒸発部と、
改質後の燃料が内部に供給され、上方に配置された前記燃料電池セルに改質後の燃料を流通させるマニホールドと、
前記改質部から前記マニホールドへと改質後の燃料を供給する燃料ガス供給管と、を備え、
さらに、起動工程において、前記改質部を介して燃料を前記燃料電池セルに供給し、且つ、点火装置を用いて前記燃料電池セルの上端部から流出する前記オフガスに点火して、燃焼させた前記オフガスにより前記改質部を加熱するように制御を行う制御手段を備え、
前記制御手段は、前記起動工程において、前記オフガスへの点火前に前記蒸発部への水供給を開始すると共に、前記オフガスへの点火後に前記改質部内へ改質用の空気を導入しないように制御を行うことを特徴とする固体酸化物型燃料電池装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014058482A JP6380732B2 (ja) | 2014-03-20 | 2014-03-20 | 固体酸化物型燃料電池装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014058482A JP6380732B2 (ja) | 2014-03-20 | 2014-03-20 | 固体酸化物型燃料電池装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015185263A JP2015185263A (ja) | 2015-10-22 |
JP2015185263A5 JP2015185263A5 (ja) | 2017-04-20 |
JP6380732B2 true JP6380732B2 (ja) | 2018-08-29 |
Family
ID=54351620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014058482A Expired - Fee Related JP6380732B2 (ja) | 2014-03-20 | 2014-03-20 | 固体酸化物型燃料電池装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6380732B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6970923B2 (ja) | 2017-04-21 | 2021-11-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 高温動作型燃料電池システム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5325403B2 (ja) * | 2007-08-29 | 2013-10-23 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 燃料電池システムの起動方法 |
JP5248194B2 (ja) * | 2008-05-20 | 2013-07-31 | 日本特殊陶業株式会社 | 固体酸化物形燃料電池およびその起動方法 |
JP6070923B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2017-02-01 | Toto株式会社 | 固体酸化物型燃料電池 |
JP5922435B2 (ja) * | 2012-02-24 | 2016-05-24 | 日本特殊陶業株式会社 | 燃料電池システム及びその制御方法 |
JP6206829B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2017-10-04 | Toto株式会社 | 固体酸化物型燃料電池 |
JP5327491B1 (ja) * | 2012-07-19 | 2013-10-30 | Toto株式会社 | 固体酸化物型燃料電池 |
-
2014
- 2014-03-20 JP JP2014058482A patent/JP6380732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015185263A (ja) | 2015-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5988037B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP5316830B1 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP5316829B1 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP6135842B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP2016033874A (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP2016181376A (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP6460320B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP2018170201A (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP6015939B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP2015069798A (ja) | 固体酸化物型燃料電池装置 | |
JP6380732B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池装置 | |
JP2016181375A (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP2015191833A (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP6183775B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP6229496B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP6989674B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP6218114B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池 | |
JP6172616B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP2018056047A (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP6460319B2 (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP2015127998A (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP2016181377A (ja) | 固体酸化物形燃料電池システム | |
JP2015127999A (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP2016033873A (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム | |
JP6183773B2 (ja) | 固体酸化物型燃料電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170317 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170317 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6380732 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |