JP6380514B2 - 自動ブレーキシステム - Google Patents

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Description

本発明は、自動ブレーキシステムに関し、特に障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキシステムに関する。
自動車等の車両においては、後退時などの走行時に自車両周囲の障害物に自車両が衝突する可能性がある場合に、ブレーキペダルの操作にかかわりなく自動的に自車両のブレーキ手段(自動ブレーキ装置)を作動させて、障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるようにした自動ブレーキシステムを備えたものが知られている。
障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるものではないが、例えば特許文献1には、自車両を後退させて駐車車両に隣接する駐車空間に並列駐車する際に、自車両の走行が障害物に阻害されている状態である場合、自車両の後輪が駐車車両の駐車空間奥側の車輪より通路側であれば障害物が車止めでないと判定してトルクを上げる制御を行い、自車両の後輪が駐車車両の駐車空間奥側の車輪より駐車空間奥側であれば障害物が車止めであると判定して自動ブレーキ装置を作動させて自車両を停車させる制御を行うものが開示されている。
特開2014−076696号公報
前記特許文献1では、自車両を後退させて駐車する際に自車両の走行が障害物に衝突して阻害されている状態において、障害物が車止めである場合には自動ブレーキ装置を作動させて自車両を停車させているが、車止めでない障害物である場合には障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させることが望まれる。
一方、障害物に自車両が衝突する可能性がある場合に自動ブレーキ装置を作動させて障害物に衝突する前に自車両を停車させる自動ブレーキシステムにおいて、障害物が車止めである場合に車止めに衝突する前に自車両を停車させると、その後に運転者は車止めに衝突する位置まで自車両を移動させることが必要となる。
また、車止めに衝突する前に自車両を停車させると、運転者は障害物である車止めを視認することができずに自車両が停車した原因がわからないこともあることから、車止めによって自車両が停車したことを運転者に報知することが望まれる。
そこで、本発明は、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる自動ブレーキシステムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、自車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、運転者によるブレーキペダルの非操作時に前記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキ制御手段とを備えた自動ブレーキシステムであって、前記障害物検出手段によって検出された障害物が車止めであるか否かを判定する車止め判定手段を備え、前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させるとともに、自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に前記第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは前記第2所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、前記車止め判定手段によって障害物が車止めでないと判定される場合に比して、前記ブレーキ手段の作動を開始する作動開始タイミングを遅らせることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記障害物検出手段は、自車両周囲の障害物を検出すると共に障害物の自車両からの距離と高さとを検出し、前記車止め判定手段は、前記障害物検出手段によって検出された障害物の高さが所定高さより低い場合に障害物が車止めであると判定することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記障害物検出手段は、自車両のリヤバンパに設置されて自車両後方の障害物を検出すると共に障害物の自車両のリヤバンパからの距離と高さとを検出し、前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めでないと判定される場合、前記障害物検出手段によって検出される障害物の自車両のリヤバンパからの距離に基づいて障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させ、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、前記障害物検出手段によって検出される障害物の自車両のリヤバンパからの距離及び自車両のリヤバンパと後輪との距離に基づいて車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、自車両後方の障害物を検出する障害物検出手段と、後退時における運転者によるブレーキペダルの非操作時に前記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキ制御手段とを備えた自動ブレーキシステムであって、前記障害物検出手段によって検出された障害物が車止めであるか否かを判定する車止め判定手段を備え、前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させるとともに、自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に前記第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは前記第2所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、自車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、運転者によるブレーキペダルの非操作時に前記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突するまでの距離が所定距離になるときに自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキ制御手段とを備えた自動ブレーキシステムであって、前記障害物検出手段によって検出された障害物が車止めであるか否かを判定する車止め判定手段を備え、前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、前記車止め判定手段によって障害物が車止めでないと判定される場合に比して前記所定距離を短く設定し、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させるとともに、自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に前記第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは前記第2所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、自車両周囲の障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキシステムは、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させる。
これにより、障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物が車止めであると判定される場合には車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させることができるので、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる。
また、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させて自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときにブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは第2所定時間が経過したときにブレーキ手段の作動を解除させることにより、運転者がアクセルペダルの操作を行って車止めを乗り越えようとする意図を有する場合、運転者の意図に追従して車止めを乗り越えさせることができ、前記効果をより有効に奏することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、障害物が車止めであると判定される場合、障害物が車止めでないと判定される場合に比して、ブレーキ手段の作動を開始する作動開始タイミングを遅らせることにより、ブレーキ手段の作動開始タイミングの変更のみによって車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させることができ、前記効果を有効に得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、障害物の高さが所定高さより低い場合に障害物が車止めであると判定することにより、比較的容易に障害物が車止めであるか否かの判定を行うことができ、前記効果を有効に得ることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、障害物が車止めでないと判定される場合には、障害物の自車両のリヤバンパからの距離に基づいて障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させ、障害物が車止めであると判定される場合には、障害物の自車両のリヤバンパからの距離及び自車両のリヤバンパと後輪との距離に基づいて車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させることにより、前記効果を具体的に実現することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、後退時に自車両後方の障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキシステムは、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させる。
これにより、後退時に障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物が車止めである場合には車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させることができるので、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる。
また、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させて自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときにブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは第2所定時間が経過したときにブレーキ手段の作動を解除させることにより、運転者がアクセルペダルの操作を行って車止めを乗り越えようとする意図を有する場合、運転者の意図に追従して車止めを乗り越えさせることができ、前記効果をより有効に奏することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、自車両周囲の障害物に自車両が衝突するまでの距離が所定距離になるときに自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキシステムは、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物が車止めであると判定される場合、車止めでないと判定される場合に比して前記所定距離を短く設定し、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させる。
これにより、障害物が車止めでないと判定される場合には前記所定距離をゼロより大きい距離に設定し、障害物が車止めであると判定される場合には前記所定距離をゼロからマイナス数cm程度のマイナス値の距離に設定することで、障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物が車止めであると判定される場合には車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させることができるので、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる。
また、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ手段を作動させて自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときにブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは第2所定時間が経過したときにブレーキ手段の作動を解除させることにより、運転者がアクセルペダルの操作を行って車止めを乗り越えようとする意図を有する場合、運転者の意図に追従して車止めを乗り越えさせることができ、前記効果をより有効に奏することができる。

本発明の第1実施形態に係る自動ブレーキシステムの構成を示す図である。 障害物検出センサの配置を示す図である。 自車両後方の走行路内の障害物の検出範囲を示す図である。 自車両を停車させる停車位置を説明するための説明図である。 自動ブレーキシステムの制御を説明するためのタイムチャートである。 自動ブレーキシステムの制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る自動ブレーキシステムの制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動ブレーキシステムの構成を示す図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る自動ブレーキシステム1は、運転者の操作により選択された自動変速機のレンジであるシフトレバーのレンジ、すなわちP(駐車)レンジ、R(後退走行)レンジ、N(中立)レンジ又はD(前進走行)レンジを検出するレンジセンサ2と、自車両の車速を検出する車速センサ3と、自車両の操舵角度を検出する舵角センサ4と、自車両周囲の障害物を検出する障害物検出センサ5と、運転者によるアクセルペダルの踏込量を検出するアクセルペダルセンサ6と、運転者によるブレーキペダルの踏込量を検出するブレーキペダルセンサ7とを備えている。
図2は、障害物検出センサの配置を示す図である。図2に示すように、障害物検出センサ5は、自車両20の前方に配置されて自車両前方の障害物を検出する前方障害物検出センサ11と、自車両20の後方に配置されて自車両後方の障害物を検出する後方障害物検出センサ16とから構成されている。
前方障害物検出センサ11は、自車両20の前輪より車体前方に配置されて車体の前端部分を構成するフロントバンパ21に設置され、車体前部中央側に配置されて自車両20の前部周辺の障害物を検出するフロントセンサ12と、車体右前コーナー部に配置されて自車両20の右前コーナー部周辺の障害物を検出する右フロントコーナーセンサ13と、車体左前コーナー部に配置されて自車両20の左前コーナー部周辺の障害物を検出する左フロントコーナーセンサ14とを備えている。
前方障害物検出センサ11は、フロントセンサ12、右フロントコーナーセンサ13及び左フロントコーナーセンサ14によって自車両前方の障害物を検出すると共に障害物の自車両20、具体的にはフロントバンパ21の前端部分からの距離と路面からの高さとを検出するようになっている。
後方障害物検出センサ16は、自車両20の後輪より車体後方に配置されて車体の後端部分を構成するリヤバンパ22に設置され、車体後部中央側に配置されて自車両20の後部周辺の障害物を検出するバックセンサ17と、車体右後コーナー部に配置されて自車両20の右後コーナー部周辺の障害物を検出する右リヤコーナーセンサ18と、車体左後コーナー部に配置されて自車両20の左後コーナー部周辺の障害物を検出する左リヤコーナーセンサ19とを備えている。
後方障害物検出センサ16は、バックセンサ17、右リヤコーナーセンサ18及び左リヤコーナーセンサ19によって自車両後方の障害物を検出すると共に障害物の自車両20、具体的にはリヤバンパ22の後端部分からの距離と路面からの高さとを検出するようになっている。
障害物検出センサ5として、超音波センサやレーダーセンサなどを用いることができ、自車両前方の画像を撮像するCCDカメラなどのフロントカメラや自車両後方の画像を撮像するCCDカメラなどのバックカメラなどを用いることも可能である。また、超音波センサ、レーダーセンサ及びCCDカメラなどを組み合わせて用いることも可能である。
図3は、自車両後方の走行路内の障害物の検出範囲を示す図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、自動ブレーキシステム1では、後方障害物検出センサ16によって自車両後方の走行路25内の障害物を検出する検出範囲A1が設定され、前記検出範囲A1は、後退時に自車両20が走行する自車両後方の走行路25内において自車両20からの距離、具体的にはリヤバンパ22の後端部分からの距離が10mなどの所定距離L1までの障害物を検出するように、且つ路面26からの高さが路面26の段差などより高い3cmなどの第1所定高さH1から自車両20の上端部分より高い2mなどの第2所定高さH2までの障害物を検出するように設定されている。
また、前方障害物検出センサ11によって自車両前方の走行路内の障害物を検出する検出範囲が設定され、前記検出範囲は、前進時に自車両20が走行する自車両前方の走行路内において自車両20からの距離、具体的にはフロントバンパ21の前端部分からの距離が10mなどの所定距離までの障害物を検出するように、且つ路面26からの高さが路面26の段差などより高い3cmなどの第1所定高さH1から自車両20の上端部分より高い2mなどの第2所定高さH2までの障害物を検出するように設定されている。
自動ブレーキシステム1では、自車両前方及び自車両後方の走行路25は、シフトレバーのレンジ、車速及び操舵角度に基づいて予測され、自車両前方の走行路内の障害物の検出範囲及び自車両後方の走行路25内の障害物の検出範囲A1に障害物が存在する場合に障害物が検出されるようになっている。
自動ブレーキシステム1はまた、運転者によるブレーキペダルの操作時にブレーキペダルの踏込量に応じて所定のブレーキ圧が供給されて自車両に制動力を発生させるブレーキ手段としてのブレーキ装置8を備えている。ブレーキ装置8はまた、運転者によるブレーキペダルの非操作時に自車両周囲の障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、自動的に第1ブレーキ圧(自動ブレーキ圧)が供給されて自車両に第1制動力を発生させて自車両を停車させるようになっている。自車両に第1制動力を発生させるように供給される第1ブレーキ圧として、好ましくは運転者によるブレーキペダルの最大踏込量に対応するブレーキ圧が設定される。
自動ブレーキシステム1には、ブレーキ装置8の作動などを含む自車両に関係する構成を総合的に制御するコントロールユニット10が備えられている。コントロールユニット10には、レンジセンサ2、車速センサ3、舵角センサ4、障害物検出センサ5、アクセルペダルセンサ6、ブレーキペダルセンサ7などからの信号が入力され、コントロールユニット10は、これらの信号などに基づいてブレーキ装置8の作動などの各種制御を行うようになっている。なお、コントロールユニット10は、マイクロコンピュータを主要部として構成されている。
コントロールユニット10は、後退時に自車両後方の走行路内において検出範囲に障害物が検出されると、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物の路面からの高さが、図3(b)に示すように、リヤバンパ22の下端部分より低い路面26から15cmなどの車止め判定所定高さH3より低い場合に障害物が車止めであると判定し、車止め判定所定高さH3以上である場合に障害物が車止めでないと判定する。このように、障害物の高さが所定高さより低い場合に障害物が車止めであると判定することにより、比較的容易に障害物が車止めであるか否かの判定を行うことができる。
コントロールユニット10はまた、後退時における運転者によるブレーキペダルの非操作時に、自車両後方の障害物の自車両のリヤバンパからの距離及び自車両の車速に基づいて、自車両後方の障害物に自車両が衝突する可能性があるか否かを判定する。
コントロールユニット10には、車速に応じて自車両後方の障害物に自車両が衝突する可能性があると判定する衝突判定距離が予め設定されて記憶され、衝突判定距離は、自車両20の車速が大きくなるにつれて大きくなるように設定されている。そして、コントロールユニット10では、障害物の自車両のリヤバンパからの距離が衝突判定距離以下になると、障害物に自車両が衝突する可能性があると判定する。なお、衝突判定距離は、後述する障害物が車止めでないと判定される場合に自車両を停車させるときの障害物の自車両からの距離である第1所定距離L11と制動距離との和である距離に設定されている。
コントロールユニット10はまた、後退時における運転者によるブレーキペダルの非操作時に障害物に自車両が衝突する可能性があると判定される場合に自動的にブレーキ装置8を作動させて自車両を停車させる停車位置を算出する。
図4は、自車両を停車させる停車位置を説明するための説明図である。コントロールユニット10は、後退時に静止した自車両後方の障害物に接近する場合、図4(a)の二点鎖線で示すように、障害物30が車止めでないと判定される場合には障害物30に自車両20のリヤバンパ22が衝突するまでの距離が50cmなどのゼロより大きい第1所定距離L11となる第1停車位置を算出し、図4(b)の二点鎖線で示すように、障害物30が車止めであると判定される場合には障害物30に自車両20の後輪24が衝突するまでの距離が第1所定距離L11より小さいゼロである第2所定距離L12となる第2停車位置を算出する。なお、第2所定距離L12として、ゼロからマイナス数cm程度のマイナス値の距離に適宜設定することができる。
そして、運転者によるブレーキペダルの非操作時に障害物30に自車両20が衝突する可能性がある場合、障害物30が車止めでないと判定される場合には障害物30の自車両20のリヤバンパ22からの距離L10に基づいて第1停車位置に障害物30に自車両20のリヤバンパ22が衝突する前に自車両20を停車させるように自動的にブレーキ装置8を作動させ、障害物30が車止めであると判定される場合には障害物30の自車両20のリヤバンパ22からの距離L10及び自車両20のリヤバンパ22と後輪24との距離L2に基づいて第2停車位置に車止めに自車両20の後輪24が衝突した後に自車両20を停車させるように自動的にブレーキ装置8を作動させる。コントロールユニット10には、自車両20のリヤバンパ22と自車両20の後輪24との距離が予め記憶されている。
図5は、自動ブレーキシステムの制御を説明するためのタイムチャートである。コントロールユニット10は、ブレーキペダルの非操作時に、図5の破線で示すように、後退時に自車両後方の走行路内に静止した車止めでない障害物が存在する場合、障害物に自車両が衝突するまでの距離L10が所定距離L1である時間t1で障害物が検出され、衝突判定距離となる時間t2で自動的にブレーキ装置8を作動させる自動ブレーキ制御を行い、時刻t3で障害物に自車両が衝突する前に障害物に自車両が衝突するまでの距離がゼロより大きい第1所定距離L11となる第1停車位置に自車両を停車させる。
一方、図5の実線で示すように、後退時に自車両後方の走行路内に静止した車止めである障害物が存在する場合、障害物に自車両が衝突するまでの距離(L10+L2)が所定距離(L1+L2)である時間t1で障害物が検出され、衝突判定距離となる時間t2よりブレーキ装置8の作動開始タイミングを遅らせた時間t4で自動的にブレーキ装置8を作動させる自動ブレーキ制御を行い、時刻t5で障害物に自車両が衝突した後に障害物に自車両が衝突するまでの距離がゼロである第2所定距離L12となる第2停車位置に自車両を停車させる。
本実施形態では、障害物が車止めであると判定される場合には車止めである障害物に自車両の後輪を衝突させる一方、障害物が車止めでないと判定される場合には障害物に自車両のリヤバンパを衝突させないように制御され、自車両を停車させる停車位置は、障害物が車止めであると判定される場合には、障害物が車止めでないと判定される場合に比して障害物に衝突するまでの距離が短く設定されている。
自動ブレーキシステム1では、障害物が車止めでないと判定される場合には障害物の自車両のリヤバンパからの距離L10に基づいて障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように障害物の自車両からの距離L10が第1所定距離L11と制動距離L10´との和である距離(L10´+L11)となる時間t2でブレーキ装置8に第1ブレーキ圧P1を供給して自動的にブレーキ装置8を作動させ、障害物が車止めであると判定される場合には障害物の自車両のリヤバンパからの距離L10及び自車両のリヤバンパと後輪との距離L2に基づいて車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるように障害物の自車両からの距離L10が制動距離L10´とゼロである第2所定距離L12との和から自車両のリヤバンパと後輪との距離L2を減じた距離(L10´+L12−L2)となる時間t4で自動的にブレーキ装置8を作動させ、障害物が車止めであると判定される場合には、障害物が車止めでないと判定される場合に比してブレーキ装置8の作動開始タイミングを遅らせる。コントロールユニット10には、自車両の車速に応じた制動距離L10´が予め設定されて記憶されている。
図6は、自動ブレーキシステムの制御を示すフローチャートである。図6に示すように、後退時に運転者によるブレーキペダルの非操作時に自車両後方の障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的にブレーキ装置8を作動させる自動ブレーキシステム1の制御動作は、コントロールユニット10によって実行される。
コントロールユニット10には、各種信号が読み込まれ、シフトレバーのレンジ、自車両の車速、自車両の操舵角度、障害物の自車両からの距離及び高さ、アクセルペダルの踏込量、ブレーキペダルの踏込量などが読み込まれる。そして、後退時であるか否かが判定される(ステップS1)。シフトレバーのレンジ及び自車両の車速に基づいて後退時であるか否かが判定される。
ステップS1での判定結果がノー(NO)の場合、ステップS1が繰り返されるが、ステップS1での判定結果がイエス(YES)の場合、自車両走行路内に障害物が検出されたか否かが判定される(ステップS2)。自車両の車速及び操舵角度に基づいて予測される自車両後方の走行路内に障害物が検出されたか否かが判定される。
ステップS2での判定結果がノーの場合、ステップS1〜S2が繰り返されるが、ステップS2での判定結果がイエスの場合、障害物が車止めであるか否かが判定され(ステップS3)、障害物の路面からの高さが車止め判定所定高さより低いか否かが判定される。ステップS3での判定結果がイエスの場合、障害物が車止めであるときの自車両の停車位置(第2停車位置)が算出され(ステップS4)、ステップS3での判定結果がノーの場合、障害物が車止めでないときの自車両の停車位置(第1停車位置)が算出される(ステップS5)。
そして、ブレーキペダルの踏込量に基づいてブレーキペダルの非操作時であるか否かが判定される(ステップS6)。ステップS6での判定結果がノーの場合、ステップS1〜S6が繰り返されるが、ステップS6での判定結果がイエスの場合、自車両後方の障害物に自車両が衝突する可能性があるか否かが判定される(ステップS7)。障害物の自車両のリヤバンパからの距離が衝突判定距離以下であるか否かが判定される。
ステップS7での判定結果がノーの場合、ステップS1〜S7が繰り返されるが、ステップS7での判定結果がイエスの場合、障害物が車止めであると判定されている場合には自車両の第2停車位置に、車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ装置8に第1ブレーキ圧P1を供給して自動的にブレーキ装置8を作動させる自動ブレーキ制御を行い、障害物が車止めでないと判定されている場合には自車両の第1停車位置に、障害物に自車両のリヤバンパが衝突する前に自車両を停車させるようにブレーキ装置8に第1ブレーキ圧P1を供給して自動的にブレーキ装置8を作動させる自動ブレーキ制御を行う(ステップS8)。
そして、自車両が停車したか否かが判定され(ステップS9)、ステップS9での判定結果がイエスになると、自車両の停車後に3秒などの所定時間が経過したか否かが判定される(ステップS10)。ステップS10での判定結果がイエスになると、自動ブレーキ制御を終了してブレーキ装置8の作動を解除する。
このように、自動ブレーキシステム1では、後退時にブレーキペダルの非操作時に自車両後方の障害物に衝突する可能性がある場合、障害物が車止めでないと判定される場合には障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように、障害物が車止めであると判定される場合には車止めに自車両が衝突した後に自車両を停車させるように自動的にブレーキ装置8を作動させる。
本実施形態では、自車両の後退時に静止した自車両後方の障害物に接近する場合について衝突判定距離に基づいて自動ブレーキ制御などの制御を行っているが、自車両の後退時に移動する自車両後方の障害物に接近する場合についても同様に衝突判定距離に基づいて自動ブレーキ制御などの制御が行われる。
自動ブレーキシステム1では、前進時についても後退時と同様に、前進時に自車両前方の障害物に衝突する可能性がある場合、障害物が車止めでないと判定される場合には障害物に自車両、具体的にはフロントバンパが衝突する前に自車両を停車させるように、障害物が車止めであると判定される場合には車止めに自車両、具体的には前輪が衝突した後に自車両を停車させるように自動的にブレーキ装置8を作動させる。
このように、本実施形態に係る自動ブレーキシステム1では、自車両周囲の障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ装置8を作動させ、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ装置8を作動させる。
これにより、障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物が車止めであると判定される場合には車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させることができるので、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる。
また、自動ブレーキシステム1は、後退時に自車両後方の障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ装置8を作動させ、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ装置を作動させる。
これにより、後退時に障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物が車止めである場合には車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させることができるので、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる。
また、障害物が車止めであると判定される場合、障害物が車止めでないと判定される場合に比して、ブレーキ装置8の作動を開始する作動開始タイミングを遅らせることにより、ブレーキ装置8の作動開始タイミングの変更のみによって車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させることがでる。
また、自動ブレーキシステム1は、自車両周囲の障害物に自車両が衝突するまでの距離が所定距離になるときに自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ装置8を作動させ、障害物が車止めであるか否かを判定し、障害物が車止めであると判定される場合、車止めでないと判定される場合に比して前記所定距離を短く設定し、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように自動的にブレーキ装置8を作動させる。
これにより、障害物が車止めでないと判定される場合には前記所定距離をゼロより大きい距離に設定し、障害物が車止めであると判定される場合には前記所定距離をゼロからマイナス数cm程度のマイナス値の距離に設定することで、障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物が車止めであると判定される場合には車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させることができるので、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することができる。
前述した第1実施形態では、自車両の停車後に所定時間が経過したときに自動ブレーキ制御を終了してブレーキ装置8の作動を解除しているが、ブレーキ装置8の作動を解除する前に運転者が車止めを乗り越えようとする意図を有してアクセルペダルを操作している場合、運転者の意図に応じてブレーキ装置8の作動の解除を早めることも可能である。
図7は、本発明の第2実施形態に係る自動ブレーキシステムの制御を示すフローチャートである。本発明の第2実施形態に係る自動ブレーキシステムは、第1実施形態に係る自動ブレーキシステム1と同様の構成を備え、自車両の停車後にブレーキ装置8の作動を解除する作動解除タイミングが異なること以外は同様であるので、第1実施形態に係る自動ブレーキシステム1と異なる部分についてのみ説明する。
図7に示すように、第2実施形態に係る自動ブレーキシステムにおいても、ステップS9での判定結果がイエスの場合、自車両の停車後に3秒などの第1所定時間が経過したか否かが判定され(ステップS23)、ステップS23での判定結果がイエスになると、自動ブレーキ制御を終了してブレーキ装置8の作動を解除するが(ステップS11)、本実施形態では、ステップS9での判定結果がイエスになると、自車両の停車後に第1所定時間より短い2秒などの第2所定時間が経過したか否かが判定され(ステップS21)、ステップS21での判定結果がイエスになると、障害物が車止めであると判定されている場合、第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているか否かが判定される(ステップS22)。
ステップS22での判定結果がイエスの場合、車止めの高さが低く運転者が車止めを乗り越えようとする位置を有するものとして、自車両の停車後に第2所定時間が経過したときに、自動ブレーキ制御を終了してブレーキ装置8の作動を解除する(ステップS11)。
一方、ステップS22での判定結果がノーの場合には、自車両の停車後に第1所定時間が経過したか否かが判定され(ステップS23)、ステップS23での判定結果がイエスになると、自動ブレーキ制御を終了してブレーキ装置8の作動を解除する(ステップS22)。
このように、本実施形態に係る自動ブレーキシステムは、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるようにブレーキ装置8を作動させて自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときにブレーキ装置8の作動を解除させ、自車両が停車した後に第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは第2所定時間が経過したときにブレーキ装置8の作動を解除させることにより、運転者がアクセルペダルの操作を行って車止めを乗り越えようとする意図を有する場合、運転者の意図に追従して車止めを乗り越えさせることができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明に係る自動ブレーキシステムによれば、車止めでない障害物に衝突することを防止しつつ、車止めに自車両が衝突する前に自車両が停車することを防止して自車両が車止めとの衝突によって停車したことを運転者に報知することが可能となるから、車両の安全技術の分野において好適に利用される可能性がある。
1 自動ブレーキシステム
5 障害物検出センサ
8 ブレーキ装置
10 コントロールユニット
11 前方障害物検出センサ
16 後方障害物検出センサ
20 自車両
21 フロントバンパ
22 リヤバンパ
24 後輪
30 障害物

Claims (6)

  1. 自車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、運転者によるブレーキペダルの非操作時に前記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキ制御手段とを備えた自動ブレーキシステムであって、
    前記障害物検出手段によって検出された障害物が車止めであるか否かを判定する車止め判定手段を備え、
    前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させるとともに、自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に前記第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは前記第2所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させる、
    ことを特徴とする自動ブレーキシステム。
  2. 前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、前記車止め判定手段によって障害物が車止めでないと判定される場合に比して、前記ブレーキ手段の作動を開始する作動開始タイミングを遅らせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動ブレーキシステム。
  3. 前記障害物検出手段は、自車両周囲の障害物を検出すると共に障害物の自車両からの距離と高さとを検出し、
    前記車止め判定手段は、前記障害物検出手段によって検出された障害物の高さが所定高さより低い場合に障害物が車止めであると判定する、
    ことを特徴する請求項1又は請求項2に記載の自動ブレーキシステム。
  4. 前記障害物検出手段は、自車両のリヤバンパに設置されて自車両後方の障害物を検出すると共に障害物の自車両のリヤバンパからの距離と高さとを検出し、
    前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めでないと判定される場合、前記障害物検出手段によって検出される障害物の自車両のリヤバンパからの距離に基づいて障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させ、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、前記障害物検出手段によって検出される障害物の自車両のリヤバンパからの距離及び自車両のリヤバンパと後輪との距離に基づいて車止めに自車両の後輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の自動ブレーキシステム。
  5. 自車両後方の障害物を検出する障害物検出手段と、後退時における運転者によるブレーキペダルの非操作時に前記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突する前に自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキ制御手段とを備えた自動ブレーキシステムであって、
    前記障害物検出手段によって検出された障害物が車止めであるか否かを判定する車止め判定手段を備え、
    前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させるとともに、自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に前記第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは前記第2所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させる、
    ことを特徴とする自動ブレーキシステム。
  6. 自車両周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、運転者によるブレーキペダルの非操作時に前記障害物検出手段によって検出された障害物に自車両が衝突する可能性がある場合、障害物に自車両が衝突するまでの距離が所定距離になるときに自車両を停車させるように自動的に自車両のブレーキ手段を作動させる自動ブレーキ制御手段とを備えた自動ブレーキシステムであって、
    前記障害物検出手段によって検出された障害物が車止めであるか否かを判定する車止め判定手段を備え、
    前記自動ブレーキ制御手段は、前記車止め判定手段によって障害物が車止めであると判定される場合、前記車止め判定手段によって障害物が車止めでないと判定される場合に比して前記所定距離を短く設定し、車止めに自車両の車輪が衝突した後に自車両を停車させるように前記ブレーキ手段を作動させるとともに、自車両が停車した後に第1所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させ、自車両が停車した後に前記第1所定時間より短い第2所定時間が経過したときにアクセルペダルの操作が行われているときは前記第2所定時間が経過したときに前記ブレーキ手段の作動を解除させる、
    ことを特徴とする自動ブレーキシステム。
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