JP6380117B2 - 乗物用シートの結合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載されるシートに関し、特にシートに設けられた結合装置に関する。
ワゴンタイプの車両では、車両内の後方のシートを、帯状のストラップによって保持して車両内壁面に沿って格納可能としたスペースアップシートが採用されている。このようなスペースアップシートでは、一端がシートに結合されたストラップの他端に雄型コネクタが結合され、この雄型コネクタを車両内壁面に固定された雌型コネクタに結合することによりスペースアップシートを格納状態に保持可能としている。また、スペースアップシートを着座状態とするときは、雄型コネクタをスペースアップシートの外表面に設けられた第2の雌型コネクタに結合することによって、ストラップの他端がどこにも保持されずに自由に動きまわらないようにしている。このようなスペースアップシートの結合装置が下記特許文献1に開示されている。
特開2008−290649号公報
雄型コネクタと雌型コネクタは結合状態が容易に解除されないように、雄型コネクタ内に設けられた係合部材と雌型コネクタ内に設けられた被係合部材とは容易に係合を解除されないように係合可能とされている。そのため、係合部材と被係合部材との係合を解除するためには強い解除操作力が必要となり、雄型コネクタと雌型コネクタの結合解除の際の操作性が悪かった。
このような問題に鑑み本発明の課題は、係合部材と被係合部材とを係合させることによって両部材を結合する結合装置において、係合状態における両部材の係合深さは維持しながら、両部材の係合を解除する力と両部材の結合を解除する方向へ動かす力との合成によって両部材の係合を解除することにより、両部材が容易に係合を解除されないようにしながら、比較的弱い操作力で係合を解除可能として、両部材の結合解除の際の操作性を改善することにある。
第1発明は、互いに係合することにより互いに結合状態とされる係合部材と被係合部材とを備え、前記両部材の少なくとも一方を、前記両部材の係合を解除する方向に、前記両部材の係合領域を超えて相対移動することにより、前記両部材の係合を解除して、前記両部材を結合解除方向に相対移動可能とされた乗物用シートの結合装置であって、前記被係合部材には、前記係合部材との結合状態において前記両部材を結合解除方向に相対移動したとき、前記両部材を同方向で当接させて、その当接力を受けて、前記両部材の少なくとも一方を、前記両部材の係合を解除する方向に移動する力を分力として発生させる傾斜面を備え、該傾斜面は、前記両部材の少なくとも一方を、前記両部材の係合を解除する方向に、係合領域内で所定範囲を超えて相対移動した状態で、前記両部材を結合解除方向に相対移動したとき、前記係合部材が当接する領域に設けられている。
第1発明によれば、両部材を、その係合を解除する方向に所定範囲を超えるところまで操作し、その後、両部材を結合解除方向に相対移動する操作を行うことによって、傾斜面を通じた両部材の当接による分力によって両部材を係合解除方向に追加して相対移動させることができる。従って、両部材の係合を解除する力は小さくても、同時に両部材の結合を解除する方向へ相対移動することによって、両部材の結合を解除することができる。一方、両部材の係合を解除する方向に所定範囲を超えるところまでの力が意に反して加わったとしても、同時に両部材を、その結合を解除する方向へ移動する操作が伴わない限り、両部材の係合は解除されないため、意に反して比較的弱い力で両部材の係合が解除されてしまう問題は抑制することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記両部材の係合状態において前記両部材を結合解除方向に相対移動させたとき、同方向で互いに当接される前記両部材の係合面は、前記両部材の係合を解除する方向への相対移動を抑制するように傾斜して形成されている。
第2発明によれば、両部材を、その結合状態を解除する方向へ相対移動すると、両部材の係合面は、その傾斜によって係合状態が解除され難くされている。そのため、両部材の係合を解除する方向に両部材を相対移動させる操作を行った後に、両部材の結合を解除する方向に移動する操作を行ったときには上述のとおり比較的弱い力で両部材の結合を解除することができるのに対し、その操作手順と違う操作を行った場合には、容易に解除できないようにすることができる。即ち、両部材の係合を解除する方向に両部材を相対移動させる操作を行う前に、両部材の結合を解除する方向に移動する操作を行うと、両部材の係合面の傾斜によって係合解除の操作は大きな操作力が必要となる。従って、上述の予め決められた手順に従って両部材を操作すれば比較的弱い操作力で両部材の結合を解除することができるのに対し、その手順以外の操作を行った場合は強い操作力で操作しない限り両部材の係合を解除することはできない。その結果、比較的弱い力で両部材の結合解除操作を可能とすると同時に、意に反した両部材の結合解除を抑制することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記係合部材は、互いに雄雌嵌合する雄型コネクタ又は雌型コネクタのいずれか一方に設けられ、前記被係合部材は前記雄型コネクタ又は雌型コネクタのいずれか他方に設けられ、しかも前記係合部材又は被係合部材のいずれか一方は前記雄型コネクタの周囲の一部に設けられ、前記雄型コネクタを外周側から圧縮する操作を行うことによって前記係合部材又は被係合部材のいずれか一方は係合解除方向に移動される。
第3発明によれば、雄型コネクタを外周側から圧縮操作して雌型コネクタから引き離すように引くことによって両部材の係合を解除して結合状態を解除することができる。従って、操作が自然な操作となり操作性が良い。
第4発明は、上記第3発明において、紐状のストラップに保持されて乗物の室内壁に沿って格納可能とされたスペースアップシートを備え、前記雄型コネクタは、一端が前記スペースアップシートに結合された前記ストラップの他端に結合され、前記雌型コネクタは、前記雄型コネクタと結合されることによって、前記スペースアップシートを前記室内壁に沿って格納した状態に保持するように前記室内壁に設けられ、また、前記スペースアップシートが着座状態とされるとき、前記雄型コネクタを結合させるように前記スペースアップシート上に第2の雌型コネクタを備え、前記雌型コネクタ又は前記第2の雌型コネクタの少なくともどちらか一方、若しくは雄型コネクタの被係合部材に前記傾斜面が備えられている。
第4発明によれば、スペースアップシートを着座状態と格納状態との間で移動する際の雄型コネクタにおける係合を解除する操作の操作性を良くすることができる。
本発明の第1実施形態の斜視図である。 第1実施形態における雄型コネクタ及び第2の雌型コネクタの拡大部分断面説明図である。 第1実施形態における雄型コネクタの第2の雌型コネクタへの結合操作説明図である。 第1実施形態における係合部材及び被係合部材の拡大説明図であり、係合状態を示す。 第1実施形態における係合部材及び被係合部材の拡大説明図であり、係合解除操作状態を示す。 本発明の第2実施形態における係合部材及び被係合部材の拡大説明図であり、係合状態を示す。 第2実施形態における係合部材及び被係合部材の拡大説明図であり、係合解除操作状態を示す。 第1実施形態における被係合部材の傾斜面で発生する力を説明する説明図である。
図1は、本発明の第1実施形態を示す。この実施形態は、ワゴンタイプの車両の室内壁Bに沿って格納可能とされたスペースアップシート(以下、単にシートという)に本発明を適用した例を示す。以下、各図中、矢印によりシートを車両に搭載した状態における各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
シート1は、座部を成すシートクッション3に背凭れを成すシートバック2が組み合わされて成る。シートバック2は、シートクッション3に対して折り畳み自在に構成され、また、シートクッション3は車両のフロアFと室内壁Bとの境界部に設けられたヒンジ機構4をヒンジ中心として回動自在に構成されている。図1では、シートバック2がシートクッション3上に折り畳まれた状態で、フロアFに固定された状態が仮想線で示され、室内壁Bに沿って格納された状態が実線にて示されている。仮想線で示された状態でシートクッション3に対してシートバック2が起された状態を着座状態といい、実線で示された状態を格納状態という。
シートクッション3の下面には、支持機構5が回動自在に設けられ、着座状態では、支持機構5がシートクッション3に対して立ち上がるように引き上げられて、支持機構5によってシートクッション3は、フロアFに対して固定される。シート1が格納状態とされるときは、支持機構5はシートクッション3の下面に格納される。また、シートクッション3の下面には、支持機構5に隣接して帯状のストラップ6の一端が固定され、ストラップ6の他端は室内壁Bに離脱可能に固定されている。具体的には、ストラップ6の他端には雄型コネクタ10が結合され、室内壁Bに固定された雌型コネクタ30に離脱可能に結合されている。雌型コネクタ30は、室内壁Bの内部に収納されており、雄型コネクタ10から離脱された状態では、室内壁Bに設けられた蓋Bcを閉じることによって室内側からは見えない位置に固定されている。
ストラップ6の一端は、シートクッション3のフレーム(不図示)に固定され、シートクッション3下面のスリット状の引出口3bを通して外部に引き出されている。引出口3bは、シートクッション3の後方に対して約45度傾斜して設けられ、ストラップ6の他端の雄型コネクタ10が雌型コネクタ30から離脱されたとき、雄型コネクタ10を、シートクッション3の下面後端部に設けられた第2の雌型コネクタ20に結合するように方向転換可能とされている。従って、雌型コネクタ30と第2の雌型コネクタ20は、共に雄型コネクタ10と結合可能であり、同じ構成とされている。図2、3は、実線でストラップ6の他端の雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に結合される前の状態を示し、仮想線で雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に結合された状態を示す。
図2、3に示すように、雄型コネクタ10は、ストラップ6の他端が取り付けられるベース部14の両側部にそれぞれ対を成す係合部材11が一体に形成されている。各係合部材11は、その先端に両側方に向けて突出した爪部12が形成され、爪部12よりベース部14側の係合部材11上には、爪部12と同様、両側方に向けて突出した操作部13が形成されている。操作部13は、突出した表面が凹凸に形成されて操作時の指のすべりを抑制している。
一対の係合部材11に挟まれる位置で、ベース部14から係合部材11と同方向に並んで突出して案内部15が形成されている。この案内部15は、後述するように、雄型コネクタ10が雌型コネクタ20、30に結合する際に結合がスムーズに行われるように雄型コネクタ10の結合方向を案内する。なお、雄型コネクタ10は樹脂の射出成形にて一体に形成されている。
一方、第2の雌型コネクタ20は、シートクッション3の下面を成すアンダーカバー3aと樹脂の射出成形にて一体に形成されている。アンダーカバー3aの第2の雌型コネクタ20が形成された部分は、シートクッション3の後方下面からシートクッション3内側へ窪んでおり、窪んだベース部22に雄型コネクタ10の一対の係合部材11及び案内部15を受け入れる貫通孔20aが形成されている。その貫通孔20aのうち一対の係合部材11に対応する部分には、雄型コネクタ10の貫通方向に伸びる被係合部材21が一対の係合部材11に対応して一対形成されている。一対の被係合部材21は、雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20の貫通孔20aに挿入されたとき、爪部12と操作部13との間に嵌って一対の係合部材11が一対の被係合部材21に係合して、雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に結合される。
雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に結合される前の位置で、雄型コネクタ10の案内部15を受け入れる筒状の案内受部23がアンダーカバー3aと一体に形成されている。従って、雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に結合されるとき、案内部15が案内受部23に挿入されることによって、雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に対して予め決められた方向から挿入して結合されるように案内されている。
図4は、係合部材11と被係合部材21との係合部分を拡大して示す。係合部材11と被係合部材21とが係合した状態で、雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に対して非結合方向(矢印で示す方向)に移動されるとき互いに当接する各係合面12a、21bは、係合部材11と被係合部材21との係合を解除する方向(白抜矢印で示す方向)への相対移動を抑制するように傾斜して形成されている。即ち、両係合面12a、21bは、係合部材11の先端部の傾斜面11aと同方向に傾斜されている。
また、被係合部材21の係合面21bは、図4にXで示す被係合部材21の先端の一部領域に限定され、残りの領域は、係合面21bとは反対向きの傾斜面21aとされている。傾斜面21aは、係合部材11が被係合部材21との係合を解除する方向(図5の白抜矢印で示す方向)へ移動され、且つ雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に対して非結合方向(図5の矢印で示す方向)に移動されるとき、図5に示すように、係合部材11の爪部12の先端に当接するように形成されている。以上の係合部材11と被係合部材21の構成は、雌型コネクタ30においても同様である。
このように傾斜面21aに爪部12の先端が当接した状態で、矢印で示すように雄型コネクタ10が第2の雌型コネクタ20に対して非結合方向に移動されると、図8で示すように、雄型コネクタ10の移動方向への力F1に対して傾斜面21aに沿う方向の分力F2が発生する。そのため、係合部材11は傾斜面21aに沿って移動することになり、雄型コネクタ10を図5の白抜矢印で示す方向に移動する操作力を加えなくても、図5の矢印で示す方向に移動する力を加えることによって、係合部材11と被係合部材21との係合を解除することができ、雄型コネクタ10の第2の雌型コネクタ20に対する結合を解除することができる。
従って、係合部材11と被係合部材21との係合を解除する力は小さくても、同時に雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20との結合を解除する方向へ移動することによって、雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合を解除することができる。一方、係合部材11と被係合部材21との係合を解除する方向に図4にXで示す所定範囲を超える力が意に反して加わったとしても、同時に雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20との結合を解除する方向へ移動する操作が伴わない限り、係合部材11と被係合部材21との係合は解除されないため、意に反して比較的弱い力で係合部材11と被係合部材21との係合が解除されてしまう問題は抑制することができる。
また、上述のように両係合面12a、21bが傾斜されているため、両部材11、21の係合を解除する方向に両部材11、21を相対移動させる操作を行った後に、雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20との結合を解除する方向に移動する操作を行ったときには上述のとおり比較的弱い力で雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合を解除することができるのに対し、その操作手順と違う操作を行った場合には、容易に解除できないようにすることができる。即ち、係合部材11と被係合部材21との係合を解除する方向に係合部材11を移動させる操作を行う前に、雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20との結合を解除する方向に移動する操作を行うと、両係合面12a、21bの傾斜によって係合解除の操作は大きな操作力が必要となる。従って、上述の予め決められた手順に従って操作すれば比較的弱い操作力で雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合を解除することができるのに対し、その手順以外の操作を行った場合は強い操作力で操作しない限り雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合を解除することはできない。その結果、比較的弱い力で雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合解除操作を可能とすると同時に、意に反した雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合解除を抑制することができる。
上述のように、雄型コネクタ10の両側部に係合部材11が設けられ、雄型コネクタ10の両側部にある操作部13を外周側から圧縮操作することにより両係合部材11を撓ませて、第2の雌型コネクタ20の被係合部材21との係合状態を解除することができる。係合部材11と被係合部材21との係合状態の解除が、図4にXで示す所定範囲を超えて行われた状態で、雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20から離脱させる操作を行えば、雄型コネクタ10と第2の雌型コネクタ20との結合を解除することができ、操作が自然な操作となり操作性が良い。
図6は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が上述の第1実施形態に対して特徴とする点は、係合部材111の爪部112と被係合部材121との両係合面112a、121bが両者の当接方向に対して傾斜されず、直角とされている点である。その他の構成は両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
第2実施形態においても、被係合部材121の係合面121bは、図6にXで示す被係合部材121の先端の一部領域に限定され、残りの領域は、係合面121bから離れるに従って係合部材111の爪部112の係合面112aからの距離が遠くなる傾斜面121aとされている。従って、図6にXで示す領域を超えて係合部材111が操作されて、図7のように係合部材111の爪部112の先端が被係合部材121の傾斜面121aに対応する位置に達した状態で、雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20に対して非結合方向に移動することによって、係合部材111を被係合部材121との係合を解除する方向への操作力は小さくても、雄型コネクタ10を第2の雌型コネクタ20から離脱させることができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態では、雄型コネクタに係合部材、第2の雌型コネクタに被係合部材を設けたが、雄型コネクタに被係合部材、第2の雌型コネクタに係合部材を設けてもよい。
2.上記実施形態では、室内壁に設けられた雌型コネクタとスペースアップシートの外表面に設けられた第2の雌型コネクタの両方の被係合部材に傾斜面を備える構成を採用したが、いずれか一方の雌型コネクタの被係合部材のみに傾斜面を備える構成を採用してもよい。
3.上記実施形態では、スペースアップシートに使用する結合装置に本発明を適用したが、その他の結合装置に適用してもよい。
4.上記実施形態では、雄型コネクタ、各雌型コネクタ、係合部材及び被係合部材を樹脂により形成したが、金属、ゴムなど他の素材によって形成してもよい。
5.上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用してもよい。
1 スペースアップシート(シート)
2 シートバック
3 シートクッション
3a アンダーカバー
3b 引出口
4 ヒンジ機構
5 支持機構
6 ストラップ
10 雄型コネクタ
11、111 係合部材
12、112 爪部
12a、112a 係合面
13 操作部
14 ベース部
15 案内部
20 第2の雌型コネクタ
20a 貫通孔
21、121 被係合部材
21a、121a 傾斜面
21b、121b 係合面
22 ベース部
23 案内受部
30 雌型コネクタ
B 室内壁
Bc 蓋
Bt タイヤハウス
F フロア

Claims (4)

  1. 係合面同士を互いに係合することにより互いに結合状態とされる係合部材と被係合部材とを備え、
    前記両部材の少なくとも一方を、前記両部材の係合を解除する方向に、前記両部材の係合領域を超えて相対移動することにより、前記両部材の係合を解除して、前記両部材を結合解除方向に相対移動可能とされた乗物用シートの結合装置であって、
    前記被係合部材には、前記係合部材との結合状態において前記両部材を結合解除方向に相対移動したとき、前記両部材を同方向で当接させて、その当接力を受けて、前記両部材の少なくとも一方を、前記両部材の係合を解除する方向に移動する力を分力として発生させる傾斜面を備え、
    該傾斜面は、前記係合面を成す領域の一部を利用して形成され、且つ前記両部材の係合を解除する方向で前記係合面に隣接して形成され、前記両部材の少なくとも一方を、前記両部材の係合を解除する方向に、係合領域内で所定範囲を超えて相対移動した状態で、前記両部材を結合解除方向に相対移動したとき、前記係合部材が当接する領域に設けられている乗物用シートの結合装置。
  2. 請求項1において、
    前記両部材の係合状態において前記両部材を結合解除方向に相対移動させたとき、同方向で互いに当接される前記両部材の係合面は、前記両部材の係合を解除する方向への相対移動を抑制するように傾斜して形成されている乗物用シートの結合装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記係合部材は、互いに雄雌嵌合する雄型コネクタ又は雌型コネクタのいずれか一方に設けられ、前記被係合部材は前記雄型コネクタ又は雌型コネクタのいずれか他方に設けられ、
    しかも前記係合部材又は被係合部材のいずれか一方は前記雄型コネクタの周囲の一部に設けられ、前記雄型コネクタを外周側から圧縮する操作を行うことによって前記係合部材又は被係合部材のいずれか一方は係合解除方向に移動される乗物用シートの結合装置。
  4. 請求項3において、
    紐状のストラップに保持されて乗物の室内壁に沿って格納可能とされたスペースアップシートを備え、
    前記雄型コネクタは、一端が前記スペースアップシートに結合された前記ストラップの他端に結合され、
    前記雌型コネクタは、前記雄型コネクタと結合されることによって、前記スペースアップシートを前記室内壁に沿って格納した状態に保持するように前記室内壁に設けられ、
    また、前記スペースアップシートが着座状態とされるとき、前記雄型コネクタを結合させるように前記スペースアップシート上に第2の雌型コネクタを備え、
    前記雌型コネクタ又は前記第2の雌型コネクタの少なくともどちらか一方、若しくは雄型コネクタの被係合部材に前記傾斜面が備えられている乗物用シートの結合装置。
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