JP3196678U - スライドレールキット - Google Patents

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陳 庚金
庚金 陳
順和 楊
順和 楊
晟傑 翁
晟傑 翁
王 俊強
俊強 王
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川湖科技股▲分▼有限公司
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Abstract

【課題】同じシャーシ幅を有する少なくとも二つのシャーシに応用可能であるスライドレールキットを提供する。【解決手段】スライドレールキットは第一レール、第二レール24、及び第三レールを有する。第二レール24と第三レールは第一レールに対して縦方向に移動する。第二レール24は縦方向延長本体を有する。第三レールは第一縦方向部32、第二縦方向部34、及び第一縦方向部32と第二縦方向部34間に連結されている傾斜部36を有する。第二レール24の縦方向延長本体は側面25を有する。第三レールの第二縦方向部34は側面35を有する。傾斜部36の働きにより、第三レールの第二縦方向部34の側面35と第二レール24の縦方向延長本体の側面25は同じ参考平面に位置する。【選択図】図2

Description

本考案はスライドレールキットに関する。
一般的に言えば、サーバーシステムの中で、サーバーのシャーシは一対のスライドレールキットを用いてラック(rack)に取り付けられる。スライドレールキットは通常、二段式或いは三段式のスライドレールにより構成される形態であり、サーバーシャーシを積載する。二者の差異は三段式のスライドレールがストロークをより長く延長できる点にあり、実務上での特定要求に応じることができる。
しかしながら、構造設計の原因により現在市場に出ている三段式スライドレールは通常、同じ幅サイズの二つのシャーシを取り付けることができない。特許文献1に開示されたスライドレールキットは、第一レール10及び第二レール20を含む。第二レール20は本体21、延長部材23、及びスライド柱25を有する。その配置形態により、第二レール20と第一レール10の重なり合っている部分を延長して、第二レール20を支えている第一レール10の安定性を高めることができる。
米国特許第US8240790B2号明細書
前記先行技術の図1及び図5で分かるとおり、第二レール20の延長部材23の腹板31、腹板311は本体21の腹板210の縦方向部2101と同一の縦方向の軸上にはないため、開示されたスライドレールキットの構造設計を同じ幅の二つのシャーシに取り付けることができない欠点がある。
本考案の目的は同じシャーシ幅を有する少なくとも二つのシャーシに応用可能であるスライドレールキットを提供することにある。
本考案によるスライドレールキットは、第一レール、第二レール、及び第三レールを備える。第一レールは、上壁、下壁、及び第一レールの上壁と第一レールの下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有する。
第一レールの上壁は第一屈曲部を有し、第一屈曲部は下表面を有し、第一レールの下壁は第二屈曲部を有し、第二屈曲部は上表面を有する。
第二レールは、第一レールに移動可能に連結し、上壁、下壁、及び、第二レールの上壁と第二レールの下壁と間に延設されている縦方向延長本体を有する。
第二レールの上壁は第一レールの上壁に対応している。第二レールの下壁は第一レールの下壁に対応している。第二レールの上壁と第二レールの縦方向延長本体との間には、上肩部が設けられており、上肩部は第一レールの第一屈曲部の下表面に向き合う上表面を有する。
第二レールの下壁と第二レールの縦方向延長本体との間には下肩部が設けられており、下肩部は第一レールの第二屈曲部の上表面に向き合う下表面を有する。
第三レールは第二レールに移動可能に連結されており、上壁、下壁、及び、第三レールの上壁と第三レールの下壁と間に延設されている第一縦方向部を有する。第三レールの上壁は第一翼部を有し、第三レールの下壁は第二翼部を有する。第三レールの上壁の第一翼部は第二レールの上壁に対応しており、第三レールの下壁の第二翼部は第二レールの下壁に対応している。第三レールは、第二縦方向部、及び、第一縦方向部と第二縦方向部との間を連結する傾斜部をさらに有する。
第二レールの縦方向延長本体は側面をさらに有し、第三レールの第二縦方向部は側面をさらに有し、二つの側面は同一の参考平面に位置する。
最も好ましくは、第三レールの第二縦方向は第二レールの外側に位置している。
最も好ましくは、スライドレールキットは、固定部材、及び、第二レールに位置している作動部材をさらに備える。
固定部材は接触段を有する。第二レールの縦方向延長本体は接触段に対応している凸部をさらに有する。作動部材は第二レールの縦方向延長本体に移動可能に連結されている。作動部材は接触部及び尾部を有する。尾部は固定部材の接触段と第二レールの凸部との間に位置している。第三レールは鈎部を有し、鈎部は作動部材の接触部を引っ掛けて押圧するのに用いられる。第三レールは鈎部と隣り合う案内斜面をさらに有する。案内斜面は、第三レールが開位置から閉方向に向かって移動して閉じられる時、作動部材の接触部を押圧するのに用いられる。
第一レールの縦方向延長本体は作動部材の接触部を案内するのに用いられる案内部をさらに有する。案内部は、水平段、水平段から延長する上昇段、及び上昇段に隣り合う係止壁を有する。
スライドレールキットは、第一レールの縦方向延長本体に移動可能に連結されるスイング部材、及び、スイング部材に隣り合う箇所に位置し弾性案内部を有する補助部材をさらに備える。スイング部材は補助部材の弾性案内部に接触する足部を有する。第二レールの上壁及び下壁のいずれかの一方は、足部に挿入可能な凹部を有する。凹部は斜面をさらに有する。スイング部材の足部が第二レールの凹部に挿入された後、斜面によってスイング部材の足部を押圧し、それにより足部は偏移し第二レールの凹部から離れる。
スライドレールキットは、第二レールに連結されている少なくとも一つの位置決め部材、及び、第二レールの縦方向延長本体に取り付けられている放出部材をさらに備える。放出部材は可動部及び嵌着解除部を有する。可動部と嵌着解除部のいずれか一つは少なくとも一つの縦方向穴を有し、縦方向穴は位置決め部材に対応し、嵌着解除部はスイング部材の一部分に対応する。スイング部材の足部が第二レールの凹部に嵌入された後、放出部材は位置決め部材に対して移動する。スイング部材は放出部材の嵌着解除部に連動して移動する。これにより、スイング部材の足部は第二レールの凹部から離脱する。
最も好ましくは、スライドレールキットは、第二レールに位置する嵌着部材をさらに備える。嵌着部材は定位部を有する。第三レールの第一縦方向部が嵌着部材の定位部に対応する開口を有することで、第三レールは、第二レールに対して所定位置まで移動し、嵌着部材の定位部の働きにより第三レールの開口に係止し定位される。
嵌着部材は、基板、及び基板より屈曲される弾性部を有する。定位部は弾性部に位置する。
本考案によるもう一つのスライドレールキットは、第一レール、第二レール、及び第三レールを備える。第一レールは、先端部、後端部、及び第一縦方向通路を有する。第二レールは、第一縦方向通路内を移動可能であり、閉位置より第一レールに対する延長位置まで移動可能である。第二レールは、先端部、および第二縦方向通路を有する。第二レールは、第一レールに対して閉位置にある時、第二レールの先端部は第一レールの先端部と第一レールの後端部との間の第一縦方向通路内に位置する。第二レールが第一レールに対して延長位置に位置する時、第二レールの先端部は第一レールの先端部を超える。第三レールは、第二レールの第二縦方向通路内に位置し、第一縦方向部、第二縦方向部、及び第一縦方向部と第二縦方向部との間に連結されている傾斜部を有する。第三レールが第二レールに対して所定位置まで閉じられる時、第一縦方向部は第二レールの第二縦方向通路内に位置し且つ傾斜部により第二レールの先端部が押圧されることで、第二縦方向部は第二レールの第二縦方向通路の外側に位置する。
最も好ましくは、第一レールは、上壁、下壁、及び第一レールの上壁と第一レールの下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有する。第一レールの上壁は第一屈曲部を有し、第一レールの下壁は第二屈曲部を有する。第一レールの縦方向延長本体、上壁、第一屈曲部、下壁、及び第二屈曲部は第一縦方向通路を形成する。
第二レールは、上壁、下壁、及び第二レールの上壁と第二レールの下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有する。第二レールの上壁は第一屈曲部をさらに有し、第二レールの下壁は第二屈曲部をさらに有する。第二レールの縦方向延長本体、上壁、第一屈曲部、下壁、及び第二屈曲部が第二縦方向通路を形成する。第二レールの上壁は第一レールの上壁に対応し、第二レールの下壁は第一レールの下壁に対応する。
第一レールの第一屈曲部は下表面をさらに有し、第一レールの第二屈曲部は上表面をさらに有し、第二レールの上壁と第二レールの縦方向延長本体との間に上肩部が設けられており、上肩部は第一レールの第一屈曲部の下表面に向き合う上表面を有する。第二レールの下壁と第二レールの縦方向延長本体との間には下肩部が設けられており、下肩部は第一レールの第二屈曲部の上表面に向き合う下表面を有する。
第三レールは、上壁及び下壁をさらに有する。第三レールの第一縦方向部は、第三レールの上壁と第三レールの下壁との間に延設されており、第三レールの上壁は第一翼部を有し、第三レールの下壁は第二翼部を有する。第三レールの上壁の第一翼部は第二レールの上壁に対応し、第三レールの下壁の第二翼部は第二レールの下壁に対応する。
第二レールの縦方向延長本体は側面をさらに有し、第三レールの第二縦方向部は側面をさらに有し、二つの側面は同一の参考平面に位置している。
本考案によるもう一つのスライドレールキットは、サーバーシステムに応用されるものである。サーバーシステムはラック(rack)を有する。スライドレールキットは、第一レール、第二レール、及び第三レールを有する。第一レールは、ラック(rack)に取り付けられ、上壁、下壁、及び第一レールの上壁と第一レールの下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有する。第一レールの上壁は第一屈曲部を有し、第一屈曲部は下表面を有し、第一レールの下壁は第二屈曲部を有し、第二屈曲部は上表面を有する。
第二レールは、第一レールに移動可能に連結され、上壁、下壁、及び第二レールの上壁と第二レールの下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有する。第二レールの上壁は第一レールの上壁に対応し、第二レールの下壁は第一レールの下壁に対応する。第二レールの上壁と第二レールの縦方向延長本体との間に上肩部が設けられており、上肩部は第一レールの第一屈曲部の下表面と向き合う上表面を有する。第二レールの下壁と第二レールの縦方向延長本体との間に下肩部が設けられており、下肩部は第一レールの第二屈曲部の上表面に向き合う下表面を有する。
第三レールは、第二レールに移動可能に連結されており、上壁、下壁、及び第三レールの上壁と第三レールの下壁との間に延設されている第一縦方向部を有する。第三レールの上壁は第一翼部を有し、第三レールの下壁は第二翼部を有し、第三レールの上壁の第一翼部は第二レールの上壁に対応し、第三レールの下壁の第二翼部は第二レールの下壁に対応する。第三レールは、第二縦方向部、及び、第一縦方向部と第二縦方向部間に連結されている傾斜部をさらに有する。
最も好ましくは、サーバーシステムは第一シャーシ及び第二シャーシを有する。第一シャーシは第二レールに取り付けられる側辺を有し、第二シャーシは第三レールの第二縦方向部に取り付けられる側辺を有する。第二シャーシ及び第一シャーシはシャーシ幅が同じである。
最も好ましくは、第三レールの第二縦方向部位は第二レールの外側に位置している。
本考案の特徴は、スライドレールキットは、第一レール、第二レール、及び第一レールに対して縦方向に移動する第三レールを有する。第二レールは側面を有する縦方向延長本体を有する。第三レールは、第一縦方向部、側面を有する第二縦方向部、及び第一縦方向部と第二縦方向部との間に連結されている傾斜部を有する。傾斜部の働きにより、第三レールの第二縦方向部の側面と第二レールの縦方向延長本体の側面は同一の参考平面に位置する。
本考案の一実施形態によるスライドレールキットの斜視図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールと第三レールを組み合わせ、且つ第三レールが第二レールに対して所定距離を引き出された状態を示す図である。 図1の3−3線断面図である。 図1の4−4線断面図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第一レールと組み合わされる第二レールと第三レールを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールと第三レールを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールの要部拡大図であり、固定部材、凸部、及び作動部材間の配置関係を示した図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールの要部拡大図であり、放出部材が第二レール且つ凹部に隣り合う箇所に取り付けられたことを示す。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールの要部拡大図であり、嵌着部材が第二レールの先端部に隣り合う箇所に取り付けられたことを示す。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールの要部拡大図であり、鈎部と案内斜面を示す。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールの鈎部に作動部材の接触部が嵌着されている状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールの鈎部に作動部材の接触部が嵌着されており、第二レールが第三レールによって同時に連動している状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールがある位置まで連動した時、作動部材の接触部が第一レールの案内部によって案内されて第三レールの鈎部を離れた状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールが所定位置まで連動した時、作動部材の接触部が第一レールの案内部の係止壁に止められた状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールを開方向に移動させることを示す模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールを開方向に移動させ且つ第三レールの開口が嵌着部材に対応していることを示す模式図である。 図12の14−14線断面図である。 図13の15−15線断面図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールが開位置にある状態を示す図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールが取り外された状態を示す図である。 図16の18−18線断面図であり、嵌着部材の弾性部に加えられた力を示す模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールが開位置に位置する状態を示す図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの放出部材が動かされてスイング部材の足部が再び第二レールの凹部から離れた状態を示す模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールを第一レールから取り外した状態を示す模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第二レールを第一レールから取り外し且つ可撓性体が放出部材を連動させて再び初期状態に戻る状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールを閉方向に移動し且つ第三レールの案内斜面が作動部材の接触部を押圧する状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールの案内斜面が作動部材の接触部を押圧し且つ作動部材の接触部が第一レールの案内部の係止壁から離れる状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットの第三レールが閉方向に移動し且つスイング部材の足部が斜面によって連動し第二レールの凹部から離れる状態を示した模式図である。 本考案の一実施形態によるスライドレールキットがサーバーシステムに応用された状態を示す斜面図である。
(一実施形態)
図1は本考案の実施形態によるスライドレールキット20が第一レール22、第二レール24、及び第三レール26を有し、それらが閉じた状態にあることを示す。第二レール24と第三レール26は第一レール22に対して縦方向に移動する。第二レール24と第三レール26はそれぞれ、少なくとも一つの取付部28を有し、それぞれにサーバーのシャーシ等のシャーシを取り付ける。好ましくは、操作部材30は第三レール26に連結され、操作部材30は操作者が第三レール26を開方向に引っ張る操作を助ける。
図2は第三レール26が有する第一縦方向部32、第二縦方向部34、及び傾斜部36が第一縦方向部32と第二縦方向部34間に連結されることを示す。第三レール26の第一縦方向部32は第二レール24内に移動可能に連結される。第三レール26の第二縦方向部34は傾斜部36に連結され且つ傾斜部36によって第二レール24の外側に位置する。
第二レール24は縦方向延長本体56を有し、縦方向延長本体56は側面25を有し、第三レール26の第二縦方向部34は側面35を有する(この部分は図3及び図4を同時に参照してください)。傾斜部36により、第三レール26の第二縦方向部34の側面35及び第二レール24の縦方向延長本体56の側面25は実質的には同様の参考平面Xに位置する(参考平面Xは仮想の平面であり、これによって本考案に制約を加えないものとする)。
図3及び図4には図1の3−3線及び4−4線に沿ってカットした断面図を示す。
第一レール22は上壁38、下壁40、及び上壁38と下壁40間に延設される縦方向延長本体42を有する。第一レール22の上壁38は第一屈曲部44を有し、第一レール22の下壁40は第二屈曲部48を有する。第一レール22の縦方向延長本体42、上壁38、下壁40、第一屈曲部44、及び第二屈曲部48は共同で第一縦方向通路23を形成する。第一屈曲部44は下表面46を有し、第二屈曲部48は上表面50を有する。
第二レール24は第一レール22に移動可能に連結し且つ第一レール22の第一縦方向通路23内で移動する。第二レール24は上壁52、下壁54、及び上壁52と下壁54間に延設される縦方向延長本体56を有する。第二レール24の上壁52は第一レール22の上壁38に対応させる。第二レール24の下壁54は第一レール22の下壁40に対応させる。第二レール24の上壁52は第一レール22の縦方向延長本体42に隣り合う箇所に対応する第一屈曲部66をさらに有する。第二レール24の下壁54は第一レール22の縦方向延長本体42に隣り合う箇所に対応する第二屈曲部68をさらに有する。第二レール24の縦方向延長本体56、上壁52、下壁54、第一屈曲部66、及び第二屈曲部68が共同で第二縦方向通路29を形成する。
第二レール24の上壁52と縦方向延長本体56間の連結箇所は上肩部58を有し、第二レール24の上肩部58は第一レール22の第一屈曲部44の下表面46に向き合う上表面60を有する。第二レール24の下壁54と縦方向延長本体56間の連結箇所は下肩部62を有し、第二レール24の下肩部62は第一レール22の第二屈曲部48の上表面50に向き合う下表面64を有する。
第三レール26は第二レール24に移動可能に連結され、第二レール24の第二縦方向通路29内を移動する。第三レール26の第一縦方向部32は第二レール24の第二縦方向通路29内を移動し、第三レール26の第二縦方向部34は傾斜部36によって第二レール24の第二縦方向通路29の外側に位置する。第三レール26は上壁70、下壁72、及び上壁70と下壁72間に延設される第一縦方向部32を有する。第三レール26の上壁70は第一翼部74を有し、第三レール26の下壁72は第二翼部76を有する。第三レール26の上壁70の第一翼部74は第二レール24の上壁52に対応し、第三レール26の下壁72の第二翼部76は第二レール24の下壁54に対応する。
第三レール26の第二縦方向部34の側面35と第二レール24の側面25は実際には同じ参考平面Xに位置する(図2参照)ため、第三レール26の第二縦方向部34の側面35と第二レール24の縦方向延長本体56の側面25は図4に示した断面図の通りであり、ほぼ揃っている構造配置形態をなす。また、第三レール26の傾斜部36と第二レール24は相互に押圧された形態である(図1参照)。
図5は第一レール22と組み合わせる第二レール24と第三レール26の分離状態を示す。第一レール22は先端部31aと先端部31aに対応させる後端部31bを有し且つ第一レール22の縦方向延長本体42は案内部78をさらに含む。これにより、案内部78は第一レール22の縦方向延長本体42に一体成形するが、これに限定されないものとする。案内部78は水平段80、水平段80より延設される上昇段82、及び上昇段82に隣り合う箇所に位置する係止壁84を有する。スライドレールキットはスイング部材86と補助部材88をさらに有する。スイング部材86は第一レール22の縦方向延長本体42に移動可能に連結される。好ましくは、スイング部材86は第一連接部材90を用いて第一レール22の縦方向延長本体42に軸着される。スイング部材86は足部92と延長側部94を有する。補助部材88は第一レール22の縦方向延長本体42に連結され且つスイング部材86に隣り合う箇所に位置する。補助部材88は縦方向に延設される弾性案内部96を有し、スイング部材86の足部92は補助部材88の弾性案内部96に接触される。
図5及び図6に示すとおり、第二レール24は第一レール22の第一縦方向通路23内に対応し且つ可動し、閉位置より第一レール22に対する延長位置まで移動する。第二レール24の縦方向延長本体56は後端部27aと、後端部27aに対応する先端部27bをさらに有する。図1に示すとおり、第二レール24は第一レール22に対して閉位置にある時、第二レール24の先端部27bは第一レール22の先端部31aと第一レール22の後端部31b間の第一縦方向通路23内に位置する。
図5及び図6に示すとおり、スライドレールキットは固定部材98、及び第二レール24の後端部27aに隣り合う箇所に位置する作動部材100を有する。また、図7に示すとおり、固定部材98は接触段102を有する。第二レール24の縦方向延長本体56は接触段102に対応させる凸部104をさらに有する。作動部材100は第二レール24の縦方向延長本体56に移動可能に連結される。好ましくは、作動部材100は第二連接部材106により第二レール24の縦方向延長本体56に軸着される。作動部材100は本体108、接触部110、及び尾部112を有する。
接触部110は本体108より横方向に延設され第一レール22の縦方向延長本体42の案内部78によって案内される。尾部112は本体108より縦方向に延設されるが、これに限定されないものとする。作動部材100の尾部112は固定部材98の接触段102と第二レール24の凸部104間に位置する。また、第二レール24の上壁52及び下壁54のいずれか一つは、第一レール22のスイング部材86の足部92に挿入される凹部114を有し、且つ凹部114は斜面116を有する。
図6及び図8に示すとおり、スライドレールキットは第二レール24に連結される少なくとも一つの位置決め部材118、及び第二レール24の縦方向延長本体56に取り付けられる放出部材120を有する。放出部材120は第二レール24の凹部114に隣り合う箇所に位置する。
放出部材120は可動部122、及び可動部122に連結される嵌着解除部124を有する。可動部122と嵌着解除部124のいずれか一つは、位置決め部材118に対応する少なくとも一つの縦方向穴126、可動部122及び嵌着解除部124のいずれか一つに連結される操作部128、及び可動部122及び嵌着解除部124のいずれか一つに連結される可撓性体130を有する。一実施形態において、可動部122は少なくとも一つの縦方向穴126を有する。操作部128は可動部122に連結する。可撓性体130は可動部122に横方向に連結されるが、これに制限されないものとする。位置決め部材118と縦方向穴126の構造配置により、操作部128を操作者が移動させりと、可動部122は縦方向に移動する。
嵌着解除部124は少なくとも一つの傾斜板132及び傾斜板132に連結される平板134を有する。一実施形態において、二つの傾斜板132を例とし、平板134は二つの傾斜板132間に連結され、いずれか一つの傾斜板132は可動部122に連結し可動部122より所定角度に屈曲されるが、これに限定されないものとする。平板134は嵌着解除エッジ136を有し、第二レール24の縦方向延長本体56には係止体138をさらに有する。可撓性体130の一部分は対応する係止体138を押圧する。
図6及び図9に示すとおり、スライドレールキットは第二レール24の先端部27bに隣り合う箇所に位置する嵌着部材140を有する。嵌着部材140は少なくとも一つの定位部142を有する。二つの定位部142のそれぞれは突出形状をなす。或いは、定位部142をその他の類似する突出形状としてもよいが、これに制限されないものとする。一実施形態において、嵌着部材140は基板144と弾性部146を有する。弾性部146は基板144より屈曲し且つ弾力を備える。基板144は少なくとも一つの連接部材147を用いて第二レール24に取り付けられ、連接部材147は第二レール24に一体成形され、或いは連接部材147は独立した構成要素として第二レール24に取り付けられるが、これに制限されないものとする。定位部142は弾性部146に位置する。
図6及び図10に示すとおり、第三レール26は鈎部148、及び鈎部148に隣り合う案内斜面150を有し、鈎部148は作動部材100の接触部110に嵌着させるのに用いられる。第三レール26の第一縦方向部32には開口152を設ける。
図11〜図15はスライドレールキットの操作を示す図である。
まず、図11A〜図11Dを参照する。図11A、図11Bは、操作者が操作部材30を用いて第三レール26を開方向D1に引き出して移動させた状態を示した。また、図11C、図11Dは、第三レール26の鈎部148が対応する作動部材100の接触部110を引き掛けて押圧し、第二レール24が第三レール26によって連動して移動し、第二レール24が第一レール22に対して所定位置まで引き出されて移動した時、作動部材100の接触部110は第一レール22の案内部78によって案内され、第三レール26の鈎部148より離脱する状態を示している。詳細すると、作動部材100の接触部110は第一レール22の案内部78の水平段80より案内部78の上昇段82まで移動した時、作動部材100は尾部112が固定部材98の接触段102を押圧して所定角度に傾く。最も好ましくは、作動部材100の尾部112と固定部材98の接触段102は少なくともいずれか一つが可撓性材質である。これにより、作動部材100の接触部110は第三レール26の鈎部148から簡単に離脱し(図11C)、その後、作動部材100の接触部110は引き続き案内部78の上昇段82に案内され、案内部78の係止壁84まで移動し(図11D参照)、接触部110は案内部78の係止壁84によって止められる。また、図11B及び図11Cに示すとおり、補助部材88の弾性案内部96に生じた弾力によって案内されたスイング部材86の足部92は第二レール24の凹部114に挿入嵌入される。即ち、第二レール24の凹部114は対応されるスイング部材86の足部92を押圧する状態となる。
図11Dに示すとおり、作動部材100の接触部110は第一レール22の案内部78の係止壁84によって止められ、スイング部材86の足部92が第二レール24の凹部114に挿入される時、第二レール24は再び第三レール26と同時に移動することはない。この時、第三レール26は引き続き開方向D1に向かって移動する。これにより理解されるとおり、第二レール24が第一レール22に対して閉位置より第一レール22の延長位置まで移動する時、第二レール24の先端部27bは第一レール22の先端部31aを越える。
図12〜図15に示すとおり、第三レール26が引き続き開方向D1に向かって移動する過程において、嵌着部材140の弾性部146は弾性をもって屈曲する能力を有する。そのため、第三レール26が所定位置まで移動していない時、弾性部146は第二レール24と第三レール26間に圧せられて弾力を蓄えた状態となり(図12及び図14参照)、第三レール26がその位置まで引き続き移動した時、弾性部146は弾力を放出するため、嵌着部材140の定位部142は第三レール26の第一縦方向部32の開口152に挿入され、対応する開口152の開口壁面153を押圧する。この時、第三レール26は開位置に位置する(図13及び図15参照)。
図16〜図18に示すとおり、第三レール26が開位置に位置し且つ操作者が第三レール26を第二レール24から取り外された時、操作者は第三レール26の開口152より嵌着部材140の弾性部146に力F1を加えるだけで(図18参照)、弾性部146の定位部142は開口152を離れて再び開口壁面153に対応しない状態となる。この状態下で操作者が第三レール26を取外し方向D2に抜き取ると(図17参照)、第三レール26を第二レール24から取り外すことができる。
図19A〜図19Dに示すとおり、第三レール26を取り外した後、操作者は第二レール24を第一レール22から取り外すことができる。操作者が力F2を加えて(図19B)放出部材120の操作部128を動かすと、放出部材120の可動部122は縦方向穴126の働きにより位置決め部材118に対して移動する。これにより、放出部材120の嵌着解除部124が連動し、嵌着解除エッジ136は対応するスイング部材86の一部分(例えば延長側部94)を連動し、(この時、可撓性体130は係止体138の作用力を受けて湾曲状態となる)、これにより、スイング部材86の足部92は連動して移動し、再び第二レール24の凹部114を離脱する。この状態下で操作者は第二レール24を取外し方向D3に向かって引き抜き、第二レール24を第一レール22から取り外すことができる(図19C)。並びに、操作者は力F2を加えて操作部128を動かすのを停止すると、可撓性体130は放出部材120を連動して再び初期状態に戻る(図19D)。
上述の図16〜図19より理解される通り、スライドレールキットの第三レール26と第二レール24は取り外すことができる。このように操作者がシャーシを交換する助けとなり(サーバーシャーシ)或いはスライドレールキットの交換、メンテナンス等の作業を行うことができる。
図20A〜図20Cに示すとおり、操作者がスライドレールキットを上述の開位置(図13の状態)から閉方向D4に移動し閉じる時、操作者は同様に嵌着部材140の弾性部146をプッシュし(図18の状態)、第三レール26を閉方向D4に押して移動させる。このように、第三レール26の傾斜部36の働きにより第二レール24を押圧することで、第三レール26と第二レール24は第一レール22に対して閉じた状態となる。詳細すると、第二レール24が所定位置まで移動した時、第三レール26の鈎部148の案内斜面150は対応する作動部材100の接触部110を押圧し、これにより、作動部材100の接触部110は案内斜面150に支えられて第一レール22の案内部78の係止壁84から離れる(図20B参照)。図20Bに示すとおり、閉方向D4に向かって移動する過程では、第三レール26が第二レール24に対して所定位置まで閉じる状態となる時、第三レール26の第一縦方向部32は第二レール24の第二縦方向通路29内に位置し、且つ第三レール26の第二縦方向部34は傾斜部36の働きにより第二レール24の先端部27bを押圧する。これにより、第三レール26の第二縦方向部34は第二レール24の第二縦方向通路29の外側に位置する。また、第二レール24の斜面116がスイング部材86の足部92を押圧することで、足部92は偏移して凹部114を離れる(図20C参照)。これにより、作動部材100の接触部110は再び第三レール26の鈎部148に引き掛かり圧せられ、第三レール26、第二レール24と該第一レール22は閉じた状態となる(同時に図11A参照)。
図21はサーバーシステム200であり、それは、ラック(rack)202、第一シャーシ204、第二シャーシ206、及び一対のスライドレールキット20を有する。各スライドレールキット20の第一レール22はラック202に取り付けられ、第二レール24と第三レール26は第一レール22に対して引き伸ばされて開いた状態である。スライドレールキット20の関連構造と配置方式については上述の実施形態に見られ、説明を簡略化するために、スライドレールキット20はここでは説明を省く。
第一シャーシ204の二つの相対する側辺は少なくとも一つの取付部材の働きにより(視角の関係により第一シャーシ204の取付部材は未図示である)、対応する第二レール24の縦方向延長本体56の取付部28に取り付けられ(図1を同時に参照)、同様に、第二シャーシ206の二つの相対する側辺は少なくとも一つの取付部材208の働きにより(視角の関係により、もう一方の取付部材は未図示)、対応する第三レール26の第二縦方向部34の取付部28に取り付けられる(図1を同時に参照)。
図21及び図1に示すとおり、第三レール26の第二縦方向部34の側面と第二レール24の縦方向延長本体56の側面は実際には同じ参考平面上にある。それゆえ、第一シャーシ204のシャーシ幅W1と第二シャーシ206のシャーシ幅W2は同じである。即ち、スライドレールキット20の第二レール24と第三レール26は同幅のシャーシに取り付けられる。
前述した本考案の実施形態は本考案を限定するものではなく、よって、本考案により保護される範囲は実用新案登録請求の範囲を基準とする。
20 スライドレールキット、
22 第一レール、
23 第一縦方向通路、
24 第二レール、
25、35 側面、
27a 後端部、
27b 先端部、
26 第三レール、
28 取付部、
29 第二縦方向通路、
30 操作部材、
31a 先端部、
31b 後端部、
32 第一縦方向部、
34 第二縦方向部、
36 傾斜部、
38、52、70 上壁、
40、54、72 下壁、
42、56 縦方向延長本体、
44、66 第一屈曲部、
46、64 下表面、
48、68 第二屈曲部、
50、60 上表面、
58 上肩部、
62 下肩部、
74 第一翼部、
76 第二翼部、
78 案内部、
80 水平段、
82 上昇段、
84 係止壁、
86 スイング部材、
88 補助部材、
90 第一連接部材、
92 足部、
94 延長側部、
96 弾性案内部、
98 固定部材、
100 作動部材、
102 接触段、
104 凸部、
106 第二連接部材、
108 本体、
110 接触部、
112 尾部、
114 凹部、
116 斜面、
118 位置決め部材、
120 放出部材、
122 可動部、
124 嵌着解除部、
126 縦方向穴、
128 操作部、
130 可撓性体、
132 傾斜板、
134 平板、
136 嵌着解除エッジ、
138 係止体、
140 嵌着部材、
142 定位部、
144 基板、
146 弾性部、
147 連接部材、
148 鈎部、
150 案内斜面、
152 開口、
153 開口壁面、
200 サーバーシステム、
202 ラック、
204 第一シャーシ、
206 第二シャーシ、
208 取付部材、
D1 開方向、
D2、D3 取外し方向、
D4 閉方向、
F1、F2 力、
W1、W2 シャーシ幅、
X 参考平面。

Claims (20)

  1. 第一レール、第二レール、及び第三レールを有するスライドレールキットであって、
    前記第一レールは、上壁、下壁、及び、前記第一レールの前記上壁と前記第一レールの前記下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有し、前記第一レールの前記上壁が第一屈曲部を有し、前記第一屈曲部が下表面を有し、前記第一レールの前記下壁が第二屈曲部を有し、前記第二屈曲部が上表面を有し、
    前記第二レールは、前記第一レールに移動可能に連結されており、上壁、下壁、及び、前記第二レールの前記上壁と前記第二レールの前記下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有し、前記第二レールの前記上壁が前記第一レールの前記上壁に対応し、前記第二レールの前記下壁が前記第一レールの前記下壁に対応し、前記第二レールの前記上壁と前記第二レールの前記縦方向延長本体との間に上肩部が設けられており、前記上肩部が前記第一レールの前記第一屈曲部の前記下表面に向き合う上表面を有し、前記第二レールの前記下壁と前記第二レールの前記縦方向延長本体との間に下肩部が設けられており、前記下肩部が前記第一レールの前記第二屈曲部の前記上表面に向き合う下表面を有し、
    前記第三レールは、前記第二レールに移動可能に連結されており、上壁、下壁、前記第三レールの前記上壁と前記第三レールの前記下壁との間に延設されている第一縦方向部、第二縦方向部、及び、前記第一縦方向部と前記第二縦方向部との間に連結されている傾斜部を有し、前記第三レールの前記上壁が第一翼部を有し、前記第三レールの前記下壁が第二翼部を有し、前記第三レールの前記上壁の第一翼部が前記第二レールの前記上壁に対応しており、前記第三レールの前記下壁の前記第二翼部が前記第二レールの前記下壁に対応していることを特徴とするスライドレールキット。
  2. 前記第二レールの前記縦方向延長本体は側面をさらに有し、
    前記第三レールの前記第二縦方向部は側面をさらに有し、
    二つの前記側面は同一の参考平面に位置していることを特徴とする請求項1に記載のスライドレールキット。
  3. 前記第三レールの前記第二縦方向部は前記第二レールの外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のスライドレールキット。
  4. 固定部材と、前記第二レールに位置する作動部材とをさらに備え、
    前記固定部材は接触段を有し、
    前記第二レールの前記縦方向延長本体は前記接触段に対応する凸部をさらに有し、
    前記作動部材は前記第二レールの前記縦方向延長本体に移動可能に連結されており、接触部及び尾部を有し、
    前記尾部は前記固定部材の前記接触段と前記第二レールの前記凸部との間に位置しており、
    前記第三レールは鈎部を有し、
    前記鈎部は前記作動部材の前記接触部を引き掛けて押圧するのに用いられることを特徴とする請求項1に記載のスライドレールキット。
  5. 前記第三レールは前記鈎部に隣り合う案内斜面をさらに有し、
    前記第三レールが開位置から閉方向に向かって移動して閉じられる時、前記案内斜面は前記作動部材の前記接触部を押圧するのに用いられることを特徴とする請求項4に記載のスライドレールキット。
  6. 前記第一レールの前記縦方向延長本体は前記作動部材の前記接触部を案内するのに用いられる案内部をさらに有し、
    前記案内部は、水平段、前記水平段から延設されている上昇段、及び、前記上昇段に隣り合う係止壁を有することを特徴とする請求項4に記載のスライドレールキット。
  7. 前記第一レールの前記縦方向延長本体に移動可能に連結されているスイング部材と、
    前記スイング部材に隣り合う箇所に位置し、弾性案内部を有する補助部材と、をさらに備え、
    前記スイング部材は前記補助部材の前記弾性案内部に接触する足部を有し、
    前記第二レールの前記上壁及び前記下壁のうちのいずれか一方は、前記足部に挿入されている凹部を有することを特徴とする請求項4に記載のスライドレールキット。
  8. 前記凹部は斜面をさらに有し、
    前記スイング部材の前記足部が前記第二レールの前記凹部に挿入された後、前記斜面が前記スイング部材の前記足部を押圧することで、前記足部が偏移し前記第二レールの前記凹部を離れることを特徴とする請求項7に記載のスライドレールキット。
  9. 前記第二レールに位置する嵌着部材をさらに備え、
    前記嵌着部材は定位部を有し、
    前記第三レールの前記第一縦方向部は前記嵌着部材の前記定位部に対応する開口を有し、
    前記第三レールは、前記第二レールに対して所定位置まで移動する時、前記嵌着部材の前記定位部の働きにより、前記第三レールの前記開口に係止し定位されることを特徴とする請求項1に記載のスライドレールキット。
  10. 前記嵌着部材は、基板、及び、前記基板より屈曲される弾性部を有し、
    前記定位部は前記弾性部に位置していることを特徴とする請求項9に記載のスライドレールキット。
  11. 前記第二レールに位置している少なくとも一つの位置決め部材、及び、前記第二レールの前記縦方向延長本体に取り付けられている放出部材をさらに備え、
    前記放出部材は、可動部及び嵌着解除部を有し、前記可動部および前記嵌着解除部のいずれか一方に少なくとも一つの縦方向穴が形成されており、前記縦方向穴が前記位置決め部材に対応しており、前記嵌着解除部が前記スイング部材の一部分に対応しており、
    前記スイング部材の前記足部が前記第二レールの前記凹部に嵌入された後、前記放出部材が前記位置決め部材に対して移動し、前記スイング部材が前記放出部材の前記嵌着解除部と連動して移動することで、前記スイング部材の前記足部が前記第二レールの前記凹部から離脱することを特徴とする請求項7に記載のスライドレールキット。
  12. 第一レール、第二レール、及び、第三レールを有するスライドレールキットであって、
    前記第一レールは、先端部、後端部、及び第一縦方向通路を有し、
    前記第二レールは、前記第一縦方向通路内を移動可能であり、閉位置から前記第一レールに対する延長位置まで移動可能であり、先端部、および、第二縦方向通路を有し、前記第一レールに対して前記閉位置に位置する時、前記第二レールの前記先端部が前記第一レールの前記先端部と前記第一レールの前記後端部との間の前記第一縦方向通路内に位置しており、前記第二レールが前記第一レールに対する前記延長位置まで移動した時、前記第二レールの前記先端部が前記第一レールの前記先端部を超え、
    前記第三レールは、前記第二レールの前記第二縦方向通路内に位置しており、第一縦方向部、第二縦方向部、及び、前記第一縦方向部と前記第二縦方向部との間に連結されている傾斜部を有し、前記第三レールが前記第二レールに対して所定位置まで閉じられる時、前記第一縦方向部が前記第二レールの前記第二縦方向通路内に位置しており、且つ前記傾斜部により前記第二レールの前記先端部が押圧されることで、前記第二縦方向部が前記第二レールの前記第二縦方向通路の外側に位置していることを特徴とするスライドレールキット。
  13. 前記第一レールは、上壁、下壁、及び、前記第一レールの前記上壁と前記第一レールの前記下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有し、前記第一レールの前記上壁が第一屈曲部を有し、前記第一レールの前記下壁が第二屈曲部を有し、
    前記第一レールにおいて、前記縦方向延長本体、前記上壁、前記第一屈曲部、前記下壁、及び前記第二屈曲部が前記第一縦方向通路を形成することを特徴とする請求項12に記載のスライドレールキット。
  14. 前記第二レールは、上壁、下壁、及び、前記第二レールの前記上壁と前記第二レールの前記下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有し、前記第二レールの前記上壁が第一屈曲部を有し、前記第二レールの前記下壁が第二屈曲部を有し、
    前記第二レールにおいて、前記縦方向延長本体、前記上壁、前記第一屈曲部、前記下壁、及び前記第二屈曲部が前記第二縦方向通路を形成し、
    前記第二レールの前記上壁は前記第一レールの前記上壁に対応しており、
    前記第二レールの前記下壁は前記第一レールの前記下壁に対応していることを特徴とする請求項13に記載のスライドレールキット。
  15. 前記第一レールの前記第一屈曲部は下表面をさらに有し、
    前記第一レールの前記第二屈曲部は上表面をさらに有し、
    前記第二レールの前記上壁と前記第二レールの前記縦方向延長本体との間には上肩部が設けられており、
    前記上肩部は前記第一レールの前記第一屈曲部の前記下表面に向き合う上表面を有し、
    前記第二レールの前記下壁と前記第二レールの前記縦方向延長本体との間には下肩部が設けられており、
    前記下肩部は前記第一レールの前記第二屈曲部の前記上表面に向き合う下表面を有することを特徴とする請求項14に記載のスライドレールキット。
  16. 前記第三レールは、上壁及び下壁をさらに有し、
    前記第三レールの前記第一縦方向部は、前記第三レールの前記上壁と前記第三レールの前記下壁との間に延設されており、
    前記第三レールの前記上壁は第一翼部を有し、
    前記第三レールの前記下壁は第二翼部を有し、
    前記第三レールの前記上壁の前記第一翼部は前記第二レールの前記上壁に対応しており、
    前記第三レールの前記下壁の前記第二翼部は前記第二レールの前記下壁に対応していることを特徴とする請求項14に記載のスライドレールキット。
  17. 前記第二レールの前記縦方向延長本体は側面をさらに有し、
    前記第三レールの前記第二縦方向部は側面をさらに有し、
    二つの前記側面は同一の参考平面に位置していることを特徴とする請求項14に記載のスライドレールキット。
  18. サーバーシステムに応用可能であり、第一レール、第二レール、及び第三レールを有するスライドレールキットであって、
    前記サーバーシステムはラックを有し、
    前記第一レールは、前記ラックに取り付けられており、上壁、下壁、及び、前記第一レールの前記上壁と前記第一レールの前記下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有し、前記第一レールの前記上壁が第一屈曲部を有し、前記第一屈曲部が下表面を有し、前記第一レールの前記下壁が第二屈曲部を有し、前記第二屈曲部が上表面を有し、
    前記第二レールは、前記第一レールに移動可能に連結されており、上壁、下壁、及び、前記第二レールの前記上壁と前記第二レールの前記下壁との間に延設されている縦方向延長本体を有し、前記第二レールの前記上壁が前記第一レールの前記上壁に対応しており、前記第二レールの前記下壁が前記第一レールの前記下壁に対応しており、前記第二レールの前記上壁と前記第二レールの前記縦方向延長本体との間に上肩部が形成されており、前記上肩部が前記第一レールの前記第一屈曲部の前記下表面と向き合う上表面を有し、前記第二レールの前記下壁と前記第二レールの前記縦方向延長本体との間に下肩部が形成されており、前記下肩部が前記第一レールの前記第二屈曲部の前記上表面に向き合う下表面を有し、
    前記第三レールは、前記第二レールに移動可能に連結されており、上壁、下壁、前記第三レールの前記上壁と前記第三レールの前記下壁との間に延設されている第一縦方向部、第二縦方向部、及び、前記第一縦方向部と前記第二縦方向部との間に連結されている傾斜部を有し、前記第三レールの前記上壁が第一翼部を有し、前記第三レールの前記下壁が第二翼部を有し、前記第三レールの前記上壁の前記第一翼部が前記第二レールの前記上壁に対応しており、前記第三レールの前記下壁の前記第二翼部が前記第二レールの前記下壁に対応していることを特徴とするスライドレールキット。
  19. 前記サーバーシステムは、第一シャーシ及び第二シャーシを有し、
    前記第一シャーシは前記第二レールに取り付けられている側辺を有し、
    前記第二シャーシは前記第三レールの前記第二縦方向部に取り付けられている側辺を有し、
    前記第二シャーシ及び前記第一シャーシは、シャーシ幅が同じであることを特徴とする請求項18に記載のスライドレールキット。
  20. 前記第三レールの前記第二縦方向部は前記第二レールの外側に位置していることを特徴とする請求項18に記載のスライドレールキット。
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