JP5757013B2 - 車両のインレットボックスアッセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のアウタパネルに取付けられるインレットボックスと、前記インレットボックスの開口を開閉する蓋部とを備え、前記蓋部が相互に重ねられた状態で連結される表板部と裏板部とからなる車両のインレットボックスアッセンブリに関する。
上記した車両のインレットボックスアッセンブリに関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1の技術では、インレットボックスの蓋部を構成する表板部と裏板部との間に係合機構が設けられている。係合機構は、表板部の合わせ面の円周方向に四ヶ所設けられた係合爪と、裏板部の合わせ面の円周方向に四ヶ所設けられ、前記係合爪がそれぞれ係合する爪受け部とから構成されている。そして、表板部の合わせ面と裏板部の合わせ面とを同軸に合わせ、一定角度だけ回動させることで、各々の係合爪と各々の爪受け部とが互いに係合して表板部と裏板部とが連結される。これにより、蓋部が完成する。
特願2007−269258号公報
上記したインレットボックスの蓋部の構造では、表板部の合わせ面と裏板部の合わせ面とを同軸に合わせ、一定角回動させることで、4セットの係合爪と爪受け部とを同時に係合させ、表板部と裏板部とを連結する。このように、4セットの係合爪と爪受け部とを同時に係合させる構成のため、表板部と裏板部との連結作業に比較的大きな力が必要となる。
この点を改善するため、係合爪と爪受け部との数を減少させることも考えられる。しかし、係合爪と爪受け部との数を減少させると、一部の係合爪等の破損により表板部が裏板部から外れることがあり好ましくない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、比較的小さな力で係合機構を動作させられるようにするとともに、係合機構が破損等した場合でも表板部が裏板部から外れないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車両のアウタパネルに取付けられるインレットボックスと、前記インレットボックスの開口を開閉する蓋部とを備え、前記蓋部が互いに重ねられた状態で連結される表板部と裏板部とからなる車両のインレットボックスアッセンブリであって、表板部と裏板部との間には、前記表板部と裏板部とを分離可能位置から連結位置まで互いの板面に沿う方向に相対スライド可能に保持するスライド機構と、一定の力で前記表板部と裏板部との相対スライドを抑制し、前記一定以上の力が加わったときに前記スライドを許容するスライド抑制機構と、前記連結位置で前記表板部と裏板部とが相対スライド不能となるように、前記表板部と裏板部とを係合させる係合機構とが設けられていることを特徴とする。
本発明によると、蓋部の表板部と裏板部とを連結させる場合には、表板部と裏板部とを分離可能位置からスライド機構を利用して連結位置の方向に相対スライドさせ、さらに一定以上の力を加えてスライド抑制機構を通過させて連結位置までスライドさせる。これにより、連結位置で蓋部の表板部と裏板部とは係合機構により互いに相対スライド不能な状態で係合するようになる。この結果、蓋部の表板部と裏板部とが連結される。
このように、係合機構は、表板部と裏板部とを連結位置で相対スライド不能な状態で係合させる機構のため、係合機構が一セットあれば連結に十分であり、係合動作にさほど力を必要としない。
さらに、スライド抑制機構が設けられているため、仮に、係合機構が破損して表板部と裏板部との係合が解除された場合でも表板部と裏板部とが振動等で連結位置から分離可能位置まで相対スライドすることがない。この結果、係合機構の破損等で経時的に表板部が裏板部から外れるような不具合がなくなる。
請求項2の発明によると、スライド機構は、表板部と裏板部との相対スライド中に互いにガイド可能に構成された表板側ガイド壁と裏板側受け壁とを備えており、スライド抑制機構は、前記表板側ガイド壁に形成された表板側突起と、前記裏板側受け壁に形成されて、前記相対スライド中に表板側突起が当接可能に構成された裏板側突起とを備えており、前記表板側ガイド壁、及び/又は、裏板側受け壁は可撓性を有して弾性変形可能に構成されて、前記表板部と裏板部とに対して相対スライド方向に一定以上の力が加わったときに、前記表板側ガイド壁、及び/又は、裏板側受け壁が弾性変形して前記表板側突起と裏板側突起とが相手を乗り越えられるように構成されていることを特徴とする。
このため、表板側ガイド壁、及び/又は、裏板側受け壁の弾性力と、表板側突起、裏板側突起の高さ寸法とにより、スライド抑制機構のスライド抑制力を調節できるようになる。
本発明によると、比較的小さな力で係合機構を動作させることができる。さらに、スライド抑制機構の働きで係合機構が破損等した場合でも振動等で表板部が裏板部から外れることがなくなる。
本実施形態に係るインレットボックスアッセンブリを備える車両の斜視図である。 前記インレットボックスアッセンブリを表側から見た斜視図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 前記インレットボックスアッセンブリの蓋部を構成する表板部のスライド機構等の平面図である。 前記インレットボックスアッセンブリの蓋部を構成する裏板部の平面図である。 前記蓋部の裏板部に対する表板部の連結手順を表す平面図である。 前記蓋部の裏板部に対する表板部の連結手順を表す平面図である。 前記蓋部の裏板部に対する表板部の連結手順を表す縦断面図(図6のVIII-VIII矢視断面図)である。 前記蓋部の裏板部に対する表板部の連結手順を表す縦断面図(図7のIX-IX矢視断面図)である。 前記蓋部の裏板部に対する表板部の連結手順を表す縦断面図(図6のX-X矢視断面図)である。 前記蓋部の裏板部に対する表板部の連結手順を表す縦断面図(図7のXI-XI矢視断面図)である。
[実施形態1]
以下、図1から図11に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のインレットボックスアッセンブリについて説明する。
ここで、図中の前後左右、及び上下は、前記インレットボックスアッセンブリを備える車両の前後左右、及び上下に対応している。
<インレットボックスアッセンブリ10の概要について>
本実施形態に係る車両のインレットボックスアッセンブリは、ハイブリッド車や電気自動車等の充電用コネクタが装着される樹脂製のインレットボックスアッセンブリであり、図1に示すように、車両のアウタパネル2の側面所定位置に取付けられる。
インレットボックスアッセンブリ10は、図2、図3に示すように、樹脂製のインレットボックス20と、そのインレットボックス20の開口22を開閉する樹脂製の蓋部30と、前記インレットボックス20に対して蓋部30を回動可能な状態で連結するヒンジ機構24とから構成されている。
<インレットボックス20について>
インレットボックス20は、図3に示すように、充電用コネクタ5を収納するボックス本体部21と、そのボックス本体部21の側面前部から前方に張り出す前方張出し部23とから構成されている。ボックス本体部21は略カップ状に形成されており、そのボックス本体部21の開口22の周縁に円形のフランジ部21fが形成されている。さらに、ボックス本体部21の後部上面には、蓋部30を開く際に、その蓋部30の回動自由端側を押圧する押圧機構25が設けられている。
また、ボックス本体部21の底部には、そのボックス本体部21に収納された充電用コネクタ5に接続されるケーブル(図示省略)が通される床面開口21hが形成されている。
インレットボックス20の前方張出し部23は、ボックス本体部21側で開放した略角形の袋状に形成されている。そして、インレットボックス20の前方張出し部23内に、蓋部30の裏板部35を備える側面略U字形のヒンジレバー27が収納されている。ヒンジレバー27の先端部はヒンジ機構24のヒンジピン24pによって前方張出し部23の前端部に回動可能な状態で連結されている。このため、ヒンジレバー27がヒンジ機構24のヒンジピン24p回りに回動することで、そのヒンジレバー27に連結された蓋部30がインレットボックス20の開口22を開閉するようになる。
インレットボックス20は、図3に示すように、車両のアウタパネル2に形成された円形の窪み2kの底面開口2xに前方張出し部23とボックス本体部21とが収納された状態で、そのボックス本体部21のフランジ部21fが底面開口2xの周縁部に外側から固定される。
<蓋部30について>
蓋部30は、図2、図3に示すように、インレットボックス20の開口22を塞ぐ円板状の表板部32と、その表板部32に対して裏側から連結される円板状の裏板部35とから構成されている。そして、表板部32と裏板部35との間に、その表板部32と裏板部35とを分離可能位置から連結位置まで互いの板面に沿う方向に相対スライド可能に保持するスライド機構40が設けられている。また、表板部32と裏板部35との間には、連結位置で表板部32と裏板部35とを相対スライド不能な状態で係合させる係合機構60が設けられている。さらに、表板部32と裏板部35との間には、一定の力でその表板部32と裏板部35との相対スライドを抑制し、一定以上の力が加わったときに前記スライドを許容するスライド抑制機構50が設けられている。
<表板部32について>
表板部32は、インレットボックス20のフランジ部21fとほぼ等しい外径寸法に設定されており、アウタパネル2の円形の窪み2kに収納されるように構成されている。さらに、表板部32の裏面には、図4に示すように、スライド機構40を構成する第1ガイド壁41と第2ガイド壁42と第3ガイド壁43とが形成されている。第1ガイド壁41と第2ガイド壁42と第3ガイド壁43は、表板部32の前後方向に延びる塀状に形成されており、第1ガイド壁41の下方に第2ガイド壁42が配置されており、その第2ガイド壁42の下方に第3ガイド壁43が配置されている。そして、第1ガイド壁41の前端下側位置に表板部32の裏面から鉤状に突出するNo.1表板側ガイド鉤板44が設けられている。No.1表板側ガイド鉤板44は、スライド機構40の構成部材であり、図10、図11に示すように、縦板部44tと横板部44yとにより断面逆L字形されている。No.1表板側ガイド鉤板44の横板部44yは、表板部32の裏面に対してほぼ平行な状態で前方に延びるように構成されている。そして、No.1表板側ガイド鉤板44の横板部44yと表板部32の裏面との間に後記する裏板部35のNo.1裏板側ガイド鉤板45の横板部45yが前方から挿入されるようになっている。
表板部32の裏面には、図4に示すように、第2ガイド壁42の略中央上側位置と後端上側位置にNo.2,No.3表板側ガイド鉤板44が設けられている。No.2,No.3表板側ガイド鉤板44もスライド機構40の構成部材であり、上記したNo.1表板側ガイド鉤板44と等しい形状、及びサイズで形成されている。
また、第2ガイド壁42の中央下側位置には、スライド抑制機構50を構成するNo.1表板側突条51が第2ガイド壁42の高さ方向(表板部32の裏面に対して直角方向)に延びるように形成されている。
さらに、表板部32の裏面には、第3ガイド壁43の略中央下側位置と後部下側位置とにNo.4,No.5表板側ガイド鉤板44が設けられている。No.4,No.5表板側ガイド鉤板44もスライド機構40の構成部材であり、上記したNo.1表板側ガイド鉤板44と等しい形状、及びサイズで形成されている。また、第3ガイド壁43の前端下側位置には、No.4,No.5表板側ガイド鉤板44よりも前記横板部44yが短く形成された小型ガイド鉤板44xが設けられている。
第3ガイド壁43の略中央上側位置には、スライド抑制機構50を構成するNo.2表板側突条52が第3ガイド壁43の高さ方向(表板部32の裏面に対して直角方向)に延びるように形成されている。
また、表板部32の裏面には、図4に示すように、第3ガイド壁43のNo.4表板側ガイド鉤板44の下側位置に係合機構60を構成する爪受け部62が形成されている。係合機構60の爪受け部62は、図8、図9に示すように、表板部32のスライド中に後記する裏板部35の爪部64を押圧する一対の押圧リブ62yと、その爪部64の爪本体64kが係合する被係合突起62xとから構成されている。爪受け部62の押圧リブ62yと被係合突起62xとは略山形に形成されており、押圧リブ62yと被係合突起62xとの谷の部分に裏板部35の爪部64の爪本体64kが嵌合可能なように構成されている。
<裏板部35について>
裏板部35は、図3に示すように、ヒンジレバー27の回動自由端側に設けられており、表板部32よりも小径の円板状に形成されている。裏板部35の表面には、図5に示すように、スライド機構40を構成する第4受け壁46と第5受け壁47と第6受け壁48と第7受け壁49が上から順番に形成されている。上部の第4受け壁46と下部の第7受け壁49は、裏板部35の前後方向に延びる塀状に形成されており、第4受け壁46が、図6に示すように、表板部32の第1ガイド壁41と第2ガイド壁42との間に配置されるようになっている。また、第7受け壁49が表板部32の第3ガイド壁43と係合機構60の爪受け部62との間に配置されるようになっている。
また、第5受け壁47と第6受け壁48とは、図5等に示すように、裏板部35の表面中央で格子状に形成された格子塀35wの上辺と下辺とを構成している。そして、第5受け壁47と第4受け壁46との間に、図6に示すように、表板部32の第2ガイド壁42が配置されるようになっている。また、前記第6受け壁48と第7受け壁49との間に表板部32の第3ガイド壁43が配置されるようになっている。
裏板部35の表面には、図5に示すように、第4受け壁46の前端上側位置と中央下側位置と後端下側位置とにNo.1〜No.3裏板側ガイド鉤板45が設けられている。No.1〜No.3裏板側ガイド鉤板45はスライド機構40の構成部材であり、図6に示すように、表板部32のNo.1〜No.3表板側ガイド鉤板44に対応する位置に形成されている。No.1〜No.3裏板側ガイド鉤板45は、図10、図11に示すように、表板部32のNo.1〜No.3表板側ガイド鉤板44がそれぞれ後方から掛けられるように裏板部35の表面から鉤状に突出している。即ち、No.1〜No.3裏板側ガイド鉤板45は、縦板部45tと横板部45yとにより側面逆L字形に形成されており、その横板部45yが裏板部35の表面と平行な状態で後方に延びるように構成されている。そして、No.1〜No.3裏板側ガイド鉤板45の横板部45yと裏板部35の表面との間にNo.1〜No.3表板側ガイド鉤板44の横板部44yがそれぞれ挿入されるようになっている。
裏板部35の表面には、図5に示すように、第7受け壁49の中央上側位置と後端上側位置とにNo.4、No.5裏板側ガイド鉤板45が設けられている。No.4、No.5裏板側ガイド鉤板45はスライド機構40の構成部材であり、No.1〜No.3裏板側ガイド鉤板45と等しい形状、及びサイズで形成されている。No.4、No.5裏板側ガイド鉤板45は、図6に示すように、表板部32のNo.4、No.5表板側ガイド鉤板44に対応する位置に位置決めされている。また、第7ガイド壁49の前端上側位置には、No.4、No.5裏板側ガイド鉤板45よりも前記横板部45yが短く形成された小型ガイド鉤板45xが設けられている。小型ガイド鉤板45xはスライド機構40の構成部材であり、表板部32の小型ガイド鉤板44xに対応する位置に位置決めされている。
第5受け壁47の略中央上側位置には、図5に示すように、スライド抑制機構50を構成するNo.1裏板側突条55が第5受け壁47の高さ方向(裏板部35の上面に対して直角方向)に延びるように形成されている。No.1裏板側突条55は、図6に示すように、表板部32の第2ガイド壁42に形成されたNo.1表板側突条51と当接可能な位置に形成されている。
また、第6受け壁48の後部下側位置には、図5に示すように、スライド抑制機構50を構成するNo.2裏板側突条56が第6受け壁48の高さ方向(裏板部35の上面に対して直角方向)に延びるように形成されている。No.2裏板側突条56は、図6に示すように、表板部32の第3ガイド壁43に形成されたNo.2表板側突条52と当接可能な位置に形成されている。
また、裏板部35の表面には、図5に示すように、第7受け壁49の下側位置に係合機構60を構成する爪部64が形成されている。爪部64は、裏板部35の下部にコ字形のスリット状開口64cを形成することにより設けられたベース板64fと、そのベース板64fを横断するように設けられた突条状の爪本体64kと、ベース板64f上で爪本体64kを両側で支えるリブ64rとから構成されている。前述のように、裏板部35は樹脂製であるため、爪部64のベース板64fは樹脂の弾性により図5において紙面直角方向に弾性変形可能になる。係合機構60の爪部64は連結位置(後記する)で表板部32の爪受け部62と係合可能な位置に形成されている。
即ち、スライド機構40を構成する第1ガイド壁41と第2ガイド壁42と第3ガイド壁43が本発明の表板側ガイド壁に相当し、第4受け壁46と第5受け壁47と第6受け壁48と第7受け壁49が本発明の裏板側受け壁に相当する。
また、スライド抑制機構50のNo.1表板側突条51とNo.2表板側突条52が本発明の表板側突起に相当し、No.1裏板側突条55とNo.2裏板側突条56が本発明の裏板側突起に相当する。
<表板部32と裏板部35との連結について>
表板部32と裏板部35とを連結させる場合には、先ず、裏板部35の表面に表板部32を重ねる。このとき、図6に示すように、裏板部35の第4受け壁46と第5受け壁47との間に表板部32の第2ガイド壁42を配置し、裏板部35の第6受け壁48と第7受け壁49との間に表板部32の第3ガイド壁43を配置する。さらに、裏板部35のNo.1〜No.5裏板側ガイド鉤板45、及び小型ガイド鉤板45xに対して表板部32のNo.1〜No.5表板側ガイド鉤板44、及び小型ガイド鉤板44xを位置合わせする。この状態では、裏板部35に対して表板部32は分離可能である。さらに、表板部32と裏板部35とは第1〜第3ガイド壁41,42,43と第4〜第7受け壁46,47,48,49の働きで前後方向の相対移動が許容されている。即ち、この状態が本発明の分離可能位置に相当する。
そして、前記分離可能位置から表板部32を裏板部35に対して前方にスライドさせることで、図10に示すように、表板部32のNo.1〜No.5表板側ガイド鉤板44と裏板部35のNo.1〜No.5裏板側ガイド鉤板45とがそれぞれ係合を開始する。これにより、表板部32が裏板部35に保持され、表板部32は裏板部35から分離しなくなる。そして、裏板部35に対する表板部32の前方スライドを継続すると、図6に示すように、表板部32のNo.1表板側突条51、No.2表板側突条52がそれぞれ裏板部35のNo.1裏板側突条55、No.2裏板側突条56に当接して表板部32の前方スライドが抑制される。このため、表板部32の前方スライド力を大きくし、表板部32のNo.1表板側突条51、No.2表板側突条52をそれぞれ裏板部35のNo.1裏板側突条55、No.2裏板側突条56に強く押し付けるようにする。これにより、第2ガイド壁42及び第3ガイド壁43等が弾性変形し、No.1表板側突条51、No.2表板側突条52がそれぞれNo.1裏板側突条55、No.2裏板側突条56を乗り越えるようになる。
そして、この状態から表板部32の前方スライドをさらに継続させることで、図11に示すように、表板部32のNo.1〜No.5表板側ガイド鉤板44及び小型ガイド鉤板44xの横板部44yがNo.1〜No.5裏板側ガイド鉤板45及び小型ガイド鉤板45xの横板部45yと裏板部35の表面との間に完全に挿入される。また、裏板部35のNo.1〜No.5裏板側ガイド鉤板45及び小型ガイド鉤板45xの横板部45yが同じくNo.1〜No.5表板側ガイド鉤板44及び小型ガイド鉤板44xの横板部44yと表板部32の裏面との間に完全に挿入される。この状態で、裏板部35に対する表板部32の前方スライドが禁止される。即ち、表板部32と裏板部35とは、No.1〜No.5表板側ガイド鉤板44等の横板部44yとNo.1〜No.5裏板側ガイド鉤板45等の横板部54yの長さ分だけ、前後スライドが可能になる。このように、裏板部35に対する表板部32の前方スライドが禁止される位置が本発明の連結位置である。
裏板部35に形成された係合機構60の爪部64は、図8、図9に示すように、表板部32が前方スライドする過程でその表板部32に設けられた爪受け部62の押圧リブ62yに押圧されて図中下方に弾性変形する(図8の二点鎖線参照)。そして、表板部32が前記連結位置に到達した段階で爪受け部62の押圧リブ62yが爪部64から外れ、その爪部64の爪本体64kが弾性力で爪受け部62の被係合突起62xと係合する。これにより、裏板部35に対する表板部32の後スライドが禁止され、表板部32と裏板部35が連結されて蓋部30が完成する。
<本実施形態に係るインレットボックスアッセンブリ10の長所について>
本実施形態に係るインレットボックスアッセンブリ10によると、蓋部30の表板部32と裏板部35とを連結させる場合には、表板部32と裏板部35とを分離可能位置からスライド機構40を利用して連結位置の方向に相対スライドさせ、さらに一定以上の力を加えてスライド抑制機構50を通過させて連結位置までスライドさせる。これにより、蓋部30の表板部32と裏板部35とは連結位置で係合機構60の働きにより互いに相対スライド不能な状態で係合するようになる。この結果、蓋部30の表板部32と裏板部35とが連結される。
このように、係合機構60は、表板部32と裏板部35とを連結位置で相対スライド不能な状態で係合させる機構のため、係合機構60が一セットあれば連結に十分であり、係合操作にさほど力を必要としない。
さらに、スライド抑制機構50が設けられているため、仮に、係合機構60が破損して表板部32と裏板部35との係合が解除された場合でも表板部32と裏板部35とが振動等で連結位置から分離可能位置まで相対スライドすることがない。この結果、係合機構60の破損等で経時的に表板部32が裏板部35から外れるような不具合がなくなる。
また、第2ガイド壁42、第3ガイド壁43、第5受け壁47、第6受け壁48の弾性力と、No.1,2表板側突条51,52、No.1,2裏板側突条55,56の高さ寸法等とにより、スライド抑制機構50のスライド抑制力を調節できるようになる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、スライド抑制機構50として蓋部30の表板部32に表板側突条51,52を設け、裏板部35に裏板側突条55,56を設け、スライド過程で表板側突条51,52と裏板側突条55,56とが互いに乗り越える際にスライド制限力が発生する例を示した。しかし、例えば、裏板側突条55,56の代わりに、表板側突条51,52が嵌る窪みを設けることも可能であるし、表板側突条51,52の代わりに裏板側突条55,56が嵌る窪みを設けるようにすることも可能である。
また、本実施形態では、表板部32と裏板部35とを前後方向に相対スライド可能に保持するスライド機構40を例示した。しかし、例えば、表板部32と裏板部35とを上下方向に相対スライドさせるスライド機構でも可能であるし、円周方向に相対スライドさせるスライド機構でも可能である。
10・・・・インレットボックスアッセンブリ
20・・・・インレットボックス
30・・・・蓋部
32・・・・表板部
35・・・・裏板部
40・・・・スライド機構
41・・・・第1ガイド壁(表板側ガイド壁)
42・・・・第2ガイド壁(表板側ガイド壁)
43・・・・第3ガイド壁(表板側ガイド壁)
46・・・・第4受け壁(裏板側受け壁)
47・・・・第5受け壁(裏板側受け壁)
48・・・・第6受け壁(裏板側受け壁)
49・・・・第7受け壁(裏板側受け壁)
50・・・・スライド抑制機構
51・・・・No.1表板側突条(表板側突起)
52・・・・No.2表板側突条(表板側突起)
55・・・・No.1裏板側突条(裏板側突起)
56・・・・No.2裏板側突条(裏板側突起)
60・・・・係合機構

Claims (2)

  1. 車両のアウタパネルに取付けられるインレットボックスと、前記インレットボックスの開口を開閉する蓋部とを備え、前記蓋部が互いに重ねられた状態で連結される表板部と裏板部とからなる車両のインレットボックスアッセンブリであって、
    前記表板部と裏板部との間には、
    前記表板部と裏板部とを分離可能位置から連結位置まで互いの板面に沿う方向に相対スライド可能に保持するスライド機構と、
    一定の力で前記表板部と裏板部との相対スライドを抑制し、前記一定以上の力が加わったときに前記スライドを許容するスライド抑制機構と、
    前記連結位置で前記表板部と裏板部とが相対スライド不能となるように、前記表板部と裏板部とを係合させる係合機構と、
    が設けられていることを特徴とする車両のインレットボックスアッセンブリ。
  2. 請求項1に記載された車両のインレットボックスアッセンブリであって、
    前記スライド機構は、前記表板部と裏板部との相対スライド中に互いにガイド可能に構成された表板側ガイド壁と裏板側受け壁とを備えており、
    前記スライド抑制機構は、前記表板側ガイド壁に形成された表板側突起と、前記裏板側受け壁に形成されて、前記相対スライド中に表板側突起が当接可能に構成された裏板側突起とを備えており、
    前記表板側ガイド壁、及び/又は、裏板側受け壁は可撓性を有して弾性変形可能に構成されて、前記表板部と裏板部とに対して相対スライド方向に一定以上の力が加わったときに、前記表板側ガイド壁、及び/又は、裏板側受け壁が弾性変形して前記表板側突起と裏板側突起とが相手を乗り越えられるように構成されていることを特徴とする車両のインレットボックスアッセンブリ。
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