JP6379023B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、観察対象の孔内を観察できる内視鏡に関する。
外装ケースから突出した複数の口金部材を有し、当該複数の口金部材によってコネクタを構成した内視鏡装置が開示されている。この内視鏡装置において、口金部材は、外装ケースとは異なる口金固定板に対して固定されている。口金固定板は、口金固定板からみて、外装ケースとは反対側にある第2シャーシ部材に固定されている。
特開2001−61778号公報
上記の内視鏡では、口金部材は、口金固定板に対して位置決めされているが、外装ケースに対しては位置決めがなされていない。このため、外装ケースに対する口金部材の位置決め・固定方法には改良の余地があった。
本発明の目的は、組立時の作業性が良好な内視鏡を提供することにある。
前記目的を達成するため、内視鏡は、基盤から突出して設けられる第1口金と、前記基盤に前記第1口金と並んで突出して設けられる第2口金と、前記第1口金と嵌合する第1貫通孔と、前記第2口金と遊嵌する第2貫通孔とを有し、前記基盤を覆う外装部材と、前記第1口金と係合して前記第1口金に対して前記外装部材を固定する第1固定部材と、前記第2口金と係合して前記第2口金に対して前記外装部材を固定する第2固定部材と、を備える。
上記の構成によれば、組立時の作業性が良好な内視鏡を提供できる。
第1実施形態の内視鏡装置の全体構成を示した模式図。 図1に示す内視鏡装置の先端硬質部を端面側から示した正面図。 図1に示すユニバーサルコードの制御装置側の端部を拡大した断面図。 図3に示すF4部分(第1コネクタ部の周囲)を拡大して示す断面図。 図4に示す第1コネクタ部と、第1コネクタ部と接続する第2コネクタ部と、を示した断面図。
図1から図5を参照して、内視鏡装置の実施形態について説明する。図1に示すように、内視鏡装置11は、内視鏡12と、画像処理を含む制御を行う制御装置13と、光源装置14と、送気・吸引装置15と、内部に水を貯留するタンク16と、キーボード17と、モニタ18と、後述する第1コネクタ部32に接続する第2コネクタ部33(図5参照)と、タンク16と第2コネクタ部33とを接続するチューブ36と、を有する。
図1、図2に示すように、光源装置14は、制御装置13の制御下で、内視鏡12の後述する先端硬質部21にある照明レンズ22に光を供給する。制御装置13の画像処理部は、内視鏡12の先端硬質部21の対物レンズユニット24を通して撮影された被検体の画像を画像処理してモニタ18に表示する。図5に示すように、第2コネクタ部33は、第1コネクタ部32の後述する第1プラグ54を受容可能な第1接続孔34と、第2プラグ55を受容可能な第2接続孔35と、を有している。第1接続孔34は、チューブ36の送水チューブ29を介してタンク16内で液体(水)を貯留している部分に接続されている。第2接続孔35は、チューブ36の送気チューブ28を介してタンク16内の空気と接触する部分に接続されている。
送気・吸引装置(ポンプ)15は、後述する先端硬質部21のノズル23に対して空気を送ったり(送気)、水を送ったり(送水)できる。本実施形態では、送気・吸引装置15は、送気・送水の制御を行わない時には、操作部25の図示しない制御弁のリーク孔と連通された状態で保持される。そのため、送気・吸引装置15の圧力は当該リーク孔より外部に逃げている。
ここで、送気を行うように制御弁の操作ボタンを操作すると、リーク孔が塞がれて、送気・吸引装置15の圧力により、ノズル23から送気を行うことができる。また、送水を行うように制御弁の操作ボタンを操作すると、リーク孔(不図示)が塞がれて、送気・吸引装置15の圧力が後述する第2流路72、送気チューブ28を順次経由してタンク16へ伝わる。こうして、送気・吸引装置15は、タンク16内の水を、送水チューブ29、後述する第1流路71を順次経由し、ノズル23から外部に噴出させることができる。
図1に示すように、内視鏡12は、操作部25と、操作部25と制御装置13とを連結するユニバーサルコード26と、操作部25に隣接したグリップ部27と、グリップ部27から延びて観察対象(被検体、装置)の孔内に挿入される挿入部31と、ユニバーサルコード26の基端側(制御装置側)の部分に設けられた第1コネクタ部32と、を有する。
内視鏡12は、ユニバーサルコード26を介して制御装置13、光源装置14、及び送気・送水・吸引装置15に接続されている。
図1において、矢印D1は挿入部31の中心軸D(長手方向)の先端方向を示しており、矢印D2は長手方向の基端方向を示している。挿入部31は、細長く可撓性を有する可撓管部41と、この可撓管部41の先端に設けられた湾曲部42と、この湾曲部42の先端に設けられた先端硬質部21と、を備えている。
湾曲部42の内部には、挿入部31の長手方向Dに沿って並んだ円筒状の複数の湾曲駒43が設けられている。隣接する湾曲駒43の間に介在されたピンによって、湾曲駒43同士は互いの設置角度を変えることができる。すなわち複数の湾曲駒43は、湾曲部42を湾曲させるための関節を構成する。湾曲部42、先端硬質部21、および可撓管部41の外周部は、ゴム状の弾性体で構成された外皮で被覆されている。さらに湾曲駒43の内側には、湾曲部42をUP方向及びそれとは反対のDOWN方向に湾曲させるための一対の第1ワイヤと、湾曲部42をRIGHT方向及びそれとは反対のLEFT方向に湾曲させるための一対の第2ワイヤと、が挿通されている。一対の第1ワイヤおよび一対の第2ワイヤは、D1方向の最も先端に位置する湾曲駒43に固定されている。一対の第1ワイヤは、操作部25側において第1ダイヤルユニット44の第1プーリに固定されている。同様に、一対の第2ワイヤは、操作部25側において第2ダイヤルユニット45の第2プーリに固定されている。湾曲駒43、第1ワイヤおよび第2ワイヤの作用によって、湾曲部42は、UP方向、DOWN方向、RIGHT方向およびLEFT方向のいずれの方向およびこれらを組み合わせた方向に湾曲することができる(図2参照)。
図1に示すように、操作部25は、例えば合成樹脂材料で形成された操作部ケース46と、操作部ケース46から突出するとともに操作部ケース46に対して回転可能に設けられた第1ダイヤルユニット44と、操作部ケース46から突出するとともに操作部ケース46に対して回転可能に設けられた第2ダイヤルユニット45と、操作部ケース46に設けられたボタン部47と、を有している。ボタン部47は、ノズル23を介して先端硬質部21に送気・送水を行う第1ボタン51(送気・送水ボタン)と、先端硬質部21の処置具挿通チャンネル53から吸引を行う第2ボタン52(吸引ボタン)と、を含んでいる。送気・吸引装置(ポンプ)15は、第2ボタン52の操作によって処置具挿通チャンネル53付近で吸引力を発生して周囲の液体や組織等を吸引したり、吸引力を停止したりすることができる。
第1ダイヤルユニット44は、湾曲部42をU方向(UP方向)またはD方向(DOWN方向)に湾曲させる際に使用される。ユーザが第1ダイヤルユニット44のUDノブ44Aを操作すると、第1プーリが回転して一方の第1ワイヤを引っ張るとともに他方の第1ワイヤの緊張が緩められ、湾曲部42をU方向またはD方向に湾曲させることができる。
第2ダイヤルユニット45は、湾曲部42をR方向(RIGHT方向)またはL方向(LEFT方向)に湾曲させる際に使用される。ユーザが第2ダイヤルユニット45のRLノブ45Aを操作すると、第2プーリが回転して一方の第2ワイヤを引っ張るとともに他方の第2ワイヤの緊張が緩められ、湾曲部42をR方向またはL方向に湾曲させることができる。
図2に示すように、先端硬質部21には、CCD等の撮像素子を含んだ対物レンズユニット24と、処置具挿通チャンネル53と、照明レンズ22と、先端硬質部21の先端面を洗浄する水や空気を供給できるノズル23と、が設けられている。
図3に示すように、第1コネクタ部32は、隣接した2個のプラグ(第1プラグ54および第2プラグ55)を有しており、当該2個のプラグを用いて図5に示すように第2コネクタ部33と接続することができる。第1コネクタ部32は、ユニバーサルコード26の制御装置13と接続する側の端部に設けられる接続部26Aの近傍に設けられている。
図4に示すように、第1コネクタ部32は、ユニバーサルコード26の内部に位置したブロック体56(基盤)と、ブロック体56に固定された第1口金57および第2口金58と、ユニバーサルコード26の外殻を構成した外装部材60と、第1口金57に固定された第1固定部材63と、第2口金58に固定された第2固定部材64と、を有している。外装部材60は、ブロック体56を覆うように設けられたケース62(外装ケース)と、ケース62に接着等で固定された台座61と、を有する。また、第1コネクタ部32は、第1口金57と台座61との間に介在された第1Oリング65と、第2口金58と第2固定部材64との間に介在された第2Oリング66と、第1固定部材63と台座61との間に介在された第3Oリング67と、第2固定部材64と台座61との間に介在された第4Oリング68と、を有している。第1〜第4Oリング65〜68は、それぞれゴム状の弾性体、例えばシリコンゴム等で形成されている。
ブロック体56は、例えば合成樹脂材料によってチューブ状に形成されている。ブロック体56は、内部に複数(2個)の流路を有している。第1流路71には、水等の液体を流すことができる。第2流路72には、空気等の気体を流すことができる。ブロック体56は、第1口金57および第2口金58と一体的に成形されている。すなわち、ブロック体56は、第1口金57および第2口金58をインサートとするインサート成形により形成されている。
第1口金57は、金属材料によって、全体として複数の段部を有する断面円形の筒状に形成されている。第1口金57は、第1流路71と連通している。第1口金57の内側の管路には、例えば液体(水等)の流体を流すことができる。第1口金57は、ブロック体56に埋め込まれた第1埋設部73と、第1埋設部73が設けられる端部とは反対側の端部に設けられる第1係合部74と、第1埋設部73と第1係合部74との間の位置に設けられる第1当接部75と、第1埋設部73と第1当接部75の間に位置する第1段部76と、を有している。
第1当接部75は、後述する第1嵌合部77(第1嵌合部本体77A)と当接することができる。第1当接部75には、第1Oリング65を収納するための第1凹部75Aが設けられる。第1係合部74は、いわゆる雄ねじで構成されている。第1係合部74の直径は、第1当接部75の直径よりも小さくなっている。第1Oリング65は、第1嵌合部77と第1当接部75との間の隙間を密封することができる。
第2口金58は、第1口金57と共通部品で構成されている。すなわち、第2口金58は、第1口金57と同じ材料で同じ形状に形成されている。第2口金58は、第1口金57と一定の間隔を空けて設置されている。第2口金58は、第2流路72と連通している。第2口金58の内側の管路には、例えば気体(空気等)の流体を流すことができる。第2口金58は、ブロック体56に埋め込まれた第2埋設部81と、第2埋設部81が設けられる端部とは反対側の端部に設けられる第2係合部82と、第2埋設部81と第2係合部82との間の位置に設けられる第2当接部83と、第2埋設部81と第2当接部83の間に位置する第2段部84と、を有している。
第2当接部83は、後述する第2固定部材64の穴部85と当接することができる。第2当接部83は、第2Oリング66を収納するための第2凹部83Aを有する。第2段部84は、若干の隙間を保持して第2嵌合部86(第2嵌合部本体86A)内に嵌ることができ、第2嵌合部86と嵌合することで台座61の位置を大まかに決めることができる。これによって、第2嵌合部86の中心軸C2´を第2口金58の中心軸C2に対して大まかに合致させることができる。第2Oリング66は、第2当接部83と第2固定部材64の第2基部95(延長部96)との間の隙間を密封することができる。
ケース62は、例えば合成樹脂材料によって形成され、ユニバーサルコード26の制御装置13側の端部(第1コネクタ部32)の外殻を構成している。台座61は、金属材料によって形成されている。台座61の一部をなしている差込部61Aは、ブロック体56の端面に設けられた凹部56Aの内側に嵌ることができる。台座61は、例えば接着剤等によってケース62に固定されている。台座61は、例えばインサート成形等によってケース62と一体的に設けられていてもよい。ケース62に対する台座61の固定は、台座61にブロック体56等を固定する前に予めなされている。
台座61は、外装部材本体91と、外装部材本体91を厚み方向に貫通する第1貫通孔を構成する第1嵌合部77と、外装部材本体91から外界に向けて突出する第1筒部92と、第1嵌合部77に設けられ第1筒部92の内側に設けられる第1収納部77Bと、外装部材本体91を厚み方向に貫通する第2貫通孔を構成する第2嵌合部86と、第2嵌合部86に設けられる第2収納部86Bと、を有している。
第1嵌合部77は、第1嵌合部本体77Aを有している。第1嵌合部本体77Aは、第1口金57の第1当接部75の外側にきっちりと嵌合できるように、第1当接部75の直径と略同じ直径に形成されている。第1嵌合部77(第1嵌合部本体77A)が第1当接部75に嵌合することによって、第1嵌合部77の中心軸C1´を第1口金57の中心軸C1と合致させることができる。第1嵌合部本体77Aの内側には、円柱形の空洞が形成されている。さらに、第1嵌合部77が第1当接部75と嵌合することによって、第1Oリング65は、第1嵌合部77と第1当接部75との間の隙間を密封する。
第1収納部77Bは、第1筒部92の内側で外装部材本体91の外界側の表面よりも内側に窪んで設けられている。第1収納部77Bは、第1嵌合部本体77Aと連続的に設けられる。第1収納部77Bは、円柱形の空洞状に設けられており、第1嵌合部本体77Aよりも大きい直径を有している。第1収納部77Bは、第1固定部材63の第1基部93を収納できる。
第2嵌合部86は、第2嵌合部本体86A(第2貫通孔)を有している。第2嵌合部本体86Aは、第2口金58の第2当接部83の直径よりも大きい直径で、且つ第2口金58の第2段部84および後述する第2固定部材64の延長部96の直径よりもわずかに大きい直径で形成されている。第2嵌合部本体86Aの内側には、円柱形の空洞(第2貫通孔)が形成されている。第2嵌合部本体86Aに第2口金58が嵌った状態において、第2嵌合部本体86Aと第2当接部83との間には隙間が保持される。また、第2嵌合部本体86Aと第2段部84(延長部96)との間にも、微小な隙間が保持される。
第2収納部86Bは、円柱形の空洞状に設けられており、第2嵌合部本体86Aよりも大きい直径を有している。第2収納部86Bは、第2嵌合部本体86Aと連続的に設けられる。第2収納部86Bは、第2固定部材64の第2基部95を収納できる。
第1固定部材63は、第1嵌合部77の第1収納部77Bに対して第1口金57とは反対側から挿入される。第1固定部材63は、金属材料により形成されている。第1固定部材63は、第1基部93と、第1基部93に設けられ第1口金57の第1係合部74と係合する第3係合部94と、第1基部93から台座61がある方向とは反対方向に向けて突出した第1プラグ54と、を有する。第1基部93には、第3Oリング67を収納するための第3凹部93Aが設けられる。第1基部93は、第1収納部77Bの内側に嵌ることができる。第3係合部94は、第1係合部74と係合できる雌ねじで構成されている。第3係合部94と第1係合部74との間には、例えば接着剤が介在されており、第1係合部74に対して第3係合部94が緩むことが防止される。
第3Oリング67は、第1筒部92(第1収納部77B)と第1基部93との間の隙間を密封することができる。第1固定部材63は、第1収納部77Bに第1基部93が嵌った状態において、ブロック体56と台座61とを固定することができる。すなわち、台座61は、第1固定部材63とブロック体56(第1口金57)との間に挟まれて保持される。
第2固定部材64は、第2嵌合部86の第2収納部86Bに対して第2口金58とは反対側から挿入される。第2固定部材64は、金属材料により形成されている。第2固定部材64は、第2基部95と、第2基部95からブロック体56のある方向に向けてリング状に突出した延長部96と、第2基部95に設けられ第2口金58の第2係合部82と係合する第4係合部97と、第2基部95および延長部96の内側に設けられた穴部85と、第2基部95から台座61がある方向とは反対方向に向けて突出した第2プラグ55と、を有する。第2基部95は、第2収納部86Bの内側に嵌ることができる。第4係合部97は、第2係合部82と係合できる雌ねじで構成されている。第4係合部97と第2係合部82との間には、例えば接着剤が介在されており、第2係合部82に対して第4係合部97が緩むことが防止される。
第2基部95には、第4Oリング68を収納するための第4凹部95Aが設けられる。第4Oリング68は、第2収納部86Bと第2基部95との間の隙間を密封することができる。
穴部85は、第2口金58の第2当接部83の直径と略同じ直径を有する。穴部85の内側には、第2当接部83をきっちりと嵌合させることができる。このため、第2固定部材64の中心軸C2´´は、第2口金58の中心軸C2に対して精度よく合致する。延長部96は、若干の隙間を保持して第2嵌合部本体86A内に嵌ることができる。第2嵌合部本体86Aに対して、延長部96および第2口金58の第2段部84が嵌合することで、台座61の位置を大まかに決めることができる。これによって、第2嵌合部86の中心軸C2´を第2口金58の中心軸C2に大まかに合致させることができる。さらに、第2固定部材64が第2当接部83と嵌合することによって、第2Oリング66は、第2固定部材64と第2当接部83との間の隙間を密封する。
第2固定部材64は、第2収納部86Bに第2基部95が嵌った状態において、ブロック体56と台座61とを固定することができる。すなわち、台座61は、第2固定部材64とブロック体56(第2口金58)との間に挟まれて保持される。
続いて、本実施形態の第1コネクタ部32の組立方法(手順)について説明する。台座61は、ケース62に対して接着剤等で予め固定されている。一方、第1口金57、および第2口金58は、インサート成形等によって予めブロック体56と一体化されている。
まず、台座61に対して、ユニバーサルコード26の内側からブロック体56、第1口金57、および第2口金58を固定する。台座61の第1嵌合部本体77Aに対しては第1口金57を差し込み、第2嵌合部本体86Aに対しては第2口金58を差し込む。これによって、台座61に対してブロック体56を仮固定することができる。
この仮固定では、第1嵌合部本体77Aの直径に対して第1口金57の第1当接部75の直径が略同じであるが、第2嵌合部本体86Aの直径に対して第2口金58の第2当接部83および第2段部84の直径が小さくなっているため、第1口金57および第2口金58を差し込む際にこれらが第1嵌合部77および第2嵌合部86の途中で引っ掛かってしまうことがない。このため、台座61に対して第1口金57および第2口金58を比較的小さな力で容易に差し込むことができる。さらに、第1口金57の第1当接部75が第1嵌合部77の第1貫通孔77Aに嵌合することで、第1Oリング65は第1当接部75と第1貫通孔77Aとの隙間を密封し、水密を確保することができる。
続いて、第2収納部86Bに第2固定部材64を差し込んで、第2固定部材64を時計回り方向に回転させて、第2固定部材64の第4係合部97を第2口金58の第2係合部82に対して係合させる。このとき、第2固定部材64の延長部96は、台座61の第2嵌合部本体86Aとゆるく嵌合することができる。これによって、第2口金58の中心軸C2に対して第2嵌合部86の中心軸C2´を大まかに位置合わせできる。一方、第2固定部材64の穴部85は、第2口金58の第2当接部83の外側にきっちりと嵌ることができる。これによって、第2固定部材64の中心軸C2´´の位置を第2口金58の中心軸C2に合致させることができる。
第2固定部材64を第2口金58の第2係合部82に締結すると、台座61をブロック体56(第2口金58)と第2固定部材64との間に挟み込んで保持することができる。さらに、第2固定部材64の穴部85が第2口金58の第2当接部83に嵌合することで、第2Oリング66は穴部85と第2当接部83との隙間を密封し、水密を確保することができる。
さらに、第1収納部77Bに第1固定部材63を差し込んで、第1固定部材63を時計回り方向に回転させることで、第1口金57の第1係合部74に第1固定部材63の第3係合部94を係合させる。このとき、すでに台座61の第1嵌合部77の中心軸C1´が第1口金57の中心軸C1に対して合致されているため、第1固定部材63の締結作業を容易に行うことができる。これによって、ブロック体56(第1口金57)と第1固定部材63との間に台座61が挟まれて保持される。また、第1固定部材63の中心軸C1´´は、第1口金57の中心軸C1に対して合致される。以上により、第1コネクタ部32の組み立て作業が完了する。
逆に、台座61からブロック体56を取り外す場合には、台座61から第1固定部材63および第2固定部材64を取り外すことで、簡単にブロック体56を取り外すことができる。このため、本実施形態によれば、第1コネクタ部32のメンテナンス性は良好である。
第1実施形態によれば、内視鏡12は、流体を流すための第1流路71及び第2流路72が内部に形成されたブロック体56と、第1流路71と連通するようにブロック体56に固定された第1口金57と、第2流路72と連通するようにブロック体56に固定された第2口金58と、ブロック体56を覆った台座61と、台座61を貫通する第1貫通孔を構成するとともに、第1口金57と嵌合する第1嵌合部77と、台座61を貫通する第2貫通孔を構成するとともに、第2口金58との間に隙間を有して第2口金58と嵌合する第2嵌合部86と、第1嵌合部77に対して第1口金57とは反対側から挿入されるとともに、第1口金57と係合してブロック体56と台座61とを固定する第1固定部材63と、第2嵌合部86に対して第2口金58とは反対側から挿入されるとともに、第2口金58と係合してブロック体56と台座61とを固定する第2固定部材64と、を備える。
一般に、一つの外装部材に対して2個の棒状部材を貫通的に配置させるには、台座61に設けた2個の貫通孔の寸法公差をそれぞれ厳しく設定すると、棒状部材の取り付け位置および取付け角度のばらつきに起因して、外装部材に対して2個の棒状部材がうまく嵌らない事態を生じる。一方、2個の貫通孔の寸法公差を緩く設定すると、2個の棒状部材の差し込みを容易に行うことができるが、外装部材に対して2個の棒状部材の位置が決まらない問題がある。
上記の構成によれば、第1嵌合部77は第1口金57と嵌合し、第2嵌合部86は第2口金58との間に隙間を有して第2口金58と嵌合する。したがって、第1嵌合部77および第2嵌合部86の両方で同時に嵌合が行われることがなく、第1口金57および第2口金58の取り付け位置および取付け角度にばらつきがある場合であっても、台座61に対してブロック体56の取付けが困難となることがない。これによって、第1嵌合部77および第2嵌合部86に対する第1口金57および第2口金58の取付けを小さな力で容易に行うことができる。また、本実施形態では、第2嵌合部86側では厳密な位置決めを行わないようにしているため、第1嵌合部77−第2嵌合部86間の寸法として許容される寸法公差の基準、および第1口金57−第2口金58間の寸法として許容される寸法公差の基準を緩和できる。これによって、台座61およびブロック体56の歩留まりを低くして部品原価を低減して、内視鏡12の製造コストを低減できる。さらに、上記構成によれば、台座61に対して第1口金57および第2口金58が直接的に取り付けられるため、第1口金57および第2口金58の取り付け位置の精度が比較的良好な内視鏡12を提供できる。さらに、第1固定部材63および第2固定部材64を用いた簡単な構造でブロック体56を台座61に固定できるため、固定構造を簡略化することができ、組み立て時の作業を簡略化できるとともに内視鏡12の防水性を向上できる。
この場合、第1口金57は、第1嵌合部77と当接する第1当接部75を有し、当該第1当接部75は、第1嵌合部77の直径と略同じ直径を有する。この構成によれば、第1当接部75によって第1口金57に対して第1嵌合部77の位置を精度よく決めることができる。
この場合、第2固定部材64には、第2口金58を収納可能な穴部85が設けられ、第2口金58は、穴部85と当接する第2当接部83を有し、当該第2当接部83は、穴部85の直径と略同じ直径を有する。この構成によれば、第2当接部83によって、第2口金58に対して第2固定部材64の位置を精度よく決めることができる。
台座61中の第2嵌合部86の周囲に位置する部分は、第2口金58と第2固定部材64との間に挟まれて位置が保持される。この構成によれば、上記のように第2嵌合部86において厳密な位置決めを行わない場合でも、第2口金58および第2固定部材64で第2嵌合部86を挟み込む構造を採用することで、台座61に対する第2口金58及び第2固定部材64のぐらつきを実用上問題ないレベルに低減できる。
第1口金57は、前記第2口金58と同じ形状を有する。この構成によれば、第1口金57および第2口金58を共通部品で構成することができ、部品原価を低減して低コスト化を図ることができる。
第1口金57および第2口金58は、金属材料で形成され、ブロック体56は、樹脂材料により第1口金57および第2口金58と一体的に成形される。この構成によれば、ブロック体56に対して予め第1口金57および第2口金58を固定することができ、組み立て時の作業をさらに簡略化することができる。
ブロック体56は、第1口金57および第2口金58をインサートとするインサート成形で成形される。この構成によれば、第1口金57および第2口金58の取付け位置の精度を向上することができる。これによって、第1口金57および第2口金58の取り付け位置および取付け角度のばらつきを低減して、内視鏡12の水密性を向上できるとともに台座61に対して第1口金57および第2口金58を固定する際の作業性を向上できる。
台座61は、ケース62に予め固定される。この構成によれば、組み立て時に作業者の工数を少なくして、組み立て作業を簡略化することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変形実施することができる。
12…内視鏡、56…ブロック体、57…第1口金、58…第2口金、61…外装部材、62…ケース、63…第1固定部材、64…第2固定部材、75…第1当接部、77…第1嵌合部、83…第2当接部、85…穴部、86…第2嵌合部。

Claims (7)

  1. 基盤から突出して設けられる第1口金と、
    前記基盤に前記第1口金と並んで突出して設けられる第2口金と、
    前記第1口金と嵌合する第1貫通孔と、前記第2口金と遊嵌する第2貫通孔とを有し、前記基盤を覆う外装部材と、
    前記第1口金と係合して、前記基盤又は前記第1口金との間に前記外装部材を挟んで固定する第1固定部材と、
    前記第2口金と係合して、前記基盤又は前記第2口金との間に前記外装部材を挟んで固定する第2固定部材と、
    を備える内視鏡。
  2. 前記第2固定部材は、前記第2貫通孔と前記第2口金の間に介在され、前記第2口金と嵌合する穴部を有する請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記第1口金は、前記第1貫通孔と当接する第1当接部を有し、当該第1当接部は、前記第1貫通孔の直径と略同じ直径を有する請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記第2口金は、前記穴部と当接する第2当接部を有し、当該第2当接部は、前記穴部の直径と略同じ直径を有する請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記外装部材中の前記第1貫通孔の周囲に位置する部分は、前記第1口金と前記第1固定部材との間に挟まれて位置が保持され、
    前記外装部材中の前記第2貫通孔の周囲に位置する部分は、前記第2口金と前記第2固定部材との間に挟まれて位置が保持される請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記第1口金は、前記第2口金と同じ形状を有する請求項5に記載の内視鏡。
  7. 前記基盤は、前記第1口金と連通され流体を流すための第1流路及び、前記第2口金と連通され流体を流すための第2流路を有する請求項1に記載の内視鏡。
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