JP6377109B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、未許可の者が扉を開けたことを確認するとき、例えば、薬品を収容する薬品保管庫において、棚本体と扉とにわたってセキュリティシールを貼り、該セキュリティシールの変化によって、薬品保管庫の扉が開けられたか否かを確認していた。
しかしながら、薬品保管庫に収容されている薬品等とは異なり、厳重に管理する必要のない物品もある。例えば、コンビニエンスストア等の施設のトイレにおけるトイレットペーパー等の物品は、厳重に管理する必要はない。しかしながら、このような物品についても、施設の管理者は、物品を補充するため、物品が使用されたか否かを把握する必要がある。
上述したようにセキュリティシールの変化によって扉が開かれたか否かを確認すると、扉が開かれるたびに新しいセキュリティシールを貼る作業が必要となるため、手間がかかる問題があった。
本発明が課題とするところは、可動壁が移動されたか否かを確認するのに手間のかからない表示装置を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明が対象とするのは、前後方向を有し、固定壁及び前記固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられた表示装置に関する。
本発明の特徴は、前記固定壁と前記可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、前記第2壁に進退可能に当接される当接部と、第1表示部及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓と、前方をのぞいたいずれかの面から突出するレバーとを有し、前記表示窓から前記第1表示部が露出し、且つ前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態において、前記レバーを操作したとき前記表示窓から前記第2表示部が露出し、前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、前記表示窓から前記第2表示部が露出する状態を維持し、前記固定壁及び前記可動壁が対向状態から非対向状態へ変化したとき、前記表示窓から前記第1表示部が露出し、前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、前記表示窓から前記第1表示部が露出する状態を維持すること、である。
本発明に係る表示装置では、表示窓から第1表示部が露出し、且つ固定壁及び可動壁が非対向状態において、レバーを操作したとき表示窓から第2表示部が露出し、固定壁及び可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、表示窓から第2表示部が露出する状態を維持し、固定壁及び可動壁が対向状態から非対向状態へ変化したとき、表示窓から第1表示部が露出し、固定壁及び可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、表示窓から第1表示部が露出する状態を維持する。このため、非対向状態において、レバーを操作して表示窓から第2表示部を露出させておけば、第三者が、固定壁及び可動壁を対向状態から非対向状態へいったん変えれば、表示窓から第1表示部が露出するため、可動壁が移動したことが解かる。しかも、レバーを操作すれば、表示窓から第2表示部を露出させることができるため、セキュリティシールを貼るような作業を必要とせず、手間がかからない。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る第1実施形態の表示装置を有する引き出しと、該引き出しを備える棚の斜視図。 表示装置の正面図。 表示装置を背面側から視た分解斜視図。 表示装置を正面側から視た分解斜視図。 図2の矢視IV−IV線切断面を示す断面図。 図2の矢視V−V線切断面を示す断面図。 蓋を取り除いた状態における表示装置の背面図。 表示板の正面図。 移動部材の正面図。 引き出しと棚本体とを非対向状態にしたときの斜視図。 レバーが仮想横中心線から離れ、表示窓から第2表示部が露出している状態における図5と同様の断面図。 図11に示す状態における図6と同様の断面図。 図11に示す状態において、蓋を取り除いた表示装置の背面図。 固定壁と可動壁とが対向状態における図6と同様の断面図。 図14に示す状態において、蓋を取り除いた表示装置の背面図。 第2実施形態の表示装置の斜視図。
添付の図面を参照し、本発明に係る表示装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。また、以下の実施形態は、本発明の欠くことのできない要件を含む他に、選択的に採用することのできる要件及び適宜に組み合わせることのできる要件を含んでいる。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態の表示装置10を有する引き出し1を備える棚2を示す斜視図である。図1では、説明の便宜のため、棚2が有する1つの引き出し1及びこの引き出し1に対向する棚本体2aのみを実線で示してある。また、図1における双頭矢印X,Y,Zは、棚2及び表示装置10における互いに交差(直交)する横方向Xと、縦方向Yと、前後方向Zとを示している。表示装置10は、図2に示すように、縦方向Yの長さ寸法を二等分する仮想横中心線Q−Qを有している。棚2の各引き出し1には、複数のトイレットペーパー(物品)3が保管されている。
棚2は、棚本体2a側の固定壁4と、引き出し1側の可動壁5とを有している。棚2は、図1に示すように、棚本体2aの内部に引き出し1を収容したときには、固定壁4と可動壁5とが対向する対向状態となる一方、図10に示すように、棚本体2aの内部から、前後方向Zの前方へ引き出し1を引き出したときには、固定壁4と可動壁5とが対向しない非対向状態となる。本実施態様では、固定壁4に表示装置10を取り付けてある。また、図2,4,5に示す表示装置10では、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出している。
引き出し1は、表示装置10の前面を除いた側面22a,22b,22c,22d及び後面(蓋30)が露出することを防止する蓋8を備えている。棚2は、図示省略するが、棚本体2aに対して蓋8が移動されることによって、表示装置10の側面22a,22b,22c,22d及び後面である蓋30が露出されることを規制する施錠状態と、棚本体2aに対して蓋8が上方へ移動され、表示装置10の側面22a,22b,22c,22d及び後面である蓋30が露出されることを許容する解錠状態とに変わる施錠装置を備えている。
図2は、表示装置10の正面図であり、図3は、表示装置10を背面側から視た分解斜視図であり、図4は、表示装置10を正面側から視た分解斜視図であり、図5は、表示装置10の縦断面図であり、図6は、表示装置10の横断面図である。なお、図5及び図6では、説明の便宜のため、後記の取付具80を省略してある。表示装置10は、略直方体状であって、図3および図4に示すように、筐体20と、筐体20との間で内部空間11を画定する蓋30と、軸部材40と、表示板50と、移動部材60と、オプションとして筐体20及び蓋30を可動壁5に取り付ける取付具80とを備えている。
筐体20は、矩形状の前面板21と、前面板21の周縁から後方へ向けて突出する4枚の側板とを有している。これらの4枚の側板によって、各側面22a,22b,22c,22dが画成されている。前面板21は、図2に示すように、矩形状の表示窓23を有している。また、前面板21の周縁部は、側面22a,22b,22c,22dの外側へ延出する鍔部21a,21b,21c,21dをそれぞれ有している(図3参照)。側面22a,22b,22c,22dを画成する4枚の側板のうち、横方向Xにおいて互いに対向する一対の側面22c,22dを画成する側板の一方の側板(側面22cを画成する側板)には、軸部材40の当接部44が貫通する切欠26を形成してある一方、他方の側板(側面22dを画成する側板)には切欠26を形成していない。表示板50が、横方向Xには移動しない一方、縦方向Yへのみスライド移動なように、互いに対向する一対の側面22c,22dの間における横方向Xの離隔寸法L3を設定してある(図3参照)。前面板21は、前方側から後方側へ向けて突出する突出部28を有している。突出部28は、前面板21の背面側において、縦方向Yの最下方であって、一対の側面22c,22dを画成する側板の他方の側板(側面22dを画成する側板)に隣接するように配置してある。突出部28の上方側は、上方側から下方側へ向けて前後方向Zの寸法(突出長さ)が徐々に増加する傾斜部分28aを有している。
蓋30は、前後方向Zの寸法が小さい肉薄部31と、肉薄部31よりも前後方向Zの寸法が大きい肉厚部32とを有している。肉厚部32には、軸部材40が横方向Xへのみスライド移動するように、軸部材40の係合板43と係合する係合凹部33と、横方向Xにおいて、係合凹部33に隣接するように配置し、軸部材40の軸部41の一方の端部が貫通する貫通孔34とを形成してある(図6参照)。蓋30は、下端部から上方へ延びる第1スリット37を横方向Xの中央に有し、レバー58は、第1スリット37の内部において縦方向Yへ移動可能である。さらに、蓋30の後面側には、前後方向Zにおいて、肉薄部31を貫通して肉厚部32の途中まで延びるネジ孔36を形成してある(図5参照)。
軸部材40は、図3に示すように、横方向Xへ延びる軸部41と、軸部41から径外方向へ分岐して横方向Xへ延びる係合凸部42と、軸部41の長さ方向(横方向X)の途中に位置するとともに軸部41と係合凸部42とを連結し、蓋30の係合凹部33に係合する係合板43とを有する。また、係合凸部42の先端は、レバー58を、仮想横中心線Q−Qに近接する第1位置から、仮想横中心線Q−Qから離れた第2位置まで移動操作するときのみ、隔壁部63に対して傾斜する態様で当接する傾斜当接部42aを有している。さらに、軸部41の一方の先端には、筐体20の内部空間11から外部へ突出して、対向状態において、可動壁5に向かって延び、かつ、可動壁5に対して進退可能に当接される当接部44を形成してある。軸部41の係合板43と蓋30の肉厚部32との間には、図6に示すように、当接部44が、筐体20の内部空間11から外部へ突出するように付勢する第1バネ12を配置してある。
表示板50は、前後方向Zにおいて、筐体20と蓋30との間の内部空間11に配置してある(図5及び図6参照)。より具体的には、表示板50は、縦方向Yへ移動可能な態様で内部空間11に配置してある。表示板は、図8に示すように、その前面側における縦方向Yの一方の端部に、赤色に着色された第1表示部51と、縦方向Yにおいて第1表示部51と隣接するように配置され、緑色に着色された第2表示部52とを有するインジケータ53を備えている。また、表示板50の後面側には、移動部材60を横方向Xへ移動可能な態様で収容する空間部55を形成してある。表示板50の横方向Xにおける両側縁には、外方から内方へ向けて凹む凹部56を形成してあり、図5に示すように、表示板50の凹部56と、側面22bを画成する側板との間には、表示板50を縦方向Yの一方の端部(図5における上方側)へ付勢する第2バネ13を配置してある。さらに、表示板50は、その後面側の下端部に、前方側から後方側へ向けて延びるレバー58を備えている。
移動部材60は、図3〜図6に示すように、表示板50の空間部55に、横方向Xへスライド移動可能な態様で配置してある。移動部材60は、縦方向Yにおいて互いに対向する第1壁69a,69bと、第1壁69a,69bの前方側に位置し、これら第1壁69a,69bを連結する第2壁69cと、横方向Xにおいて係合凸部42から離れた第1壁69a,69bの側部を連結する第3壁69dとを有する。また、移動部材60は、縦方向Yにおいて隣接する第1係合凹部61及び第2係合凹部62と、第1係合凹部61及び第2係合凹部62を画定する隔壁部63とを有し、第1係合凹部61及び隔壁部63によって形成される隔壁存在領域64aを、横方向Xにおいて第3壁69dが位置する一方側に有し(図6参照)、横方向Xにおいて、切欠26を有して側面22cを画成する側板が位置する他方側に、隔壁部63が存在しない隔壁非存在領域64bを有している。第1係合凹部61及び第2係合凹部62のいずれか一方には、軸部材40の係合凸部42が係合する。横方向Xにおいて、表示板50と移動部材60との間には、隔壁部63が、切欠26を有して側面22cを画成する側板に近接するように移動部材60を付勢する第3バネ14を配置してある。
移動部材60において、図9に示すように、横方向Xにおいて、第1係合凹部61の一方の端部65aから他方の端部65bまでの横方向Xの長さ寸法L1は、後述する当接部44における横方向Xの移動距離よりも大きく、横方向Xにおいて、第2係合凹部62の一方の端部66aから他方の端部66bまでの横方向Xの長さ寸法L2は、当接部44における横方向Xの移動距離よりも小さい。
表示板50と移動部材60との間には、図4に示すように、互いに係合可能な係合突部67と、係合孔部57aおよび係合凹部57bを設けてある。この表示装置10では、係合突部67を移動部材60に設けてある一方、係合孔部57aおよび係合凹部57bを表示板50に設けてある。係合突部67は、前方側に位置する第2壁69cよりも、さらに前方側に突出するように形成してあり、移動部材60の最下方において、横方向Xの一方の側端に配置してある。係合凹部57bは、表示板50の最下方において、横方向Xの一方の側端に配置してある。表示板50は、横方向Xにおいて、係合凹部57bに隣接して壁部57cを有するとともに、壁部57cに隣接するようにして係合孔部57aを配置してある。係合突部67と係合凹部57bとが係合した状態では、表示板50に移動部材60が固定され、表示板50に対する移動部材60の横方向Xの移動が規制される(図15参照)。係合突部67と係合凹部57bとが係合している状態では、移動部材60は、切欠26を有する側面22cを画成する側板から離れ、横方向Xの中央に位置している。一方、係合突部67と係合凹部57bとの係合が解除され、係合突部67と係合孔部57aとが係合した状態では、表示板50に対する移動部材60の固定が解除され、係合突部67の傾斜面67a(図4参照)と、壁部57cの後方側に位置する傾斜面57d(図3参照)とが接触し、移動部材60は、表示板50に対して横方向Xへの移動が許容される(図7,図13参照)。係合突部67と係合凹部57bとの係合が解除されて係合突部67と係合孔部57aとが係合している状態では、移動部材60は、切欠26を有している側面22cを画成する側板に近接している。
取付具80は、図3に示すように、筐体20の一対の側面22a,22bのそれぞれを覆う第1被覆部81a,81bと、蓋30の後面側を覆う第2被覆部82とを有する取付板83を備える。第2被覆部82は、貫通孔84を有するとともに、下端部から上方へ延びる第2スリット88を横方向Xの中央に有している。取付具80は、さらに、蓋30のネジ孔36にそれぞれ締結する4本のネジ85を有している。
このような表示装置10は、固定壁4が有する不図示の貫通孔と、取付板83の貫通孔84とを、ネジ85の先端を通過させた後、ネジ85とネジ孔36とを締結させることによって固定壁4に取り付ける。
表示装置10は、図5に示すように、レバー58が仮想横中心線Q−Qに近接する状態(レバー58が第1位置に配置された状態(図2参照))では、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出している。この状態では、軸部材40の係合凸部42と、移動部材60の第1係合凹部61とが係合している(図6参照)。また、係合突部67と、係合孔部57aとが係合している(図7参照)。第1バネ12は横方向Xへ延び、第2バネ13は縦方向Yへ延び、第3バネ14は横方向Xへ延びている。
この表示装置10において、棚本体2aから引き出し1が引き出された状態を図10に示す。棚本体2aは、横方向Xにおいて互いに対向する一対の側壁6a,6bと、引き出し1を棚本体2aから進退させるための開口7を形成するための一対の側壁6c,6dとを有している。引き出し1において、側壁6aに対向する壁部5a(可動壁5の一部)は、前方側から後方側へ向けて側壁6aとの離隔寸法が徐々に小さくなり、当接部44に接触する傾斜板15を有している(図14参照)。
棚本体2aから引き出し1が引き出された状態では、固定壁4と可動壁5とが対向しない非対向状態となる。この非対向状態において、例えば、鍵を有する管理者が、施錠装置を解錠し、蓋8を上方へ移動させてレバー58を露出させた後、図7に示す第1位置に配置されたレバー58を仮想横中心線Q−Qから離れるように移動操作すると、第2バネ13が縦方向Yへ圧縮され、隔壁部63に対して傾斜当接部42aが当接し、レバー58の移動とともに、移動部材60が他方の側面22dに近接するように移動し、第3バネ14が横方向Xへ圧縮される。その後、図11に示すように、レバー58の移動操作を継続してレバー58を第2位置まで移動させると、表示窓23から第2表示部(緑色)52が露出し、図12に示すように、係合凸部42が、隔壁部63を乗り越えて第2係合凹部62と係合し、第3バネ14の付勢力によって、移動部材60が一方の側面22cに近接するように移動する。また、係合突部67と、係合孔部57aとが係合している(図13参照)。
その後、管理者が、蓋8を閉めて、レバー58を蓋8で覆ってから施錠装置で施錠した後、前後方向Zにおいて、後方側へ引き出し1を押し、引き出し1を棚本体2aに入れると、図14および図15に示すように、軸部材40の当接部44と、引き出し1の可動壁5の傾斜板15とが当接し、第1バネ12の付勢力に抗して、当接部44が内部空間11に退行する。この当接部44の内部空間11への退行の際、移動部材60における第2係合凹部62の横方向Xの長さ寸法L2が、当接部44における横方向Xの移動距離よりも小さいため、移動部材60が、一方の側面22cから離れるように横方向Xへ移動し、第3バネ14が横方向Xへ圧縮され、当接部44が、表示装置10の内部空間11に収容され、係合突部67と、係合凹部57bとが係合して表示板50に対する移動部材60の横方向Xへの移動が規制され、固定壁4と可動壁5とが対向する。固定壁4及び可動壁5が非対向状態から対向状態へ変化しても、表示窓23から第2表示部(緑色)52が露出する状態を維持している。
その後、例えば、第三者が、棚本体2aから引き出し1を前後方向Zの前方へ引き出し、固定壁4と可動壁5とが非対向状態となると、第1バネ12の付勢力によって、当接部44が内部空間11から進出する。この当接部44が内部空間11から進出する際、係合凸部42が隔壁非存在領域64bに位置しているため、第2バネ13の付勢力によって、縦方向Yにおいて表示板50および移動部材60が側面22aから離れるように下方へ移動し、係合凸部42と第2係合凹部62との係合が解除されるとともに、移動部材60の係合突部67が、筐体20の傾斜部分28aに当接して、移動部材60の係合突部67と、表示板50の係合凹部57bとの係合が解除され、移動部材60は、第3バネ14の付勢力によって、切欠26を有して側面22cを画成する側板に近接し、移動部材60の係合突部67と、表示板50の係合孔部57aとが係合するとともに、係合凸部42と第1係合凹部61とが係合し、図6に示すように、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出する。その後、第三者は、引き出し1に収容されていたトイレットペーパー3を取り出す。
その後、第三者が、前後方向Zにおいて、引き出し1を後方へ押し、棚本体2aに入れると、軸部材40の当接部44と、引き出し1の可動壁5の傾斜板15とが当接し、当接部44が内部空間11に退行する。この当接部44の内部空間11への退行の際、移動部材60における第1係合凹部61の横方向Xの長さ寸法L1が、当接部44における横方向Xの移動距離よりも大きいため、移動部材60は、横方向へ移動することなく、第1係合凹部61の内部において、係合凸部42が横方向Xへ移動するのみであり、表示板50が縦方向へ移動することもない。このため、表示窓23から第1表示部51が露出する状態が維持される。
本実施形態の表示装置10によれば、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出し、且つ固定壁4及び可動壁5が非対向状態において、レバー58を移動操作したとき表示窓23から第2表示部(緑色)52が露出し、固定壁4及び可動壁5が非対向状態から対向状態へ変化しても、表示窓23から第2表示部(緑色)52が露出する状態を維持し、固定壁4及び可動壁5が対向状態から非対向状態へ変化したとき、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出し、固定壁4及び可動壁5が非対向状態から対向状態へ変化しても、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出する状態を維持する。このため、非対向状態において、レバー58を操作して表示窓23から第2表示部(緑色)52を露出させておけば、第三者が、固定壁4及び可動壁5を対向状態から非対向状態へいったん変えれば、表示窓23から第1表示部(赤色)51が露出するため、可動壁5が移動したことが解かる。しかも、レバー58を操作すれば、表示窓23から第2表示部52を露出させることができるため、セキュリティシールを貼るような作業を必要とせず、手間がかからない。
また、軸部材40と蓋30との間には、当接部44が筐体20の内部空間11から突出するように軸部材40を付勢する第1バネ12を配置してあるため、非対向状態において、当接部44を筐体20から確実に突出させることができる。
また、表示板50と筐体20との間には、第1表示部51が表示窓23から露出するように表示板50を付勢する第2バネ13を配置してあるため、表示窓23から露出する第1表示部51が妄りに変わるのを防止することができる。
さらに、軸部材40と蓋30との間には、軸部材40が横方向のみの移動するための係合板43と、係合板43に係合する係合凹部33とを形成してあるため、軸部材40の横方向Xへの移動を円滑にすることができる。
また、レバー58が仮想横中心線Q−Qに近接する第1位置から、仮想横中心線Q−Qから離れた第2位置へ移動する際、換言すれば、表示窓23から第1表示部51が露出している状態において、レバー58の操作によって、表示窓23から第2表示部52を露出させるとき、隔壁部63に対して傾斜する態様で当接する傾斜当接部42aを軸部材40が有しているため、レバー58の操作を容易にすることができる。
<第2実施形態>
図16は、第2実施形態の表示装置10の斜視図である。なお、説明の重複を避けるため、第1実施形態の表示装置10と異なる部分のみを説明する。本実施形態の表示装置10は、第1実施形態の表示装置10における取付具80の代わりに、筐体20にアーム部86a,86bを形成する一方、固定壁4は、アーム部86a,86bの先端に位置する係合爪87a,87bに係合する不図示の係合孔を有している。
アーム部86a,86bは、側面22a,22bを画成する一対の側板が有し、側面22a,22bの横方向Xの両側部に互いに離隔するように配置してある。アーム部86a,86bは、側面22a,22bの前後方向Zにおいて、後方側から前方側へ向けて延び、後方側の基端部88a,88bが、筐体の側面22a,22bにつながる一方、係合爪87a,87bを有する先端部89a,89bは、縦方向Yに弾性変形可能である。本実施形態の表示装置10は、縦方向Yにおいて、アーム部86a,86bの先端部89a,89bを互いに近接するように力を加えて弾性変形させ、係合爪87a,87bと係合孔とを係合させた後、アーム部86a,86bに加えた力を取り除けば、アーム部86a,86bの先端部89a,89bは互いに離隔するように復帰して固定壁4に表示装置10が取り付けられる。
また、上記実施形態には、固定壁4及び可動壁5のうちの固定壁4を第1壁とする一方、可動壁5を第2壁とし、第1壁である固定壁4に表示装置10を取り付け、第2壁である可動壁5に進退可能に当接部44が当接する例を示した。しかし、本発明はそれに限られず、可動壁5を第1壁とする一方、固定壁4を第2壁とし、第1壁である可動壁5に表示装置10を取り付け、第2壁である固定壁4に進退可能に当接部44が当接してもよい。
さらに、上記実施形態には、棚本体2aと引き出し1とを備える棚2が、表示装置10を備えるもので説明したが、表示装置10は、例えば、消火器等の機器を収容し、容器本体と扉を有する箱、現金等の貴重品を輸送し、蓋と、本体とを有する鞄等にも用いることができる。
また、上記実施形態には、赤色に着色された第1表示部51と、緑色に着色された第2表示部52とを有するインジケータ53を備える表示装置10を説明した。しかし、本発明は、それに限られず、緑色に着色された第1表示部51と、赤色に着色された第2表示部52とを有するインジケータ53を表示装置10が備えてもよい。もちろん、第1表示部51及び第2表示部52の色は、他の色に適宜変更してもよい。
さらに、上記実施形態には、表示装置10の後面である蓋30から突出するレバー58を備えるものを説明した。しかし、本発明はそれに限られず、表示装置10の前面を除いたいずれか一つの側面22a,22b,22c,22dからレバーが突出してもよい。
また、上述した実施形態には、係合突部67を移動部材60に設ける一方、係合孔部57aおよび係合凹部57bを表示板50に設ける表示装置10を説明した。しかし、この発明はそれに限られず、係合突部を表示板に設ける一方、係合孔部および係合凹部を移動部材に設けてもよい。
これまでに説明した本発明は、少なくとも以下のように整理することができる。
前後方向を有し、固定壁及び前記固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられた表示装置であって、前記固定壁と前記可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、前記第2壁に進退可能に当接される当接部と、第1表示部及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓と、前方をのぞいたいずれかの面から突出するレバーとを有し、前記表示窓から前記第1表示部(赤色)が露出し、且つ前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態において、前記レバーを操作したとき前記表示窓から前記第2表示部(緑色)が露出し、前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、前記表示窓から前記第2表示部(緑色)が露出する状態を維持し、前記固定壁及び前記可動壁が対向状態から非対向状態へ変化したとき、前記表示窓から前記第1表示部(赤色)が露出し、前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、前記表示窓から前記第1表示部(赤色)が露出する状態を維持することを特徴とする。
また、本発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)縦方向と横方向とを有し、前記表示窓を備える筐体と、前記筐体との間で内部空間を画定する蓋と、前記当接部を先端に有する軸部材とを備え、前記軸部材と前記蓋との間には、前記当接部が前記筐体から突出するように付勢する第1バネを配置してある。
(2)前記軸部材は、さらに径外方向へ分岐する係合凸部を有し、表示板と前記筐体との間には、前記第1表示部が前記表示窓から露出するように前記表示板を付勢する第2バネを配置してあり、前記表示板は空間部を有し、前記表示板の前記空間部には、前記縦方向において互いに隣接する第1係合凹部及び第2係合凹部と、前記第1及び第2係合凹部を画定する隔壁部とを有し、前記横方向へ移動可能な移動部材を配置し、前記第1係合凹部及び前記第2係合凹部のいずれか一方には、前記係合凸部が係合し、前記移動部材と前記表示板との間には、前記移動部材が前記係合凸部に近接するように付勢する第3バネを配置してある。
(3)前記軸部材と前記蓋との間には、前記軸部材が前記横方向のみの移動するための係合板と、前記係合板に係合する係合凹部とを形成してある。
(4)前記表示窓から前記第1表示部が露出している状態において、前記レバーの操作によって、前記表示窓から前記第2表示部を露出させるとき、前記隔壁部に対して傾斜する態様で当接する傾斜当接部を前記軸部材が有する。
(5)前記表示板と、前記移動部材との間には、前記表示板と前記移動部材とを固定する係合突部と係合凹部とを設けてあり、前記第2表示部が前記表示窓から露出している状態において、前記固定壁及び前記可動壁が対向状態から非対向状態へ変化したとき、前記係合突部と前記係合凹部との係合を解除して、前記表示板に対して前記移動部材が前記横方向へ移動するのを可能にする傾斜部分を筐体が有する。
4 固定壁(第1及び第2壁)
5 可動壁(第1及び第2壁)
10 表示装置
11 内部空間
12 第1バネ
13 第2バネ
14 第3バネ
20 筐体
23 表示窓
28a 傾斜部分
30 蓋
33 係合凹部
40 軸部材
42 係合凸部
42a 傾斜当接部
43 係合板
44 当接部
50 表示板
51 第1表示部
52 第2表示部
53 インジケータ
54a 凹部
54b 凹部
55 空間部
57b 係合凹部
58 レバー
60 移動部材
61 第1係合凹部
62 第2係合凹部
63 隔壁部
67 係合突部
Q 仮想横中心線
X 横方向
Y 縦方向
Z 前後方向

Claims (6)

  1. 前後方向を有し、固定壁及び前記固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられた表示装置であって、
    前記固定壁と前記可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、前記第2壁に進退可能に当接される当接部と、第1表示部及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓と、前方をのぞいたいずれかの面から突出するレバーとを有し、
    前記表示窓から前記第1表示部が露出し、且つ前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態において、前記レバーを操作したとき前記表示窓から前記第2表示部が露出し、
    前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、前記表示窓から前記第2表示部が露出する状態を維持し、
    前記固定壁及び前記可動壁が対向状態から非対向状態へ変化したとき、前記表示窓から前記第1表示部が露出し、
    前記固定壁及び前記可動壁が非対向状態から対向状態へ変化しても、前記表示窓から前記第1表示部が露出する状態を維持することを特徴とする表示装置。
  2. 縦方向と横方向とを有し、前記表示窓を備える筐体と、
    前記筐体との間で内部空間を画定する蓋と、
    前記当接部を先端に有する軸部材とを備え、
    前記軸部材と前記蓋との間には、前記当接部が前記筐体から突出するように付勢する第1バネを配置してある請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記軸部材は、さらに径外方向へ分岐する係合凸部を有し、
    前記インジケータを有する表示板と前記筐体との間には、前記第1表示部が前記表示窓から露出するように前記表示板を付勢する第2バネを配置してあり、
    前記表示板は空間部を有し、
    前記表示板の前記空間部には、前記縦方向において互いに隣接する第1係合凹部及び第2係合凹部と、前記第1及び第2係合凹部を画定する隔壁部とを有し、前記横方向へ移動可能な移動部材を配置し、
    前記第1係合凹部及び前記第2係合凹部のいずれか一方には、前記係合凸部が係合し、
    前記移動部材と前記表示板との間には、前記移動部材が前記係合凸部に近接するように付勢する第3バネを配置してある請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記軸部材と前記蓋との間には、前記軸部材が前記横方向のみの移動するための係合板と、前記係合板に係合する係合凹部とを形成してある請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記表示窓から前記第1表示部が露出している状態において、前記レバーの操作によって、前記表示窓から前記第2表示部を露出させるとき、前記隔壁部に対して傾斜する態様で当接する傾斜当接部を前記軸部材が有する請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記表示板と、前記移動部材との間には、前記表示板と前記移動部材とを固定する係合突部と係合凹部とを設けてあり、
    前記第2表示部が前記表示窓から露出している状態において、前記固定壁及び前記可動壁が対向状態から非対向状態へ変化したとき、前記係合突部と前記係合凹部との係合を解除して、前記表示板に対して前記移動部材が前記横方向へ移動するのを可能にする傾斜部分を筐体が有する請求項3に記載の表示装置。
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