JP6376781B2 - 引戸 - Google Patents
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Description
この引違い戸は、枠体と、枠体に閉じ位置と開き位置に面内方向に移動自在に装着した障子とを備えている。障子の縦框に錠を取り付けると共に、枠体の縦枠に錠受を取り付け、錠の錠杆を錠受に係合することで障子を閉じ位置で施錠するものである。
錠受の横片の孔に錠の錠杆を係合することで施錠する。
このようであるから、枠体の縦枠の内側面と障子の縦框の外側面との間に、バール等の金属棒を押し込み、金属棒で錠受の横片を変形して錠杆との係合を故意に外したり、錠受を縦枠から故意に取り外すことが容易であるから、防犯性に劣る。
前記錠受は、ねじ挿通孔と係合穴を有した面外方向に向かう縦壁と、面外方向に対向した一側縦壁、他側縦壁と、上下方向に対向した上側横壁、下側横壁とで、面内方向外側に開口した箱型形状とし、
前記錠受を、開口端面が縦枠の内側面に接するように、前記ねじ挿通孔を挿通したねじで縦枠に取り付けしたことを特徴とする引戸である。
前記錠受は、上側横壁と下側横壁に、開口端面に開口した溝を有し、
前記錠受は、溝を内向片に嵌め合わせることで開口端面を縦枠の内側面に接して取り付けることができる。
このようにすれば、内側面に内向片を有した縦枠に錠受を、内向片を切断せずに取り付けできるので、内向片を水受けとして利用できる。
このようにすれば、縦枠の内向片の室外側面に沿って流れ、錠受の上部に溜まった水は排水用空間を通って流れ落ちるので、錠受の上部に溜まった水が室内側に流れることがない。
前記錠受のねじ挿通孔は、縦壁の面外方向中心と面外方向にずれているようにできる。
このようにすれば、錠受を面外方向に反転してねじ挿通孔が室内側寄り、室外側寄りとして取り付けできるので、種々の形状の縦枠に錠受を取り付けできる。
枠体2は、上枠2aと下枠2bと左右の縦枠2c,2cを方形枠状に連結してある。
内障子4の戸当り框である縦框5と左右一方の縦枠2cとに渡って錠装置6が取り付けてある。
縦框5の面内方向外側とは縦枠2cに向かう側で、面内方向内側とは縦枠2cと反対側に向かう側である。
内向壁21,22は縦框5に向けて突出している。
内側面20aとは縦框5に向かう面である。
本体20の外側面20bには一対のアンカー取付片24が設けてある。
一対のアンカー取付片24にアンカー25を係止して取り付けてある。アンカー25は、縦枠2cを建物躯体に取り付けるものである。
内障子4を閉じ位置とした状態で、縦框5の室外側壁51の面内方向外側端51aと縦枠2cの本体20の内側面20aとの間に隙間Sが生じる。
室外から吹きつけられた水が前述の隙間Sから室内側に向けて浸入する。この水は内向片23の室外側面23aに衝突して室内側に向けて流れることを抑制する。つまり、内向片23は水受けとして機能する。
錠杆11は外側壁53の穴(図示せず)から凹部55に突出している。
錠本体10の室外側部10aのキー溝にキーを挿入して操作、錠本体10の室内側部10bに設けたサムターン12を操作することで、錠杆11を錠受6bに係合して施錠し、錠杆11を錠杆6bから外すことで解錠する。
上側横壁63と下側横壁64の面外方向両側に一側溝67と他側溝68を有する。一側溝67、他側溝68は、面外方向一側の面内方向に向かう一側面67a,68aと、面外方向他側の面内方向に向かう他側面67b,68bと、面外方向に向かう底面67c,68cとを有した面内方向の長溝状で、上側横壁63、下側横壁64の上下面及び面外方向外側端面63a,64aに開口している。
錠受6bの一側縦壁61を室内側で、他側縦壁62を室外側とすると共に、一側溝67を内向片23に嵌め合わせる。
そして、一側縦壁61、他側縦壁62の面内方向外側端面61a,62aと上側横壁63、下側横壁64の面内方向外側端面63a,64a(つまり、錠受6bの開口端面)を、縦枠2cの本体20の内側面20aに接する。
この状態で、上下のねじ挿通孔66からねじ69を縦枠2cの本体20に螺合し、錠受6bを本体20の内側面20aに取り付ける。
実施形態では、縦枠2cの本体20の外側面20bに裏板7をねじ8で固着して取り付ける。ねじ69を縦枠2cの本体20の孔26を挿通して裏板7のねじ穴7aに螺合している。
したがって、防犯性が向上した引違い戸である。
これにより、前述の隙間Sから浸入した水は内向片23により室内側に入り込むことが抑制され、内向片23の室外側面23aに沿って流れ落ちる。つまり、内向片23は水受けとしての機能を損なうことがない。
これにより、内向片23の上部から流れ落ち、錠受6bの上部(上側横壁63)に溜まった水は、排水空間bから流下し、内向片23の室外側面23aに沿って流れ落ちる。したがって、錠受6bの上部に溜まった水が室内に流れることがない。
実施形態では、内向片23の室外側面23aの先端部に室外側に向かう突片23cを有している。突片23cは、内向片23の室外側面23aから室内側面23bに水が回り込むことを抑制する。
すなわち、錠受6bは、ねじ挿通孔66が錠受6bの面外方向中心aとずれていると共に、面外方向の両側に一側溝67、他側溝68を有しているので、錠受6bは面外方向に反転することで、ねじ挿通孔66を室内側寄りとしたり、室外側寄りとすることができる。
したがって、錠受6bは種々の形状の縦枠に取り付けることができる。
Claims (3)
- 枠体の縦枠に取り付けた錠受と、障子の縦框に取り付けた錠とより成る錠装置を備えた引戸であって、
前記錠受は、ねじ挿通孔と係合穴を有した面外方向に向かう縦壁と、面外方向に対向した一側縦壁、他側縦壁と、上下方向に対向した上側横壁、下側横壁とで、面内方向外側に開口した箱型形状とし、
前記錠受を、開口端面が縦枠の内側面に接するように、前記ねじ挿通孔を挿通したねじで縦枠に取り付け、
前記縦枠は、内側面に内向片を有し、
前記錠受は、上側横壁と下側横壁に、開口端面に開口した溝を有し、
前記錠受は、溝を内向片に嵌め合わせることで開口端面を縦枠の内側面に接して取り付けたことを特徴とする引戸。 - 前記縦枠の内向片の室外側面と錠受の溝との間に、排水用空間を形成した請求項1記載の引戸。
- 前記錠受の上側横壁、下側横壁の面外方向両側に溝をそれぞれ有し、
前記錠受のねじ挿通孔は、縦壁の面外方向中心と面外方向にずれている請求項2記載の引戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014045186A JP6376781B2 (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 引戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014045186A JP6376781B2 (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 引戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015169007A JP2015169007A (ja) | 2015-09-28 |
JP6376781B2 true JP6376781B2 (ja) | 2018-08-22 |
Family
ID=54202002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014045186A Active JP6376781B2 (ja) | 2014-03-07 | 2014-03-07 | 引戸 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6376781B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013019156A (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-31 | Bunka Shutter Co Ltd | 耐震性を備えた開口部構造 |
-
2014
- 2014-03-07 JP JP2014045186A patent/JP6376781B2/ja active Active
Also Published As
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JP2015169007A (ja) | 2015-09-28 |
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