JP6375502B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
加えて、大当り遊技状態後に、時短状態に移行して、当該時短状態中には上述した普通電動役物の所定の開放時間を延長してより多くの入球を可能とする開放延長機能(電チューサポート機能とも呼称する)が作動するようにした構成も、弾球遊技機には広く採用されている。
本願発明は係る課題に鑑みなされたものであって、特2優先消化機能によって劣後の第1特図保留記憶がどれだけの期間に亘って維持されたかの態様に対して一定の価値を付与することにより、遊技者が当該態様に対して興趣を覚えることが可能な弾球遊技機を提供することを目的とした。
普通図柄の普図当否判定に応じて開放される普通電動役物と、
遊技球の入球が常時可能な第1始動口と、
前記普通電動役物の開放時に入球が可能となる第2始動口と、
前記第1始動口への入球に起因して取得した数値データを第1保留記憶として記憶すると共に、前記第2始動口への入球に起因して取得した数値データを第2保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
前記第1保留記憶又は前記第2保留記憶に基づいて特別図柄の当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定を行う際に、当該数値データを消去して保留記憶数を更新する保留記憶数更新手段と、
前記当否判定の結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技制御手段と、
前記第1保留記憶に基づく当否判定よりも前記第2保留記憶に基づく当否判定を優先的に実行する第2当否判定優先手段と、
前記当否判定に基づいて特別図柄に対応した演出表示を演出表示装置にて行う演出表示手段と、
前記演出表示装置、又は専用の表示装置にて前記保留記憶手段の記憶数を表示する保留記憶数報知手段と、
前記保留記憶手段が前記第1保留記憶に係る記憶をした際にカウント数を更新可能に設定される保留継続表示カウント手段を備え、
該保留継続表示カウント手段は、
時間経過によりカウント数を更新すると共に、前記記憶した第1保留記憶に因る前記当否判定処理を行うことで前記カウント数をクリアし、
前記カウント数に応じて前記演出表示手段又は前記保留記憶数報知手段の表示内容を変化させる保留維持時間示唆手段を更に備えた、
ことを特徴とする。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、どれだけの時間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様、すなわち演出表示手段又は保留記憶数報知手段の表示内容の変化によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
このように構成すれば、常には演出表示装置上で保留記憶数を示す多様な保留図柄を表示し、先読み判定手段を備えるならば当該保留図柄を用いて先読み演出などを行なうことが想定される。このような構成であれば、特別図柄に対応した装飾図柄の変動演出の支障となる場合には、常に専用の表示装置でも保留記憶数を報知しているので、保留図柄を表示しないように表示制御することができる。つまり、演出表示装置における演出表示の態様変化に応じて、一切支障なく自由に、保留図柄の表示の実行可否を変更制御させることができる。
維持された時間をそのまま示す場合は、遊技者としては更に時間を伸ばしたくなり、第2始動口への入賞に一喜一憂することができるようになる。保留図柄のデザインが変化する場合は、見慣れないデザインに変化していくため、維持することに喜びを感じることができ、装飾図柄のデザインが変化する場合も維持する事に喜びを感じさせるとともに、周囲の遊技客にも維持したことをアピールすることができる。なお、デザインの変化タイミングは当該保留が消化される時の変動でも良いし、いずれかの保留記憶が所定時間維持されたタイミングで変化する構成でも良い。
演出モードも当該保留が消化される時に該演出モードが開始される構成でも良いし、いずれかの保留記憶が所定時間維持されたタイミングで変化する構成でも良い。特別な演出モードが開始されることにより、所定時間維持したことに達成感を与えることができる。キャラクタの登場・変化、特別なリーチ演出、予告演出、変動パターン、BGM、演出用可動物についても同様に所定時間維持したことに達成感を与えつつ、積極的に維持する動機を与え、特図の当否判定の結果以外の楽しみを与えることができる。つまり、第1保留記憶が維持されることに一定の演出価値を設定し、遊技者に関心を持たせることが可能となる。
また、携帯端末を介して遊技履歴を専用のサーバーに送り、遊技履歴に応じて遊技機の演出内容の変更、遊技履歴の蓄積等ができる、いわゆる携帯連動サービスに用いることができる。その場合は、変動の度に遊技履歴に対応するポイントを付与するが、維持された回数によって付与するポイント数を増加させたり、或いは倍率が変化する、などの特典を与える起因とすることも考えられる。このようにすれば同じ時間でも、第1保留記憶が所定時間維持されている方がよりポイント数を貰えることができるため、第1保留記憶の維持を望む強い動機とすることができる。
請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記大当り遊技の終了後に前記普通電動役物が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は開放回数を増加する普電開放延長手段を備え、
該普電開放延長手段が作動しているときに、前記保留維持時間示唆手段にて前記第1保留記憶表示に対応する表示内容を変更する、
ことを特徴とする。
また、普通電動役物の開放時間が延長されているとき、遊技者は単に、第1保留記憶に係る記憶の維持がどれだけの時間に亘って行われるかに注目出来るだけでなく、これに加えて、当否判定が優先的に実行されることで第2保留記憶が着実に消化されて行く状態を楽しむことも出来、同時に2つの事象を楽しむことが可能となるので、興趣が向上する。
第2始動口での大当り遊技の方が比較して賞球が多く得られる構成ならば、第2保留記憶に基づく当否判定が優先的に実行されるため、遊技者に有利な遊技構成とすることが可能となる。
逆に、第1始動口での大当り遊技の方が有利ならば、普電開放延長手段が作動していない通常遊技状態時は、常時入球可能な第1始動口での当否判定が主に実行される傾向となるため、普電開放延長手段が作動していない不利なタイミングで大当りすると、普電開放延長手段が作動しているタイミングで大当りした場合よりも有利となる遊技構成を提供することが可能となる。
また、普電開放延長手段は、普通図柄の変動時間を短縮させる機能をともに作動させてもよい。抽選に係る時間が短縮されることにより当りが発生する間隔を短くすることができる。
また、普電開放延長手段は、特別図柄の当否判定の当選確率を高確率にする特図確率変動機能とともに作動させることも考えられる。大当りが容易になるとともに普電開放延長手段により第2保留記憶を貯めやすくなり、非常に有利な状態を形成することができる。
普通図柄の普図当否判定に応じて開放される普通電動役物と、
遊技球の入球が常時可能な第1始動口と、
前記普通電動役物の開放時に入球が可能となる第2始動口と、
前記第1始動口への入球に起因して取得した数値データを第1保留記憶として記憶すると共に、前記第2始動口への入球に起因して取得した数値データを第2保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
前記第1保留記憶又は前記第2保留記憶に基づいて特別図柄の当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定を行う際に、当該数値データを消去して保留記憶数を更新する保留記憶数更新手段と、
前記当否判定の結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技制御手段と、
前記第1保留記憶に基づく当否判定よりも前記第2保留記憶に基づく当否判定を優先的に実行する第2当否判定優先手段と、
前記当否判定に基づいて特別図柄に対応した演出表示を演出表示装置にて行う演出表示手段と、
前記演出表示装置、又は専用の表示装置にて前記保留記憶手段の記憶数を表示する保留記憶数報知手段と、
前記保留記憶手段が前記第1保留記憶に係る記憶をした際にカウント数を更新可能に設定される保留継続表示カウント手段を備え、
該保留継続表示カウント手段は、
前記保留記憶数更新手段が更新を行うことによりカウント数を更新すると共に、前記記憶した第1保留記憶に因る前記当否判定処理を行うことで前記カウント数をクリアし、
前記カウント数に応じて前記演出表示手段又は前記保留記憶数報知手段の表示内容を変化させる保留維持変動回数示唆手段を更に備えた、
構成としても良い。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、演出表示装置にて特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示が何回実行される期間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様、すなわち演出表示手段又は保留記憶数報知手段の表示内容の変化によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
このように構成すれば、常には演出表示装置上で保留記憶数を示す多様な保留図柄を表示し、先読み判定手段を備えるならば当該保留図柄を用いて先読み演出などを行なうことが想定される。このような構成であれば、特別図柄に対応した装飾図柄の変動演出の支障となる場合には、常に専用の表示装置でも保留記憶数を報知しているので、保留図柄を表示しないように表示制御することができる。つまり、演出表示装置における演出表示の態様変化に応じて、一切支障なく自由に、保留図柄の表示の実行可否を変更制御させることができる。
変動回数をそのまま示す場合は、遊技者としては更に回数を伸ばしたくなり、第2始動口への入賞に一喜一憂することができるようになる。保留図柄のデザインが変化する場合は、見慣れないデザインに変化していくため、維持することに喜びを感じることができ、装飾図柄のデザインが変化する場合も維持する事に喜びを感じさせるとともに、周囲の遊技客にも維持したことをアピールすることができる。なお、デザインの変化タイミングは当該保留が消化される時の変動でも良いし、いずれかの保留記憶が所定回数維持されたタイミングで変化する構成でも良い。
演出モードも当該保留が消化される時に該演出モードが開始される構成でも良いし、いずれかの保留記憶が所定回数維持されたタイミングで変化する構成でも良い。特別な演出モードが開始されることにより、所定回数維持したことに達成感を与えることができる。キャラクタの登場・変化、特別なリーチ演出、予告演出、変動パターン、BGM、演出用可動物についても同様に所定回数維持したことに達成感を与えつつ、積極的に維持する動機を与え、特図の当否判定の結果以外の楽しみを与えることができる。つまり、第1保留記憶が維持されることに一定の演出価値を設定し、遊技者に関心を持たせることが可能となる。
また、携帯端末を介して遊技履歴を専用のサーバーに送り、遊技履歴に応じて遊技機の演出内容の変更、遊技履歴の蓄積等ができる、いわゆる携帯連動サービスに用いることができる。その場合は、変動の度に遊技履歴に対応するポイントを付与するが、維持された回数によって付与するポイント数を増加させたり、或いは倍率が変化する、などの特典を与える起因とすることも考えられる。このようにすれば同じ変動回数でも、第1保留記憶が所定回数維持されている方がよりポイント数を貰えることができるため、第1保留記憶の維持を望む強い動機とすることができる。
前記大当り遊技の終了後に前記普通電動役物が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は開放回数を増加する普電開放延長手段を備え、
該普電開放延長手段が作動しているときに、前記保留維持変動回数示唆手段にて前記第1保留記憶表示に対応する表示内容を変更する、
構成としても良い。
また、普通電動役物の開放時間が延長されているとき、遊技者は単に、第1保留記憶に係る記憶の維持がどれだけの変動回数に亘って行われるかに注目出来るだけでなく、これに加えて、当否判定が優先的に実行されることで第2保留記憶が着実に消化されて行く状態を楽しむことも出来、同時に2つの事象を楽しむことが可能となるので、興趣が向上する。
第2始動口での大当り遊技の方が比較して賞球が多く得られる構成ならば、第2保留記憶に基づく当否判定が優先的に実行されるため、遊技者に有利な遊技構成とすることが可能となる。
逆に、第1始動口での大当り遊技の方が有利ならば、普電開放延長手段が作動していない通常遊技状態時は、常時入球可能な第1始動口での当否判定が主に実行される傾向となるため、普電開放延長手段が作動していない不利なタイミングで大当りすると、普電開放延長手段が作動しているタイミングで大当りした場合よりも有利となる遊技構成を提供することが可能となる。
また、普電開放延長手段は、普通図柄の変動時間を短縮させる機能をともに作動させてもよい。抽選に係る時間が短縮されることにより当りが発生する間隔を短くすることができる。
また、普電開放延長手段は、特別図柄の当否判定の当選確率を高確率にする特図確率変動機能とともに作動させることも考えられる。大当りが容易になるとともに普電開放延長手段により第2保留記憶を貯めやすくなり、非常に有利な状態を形成することができる。
普通図柄の普図当否判定に応じて開放される普通電動役物と、
遊技球の入球が常時可能な第1始動口と、
前記普通電動役物の開放時に入球が可能となる第2始動口と、
前記第1始動口への入球に起因して取得した数値データを第1保留記憶として記憶すると共に、前記第2始動口への入球に起因して取得した数値データを第2保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
前記第1保留記憶又は前記第2保留記憶に基づいて特別図柄の当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定を行う際に、当該数値データを消去して保留記憶数を更新する保留記憶数更新手段と、
前記当否判定の結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技制御手段と、
前記第1保留記憶に基づく当否判定よりも前記第2保留記憶に基づく当否判定を優先的に実行する第2当否判定優先手段と、
前記当否判定に基づいて特別図柄に対応した演出表示を演出表示装置にて行う演出表示手段と、
前記演出表示装置、又は専用の表示装置にて前記保留記憶手段の記憶数を表示する保留記憶数報知手段と、
前記保留記憶手段が前記第1保留記憶に係る記憶をした際にカウント数を更新可能に設定される保留継続表示カウント手段を備え、
該保留継続表示カウント手段は、
前記大当り遊技制御手段が大当り遊技を実行することによりカウント数を更新すると共に、前記記憶した第1保留記憶に因る前記当否判定処理を行うことで前記カウント数をクリアし、
前記カウント数に応じて前記演出表示手段又は前記保留記憶数報知手段の表示内容を変化させる保留維持大当り回数示唆手段を更に備えた、
構成としても良い。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、大当り遊技が何回実行される期間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様、すなわち演出表示手段又は保留記憶数報知手段の表示内容の変化によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
このように構成すれば、常には演出表示装置上で保留記憶数を示す多様な保留図柄を表示し、先読み判定手段を備えるならば当該保留図柄を用いて先読み演出などを行なうことが想定される。このような構成であれば、特別図柄に対応した装飾図柄の変動演出の支障となる場合には、常に専用の表示装置でも保留記憶数を報知しているので、保留図柄を表示しないように表示制御することができる。つまり、演出表示装置における演出表示の態様変化に応じて、一切支障なく自由に、保留図柄の表示の実行可否を変更制御させることができる。
大当り回数をそのまま示す場合は、遊技者としては更に回数を伸ばしたくなり、第2始動口への入賞に一喜一憂することができるようになる。保留図柄のデザインが変化する場合は、見慣れないデザインに変化していくため、維持することに喜びを感じることができ、装飾図柄のデザインが変化する場合も維持する事に喜びを感じさせるとともに、周囲の遊技客にも維持したことをアピールすることができる。なお、デザインの変化タイミングは当該保留が消化される時の変動でも良いし、いずれかの保留記憶が所定回数維持されたタイミングで変化する構成でも良い。
演出モードも当該保留が消化される時に該演出モードが開始される構成でも良いし、いずれかの保留記憶が所定回数維持されたタイミングで変化する構成でも良い。特別な演出モードが開始されることにより、所定回数維持したことに達成感を与えることができる。キャラクタの登場・変化、特別なリーチ演出、予告演出、変動パターン、BGM、演出用可動物についても同様に所定回数維持したことに達成感を与えつつ、積極的に維持する動機を与え、特図の当否判定の結果以外の楽しみを与えることができる。つまり、第1保留記憶が維持されることに一定の演出価値を設定し、遊技者に関心を持たせることが可能となる。
また、携帯端末を介して遊技履歴を専用のサーバーに送り、遊技履歴に応じて遊技機の演出内容の変更、遊技履歴の蓄積等ができる、いわゆる携帯連動サービスに用いることができる。その場合は、変動の度に遊技履歴に対応するポイントを付与するが、維持された回数によって付与するポイント数を増加させたり、或いは倍率が変化する、などの特典を与える起因とすることも考えられる。このようにすれば同じ大当り回数でも、第1保留記憶が所定回数維持されている方がよりポイント数を貰えることができるため、第1保留記憶の維持を望む強い動機とすることができる。
前記大当り遊技の終了後に前記普通電動役物が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は開放回数を増加する普電開放延長手段を備え、
該普電開放延長手段が作動しているときに、前記保留維持大当り回数示唆手段にて前記第1保留記憶表示に対応する表示内容を変更する、
構成としても良い。
また、普通電動役物の開放時間が延長されているとき、遊技者は単に、第1保留記憶に係る記憶の維持がどれだけの大当り遊技の実行回数に亘って行われるかに注目出来るだけでなく、これに加えて、当否判定が優先的に実行されることで第2保留記憶が着実に消化されて行く状態を楽しむことも出来、同時に2つの事象を楽しむことが可能となるので、興趣が向上する。
第2始動口での大当り遊技の方が比較して賞球が多く得られる構成ならば、第2保留記憶に基づく当否判定が優先的に実行されるため、遊技者に有利な遊技構成とすることが可能となる。
逆に、第1始動口での大当り遊技の方が有利ならば、普電開放延長手段が作動していない通常遊技状態時は、常時入球可能な第1始動口での当否判定が主に実行される傾向となるため、普電開放延長手段が作動していない不利なタイミングで大当りすると、普電開放延長手段が作動しているタイミングで大当りした場合よりも有利となる遊技構成を提供することが可能となる。
また、普電開放延長手段は、普通図柄の変動時間を短縮させる機能をともに作動させてもよい。抽選に係る時間が短縮されることにより当りが発生する間隔を短くすることができる。
また、普電開放延長手段は、特別図柄の当否判定の当選確率を高確率にする特図確率変動機能とともに作動させることも考えられる。大当りが容易になるとともに普電開放延長手段により第2保留記憶を貯めやすくなり、非常に有利な状態を形成することができる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、第一実施形態の弾球遊技機としてのパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に構成される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、普通図柄抽選での当選時のみ、つまり普通電動役物の開放時にのみ、入球可能となっている。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定の回数にわたり、所定時間の開放が行われる。具体的には、通常の遊技状態であれば、1回の当選により約2.6秒の開放が2回行なわれる。すなわち、普通電動役物(第2始動口12)は、普通図柄の普図当否判定に応じて開放される。
このように、第1特図表示装置9aは、後述する当否判定処理のS230及びS235の判定結果を示す特別図柄として、第1特図を表示する特別図柄表示装置である。同じく、第2特図表示装置9bも、当否判定処理のS230及びS235の判定結果を示す特別図柄として、第2特図を表示する特別図柄表示装置である。
なお、本実施形態の第1特図保留数表示装置18a及び第2特図保留数表示装置18bは、何れも4個のLEDによって各々保留上限数4個の保留記憶を表示可能な構成となっている。
このように、演出図柄表示装置6は、当否判定に基づいて、第1特図又は第2特図に対応した装飾図柄を所定の表示態様(例えば、所定の変動表示パターン)により、所定の変動時間だけ表示した後に、確定表示を行うことで、当否判定の結果を報知する変動装飾演出に係る表示を実行する本実施形態の演出表示装置である。
また、演出図柄表示装置6は、上述した第1特図保留記憶に対応して、これを装飾表示する第1保留図柄と、さらに、第2特図保留記憶に対応して、これを装飾表示する第2保留図柄と、を共に表示するよう構成されている。
なお、後に詳述するサブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置82を介して、演出図柄表示装置6において、前記当否判定結果の報知や第1保留図柄の演出表示の制御を実行する。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84、電源基板にはCPU、ROM、RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
発射制御装置84は、発射モータ30を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄や保留記憶の個数に係る保留表示等の装飾演出画像を表示させる。
本実施形態の主制御装置80は、遊技を統括制御する主制御手段であり、サブ統合制御装置83は主制御装置80からのコマンドによって演出制御を行う演出制御手段(演出表示手段)である。
次に、第一実施形態のパチンコ機50の動作について説明する。
第一実施形態のパチンコ機50は、常時入賞が可能な第1始動口11と、上述した普通図柄抽選での当選により一定期間にわたり開放され、入賞が可能となる第2始動口12が設けられており、第1始動口11への入賞に起因して抽出された第1抽出乱数(数値データ)による大当り抽選(当否判定)、及び第2始動口12への入賞に起因して抽出された第2抽出乱数(数値データ)による大当り抽選(当否判定)が行われる。
さらに、本実施形態では、第1抽出乱数(数値データ)は第1特図保留記憶(第1保留記憶)として、また、第2抽出乱数(数値データ)は第2特図保留記憶(第2保留記憶)として保留記憶される構成となっており、この点については後で、詳述する。
また、パチンコ機50では、第1始動口11又は第2始動口12への入賞により抽出された乱数が、上限数として各々最大4個まで保留記憶として記憶され、各保留記憶に対応する保留図柄(保留記憶表示)が表示されると共に、大当り抽選で当たると、所定ラウンド数の大当り遊技が行われる。
このように、本実施形態では、大当り遊技の終了後に、通常遊技状態中よりも、普通電動役物の開放時間が延長される、普電開放延長機能が作動する。つまり、主制御装置80は、普電役物ソレノイド12bの開放制御処理(図示しない)を実行することにより、普通電動役物の開放時間を通常遊技状態中よりも開放延長するように構成されている。
(1)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
すなわち、入賞確認処理(S50)の1モジュールとしてのコマンド送信処理は、例えば始動口への入賞に係る検出結果(保留記憶の増加)に基づいて作成された表示すべき保留記憶の数を示唆する保留記憶数指示コマンド等を、サブ統合制御装置83に送信する処理である。
本実施形態では、前回の割り込み処理における入賞確認処理の終了後から、当該入賞確認処理までの期間に発生した始動口への入賞に基づいて、保留記憶数指示コマンドを送信するように構成されている。
また、当否判定処理(S55)の1モジュールとしてのコマンド送信処理は、例えば大当り抽選の実行(保留記憶の消化)に基づいて作成された表示すべき保留記憶の数を示唆する保留記憶数指示コマンド等を、サブ統合制御装置83に送信する処理である。
本実施形態では、前回の割り込み処理における当否判定処理の終了後から、当該当否判定処理までの期間に当否判定を実行する条件が成立したことに基づいて、保留記憶数指示コマンドを送信するように構成されている。
本実施形態の主制御装置80は、第1始動口11への入賞や、当該入賞に基づく大当り抽選(当否抽選)の実行によって増減変化する第1特図保留記憶の表示数をサブ統合制御装置83に指示するための、複数種類の第1(特1)保留記憶数指示コマンドを具備してなる第1(特1)保留記憶数指示コマンドテーブルを備える。また、第2始動口12への入賞や、当該入賞に基づく大当り抽選(当否抽選)の実行によって増減変化する第2特図保留記憶の表示数をサブ統合制御装置83に指示するための、複数種類の第2(特2)保留記憶数指示コマンドを具備してなる第2(特2)保留記憶数指示コマンドテーブルを備える。当該第1(特1)保留記憶数指示コマンドテーブルは、動作番号をA6Hとして、識別番号が00H乃至04Hとなる5種類のコマンドで構成されている。また同じく、第2(特2)保留記憶数指示コマンドテーブルは、動作番号をA7Hとして、識別番号が00H乃至04Hとなる5種類のコマンドで構成されている。
各コマンドが示唆する内容(保留個数情報)を詳述すると、A6H00Hは、第1特図保留記憶を表示しない旨のコマンド、A6H01Hは、第1特図保留記憶を1個表示する旨のコマンド、であり、途中割愛して、A6H04Hは、第1特図保留記憶を4個表示する旨のコマンド、である。同じく、A7H00Hは、第2特図保留記憶を表示しない旨のコマンド、A7H01Hは、第2特図保留記憶を1個表示する旨のコマンド、であり、途中割愛して、A7H04Hは、第2特図保留記憶を4個表示する旨のコマンド、である。
次に、第1始動口11又は第2始動口12への入賞を検出し、該入賞に応じて第1特図保留記憶(第1保留記憶)又は第2特図保留記憶(第2保留記憶)の生成等を行う始動入賞確認処理1について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理(S50)からコールされるサブルーチンとして構成されている。
すなわち、主制御装置80はS110において、第1始動口11への入球に起因して抽出することで取得した各種乱数値(数値データ)を第1特図保留記憶(第1保留記憶)として記憶するように構成されている。
すなわち、主制御装置80はS130において、第2始動口12への入球に起因して抽出することで取得した各種乱数値(数値データ)を第2特図保留記憶(第2保留記憶)として記憶するように構成されている。
次に、保留記憶として記憶された大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理1について、図7〜11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
このように、本実施形態では、第2特図保留記憶がある状態で、第1特図保留記憶の消化は行われない。すなわち、本実施形態の当否判定処理におけるS215、S220、S380及びS385の処理によって、第2特図保留記憶に基づく当否判定を、第1特図保留記憶に基づく当否判定に優先して実行し、結果的に、後述するS230又はS235にて第2特図保留記憶を第1特図保留記憶に優先して消化する構成となっている。
また、S220及びS385の処理では、当否判定を実行するに際して該当否判定の対象である保留記憶に係る数値データを消去(消化)すると共に、消去によってデクリメントされた個数を新たな保留記憶数として更新するように構成されている。
このとき第1特図保留記憶数指示コマンド又は第2特図保留記憶数指示コマンドが示唆する内容は、現在表示されている第1特図保留記憶又は第2特図保留記憶の個数から減少(消化)した個数の表示を促す内容となる。
すなわち、本実施形態の主制御装置80が実行する大当り遊技状態は、第1始動口11への入球を起因とする第1大当り遊技状態と、第2始動口12への入球を起因とする第2大当り遊技状態を備えると共に、第2大当り遊技状態は第1大当り遊技状態よりも賞球の獲得に有利な大当り遊技状態となっている。
このような有利度に差異が設定された第1大当り遊技状態と第2大当り遊技状態の、複数の大当り遊技状態を備えている本実施形態のパチンコ機50では、上述したように、第2特図保留記憶を第1特図保留記憶に優先して消化する構成を備えることによって、遊技者が不利な結果を被ることのないように構成されている。
なお、大当り遊技の内容は、大当り図柄に基づいて設定するのが好適である。このようにするならば、S245にて大当り図柄の決定処理によって、大当りの設定内容も決定されることとなる。よって、弾球遊技機の性能を設計する上で、利便性が高くなる。
なお、変動開始コマンドは、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等を示すコマンドである。より詳述すると、当該開始される変動表示が第1特図保留記憶又は第2特図保留記憶の何れに基づいて実行されるものであるかを示唆するデータ、に加えて、上述した抽選結果を示すデータ、すなわち、通常大当たり、確変大当り、リーチハズレ(ハズレであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しのハズレ、の何れかを示唆するデータと、変動時間を指定する変動パターンに係るデータを備えたコマンドである。
したがって、当該変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、該変動開始コマンドに基づいて大当たり図柄又はハズレ図柄、リーチの有無、変動時間、及び何れの特図に対応した演出図柄を表示すべきかを判断し、主制御装置80による第1特図又は第2特図の変動表示の開始と略同時に、第1特図又は第2特図の何れかに対応した演出図柄の変動表示を開始させるように構成されている。
図15(a)に記載の表は、大当り演出でノーマルハズレ(当否判定においてハズレとなった場合に、大当り演出でリーチハズレとならない、すなわちリーチ状態にもならずにハズレとなること)となる確率と、リーチハズレ(当否判定においてハズレとなった場合に、大当り演出でリーチハズレとなる、すなわちリーチ状態になった後にハズレとなること)となる確率と、大当り抽選で大当りとなる確率(出現率)を示している。つまり、3種類の状態が発生する振分率は、ノーマルハズレが284/300、リーチハズレが15/300、そして大当りが1/300となっている。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S340に処理を移行する。
(4)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技の進行を制御する大当り遊技処理について、図12〜図14のフローチャートを用いて説明する。本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
すなわち、大当り遊技処理は、S400にて肯定判定であれば、すなわち換言すれば当否判定の結果が大当りであった場合に、S405以下の大当り遊技状態に係る制御処理に移行することによって、大当り遊技を実行可能となっている。
続いて図13に関して、大入賞口14の開放中に移行するS430では、主制御装置80は、大入賞口14に入賞した遊技球の数が予め定められた上限入賞個数としての10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S430:Yes)、S440に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S430:No)、S435に処理を移行する。
S445では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、S465では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。
S485では、主制御装置80は、大当り遊技後の遊技状態に係る情報を記憶したモードバッファの設定内容を確認して大当り遊技後に確変モードに移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S485:Yes)、確変モード中に実行可能な大当り抽選の回数(確変回数)を設定すると共に(S490)、確変フラグをセットし(S495)、S500に処理を移行する。
次に、本実施形態における本発明の要部として、サブ統合制御装置83が実行する制御処理について、図16及び図17を参照して説明する。図16は、第一実施形態における保留継続数カウンタ更新処理1についてのフローチャートである。図17は、第一実施形態における保留継続数カウンタ更新処理1についてのフローチャートである。
先ず図16を参照すると、サブ統合制御装置83は、S600において、第1特図保留記憶に係る、第1保留記憶数指示コマンドを主制御装置80から受信したか否かの判定処理を実行し、肯定判定の場合には(S600:Yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:No)、本処理を終了する。
なお、S600にて判定の対象となる前記第1保留記憶数指示コマンドは、上述した始動入賞確認処理1(図6)の第1保留記憶数指示コマンド送信処理(S115)により送信されたコマンドであり、保留記憶数の増加を示唆する内容のコマンドである。すなわち、第1特図保留記憶が新たに発生した場合にサブ統合制御装置83が主制御装置80から受信するコマンドである。
なお、本実施形態の継続数カウンタは、記憶された第1特図保留記憶に対して、個別に設定可能となっている。すなわち、保留記憶の上限数である4個の第1特図保留記憶が記憶されている場合、個々の第1特図保留記憶に対応した4個の継続数カウンタが設定されるように構成されている。これによって、複数の第1特図保留記憶に関する保留状態を維持した期間(変動回数)が、個別具体的に判別可能となっている。
先ず、サブ統合制御装置83は、S630において、変動開始コマンドを主制御装置80から受信したか否かの判定処理を実行し、肯定判定の場合には(S630:Yes)、S635に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S630:No)、本処理を終了する。
変動開始コマンドは、上述したように、当否判定処理1(図9参照)のS275にて、主制御装置80が第1特図保留記憶又は第2特図保留記憶に基づく特別図柄の変動表示の開始処理に併せて、演出図柄表示装置6にて特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示の開始を指示するコマンドである。
このように、本実施形態の継続数カウンタは、装飾図柄(特別図柄に対応)の変動表示の開始毎に、1ずつ加算するように構成されている。
また、S635では、設定されている全ての継続数カウンタの其々について、全て個別にインクリメント処理が行われるように構成されている。すなわち、図示省略しているが、S635は、その時点において設定されている個々の継続カウンタのカウント値を其々1ずつ加算する処理である。
なお、本処理すなわち保留継続数カウンタ更新処理1の以下に説明する処理においても、図示省略しているが、その時点にて設定されている継続数カウンタの全てに関して、個別に処理を行うように構成されている。つまり、例えば第1特図保留記憶が4個有る場合、各記憶又は各記憶に対応した継続数カウンタに対して、個々に処理を行うものである。
なお、ここで図19(a)を参照すると、円形に白星模様が付記された第1保留図柄138が、本実施形態の「50回保留図柄」の表示例である。
なお、ここで図19(a)を参照すると、円形に黒星模様が付記された第1保留図柄137が、本実施形態の「100回保留図柄」の表示例である。
なお、ここで図19(a)を参照すると、円形に六芒星(ヘキサグラム)模様が付記された第1保留図柄136が、本実施形態の「200回保留図柄」の表示例である。
なお、ここで図19(a)を参照すると、円形に太陽模様が付記された第1保留図柄135が、本実施形態の「300回保留図柄」の表示例である。
なお、ここで図18(a)を参照すると、単に円形に形成された第1保留図柄130乃至第1保留図柄133が、本実施形態の「通常保留図柄」の表示例である。
なお、継続数カウンタが設定される対象となる保留記憶は、当否判定処理を実行する際にカウンタをクリアする構成が考えられる。よって、サブ統合制御装置83は、図示しないが、継続数カウンタが設定されている保留記憶に基づく特図変動開始コマンドの受信時に、該継続数カウンタのカウント値をクリアして、カウントアップ可能な設定を解除し、保留記憶表示の維持状態を終了させるよう構成されている。
図18(a)には、第1保留図柄及び第2保留図柄を含む本実施形態の演出図柄表示装置6における表示例を示している。第1保留図柄は、第1特図保留記憶に対応して、これを装飾表示する保留図柄であり、第2保留図柄は、第2特図保留記憶に対応して、これを装飾表示する保留図柄である。
演出図柄表示装置6には、略中央に第1特図(特別図柄)又は第2特図(特別図柄)に対応した装飾図柄100として、変動表示可能な3桁の数字が横並びで表示される。この場合、装飾図柄100として、「246」が表示されている。装飾図柄100の直下すなわち演出図柄表示装置6の下部且つ左右中央には、「熊の達吉」のキャラクタ表示110が表示されている。「熊の達吉」のキャラクタ表示110の右側方には、第2保留図柄を表示する第2保留図柄表示領域が設けられ、左側方には、第1保留図柄を表示する第1保留図柄表示領域が設けられる。第1保留図柄及び第2保留図柄の何れも、保留記憶が発生すると、各々の表示領域の中で「熊の達吉」のキャラクタ表示110に近い箇所から表示され、新しい保留記憶ほど「熊の達吉」のキャラクタ表示110から遠い箇所に表示されるようになっている。すなわち、第1特図又は第2特図に係る保留記憶が発生すると、発生順にしたがって、第1保留図柄又は第2保留図柄が中央から左右何れかの側方に向かって順次、表示され、保留記憶が消化されると対応する保留図柄が消滅して、表示されている他の保留図柄が中央に向かってシフト表示するように構成されている。
さらに、図18(a)に示す状態は、時短状態中(普電の開放延長中)であって、且つ時短状態となってから特別図柄の変動表示が49回実行された状態を例示している。
また、2番目に古い第1保留図柄131は、時短状態(普電の開放延長状態)が開始されて1回目の変動表示中(2回目の変動表示開始より前)に第1始動口11に入球したことに基づいて発生した第1特図保留記憶である。当該発生時に、上述した保留継続数カウンタ設定処理(図16)のS605にて設定された第1保留図柄131に対応する継続数カウンタは、時短状態の2回目の変動表示開始時にて、カウントアップされてカウント値が「1」となり、図18(a)に示す状態では「48」となっている。つまり、第1保留図柄131に対応する第1特図保留記憶は、特別図柄の変動表示回数として、48回の期間に亘って保留記憶として維持されている。
図18(b)に示すように、第2特図保留記憶が第1特図保留記憶に優先して消化されることにより、最古の第2特図保留記憶に対応した第2保留図柄120(図18(a)参照)に基づいて、変動表示が実行される。該変動表示は、時短状態における50回目の変動表示であり、図18(b)には変動表示が終了して、装飾図柄100が「486」で確定表示した状態が示されている。
第2保留図柄120は消去され、第2保留図柄121乃至第2保留図柄123がシフト処理され、加えて新たに発生した第2保留図柄124が表示される。
第2保留図柄120の消化による変動表示の開始時において、変動開始コマンドを受信(S630で肯定判定)すると、S635にて先ず最古の第1保留図柄130に対応する継続数カウンタに1を加算する。該加算によって、第1保留図柄130に対応する継続数カウンタのカウント値は、「50」となる。該継続数カウンタのカウント値を参照して、S640の判定処理を行い、肯定判定となることで、S645にて第1保留図柄130に対して「50回保留図柄」を選択する。
以下に順次、第1保留図柄131乃至第1保留図柄133に対応する継続数カウンタを参照して同様の処理を行うが、何れの継続数カウンタのカウント値も、「50」未満であるので、第1保留図柄131乃至第1保留図柄133については、この場合も「通常保留図柄」が選択される。
全ての第1保留図柄に係る選択が終了すると、S650にて選択した保留図柄に更新する処理を実行する。この結果、図18(b)の第1保留図柄130には、「通常保留図柄」から更新して、白星模様が付記された本実施形態の「50回保留図柄」が表示され、第1保留図柄131乃至第1保留図柄133は、図18(a)の場合と同じく「通常保留図柄」が選択して表示される。
このように本実施形態では、第1保留図柄を「通常保留図柄」とは異なる表示態様である「50回保留図柄」で表示することにより、第1特図保留記憶が特別図柄の変動表示回数として、50回以上99回以下の期間に亘って保留を維持していることを報知するよう構成されている。
図18(c)に示すように、最古の第2特図保留記憶に対応した第2保留図柄121(図18(b)参照)に基づいて、変動表示が実行される。該変動表示は、時短状態における51回目の変動表示であり、図18(c)には変動表示が終了して、装飾図柄100が「820」で確定表示した状態が示されている。
第2保留図柄121は消去され、第2保留図柄122乃至第2保留図柄124がシフト処理され、加えて新たに発生した第2保留図柄125が表示される。
第2保留図柄121の消化による変動表示の開始時において、変動開始コマンドを受信(S630で肯定判定)すると、S635にて先ず最古の第1保留図柄130に対応する継続数カウンタに1を加算する。該加算によって、第1保留図柄130に対応する継続数カウンタのカウント値は、「51」となる。該継続数カウンタのカウント値を参照して、S640の判定処理を行い、肯定判定となることで、S645にて第1保留図柄130に対して「50回保留図柄」を選択する。
なお、本実施形態では、変更される保留記憶が複数である構成を示したが、別の実施例として、保留継続に係る演出として、最古の保留図柄のみを対象に保留図柄の表示態様を変更していく構成も考えられる。このようにすれば、最も長い期間に亘って保留を継続維持したものだけが報知されるため、紛らわしくなく、遊技者にも継続されている状態が認識され易い。また、後述の演出例などでは、複数の継続数を反映させることは困難であるため、当該処理を行う構成が前提となっている。
以下に順次、第1保留図柄132乃び第1保留図柄133に対応する継続数カウンタを参照して同様の処理を行うが、何れの継続数カウンタのカウント値も、「50」未満であるので、第1保留図柄132乃び第1保留図柄133については、この場合も「通常保留図柄」が選択される。
全ての第1保留図柄に係る選択が終了すると、S650にて選択した保留図柄に更新する処理を実行する。この結果、図18(c)の第1保留図柄130には、「50回保留図柄」が継続して表示される。また、第1保留図柄131には、「通常保留図柄」から更新して、「50回保留図柄」が表示される。第1保留図柄132乃び第1保留図柄133は、図18(b)の場合と同じく「通常保留図柄」が選択して表示される。
図19(b)には、第1特図保留記憶が記憶状態を維持する変動表示回数を、第1保留図柄の表示態様によって報知する他の例を示す。最古の第1保留図柄140、から左方に向かって、保留記憶された順にしたがって、第1保留図柄141、第1保留図柄142、及び第1保留図柄143が表示される。
当該表示例では、先ず変動表示数が50回を超えたことにより、第1保留図柄142又は第1保留図柄143のような単なる円形の「通常保留図柄」から、変動表示回数を数字として付記する表示態様に更新される。これにより、具体的な変動表示回数が報知可能となり、より興味を抱かせることが出来る。
さらに、変動表示回数の多寡に応じて、例えば桁数によって、異なるデザインにより数字が表示されるように構成されている。これにより、変動表示回数の多寡が視覚的に一目瞭然で認識することができる。また、桁数に限定することなく、同じ桁数であっても多寡に応じた段階的な区分に基づいてデザインを異ならせても良い。
また、この表示されたキャラクタを、当該第1保留図柄が消化されることで実行される変動表示演出において登場させるようにしても良い。これにより、第1保留図柄の表示態様と、変動表示演出の表示態様との間に関連性を持たせることが出来、興趣が増す。
さらに、第1保留図柄として異なるキャラクタを表示するようにした場合、変動表示回数の増加によって更新されるキャラクタ間の関係性において、例えば生物の成長の過程を示す内容(例として、卵、雛、鶏、そして卵といった成長プロセス)としたり、時系列的にその前後関係が明確に認識できる内容としたりするように構成しても良い。これにより、キャラクタの更新によって展開する物語性を生みだすことが出来、一層、遊技者に当該状態に対して興味を抱かせることが容易となる。
すなわち、第1特図保留記憶が記憶状態を維持した変動表示回数の多寡を、該第1特図保留記憶が消化されることに因り実行される装飾図柄の演出表示態様の種別によって報知するようにしても良い。
すなわち、第1特図保留記憶が記憶状態を維持した変動表示回数が、50回乃至99回の場合には、図20(a)に示すようにカラテ家キャラクタ115による「自己鍛錬モード」によって表示演出する。また、第1特図保留記憶が記憶状態を維持した変動表示回数が、100回乃至199回の場合には、図20(b)に示すようにカラテ家キャラクタ115と、兄弟子キャラクタ116とによる「組手稽古モード」によって表示演出する。さらに、第1特図保留記憶が記憶状態を維持した変動表示回数が、200回乃至299回の場合には、図20(c)に示すようにカラテ家キャラクタ115と、敵キャラクタ117とによる「異種格闘技試合モード」によって表示演出する。
このような演出構成として場合、各演出モードでは、所定の演出結果を導出表示出来た際に、遊技者にとって有利な状態となるように設定しても良い。すなわち、各演出モードの実行中に、遊技者によってジョグダイヤル68を操作することによりカラテ家キャラクタ115の表示位置を任意に変更可能とし、さらに演出ボタン67の押下操作に基づいてカラテ家キャラクタ115による突きや蹴りといった攻撃演出表示が実行可能となる。このような遊技者の任意の操作に基づいて、図3(a)の「自己鍛錬モード」では岩を破壊し、図3(b)の「組手稽古モード」では兄弟子キャラクタ116を倒し、また、図3(c)の「異種格闘技試合モード」では敵キャラクタ117を倒すことが出来れば、装飾図柄100が例えば「777」の大当り図柄で確定表示して、大当り遊技状態へ移行するようにしても良い。
このように構成することにより、「自己鍛錬モード」よりも「組手稽古モード」に、また「組手稽古モード」よりも「異種格闘技試合モード」に、移行した方が、遊技者の大当りとなるかもしれないという期待感を煽ることが出来る。よって、本実施形態の図20(a)乃至(c)に示す演出を行った際にも、第1特図保留記憶が記憶状態を維持した変動表示回数の多い場合ほど、遊技者の大当りへの期待感を強く抱かせる演出が行われることになり、結果的には、第1特図保留記憶が記憶状態をどれだけ長い変動表示回数に亘って維持するか否かに対して、遊技者に関心を抱かせることが可能となる。そして、第1特図保留記憶が記憶状態を維持する事象の態様(程度)に、一定の価値を付与することが出来る。
このように構成することによっても、「自己鍛錬モード」よりも「組手稽古モード」に、また「組手稽古モード」よりも「異種格闘技試合モード」に、移行した方が、遊技者にとって希少価値の高い演出を見る事が出来る。よって、本実施形態の図20(a)乃至(c)に示す演出を行った際にも、第1特図保留記憶が記憶状態を維持した変動表示回数の多い場合ほど、珍しい演出が行われることになり、結果的には、第1特図保留記憶が記憶状態をどれだけ長い変動表示回数に亘って維持するか否かに対して、遊技者に関心を抱かせることが可能となる。そして、第1特図保留記憶が記憶状態を維持する事象の態様(程度)に、一定の価値を付与することが出来る。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、演出図柄表示装置6にて特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示が何回実行される期間に亘って行われたかについての報知を、第1保留図柄の演出表示の表示態様によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
特に追加される予告演出が、比較的に精度の高い予告や先読み判定内容を報知するものであれば、遊技者は表示結果が表示される前に、当否判定の結果が判断し易くなるため、より快適に遊技を行うことが出来るようになる。
また、本実施形態では、第1特図保留記憶だけを対象とする構成を示したが、第2特図保留記憶の継続数を対象にしても良い。その場合、保留記憶数は最大でも所定の上限数を限度として保留記憶され、上限数を超えると保留記憶されないので、記憶を維持する対象となる保留記憶の個数は、前記上限数となる。このとき、記憶されたときに上限数に到達した保留記憶のみに関して、保留図柄を変更したり、予告演出、変動演出を変更するようにしても良い。このように構成することによって、演出力が向上するし、どのくらいの頻度で上限数に達しているのか、判り易くなる。
また、本実施形態では開放延長状態にて説明したが、通常遊技状態時の普通図柄の当たり遊技としてショート開放、ロング開放を備えた遊技構成や、普通図柄が当たり易い遊技構成であれば、通常遊技状態時でも第2特図保留記憶が発生し易く、同様の演出が可能となる。
次に本発明の他の実施形態として、第二実施形態について説明する。
先ず、本実施形態は、上述した第一実施形態と略同じ構成を備えているため、同様の構成及び作用については説明を割愛する。本実施形態の第一実施形態の相違点は、第1特図保留記憶が記憶状態をどれだけ長い期間(変動表示回数)に亘って維持するかを計測する手段(継続数カウンタの設定及びカウントアップ)を、サブ統合制御装置83(演出制御手段)ではなく主制御装置80(主制御手段)が備えて担う点にある。よって、以下に、本実施形態の主制御装置80が実行する「始動入賞確認処理2」及び「当否判定処理2」について、図21乃至図26を参照して説明する。
なお、図示しないが本実施形態のサブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに応じて演出制御を実行するものであり、継続数カウンタの設定及びカウントアップ等の制御を行うものではない。
すなわち、主制御装置80はS2110において、第1始動口11への入球に起因して抽出することで取得した各種乱数値(数値データ)を第1特図保留記憶(第1保留記憶)として記憶するように構成されている。
本実施形態の継続数カウンタは、第1特図保留記憶が保留記憶されてから、どれだけの期間すなわち特別図柄に係る何回の変動表示に亘って、保留記憶されている状態を維持しているかを計測する保留維持変動回数計測手段である。そして、該S2112における継続数カウンタの設定により、第1特図保留記憶が発生すると、継続数カウンタに係るカウント値(数)のカウントアップを開始可能となるように構成されている。
なお、本実施形態の継続数カウンタは、記憶された第1特図保留記憶に対して、個別に設定可能となっている。すなわち、保留記憶の上限数である4個の第1特図保留記憶が記憶されている場合、個々の第1特図保留記憶に対応した4個の継続数カウンタが設定されるように構成されている。これによって、複数の第1特図保留記憶に関する保留状態を維持した期間(変動回数)が、個別具体的に判別可能となっている。
なお、上述したように本実施形態では、S2112の処理を、時短状態である場合にのみ移行する構成としたが、非時短状態でも移行する構成も考えられる。このように構成することで、非時短状態すなわち第1保留記憶が記憶維持され難い状態でもS2112の処理を行うようになり、悪い条件下であるにも拘わらず記憶維持された場合には、当該維持状態の希少価値が自然と高まり、遊技者の注目を集めやすくなる。
すなわち、主制御装置80はS2130において、第2始動口12への入球に起因して抽出することで取得した各種乱数値(数値データ)を第2特図保留記憶(第2保留記憶)として記憶するように構成されている。
すなわち、第2特図保留記憶と第1特図保留記憶が共に有る場合に、S2390の処理に移行するようになっている。第2特図保留記憶が有っても、第1特図保留記憶が無い場合には、S2390及びS2392の処理は行わない。
S2392では、主制御装置80は、継続数カウンタのカウント値を参照してカウント値に対応した第1保留図柄の態様(種別)を選択する、継続数カウンタ参照処理1を実行し、S2396に処理を移行する。
主制御装置80は、S2392において、設定された継続数カウンタのカウント値を参照して、継続数カウンタのカウント値に対応して表示される第1特図保留記憶の保留図柄(図19(a)参照。第1特図保留図柄135乃至138)を選択する。つまり、継続数カウンタのカウント値が50以上、99以下の範囲に属する場合には、「50回保留図柄」を選択し、継続数カウンタのカウント値が100以上、199以下の範囲に属する場合には、「100回保留図柄」を選択し、継続数カウンタのカウント値が200以上、299以下の範囲に属する場合には、「200回保留図柄」を選択し、継続数カウンタのカウント値が300以上である場合には、「300回保留図柄」を選択し、継続数カウンタのカウント値が50未満である場合には、「通常保留図柄」を選択する処理を実行する。
このように、本実施形態では、第2特図保留記憶がある状態で、第1特図保留記憶の消化は行われない。すなわち、本実施形態の当否判定処理におけるS2215、S2220、S2380及びS2385の処理によって、第2特図保留記憶に基づく当否判定を、第1特図保留記憶に基づく当否判定に優先して実行し、結果的に、後述するS2230又はS2235にて第2特図保留記憶を第1特図保留記憶に優先して消化する構成となっている。
また、S2220及びS2385の処理では、当否判定を実行するに際して該当否判定の対象である保留記憶に係る数値データを消去(消化)すると共に、消去によってデクリメントされた個数を新たな保留記憶数として更新するように構成されている。
S2386bでは、主制御装置80は、設定されている継続数カウンタをクリアして設定を解除し、S2270に処理を移行する。すなわち、継続数カウンタをカウントアップ可能な状態から不能な状態に設定変更する。このように、第1特図保留記憶に基づいて当否判定処理が実行される場合、該第1特図保留記憶に対して継続数カウンタが設定されていれば、この設定を解除して、保留記憶表示の維持状態を終了させる。
このとき第1特図保留記憶数指示コマンド又は第2特図保留記憶数指示コマンドが示唆する内容は、現在表示されている第1特図保留記憶又は第2特図保留記憶の個数から減少(消化)した個数の表示を促す内容となる。
なお、変動開始コマンドは、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等を示すコマンドである。より詳述すると、当該開始される変動表示が第1特図保留記憶又は第2特図保留記憶の何れに基づいて実行されるものであるかを示唆するデータ、に加えて、上述した抽選結果を示すデータ、すなわち、通常大当たり、確変大当り、リーチハズレ(ハズレであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しのハズレ、の何れかを示唆するデータと、変動時間を指定する変動パターンに係るデータを備えたコマンドである。
したがって、当該変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、該変動開始コマンドに基づいて大当たり図柄又はハズレ図柄、リーチの有無、変動時間、及び何れの特図に対応した演出図柄を表示すべきかを判断し、主制御装置80による第1特図又は第2特図の変動表示の開始と略同時に、第1特図又は第2特図の何れかに対応した演出図柄の変動表示を開始させるように構成されている。
S2300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S2300:Yes)、S2305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S2300:No)、S2340に処理を移行する。
以上のように、本実施形態では主制御装置80によって、第1特図保留記憶に係る記憶を、何回の変動表示の回数に亘って維持したかを、表示する第1特図保留図柄の種別すなわち表示態様によって報知可能となっている。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、演出図柄表示装置6にて特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示が何回実行される期間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
次に本発明の他の実施形態として、第三実施形態について説明する。
先ず、本実施形態は、上述した第一実施形態と略同じ構成を備えているため、同様の構成及び作用については説明を割愛する。以下に、本実施形態のサブ統合制御装置83が実行する「保留継続数カウンタ更新処理2」について、図27を参照して説明する。
大当り終了コマンドは、上述したように、大当り遊技処理(図14参照)のS515にて、主制御装置80が大当り遊技に関する演出を終了させるために送信するコマンドである。
このように、本実施形態の継続数カウンタは、大当り遊技に関する演出が1回終了する毎に、つまり1回の大当り遊技毎に1ずつ加算するように構成されている。
また、S3635では、設定されている全ての継続数カウンタの其々について、全て個別にインクリメント処理が行われるように構成されている。すなわち、図示省略しているが、S3635は、その時点において設定されている個々の継続カウンタのカウント値を其々1ずつ加算する処理である。
なお、本処理すなわち保留継続数カウンタ更新処理2の以下に説明する処理においても、図示省略しているが、その時点にて設定されている継続数カウンタの全てに関して、個別に処理を行うように構成されている。つまり、例えば第1特図保留記憶が4個有る場合、各記憶又は各記憶に対応した継続数カウンタに対して、個々に処理を行うものである。
なお、本実施形態の「2回保留図柄」を例示すると、該「2回保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄138であっても良い。
なお、本実施形態の「3回保留図柄」を例示すると、該「3回保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄137であっても良い。
なお、本実施形態の「4回保留図柄」を例示すると、該「4回保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄136であっても良い。
なお、本実施形態の「5回保留図柄」を例示すると、該「5回保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄135であっても良い。
なお、本実施形態の「通常保留図柄」を例示すると、該「通常保留図柄」は、例えば図18(a)に示した第1保留図柄130乃至第1保留図柄133であっても良い。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、大当り遊技が何回実行される期間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
次に本発明の他の実施形態として、第四実施形態について説明する。
先ず、本実施形態は、上述した第二実施形態と略同じ構成を備えているため、同様の構成及び作用については説明を割愛する。以下に、本実施形態の主制御装置80が実行する「当否判定処理」の内、第二実施形態の当否判定処理2と相違する箇所である図28及び図29のみを抽出し、これを参照して説明する。
すなわち、第2特図保留記憶と第1特図保留記憶が共に有る場合に、S4392の処理に移行するようになっている。第2特図保留記憶が有っても、第1特図保留記憶が無い場合には、S4392の処理は行わない。
主制御装置80は、S4392において、設定された継続数カウンタのカウント値を参照して、継続数カウンタのカウント値に対応して表示される第1特図保留記憶の保留図柄(図19(a)参照。第1特図保留図柄135乃至138)を選択する。つまり、継続数カウンタのカウント値が2の場合には、「2回保留図柄」(例えば、図19(a)の第1特図保留図柄138)を選択し、継続数カウンタのカウント値が3の場合には、「3回保留図柄」(例えば、図19(a)の第1特図保留図柄137)を選択し、継続数カウンタのカウント値が4の場合には、「4回保留図柄」(例えば、図19(a)の第1特図保留図柄136)を選択し、継続数カウンタのカウント値が5以上である場合には、「5回保留図柄」(例えば、図19(a)の第1特図保留図柄135)を選択し、継続数カウンタのカウント値が2未満である場合には、「通常保留図柄」(例えば、図18(a)の第1特図保留図柄130乃至133)を選択する処理を実行する。
このように、本実施形態では、第2特図保留記憶がある状態で、第1特図保留記憶の消化は行われない。すなわち、本実施形態の当否判定処理におけるS4215、S4220、S4380及びS4385の処理によって、第2特図保留記憶に基づく当否判定を、第1特図保留記憶に基づく当否判定に優先して実行し、第2特図保留記憶を第1特図保留記憶に優先して消化する構成となっている。
また、S4220及びS4385の処理では、当否判定を実行するに際して該当否判定の対象である保留記憶に係る数値データを消去(消化)すると共に、消去によってデクリメントされた個数を新たな保留記憶数として更新するように構成されている。
S4386bでは、主制御装置80は、設定されている継続数カウンタをクリアして設定を解除し、S4270に処理を移行する。すなわち、継続数カウンタをカウントアップ可能な状態から不能な状態に設定変更する。このように、第1特図保留記憶に基づいて当否判定処理が実行される場合、該第1特図保留記憶に対して継続数カウンタが設定されていれば、この設定を解除して、保留記憶表示の維持状態を終了させる。
このとき第1特図保留記憶数指示コマンド又は第2特図保留記憶数指示コマンドが示唆する内容は、現在表示されている第1特図保留記憶又は第2特図保留記憶の個数から減少(消化)した個数の表示を促す内容となる。
S4300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S4300:Yes)、S4305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S4300:No)、S4340に処理を移行する。
以上のように、本実施形態では主制御装置80によって、第1特図保留記憶に係る記憶を、何回の大当り遊技状態の回数に亘って維持したかを、表示する第1特図保留図柄の種別すなわち表示態様によって報知可能となっている。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、大当り遊技が何回実行される期間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
次に本発明の他の実施形態として、第五実施形態について説明する。
先ず、本実施形態は、上述した第一実施形態及び第三実施形態と略同じ構成を備えているため、同様の構成及び作用については説明を割愛する。以下に、本実施形態のサブ統合制御装置83が実行する「保留継続数カウンタ更新処理3」について、図30を参照して説明する。
本実施形態のサブ統合制御装置83は、第1特図保留記憶に係る、第1保留記憶数指示コマンドを主制御装置80から受信したか否かの判定処理を実行し、否定判定の場合には、本処理を終了し、肯定判定の場合には、サブ統合制御装置83が具備する「保留時間計測タイマ」を設定する。すなわち、「保留時間計測タイマ」の計時を開始する。本実施形態の「保留時間計測タイマ」は、保留維持時間計測手段である。
なお、前記第1保留記憶数指示コマンドは、主制御装置80が実行する上述した始動入賞確認処理1(図6)の第1保留記憶数指示コマンド送信処理(S115)により送信されたコマンドであり、保留記憶数の増加を示唆する内容のコマンドである。すなわち、第1特図保留記憶が新たに発生した場合にサブ統合制御装置83が主制御装置80から受信するコマンドである。
なお、本実施形態の「保留時間計測タイマ」は、記憶された第1特図保留記憶に対して、個別に設定可能となっている。すなわち、保留記憶の上限数である4個の第1特図保留記憶が記憶されている場合、個々の第1特図保留記憶に対応した4個の「保留時間計測タイマ」が設定されるように構成されている。これによって、複数の第1特図保留記憶に関する保留状態を維持した期間(経過時間)が、個別具体的に判別可能となっている。
サブ統合制御装置83は、上記第1保留記憶数指示コマンドを受信したことに基づいて、演出図柄表示装置6に表示する第1特図保留記憶に係る保留図柄(図18参照)の表示更新処理を実行して、当該「保留時間計測タイマ設定処理」を終了する。
なお、該「保留継続数カウンタ更新処理3」は、第1特図保留記憶が少なくとも1個有るときに実行する処理である。
また、本処理すなわち「保留継続数カウンタ更新処理3」は、その時点にて設定されている「保留時間計測タイマ」の全てに関して、個別に処理を行うように構成されている。つまり、例えば第1特図保留記憶が4個有る場合、各記憶又は各記憶に対応した「保留時間計測タイマ」に対して、個々に処理を行うものである。
なお、本実施形態の「10分保留図柄」を例示すると、該「10分保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄138であっても良い。
なお、本実施形態の「20分保留図柄」を例示すると、該「20分保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄137であっても良い。
なお、本実施形態の「30分保留図柄」を例示すると、該「30分保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄136であっても良い。
なお、本実施形態の「1時間保留図柄」を例示すると、該「1時間保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄135であっても良い。
なお、本実施形態の「通常保留図柄」を例示すると、該「通常保留図柄」は、例えば図18(a)に示した第1保留図柄130乃至第1保留図柄133であっても良い。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、どれだけの時間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
次に本発明の他の実施形態として、第六実施形態について説明する。
先ず、本実施形態は、上述した第二実施形態と略同じ構成を備えているため、同様の構成及び作用については説明を割愛する。以下に、本実施形態の主制御装置80が実行する「始動入賞確認処理3」及び「継続数カウンタ参照処理3」について、説明する。
先ず、図31を参照して始動入賞確認処理3について説明する。当該処理は、第1始動口11又は第2始動口12への入賞を検出し、該入賞に応じて第1特図保留記憶(第1保留記憶)又は第2特図保留記憶(第2保留記憶)の生成等を行う処理である。また、なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理(S50)からコールされるサブルーチンとして構成されている。
すなわち、主制御装置80はS6110において、第1始動口11への入球に起因して抽出することで取得した各種乱数値(数値データ)を第1特図保留記憶(第1保留記憶)として記憶するように構成されている。
本実施形態の「保留時間計測タイマ」は、第1特図保留記憶が保留記憶されてから、どれだけの期間すなわち、どれだかの保留維持経過時間に亘って、保留記憶されている状態を維持しているかを計測する保留維持時間計測手段である。そして、該S6112における「保留時間計測タイマ」の設定により、第1特図保留記憶が発生すると、「保留時間計測タイマ」の計時を開始可能となるように構成されている。
なお、本実施形態の「保留時間計測タイマ」は、記憶された第1特図保留記憶に対して、個別に設定可能となっている。すなわち、保留記憶の上限数である4個の第1特図保留記憶が記憶されている場合、個々の第1特図保留記憶に対応した4個の「保留時間計測タイマ」が設定されるように構成されている。これによって、複数の第1特図保留記憶に関する保留状態を維持した期間(経過時間)が、個別具体的に判別可能となっている。
なお、保留時間計測タイマは、所定時間に到達したことを計測すると、サブ統合制御装置83に所定時間に達したことを示すコマンドを送信する構成が考えられる。
なお、上述したように本実施形態では、S6112の処理を、時短状態である場合にのみ移行する構成としたが、非時短状態でも移行する構成も考えられる。このように構成することで、非時短状態すなわち第1保留記憶が記憶維持され難い状態でもS6112の処理を行うようになり、悪い条件下であるにも拘わらず記憶維持された場合には、当該維持状態の希少価値が自然と高まり、遊技者の注目を集めやすくなる。
すなわち、主制御装置80はS6130において、第2始動口12への入球に起因して抽出することで取得した各種乱数値(数値データ)を第2特図保留記憶(第2保留記憶)として記憶するように構成されている。
先ず本実施形態の主制御装置80は、上述した第二実施形態の「当否判定処理2」と略同様の制御を行うが、次の点において相違する。第二実施形態の「当否判定処理2」(図23)を参照して、第六実施形態の主制御装置80は、S2390の継続数カウンタのインクリメント処理を備えない。また、S2392の「継続数カウンタ参照処理1」に代わって「継続数カウンタ参照処理3」を備える。そして、主制御装置80は、該「継続数カウンタ参照処理3」によって、後述するように、何れかの第1保留図柄が選択する。次いで、主制御装置80は、選択された結果に応じて、演出図柄表示装置6にて表示する第1特図保留記憶の保留図柄を、前記選択された第1特図保留記憶の保留図柄に変更するための保留図柄更新指定コマンドを、サブ統合制御装置83に送信する処理を行うよう制御される。他の制御については、本実施形態は第二実施形態と同じである。つまり、このような本実施形態の主制御装置80が実行する「当否判定処理2」は、1モジュールとして「継続数カウンタ参照処理3」を備える。
なお、該「継続数カウンタ参照処理3」は、上述したように、第1特図保留記憶が少なくとも1個有るときつまり、「保留時間計測タイマ」が少なくとも1個は設定されている状態であり、且つ時短状態中であるときに実行する処理である。
また、本処理すなわち「継続数カウンタ参照処理3」は、その時点にて設定されている「保留時間計測タイマ」の全てに関して、個別に処理を行うように構成されている。つまり、例えば第1特図保留記憶が4個有る場合、各記憶又は各記憶に対応した「保留時間計測タイマ」に対して、個々に処理を行うものである。
さらに、「継続数カウンタ参照処理3」は、処理名称として継続数カウンタを含んでいるが、該処理では継続数カウンタではなく「保留時間計測タイマ」を参照して処理を行う。
なお、本実施形態の「10分保留図柄」を例示すると、該「10分保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄138であっても良い。
なお、本実施形態の「20分保留図柄」を例示すると、該「20分保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄137であっても良い。
なお、本実施形態の「30分保留図柄」を例示すると、該「30分保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄136であっても良い。
なお、本実施形態の「1時間保留図柄」を例示すると、該「1時間保留図柄」は、例えば図19(a)に示した第1保留図柄135であっても良い。
なお、本実施形態の「通常保留図柄」を例示すると、該「通常保留図柄」は、例えば図18(a)に示した第1保留図柄130乃至第1保留図柄133であっても良い。
また、第1保留記憶に係る記憶の維持が、どれだけの時間に亘って行われたかについての報知を、装飾図柄の所定の表示態様又は第1保留図柄の演出表示の表示態様によって行うので、前記記憶維持の期間の長短が、報知演出の種別や態様を決定する契機となる。すなわち、前記記憶をどれだけの期間に亘って維持したかが、表示演出の内容に影響を及ぼす構成とすることで、前記記憶を一定の期間に亘り維持した状態に価値を付与し、遊技者に当該態様に対する興趣を覚えさせ、延いては当該態様への一層の注目を促すことが出来るようになる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
Claims (2)
- 普通図柄の普図当否判定に応じて開放される普通電動役物と、
遊技球の入球が常時可能な第1始動口と、
前記普通電動役物の開放時に入球が可能となる第2始動口と、
前記第1始動口への入球に起因して取得した数値データを第1保留記憶として記憶すると共に、前記第2始動口への入球に起因して取得した数値データを第2保留記憶として記憶する保留記憶手段と、
前記第1保留記憶又は前記第2保留記憶に基づいて特別図柄の当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定を行う際に、当該数値データを消去して保留記憶数を更新する保留記憶数更新手段と、
前記当否判定の結果が大当りであれば大当り遊技を実行する大当り遊技制御手段と、
前記第1保留記憶に基づく当否判定よりも前記第2保留記憶に基づく当否判定を優先的に実行する第2当否判定優先手段と、
前記当否判定に基づいて特別図柄に対応した演出表示を演出表示装置にて行う演出表示手段と、
前記演出表示装置、又は専用の表示装置にて前記保留記憶手段の記憶数を表示する保留記憶数報知手段と、
前記保留記憶手段が前記第1保留記憶に係る記憶をした際にカウント数を更新可能に設定される保留継続表示カウント手段を備え、
該保留継続表示カウント手段は、
時間経過によりカウント数を更新すると共に、前記記憶した第1保留記憶に因る前記当否判定処理を行うことで前記カウント数をクリアし、
前記カウント数に応じて前記演出表示手段又は前記保留記憶数報知手段の表示内容を変化させる保留維持時間示唆手段を更に備えた、ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記大当り遊技の終了後に前記普通電動役物が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は開放回数を増加する普電開放延長手段を備え、
該普電開放延長手段が作動しているときに、前記保留維持時間示唆手段にて前記第1保留記憶表示に対応する表示内容を変更する、ことを特徴とする弾球遊技機。
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