JP7107577B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機や回胴式遊技機等の遊技機に関する。
一定期間にわたって遊技が行われない場合に、待機モードに移行するパチンコ機やスロットマシンが知られている。待機モード中、パチンコ機等のディスプレイでは、例えば、遊技中の演出画像を紹介する画面や、現時点における遊技での演出で表示される画面や、パチンコ機等を製造したメーカのロゴマーク等を表示する画面が、所定の切替タイミングで順次切り替わる。また、一例として、待機モード中、遊技者からの操作に応じて、演出内容の設定画面や(特許文献1参照)、ゲームや占い等を行うための画面を表示することが知られている。以後、待機モード中に遊技者からの操作に応じて表示される、演出内容の設定画面やゲームや占い等を行うための画面を、操作画面とも記載する。
特開2019-47890号公報
しかしながら、操作画面の表示中に、待機モードにおける画面の切替タイミングが到来する可能性がある。そして、このような場合に画面が切り替えられると、遊技者による演出内容の設定やゲームや占い等が妨げられる恐れがある。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、待機モード中にユーザからの操作に応じて表示される操作画面の表示が妨げられるのを抑制することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、ディスプレイを介して遊技に関する演出を行うと共に、遊技が行われていない場合に待機モードに移行する遊技機であって、待機モード中、ディスプレイに第1画面を表示する第1画面手段と、第1画面の表示開始時から予め定められた時間が経過した時のタイミングである切替タイミングが到来すると、第1画面に替えて、ディスプレイに第2画面を表示する第2画面手段と、第1画面の表示中、操作部を介して予め定められた操作を受け付けると、第1画面に替えて、操作画面をディスプレイに表示すると共に、予め定められた終了タイミングが到来すると、操作画面の表示を終了させる操作画面手段と、を備える。そして、第2画面手段は、操作画面の表示中、切替タイミングが到来した場合には、ディスプレイに第2画面を表示せず、操作画面の表示を継続させ、切替タイミングの到来後に終了タイミングが到来すると、操作画面に替えて、ディスプレイに第2画面を表示し、第1画面手段は、操作画面の表示中において、切替タイミングが到来する前に終了タイミングが到来すると、操作画面に替えて、ディスプレイに第1画面を表示する。
上記構成によれば、待機モード中における第1画面の表示中に、ユーザからの操作に応じて操作画面が表示される。そして、操作画面の表示中において、切替タイミングの到来前に終了タイミングが到来すると、操作画面が第1画面に切り替えられるが、操作画面の表示中に切替タイミングが到来した場合には、操作画面の表示が継続される。このため、待機モード中にユーザからの操作に応じて表示される操作画面の表示が妨げられるのを抑制できる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 遊技盤に設けられた確変決定装置の正面図である。 パチンコ機の裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 当り図柄について説明するための表である。 メインルーチンについてのフローチャートである。 始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 待機画面、デモ画面、及び、待機画面とデモ画面との切替タイミングの説明図である。 操作画面の終了タイミングの説明図である。 待機モード処理のフローチャートである。 操作画面終了処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、遊技ボタン67が設けられていると共に、上皿55における遊技ボタン67の左方には、十字キー68が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって右横には、普通図柄作動ゲート22が設置されている。普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行われる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して第1特別図柄(第1特図或いは特図1とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選(当否判定)が行われる第1始動口11が設置されている。また、センターケース5の右横であって、普通図柄作動ゲート22の直下には、遊技球の入球に起因して第2特別図柄(第2特図或いは特図2とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第2始動口12が設置されている。
第1始動口11は、左打ち(センターケース5の左側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(左打ち領域)に配置されていると共に、第2始動口12は、右打ち(センターケース5の右側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(右打ち領域)に配置されている。
このため、左打ちを行うことで第1始動口11を狙い打つことができると共に、右打ちを行うことで第2始動口12を狙い打つことができる。
なお、第1,第2始動口11,12の配置は、これに限定されることはなく、例えば、第1,第2始動口11,12を上下に並べてセンターケース5の下方に配置しても良いし、第1始動口11を右打ち領域に、第2始動口12を左打ち領域に配置しても良い。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、閉鎖時であっても、稀に入球可能な構成としても良い。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の右側であって、第2始動口12の下方には、特別電動役物からなる大入賞口20が設けられている。大入賞口20は、右打ちされた遊技球が主に入球する位置に配されている。無論、大入賞口20の配置は、これに限定されることはなく、例えば、左打ち領域に大入賞口20を配置しても良い。
また、大入賞口20の下側には、大当り遊技(換言すれば、特別遊技)中に大入賞口20に入球した遊技球が誘導され、大当り遊技終了後に確変状態(大当り抽選で当る確率が高確率となる状態)となることを決定するための確変決定装置13が配置されている。なお、確変決定装置13の詳細については、後述する。
遊技盤1における向かって左側の領域には、複数(例えば、7個程度)のLEDを備える第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24が設置されている。また、遊技盤1における向かって右下の領域には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
第1特図表示装置9では特図1が、第2特図表示装置10では特図2が表示されるが、第1,第2特図表示装置9,10は、これらの特図を表示する際の各LEDの点灯パターンを変則的なものとすることで、遊技者が特図の判別を不可能或いは困難とする。なお、第1,第2特図表示装置9,10を構成するLEDの並びを変則的なものとすることで、遊技者が表示された特図を判別することを不可能或いは困難としても良い。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネル等のディスプレイが配設され、ディスプレイの演出画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
また、センターケース5の下方であって、第1始動口11の左方には、一般入賞口25~27が配置されている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
次に、確変決定装置13の構成について説明する。
図3に記載されているように、確変決定装置13は、大入賞口20に入球した遊技球が排出される排出口13aと、確変状態への移行を決定するための特定領域15と、特定領域15を閉鎖或いは開放するシャッター14を備える。
既に述べたように、大当り遊技中に大入賞口20に入球した遊技球は、排出口13aから排出される。特定領域15が閉鎖されているときに排出口13aから遊技球が排出されると、該遊技球はシャッター14によりはずれ口13bに誘導される(図3(a)参照)。一方、特定領域15が開放されているときに排出口13aから遊技球が排出されると、該遊技球は特定領域15に入球し、大当り遊技が終了すると共に、大当り遊技後に確変状態となることが決定される(図3(b)参照)。
また、図4に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図4に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71,タンクレール72,払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図4では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技枠側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート22に進入した遊技球を検出する普通図柄作動SW22a、一般入賞口25~27に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW25a等からの検出信号が入力される。
また、このほかにも、大入賞口20に入球した遊技球を計数するためのカウントSW20a、確変決定装置13に設けられた特定領域15に入球した遊技球を検出する確変SW15aからの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置23,第2特図保留数表示装置24,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド20bを制御することで大入賞口20の開閉を制御すると共に、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。また、シャッターソレノイド14aを制御することで、シャッター14を制御し、確変決定装置13に設けられた特定領域15の開閉状態を切り替える。シャッター14が開放状態である場合には、遊技球の特定領域15への進入が可能となり、シャッター14が閉鎖状態である場合には、遊技球の特定領域15への進入が不可能となる。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施形態においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施形態のパチンコ機50は遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信する。なお、サブ統合制御装置83は、主制御装置80に対しデータを送信しない。そして、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ28を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、遊技ボタン67及び十字キー68が接続されており、遊技者が遊技ボタン67及び十字キー68を操作した際には、それらからの信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
(1)概要について
次に、本実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。パチンコ機50は、所謂ST機として構成されていると共に、確変機能及び開放延長機能が搭載されている。すなわち、パチンコ機50では、大当り抽選にて大当りに当選すると大当り遊技が行われる。大当り遊技では、予め定められた総ラウンド数(一例として、4R又は10R)にわたって大入賞口20が開放される。そして、大当り遊技の終了後には、予め定められた回数(ST回数)の大当り抽選が行われるまでの間、開放延長機能、又は、開放延長機能及び確変機能を作動させることで、遊技者に特典が付与される。以後、該特典が付与される期間を、STとも記載する。
なお、確変機能とは、大当り抽選で当選する確率を上昇させる機能である。以後、確変機能が作動した遊技状態を、確変状態又は高確率状態と記載し、確変機能が作動していない遊技状態を、低確率状態とも記載する。一方、開放延長機能とは、普通図柄抽選の当選確率を上昇させる、普通図柄抽選で当選した際の第2始動口12の開放時間を長くする、普通図柄抽選がなされた際の普通図柄表示装置7での変動表示時間を短くする等の方法により、第2始動口12への入球を容易にする機能である。また、開放延長機能と共に作動し、特別図柄表示装置での変動表示時間を短くする時短機能も設けられている。以後、開放延長機能及び時短機能が作動した遊技状態を、電サポとも記載する。また、確変機能及び開放延長機能が作動していない遊技状態を、通常状態とも記載する。
ST中は電サポとなるため、第2始動口12への入球が容易となる。このため、ST中は右打ちを行い、第2始動口12への入球を狙う遊技が行われる。一方、電サポでない場合には、第2始動口12への入球は困難となる。このため、ST中でない場合には、左打ちを行い、第1始動口11への入球を狙う遊技が行われる。
また、パチンコ機50では、大当りが発生した際に第1、第2特図表示装置9、10に確定表示される特図(以後、当り図柄とも記載)として、複数の種類が設けられている。そして、図6(a)、(b)に示すように、当り図柄に応じて、大当り遊技の総ラウンド数と、大当り遊技後に付与される特典の内容が定められる。具体的には、特図1の各当り図柄は、特1当り図柄1、2に区分されると共に、特図2の各当り図柄は、特2当り図柄1~3に区分される。なお、これらの区分の各々は、複数の種類の当り図柄を含んでいる。
そして、当り図柄が特1当り図柄2、又は、特2当り図柄2,3である大当りは、確変大当りとして構成されている。確変大当りに起因して行われる確変大当り遊技では、後述するV入賞が発生可能であり、V入賞が生じると、確変大当り遊技後のSTでは、確変機能及び開放延長機能が作動する。一方、確変大当り遊技にてV入賞が生じなかった場合には、大当り遊技後のSTでは、確変機能は作動しないが開放延長機能は作動する。
一方、当り図柄が特1当り図柄1、又は、特2当り図柄1である大当りは、通常大当りとして構成されている。通常大当りに起因して行われる通常大当り遊技では、実質的にV入賞は生じず、通常大当り遊技後のSTでは、確変機能は作動しないが開放延長機能が作動する。
また、ST回数は、特1当り図柄1,2,及び、特2当り図柄1~3の各区分に属するいずれの図柄が当り図柄であるかに応じて、20回、50回、100回のうちのいずれかに設定される。
一方、確変大当り遊技では、一例として、第4Rが特定ラウンドとして構成されており、確変大当り遊技における第4Rは、大入賞口20に入球した遊技球が、確変決定装置13における特定領域15に進入する可能なV入賞が可能となっている。一方、確変大当り遊技における第4R以外のラウンドと、通常大当り遊技における全ラウンドは、V入賞が実質的に不可能な通常ラウンドとして構成されている。
具体的には、特定ラウンド及び通常ラウンドでは、ラウンド開始時はシャッター14が閉鎖状態となるが、大入賞口20に1回目の入球が生じた後、短期間にわたりシャッター14が開放状態となる。なお、この1回目の開放状態となった時には、シャッター14の開放期間が短いため、大入賞口20に入球した遊技球は実質的に特定領域15に進入せず、V入賞は発生しない。
そして、通常ラウンドでは、1回目の開放状態となった後は、ラウンド終了までシャッター14が閉鎖状態となる。一方、特定ラウンドでは、1回目の開放状態となった後、シャッター14が閉鎖状態となり、その後、大入賞口20に2回目の入球が生じると、ラウンドが終了するまでシャッター14が開放状態となる。この2回目の開放状態となった時には、大入賞口20に入球した遊技球は容易に特定領域15に進入し、特定ラウンドでは、ほぼ確実にV入賞が発生する。そして、特定ラウンドにてV入賞が生じると、大当り遊技後のSTにて確変機能が作動する。
なお、本実施形態では、一例として、確変大当り遊技における第4Rが特定ラウンドとして構成されているが、確変大当り遊技における他のラウンドを特定ラウンドとしても良い。また、例えば、当り図柄の種類に応じて、特定ラウンドが決定されるようにしても良い。
(2)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S70に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S60)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S65)を行う。
なお、これ以外にも、遊技球の普通図柄作動ゲート22の通過に起因して普通図柄抽選等を行う普図当否判定処理や、普通電動役物(第2始動口12)を開放することで普図遊技を行う普図遊技処理等が行われる。
また、当否判定処理に続いて、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が行われる。
また、S70では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(3)始動口入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、S115に処理を移行する。
S105では、主制御装置80は、第1始動口11に対応する特図についての保留記憶の数(第1保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:Yes)、S115に処理を移行し、否定判定の場合は(S105:No)、S110に処理を移行する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶すると共に、何個の第1保留記憶が生じているかを示す第1保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
なお、S110では、主制御装置80は、第1保留記憶に係る大当り決定用乱数等(換言すれば、数値データ)が特定値であるか否かを判定することで、高確率状態である場合と低確率状態である場合との各々について、該第1保留記憶に基づく大当り抽選で大当りが生じるか否かや、該大当り抽選の結果を報知する図柄演出にて特定のリーチが生じるか否かを判定する先読みを行う。そして、先読み結果を示す先読みコマンドを、サブ統合制御装置83に送信する。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:No)、本処理を終了する。
S120では、主制御装置80は、第2始動口12に対応する特図についての保留記憶の数(第2保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S120:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S120:No)、S125に処理を移行する。
S125では、主制御装置80は、大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第2保留記憶として記憶すると共に、何個の第2保留記憶が生じているかを示す第2保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2保留記憶に係る大当り決定用乱数等に対し上述した先読みを行い、先読みコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。
(4)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図9~12のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が実行される。
まず、図9に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図11のS280に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図12のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図10のS215に処理を移行する。
続いて図10に関して、S215では、主制御装置80は、第1保留記憶及び第2保留記憶の有無を判定し、いずれかの保留記憶が存在する場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S215:No)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうち最先に生じたものを選択し、第2保留記憶が存在せず、第1保留記憶のみが存在する場合には、第1保留記憶のうち最先に生じたものを選択する。なお、第1及び第2保留記憶のうち、最先に生じたものを選択する構成としても良い。
S225では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態で無い場合に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りが生じたか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S260に処理を移行する。
S245では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき当り図柄を決定する。なお、大当り図柄決定用乱数に基づく決定の結果、第1特図,第2特図に対応する各当り図柄は、予め定められた振分率に従いランダムに選択される。そして、S250に処理を移行する。
S250,S255では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定すると共に、当り図柄に基づき、大当りの種類や、大当り遊技の総ラウンド数や、特定ラウンドにおけるシャッター14の制御態様や、大当り遊技後の遊技状態や、ST回数等を決定し、S270に処理を移行する。
一方、大当り抽選で外れた際に移行するS260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
S265では、主制御装置80は、ST中に実行可能な大当り抽選の残り回数(ST残り回数)を示すカウンタの更新等を行い、S270に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄を指示する図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS280では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S280:Yes)、S285に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S280:No)、本処理を終了する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図12に関して、特図の確定表示中に移行するS290では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S335に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグがセットされている場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
S315では、主制御装置80は、電サポであることを示す電サポフラグを参照すると共に、電サポフラグがセットされている場合には電サポフラグをクリアし(S320)、その後、S325に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S327)を実行すると共に、大当り抽選での当選を通知するコマンドや、大当り遊技の種類や特典内容等を通知するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S330)、本処理を終了する。
一方、S300にて否定判定が得られた場合に移行するS335では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S335:Yes)、ST残り回数を参照する(S340)。そして、ST残り回数が0である場合には(S340:Yes)、確変フラグをクリアし(S345)、S350に処理を移行する。
S350では、主制御装置80は、電サポフラグを参照し、電サポフラグがセットされている場合には(S350:Yes)、ST残り回数を参照する(S355)。そして、ST残り回数が0である場合には(S355:Yes)、電サポフラグをクリアし(S360)、S365に処理を移行する。
S365では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態、及び、ST残り回数を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
(5)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技を行う大当り遊技処理について、図13~16のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S500:Yes)、S510に処理を移行し、否定判定の場合には(S500:No)、本処理を終了する。
S510では、主制御装置80は、大入賞口20の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S510:Yes)、図14のS540に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S510:No)、S515に処理を移行する。
S515では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S515:Yes)、図15のS600に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S515:No)、S520に処理を移行する。
S520では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S520:Yes)、図16のS645に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S520:No)、S525に処理を移行する。
S525では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りとなった後、大当り遊技が開始されるまでに行われる大当り開始演出の演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S525:Yes)、S530に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S525:No)、本処理を終了する。
S530では、主制御装置80は、当り図柄に対応する開放パターンに従い大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行する(第1Rの大当り遊技を実行する)と共に、ラウンド数を示す開放カウンタに1を設定し(S535)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、第1Rが開始されることを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
続いて図14に関して、大入賞口20の開放中に移行するS540では、主制御装置80は、確変SW15aからの信号により、特定領域15への入球(換言すれば、V入賞)が生じたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S540:Yes)、S545に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S540:No)、S550に処理を移行する。
S545では、主制御装置80は、V入賞フラグをセットし、S550に処理を移行する。なお、この時、主制御装置80は、V入賞が生じたことを示すV入賞コマンドをサブ統合制御装置83に送信しても良い。
また、大入賞口20の開放中、主制御装置80は、大入賞口20への入球を検出する度に、サブ統合制御装置83に対し、大入賞口20への入球を報知するコマンドを送信する。また、S550では、主制御装置80は、大入賞口20に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S550:Yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S550:No)、S555に処理を移行する。
S555では、主制御装置80は、開放パターンに応じて定められる大入賞口20の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S555:Yes)、S560に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S555:No)、本処理を終了する。
S560では、主制御装置80は、大入賞口20を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S565に処理を移行する。
S565では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図15に関して、各ラウンドのインターバル中に移行するS600では、主制御装置80は、開放カウンタと大当り遊技の開放パターンとに基づき、最終ラウンドに到達しているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S600:Yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:No)、S615に処理を移行する。
S605では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行すると共に、開放カウンタをクリアし(S610)、本処理を終了する。
一方、S615では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S615:Yes)、S620に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S615:No)、本処理を終了する。
S620では、主制御装置80は、大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S625)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、新たに開始されるラウンドを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。また、主制御装置80は、大入賞口20の開放開始と同時にシャッター14の制御を開始する。
続いて図16に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS645では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S645:Yes)、S650に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S645:No)、本処理を終了する。
続くS650,S655では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S660に処理を移行する。
S660では、主制御装置80は、大当り遊技中に、確変決定装置13に設けられた特定領域15への入球が生じたことを示すV入賞フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S660:Yes)、S665に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S660:No)、S680に処理を移行する。
S665では、主制御装置80は、当り図柄に応じて先に決定されたST回数等を設定する。また、確変フラグと電サポフラグをセットすると共に(S670)、V入賞フラグをクリアし(S675)、S695に処理を移行する。
一方、S680では、主制御装置80は、大当り遊技の終了後に電サポとなるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S680:Yes)、S685に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S680:No)、S695に処理を移行する。
S685では、主制御装置80は、当り図柄に応じて先に決定されたST回数等を設定する。また、電サポフラグをセットし(S690)、S695に処理を移行する。
S695,S700では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態、及び、ST回数を通知する状態指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
(6)演出について
パチンコ機50では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6のディスプレイに表示された演出画面やスピーカ66等を介して各種演出を行う。具体的には、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの変動開始コマンド等に基づき、演出画面にて、演出図柄の変動表示を行った後、演出図柄の確定表示を行い、確定表示された演出図柄の組合せにより大当り抽選の結果を報知する図柄演出を行う。また、サブ統合制御装置83は、保留数コマンド等に基づき、演出画面に保留図柄を表示する保留演出を行う。また、保留記憶が消化された場合には、該保留記憶に対応する保留図柄に替えて変動中図柄を表示する変動中演出が行われる。
この他にも、サブ統合制御装置83は、例えば、演出画面にて、図柄演出と共に、該図柄演出にて結果が報知される大当り抽選で大当りが発生することを示唆する予告演出を行っても良い。また、サブ統合制御装置83は、例えば、主制御装置80から受信した先読み結果を示すコマンド基づき、保留記憶が消化された際に大当りが発生することを示唆する先読み演出を行っても良い。また、サブ統合制御装置83は、大当り遊技中には、大当り遊技の現在のラウンドや、総ラウンド数や、大当り遊技中に遊技者に付与された賞球数等を表示する大当り演出を行っても良い。
サブ統合制御装置83は、演出モードに応じた態様で、上述した図柄演出等の演出を行う。また、演出モードは、現在の遊技状態に応じて定められても良い。つまり、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき現在の遊技状態を判定し、遊技状態の変化に応じて演出モードを切り替えても良い。この他にも、サブ統合制御装置83は、遊技状態が変化していない場合においても、所定の契機に演出モードを切り替えても良い。
(7)待機モードについて
サブ統合制御装置83は、遊技が行われていない状態が所定時間以上継続すると、待機モードに移行する。待機モード中、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6のディスプレイに、待機画面800とデモ画面810とを交互に繰り返し表示する(図17(a),(b)参照)。具体的には、図17(c)に示すように、待機画面800の表示開始後、予め定められた待機時間が経過すると、待機画面800に替えてデモ画面810が表示される。なお、待機画面800の表示開始後、待機時間が経過した時点を、第1切替タイミングと記載する。また、デモ画面810の表示開始後、予め定められたデモ時間が経過すると、デモ画面810に替えて待機画面800が表示される。なお、デモ画面810の表示開始後、予め定められたデモ時間が経過した時点を、第2切替タイミングと記載する。
ここで、待機画面800とは、演出中に演出図柄表示装置6のディスプレイに表示される演出画面と同一又は略同一の画面であっても良い。具体的には、待機画面800とは、例えば、図柄演出により演出図柄が確定表示された際の画面であっても良い。より詳しくは、該画面とは、最後に行われた図柄演出により演出図柄が確定表示された際の画面であっても良い。また、例えば、図柄演出における演出図柄の変動表示中の画面が、待機画面800として表示されても良い。また、待機画面800に表示される演出の態様は、現時点での演出モードに応じたものであっても良い。なお、現時点での演出モードとは、その時点に遊技が開始され場合に行われる演出の演出モード(換言すれば、待機モードに移行する直前の演出モード)を意味する。一方、デモ画面810では、例えば、本実施形態のパチンコ機50の演出や遊技内容に関するデモ画像や、演出を紹介する画像や、パチンコ機50のタイトルや、パチンコ機50の製造メーカの会社名やロゴや、18歳未満のパチンコ機50の遊技は禁止されている旨の表示等がなされても良い。
そして、待機モード中、予め定められたボタンの操作である開始操作(一例として、遊技ボタン67への操作)がなされると、サブ統合制御装置83は、演出図柄表示装置6のディスプレイに操作画面を表示する。なお、本実施形態では、一例として、デモ画面810の表示中に開始操作を受け付けた場合のみに、デモ画面810に替えて操作画面が表示される。しかしながら、これに限らず、待機画面800の表示中に開始操作を受け付けた場合のみに、待機画面800に替えて操作画面が表示されるようにしても良いし、デモ画面810の表示中に開始操作を受け付けた場合と、待機画面800の表示中に開始操作を受け付けた場合とに、これらの画面に替えて操作画面が表示されるようにしても良い。
操作画面の表示中には、遊技者からの十字キー68や遊技ボタン67への操作に応じて処理が行われる。具体的には、例えば、該操作に応じて、操作画面を介して、演出のカスタマイズや、ゲームや、占い等が行われても良い。より詳しくは、演出のカスタマイズとは、例えば、演出に登場するキャラクタや、演出の種別や、遊技中に出力される音楽や、各予告演出や先読み演出の期待度等の設定であっても良い。また、ゲームや占いとは、例えば、本実施形態の演出に登場するキャラクタを用いて行われたり、演出と同様のモチーフを用いて行われたりするものであっても良い。
なお、操作画面を介して占いが行われる場合であれば、操作画面は予め定められた継続時間にわたって表示されても良い。以後、操作画面の表示が終了するタイミングを、終了タイミングとも記載する。一方、操作画面を介して演出のカスタマイズが行われる場合には、操作画面の表示中に受け付けた操作に応じて終了タイミングが変化する。具体的には、例えば、最後に操作を受け付けた後、予め定められた時間が経過した際に、終了タイミングが到来しても良い。また、操作画面を介してゲームが行われる場合には、例えば、ゲーム終了時を終了タイミングとしても良いし、ゲーム中に所定の操作を受け付けたときにゲームを終了させ、その後、終了タイミングを到来させても良い。
そして、操作画面の表示中、第2切替タイミングが到来する前に操作画面の終了タイミングが到来した場合には、サブ統合制御装置83は、操作画面の表示を終了し、デモ画面810の表示を再開する(図18(a)参照)。そして、第2切替タイミングが到来すると、サブ統合制御装置83は、デモ画面810を待機画面800に切り替え、以後、上述したようにして待機画面800とデモ画面810とを交互に表示する。
一方、操作画面の表示中、第2切替タイミングの到来後に操作画面の終了タイミングが到来する場合には、サブ統合制御装置83は、第2切替タイミングの到来時には操作画面の表示を継続する(図18(b)参照)。その後、サブ統合制御装置83は、操作画面の終了タイミングが到来すると、操作画面の表示を終了し、待機画面800の表示を開始する。そして、以後、上述したようにして待機画面800とデモ画面810とを交互に表示する。
なお、待機画面800の表示中に開始操作を受け付けた場合に操作画面を表示する場合においても、終了タイミングが第1切替タイミングの前に到来する場合と、後に到来する場合とで、同様にして、操作画面の終了後に表示される画面が異なるようにしても良い。すなわち、操作画面の表示中、第1切替タイミングの到来前に操作画面の終了タイミングが到来すると、操作画面から待機画面800に切り替えられる。その後、第1切替タイミングが到来すると、待機画面800がデモ画面810に切り換えられ、以後、同様にして、デモ画面810と待機画面800とが交互に表示される。一方、操作画面の表示中、第1切替タイミングの到来後に操作画面の終了タイミングが到来する場合には、第1切替タイミングの到来時には操作画面の表示が継続される。その後、操作画面の終了タイミングが到来すると、操作画面からデモ画面810に切り替えられ、以後、同様にしてデモ画面810と待機画面800とが交互に表示される。
また、操作画面の終了タイミングが第1又は第2切替タイミングの後に到来し、操作画面の表示を継続した場合において、第1又は第2切替タイミングと終了タイミングとの間の時間(以後、遅延時間)に応じて、操作画面の後に表示される待機画面の表示時間やデモ画面の表示時間を短縮させても良い。具体的には、例えば、待機時間やデモ時間がX秒(一例として10秒)であり、遅延時間がY秒(一例として2秒)である場合には、操作画面の後に表示される待機画面やデモ画面の表示時間を、X-Y秒としても良い。
遊技者は、様々な要望を有していると考えられ、例えば、パチンコ機50の性能や特徴等を知りたい遊技者は、デモ画面810を見たがり、現在の演出モードを知りたい遊技者は、待機画面800を見たがると考えられる。また、例えば、気分を変えたい遊技者であれば、操作画面を表示させ、演出のカスタマイズや占いやゲームをしたいと考える可能性がある。これに対し、本実施形態のパチンコ機50では、このような様々な要望に応えるため、待機モード中、デモ画面と待機画面とをこれらの画面の表示時間に応じて切り替えると共に、開始操作に応じて操作画面を表示する。しかし、パチンコ機50は、遊技者が自分の意思で表示させた操作画面については、デモ画面や待機画面の表示よりも優先させ、操作画面の表示中に第1又は第2切替タイミングが到来しても、操作画面の表示を継続させる。
また、待機画面800やデモ画面810の表示中、サブ統合制御装置83は、開始操作とは異なる操作(例えば、十字キー68への操作)に応じて、演出で出力される音量の調整や、演出図柄表示装置6のディスプレイの輝度の調整を行っても良い。
また、サブ統合制御装置83は、待機モード中、遊技球の発射が開始されると、待機モードを終了させても良い。具体的には、サブ統合制御装置83は、待機画面800、デモ画面810、又は操作画面の表示中、遊技球の発射が開始されると、待機モードを終了し、これらの画面を演出画面に切り替えても良い。この時、サブ統合制御装置83は、例えば、発射制御装置84からの信号に基づき、遊技球が発射されているか否かを判定しても良い。また、例えば、主制御装置80にて、例えば、遊技領域3に設けられたセンサにより遊技球の発射の有無を検出し、検出結果を示すコマンドをサブ統合制御装置83に送信するようにしても良い。そして、サブ統合制御装置83は、該コマンドに基づき、遊技球が発射されているか否かを判定しても良い。
(8)変形例について
本実施形態では、待機モード中、待機画面800とデモ画面810とが交互に表示されるが、デモ画面として、複数の種類を設けても良い。より詳しくは、一例として、第1,第2デモ画面の2種類のデモ画面を設けても良い。そして、2種類のデモ画面を設けた場合、本実施形態と同様、待機画面を表示する時間帯(以後、第1時間帯)と、いずれか1つのデモ画面を表示する時間帯(以後、第2時間帯)とが交互に到来するようにしつつ、各第2時間帯では、直前の第2時間帯とは異なるデモ画面が表示されるようにしても良い。つまり、各第2時間帯では、第2時間帯が新たに到来する度に、第1,第2デモ画面が交互に繰り返し切り替えられても良い。
そして、第1及び第2デモ画面のうちの一方の表示中に開始操作を受け付けた場合のみに、操作画面が表示されるようにしても良いし、各デモ画面の表示中に開始操作を受け付けた場合に、操作画面が表示されるようにしても良い。また、デモ画面の表示中に開始操作を受け付けた場合と、待機画面の表示中に開始操作を受け付けた場合とに、操作画面が表示されるようにしても良い。無論、操作画面の終了タイミングが到来した場合には、本実施形態と同様にして操作画面が終了すると共に、第1,第2デモ画面や待機画面の表示が再開されても良い。
(9)待機モード処理について
次に、待機モードへの移行や、待機モード中における待機画面とデモ画面との切替を行う待機モード処理について、図19のフローチャートを用いて説明する。本処理は、サブ統合制御装置83により定期的に実行される。
S900では、サブ統合制御装置83は、待機モード中であるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S900:Yes)、S915に移行し、否定判定が得られた場合には(S900:No)、S905に移行する。
S905では、サブ統合制御装置83は、待機モードに移行する移行条件が充足されたか否かを判定する。具体的には、例えば、サブ統合制御装置83は、遊技球が発射されておらず、且つ、保留記憶が存在しない状態が一定時間以上継続した場合に、移行条件が充足されたとみなしても良い。なお、保留記憶の有無は、主制御装置80からのコマンドに基づき判定されても良い。そして、移行条件が充足された場合には(S905:Yes)、S910に移行し、移行条件が充足されていない場合には(S905:No)、本処理を終了する。
S910では、サブ統合制御装置83は、待機モードに移行して待機画面の表示を開始し、本処理を終了する。なお、待機画面に替えて、デモ画面が表示されても良い。
一方、待機モード中に移行するS915では、サブ統合制御装置83は、操作画面の表示中か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S915:Yes)、本処理を終了し、否定判定が得られた場合には(S915:No)、S920に移行する。
S920では、サブ統合制御装置83は、第1又は第2切替タイミングが到来したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S920:Yes)、S925に移行し、否定判定が得られた場合には(S920:No)、S930に移行する。
S925では、サブ統合制御装置83は、第1切替タイミングが到来した場合には、待機画面をデモ画面に切り替えると共に、第2切替タイミングが到来した場合には、デモ画面を待機画面に切り替え、本処理を終了する。
S930では、サブ統合制御装置83は、デモ画面の表示中に開始操作がなされたか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S930:Yes)、S935に移行し、否定判定が得られた場合には(S930:No)、本処理を終了する。
S935では、サブ統合制御装置83は、操作画面の表示を開始し、本処理を終了する。
(10)操作画面終了処理について
次に、待機モード中、操作画面の表示を終了させる操作画面終了処理について、図20のフローチャートを用いて説明する。本処理は、サブ統合制御装置83により定期的に実行される。
S1000では、サブ統合制御装置83は、操作画面の表示中か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S1000:Yes)、S1005に移行し、否定判定が得られた場合には(S1000:No)、本処理を終了する。
S1005では、サブ統合制御装置83は、操作画面の終了タイミングが到来したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S1005:Yes)、S1010に移行し、否定判定が得られた場合には(S1005:No)、本処理を終了する。
S1010では、サブ統合制御装置83は、第2切替タイミングの経過前であるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S1010:Yes)、S1015に移行し、否定判定が得られた場合には(S1010:No)、S1020に移行する。
S1015では、サブ統合制御装置83は、操作画面をデモ画面に切り替え、本処理を終了する。
一方、S1020では、サブ統合制御装置83は、操作画面を待機画面に切り替え、本処理を終了する。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、遊技機の1つであるパチンコ機50における待機モードの構成について説明したが、回胴式遊技機(スロットマシン)等の遊技機においても、上記実施形態と同様にして待機モードを構成しても良い。すなわち、回胴式遊技機においては、例えば、クレジットが存在しない状態や、クレジットは存在するがメダルがベットされていない状態を、遊技が行われていない状態とみなし、該状態が一定時間以上継続した場合には、待機モードに移行しても良い。一方、例えば、クレジットが新たに生じた場合や、メダルが新たにベットされた場合には、遊技が開始されるとみなし、待機モードを終了させても良い。
また、待機モード中は、例えば、上記実施形態と同様にして、十字キー68への操作に応じて音量や輝度の調整を行っても良い。また、待機モード中は、上記実施形態と同様にして、待機画面とデモ画面とを交互に表示すると共に、所定の操作に応じて、操作画面を表示しても良い。そして、操作画面の表示中に終了タイミングが到来した場合には、上記実施形態と同様、終了タイミングに応じて操作画面をデモ画面又は待機画面に切り替えることで、操作画面の表示を終了しても良い。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
(2)上記実施形態のパチンコ機50は、所謂ST機として構成されているが、これに限らず、本発明は、様々な種類のパチンコ機に適用できる。具体的には、例えば、上記実施形態のパチンコ機50は、例えば、所謂リミッタ機能付のパチンコ機として構成されていても良いし、所謂1種2種混合機として構成されていても良いし、所謂2種のパチンコ機(換言すれば、平台と呼ばれるパチンコ機)として構成されていても良い。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機50が遊技機の一例に相当し、サブ統合制御装置83、演出図柄制御装置82、及び演出図柄表示装置6が、第1並びに第2画面手段、及び、操作画面手段に相当し、遊技ボタン67が操作部の一例に相当する。
また、デモ画面810又は待機画面800のうちの一方が、第1画面の一例に相当し、他方が、第2画面の一例に相当する。
また、待機時間又はデモ時間が予め定められた時間の一例に、第1又は第2切替タイミングが切替タイミングの一例に相当する。
また、待機モード処理のS910,S925が、第1,第2画面手段の一例に相当し、S935が、操作画面手段の一例に相当する。また、操作画面終了処理のS1015が、第1画面手段の一例に相当し、S1015及びS1020が、操作画面手段の一例に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、5…センターケース、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…第1特図表示装置、10…第2特図表示装置、11…第1始動口、12…第2始動口、13…確変決定装置、14…シャッター、15…特定領域、20…大入賞口、22…普通図柄作動ゲート、50…パチンコ機、80…主制御装置、81…払出制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置。

Claims (1)

  1. ディスプレイを介して遊技に関する演出を行うと共に、前記遊技が行われていない場合に待機モードに移行する遊技機であって、
    前記待機モード中、前記ディスプレイに第1画面を表示する第1画面手段と、
    前記第1画面の表示開始時から予め定められた時間が経過した時のタイミングである切替タイミングが到来すると、前記第1画面に替えて、前記ディスプレイに第2画面を表示する第2画面手段と、
    前記第1画面の表示中、操作部を介して予め定められた操作を受け付けると、前記第1画面に替えて、操作画面を前記ディスプレイに表示すると共に、予め定められた終了タイミングが到来すると、前記操作画面の表示を終了させる操作画面手段と、
    を備え、
    前記第2画面手段は、前記操作画面の表示中、前記切替タイミングが到来した場合には、前記ディスプレイに前記第2画面を表示せず、前記操作画面の表示を継続させ、前記切替タイミングの到来後に前記終了タイミングが到来すると、前記操作画面に替えて、前記ディスプレイに前記第2画面を表示し、
    前記第1画面手段は、前記操作画面の表示中において、前記切替タイミングが到来する前に前記終了タイミングが到来すると、前記操作画面に替えて、前記ディスプレイに前記第1画面を表示すること、
    を特徴とする遊技機。
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