JP2019170879A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機においてボタン演出による新たな興趣を遊技者に提供する。【解決手段】弾球遊技機は、始動口への遊技球の入球に基づいて大当りかハズレかの当否を判定する当否判定手段と;当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と;特別図柄の変動表示から確定表示に同期して当否を報知する当否演出を制御する演出制御手段と;当否演出の開始から終了までにおける所定の有効期間に、遊技者の操作入力を受け付ける操作入力ボタンと;所定の有効期間に操作入力ボタンによって操作入力が受け付けられた場合、当否演出に付加される演出であるボタン演出を実行するボタン演出実行手段とを備える。この弾球遊技機は、更に、ボタン演出実行手段によって実行するボタン演出を、展開の系統がそれぞれ異なる複数系統のボタン演出の中から選定するボタン演出選定手段を備える。【選択図】図14

Description

本明細書は、弾球遊技機(パチンコ遊技機、パチンコ機とも呼ばれる。)に関する技術を開示する。
弾球遊技機は、一般的に、特別図柄の変動表示から確定表示に同期して当否を報知する当否演出(擬似演出)を実施する。一形態の弾球遊技機は、所定の有効期間に遊技者の操作入力を受け付ける操作入力ボタンを備え、遊技者による操作入力が受け付けられた場合、当否演出に付加される演出であるボタン演出を実施する(例えば、特許文献1,2を参照)。
特開2015−154846号公報 特開2013−111246号公報
近年、ボタン演出が多様化する反面、操作入力ボタンを操作することに対して遊技者の興味が薄れてきており、操作入力ボタンを操作する行為が面倒となって操作入力ボタンを操作しない遊技者が増えている。そのため、弾球遊技機において遊技者の興趣を向上させる観点から、ボタン演出について改善する余地があった。
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
(1)本明細書に開示する一形態における弾球遊技機は、始動口への遊技球の入球に基づいて大当りかハズレかの当否を判定する当否判定手段と;前記当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と;前記特別図柄表示装置による前記特別図柄の変動表示から確定表示に同期して当否を報知する当否演出を制御する演出制御手段と;前記演出制御手段による前記当否演出の開始から終了までにおける所定の有効期間に、遊技者の操作入力を受け付ける操作入力ボタンと;前記所定の有効期間に前記操作入力ボタンによって前記操作入力が受け付けられた場合、前記当否演出に付加される演出であるボタン演出を実行するボタン演出実行手段とを備える。この弾球遊技機は、更に、前記所定の有効期間に前記操作入力ボタンによって前記操作入力が受け付けられた場合に前記ボタン演出実行手段によって実行する前記ボタン演出を、展開の系統がそれぞれ異なる複数系統のボタン演出の中から選定するボタン演出選定手段を備える。この形態の弾球遊技機によれば、どのような系統のボタン演出が実行されるのかという新たな興趣を遊技者に提供できる。また、複数系統のボタン演出が実行されるため、ボタン演出の単調化を防止できる。
(2)上記形態の弾球遊技機において、前記複数系統のボタン演出は、前記所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、前記所定の有効期間に前記操作入力がない場合には前記所定の有効期間経過後から前記特別図柄の確定表示にわたって実行されない第1の系統のボタン演出と;前記所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、前記所定の有効期間に前記操作入力がない場合には前記所定の有効期間経過後に実行される第2の系統のボタン演出とを含んでもよい。この形態の弾球遊技機によれば、所定の有効期間に操作入力がなければ実行されないボタン演出と、所定の有効期間に操作入力がなくとも実行されるボタン演出とが混在することから、ボタン演出の単調化をいっそう防止できる。また、所定の有効期間に操作入力がなければ実行されないボタン演出を享受しようとして、遊技者がボタン操作することで、これにより、所定の有効期間に操作入力がなくとも実行されるボタン演出の発生契機も生むこととなり、ボタン操作を自然と促すことができる。
(3)上記形態の弾球遊技機において、前記複数系統のボタン演出は、前記大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出を含んでもよい。この形態の弾球遊技機によれば、ボタン演出を通じて大当りとなる期待度を知りたい遊技者に対して、操作入力ボタンを操作する動機付けの向上を図ることができる。
(4)上記形態の弾球遊技機において、前記複数系統のボタン演出は、前記当否演出が発展する期待度を示唆する系統のボタン演出を含んでもよい。この形態の弾球遊技機によれば、ボタン演出を通じて当否演出が発展する期待度を知りたい遊技者に対して、操作入力ボタンを操作する動機付けの向上を図ることができる。
(5)上記形態の弾球遊技機において、前記複数系統のボタン演出は、前記所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングでのみ実行される第3の系統のボタン演出と;前記所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、該実行される演出の展開に共通性を有する演出が前記当否演出の前記タイミングとは異なるタイミングにて実行される第4の系統のボタン演出とを含んでもよい。この形態の弾球遊技機によれば、次のような効果を奏し得る。すなわち、そもそもボタン操作に消極的な遊技者に対して、ボタン操作のみを契機として実行される第3の系統のボタン演出を提供することは難しい。しかし、複数系統のボタン演出として、第3の系統のボタン演出と同じ所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、且つボタン操作以外の契機でも展開に共通性を有する演出を実行する第4の系統のボタン演出を備えるので、遊技者は、ボタン操作によって前記展開に共通性を有する演出を積極的に引き当てようとする。これにより、提供が困難であった第3の系統のボタン演出を、遊技者に体験させる機会が生まれ、ボタン演出に消極的であった遊技者に面白みを感じるきっかけを与えることができる。
本明細書に開示する技術は、弾球遊技機とは異なる種々の形態で実現できる。本明細書に開示する技術は、例えば、弾球遊技機としての形態のほか、弾球遊技機の制御方法、ならびに、弾球遊技機のプログラムなどの形態としても実現できる。
パチンコ機の構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 パチンコ機の構成を示す裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 演出ボタンの詳細構成を示す拡大図である。 主制御装置が実行するメインルーチンを示すフローチャートである。 主制御装置が実行する始動入賞処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する待機コマンド受信処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する表示切替処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。 主制御装置が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行する変動コマンド受信処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行するボタン演出処理を示すフローチャートである。 サブ統合制御装置が実行するボタン演出処理を示すフローチャートである。 複数系統のボタン演出を示す表である。 演出図柄表示装置に表示される画面の一例を示す説明図である。 第1系統のボタン演出である「ガセ報知」の一例を示す説明図である。 ボタン演出としてガセ報知が選定されるとともに演出ボタンに操作入力があった場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。 ボタン演出としてガセ報知が選定されるとともに演出ボタンに操作入力がない場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。 第2系統のボタン演出である「ランプ発光予告」の一例を示す説明図である。 第3系統のボタン演出である「カットイン予告」の一例を示す説明図である。 第4系統のボタン演出である「群予告」の一例を示す説明図である。 ボタン演出以外の当否演出の一環として実施される「群予告」の一例を示す説明図である。 第5系統のボタン演出である「次回予告」の一例を示す説明図である。 ボタン演出として次回予告が選定されるとともに演出ボタンに操作入力があった場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。 ボタン演出として次回予告が選定されるとともに演出ボタンに操作入力がない場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。 ボタン演出以外の当否演出の一環として実施される「次回予告」の一例を示す説明図である。 当否演出の1つである「連続バトル演出」の一例を示す説明図である。 当否演出の1つである「連続バトル演出」の一例を示す説明図である。 連続バトル演出における1巡目および2巡目の疑似変動の一例を示すタイミングチャートである。 連続バトル演出における3巡目および4巡目の疑似変動の一例を示すタイミングチャートである。 連続バトル演出における3巡目および4巡目の疑似変動の一例を示すタイミングチャートである。
図1は、パチンコ機50の構成を示す正面図である。パチンコ機50は、弾球遊技機の一種である。パチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、このヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、遊技者の趣向性を向上させるために前枠52に遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65も複数設けられている。前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、この発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(図示省略)が可動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
パチンコ機50は、演出ボタン68と、演出ボタン67とを備える。演出ボタン68は、遊技者の操作による入力を受け付ける操作入力ボタンである。演出ボタン68は、演出ボタン67より発射ハンドル64に近い位置に設けられている。演出ボタン68は、遊技者が発射ハンドル64を握る一方の手で発射ハンドル64を握ったまま操作可能な位置に設けられている。本実施形態では、演出ボタン68は、発射ハンドル64に設けられている。演出ボタン67は、当否演出の開始から終了までにおける所定の有効期間に遊技者の操作入力を受け付ける操作入力ボタンである。演出ボタン67は、発射ハンドル64から離れた位置に設けられ、本実施形態では、上皿55の上側中央に配置されている。
このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50は、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置を備えている。また、本機は機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
図2は、遊技盤1の構成を示す正面図である。遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6の画面を臨ませる窓等を備えている。本実施形態では、演出図柄表示装置6は、液晶表示装置である。演出図柄表示装置6は、特別図柄の変動表示から確定表示に同期して当否を報知する当否演出として演出図柄などを表示する。演出図柄表示装置6は、当否演出の開始から終了までの所定の有効期間に演出ボタン67に操作入力が受け付けられた場合、当否演出に付加される演出であるボタン演出を表示する。遊技盤1は、発光部130を備える。発光部130は、演出図柄表示装置6の左上に位置する。発光部130は、ボタン演出の1つとして発光する。発光部130は、複数の色(例えば、黄色、赤色など)で発光可能である。センターケース5の下には、第1始動口11と第2始動口12とが配置され、センターケース5の左方には、普通図柄作動ゲート17が配置されている。第2始動口12は開閉可能な翼片を供えた普通電動役物を備えており、この翼片が開放しないと遊技球は第2始動口12に入球できない構成となっている。
遊技領域3の右下部には、普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、第1特別図柄表示装置9と、第2特別図柄表示装置10とが配置されている。本実施形態では、普通図柄表示装置7、普通図柄保留数表示装置8、第1特別図柄保留数表示装置18および第2特別図柄保留数表示装置19は、複数個のLEDによって構成される。第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10は、特別図柄表示装置であり、本実施形態では、7セグメントディスプレイである。
第2始動口12の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置されている。また、第1始動口11の左方には、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33及び第4左入賞口34が設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、第4左入賞口34は、入球率が変化しない普通入賞口である。
上記のように遊技盤1を構成することによって、普通図柄作動ゲート17に遊技球が入球(普通図柄作動スイッチ17a(図4参照)が遊技球を検出)すると、普通図柄表示装置で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド12b(図4参照)を駆動させる。普通電役ソレノイド12bが駆動すると、ほぼ同期して普通電動役物の羽根部材が開放して、第2始動口12への入球(第2始動口スイッチ12a(図4参照)の検出)が可能となるように構成されている。尚、本実施形態におけるパチンコ機では、普通電動役物の羽根部材が駆動する開放時間は、通常時は0.2秒(1回)、時短状態(開放延長状態)では1.8秒(2回)である。また、第2始動口12は、普通電動役物の羽根部材が駆動しなければ遊技球が入球不可能な構成となっている。
第1始動口11に遊技球が入球(第1始動口スイッチ11a(図4参照)が遊技球を検出)すると、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、第2始動口12である普通電動役物に遊技球が入球(第2始動口スイッチ12a(図4参照)が遊技球を検出)すると、第2特別図柄表示装置10において第2特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
第1特別図柄及び第2特別図柄の変動中は、演出図柄表示装置6において各々の特別図柄の変動に連動した演出態様を表示する。また、第1特別図柄と第2特別図柄は、第1始動口と第2始動口への入球順に関係なく、第2特別図柄の変動停止を優先して実施する。具体的には、第1特別図柄の保留記憶がある場合、第2特別図柄の変動が停止し且つ第2特別図柄保留記憶が無い状態となって、第1特別図柄保留記憶分の変動を開始する。
第1特別図柄及び第2特別図柄の確定表示した態様に応じて後述する大入賞口ソレノイド14b(図4参照)が駆動する。大入賞口ソレノイド14bが駆動すると、ほぼ同期して大入賞口14の扉部材が開放し、大入賞口14への遊技球の入球(カウントスイッチ14a(図4参照)が遊技球を検出)が可能となるように構成されている。
また、第1始動口11、第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)するとともに、第1始動口11及び第2始動口12への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83(図4参照)に送信する処理を行う。以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
本実施形態においては、普通図柄保留数表示装置8、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19による各々の点灯数の最大個数は4個(最大保留記憶数が4個)となっている。また、それぞれの保留記憶数が0であっても、第1始動口11、第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に主制御装置80に格納される。
第1特図始動スイッチ11a又は第2特図始動スイッチ12aが遊技球を検出し、その場合の第1保留記憶又は第2保留記憶の数が4個未満であれば、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第1又は第2保留記憶として記憶領域に格納する。
保留記憶された各種乱数は、後述する当否判定処理によって予め設定されている値との比較判定が行われ、大当り判定用乱数の当否判定結果が大当り図柄決定用乱数の値に基づいて第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10、演出図柄表示装置6に表示される。
尚、本実施形態におけるパチンコ機は確率変動機として構成されている。具体的に説明すると、本実施形態のパチンコ機による遊技は、大入賞口14を閉鎖した遊技と大入賞口14を開放する大当り遊技とに大別され、大入賞口14を閉鎖した遊技には、大きく分類して、通常確率状態(以下、通常状態)と、該通常状態に比べて遊技者にとって有利な状態(大当りとなる確率が高く、大当りし易い)となる高確率状態(以下、確率変動状態とも記載)とが存在する。
特別図柄は、確率変動図柄及び非確率変動図柄とからなり、確率変動状態は確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、確率変動状態に移行する。同様に通常状態は、非確率変動図柄での大当り遊技終了後に移行可能に設定され、通常状態、確率変動状態のうち、いずれの遊技状態でも非確率変動図柄で大当りすれば、大当り遊技終了後、通常状態に移行する。
通常状態に移行後は、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物の開放延長機能が作動する時短状態となる。特別図柄及び普通図柄の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮されると、一定時間内に変動表示が行なわれる回数が増大される。
具体的には、本実施形態の時短状態では、特別図柄の変動時間の短縮とともに、普通図柄表示装置に表示される普通図柄の時間短縮も行われるが、この普通図柄の変動表示を短縮させることで、一定時間内で多数回普通図柄の確定表示を行う。従って、一定時間内での普通図柄が当りとなる回数が増大し、これにより普通電動役物の作動回数も増大する。また、普通電動役物の開放時間が長くなるように設定されている(開放延長機能)ので、多数の遊技球が入賞し易くなる。このように多数の遊技球が入賞し易くなることにより、特別図柄の変動表示回数が更に増大されるとともに、普通電動役物入賞で得る賞球により、遊技者の持ち玉が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
尚、確率変動状態では、時短状態と同様に特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、普通電動役物の開放延長機能が作動する。各種図柄の短縮と普通電動役物開放延長機能に関わる設定は時短状態と同一であるが、確率変動状態は時短状態に加えて特別図柄の大当り確率が高くなる(大当りし易い状態)ため、更に遊技者に有利な遊技状態となる。
図3は、パチンコ機50の構成を示す裏面図である。図3に示すように、パチンコ機50の外枠51には、遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が収納されている。この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられている。この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球が入球すれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置、電源基板85が設けられている。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置、電源基板85が内枠70に設けられている。なお、図3では、発射制御装置が図示されていないが、発射制御装置は払出制御装置81の下(裏側)に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号がホールコンピュータ87に送られる。なお、従来はホールコンピュータ87へ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータ87へ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータ87へ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
図4は、パチンコ機50の電気的構成を示すブロック図である。図4では、単に信号を中継する中継基板及び電源回路などの図示を省略する。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄を作動させる普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、第4左入賞口34に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a等の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9(図では第1特図表示装置)、第2特別図柄表示装置10(図では第2特図表示装置)及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18(図では第1特図保留数表示装置)、第2特別図柄保留数表示装置19(図では第2特図保留数表示装置)、普通図柄保留数表示装置8(図では普図保留数表示装置)の点灯を制御する。主制御装置80は、始動口への遊技球の入球に基づいて大当りかハズレかの当否を判定する当否判定手段である。第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10は、当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置である。
更に、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド(図4では普電役物ソレノイドと表記)12bを制御することで第2始動口12となる普通電動役物の開閉動作を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が行われ、払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を制御して賞球を払い出す。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドルからの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルを触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。ランプ26は、発光部130を含む。サブ統合制御装置83は、所定の有効期間に演出ボタン67によって操作入力が受け付けられた場合に実行するボタン演出を、展開の系統がそれぞれ異なる複数系統のボタン演出の中から選定するボタン演出選定手段として機能する。
サブ統合制御装置83には、演出ボタンスイッチ68aと、演出ボタンスイッチ67aとが接続されている。演出ボタンスイッチ68aは、演出ボタン68に設けられている。遊技者が演出ボタン68を操作した場合、演出ボタンスイッチ68aは、演出ボタン68に対する操作入力を示す信号をサブ統合制御装置83へと出力する。演出ボタンスイッチ67aは、演出ボタン67に設けられている。遊技者が演出ボタン67を操作した場合、演出ボタンスイッチ67aは、演出ボタン67に対する操作入力を示す信号をサブ統合制御装置83へと出力する。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が主制御装置80からの入力及び演出ボタン68,67の入力に基づいて生成したものとがある)に基づく制御を行い、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6に表示させる。尚、サブ統合制御装置83と主制御装置80とは間に演出中継端子板87を介した主制御装置80からサブ統合制御装置83への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とはサブ統合制御装置83から演出図柄制御装置82への一方向通信回路として構成されている。演出図柄制御装置82は、特別図柄の変動表示から確定表示に同期して当否を報知する当否演出を制御する演出制御手段として機能するとともに、操作入力ボタンによって操作入力が受け付けられた場合、当否演出に付加される演出であるボタン演出を実行するボタン演出実行手段としても機能する。
図5は、演出ボタン67の詳細構成を示す拡大図である。演出ボタン67は、操作面111を有する。図5では、操作面111にハッチングが施されている。操作面111は、遊技者が手で押すことが可能に構成されている。操作面111は、上方を向いている。遊技者が操作面111を押した場合、操作面111が沈み込むとともに、演出ボタン67に設けられた演出ボタンスイッチ67aが遊技者の操作入力を検出する。
図6は、主制御装置80が実行するメインルーチンを示すフローチャートである。メインルーチンは、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施形態では、S10〜S65までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
S10が否定判定、即ち、正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(S70)に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理が実行される(S20)。この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「3966」のときには次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S20に続く大当り決定用乱数更新処理(S25)は、初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、最大値である「3966」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。なお、大当り決定用乱数の最初の値は、初期値乱数設定処理で設定された値となる。例えば、この値が250であったとすると、大当り決定用乱数は「250」「251」「252」・・・「3966」「0」「1」・・・と更新されていく。
なお、大当り決定用乱数が1巡(3967回、更新されること)すると、そのときの前記初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にし、大当り決定用乱数は、その初期値から+1するインクリメント処理を行う。そして、再び大当り決定用乱数が1巡すると、その時の初期値乱数の値を大当り決定用乱数の初期値にする動作を行なう。つまり、この一連の動作を繰り返し続けることになる。前述の例では大当り決定用乱数が「249」になると1巡であるから、「249」の次は前記初期値乱数の値となる。仮に初期値乱数の値が「87」だったとすると、「249」「87」「88」・・・「3966」「0」「1」・・・「86」と変化していき、「86」の次は新たな前記初期値乱数の値となる。
大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)は「0」〜「99」の100個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。大当り図柄決定用乱数2更新処理(S31)は「0」〜「49」の50個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。小当り図柄判定用乱数更新処理(S33)は「0」〜「149」の150個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
S33に続く当り決定用乱数更新処理(S35)は、「0」〜「996」の997個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、当選することとなる値は通常確率状態では31〜40、高確率状態では31〜996である。なお、この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S40)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。なお、通常確率状態時で変動時間短縮機能未作動時にリーチとなる値の数は21で、値は「0」〜「20」であり、通常確率状態時で変動時間短縮機能作動時にリーチとなる値の数は5で、値は「0」〜「4」であり、高確率状態時にリーチとなる値の数は6で、値は「0」〜「5」である。
変動パターン決定用乱数更新処理(S45)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S50)では、第1始動口11、第2始動口12の入賞の確認及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。本実施例では、遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数を取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12でそれぞれ4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11又は第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
続いて、大当りか否かを判定する条件成立判定手段としての当否判定処理(S55)を行う。この当否判定処理(S55)が終了すると、続いて画像出力処理等の各出力処理(S60)が実行される。各出力処理(S60)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには、賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続く不正監視処理(S65)は、普通入賞口(第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、第4左入賞口34)に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、不正判断手段は、主制御装置80に設けている。
本処理に続く前述の残余処理は、初期値乱数更新処理(S70)から構成されるが、前述したS20と全く同じ処理である。この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。前述したS10〜S65までの本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等により割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行する回数も割り込み毎に異なり、図6に示された割り込み処理が1回実行されることにより初期値乱数に更新される値も一律ではなくなる。これにより、初期値乱数が大当り決定用乱数と同期する可能性は極めて小さくなる。大当り決定用乱数が1巡したときの、初期値乱数の値(0〜3966の3967通り)が、同程度に発生するとすれば、同期する確率はわずか1/3967である。また、前述した当り決定用乱数更新処理(S35)も残余処理内において実行するよう構成しても良い。
図7は、主制御装置80が実行する始動入賞処理を示すフローチャートである。図7の始動入賞処理は、図6の入賞確認処理(S50)に相当し、第1始動口11、第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)するとともに、記憶した乱数が予め設定された値か否かを後述する当否判定処理を実施する以前に確認する処理を行い、第1始動口11及び第2始動口12への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理となる。以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
本実施例では、普通図柄保留数表示装置8、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19による各々の点灯数の最大個数は4個(最大保留記憶数が4個)となっているが、これに限るわけではなく、例えばそれぞれの最大記憶個数が8個であってもよい。また、それぞれの保留記憶数が0であっても、第1始動口11、第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に主制御装置80に格納される。
始動入賞処理を開始すると、第1始動口スイッチ11aが遊技球を検出したか否か判定する(S100)。否定判定なら(S100:no)S130に進み、肯定判定なら(S100:yes)、主制御装置80に格納されている第1保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S105)。否定判定なら(S105:no)S130に進み、肯定判定であれば(S105:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第1保留記憶として記憶し第1保留記憶の数を示す第1保留記憶カウンタに1を加算する(S110)。
S110に続いては、記憶した第1保留記憶の先読判定を行う(S115)。具体的には、大当り判定用乱数の値が大当りを生起する値か否かを確認し、大当り値なら大当り図柄の種類を確認する。大当り判定がハズレなら、小当りを生起する値か否かを確認し、ハズレならリーチ決定用乱数がスーパーリーチとなる値か否かを確認する。スーパーリーチでなければ、リーチとなる値か否かを確認し、変動パターン決定用乱数の値から変動時間を確認する。上記判定を行うことによって、記憶した乱数値が、遊技者が大当りの期待が持てる特定の値か否か(はずれでも大当りを期待させる演出が可能な否か)を判定する。
続いて、S115の判定結果から第1先読判定コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し(S120)、S110で加算した第1保留記憶カウンタの値を示す第1保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S125)。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第2始動口スイッチ12aが遊技球を検出したか否か判定する(S130)。否定判定なら(S130:no)S160に進み、肯定判定なら(S130:yes)、主制御装置80に格納されている第2保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S135)。否定判定なら(S135:no)S160に進み、肯定判定であれば(S135:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2保留記憶として記憶し第2保留記憶数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S140)、S110と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S145)。
続いて、S145の判定結果から第2先読判定コマンドを生成しサブ統合制御装置83に送信し(S150)、S140で加算した第2保留記憶カウンタの値を示す第2保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信して(S155)、S160に進む。
S160では、普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定する(S160)。否定判定なら(S160:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S160:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S165)。否定判定なら(S165:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S165:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S170)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S175)、リターンする。
サブ統合制御装置83は第1及び第2保留記憶数指示コマンドを受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置6上で表示する各保留記憶数を変化させる指示信号を演出図柄制御装置82に送信する。また、本実施例では、演出図柄表示装置6上では普通図柄の保留記憶数表示は行わないが、普図保留記憶数指示コマンドの受信に応じて表示する構成としてもよいし、普図保留記憶数指示コマンド自体を送信しない構成としてもよい。また、普図の先読判定を実施し判定結果をサブ統合制御装置に送信する構成も考えられる。これにより、普通電動役物(第2始動口12)の開放を期待させる先読予告の実施が可能となる。
図8は、主制御装置80が実行する当否判定処理を示すフローチャートである。図8の当否判定処理は、図6の当否判定処理(S55)に相当し、第1始動口スイッチ11a又は第2始動口スイッチ12aでの遊技球の検出に起因して抽出された乱数値に基づいて特別遊技を実行するか否かを判定する処理となる。主制御装置80は、特定遊技判定手段として動作することによって、図8の当否判定処理を実行する。
当否判定処理を開始すると、特図の始動条件が成立しているか否か判定する(S200)。この判定処理では、大当り遊技中でないこと、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中又は確定表示中でないことを確認する。否定判定なら(S200:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S200:yes)、第2保留記憶が有るか否か判定する(S205)。肯定判定なら(S205:yes)、S215に進み、否定判定なら(S205:no)、第1保留記憶が有るか否か判定する(S210)。否定判定なら(S210:no)、主制御装置80からサブ統合制御装置83へと待機指示コマンドが送信され(S211)、リターンとなる。肯定判定なら(S210:yes)、S215に進む。S205とS210の判定順により、第2保留記憶の当否判定を優先して実施する構成となっている。尚、本実施例では、特別図柄が複数(第1特別図柄と第2特別図柄)の構成となっているが、特別図柄を1つとした構成であっても発明の効果に何ら変わりはない。
S215では確変フラグの値が0か否か判定する(S215)。確変フラグは、主制御装置80が記憶する値であり、値が「0」のときは、大当り確率が通常遊技状態中(通常確率)であることを、値が「1」のときは、確変遊技状態中(高確率)であることを主制御装置80が判断するための値である。肯定判定なら(S215:yes)S220に進み、否定判定なら(S215:no)高確率中の処理に進む。高確率中の処理は、大当り確率のみが異なる処理となるため説明は割愛する。
S220では、保留記憶のシフト処理を行い(S220)、これにより最も古い保留記憶を当否判定の対象とするとともに、保留記憶数を示す保留記憶カウンタから1を減算する。
続く、大当り判定用乱数比較処理(S225)では、当否判定の対象とした保留記憶の大当り判定用乱数値と予め設定された当否判定テーブルとを比較して、判定対象の乱数値が当否判定テーブル内の判定値と一致するか比較する。当否判定テーブルは通常確率(低確率1/300)用と高確率(1/30)用の2種類のテーブルが設定してあり、当否判定時の遊技状態が通常遊技(確変フラグ「0」)であれば通常確率用の当否判定テーブルを用いて比較し、高確率の遊技状態(確変フラグ「1」)であれば高確率用の当否判定テーブルを用いて比較する。
続くS230の処理では、大当り判定用乱数の比較処理(S225)の結果が大当り(判定値と同一)であるか否か判定する(本実施例では1/300)。肯定判定なら(S230:yes)、図柄モード設定処理を行う(S235)。図柄モード設定処理では、当否判定の対象とした保留記憶の種類(第1保留記憶又は第2保留記憶)と、判定対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態を決定する図柄モードを設定する(S235)。続いて、設定した図柄モードの種類と判定対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S240)。これは、図柄モードの設定によって決定した大当りの種類(大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態)を大当り図柄によって報知するために、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から表示する図柄を決定する処理となる。
次にS235で設定した図柄モードに基づいてモードバッファ設定処理を行う(S245)。モードバッファは当否判定時に決定した大当り遊技終了後の遊技状態の内容を、該遊技状態を設定する大当り遊技終了時まで記憶する装置である(大当り遊技中は遊技状態を設定する確変フラグ及び時短フラグをクリアする必要があるため)。モードバッファとしては、具体的な遊技内容(確変機能および開放延長機能(時短機能)の作動とその作動回数)は記憶せず、複数種類の具体的な遊技内容のそれぞれに対応した値を記憶する構成となっている。
次に、S235で設定した図柄モードに基づいて大当り遊技の内容となる大入賞口の開放パターン設定処理を行い(S250)、当否判定の対象とした保留記憶のリーチ決定用乱数および変動パターン決定用乱数に基づいて、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10、及び演出図柄表示装置6に表示する図柄の変動時間となる変動パターンを、変動パターン選択テーブルから選択する(S255)。
次に、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示信号(変動指示コマンド)としてサブ統合制御装置83へ送信する(S260)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、大当り図柄および変動パターンの情報に対応する図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S230が否定判定、即ちハズレなら(S230:no)、大当り判定用乱数の比較処理(S225)の結果が小当りであるか否か判定し(1/150)(S265)、肯定判定なら(S265:yes)、小当り図柄を選択し(S270)、続いて小当り遊技の開放パターン設定処理を行い(S250)、小当り図柄に対応する変動パターン選択処理を行い(S255)、小当り図柄および変動パターンの情報となる変動指示信号(変動指示コマンド)をサブ統合制御装置83へ送信する(S260)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、小当り図柄および変動パターンの情報に対応する図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S265が否定判定なら(S265:no)、ハズレ図柄を選択し(S275)、続いてハズレ図柄に対応する変動パターン設定処理を行い(S255)、ハズレに関する図柄及び変動パターンの情報となる変動指示信号(変動指示コマンド)をサブ統合制御装置83へ送信する(S260)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、ハズレ図柄および変動パターンの情報に対応する図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
以上が当否判定処理の説明となる。本実施例では、図8に示したように、始動入賞処理時に当否判定結果を報知する図柄の種類と変動パターンを選択する乱数(大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数)を取得したが、これらの乱数を当否判定処理時に取得する構成であってもよい。
図9は、サブ統合制御装置83が実行する待機コマンド受信処理を示すフローチャートである。図9の待機コマンド受信処理は、主制御装置80から受信した待機指示コマンドを取り扱う処理である。先ず、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信された待機指示コマンドを受信したか否かを判定する(S300)。肯定判定の場合には(S300:yes)、待機指示コマンドを受信してから15秒を経過したか否かを判定する(S305)。肯定判定の場合には(S305:yes)、待機フラグを1にセットする(S310)。なお、待機フラグを1にセットすることで、パチンコ機50が待機状態となる。待機指示コマンドを受信していない場合(S300:no)又は待機指示コマンドを受信してから15秒を経過していない場合には(S305:no)、そのまま終了となる。
図10は、サブ統合制御装置83が実行する表示切替処理を示すフローチャートである。図10の表示切替処理は、演出図柄表示装置6における表示を切り替える処理である。S350の処理において待機フラグが1であるか否かを判定し、待機フラグが1であれば(S350:yes)、S355の処理において待機状態に移行してから15秒以上経過したか否かを判定する。15秒以上経過していれば(S355:yes)、S360の処理において、デモフラグが1であるか否かを判定し、デモフラグが1でなければ(S360:no)、続くS365の処理においてデモ画面を表示するように制御し、S370の処理でデモフラグに1をセットする。これにより、演出図柄表示装置6にてデモ画面の表示を開始させる。なお、前記S350の処理で前記待機フラグが1でないとき(S350:no)又は前記S355の処理で前記待機状態に移行してから15秒以上経過していないとき(S355:no)は、リターンとなる。
前記S360の処理でデモフラグが1であれば(S360:yes)、S375の処理においてデモ画面を表示中であるか否かを確認する。デモ画面を表示中であれば(S375:yes)、S380の処理でデモ画面を表示してから30秒以上経過したか否かを確認する。30秒以上経過していれば(S380:yes)、S385の処理において図柄待機画面を表示するように制御する。これにより演出図柄表示装置6の表示態様をデモ画面から図柄待機画面へ切替える。なお、30秒を経過していなければ(S380:no)、そのまま終了となる。
前記S375の処理でデモ画面を表示中でなければ(S375:no)、S390の処理において図柄待機画面を表示してから30秒以上経過したか否かを確認する。30秒以上経過していれば(S390:yes)、S395の処理においてデモ画面を表示するように制御する。これにより演出図柄表示装置6の表示態様を図柄待機画面からデモ画面へと切替える。なお、30秒を経過していなければ(S390:no)、そのまま終了となる。
このようにパチンコ機50が待機状態では演出図柄表示装置6においてデモ画面と図柄待機画面とが交互に表示される。
図11,図12および図13は、主制御装置80が実行する大当り遊技処理を示すフローチャートである。図11,図12および図13の大当り遊技処理は、図8のメインルーチンにおける各出力処理(S60)に含まれる処理の1つである。S400では、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合(S400:yes)は、S405に処理を移行し、否定判定の場合(S400:no)は、本処理を終了する。
S405では、大入賞口14の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合(S405:yes)は、図12のS450に処理を移行し、否定判定の場合(S405:no)は、S410に処理を移行する。S410では、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合は(S410:yes)、図12のS470に処理を移行し、否定判定の場合(S410:no)は、S415に処理を移行する。
S415では、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合(S415:yes)は、図13のS500に処理を移行し、否定判定の場合(S415:no)は、S420に処理を移行する。S420では、大当り遊技における開始演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合(S420:yes)は、S425に処理を移行し、否定判定の場合(S420:no)は、本処理を終了する。
S425では、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。続いて図12に関して、大入賞口14の開放中に移行するS450では、主制御装置80は、大入賞口14に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合(S450:yes)は、S460に処理を移行し、否定判定の場合(S450:no)は、S455に処理を移行する。
S455では、主制御装置80は、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合(S455:yes)は、S460に処理を移行し、否定判定の場合(S455:no)は、本処理を終了する。
S460では、主制御装置80は、大入賞口14を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S465に処理を移行する。S465では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、各ラウンドのインターバル中に移行するS470では、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合(S470:yes)は、S475に処理を移行し、否定判定の場合(S470:no)は、本処理を終了する。
S475では、大当り遊技の最終ラウンドか否かを判定し、肯定判定の場合(S475:yes)は、S480に処理を移行し、否定判定の場合(S475:no)は、S485に処理を移行する。
S480では、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行し、本処理を終了する。一方、S485では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図13に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS500では、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合(S500:yes)は、S505に処理を移行し、否定判定の場合(S500:no)は、本処理を終了する。
続くS505,S510では、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S515に処理を移行する。S515では、主制御装置80は、大当り遊技後に確変状態に移行するか否かを判定し、肯定判定の場合(S515:yes)は、確変状態中に実行可能な大当り抽選の回数(確変回数)を設定すると共に(S520)、確変フラグをセットし(S525)、S530に処理を移行する。
S530では、大当り遊技後に時短状態に移行するか否かを判定し、肯定判定の場合(S530:yes)は、時短状態中に実行可能な大当り抽選の回数(時短回数)を設定すると共に(S535)、時短フラグをセットし(S540)、S545に処理を移行する。
S545,S550では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドを送信する処理と、大当り遊技終了後の遊技状態を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理とを実行し、本処理を終了する。
図14は、サブ統合制御装置83が実行する変動コマンド受信処理を示すフローチャートである。サブ統合制御装置83は、図14の変動コマンド受信処理を定期的に実行する。図14の変動コマンド受信処理は、主制御装置80から受信した変動指示コマンドに基づいて当否演出およびボタン演出を制御する処理である。
図14の変動コマンド受信処理を開始した後、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から変動指示コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS610)。変動指示コマンドを受信していない場合(ステップS610:「NO」)、サブ統合制御装置83は、図14の変動コマンド受信処理を終了する。
変動指示コマンドを受信している場合(ステップS610:「YES」)、サブ統合制御装置83は、当否演出の態様を選択するための乱数テーブルから振分乱数を抽出する(ステップS620)。その後、サブ統合制御装置83は、当否演出の態様を選定する演出態様選択処理(ステップS630)を実行する。演出態様選択処理(ステップS630)において、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した変動指示コマンドの値と、乱数テーブルから抽出した振分乱数とに応じて、当否演出の態様と、確定表示する演出図柄(擬似図柄)とを選択する。演出態様選択処理(ステップS630)において、サブ統合制御装置83は、当否演出においてボタン演出を実行するか否かを選択する。
演出態様選択処理(ステップS630)を実行した後、サブ統合制御装置83は、ボタン演出選定手段として動作することによってボタン演出選定処理(ステップS635)を実行する。ボタン演出選定処理(ステップS635)において、サブ統合制御装置83は、当否演出においてボタン演出を実行することを演出態様選択処理(ステップS630)にて選択した場合、演出ボタン67に操作入力が受け付けられた場合に実行するボタン演出を、展開の系統がそれぞれ異なる複数系統のボタン演出の中から選定する。複数系統のボタン演出についての詳細は後述する。
ボタン演出選定処理(ステップS635)を実行した後、サブ統合制御装置83は、演出態様選択処理(ステップS630)で選定した当否演出がボタン演出を伴うか否か、言い換えると、演出ボタン67の操作に基づく操作演出であるボタン演出があるか否かを判断する(ステップS640)。演出態様選択処理(ステップS630)で選定した当否演出がボタン演出を伴う場合(ステップS640:「YES」)、サブ統合制御装置83は、ボタン演出を制御するための演出ボタンフラグFbに値「1」を設定する(ステップS642)。演出態様選択処理(ステップS630)で選定した当否演出がボタン演出を伴わない場合(ステップS640:「NO」)、サブ統合制御装置83は、ボタン演出を制御するための演出ボタンフラグFbに値「0」を設定する(ステップS644)。
演出ボタンフラグFbに値を設定(ステップS642,S644)した後、サブ統合制御装置83は、演出態様選択処理(ステップS630)で選定した当否演出の態様および確定図柄を示す信号、ならびにボタン演出選定処理(ステップS635)で選定したボタン演出の態様を示す指示信号を、演出図柄制御装置82に送信することによって、演出図柄制御装置82に演出図柄の変動表示を指示する(ステップS680)。その後、サブ統合制御装置83は、図14の変動コマンド受信処理を終了する。
図15および図16は、サブ統合制御装置83が実行するボタン演出処理を示すフローチャートである。サブ統合制御装置83は、図15および図16のボタン演出処理を定期的に実行する。図15および図16のボタン演出処理は、演出ボタン67に対する遊技者による操作に基づくボタン演出を制御する処理である。
図15および図16のボタン演出処理を開始した後、サブ統合制御装置83は、演出ボタンフラグが値「1」であるか否かを判断する(ステップS700)。演出ボタンフラグは、当否演出においてボタン演出を実行するか否かを示す。値「0」の演出ボタンフラグは、今回の当否演出においてボタン演出を実行しないことを示す。値「1」の演出ボタンフラグは、今回の当否演出においてボタン演出を実行することを示す。ボタン演出フラグの初期値は、値「0」である。演出ボタンフラグが値「0」である場合(ステップS700:「NO」)、サブ統合制御装置83は、図15および図16のボタン演出処理を終了する。
演出ボタンフラグが値「1」である場合(ステップS700:「YES」)、サブ統合制御装置83は、演出中フラグが値「0」であるか否かを判断する(ステップS705)。演出中フラグは、ボタン演出を実行中であるか否かを示す。値「0」の演出中フラグは、ボタン演出を実施していない状態を示す。値「1」の演出中フラグは、ボタン演出を実施している状態を示す。演出中フラグの初期値は、値「0」である。
演出中フラグが値「0」である場合(ステップS705:「YES」)、サブ統合制御装置83は、有効期間フラグが値「0」であるか否かを判断する(ステップS710)。有効期間フラグは、演出ボタン67への操作入力を受け付ける有効期間中(本実施形態では2秒間)であるか否かを示す。値「0」の有効期間フラグは、演出ボタン67への操作入力を受け付ける有効期間外であることを示す。値「1」の有効期間フラグは、演出ボタン67への操作入力を受け付ける有効期間中であることを示す。有効期間フラグの初期値は、値「0」である。
有効期間フラグが値「0」である場合(ステップS710:「YES」)、サブ統合制御装置83は、待機フラグが値「0」であるか否かを判断する(ステップS715)。待機フラグは、当否演出における3つの演出図柄のうち2つの演出図柄が揃うことによってリーチラインが成立した後から、演出ボタン67への操作入力を受け付ける有効期間の開始までの待機期間(本実施形態では1秒間)であるか否かを示す。値「0」の待機フラグは、待機期間外であることを示す。値「1」の待機フラグは、待機期間中であることを示す。待機フラグの初期値は、値「0」である。
待機フラグが値「0」である場合(ステップS715:「YES」)、サブ統合制御装置83は、当否演出においてリーチラインが成立しているか否かを判断する(ステップS720)。当否演出においてリーチラインが成立していない場合(ステップS720:「NO」)、サブ統合制御装置83は、図15および図16のボタン演出処理を終了する。
当否演出においてリーチラインが成立している場合(ステップS720:「YES」)、サブ統合制御装置83は、待機フラグを値「1」に設定する(ステップS725)。
待機フラグを値「1」に設定(ステップS725)した後、または、待機フラグが値「1」である場合(ステップS715:「NO」)、サブ統合制御装置83は、待機カウンタを加算(インクリメント)する(ステップS730)。待機カウンタは、リーチラインの成立後から有効期間の開始までの待機期間(本実施形態では1秒間)を計時するカウンタである。待機カウンタの初期値は、値「0」である。
待機カウンタを加算(ステップS730)した後、サブ統合制御装置83は、待機カウンタが所定値(本実施形態では、1秒間に相当する値)以上であるか否かを判断する(ステップS735)。待機カウンタが所定値以上でない場合(ステップS735:「NO」)、サブ統合制御装置83は、図15および図16のボタン演出処理を終了する。
待機カウンタが所定値以上である場合(ステップS735:「YES」)、サブ統合制御装置83は、待機カウンタを初期値である値「0」に設定する(ステップS740)。その後、サブ統合制御装置83は、待機フラグを初期値である値「0」に設定する(ステップS745)。
待機フラグを値「0」に設定(ステップS745)した後、サブ統合制御装置83は、有効期間フラグに値「1」を設定する(ステップS750)。その後、サブ統合制御装置83は、操作促進演出開始処理(ステップS755)を実行する。操作促進演出開始処理(ステップS755)において、サブ統合制御装置83は、遊技者に演出ボタン67の操作を促す操作促進演出の開始を演出図柄制御装置82に指示する。これによって、演出図柄表示装置6を介した画像による操作促進演出を実現できる。サブ統合制御装置83は、操作促進演出の開始をランプ26およびスピーカ66の少なくとも一方に指示してもよい。これによって、ランプ26による光やスピーカ66による音による操作促進演出を実現できる。
操作促進演出の開始を指示(ステップS755)した後、または、有効期間フラグが値「1」である場合(ステップS710:「NO」)、サブ統合制御装置83は、有効期間カウンタを加算(インクリメント)する(ステップS760)。有効期間カウンタは、演出ボタン67への操作入力を受け付ける有効期間(本実施形態では2秒間)を計時するカウンタである。有効期間カウンタの初期値は、値「0」である。
有効期間カウンタを加算(ステップS760)した後、または、演出中フラグが値「1」である場合(ステップS705:「NO」)、サブ統合制御装置83は、演出終了カウンタを加算(インクリメント)する(ステップS765)。演出終了カウンタは、ボタン演出を終了するまでのボタン演出終了時間(本実施形態では有効期間の開始から3秒後または4秒後)を計時するカウンタである。演出終了カウンタの初期値は、値「0」である。
演出終了カウンタを加算(ステップS765)した後、サブ統合制御装置83は、演出ボタン67に遊技者から操作入力があるか否かを判断する(ステップS770)。サブ統合制御装置83は、演出ボタンスイッチ67aからの出力信号に基づいて、演出ボタン67に遊技者から操作入力があるか否かを判断する。
演出ボタン67に操作入力がある場合(ステップS770:「YES」)、サブ統合制御装置83は、有効期間カウンタを初期値である値「0」に設定する(ステップS775)。その後、サブ統合制御装置83は、有効期間フラグを値「0」に設定する(ステップS780)。その後、サブ統合制御装置83は、操作促進演出終了処理(ステップS785)を実行する。操作促進演出終了処理(ステップS785)において、サブ統合制御装置83は、実施中の操作促進演出の終了を演出図柄制御装置82に指示する。ランプ26およびスピーカ66の少なくとも一方において操作促進演出を実施中である場合、サブ統合制御装置83は、各部において実施中の操作促進演出を終了させる。
操作促進演出終了処理(ステップS785)を実行した後、サブ統合制御装置83は、演出中フラグを値「1」に設定する(ステップS790)。その後、サブ統合制御装置83は、ボタン演出開始処理(ステップS795)を実行する。ボタン演出開始処理(ステップS795)において、サブ統合制御装置83は、ボタン演出選定処理(図14のステップS635)において選定されたボタン演出の開始を演出図柄制御装置82に指示する。これによって、演出図柄表示装置6を介した画像によるボタン演出を実現できる。サブ統合制御装置83は、ボタン演出の開始をランプ26およびスピーカ66の少なくとも一方に指示してもよい。これによって、ランプ26による光やスピーカ66による音によるボタン演出を実現できる。
ボタン演出開始処理(ステップS795)を実行した後、または、演出ボタン67に操作入力がない場合(ステップS770:「NO」)、サブ統合制御装置83は、有効期間カウンタが所定値以上(本実施形態では2秒間に相当する値)であるか否かを判断する(ステップS800)。
有効期間カウンタが所定値以上である場合(ステップS800:「YES」)、サブ統合制御装置83は、有効期間カウンタを初期値である値「0」に設定する(ステップS805)。その後、サブ統合制御装置83は、有効期間フラグを値「0」に設定する(ステップS810)。その後、サブ統合制御装置83は、操作促進演出終了処理(ステップS815)を実行する。操作促進演出終了処理(ステップS815)において、サブ統合制御装置83は、実施中の操作促進演出の終了を演出図柄制御装置82に指示する。ランプ26およびスピーカ66の少なくとも一方において操作促進演出を実施中である場合、サブ統合制御装置83は、各部において実施中の操作促進演出を終了させる。
操作促進演出終了処理(ステップS815)を実行した後、サブ統合制御装置83は、ボタン演出選定処理(図14のステップS635)において選定されたボタン演出の系統が「次回予告」または「アタック疑似連」であるか否かを判断する(ステップS820)。ボタン演出の1系統である「次回予告」および「アタック疑似連」の詳細については後述する。
ボタン演出の系統が「次回予告」または「アタック疑似連」である場合(ステップS820:「YES」)、サブ統合制御装置83は、演出中フラグを値「1」に設定する(ステップS825)。その後、サブ統合制御装置83は、ボタン演出選定処理(図14のステップS635)において選定されたボタン演出として、「次回予告」または「アタック疑似連」の開始を演出図柄制御装置82に指示する。サブ統合制御装置83は、「次回予告」または「アタック疑似連」の開始をランプ26およびスピーカ66の少なくとも一方に指示してもよい。
「次回予告」または「アタック疑似連」の開始処理を実行(ステップS830)した後、または、有効期間カウンタが所定値未満である場合(ステップS800:「NO」)、サブ統合制御装置83は、演出終了カウンタが所定値以上(本実施形態では、ボタン演出の系統に応じて3秒間または4秒間に相当する値)であるか否かを判断する(ステップS835)。
演出終了カウンタが所定値以上である場合(ステップS835:「YES」)、サブ統合制御装置83は、ボタン演出終了処理(ステップS840)を実行する。ボタン演出終了処理(ステップS840)では、サブ統合制御装置83は、実施中のボタン演出の終了を演出図柄制御装置82に指示する。ランプ26およびスピーカ66の少なくとも一方においてボタン演出を実施中である場合、サブ統合制御装置83は、各部において実施中のボタン演出を終了させる。ボタン演出終了処理(ステップS840)を実行した後、サブ統合制御装置83は、演出中フラグを値「0」に設定する(ステップS845)。
演出中フラグを値「0」に設定(ステップS845)した後、または、ボタン演出の系統が「次回予告」または「アタック疑似連」でない場合(ステップS820:「NO」)、サブ統合制御装置83は、演出終了カウンタを初期値である値「0」に設定する(ステップS850)。その後、サブ統合制御装置83は、演出ボタンフラグを値「0」に設定する(ステップS855)。
演出ボタンフラグを値「0」に設定(ステップS855)した後、または、演出終了カウンタが所定値未満である場合(ステップS835:「NO」)、サブ統合制御装置83は、図15および図16のボタン演出処理を終了する。
図17は、複数系統のボタン演出を示す表である。図17の表は、ボタン演出の系統と、ボタン演出の名称と、タイムアップ時の動作と、ボタン演出以外の実施有無とを示す。
ボタン演出の系統は、演出の展開に共通性を有する1種類以上のボタン演出のまとまりである。複数種類のボタン演出を含むボタン演出の系統は、展開の相違によって、大当りとなる期待度を示唆してもよいし、より大当りの期待度の高い演出へと当否演出が発展する期待度を示唆してもよい。ボタン演出の名称は、各系統の演出内容に応じて名付けられている。第1系統のボタン演出は、「ガセ報知」である。第2系統のボタン演出は、「ランプ発光予告」である。第3系統のボタン演出は、「カットイン予告」である。第4系統のボタン演出は、「群予告」である。第5系統のボタン演出は、「次回予告」である。第6系統のボタン演出は、「アタック疑似連」である。各系統のボタン演出についての詳細は後述する。
タイムアップ時の動作は、演出ボタン67によって操作入力を受け付ける有効期間中に操作入力がなかった場合における動作態様を示す。タイムアップ時の動作として「無」が示されているボタン演出の系統は、演出ボタン67によって操作入力を受け付ける有効期間中に操作入力がなかった場合、その有効期間経過後から特別図柄の確定表示にわたって実行されない。タイムアップ時の動作として「有」が示されているボタン演出の系統は、演出ボタン67によって操作入力を受け付ける有効期間中に操作入力がなかった場合、その有効期間経過後に実行される。
ボタン演出以外の実施有無は、その系統のボタン演出と演出の展開に共通性を有する演出が当否演出において実施されるか否かを示す。ボタン演出以外の実施有無として「無」が示されているボタン演出の系統は、その系統のボタン演出と演出の展開に共通性を有する演出が当否演出において実施されない。ボタン演出以外の実施有無として「有」が示されているボタン演出の系統は、その系統のボタン演出と演出の展開に共通性を有する演出が当否演出において実施される。なお、上記「その系統のボタン演出と演出の展開に共通性を有する演出」とは、例えば第4系統の群予告であれば、演出ボタン67によって操作入力を受け付ける有効期間中に操作入力があった場合に、画面242(後述する図24(a)参照)にて複数の画像442を表示するボタン演出に対して、ボタン演出以外のタイミングにて同じく複数の画像442を表示する画面248(後述する図25(c)参照)の表示演出を指す。
図18は、演出図柄表示装置6に表示される画面の一例を示す説明図である。図18(a)の画面202は、当否演出として演出図柄の変動表示を実施する画面である。画面202には、左側から順に、第1の演出図柄310、第2の演出図柄320、第3の演出図柄330が横一列に配置されている。画面202では、第1の演出図柄310、第2の演出図柄320および第3の演出図柄330の各演出図柄が、それぞれ変動表示されている。
図18(b)の画面204は、当否演出としてリーチライン成立を表示する画面である。画面204は、一連の当否演出として画面202に続く画面である。画面204では、第1の演出図柄310および第3の演出図柄330がそれぞれ演出図柄「3」で停止している。画面204では、第2の演出図柄320は、画面202から引き続き変動表示を継続している。画面204では、演出図柄の下に文字列「リーチ」が表示される。
図18(c)の画面206は、当否演出として操作促進演出を実施する画面である。画面206の操作促進演出は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図15のステップS755)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS785,ステップS815)。画面206は、一連の当否演出として画面204に続く画面である。
画面206には、操作促進演出として、操作促進画像350が表示されている。操作促進画像350は、演出ボタン67の操作を遊技者に促す画像である。操作促進画像350は、画面206の中央に配置されている。操作促進画像350は、演出ボタン67を表す画像と、文字列「押せ」と、下向き矢印とを含む。
画面206には、第1の演出図柄310、第2の演出図柄320、第3の演出図柄330に代えて、各演出図柄を縮小した演出図柄である第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sが表示されている。第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sは、画面206における右上の領域において横一列に配置されている。画面206では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sは、第1の演出図柄310および第3の演出図柄330に対応し、画面204から引き続き、それぞれ演出図柄「3」で停止している。画面206では、第2の演出図柄320sは、第2の演出図柄320に対応し、画面204から引き続き変動表示を継続している。
画面206が演出図柄表示装置6に表示されている期間は、演出ボタン67において遊技者からの操作入力を受け付けている有効期間である。演出図柄表示装置6に画面206が表示されている状態で、演出ボタン67において遊技者からの操作入力を受け付けた場合、複数系統のボタン演出(図17)のうち1系統のボタン演出が実施される。
図19は、第1系統のボタン演出である「ガセ報知」の一例を示す説明図である。ガセ報知は、演出図柄表示装置6を用いたボタン演出である。図19(a)の画面212は、ガセ報知を実施する画面である。画面212のガセ報知は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面212は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。
画面212には、ガセ報知のボタン演出として、画像412および画像413が表示される。画像412は、文字列「残念」の吹き出しが付されたライオンのキャラクタ画像を含む。画像413は、文字列「ガセ!」が付された爆弾のキャラクタ画像を含む。本実施形態では、第1系統のボタン演出であるガセ報知は、画像412および画像413を表示する1種類のみである。他の実施形態では、ガセ報知は、画像412および画像413に含まれる要素の一部を他の要素に置き換えた複数の種類を含むボタン演出であってもよい。例えば、画像412の要素である文字列「残念」を文字列「はずれ」に置き換えたボタン演出であってもよいし、画像412の要素であるライオンのキャラクタ画像をウサギのキャラクタ画像に置き換えたボタン演出であってもよい。
画面212には、画面206から引き続き、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sが表示されている。画面212では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sは、画面206から引き続き、それぞれ演出図柄「3」で停止している。画面212では、第2の演出図柄320sは、画面206から引き続き変動表示を継続している。
図20は、ボタン演出としてガセ報知が選定されるとともに演出ボタン67に操作入力があった場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。図20(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図20(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図20(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図20(d)は、第1系統のボタン演出であるガセ報知を実施するタイミングを示す。
パチンコ機50は、演出図柄の変動表示を開始した後(タイミングt10、図18(a)の画面202を参照)、今回の当否演出がリーチラインを成立させる当否演出である場合、演出図柄の変動表示から所定時間経過後にリーチラインを成立させる(タイミングt11、図18(b)の画面204を参照)。リーチラインを成立させた後(タイミングt11)、パチンコ機50は、リーチラインの成立から1秒経過した時点で、ボタン有効期間を開始する(タイミングt12、図18(c)の画面206を参照)。ボタン有効期間は、最長2秒間に設定されている(タイミングt14)。
ボタン有効期間(タイミングt12からタイミングt14まで)にボタン操作があった場合、パチンコ機50は、ボタン有効期間を終了するとともに、ボタン演出として選定されているガセ報知を開始する(タイミングt13)。パチンコ機50は、ボタン有効期間の開始(タイミングt12)から3秒経過した時点で、ガセ報知を終了する(タイミングt15)。その後、パチンコ機50は、演出図柄を確定表示することによって一連の当否演出を終了する(タイミングt18)。
図21は、ボタン演出としてガセ報知が選定されるとともに演出ボタン67に操作入力がない場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。図21(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図21(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図21(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図21(d)は、第1系統のボタン演出であるガセ報知を実施するタイミングを示す。
パチンコ機50は、演出図柄の変動表示を開始した後(タイミングt10、図18(a)の画面202を参照)、今回の当否演出がリーチラインを成立させる当否演出である場合、演出図柄の変動表示から所定時間経過後にリーチラインを成立させる(タイミングt11、図18(b)の画面204を参照)。リーチラインを成立させた後(タイミングt11)、パチンコ機50は、リーチラインの成立から1秒経過した時点で、ボタン有効期間を開始する(タイミングt12、図18(c)の画面206を参照)。ボタン有効期間は、最長2秒間に設定されている(タイミングt14)。
ボタン有効期間(タイミングt12からタイミングt14まで)にボタン操作がない場合、パチンコ機50は、ボタン有効期間の終了(タイミングt14)から演出図柄の確定表示(タイミングt18)にわたって、ボタン演出として選定されているガセ報知を実施することはない。ボタン有効期間を終了した後(タイミングt14)、パチンコ機50は、演出図柄を確定表示することによって一連の当否演出を終了する(タイミングt18)。
図22は、第2系統のボタン演出である「ランプ発光予告」の一例を示す説明図である。ランプ発光予告は、演出図柄表示装置6および発光部130を用いたボタン演出である。ランプ発光予告は、展開の相違による複数の種類を含む。ランプ発光予告は、大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出である。ランプ発光予告の種類は、ボタン演出選定処理(図14のステップS635)において当否演出の大当り期待度に応じて選定される。図22(b)のランプ発光予告は、図22(a)のランプ発光予告より大当りとなる期待度が高くなるように設定されている。
図22(a)の発光部130および画面222は、ランプ発光予告の1種類を実施する様子を示す。発光部130および画面222によるランプ発光報知は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面222は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。図22(a)の発光部130は、黄色で発光する。図22(a)の画面222には、ボタン発光予告のボタン演出として、画像422が表示されている。画像422は、発光部130を指し示すライオンのキャラクタ画像を含む。
図22(b)の発光部130および画面224は、ランプ発光予告の1種類を実施する様子を示す。発光部130および画面224によるランプ発光報知は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面224は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。図22(b)の発光部130は、赤色で発光する。図22(b)の画面224には、ボタン発光予告のボタン演出として、画像424が表示されている。画像424は、発光部130を指し示すライオンのキャラクタ画像を含む。画像424のキャラクタ画像は、画像422のキャラクタ画像より喜んでいる表情を示すキャラクタ画像である。
画面222,224には、画面206から引き続き、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sが表示されている。画面222,224では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sは、画面206から引き続き、それぞれ演出図柄「3」で停止している。画面222,224では、第2の演出図柄320sは、画面206から引き続き変動表示を継続している。第2系統のボタン演出であるランプ発光予告のタイミングチャートは、第1系統のボタン演出であるガセ報知のタイミングチャート(図20、図21)と同様である。
図23は、第3系統のボタン演出である「カットイン予告」の一例を示す説明図である。カットイン予告は、演出図柄表示装置6を用いたボタン演出である。カットイン予告は、展開の相違による複数の種類を含む。カットイン予告は、大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出である。カットイン予告の種類は、ボタン演出選定処理(図14のステップS635)において当否演出の大当り期待度に応じて選定される。図23(b)のカットイン予告は、図23(a)のカットイン予告より大当りとなる期待度が高くなるように設定されている。
図23(a)の画面232は、カットイン予告の1種類を実施する画像である。画面232によるカットイン予告は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面232は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。図23(a)の画面232には、カットイン予告のボタン演出として、画面206の左下半分に異なる画像がカットインする態様で画像432が表示される。画像432は、ウサギのキャラクタ画像を含む。
図23(b)の画面234は、カットイン予告の1種類を実施する画像である。画面234によるカットイン予告は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面234は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。図23(b)の画面234には、カットイン予告のボタン演出として、画面206の左下半分に異なる画像がカットインする態様で画像434が表示される。画像434は、トラのキャラクタ画像を含む。
画面232,234には、画面206から引き続き、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sが表示されている。画面232,234では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sは、画面206から引き続き、それぞれ演出図柄「3」で停止している。画面232,234では、第2の演出図柄320sは、画面206から引き続き変動表示を継続している。第3系統のボタン演出であるカットイン予告のタイミングチャートは、第1系統のボタン演出であるガセ報知のタイミングチャート(図20、図21)と同様である。
図24は、第4系統のボタン演出である「群予告」の一例を示す説明図である。群予告は、演出図柄表示装置6を用いたボタン演出である。図24(a)の画面242は、群予告を実施する画面である。画面242の群予告は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面242は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。
画面242には、群予告のボタン演出として、右から左へと移動する複数の画像442が表示される。画像442は、ライオンのキャラクタ画像である。本実施形態では、第4系統のボタン演出である群予告は、複数の画像442を表示する1種類のみである。他の実施形態では、群予告は、画像442に含まれる要素の一部を他の要素に置き換えた複数の種類を含むボタン演出であってもよい。例えば、画像442の要素であるライオンのキャラクタ画像をウサギのキャラクタ画像に置き換えたボタン演出であってもよい。
画面242には、画面206から引き続き、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sが表示されている。画面242では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sは、画面206から引き続き、それぞれ演出図柄「3」で停止している。画面242では、第2の演出図柄320sは、画面206から引き続き変動表示を継続している。第4系統のボタン演出である群予告のタイミングチャートは、第1系統のボタン演出であるガセ報知のタイミングチャート(図20、図21)と同様である。
図25は、ボタン演出以外の当否演出の一環として実施される「群予告」の一例を示す説明図である。ボタン演出以外の「群予告」は、通常のリーチライン成立時よりも大当りの期待度が高いスーパーリーチ(SPリーチ)成立時に所定の確率で実施される。
図25(a)の画面202は、図18(a)と同様である。図25(b)の画面208は、当否演出としてスーパーリーチ成立を表示する画面である。画面208は、一連の当否演出として画面202に続く画面である。画面208では、第1の演出図柄310および第3の演出図柄330がそれぞれ演出図柄「7」で停止している。画面208では、第2の演出図柄320は、画面202から引き続き変動表示を継続している。画面208には、ライオンのキャラクタ画像とともに文字列「SPリーチ!!」が表示される。
図25(c)の画面248は、ボタン演出以外の当否演出の一環としての群予告を実施する画面である。画面248は、一連の当否演出として画面208に続く画面である。画面248には、ボタン演出の群予告と同様に、右から左へと移動する複数の画像442が表示される。画像442は、ライオンのキャラクタ画像である。
図26は、第5系統のボタン演出である「次回予告」の一例を示す説明図である。次回予告は、演出図柄表示装置6を用いたボタン演出である。次回予告は、ボタン有効期間に操作入力がなかった場合(タイムアップ時)にも実施されるボタン演出である。図26(a)の画面252は、次回予告を実施する画面である。画面252の次回予告は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795,S830)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。画面252は、一連の当否演出として画面206に続く画面である。
第5系統のボタン演出である次回予告は、当否演出の展開先を予告するボタン演出である。そのため、次回予告は、当否演出が発展する期待度を示唆する系統のボタン演出である。さらに、予告される当否演出の展開先が大当りとなる期待度を示す場合、次回予告は、大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出でもある。
画面252には、次回予告のボタン演出として画像452が表示される。画像452は、当否演出の展開先を予告するライオンのキャラクタ画像を含む。本実施形態では、第5系統のボタン演出である次回予告は、画像452を表示する1種類のみである。他の実施形態では、次回予告は、画像452に含まれる要素の一部を他の要素に置き換えた複数の種類を含むボタン演出であってもよい。例えば、画像452の要素である文字列が示す展開先を当否演出の他の展開先に置き換えたボタン演出であってもよいし、画像452の要素であるライオンのキャラクタ画像をウサギのキャラクタ画像に置き換えたボタン演出であってもよい。
画面252には、画面206から引き続き、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320s、第3の演出図柄330sが表示されている。画面252では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sは、画面206から引き続き、それぞれ演出図柄「3」で停止している。画面252では、第2の演出図柄320sは、画面206から引き続き変動表示を継続している。
図27は、ボタン演出として次回予告が選定されるとともに演出ボタン67に操作入力があった場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。図27(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図27(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図27(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図27(d)は、第5系統のボタン演出である次回予告を実施するタイミングを示す。
パチンコ機50は、演出図柄の変動表示を開始した後(タイミングt50、図18(a)の画面202を参照)、今回の当否演出がリーチラインを成立させる当否演出である場合、演出図柄の変動表示から所定時間経過後にリーチラインを成立させる(タイミングt51、図18(b)の画面204を参照)。リーチラインを成立させた後(タイミングt51)、パチンコ機50は、リーチラインの成立から1秒経過した時点で、ボタン有効期間を開始する(タイミングt52、図18(c)の画面206を参照)。ボタン有効期間は、最長2秒間に設定されている(タイミングt54)。
ボタン有効期間(タイミングt52からタイミングt54まで)にボタン操作があった場合、パチンコ機50は、ボタン有効期間を終了するとともに、ボタン演出として選定されている次回予告を開始する(タイミングt53)。パチンコ機50は、ボタン有効期間の開始(タイミングt52)から4秒経過した時点で、次回予告を終了する(タイミングt55)。その後、パチンコ機50は、演出図柄を確定表示することによって一連の当否演出を終了する(タイミングt58)。
図28は、ボタン演出として次回予告が選定されるとともに演出ボタン67に操作入力がない場合の当否演出の一例を示すタイミングチャートである。図28(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図28(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図28(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図28(d)は、第5系統のボタン演出である次回予告を実施するタイミングを示す。
パチンコ機50は、演出図柄の変動表示を開始した後(タイミングt50、図18(a)の画面202を参照)、今回の当否演出がリーチラインを成立させる当否演出である場合、演出図柄の変動表示から所定時間経過後にリーチラインを成立させる(タイミングt51、図18(b)の画面204を参照)。リーチラインを成立させた後(タイミングt51)、パチンコ機50は、リーチラインの成立から1秒経過した時点で、ボタン有効期間を開始する(タイミングt52、図18(c)の画面206を参照)。ボタン有効期間は、最長2秒間に設定されている(タイミングt54)。
ボタン有効期間(タイミングt52からタイミングt54まで)にボタン操作がない場合、ボタン有効期間の経過後に、パチンコ機50は、ボタン演出として選定されている次回予告を開始する(タイミングt54)。パチンコ機50は、ボタン有効期間の開始(タイミングt52)から4秒経過した時点で、次回予告を終了する(タイミングt55)。その後、パチンコ機50は、演出図柄を確定表示することによって一連の当否演出を終了する(タイミングt58)。
図29は、ボタン演出以外の当否演出の一環として実施される「次回予告」の一例を示す説明図である。ボタン演出以外の「次回予告」は、当否演出の一環として実施される「発展元予告」において所定の確率で実施される。
図29(a)の画面254は、発展元予告を表示する画面である。画面254は、一連の当否演出として図18(a)の画面202に続く画面である。画面254では、ライオンのキャラクタ画像が描かれたフレームを含む動画フィルムが上方から下方に変動する画像253が表示される。画面254では、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320sおよび第3の演出図柄330sが変動表示を継続している。
図29(b)の画面256は、図29(a)の画面254に続く画面である。画面256では、文字列「次回予告」が描かれたフレームで停止した動画フィルムである画像253が表示される。画面256では、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320sおよび第3の演出図柄330sが変動表示を継続している。
図29(c)の画面258は、ボタン演出以外の当否演出の一環として次回予告を実施する画面である。画面258は、一連の当否演出として画面256に続く画面である。画面258には、ボタン演出の次回予告と同様に、当否演出の展開先を予告するライオンのキャラクタ画像を含む画像452が表示される。画面258では、第1の演出図柄310s、第2の演出図柄320sおよび第3の演出図柄330sが変動表示を継続している。
図30および図31は、当否演出の1つである「連続バトル演出」の一例を示す説明図である。連続バトル演出は、当否演出の1つとして所定の確率で実施される。連続バトル演出は、ボタン演出以外の当否演出である「アタック疑似連」、ならびに、第6系統のボタン演出である「アタック疑似連」を含む演出である。
図30(a)の画面262は、当否演出として演出図柄の変動表示を実施する画面である。画面262は、一連の当否演出として画面202に続く画面である。画面262では、第1の演出図柄310が演出図柄「3」で停止している。画面262では、第2の演出図柄320および第3の演出図柄330がそれぞれ画面202から引き続き変動表示を継続している。
図30(b)の画面264は、1巡目の疑似変動のバトル演出を実施する画面である。画面264は、一連の当否演出として画面262に続く画面である。画面264では、ヒーローキャラクタ(右側)とライバルキャラクタ(左側)とが対戦するアニメーションである画像361が表示される。画面264では、第1の演出図柄310sが演出図柄「3」で停止し、第2の演出図柄320sが変動表示を継続し、第3の演出図柄330sが演出図柄「7」で停止している。連続バトル演出のパターンが1巡目の疑似変動で終了する場合、画面264においてヒーローキャラクタが敗戦するアニメーションを表示した後に引き続き、ハズレの組み合わせによる演出図柄が確定表示される。
図30(c)の画面266は、ボタン演出以外の当否演出である「アタック疑似連」を実施する画面である。画面266は、連続バトル演出のパターンが1巡目の疑似変動以降へ継続する場合、画面264においてヒーローキャラクタが勝利するアニメーションを表示した後に引き続く画面である。画面266では、文字列「勝利 次変動へ!!」およびライオンのキャラクタ画像を含む画像362が表示される。画面266では、第1の演出図柄310sが演出図柄「3」で停止し、第2の演出図柄320sが、勝利を示す星型図柄で停止し、変動表示を継続し、第3の演出図柄330sが演出図柄「7」で停止している。
図30(b)および図30(c)によって1巡目の疑似変動のバトル演出を行った後、2巡目の疑似変動が実施される。2巡目の疑似変動では、第1の演出図柄310sが演出図柄「1」で停止し、第3の演出図柄330sが演出図柄「5」で停止する点を除き、1巡目の疑似変動と同様である。
図31(a)の画面272は、3巡目の疑似変動のバトル演出を実施する画面である。画面272は、一連の当否演出として、2巡目の疑似変動に続く画面である。画面272では、画面264と同様に、対戦アニメーションである画像361が表示される。画面272では、リーチラインを成立させ、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sが演出図柄「3」で停止し、第2の演出図柄320sが変動表示を継続している。画面272では、画像361の下に文字列「リーチ」が表示される。
図31(b)の画面274は、当否演出として操作促進演出を実施する画面である。画面274の操作促進演出は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図15のステップS755)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS785,ステップS815)。画面274は、一連の当否演出として画面272に続く画面である。
画面274には、操作促進演出として、操作促進画像363が表示されている。操作促進画像363は、演出ボタン67の操作を遊技者に促す画像である。操作促進画像363は、対戦アニメーションである画像361の下に配置されている。操作促進画像363は、演出ボタン67を表す画像と、文字列「押せ」と、下向き矢印とを含む。画面274では、画面272に引き続き、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sが演出図柄「3」で停止し、第2の演出図柄320sが変動表示を継続している。
図31(c)の画面276は、第6系統のボタン演出である「アタック疑似連」を実施する画面である。アタック疑似連は、演出図柄表示装置6を用いたボタン演出である。アタック疑似連は、ボタン有効期間に操作入力がなかった場合(タイムアップ時)にも実施されるボタン演出である。画面276のアタック疑似連は、サブ統合制御装置83の指示に基づいて開始され(図16のステップS795,S830)、サブ統合制御装置83の指示に基づいて終了する(図16のステップS840)。連続バトル演出のパターンが3巡目の疑似変動で終了する場合、画面274においてヒーローキャラクタが敗戦するアニメーションを表示した後に引き続き、ハズレの組み合わせによる演出図柄が確定表示される。
画面276は、連続バトル演出のパターンが4巡目の疑似変動以降へ継続する場合、画面274においてヒーローキャラクタが勝利するアニメーションを表示した後に引き続く画面である。画面276では、文字列「勝利 次変動へ!!」およびライオンのキャラクタ画像を含む画像362が表示される。画面276では、第1の演出図柄310sおよび第3の演出図柄330sが演出図柄「3」で停止し、第2の演出図柄320sが、勝利を示す星型図柄で停止している。画面276が表示された後、4巡目の疑似変動以降へと連続バトル演出が進展する。
第6系統のボタン演出であるアタック疑似連は、当否演出の進展を予告するボタン演出である。そのため、アタック疑似連は、当否演出が発展する期待度を示唆する系統のボタン演出である。さらに、当否演出が進展するに連れて大当りとなる期待度が高くなる場合、アタック疑似連は、大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出でもある。
図32は、連続バトル演出における1巡目および2巡目の疑似変動の一例を示すタイミングチャートである。図32(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図32(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図32(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図32(d)は、ボタン演出以外の当否演出であるアタック疑似連、ならびに、第6系統のボタン演出であるアタック疑似連を実施するタイミングを示す。
パチンコ機50は、演出図柄の変動表示を開始する(タイミングt60、図18(a)の画面202を参照)。その後、パチンコ機50は、1巡目の疑似変動のバトル演出を経て(図30(a)の画面262、図30(b)の画面264を参照)、ボタン演出以外の当否演出である1巡目のアタック疑似連を開始する(タイミングt61)。1巡目のアタック疑似連を開始した後(タイミングt61)、パチンコ機50は、1巡目の変動開始から6秒後に1巡目のアタック疑似連を終了する(タイミングt62)。パチンコ機50は、1巡目の擬似変動の結果として、2巡目の擬似変動への継続を示す「3」「星」「7」の演出図柄を表示する。
1巡目のアタック疑似連を終了した後(タイミングt62)、パチンコ機50は、2巡目の疑似変動のバトル演出を経て、ボタン演出以外の当否演出である2巡目のアタック疑似連を開始する(タイミングt63)。2巡目のアタック疑似連を開始した後(タイミングt63)、パチンコ機50は、2巡目の変動開始から6秒後に1巡目のアタック疑似連を終了する(タイミングt64)。パチンコ機50は、2巡目の擬似変動の結果として、3巡目の擬似変動への継続を示す「1」「星」「5」の演出図柄を表示する。
図33は、連続バトル演出における3巡目および4巡目の疑似変動の一例を示すタイミングチャートである。図33のタイミングチャートは、3巡目の擬似変動において演出ボタン67に操作入力があった場合の当否演出の一例を示す。図33(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図33(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図33(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図33(d)は、ボタン演出以外の当否演出であるアタック疑似連、ならびに、第6系統のボタン演出であるアタック疑似連を実施するタイミングを示す。
2巡目のアタック疑似連を終了した後(図32のタイミングt64)、パチンコ機50は、3巡目の擬似変動の開始(タイミングt70)から所定時間経過後にリーチラインを成立させる(タイミングt71、図31(a)の画面272を参照)。リーチラインを成立させた後(タイミングt71)、パチンコ機50は、リーチラインの成立から1秒経過した時点で、ボタン有効期間を開始する(タイミングt72、図31(b)の画面274を参照)。ボタン有効期間は、最長2秒間に設定されている(タイミングt74)。
ボタン有効期間(タイミングt72からタイミングt74まで)にボタン操作があった場合、パチンコ機50は、ボタン有効期間を終了するとともに、第6系統のボタン演出であるアタック疑似連を開始する(タイミングt73、図31の画面276)。パチンコ機50は、ボタン有効期間の開始(タイミングt72)から4秒経過した時点で、アタック疑似連を終了する(タイミングt75)。その後、パチンコ機50は、4巡目の擬似変動において演出図柄を確定表示することによって一連の当否演出を終了する(タイミングt78)。
図34は、連続バトル演出における3巡目および4巡目の疑似変動の一例を示すタイミングチャートである。図34のタイミングチャートは、3巡目の擬似変動において演出ボタン67に操作入力がない場合の当否演出の一例を示す。図34(a)は、演出図柄の変動表示を実施するタイミングを示す。図34(b)は、演出ボタン67において操作入力を受け付けるボタン有効期間の開始および終了を行うタイミングを示す。図34(c)は、演出ボタン67に対する操作入力であるボタン操作を検知する演出ボタンスイッチ67aからの出力信号を示す。図34(d)は、ボタン演出以外の当否演出であるアタック疑似連、ならびに、第6系統のボタン演出であるアタック疑似連を実施するタイミングを示す。
2巡目のアタック疑似連を終了した後(図32のタイミングt64)、パチンコ機50は、3巡目の擬似変動の開始(タイミングt70)から所定時間経過後にリーチラインを成立させる(タイミングt71、図31(a)の画面272を参照)。リーチラインを成立させた後(タイミングt71)、パチンコ機50は、リーチラインの成立から1秒経過した時点で、ボタン有効期間を開始する(タイミングt72、図31(b)の画面274を参照)。ボタン有効期間は、最長2秒間に設定されている(タイミングt74)。
ボタン有効期間(タイミングt72からタイミングt74まで)にボタン操作がない場合、ボタン有効期間の経過後に、パチンコ機50は、第6系統のボタン演出であるアタック疑似連を開始する(タイミングt74)。パチンコ機50は、ボタン有効期間の開始(タイミングt72)から4秒経過した時点で、アタック疑似連を終了する(タイミングt75)。その後、パチンコ機50は、4巡目の擬似変動において演出図柄を確定表示することによって一連の当否演出を終了する(タイミングt78)。
以上説明した実施形態によれば、ボタン有効期間に演出ボタン67によって操作入力が受け付けられた場合に実行するボタン演出を、展開の系統がそれぞれ異なる複数系統のボタン演出の中から選定する(図14のステップS635)。そのため、どのような系統のボタン演出が実行されるのかという新たな興趣を遊技者に提供できる。また、複数系統のボタン演出が実行されるため、ボタン演出の単調化を防止できる。
また、複数系統のボタン演出は、第1の系統のボタン演出(ガセ報知、ランプ発光予告、カットイン予告、群予告)と、第2の系統のボタン演出(次回予告、アタック疑似連)とを含む。第1の系統のボタン演出は、ボタン有効期間に操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、ボタン有効期間に操作入力がない場合にはボタン有効期間経過後から特別図柄の確定表示にわたって実行されない。第2の系統のボタン演出は、ボタン有効期間に操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、ボタン有効期間に操作入力がない場合にはボタン有効期間経過後に実行される。そのため、ボタン有効期間に操作入力がなければ実行されないボタン演出と、ボタン有効期間に操作入力がなくとも実行されるボタン演出とが混在することから、ボタン演出の単調化をいっそう防止できる。また、第1の系統のボタン演出は、遊技者の意向に応じた実施の有無を実現できる。また、第2の系統のボタン演出は、遊技者の意向にかかわらず遊技者に認識させるべき情報を報知できる。
また、複数系統のボタン演出は、大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出を含むため、ボタン演出を通じて大当りとなる期待度を知りたい遊技者に対して、演出ボタン67を操作する動機付けの向上を図ることができる。
また、複数系統のボタン演出は、当否演出が発展する期待度を示唆する系統のボタン演出を含むため、ボタン演出を通じて当否演出が発展する期待度を知りたい遊技者に対して、演出ボタン67を操作する動機付けの向上を図ることができる。
本明細書に開示する技術は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、上述した実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、発明の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせることができる。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除できる。
ランプ発光予告は、発光色の相違によって期待度を報知する構成であってもよいし、点灯や点滅などの発光態様の相違によって期待度を報知する構成であってもよい。
連続バトル演出は、1巡目および2巡目の擬似変動において、ボタン演出であるアタック疑似連と同様の演出を実施する構成であってもよいし、ボタン演出であるアタック疑似連とは別の演出を実施する構成であってもよい。
連続バトル演出は、ボタン演出であるアタック疑似連においてボタン有効期間に操作入力があれば必ず次の4巡目に移行する構成であってもよいし、ボタン有効期間に操作入力があったとしても次の擬似変動に移行するとは限らない構成であってもよい。
ボタン有効期間の開始は、リーチライン成立から待機期間を経た時点からでもよいし、リーチライン成立時点からでもよいし、リーチ演出の開始時点からでもよい。ボタン有効期間の開始は、擬似演出の開始からでもよいし、大当りまたはハズレを示す時点からであってもよい。ボタン有効期間の開始は、パチンコ機の電源投入時から所定の時間が経過した時点であってもよい。ボタン有効期間の開始は、リアルタイムクロックを用いることによって、特定の日時であってもよい。ボタン有効期間の開始は、大当り遊技中であってもよい。この場合、大当り後に移行する遊技状態を報知する演出にボタン演出を利用できる。
上述のボタン演出は、弾球遊技機(パチンコ機)に限らず、回胴式遊技機に適用できる。上述のボタン演出は、いわゆる旧一種タイプの弾球遊技機に限らず、旧二種タイプの弾球遊技機や、その他のタイプの弾球遊技機に適用できる。
擬似演出は、ボタン有効期間中に操作促進演出を伴わない構成であってもよい。
ボタン演出の実施有無は、当否演出の種類とは別に決定してもよいし、特定の当否演出に予め組み込まれていてもよい。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第1始動口11と第2始動口12が、始動口の一例に相当する。
主制御装置80、特に主制御装置80が実行する当否判定処理(図8)が、当否判定手段の一例に相当する。
第1特別図柄表示装置9および第2特別図柄表示装置10が、特別図柄表示装置の一例に相当する。
サブ統合制御装置83により制御される演出図柄制御装置82が、演出制御手段の一例に相当する。
2秒間が、所定の有効期間の一例に相当する。
演出ボタン67および68は、操作入力ボタンの一例に相当する。
サブ統合制御装置83により制御される演出図柄制御装置82が、ボタン演出実行手段の一例に相当する。
パチンコ機50が、弾球遊技機の一例に相当する。
第1〜第6系統のボタン演出(図17)が、複数系統のボタン演出の一例に相当する。
サブ統合制御装置83が実行する変動コマンド受信処理(図14)のボタン演出選定処理(S635)が、ボタン演出選定手段の一例に相当する。
第1〜第4系統のボタン演出(図17)が、第1の系統のボタン演出、また、第5および第6系統のボタン演出が、第2の系統のボタン演出の一例に相当する。
1…遊技盤
2a…ガイドレール
3…遊技領域
4…遊技釘
5…センターケース
6…演出図柄表示装置
7…普通図柄表示装置
8…普通図柄保留数表示装置
9…第1特別図柄表示装置
10…第2特別図柄表示装置
11…第1始動口
11a…第1始動口スイッチ
12…第2始動口
12a…第2始動口スイッチ
12b…普通電役ソレノイド
14…大入賞口
14a…カウントスイッチ
14b…大入賞口ソレノイド
17…普通図柄作動ゲート
17a…普通図柄作動スイッチ
18…第1特別図柄保留数表示装置
19…第2特別図柄保留数表示装置
20…払出モータ
21…払出スイッチ
22…満杯スイッチ
23…スイッチ
24…CRユニット端子板
25…精算表示基板
26…ランプ
28…タッチスイッチ
29…発射停止スイッチ
30…発射モータ
31…第1左入賞口
32…第2左入賞口
33…第3左入賞口
34…第4左入賞口
35…ガラス枠開放スイッチ
36…内枠開放スイッチ
50…パチンコ機
51…外枠
52…前枠
53…ヒンジ
55…上皿
57…貸出ボタン
59…残高表示器
61…板ガラス
63…下皿
64…発射ハンドル
65…枠側装飾ランプ
66…スピーカ
67…演出ボタン
67a…演出ボタンスイッチ
68…演出ボタン
68a…演出ボタンスイッチ
70…内枠
71…球タンク
72…タンクレール
73…払出装置
78…外部接続端子
80…主制御装置
81…払出制御装置
82…演出図柄制御装置
83…サブ統合制御装置
84…発射制御装置
85…電源基板
87…演出中継端子板
90…図柄表示装置中継端子板
111…操作面
130…発光部
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310…第1の演出図柄
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320…第2の演出図柄
320s…第2の演出図柄
330…第3の演出図柄
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350…操作促進画像
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363…操作促進画像
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Claims (4)

  1. 始動口への遊技球の入球に基づいて大当りかハズレかの当否を判定する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    前記特別図柄表示装置による前記特別図柄の変動表示から確定表示に同期して当否を報知する当否演出を制御する演出制御手段と、
    前記演出制御手段による前記当否演出の開始から終了までにおける所定の有効期間に、遊技者の操作入力を受け付ける操作入力ボタンと、
    前記所定の有効期間に前記操作入力ボタンによって前記操作入力が受け付けられた場合、前記当否演出に付加される演出であるボタン演出を実行するボタン演出実行手段と
    を備える弾球遊技機であって、更に、
    前記所定の有効期間に前記操作入力ボタンによって前記操作入力が受け付けられた場合に前記ボタン演出実行手段によって実行する前記ボタン演出を、展開の系統がそれぞれ異なる複数系統のボタン演出の中から選定するボタン演出選定手段を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機であって、
    前記複数系統のボタン演出は、
    前記所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、前記所定の有効期間に前記操作入力がない場合には前記所定の有効期間経過後から前記特別図柄の確定表示にわたって実行されない第1の系統のボタン演出と、
    前記所定の有効期間に前記操作入力が受け付けられたタイミングで実行され、前記所定の有効期間に前記操作入力がない場合には前記所定の有効期間経過後に実行される第2の系統のボタン演出と
    を含むことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機であって、
    前記複数系統のボタン演出は、前記大当りとなる期待度を示唆する系統のボタン演出を含むことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の弾球遊技機であって、
    前記複数系統のボタン演出は、前記当否演出が発展する期待度を示唆する系統のボタン演出を含むことを特徴とする弾球遊技機。
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