JP6372583B2 - 情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム - Google Patents

情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6372583B2
JP6372583B2 JP2017051751A JP2017051751A JP6372583B2 JP 6372583 B2 JP6372583 B2 JP 6372583B2 JP 2017051751 A JP2017051751 A JP 2017051751A JP 2017051751 A JP2017051751 A JP 2017051751A JP 6372583 B2 JP6372583 B2 JP 6372583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
authentication
mail address
external system
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017051751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017117494A5 (ja
JP2017117494A (ja
Inventor
前田 薫
薫 前田
直樹 梅原
直樹 梅原
浅井 貴浩
貴浩 浅井
山本 陽平
陽平 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017051751A priority Critical patent/JP6372583B2/ja
Publication of JP2017117494A publication Critical patent/JP2017117494A/ja
Publication of JP2017117494A5 publication Critical patent/JP2017117494A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6372583B2 publication Critical patent/JP6372583B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、外部システムとネットワークを介してコンテンツデータを送信又は受信する情報処理装置等に関する。
各種の情報処理システムが普及し情報処理システムはユーザに各種のサービスが提供しているが、このようなサービスの中にユーザ毎に専用の情報を扱うものが存在する。例えば、WebメールやSNSサービスなどがよく知られている。
図1は情報処理システム100の概略構成図の一例である。ユーザは端末301を操作してサーバ302と通信し、各種のサービスの提供を受ける。情報処理システムはユーザを識別して専用の情報を提供するため、ユーザが情報処理システムの利用を開始するにあたってアカウント情報を要求する。アカウント情報としては、一対のログインIDとパスワードが採用されることが多い。ログインIDはユーザを一意に識別する識別情報であり、パスワードはユーザが他人に知られないように管理する情報である。情報処理システムは、ユーザが操作する端末から送信されたアカウント情報が、予め登録されているアカウント情報と一致する場合に、ユーザの認証が成立したと判断し情報処理システムの利用を許可する。
このような、ユーザが情報処理システムの利用に必要な資格を持っているという認証を受けること、又は、認証を受けるために必要な操作をユーザが行うことをログイン(又はログオン)と称する。したがって、一般的なログインは、ログインIDとパスワードを送信することである。
しかしながら、ユーザがパスワードを忘れると、ユーザは情報処理システムにログインできなくなる。この場合、新たなアカウントを登録するだけで不都合がないサービスであれば(つまり忘れたパスワードと対のログインIDを捨ててよければ)、ユーザは新たなアカウントをサーバに登録すればよい。しかし、過去の資産が登録されているサービスや、課金対象のサービスの場合、ユーザにとってアカウントを破棄することは困難になる。
そこで、従来から、各情報処理システムはユーザがパスワードを忘れた場合に対応するための措置を備えている(例えば特許文献1参照)。
図2(a)は端末に表示されたログイン画面の一例を示す。通常、ユーザはログインIDとパスワードを入力してログインボタンを押下(又はマウスでクリック)する。しかし、パスワードを忘れた場合、ユーザは「パスワードをお忘れですか?」という表示を押下する。この表示には、ログインIDとパスワードリセット画面の要求をサーバに送信するリンクが埋め込まれており、端末はサーバから受信したパスワードリセット画面を表示することができる。
図2(b)はパスワードリセット画面の一例を示す。パスワードリセット画面には、ログインIDの入力欄の他、登録メールアドレスの入力欄が表示される。ユーザは、登録済みメールアドレスを入力して「パスワードをリセット」ボタンを押下する。サーバは登録済みメールアドレスが、予め登録されているメールアドレスと一致する場合、登録済みメールアドレスに、図2(c)のようなURLを送信する。ユーザはこのURLにアクセスしてパスワードをリセットする(新しいパスワードを登録する)ことができる。
すなわち、ユーザがアカウントを登録する際に、登録済みメールアドレスを登録しておくことで、ユーザはパスワードを忘れても、新しいパスワードを登録し情報処理システムにログインすることができる。
しかしながら、パスワードを忘れたことに対する従来の措置では、ユーザが予め正しいメールアドレスをサーバに登録しておくことが前提になっているという問題がある。すなわち、サーバに登録されたメールアドレスが正しくないとユーザは救済を受けられない。例えば、ユーザがメールアドレスをサーバに登録していないと仮定すると、あるユーザのログインIDを入手した他人がユーザのパスワードを変更することが可能となる。このため、サーバにメールアドレスが登録されていない情報処理システムでは、メールアドレスを利用したパスワードを忘れたことに対する措置は採用できない。
また、ユーザがメールアドレスをサーバに登録していたとしても、登録したメールアドレスが間違っている場合があり得る。この場合、端末は、パスワードをリセットするためのURLを受信することができない。
メールアドレスの登録ミスをなくすため、メールアドレスの登録時に、ユーザに同じメールアドレスを2回、入力させる手法がある。しかし、ユーザが2回とも同じ入力ミスをすることや、ユーザが間違って入力した1回目のメールアドレスをコピー&ペーストで入力したため入力ミスすること、などが生じうる。
また、情報処理システムによっては、ログインIDとパスワードをユーザに配布する時に一連の作業としてメールアドレスを登録することが困難な情報処理システムが存在している。詳しくは後述するが、企業にログインIDを配布して、実際のユーザは後から企業内で決定されるような情報処理システムがこれに相当する。このような情報処理システムでは、ログインIDの配布の直後にシステム管理者などが正しいメールアドレスを登録する必要が生じ、システム管理者の負担が増加してしまう。
このように、従来、パスワードをリセットするためのURLをユーザに確実に通知することができない場合があるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、パスワードを忘れたユーザをより確実に救済可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、他の情報処理装置とネットワークを介してコンテンツデータ送信又は受信する情報処理装置であって、外部システムにログインする際に入力された識別情報と認証情報を、認証要求するために前記外部システムに送信する情報送信手段と、前記外部システムから受信した認証結果が認証成立であり、かつ、前記外部システムにおいて保存されたユーザの電子メールアドレスへメールを送信することによって前記識別情報に関連付けられた前記電子メールアドレスが確認済みの場合コンテンツデータを送信又は受信する機能を有効化する有効化手段と、を有することを特徴とする。
パスワードを忘れたユーザを救済可能な情報処理装置を提供することができる。
情報処理システムの概略構成図の一例である。 端末に表示されたログイン画面等の一例を示す図である。 伝送システムの概略的な動作を説明する図の一例である。 伝送システムの概略図の一例である。 伝送システムにおける画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 画像データの画質を説明する概念図である。 端末のハードウェア構成図の一例である。 伝送管理システムのハードウェア構成図である。 伝送システムを構成する伝送端末及び伝送管理システムの機能ブロック図の一例である。 アカウント管理テーブルの一例である。 端末管理テーブルの一例である。 宛先リスト管理テーブルの一例である。 ユーザにログインIDと初期パスワードが通知されるまでの手順を示すシーケンス図の一例である。 図13のS2のアカウント新規作成処理の詳細なフローチャート図の一例である。 ユーザが伝送システムにログインする手順を示すシーケンス図の一例である。 図15のS5のパスワード認証処理、図15のS10のアカウント情報取得処理の詳細なフローチャート図の一例である。 パスワード変更済でない場合の案内画面の一例である。 メールアドレス変更済でない場合の案内画面の一例である。 図17でユーザが「アカウント情報管理ツール」を押下した場合に、初期パスワードが変更されるまでの手順を示すシーケンス図の一例である。 図19のステップS11のパスワード変更処理の詳細なフローチャート図の一例である。 パスワード変更画面の一例である。 図15のS12でメールアドレス確認済でないと判定され、ユーザがメールアドレスの確認処理を行う手順を示すシーケンス図の一例である。 図22のステップS10のメールアドレス変更情報作成処理、図22のステップS12のメールアドレス変更情報保存処理の詳細なフローチャート図の一例である。 図22のステップS17のメールアドレス変更確認処理の詳細なフローチャート図の一例である。 メールアドレス変更画面等の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態の伝送システム1の概略的な動作を説明する図の一例である。従来どおり、ユーザは伝送管理システム50(サーバに想到する)にアカウント情報を登録してある。そして、本実施形態の伝送管理システム50はアカウント情報の1つとしてメールアドレス確認済フラグを有していることが特徴の1つとなっている。メールアドレス確認済フラグは、ユーザのメールアドレスが正しいこと(電子メールが到達可能なこと)が確認された場合にTRUE(ON)となる。
(1)ユーザが従来と同様にログインID(特許請求の範囲のユーザ識別情報の一例である)とパスワード(特許請求の範囲の認証情報の一例である)を伝送管理システム50に送信すると、伝送管理システム50は端末10に認証OKを通知する。
(2)端末10のアプリケーションは伝送管理システム50からメールアドレス確認済フラグ(特許請求の範囲の確認有無情報の一例である)を受信する。
メールアドレス確認済フラグ=TRUE :アプリケーションが機能を有効にする
メールアドレス確認済フラグ=FALSE:メールアドレス確認のための案内画面を表示
すなわち、本実施形態では、メールアドレスが正しいことが確認されないとアプリケーションが機能しないので、ユーザはアプリケーションを使用するため、ログインIDとパスワードを入手してから早い段階でメールアドレスの確認作業を行う。したがって、アカウント情報のユーザのメールアドレスを、正しいことが確認された状態にすることができる。
この状態であれば、ユーザがパスワードを忘れても、ユーザはパスワードをリセットするためのURLを確実に受信できるので、パスワードを忘れても容易に救済を受けることができる。
〔構成例〕
インターネット等の通信ネットワークを介して遠隔地との間で、遠隔会議を行う会議システムが普及している。この会議システムにおいては、遠隔会議を行う出席者等の当事者の一方がいる会議室において、遠隔会議システムの端末装置を用いて会議の当事者などの会議室の画像および発言などの音声を撮影および収集し、それをデジタルデータに変換して相手方の端末装置に送信し、相手方の会議室のディスプレイに表示およびスピーカにより音声出力して、実際の会議に近い状態で遠隔地間の会議を行う。
会議システムにおいては、専用端末を用いる場合と用いない場合がある。専用端末を用いない場合、ユーザは汎用端末(PC(Personal Computer)等)にログインIDとパスワードを入力して会議システムにログインする。
図4は、伝送システムの概略図である。図5は、伝送システムにおける画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。図6は、画像データの画質を説明する概念図である。
また、伝送システム1には、伝送管理システム50を介して複数の伝送端末10間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム等が例として挙げられる。伝送端末10は、PC,タブレットPC、スマートフォンなどの汎用的な情報処理装置である。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、その他のコミュニケーションシステムにも適用される。なお、本実施形態では、「テレビ会議」と説明しているが、「ビデオ会議」と言われることもあり、両者は同じ内容である。
図4に示されている伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,…)、各伝送端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
複数の伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信による伝送を行う。
なお、以下では、「伝送端末」を単に「端末」として表す。また、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は「端末10」と表し、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表し、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表している。更に、テレビ会議の開始を要求する要求元としての端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての端末は「宛先端末」と表されている。
また、図5に示されているように、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。ここでは、これら4つのセッションをまとめて、画像・音声データ用セッションsedとして示している。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。図6(a)に示されているように、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる低解像度の画像と、図6(b)に示されているように、横が320画素、縦が240画素から成る中解像度の画像と、図6(c)に示されているように、横が640画素、縦が480画素から成る高解像度の画像とがある。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。
図4に示されている中継装置30は、複数の端末10の間で、コンテンツデータの中継を行う。伝送管理システム50は、端末10からのログイン認証、端末10の通話状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。なお、以下では、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)のうち任意のルータは「ルータ70」と表されている。
プログラム提供システム90は、後述のHD(Hard Disk)204を備えており、端末10に各種機能を実現させる(又は、端末10を各種手段として機能させる)ための端末用プログラム130が記憶され、端末10に端末用プログラム130を送信することができる。また、プログラム提供システム90のHD204には、中継装置30に各種機能を実現させる(又は、中継装置30を各種手段として機能させる)ための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供システム90のHD204には、伝送管理システム50に各種機能を実現させる(又は、伝送管理システム50を各種手段として機能させる)ための伝送管理用プログラム230も記憶されており、伝送管理システム50に、伝送管理用プログラム230を送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
ところで、端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末10d(a,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70cdが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカ合衆国であり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70ab,70cd)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図4において、各端末10、各中継装置30、伝送管理システム50、各ルータ70、及びプログラム提供システム90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
〔ハードウェア構成〕
本実施形態で用いられる機器のハードウェア構成を説明する。図7は、本実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、端末用プログラム130、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び、上記各構成要素を図7に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
なお、カメラ112、マイク114、スピーカ115は必ずしも内蔵されている必要はない。外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラム130は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記端末用プログラム130は、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図8は、本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。伝送管理システム50は、伝送管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム230等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図8に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラム230は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラム230は、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記伝送管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記中継装置用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90及びメンテナンスシステム100は、上記伝送管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、HD204には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記プログラム提供システム用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の伝送システム1の機能構成について説明する。図9は、本実施形態の伝送システム1を構成する伝送端末及び伝送管理システムの機能ブロック図である。図9では、端末10及び伝送管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図4に示されているプログラム提供システム90は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図9では省略されている。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、抽出部17、機能有効化部18、及び、記憶・読出処理部19、及びを有している。これら各部は、図7に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラム130に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能される手段である。
また、端末10は、図7に示されているRAM103によって構築される揮発性記憶部1002、及び図7に示されているフラッシュメモリ104によって構築される不揮発性記憶部1001を有している。
(端末の各機能構成)
次に、図7及び図9を用いて、端末10の各機能構成について詳細に説明する。図9の端末10の機能は、伝送システム1から配布されるアプリケーション(端末用プログラム130)がCPU101で実行されることで実現されている。
図9に示されている端末10の送受信部11は、図7に示されているCPU101からの命令、及び図7に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理システム50より、宛先候補としての各端末の稼動状態を示す各稼動状態情報の受信を開始する。なお、この稼動状態情報は、各端末10の稼動状態(オンラインかオフラインかの状態)だけでなく、オンラインであっても更に通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この稼動状態情報は、各端末10の稼動状態だけでなく、端末10でケーブル120cが端末10から外れていたり、音声を出力するが画像は出力させなかったり、音声を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。
操作入力受付部12は、図7に示されているCPU101からの命令、並びに図7に示されている操作ボタン108及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力を受け付ける。例えば、キーボボードやマウス、タッチパネル、音声入力部である。
ログイン要求部13は、図7に示されているCPU101からの命令によって実現され、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報(ログインIDとパスワードが含まれる)、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、ユーザがログオフの操作行うと、送受信部11が伝送管理システム50へその旨の状態情報を送信する。これにより、伝送管理システム50側では、端末10がログインからログオフしたことを把握することができる。
本実施形態では、ユーザがアプリケーションで他の端末10とTV会議するために、「1.ログイン」と「2.メールアドレス確認済みであること(及びパスワードが変更済みであること)」が条件となる。
1.ログイン:端末が送信したログインIDとパスワードに対し伝送管理システムから認証OKが通知される。
2.メールアドレス確認済みであること(及びパスワードが変更済みであること):伝送管理システムから送信された、パスワード変更済フラグとメールアドレス確認済フラグがいずれも"TRUE"になっている。
2のフラグ判定処理のうち本実施形態の特徴部はメールアドレス確認済フラグの状態を判定することであるが、セキュリティ向上のためパスワード変更済フラグの状態も判定することが好ましい。したがって、パスワード変更済フラグの状態の判定は無くてもよい。
ログインの認証処理は伝送管理システム50により行われ、フラグの判定処理は端末10で行われる。しかし、フラグの判定処理も伝送管理システム50で行ってもよい。
撮像部14は、図7に示されているCPU101からの命令、並びに図7に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。
音声入力部15aは、図7に示されているCPU101からの命令、及び図7に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によってユーザの音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを入力する。音声出力部15bは、図7に示されているCPU101からの命令、及び図7に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、図7に示されているCPU101からの命令、及び図7に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。
抽出部17は、図7に示されているCPU101からの命令によって実現され、揮発性記憶部1002から各種データ(または情報)を抽出する。
機能有効化部18は、端末10のアプリケーションの機能を有効にする。起動した直後のアプリケーションは、会議システムの機能(撮像部、音声入力部、及び、音声出力部等)が無効化されており、ログインとフラグ判定の機能が有効になっている。ログイン要求部13がログインに成功し、2つのフラグがいずれもTRUEになっていると判定すると、機能有効化部18が会議システムの機能を有効にする。
また、記憶・読出処理部19は、図7に示されているCPU101からの命令、及び図7に示すSSD105によって実行され、不揮発性記憶部1001に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部1001に記憶された各種データを読み出す処理を行う。更に、記憶・読出処理部19は、揮発性記憶部1002に各種データを記憶したり、揮発性記憶部1002に記憶された各種データを読み出す処理も行う。この揮発性記憶部1002には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
<管理システムの機能構成>
伝送管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、端末管理部53、抽出部54、アカウント管理部55、端末状態確認部56、認証サーバ57、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された伝送管理用プログラム230に従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能される手段である。また、伝送管理システム50は、伝送管理システム50の電源をOFFにしても各種データ(または情報)の記憶が維持される不揮発性記憶部5000を有しており、この不揮発性記憶部5000は図8に示されているHD204により構築されている。
(アカウント管理テーブル)
不揮発性記憶部5000には、図10に示されているようなアカウント管理テーブルによって構成されているユーザ認証管理DB5001が構築されている。このアカウント管理テーブルでは、伝送管理システム50によって管理される全てのユーザの各ログインIDに対して、各パスワード等が関連付けられて管理される。
アカウント管理テーブルの1つのレコードはID、ログインID、名前、ハッシュ化パスワード、パスワード変更済フラグ、メールアドレス、メールアドレス確認済フラグ、確認中メールアドレス、確認トークン、及び、トークン有効期限の各フィールドを有している。
ID:レコードに付与された連番
ログインID:ユーザを一意に識別するための識別情報。識別情報は、文字、記号及び各種のしるし、又は、これらの少なくとも2つが組み合わされたものである。ログインIDは、伝送システムのシステム管理者が企業に配布する。会議という性質上、2つ以上のログインIDがまとめて配布されることが多い。ログインIDは、試用期間などの特殊な状況を除けば有償であり、企業はログインIDの単価×個数の料金を、まとめて最初に支払うか、又は、定期的に(月毎、年ごとなど)に支払う契約を結ぶ。伝送管理システム50は、アカウント管理テーブルにログインIDと初期パスワードを登録すると共に、企業にログインIDと初期パスワードの組を配布する。初期パスワードは、最初のログインを許可するためのパスワードであり、ユーザが変更することが前提になっている。企業では社員(最終的なユーザ)にログインIDと初期パスワードを配布する。したがって、伝送管理システム50にとって、アカウント管理テーブルに登録した直後のログインIDと初期パスワードがどのユーザに配布されるかは不明になっており、配布の時点ではメールアドレスも決まっていない。なお、ログインIDは不変である。
名前:企業又はユーザが任意の名前を登録する。
ハッシュ化パスワード:パスワードの一方向ハッシュである。すなわち、ハッシュ化パスワードから元のパスワードを復元することはできない。ログインIDが配布された直後は初期パスワードのハッシュ化パスワードが登録されている。
パスワード変更済フラグ:ログインIDと初期パスワードのハッシュ化パスワードが登録された時に"FALSE"、ユーザが初期パスワードを任意のパスワードに変更すると"TRUE"が登録される。
メールアドレス:ログインIDと初期パスワードの作成直後は"null"が設定され、メールアドレスが正しいことが確認されるとユーザのメールアドレスが設定される。
メールアドレス確認済フラグ:ログインIDと初期パスワードのハッシュ化パスワードが登録された時に"FALSE"、ユーザのメールアドレスが正しいことが確認されると"TRUE"になる。
確認中メールアドレス:ログインIDと初期パスワードの作成直後は"null"が設定され、メールアドレスが正しいか否かの確認中にユーザのメールアドレスが登録される。確認が完了すると"null"が設定される。
確認トークン:メールアドレスを確認する確認処理において、ユーザを識別するための情報である。
トークン有効期限:確認トークンの有効期限である。
有償のログインIDはしばしばライセンスと呼ばれる。なお、ログインIDそのものが有償である場合だけでなく、ログインIDが有償のコンテンツ(例えば音楽、映像など)と紐づけられている場合も、本実施形態のメールアドレス確認方法が有効である。また、ログインIDやコンテンツが無償でもユーザにとって価値があるものであれば、パスワードを復活させる必要があるので本実施形態のメールアドレス確認方法が有効である。このようなシステムとしては、例えば、テレビ会議の他、テレビ電話、チャットシステム、ストレージサービスなどがある。
(端末管理テーブル)
また、不揮発性記憶部5000には、図11に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10のログインID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図11に示されている端末管理テーブルにおいて、ログインIDが「01aa」の端末10aaは、宛先名が「Mina Gutkowski」で、稼動状態が「オンライン(伝送可能)」で、伝送管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
更に、不揮発性記憶部5000には、図12に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議における通話の開始を要求する要求元端末のログインIDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末のログインIDが全て関連付けられて管理される。例えば、図12に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、ログインIDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)からテレビ会議における通話の開始を要求することができる宛先端末の候補は、ログインIDが「01ab」の端末10ab、ログインIDが「01ba」の端末10ba、及びログインIDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から伝送管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。なお、宛先リスト管理DB5003には、宛先端末の候補として登録されている宛先端末のログインIDだけでなく、各ログインIDに対して端末管理テーブルで管理されている宛先名も関連付けて管理してもよい。
(管理システムの各機能構成)
次に、伝送管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理システム50の各機能構成部を説明するにあたって、図9に示されている各構成要素のうち、伝送管理システム50の各機能構成部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、図8に示されているCPU201からの命令、及び図8に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、図8に示されているCPU201からの命令によって実現され、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれているログインID及びパスワードを検索キーとし、不揮発性記憶部5000のユーザ認証管理DB5001を検索し、ユーザ認証管理DB5001に同一の組のログインID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
端末管理部53は、図8に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理DB5002に、この要求元端末のログインID、要求元端末の稼動状態、伝送管理システム50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。また、端末管理部53は、ユーザが端末10をログオフすることで、端末管理DB5002のオンラインを示す稼動状態をオフラインに変更する。
抽出部54は、図8に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログイン要求した要求元端末のログインIDをキーとして、宛先リスト管理DB5003を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の候補のログインIDを読み出すことで、ログインIDを抽出する。また、抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末のログインIDをキーとして、宛先リスト管理DB5003を検索し、上記要求元端末のログインIDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末のログインIDも抽出する。また、抽出部54は、この抽出部54によって抽出された宛先端末の候補のログインIDを検索キーとして、端末管理DB5002を検索し、上記抽出部54によって抽出されたログインID毎に稼動状態を読み出す。これにより、抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、抽出部54は、この抽出部54によって抽出されたログインIDを検索キーとして、端末管理DB5002を検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も抽出する。
端末状態確認部56は、図8に示されているCPU201からの命令によって実現され、ログインID又は宛先名を検索キーとして端末管理DB5002を検索することにより、対応する稼動状態を確認する。
アカウント管理部55は、図8に示されているCPU201からの命令によって実現され主にユーザの端末から通信を受け付け、HTML,XML、JavaScript(登録商標)などで記述された画面をユーザの端末に送信する。ログインできないユーザの端末に、ログイン失敗画面、パスワード変更画面、メールアドレス変更画面を送信し、また、確認メールを作成して送信する。
認証サーバ57は、図8に示されているCPU201からの命令によって実現され、ユーザがログイン可能か否かを判定する。また、アカウント管理テーブルを管理する。具体的には、アカウント管理テーブルの各フィールドを編集する。認証サーバ57はサーバ機能を意味しており、伝送管理システム50の外部に単体のサーバとして存在してもよい。
記憶・読出処理部59は、図8に示されているCPU201からの命令、及び図8に示されているHDD205によって実行され、不揮発性記憶部5000に各種データを記憶したり、不揮発性記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
〔伝送管理システムの動作手順〕
<<新規登録>>
図13は、ユーザにログインIDと初期パスワードが通知されるまでの手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:企業のシステム管理者はブラウザなどを操作して、認証サーバ57に管理者権限でログインし、個数を指定して新規アカウント作成要求を認証サーバ57に送信する。システム管理者が属する企業と、伝送システム1の企業との間で支払い契約などが完了している。
S2:認証サーバ57はアカウント管理テーブルに指定された個数のアカウント(レコード)を新規作成する。この処理の詳細は図14のフローチャート図で説明する。
システム管理者はアカウントを複数個作成することが多い。すなわち、作りだめしておき、伝送システムを使用するユーザに適宜、ログインIDと初期パスワードを配布する。
S3:認証サーバ57は指定された個数のログインIDと初期パスワードをシステム管理者の端末に送信する。
S4:ユーザは端末を操作して新規のアカウントをシステム管理者に要求する。
S5:システム管理者は、作りだめしてあるアカウントから、まだユーザに配布していないログインIDと初期パスワードをユーザに通知する。これにより、最終的なユーザにログインIDと初期パスワードが配信されたことになる。ユーザはこの後、アカウント管理テーブルにメールアドレスを登録する(メールアドレス確認済フラグをTRUEにする操作を行う)。したがって、システム管理者が各ユーザのメールアドレスを登録する処理を行う必要がない。なお、システム管理者は、ログインIDとユーザを紐づけて管理している。
図14は、図13のS2のアカウント新規作成処理の詳細なフローチャート図の一例である。アカウント管理部55は、Webサーバから要求されてアカウントを新規作成する。
認証サーバは、ログインIDを決定すると共に、初期パスワードをランダムに生成する(S21)。ログインIDは重複しないように決定される。
そして、初期パスワードの一方向ハッシュを作成する(S22)。
認証サーバは、アカウント管理テーブルの「ログインID」フィールドに作成したログインIDを、「ハッシュ化パスワード」フィールドに作成したハッシュ化パスワードを、「パスワード変更済フラグ」フィールドに"FALSE"を、「メールアドレス」フィールドに"null"を、「メールアドレス確認済フラグ」フィールドに「FALSE」をそれぞれ設定する(S23)。残りのフィールドには"null"を設定する。これを作成した個数分、繰り返す。
認証サーバは作成したログインIDと初期パスワードをシステム管理者に送信する(S24)。
<<ログイン>>
図15は、ユーザが伝送システムにログインする手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:ユーザは端末を操作して会議システムのアプリケーションを起動させる。起動してからパスワード変更済かつメールアドレス確認済であると判定されるまでは、ログインとフラグ判定に必要な機能のみが有効である。
S2:起動したアプリケーションのログイン要求部13は表示制御部を制御してログイン画面をディスプレイ120に表示する。ログイン画面は図2(a)と同様である。
S3:ユーザはログイン画面にログインIDとパスワードを入力する。
S4:ユーザがログインボタンを押下すると、操作入力受付部12が操作を受け付けて、送受信部11がログインIDとパスワードと共に認証要求を認証サーバ57に送信する。
S5:伝送管理システム50の送受信部51はログインIDとパスワードを受信して、端末認証部52がパスワード認証処理を行う。パスワード認証処理については図16(a)で説明する。
S6:伝送管理システム50の送受信部51は認証結果情報(認証OK、認証NG)を端末に送信する。
S7:端末10のログイン要求部13は認証が成立したか否かを判定する。すなわち、認証OKを受信すれば認証が成立し、認証NGを受信すれば認証は不成立であることになる。
S8:認証が不成立の場合(S7のNo)、ログイン要求部13はログイン失敗画面を表示する。この画面は図2(a)と同様でよいが、パスワード又はログインIDが異なっていることを通知するメッセージが記載される。
S9:認証が成立した場合(S7のYes)、ログイン要求部13はパスワード変更済フラグとメールアドレス確認済フラグを認証サーバ57に要求する。
S10:伝送管理システム50の認証サーバ57はアカウント情報取得処理を行う。すなわち、アカウント管理テーブルからログインIDに紐付いているパスワード変更済フラグ(特許請求の範囲の変更有無情報の一例である)とメールアドレス確認済フラグを読み出す。アカウント情報取得処理については図16(b)で説明する。
S11:伝送管理システム50の送受信部51はパスワード変更済フラグ及びメールアドレス確認済フラグを端末10に送信する。
S12:端末10はパスワード変更済フラグ及びメールアドレス確認済フラグを受信し、ログイン要求部13はパスワード変更済かつメールアドレス確認済か否かを判定する。すなわち、2つのフラグが共にTRUEか否かを判定する。
S13:パスワード変更済又はメールアドレス確認済でない場合(S12のNo)、ログイン要求部13は案内画面をディスプレイ120に表示する。案内画面の例を、図17,18に示す。
S14:パスワード変更済及びメールアドレス確認済の場合(S12のYes)、ログイン要求部13は機能有効化部18に機能の有効化を要求する。これにより、会議システムに使用する機能が有効になる。
S15:アプリケーションはディスプレイ120に会議システムの画面を表示する。
このように、ステップS7で認証が成立し、さらに、ステップS12でメールアドレス確認済みでなければ、アプリケーションが有効にならない。メールアドレス確認済みでなければ、案内画面によりユーザをメールアドレス確認処理に誘導できるので、アプリケーションを使用する全てのユーザのメールアドレスを確認することができる。したがって、ユーザがパスワードを忘れた場合、伝送管理システムはパスワードリセット画面のURLを確実にユーザに届けることができる。
なお、認証サーバはメールアドレス確認済フラグを定期的にFALSEに設定してもよい。これにより、ユーザのメールアドレスが正しいことを定期的に確認できる。
<パスワード認証処理>
図16(a)は、図15のS5のパスワード認証処理の詳細なフローチャート図の一例である。
端末認証部52は、送受信部51が受信したログインIDとパスワードを取得する(S51)。
端末認証部52はパスワードの一方向ハッシュを生成する(S52)。
端末認証部52は、ログインIDとハッシュ化パスワードの組と同じものをアカウント管理テーブルから検索する(S53)。
一致するログインIDとハッシュ化パスワードの組がアカウント管理テーブルに登録されている場合(S54のYes)、端末認証部52は認証が成功したと判定する(S55)。この場合の認証結果は認証NGとなる。
一致するログインIDとハッシュ化パスワードの組がアカウント管理テーブルに登録されていない場合(S54のNo)、端末認証部52は認証が失敗したと判定する(S56)。この場合の認証結果は認証OKとなる。
図16(b)は、図15のS10のアカウント情報取得処理の詳細なフローチャート図の一例である。
認証サーバは、パスワードと共にログインIDを取得している(S101)。
認証サーバは、アカウント管理テーブルをログインIDで検索する(S102)。ログインIDが一致したレコードから、名前、パスワード変更済フラグ、メールアドレス、及び、メールアドレス確認済フラグを読み出す。
送受信部51は、名前、パスワード変更済フラグ、メールアドレス、及び、メールアドレス確認済フラグを端末10に送信する(S103)。このうち、メールアドレス確認済フラグを送信することが特徴になっている。
<図15のステップS13で表示される案内画面>
図17はパスワード変更済でない場合の案内画面の一例を示す。この案内画面には「初期パスワードのまま変更されていません。パスワードを変更してからご使用ください。」、「パスワード変更はこちら」というメッセージ、「アカウント情報管理ツール」501及びOKボタンが表示される。なお、OKボタンはパスワードを変更しないで案内画面を閉じるためのボタンである。
「アカウント情報管理ツール」501という表示には、端末10がブラウザを起動し、伝送管理システムにアクセスするリンクが埋め込まれている。ユーザは、伝送管理システムにログインして、パスワード変更画面からパスワードを変更できる。
図18は、メールアドレス変更済でない場合の案内画面の一例を示す。この案内画面には「メールアドレスが変更されていません。メールアドレスを登録してからご使用ください。」、「メールアドレス登録はこちら」というメッセージ、「アカウント情報管理ツール」502及びOKボタンが表示される。なお、OKボタンはメールアドレスを登録しないで案内画面を閉じるためのボタンである。
「アカウント情報管理ツール」502という表示には、端末10がブラウザを起動し、伝送管理システムにアクセスするリンクが埋め込まれている。ユーザは、伝送管理システムにログインして、メールアドレス変更画面からメールアドレスを確認できる。
なお、図15のステップS13で「パスワード変更済でなくかつメールアドレス確認済でない場合」、「初期パスワードのまま変更されていません。パスワードを変更してからご使用ください。メールアドレスが変更されていません。メールアドレスを登録してからご使用ください。」などのメッセージと共に、リンクが埋め込まれた「アカウント情報管理ツール」が表示される。ユーザは、順番に又は一度にパスワードの変更とメールアドレスの確認を行うことができる。
<パスワード変更手順>
図19は、図17でユーザが「アカウント情報管理ツール」501を押下した場合に、初期パスワードが変更されるまでの手順を示すシーケンス図の一例である。なお、ユーザの端末ではブラウザが動作しており、ユーザはブラウザを操作している。
S1:「アカウント情報管理ツール」501を押下することで、ユーザのブラウザにはログイン画面が表示される。ログイン画面は図2(a)と同様である。
S2:ユーザはログイン画面にログインIDとパスワードを入力し、伝送管理システムのアカウント管理部55に送信する。
S3:アカウント管理部55は、ログインIDとパスワードを伝送管理システムの端末認証部52(図では認証サーバ57)に送信する。
S4:端末認証部52はパスワード認証処理を行う。パスワード認証処理については図16(a)と同様である。
S5:端末認証部52は認証結果情報(認証OK、認証NG)をアカウント管理部55に送信する。
S6:アカウント管理部55は、認証が成立したか否かを判定する。すなわち、認証OKを受信すれば認証が成立し、認証NGを受信すれば認証は成立しないことになる。
S7:認証が不成立の場合(S6のNo)、アカウント管理部55はログイン失敗画面を端末10に送信する。この画面は図2(a)と同様でよいが、パスワード又はログインIDが異なっていることを通知するメッセージが記載される。
S8:認証が成立した場合(S6のYes)、アカウント管理部55はパスワード変更画面を端末10に送信し、端末10はパスワード変更画面をディスプレイ120に表示する。パスワード変更画面の一例を図21に示す。
S9:ユーザは端末10のブラウザが有するパスワード変更画面から必要な情報(以下、パスワード変更情報という)を入力し、伝送管理システムに送信する。パスワード変更情報は、ログインID、旧パスワード及び新パスワードとする。
S10:アカウント管理部55はパスワード変更情報を認証サーバに送信する。
S11:認証サーバ57は、アカウント管理テーブルのパスワードを変更し、パスワード変更済フラグを"TRUE"に設定する。このパスワード変更処理については図20のフローチャート図にて説明する。
図20は、図19のステップS11のパスワード変更処理の詳細なフローチャート図の一例である。
伝送管理システムの認証サーバはパスワード変更情報(ログインID、旧パスワード、新パスワード)を受信する(S111)。
認証サーバは、旧パスワードと新パスワードの一方向ハッシュを作成する(S112)。
認証サーバは、アカウント管理テーブルをログインIDとハッシュ化された旧パスワードの組で検索する(S113)。
ログインIDとハッシュ化された旧パスワードの組と一致するレコードがない場合(S114のNo)、認証サーバはパスワードの変更に失敗したと判定する(S117)。伝送管理システムはパスワードの変更失敗を端末10に通知するので、端末10は、再度、パスワード変更画面を表示する。
ログインIDとハッシュ化された旧パスワードの組と一致するレコードがある場合(S114のYes)、認証サーバはアカウント管理テーブルのアカウント情報を更新する(S135)。すなわち、「ハッシュ化パスワード」フィールドにステップS112でハッシュ化した新パスワードを設定し、パスワード変更済フラグに"TRUE"を設定する。
伝送管理システムはパスワードの変更成功を端末10に通知する(S136)。端末10は、ディスプレイ120にパスワードが変更されたことを表示する。
図21はパスワード変更画面の一例を示す。パスワード変更画面には「ログインID」「旧パスワード」「新パスワード」「新パスワード(確認)」、変更ボタン、及び、キャンセルボタンが表示される。旧パスワードが、初期パスワードである(最初のパスワード変更の場合)。ユーザは、「新パスワード」「新パスワード(確認)」に新パスワードを入力し変更ボタンを押下する。これにより、パスワード変更情報が伝送管理システムに送信される。
<メールアドレス変更手順>
図15のS12でメールアドレス確認済でないと判定された場合について説明する。
図22は、図15のS12でメールアドレス確認済でないと判定され、ユーザがメールアドレスの確認処理を行う手順を示すシーケンス図の一例である。
S1〜S7の手順は図19と同様である。すなわち、ユーザが図18の「アカウント情報管理ツール」502を押下することで、ユーザのブラウザにはログイン画面が表示される。
S8:認証が成立した場合(S6のYes)、アカウント管理部55はメールアドレス変更画面を端末に送信し、端末10はメールアドレス変更画面をディスプレイ120に表示する。メールアドレス変更画面の一例を図25(a)に示す。
S9:ユーザはメールアドレス変更画面から必要な情報(以下、メールアドレス変更情報という)を入力し、アカウント管理部55に送信する。
S10:伝送管理システムの送受信部51はメールアドレス変更情報を受信し、メールアドレス変更情報を補完する。この処理については図23(a)にて説明する。
S11:アカウント管理部55はメールアドレス変更情報を認証サーバ57に送信する。
S12:認証サーバ57はアカウント管理テーブルにメールアドレス等を保存する。この処理については図23(b)にて説明する。
S13:アカウント管理部55は、ユーザが入力したメールアドレスを宛先にして確認メールを送信する。ユーザの端末10はメールクライアントで確認メールを受信する。メールクライアントとは、例えば、端末で動作するアプリケーションの一種でSMTPやPOPプロトコルでメールを送受信し、保存するソフトである。また、サーバ側でメールが保存されるWebメールの場合、ブラウザがメールクライアントに相当する。なお、メールクライアントが動作する端末は会議システムのアプリケーションが動作する端末と同じでなくてもよい。
S14:メールクライアントは、端末10のディスプレイ120に確認メールを表示する。確認メールの表示例を図25(b)に示す。
S15:ユーザは、確認メールに表示される確認リクエストURLをクリックする。これにより、端末10の例えばブラウザが確認リクエストURLにアクセスする。図25(b)に示すように、この確認リクエストURLは動的URLになっていてURLの後の"?"に続いて「code=515d8e62137f9315」というパラメータ(確認トークン)が追加されている。確認トークンは、メールアドレスを確認しているユーザを識別するための識別情報である。この確認トークンは、ブラウザが確認リクエストURLにアクセスすることでアカウント管理部に通知される。
S16:アカウント管理部55は確認トークンを認証サーバに送信する。
S17:認証サーバは、確認トークンを用いて、メールアドレスの変更確認処理を行い、メールアドレス確認済フラグに"TRUE"を設定する。この処理については図24にて説明する。
図23(a)は、図22のステップS10のメールアドレス変更情報作成処理の詳細なフローチャート図の一例である。
アカウント管理部55は、操作入力受付部12が受け付けたメールアドレス変更情報を取得して、メールアドレス変更情報を補完する(S101)。メールアドレス変更情報は、ログインID、確認中メールアドレス、確認トークン、及び、トークン有効期限である。このうち、ログインIDは、現在、ログイン中のログインIDである。確認中メールアドレスは入力されたメールアドレスである。確認トークンはランダムに作成する。トークン有効期限は例えば24時間後である。
端末10の送受信部11はメールアドレス変更情報を認証サーバに送信する(S102)。
また、ログイン要求部13は、確認メールの文面を作成する(S103)。すなわち、上記の確認リクエストURLを作成する。確認メールに含まれる確認リクエストURLは予め決まっており、確認トークンはS101で作成されている。
ログイン要求部13は、確認メールをユーザが入力したメールアドレスを宛先にして送信する(S104)。
図23(b)は、図22のステップS12のメールアドレス変更情報保存処理の詳細なフローチャート図の一例である。
認証サーバはメールアドレス変更情報を受信し、メールアドレス変更情報を用いてアカウント管理テーブルを変更する(S121)。すなわち、「確認中メールアドレス」フィールドにユーザが入力したメールアドレスを、「確認トークン」フィールドにステップS101で作成された確認トークンを、「トークン有効期限」フィールドにステップS101で作成されたトークン有効期限をそれぞれ設定する。
図24は、図22のステップS17のメールアドレス変更確認処理の詳細なフローチャート図の一例である。
認証サーバ57は確認トークンを受信する(S171)。
認証サーバ57は、確認トークンでアカウント管理テーブルを検索する(S172)。
同じ確認トークンがアカウント管理テーブルから見つからない場合(S173のNo)、認証サーバ57はメールアドレスの変更が失敗したと判定する(S177)。
同じ確認トークンがアカウント管理テーブルから見つかった場合(S173のYes)、次いで、認証サーバ57は見つかった確認トークンに紐付いているトークン有効期限を参照し確認トークンが有効期限内か否かを判定する(S174)。
確認トークンが有効期限内でない場合(S174のNo)、認証サーバ57はメールアドレスの変更が失敗したと判定する(S177)。
確認トークンが有効期限内の場合(S174のYes)、認証サーバ57はアカウント情報を更新する(S175)。すなわち、「メールアドレス」フィールドに確認中メールアドレスを設定する。「メールアドレス確認済フラグ」に"TRUE"を設定する。確認中メールアドレス、確認トークン、及び、トークン有効期限には"null"を設定する。
認証サーバ57は、メールアドレスの変更が成功したことを端末に送信する(S176)。
<メールアドレス変更画面>
図25(a)はメールアドレス変更画面の一例を示す。メールアドレス変更画面にはログイン中の現在の「ログインID」、未登録と表示された「現在のメールアドレス」が表示される。また、「新メールアドレス」の入力欄503、「確認メールを送信」ボタン504、及び、キャンセルボタンが表示される。ユーザは、「新メールアドレス」に自身が管理するメールアドレスを入力し、「確認メールを送信」ボタン504を押下する。これにより、メールアドレス変更情報が伝送管理システムに送信される。
図25(b)は、確認メールの文面の一例を示す図である。文中の「https://auth.example.com/util/account/email_change?code=515d8e62137f9315」が確認リクエストURL505である。「515d8e62137f9315」は確認トークンである。この確認リクエストURLは伝送管理システムのURL、又は、認証サーバ57が伝送管理システムとは別体の場合、認証サーバ57のURLを示す。
〔アカウント管理テーブルの遷移について〕
図10に示したアカウント管理テーブルの各レコードは、それぞれがメールアドレスの確認状態、及び、パスワードの変更状態が異なっている。
ID=4
ハッシュ化パスワードが登録されているが、パスワード変更済フラグとメールアドレス確認フラグがFALSEなので、ID4のレコードはログインIDとハッシュ化パスワードが登録された直後のレコードである。
ID=1
確認中メールアドレス・確認トークン・トークン有効期限が登録されているが、メールアドレスが"null"なので、図22のS12〜S17の間の状態である。
ID=3
メールアドレス確認済フラグがTRUEなので、図22のS17以降の状態である。
ID=2
確認中メールアドレス・確認トークン・トークン有効期限が登録されているが、メールアドレスに別のメールアドレスが設定されているので、2回目以降のメールアドレスの変更の途中(図22のS12〜S17の間の状態)である。また、パスワード変更済フラグがTRUEなので、初期パスワードが変更された状態である。
以上説明したように、本実施形態の伝送システム1は、アプリケーションの起動前にメールアドレスを確認することで、ユーザがパスワードを忘れた場合に、ユーザをパスワードリセット画面に誘導できる。
なお、上記の説明では伝送管理システムがアカウント管理部と認証サーバを有していたが、アカウント管理部と認証サーバがそれぞれ伝送管理システムの外部に存在してもよい。この場合、アカウント管理部と認証サーバは1つの装置内にあっても別々の装置内にあってもよい。また、アカウント管理部と認証サーバが1つの機能として伝送管理システム内に配置されていてもよい。また、ユーザ認証管理DB5001は伝送管理システムがアクセス可能な場所にあればよい。また、端末10が、端末認証部52,アカウント管理部及び認証サーバを有していてもよい。
この実施形態で説明する端末と伝送管理システムとが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成があることは言うまでもない。
1 伝送システム
10 伝送端末
50 伝送管理システム
特許第3997362号公報

Claims (14)

  1. 他の情報処理装置とネットワークを介してコンテンツデータを送信又は受信する情報処理装置であって、
    外部システムにログインする際に入力された識別情報と認証情報を、認証を要求するために前記外部システムに送信する情報送信手段と、
    前記外部システムから受信した認証結果が認証成立であり、かつ、前記外部システムにおいて保存されたユーザの電子メールアドレスへメールを送信することによって前記識別情報に関連付けられた前記電子メールアドレスが確認済みの場合に、コンテンツデータを送信又は受信する機能を有効化する有効化手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記有効化手段は、前記識別情報に関連付けられた前記電子メールアドレスの確認有無情報に基づいて前記電子メールアドレスが確認済みか否かを判断する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツデータは画像データ及び音声データを含む請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記外部システムは、前記メールに記載のURLへユーザがアクセスしたことをもって電子メールアドレスが確認済みであると判断する請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記外部システムにおいて前記電子メールアドレスに前記メールが到達したことが確認されると前記電子メールアドレスが確認済みであると設定される、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記有効化手段は、前記外部システムから受信した認証結果が認証成立であり、かつ、前記外部システムから受信したユーザの電子メールアドレスの前記確認有無情報が確認済みであり、さらに、前記外部システムから受信したユーザの前記認証情報の変更有無情報が変更ありの場合、コンテンツデータを送信又は受信する機能を有効化する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記外部システムから受信したユーザの電子メールアドレスの前記確認有無情報が確認済みでない場合、電子メールの確認処理を行う画面を表示し、
    前記外部システムから受信したユーザの前記認証情報の変更有無情報が変更済みでない場合、前記認証情報の変更処理を行う画面を表示する画面表示手段、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記識別情報は、有償でユーザに配布されているか、又は、有償のライセンス若しくは有償のコンテンツと対応づけられており、
    複数の識別情報と初期設定された前記認証情報の組がまとめて顧客側に配布されている、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 他の情報処理装置とネットワークを介してコンテンツデータを送信又は受信する情報処理装置と、外部システムとを有するコンテンツデータ送受信システムであって、
    ログインする際に入力される識別情報に関連づけて認証情報、及び、電子メールアドレスの確認有無情報、が登録された情報記憶手段と、
    情報処理装置から送信された前記識別情報と前記認証情報に基づき認証が成立するか否かを判定する認証手段と、
    外部システムにログインする際に入力された識別情報と認証情報を、認証を要求するために前記外部システムに送信する情報送信手段と、
    前記外部システムから受信した認証結果が認証成立であり、かつ、前記外部システムにおいて保存されたユーザの電子メールアドレスへメールを送信することによって前記識別情報に関連付けられた前記電子メールアドレスが確認済みの場合に、コンテンツデータを送信又は受信する機能を有効化する有効化手段と、
    を有することを特徴とするコンテンツデータ送受信システム。
  10. 前記外部システムは、新しい前記識別情報と前記認証情報の配布を要求された場合、前記情報記憶手段に重複しない前記識別情報と関連付けて任意の前記認証情報を設定すると共に、前記確認有無情報を確認なしに設定し、
    前記情報処理装置から電子メールアドレスの確認要求がある場合、電子メールアドレスの確認画面を前記情報処理装置に送信し、該情報処理装置から前記識別情報及びユーザの電子メールアドレスを受信し、
    任意のメール識別情報を作成して前記電子メールアドレスを宛先にして送信し、
    前記情報処理装置から受信した前記メール識別情報が、作成した前記メール識別情報と一致する場合、前記情報処理装置から該メール識別情報と共に受信したユーザの電子メールアドレスの前記確認有無情報を確認済みに設定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツデータ送受信システム。
  11. 前記外部システムは、ユーザの認証が成立すると判定した場合にのみ、
    前記情報処理装置から電子メールアドレスの確認要求がある場合、電子メールアドレスの確認画面を前記情報処理装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のコンテンツデータ送受信システム。
  12. 他の情報処理装置とネットワークを介してコンテンツデータを送信又は受信する情報処理装置を認証する外部システムであって、
    ログインする際に入力される識別情報に関連づけて認証情報、及び、電子メールアドレスの確認有無情報、が登録された情報記憶手段と、
    情報処理装置から送信された前記識別情報と前記認証情報に基づき認証が成立するか否かを判定する認証手段と、
    新しい前記識別情報と前記認証情報の配布を要求された場合、前記情報記憶手段に重複しない識別情報と任意の前記認証情報を設定すると共に、前記確認有無情報を確認なしに設定する情報作成手段と、
    前記情報処理装置から電子メールアドレスの確認要求がある場合、電子メールアドレスの確認画面を前記情報処理装置に送信し、該情報処理装置から前記識別情報及び電子メールアドレスを受信する通信手段と、
    任意のメール識別情報を作成して前記電子メールアドレスを宛先にして送信するメール識別情報作成手段と、を有し、
    前記情報作成手段は、前記情報処理装置から受信した前記メール識別情報が、前記メール識別情報作成手段が作成した前記メール識別情報と一致する場合、前記情報処理装置から該メール識別情報と共に受信したユーザの電子メールアドレスの前記確認有無情報を確認済みに設定する、ことを特徴とする外部システム。
  13. ログインする際に入力される識別情報に関連づけて認証情報、及び、電子メールアドレスの確認有無情報、が登録された情報記憶手段と、
    情報処理装置から送信された前記識別情報と前記認証情報に基づき認証が成立するか否かを判定する認証手段と、を有する外部システムと、
    コンピュータを、
    外部システムにログインする際に入力された識別情報と認証情報を、認証を要求するために前記外部システムに送信する情報送信手段と、
    前記外部システムから受信した認証結果が認証成立であり、かつ、前記外部システムにおいて保存されたユーザの電子メールアドレスへメールを送信することによって前記識別情報に関連付けられた前記電子メールアドレスが確認済みの場合に、コンテンツデータを送信又は受信する機能を有効化する有効化手段、として機能させるプログラムと、
    を有することを特徴とするコンテンツデータ送受信システム。
  14. 情報処理装置にインストールされると、
    前記情報処理装置を、
    外部システムにログインする際に入力された識別情報と認証情報を、認証を要求するために前記外部システムに送信する情報送信手段と、
    前記外部システムから受信した認証結果が認証成立であり、かつ、前記外部システムにおいて保存されたユーザの電子メールアドレスへメールを送信することによって前記識別情報に関連付けられた前記電子メールアドレスが確認済みの場合に、コンテンツデータを送信又は受信する機能を有効化する有効化手段、として機能させるプログラム。
JP2017051751A 2017-03-16 2017-03-16 情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム Active JP6372583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051751A JP6372583B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051751A JP6372583B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013085133A Division JP6111811B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 情報処理装置、映像音声送受信システム、プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017117494A JP2017117494A (ja) 2017-06-29
JP2017117494A5 JP2017117494A5 (ja) 2017-09-28
JP6372583B2 true JP6372583B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=59231995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017051751A Active JP6372583B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6372583B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019004320A (ja) 2017-06-15 2019-01-10 シャープ株式会社 基地局装置、端末装置およびその通信方法
JP7215274B2 (ja) * 2019-03-25 2023-01-31 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
US11977798B1 (en) 2023-03-22 2024-05-07 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method including first and second user information

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06195307A (ja) * 1992-12-22 1994-07-15 Fujitsu Ltd 不特定多数ユーザ自動登録装置
JP3768383B2 (ja) * 2000-05-24 2006-04-19 株式会社りそなホールディングス 電子メールシステム、電子メールシステムのシステム処理方法、及び、そのためのプログラムを記録した記録媒体
JP2002351785A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Toshiba Tec Corp メールアドレス管理方法及び装置
JP2004005120A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Nomura Securities Co Ltd メールアドレスのデータベースの自動メンテナンスシステム
JP4909639B2 (ja) * 2006-05-19 2012-04-04 楽天株式会社 オークションシステム、オークション処理装置、会員情報登録方法及び会員情報登録処理プログラム
JP5463757B2 (ja) * 2009-06-02 2014-04-09 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置、およびその制御方法、情報処理システム、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017117494A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160014119A1 (en) Authentication system, authentication method, program and communication system
JP6051782B2 (ja) 通信システムおよびプログラム
JP6303324B2 (ja) 通信システム、管理装置、通信方法およびプログラム
US10425418B2 (en) Information processing apparatus, communications method, and system
US10187336B2 (en) Transmission system, communications control apparatus, transmission terminal, communications method, and transmission method
EP3113453B1 (en) Information processing apparatus and recording medium
JP6471451B2 (ja) 伝送システム、通信制御装置、通信制御方法、通信方法、プログラム
JP2017091369A (ja) 管理システム、管理方法、及びプログラム
JP6326750B2 (ja) 通信端末、通信管理システム、通信システム、発信履歴の管理方法、及びプログラム
JP7447937B2 (ja) テキストチャット管理システム、通信方法、プログラム、システム
WO2016147591A1 (en) Transmission system, transmission terminal, method and program
JP6372583B2 (ja) 情報処理装置、コンテンツデータ送受信システム、外部システム、プログラム
JP6484934B2 (ja) 通信装置、通信システム、通信管理システム、通信制御方法およびプログラム
JP6337562B2 (ja) 管理システム、端末、通信システム、宛先管理方法、およびプログラム
JP7040314B2 (ja) 管理装置、伝送システム、会議管理方法、プログラム
EP3035593B1 (en) Transmission system, management system, terminal, method of transmission and program
JP6111811B2 (ja) 情報処理装置、映像音声送受信システム、プログラム
JP6307746B2 (ja) 宛先管理システム、通信システム、宛先管理方法、及びプログラム
JPWO2015115273A1 (ja) 管理システム及びプログラム並びに管理方法
JP2015142193A (ja) 伝送端末及びプログラム
JP7456162B2 (ja) プログラム、通信方法、通信端末および通信システム
JP2016171373A (ja) サービス提供装置、通信方法、通信システム、及び、プログラム
JP2015153103A (ja) 情報処理装置および情報処理システム
JP6241301B2 (ja) 伝送管理システム、伝送管理方法及びプログラム
JP2018160904A (ja) 管理システム、通話システム、及び管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180702

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6372583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151