JP6371722B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
かかる従来技術(特許文献1)では、停止テーブルにおける停止位置が同一となる部分では共通テーブルを用い、停止テーブルにおける停止位置が異なる部分では、当選役や、回転リール毎にそれぞれ固有テーブルを設け、共通テーブルと固有テーブルとを組み合わせて、停止処理を行うものである。
さらに、停止位置が異なる各役毎に固有テーブルを必要とするものであるため、共通テーブルと固有テーブルとを組み合わせた停止テーブルを各役毎に有していることになり、停止操作順序に応じたパターンの停止テーブルを設けるにあたって、共通テーブルを作成できる割合が少ない又は作成できないような場合には、データ容量の削減に大きな効果は期待できず、停止制御処理の効率化を図ることができないという問題点があった。
そして、ポインタ決定手段540が、特定値取得手段520により取得された特定値と、停止操作が行われた回転リール62とに基づいて、ポインタを決定する。
すなわち、最終的には、役抽選の結果と、停止操作が行われた回転リール62とに対応する特定値が取得されると、この特定値に基づいて、ポインタを介して単一の停止テーブル440が決定される。
分岐処理における(3)特定値変更処理に割り当てられるポインタの数が少なくても、その後の第2設定処理において、ポインタに基づいて加算される加算値が特定値に加算され、この加算後の数値を新たな特定値として設定することができ、特定値のバリエーションを増加させることができる。このように前記第1設定処理(絶対参照処理)に加えて前記第2設定処理(相対参照処理)が行われることにより、結果として、(1)特定値移行判定処理及び(2)単一の停止テーブル440の選択処理に割り当てることができるポインタの数(範囲)も十分に確保することができる。
また、ここで、「前記ポインタを所定数の数値の中から決定する」とは、予め定められた個数の数値群の中から、いずれか1つの数値を選択し、この選択した数値をポインタとして決定するようなことが含まれる。具体的には、例えば、ポインタが1桁又は2桁の00〜FFまでの16進数の数値(10進数では、0〜255)であって、この中から1個の数値(例えば「1A」(10進数の26)が選択され、当該「1A」がポインタとして決定されるようなものである。ここで、1桁又は2桁の16進数の数値は、具体的には、00〜FFであって、1桁である0、1、2、・・・、9も表記上は、2桁目に0を表記して、00、01、02、・・・、09と表記し(例えば、「0」=「00」や、「1」=「01」)、2桁の数値として取り扱われている。
また、ここで、特定値を取得する「予め定めた所定数の数値」と、ポインタを決定する「予め定めた所定数の数値」の「所定数の数値」は、同一の範囲内(同一数)であってもよいものであり、また、異なる範囲内(同一でない数)であってもよいものである。
本発明では、特定値取得手段520により、役抽選の抽選結果の一部に対応するパラメータとしての第1抽選フラグ値と、第1番目に停止操作が行われた回転リール62(いわゆる第1停止操作リール)とに対応する特定値が取得される。その後に、ポインタ決定手段540により、特定値及び回転リール62によりポインタが決定される。そして、特殊処理手段により、このポインタと、役抽選の抽選結果の前記一部とは異なる(すなわち第1抽選フラグ値とは異なる)ものに対応するパラメータとしての第2抽選フラグ値とに基づいて、特殊処理が実行される。
特定値取得手段520により役抽選の結果の全てを一度に反映させて特定値を取得しようとすると、役抽選の抽選結果の全てのパターンと第1停止操作とに対応する特定値を予め設ける必要がある。このようにすると、役抽選の抽選結果のパターン数が少ない場合は何ら問題が無いが、役抽選の抽選結果のパターン数が多くなると、全ての抽選結果のパターン数の全部に対して最初から別個の特定値を設定して対応しなければならず、多数のパターンのデータの作成やそれらを格納する記憶容量の確保等を考慮すると、特定値取得手段520による処理が容易ではないものとなる。
これにより、役抽選の抽選結果の全てを特定値取得手段520の特定値に反映させることができない場合に当該不足分をカバーするために新たに必要となる別のデータや、プログラム等が不要となって、必要なデータやプログラムを適正に配置することが可能となり、データの圧縮化を図り、記憶容量の節約をすることができる。
また、ここで、「第2抽選フラグ値」は、役抽選の役抽選結果の中で前記一部とは異なる、すなわち第1抽選フラグ値とは異なるものに対応するパラメータ(FPH)であって、主に役物や、役物に関連するものに対応するものが含まれる。
なお、ここで「停止テーブル440440」、「ポインタに基づいて」、「前記ポインタを所定数の数値の中から決定する」は、上述した発明の手段で説明した内容と同様である。
本発明では、現在のポインタと、予め定めた基準値と、現在の特定値とを加算し、この加算後の数値の予め定めた桁数の数値を新たな特定値としている。加算後の数値が、予め定めた桁数の範囲内であれば、そのままの数値が新たな特定値とされる。また、加算後の数値が、予め定めた桁数を超えるような場合には、当該超えた桁数は省略され、予め定めた桁数の数値のみが、新たな特定値とされる。これは、いわゆる桁溢れ(オーバーフロー)であって、この桁溢れを利用することで、使用する数値の桁数を限定した範囲内で行うことができ、特定値を予め定めた桁数の範囲内にすることができ、その後の処理や参照の範囲を限定し、数値処理を容易なものにすることができる。
本発明によれば、当選した役の種類に応じて、各回転リール毎に、停止操作順序に対応する停止テーブルの全パターンを必要とするようなことがなく、全パターンの停止テーブルを有するようなものと比較して、停止テーブルの全個数を少なくすることができ、停止テーブルの種類を少なくすることができ、データ容量を削減することができる。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる報知手段70が形成されている。この報知手段70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより報知手段70の一種として使用してもよい。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38からあらかじめメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
なお、マックスベットスイッチ34とメダル投入口28との間に、操作手段31として遊技の進行に関与しないスイッチとしてのチャンススイッチのようなものを設けてもよい。そして、この操作手段31としてのチャンススイッチを所定の契機で遊技者に1回又は所定回数以上、操作させることで所定の特典を付与するようにしてもよい。
前記前扉14の下部の後方向(奥方向)には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
前記前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤7(R7)」、「青7(B7)」、「白7(W7)」、「バー(BR)」、「ブランク図柄(BL)」、「チェリー(CH)」、「スイカ(WM)」、「ベル(BE)」、「リプレイ1(R1)」、「リプレイ2(R2)」の複数の種々の図柄61が形成されている。本実施の形態では、特に図示していないが、上述した図柄の組み合わせにより役a、役b、役c、・・等が予め設定されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
サブ制御装置300では、ストップスイッチ50の停止操作順序や当選図柄61等を報知することによって役に係る図柄61の組合せを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)状態が設けられている。このAT状態は、主にサブ制御装置300により制御される。
上記アシストタイム(AT)状態は、通常状態(非アシストタイム状態)よりも遊技者に利益となる特典を付与する可能性が高い特別状態となるように形成されている。
AT状態の開始に伴ってAT中通常状態が開始されるものであり、AT中上乗せ演出状態において上乗せ演出(上乗せ遊技)が実行可能となっている。
また、メイン制御装置110とサブ制御装置300とに対する各手段の配置(振り分け、区切り)は、上述したものに限定されるものではなく、種々の配置(振り分け、区切り)にすることができる。例えば、リールユニット60及び貯留払出手段24もサブ制御装置300で制御するようにして、メイン制御装置110には、役抽選手段120又は役抽選の乱数抽出の処理を行う部分のみ残して、他の全ての手段を、サブ制御装置300に配置するようなことも可能となる。
以上の構成をもって、メイン制御装置110は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段120により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間(4.1秒)が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(RBB)中のみ上記規定数が2に設定されている。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このSB1〜SB64に対応した移行可能な図柄61の組み合わせ(例えば、SB1は、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の有効ライン86上の図柄の組み合わせが「赤7(R7)、赤7(R7)、赤7(R7)」となっているもの)が有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から1ゲームだけ開始されるように形成されている。このSB1〜SB64へ移行可能な図柄61の組み合わせを構成する図柄64は、赤7(R7)、チェリー(CH)、青7(B7)、白7(W7)の4種類からなる。SB1からSB64まで、移行可能な図柄61の組み合わせは、各回転リール62において規則的に配列されている。具体的には、SB1、SB2、・・・への移行可能な図柄62の組み合わせは、特別役(左回転リール64の図柄61、中回転リール66の図柄61、右回転リール68の図柄61)の形式で示すと、上記4種類の図柄を順に用いて、SB1(R7、R7、R7)、SB2(R7、R7、CH)、SB3(R7、R7、B7)、SB4(R7、R7、W7)、SB5(R7、CH、R7)、・・・SB64(W7、W7、W7)となる。もちろん、図柄62の組み合わせはこれに限定されるものではなく、他の組み合わせでもよい。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
また、役には、第1抽選フラグ値(FPL)に対応する役と第2抽選フラグ値(FPH)に対応する役とが重複して当選可能な重複当選役であり、且つ、第1抽選フラグ値(FPL)に対応する役と第2抽選フラグ値(FPH)に対応する役とは単独でも当選可能な単独当選役であるものが設けられている。
ボーナス制御手段180は、ボーナス遊技、具体的には、RBB状態を制御するものである。
フリーズ演出制御手段230は、遊技の進行を一時的に停止させるフリーズ演出を実行するためのものである。具体的には、移行抽選手段330の移行抽選に当選したと判定された時には、フリーズ演出制御手段230は、フリーズ演出を実行する。なお、このフリーズ演出中に、リール演出実行手段245により、回転リール62の回転、停止、逆回転等を組み合わせた回胴演出を実行してもよいものである。
上乗せ演出決定実行手段390は、AT中の上乗せ演出が実行される上乗せ遊技において、所定の契機(具体的には、上乗せ遊技中の毎回の遊技におけるスタートスイッチ40の操作タイミングの契機、なお、上乗せ遊技中の役抽選の結果、予め定めた所定役の当選を契機としてもよい)により、特別状態(AT)の上乗せの有無及びその上乗せされる特別状態のメダルの獲得規定枚数を抽選(上乗せ遊技獲得抽選)により決定するものである。
具体的には、特別状態決定手段200は、後述する獲得規定枚数カウント手段210がカウントした獲得規定枚数が所定のメダル枚数(具体的には0枚)に到達したことを条件として特別状態の遊技区間を終了させる。
なお、後述する移行抽選手段330の移行抽選に当選した場合、特別状態決定手段200により、特別状態(AT)中に獲得可能な最大のメダル枚数(初期獲得規定枚数)が設定される。
獲得規定枚数カウント手段210は、特別状態の遊技区間中に獲得規定枚数を減算(又は加算)によりカウントするためのものである。
各獲得規定枚数カウント手段210は、特に図示していないが、メダルの払い出しが行われるごとに、獲得規定枚数から払出枚数を減算する演算手段と、この演算手段により算出された数値を記憶する記憶手段とを備えているものである。
また、この初期獲得規定枚数は、予め120枚に設定されてあるが、特にこれに限定されるものではなく、120枚未満、又は、120枚を越える枚数であってもよいものである。また、この初期獲得規定枚数は、乱数を用いた抽選により毎回、決定してもよい。
また、獲得規定枚数カウント手段210は、上述したように初期獲得規定枚数から払出枚数を減算するものに限定されるものではなく、遊技者に対するメダルの払出が行われるごとに、当初の0枚から払出枚数を加算するようにして、所定の獲得規定枚数に到達することで特別状態を終了させるように特別状態決定手段200により判定されるようにしてもよい。
獲得規定枚数カウント手段210がカウントした獲得規定枚数が所定の枚数(具体的には0回)に到達したことを条件として特別状態決定手段200が特別状態の遊技区間の終了を決定する。
移行抽選手段330は、予め定められた移行抽選確率を用いて非AT中に移行抽選を行うものであり、特別状態としてのAT状態へ移行するか否かを抽選(移行抽選)で決定するものである。具体的には、移行抽選手段330は、非AT中、毎回の遊技において移行抽選を行うように設定されている。もちろん、移行抽選を実施する契機は、これに限定されるものではなく、他の所定の契機(例えば、所定の状態が開始又は終了するタイミングや、所定の契機から所定の遊技回数が経過したタイミング、所定の役当選時等)でもよいものである。
サブ制御装置300は、受信手段310及びAT制御手段320の各手段を有する。
受信手段310は、送信手段260からの信号を受信するものである。
AT制御手段320は、AT状態の演出を制御するものである。具体的には、AT制御手段320は、表示演出実行手段370を備えている。
表示演出実行手段370は、表示装置84により行われる表示演出を実行するためのものである。
以上の構成をもって、サブ制御装置300は、メイン制御装置110からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
開始制御手段135は、遊技者によるスタートスイッチ40の操作により、全回転リール62の回転を開始させ、予め定めた所定の回転速度に到達した状態で、当該回転速度を維持するように設定されている。
テーブル選択手段500は、役抽選の結果と第1番目に停止操作(第1停止操作)が行われた回転リール62とに対応する特定値(CW)を取得する特定値取得手段520と、この特定値(CW)及び停止操作が行われた回転リール62に基づいて予め定めたポインタを決定するポインタ決定手段540と、ポインタと役抽選結果の一部である第2抽選フラグ値(FPH)とに基づいて、前記ポインタを変更する処理(特殊処理)を実行可能な特殊処理手段580と、パラメータに基づいて複数の処理の中から特定の処理を決定する分岐処理を行う分岐処理決定手段560と、後述する特定値移行判定処理を行うための特定値移行判定手段680と、後述する特定値変更選択処理を行うための特定値変更選択手段620と、特定値変更選択手段620により選択された処理を実行するための特定値変更実行手段640とを備えている。
ここで、「役抽選の結果」とは、小役等(リプレイ、ベル、スイカ、チェリー、ハズレ等)の抽選結果に対応するフラグポインタとしての第1抽選フラグ値(FPL)を意味するものであって、役抽選の抽選結果により、第1抽選フラグ値(FPL)は、リプレイ、ベル、スイカ、チェリー、ハズレ等の抽選結果に対応する16進数の1桁又は2桁の数値(00、01、02・・・等)として決定されているものである。
特定値取得手段520は、この特定値取得テーブルを用いて、役抽選の抽選結果(第1抽選フラグ値)と、第1停止操作の回転リール62とにより、予め定めた所定数の数値の中から取得する特定値(CW)を取得する(図7参照)。
このポインタ決定手段540が決定するポインタは、大分類として、その数値範囲により4つに分類される。具体的には、ポインタは、その数値(16進数)範囲が00〜0F(00以上且つ0F以下)である停止テーブルポインタ(BTRP)と、その数値範囲が10〜4F(10以上且つ4F以下)である移行判定ポインタ(BTRG)と、その数値範囲が50〜EF(50以上且つEF以下)である特定ポインタ(この特定ポインタは最終的には新たな特定値CWとして設定される)と、その数値範囲がF0〜FF(F0以上且つFF以下)である特殊処理用ポインタの4つに分類される(図12参照)。
なお、特定ポインタ及び特殊処理用ポインタは、上述した範囲をさらに小分類として、複数の範囲に分類されるものであって、これらの内容は後で詳細に説明する。
また、ポインタ決定手段は、図8に示すポインタ決定テーブル542の他に後述する特定値変更処理のテーブル切換処理において使用する複数のポインタ決定テーブル542(ポインタ決定テーブル1、2、3)を有しており(図17参照)、これは後で特定値変更処理において説明する。
特殊処理手段580は、ポインタを変更するための複数種類の変更処理を有し、ポインタ決定手段540が決定したポインタに基づいて、複数種類の変更処理のいずれかを実行可能としている。具体的には、特殊処理手段580は、ポインタを変更するために、特殊処理1、特殊処理2、特殊処理3の3つの変更処理を有している。
なお、ここで、予め定めた固定値は、具体的には、16進数の数値「01」であって、FPHが「00」であっても、特定値(CW)を「+1」させて当該数値とは異なる新たな特定値(CW)に変更(更新)させるために設定されているものである。もちろん、固定値は、「01」に限定されるものではなく、「00」以外の数値であれば、「02」や「03」等の他の数値(整数)であってもよいものである。そして、この新たな特定値(CW)と停止操作が行われた回転リール62とに基づいてポインタ決定手段540により新たなポインタが決定されるように形成されている。
停止操作タイミングでチェリー役の図柄を停止させることができない場合(移行判定処理で移行する場合)では、単独当選や重複当選の区別に関係無く、現在の特定値(CW)に「+1」が加算(更新)され、特定値(CW)は、「67」となる。この特定値(CW)「67」で、ループ処理(後述する図21のステップ517からステップ510に戻って繰り返される処理)を経て、現在の特定値(CW)「67」と停止操作した回転リール62である左回転リール64とによりポインタとして「FF」が取得される(図8参照)。
特殊処理2では、複数種類のボーナス(RB1〜RB4や、SB1〜SB64)が搭載されている場合に、当該ボーナスに対応するグループが当選しているか否か(内部中であるか否か)によって、停止制御を分けるために使用しているものである。
この特殊処理2では、第1抽選フラグ値で判別されるAT役と、第2抽選フラグ値で判別される複数種類のボーナス役(RB1〜RB4、SB1〜SB64)とが、単独当選である場合と、重複当選である場合とで停止制御をグループ単位で異なるものにすることができるものである。具体的には、特殊処理2を用いることにより、以下のような停止制御が可能となる。例えば、AT役だけが当選している単独当選の場合は、停止操作順序が正解の押し順でないと当選している図柄を有効ライン86上に停止させることができないような停止制御が設定されている。これに対して、AT役と、複数のボーナス役のいずれか1つとが重複当選している場合には、停止操作順序が正解の押し順でなくても当選している図柄を有効ライン86上に停止させることができるような停止制御(上記単独当選のときとは異なる停止制御)に設定することができるものである。その際、複数種類のボーナス(例えば、RB1〜RB4)のうち、いずれのボーナス(RB1からRB4のいずれか1つ)に当選しているか否を判明させなくても、上記RB1〜RB4のいずれかのボーナスに当選していれば、押し順に関係なく当選図柄を停止させることができるような停止制御を、それらに共通の決定値「1」を用いることで複数のボーナス役をグループ単位で効率的に実施することができるものである。すなわち、各ボーナス毎にデータを設定して、それぞれ停止制御を行うようなものと比較して、グループで纏めて記憶することができることで記憶容量を少なくすることができ、プログラムも簡単にすることができるものである。なお、上記の場合、停止操作順序を有するAT役の個数が多い場合にも、記憶容量の削減に有効なものとなる。
役抽選の抽選結果、役物に関連するものがRB1〜RB4の場合は決定値が「1」となり、特定値(CW)「77」と、決定値「1」と、固定値「1」とを加算した値は、「79」となり、新たな特定値(CW)は「79」に決定され、この新たな特定値(CW)「79」のポインタが採取される(図13(a)(b)参照)。
特殊処理手段580における特殊処理3では、ポインタに基づいて決定される基本値と、第2抽選フラグ値の一部により決定される部分値とを加算し、この加算後の数値を新たなポインタとして決定するものである。
SBに関する停止制御が行われる場合、特定値(CW)として「7A」が取得され、停止操作する回転リール62が、左回転リール64の場合、ポインタ「FD」が取得され、中回転リール66の場合、ポインタ「FC」が取得され、右回転リール68の場合、ポインタ「FB」が取得される。
また、「第2抽選フラグ値の一部により決定される部分値(いずれも16進数)」は、以下のようにして算出される。
停止操作した回転リール62が中回転リール66であって、ポインタが「FC」である場合には、ポインタに基づいて決定される基本値「24」(16進数。10進数では「36」)と、第2抽選フラグ値の一部により決定される部分値「cd」=「10」(2進数であって、10進数では「02」)とを加算し、この加算後の数値を新たなポインタ「26」(16進数。10進数では「38」)として決定するものである。
このように、1つの第2抽選フラグ値(FPH)から、3つの部分値(「ab」「cd」「ef」)を採取することができ、それぞれのFPHを設定するようなものと比較して、記憶容量の削減を図ることが可能なものである。さらに、この部分値は、2進数の2桁の数値であるため、「00」「01」「10」「11」の4個のデータを設定することができる。
特定値(CW)「7A」で、ポインタ「FC」を取得した場合は、基本値「24」と、4個の部分値「cd」とを、それぞれ加算することで、新たなポインタ(BTRG)として、「24」「25」「26」「27」の4個を算出することが可能となる(図15(a)(b)参照)。
このように、1個の第2抽選フラグ値(FPH)から多数のデータを算出することが可能となり、記憶容量の削減を図ることができるものである。これは、本実施の形態のSBのように、入賞図柄の組み合わせが、規則的に繰り返される多数のパターンとして設定され、SB1〜SB64まで多数のパターンを有するようなものに対して、記憶容量の削減化に効果的なものとなる。
具体的には、分岐処理決定手段560は、ポインタに基づいて、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行(設定)するか否かの判定を行う(特定値移行判定処理)か、単一の停止テーブルを選択するか(停止テーブル選択処理)、又は、特定値(CW)として新たな特定値(CW)を設定する(特定値変更処理)かの複数の処理の中から、いずれかの処理を決定する分岐処理を行っている。
なお、特定値取得手段520により、役抽選の抽選結果を、第1抽選フラグ値(FPL)と第2抽選フラグ値(FPH)との2回に分けずに両者(FPL、FPH)を組み合わせたものを1度に特定値(CW)に反映させるようにすることもでき、そのような場合には、上記特殊処理を行わず、ポインタ決定手段540により決定された新たなポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
分岐処理決定手段560が決定する複数の処理には、上述したように停止テーブル選択処理と、特定値移行判定処理と、特定値変更処理との3つからなる。
停止テーブル選択処理では、ポインタ決定手段540により決定されたポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))に基づいて停止データテーブル(図11参照)を用いて単一の停止テーブル440が選択される。
分岐処理決定手段560は、ポインタ(16進数)の数値が、「50」以上である場合には、特定値変更処理(CW変更処理)を選択する。この特定値変更処理(CW変更処理)は、後述する特定値変更選択手段620により実行される。
特定値移行判定手段680は、特定値移行判定処理を実行するものである。
特定値移行判定処理では、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置が取得され、この図柄位置及びポインタ決定手段540により決定されたポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))を用いて移行判定データテーブル(図10参照)により特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行するか否かの判定、いわゆる特定値移行判定が行われる。
移行判定関連テーブル(図9参照)は、移行判定ポインタ(BTRG)と、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行させるか否かの判定(特定値移行判定)の結果、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行させる場合に用いる移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)との関係を示すものである。後述する特定値移行判定手段680は、移行判定関連テーブルを用いて、移行判定ポインタ(BTRG)における移行テーブルポインタ(移行P)と、移行判定ポインタ(BTRG)における停止テーブルポインタ(BTRP)とを取得する。
具体的には、特定値移行判定の結果、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行する場合(移行判定データテーブルで移行判定値として「0」が成立している場合)には、現在の特定値(CW)に所定の数値(具体的には、「1」)を加算した値が新たな特定値(CW)として設定され、当該新たな特定値(CW)に基づいて、ポインタ決定手段540により新たなポインタが決定され、特殊処理手段580の特殊処理の後、この特殊処理後のポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
特定値変更選択手段620は、特定値変更処理(CW変更処理)を実行するものである。
特定値変更選択処理には、ポインタを新たな特定値(CW)として設定する第1設定処理と、ポインタに基づいて決定される加算値を特定値(CW)に加算し、この加算後の数値を新たな特定値(CW)として設定する第2設定処理と、ポインタ決定テーブル542を他のポインタ決定テーブル542に切り換える第3設定処理としてのテーブル切換処理とが設けられている。
特定値変更実行手段640は、第1設定処理において、現在のCWとして、ポインタを設定する。いわゆる、取得ポインタを現在の特定値(CW)に上書き(絶対参照)するものである。例えば、現在のポインタが「50」である場合、現在の特定値(CW)が「50」に設定される。この第1設定処理の絶対参照は、他の設定処理(第2、第3設定処理)よりも処理が単純で簡単なため、可能な限り、第1設定処理で行われるのが好ましいものである。停止処理のパターン数が多くなって、この単純な第1設定処理の絶対参照だけで対応することができないときに他の第2設定処理や、第3設定処理を用いるようにするのが好適なものである。なお、ここで絶対参照とは、ポインタの数値がそのままCWの数値になるものであり、相対参照とは、ポインタの数値がそのままCWの数値とはならずに他の相対的な数値となるものである。
ここで、加算値は、ポインタに基づいて決定されるものであって、具体的には、図16に示されるような「−32」〜「31」のような数値(なお、図16では、加算値は10進数で表記してある。)である。この加算値は、現在のポインタが、基準となる加算値「0」のポインタから、どれくらい増加(「0」〜「+31」)しているのか、又は、どれくらい減少(「−1」〜「−32」)しているのかを示すことになり、現在のポインタと、基準となる加算値「0」のポインタとの差として示されている。もちろん、加算値は、これに限定されるものではなく、ポインタに基づいて決定されるものであって、特定値に加算されることで新たな特定値を示すことができるものであれば他の数値であってもよいものである。
第2設定処理に用いられるポインタは、現在の特定値(CW)を増加も減少もさせずに現状維持となる加算値「0」から現在の特定値(CW)を「+31」(10進数)まで段階的に増加させる「B0」〜「CF」が設定され、これらは、「CW+」の略記号で示される。
基準値は、16進数の数値が2桁から3桁に移行する100(16進数。10進数では256)から上述した現状維持となるポインタ「B0」(16進数。10進数では176)の数値を減算することにより算出される数値であって、「50」(16進数。10進数では80)に設定されている。
なお、ここで、上記説明において、「CW+」では、「0」〜「31」を加算し、「CW−」では、「−1」〜「−32」を「加算する」という表現を用いているが、特にこの表現に限定されるものではなく、例えば、「CW+」では、「0」〜「31」を加算し、「CW−」では、「1」〜「32」を「減算する」というような表現を用いても良いものである。
第3設定処理において、ポインタ決定テーブル542は、複数個、設けられている。
ポインタ決定手段540のポインタ決定テーブル(図8)のポインタの一部(図17)には、ポインタ決定テーブル542(ポインタ決定テーブル1、2、3)に対応する選択値(「D1」、「D2」、「D3」)が予め格納されている。
テーブル切換処理では、ポインタ決定手段540が決定したポインタが選択値(「D1」、「D2」、「D3」)でない場合には、ポインタ決定手段540は当該ポインタ決定テーブル542(図8に示すポインタ決定テーブル542であって、図17に示すポインタ決定テーブル0)を用いてポインタが決定されるように形成されている。
なお、本実施の形態では、図17に示すように、ポインタ決定テーブル540として、ポインタ決定テーブル0、1、2、3が設けられ、ポインタ決定テーブル0からポインタ決定テーブル1、2又は3へ切り換えられるように設定されているが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、例えば、ポインタ決定テーブル1、2又は3からポインタ決定テーブル0に戻る場合や、ポインタ決定テーブル1からポインタ決定テーブル2又は3に切り換えられる場合や、ポインタ決定テーブル2からポインタ決定テーブル1又は3に切り換えられる場合や、ポインタ決定テーブル3からポインタ決定テーブル1又は2に切り換えられる場合を含めてもよく、また、これらの複数を組み合わせたものを含めてもよいものである。
ポインタ決定手段540は、切り換え後のポインタ決定テーブル542を用いて、ポインタを決定するように形成されている。なお、この選択値及びポインタ決定テーブル1、2、3は、1個のポインタ決定テーブル0だけでは、役抽選の抽選結果のパターン数の増加に対応することができないような場合に設けるものであって、1個のポインタ決定テーブル0だけで役抽選のパターン数に対応することができるような場合には、設けずに省略することができるものである。
図5に示すように、メイン制御装置110における移行状態は、通常状態と、内部当選状態(RT1状態、RBB当選中状態)と、ボーナス状態(RBB状態)と、SB状態とがある。
SB状態は、いわゆるシングルボーナスであって、通常状態から移行可能なものであって、遊技回数1回のみ行われ、当選しても入賞しない場合には、当選の権利(当選フラグ)は、次の遊技に持ち越されない。
なお、本実施の形態では、メイン制御装置110がRBB状態及びSB状態以外(すなわち、通常状態及び内部当選状態)であって、且つ、サブ制御装置300がAT状態以外の状態(すなわち、非AT状態)が、通常遊技となっている。
特別状態(AT)へ移行すると、AT中通常状態となる。このAT中通常状態において、上乗せ演出決定実行手段390により、AT中上乗せ演出状態へ移行するか否かの抽選において、AT中上乗せ演出状態へ移行することに当選した場合、AT中上乗せ演出状態への移行が決定され、AT中上乗せ演出状態(上乗せ遊技)への移行が実施される。
AT中上乗せ演出状態において、上乗せ遊技が実行される。
図7に示すように、特定値取得テーブルでは、役抽選の結果の一部(具体的には、第1抽選フラグ値(FPL:小役を含めた当選役を表すフラグポインタ))と、第1停止操作が行われた回転リール62(L:左回転リール64、C:中回転リール66、R:右回転リール68)とに対応する特定値(CW)が設定されている。この特定値取得テーブルは、特定値取得手段520に記憶されている。特定値取得手段520により、この特定値取得テーブルを用いて、役抽選結果の一部(第1抽選フラグ値(FPL))と、第1停止操作の回転リール62とにより、特定値(CW)が取得されるものである。
図9に示すように、移行判定関連テーブルでは、移行判定ポインタ(BTRG)に関連して、移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)とが対応付けられている。
分岐処理決定手段560は、特定値移行判定処理において、この移行判定データテーブルを用いて、ストップスイッチ50を操作したときの図柄番号と、移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値が「0」の場合、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行させる。具体的には、現在の特定値(CW)に1を加算した値に更新したものを新たな特定値(CW)とする(書き換える)。
図13(a)では、特殊処理2において、役物の種類に対応する役抽選の抽選結果、第2抽選フラグ値(FPH)の所定のグループに含まれるものが、共通の決定値(0、1、2)を有している。
図14では、既に説明したように、特殊処理3において、第2抽選フラグ値(FPH)を8ビット表示をして、ポインタに基づく部分値を採取し、その部分値とポインタに基づく基本値とを加算して新たなポインタが採取されるものである。ポインタ「FD」では、部分値「ef」が採取され、ポインタ「FC」では、部分値「cd」が採取され、ポインタ「FB」では、部分値「ab」が採取され、各ポインタに基づく基本値(「20」」「24」「28」)と、それぞれ加算され、新たなポインタ(「20」「26」「2A」)が採取される。
図17では、既に説明したように、第3設定処理としてのテーブル切換処理において、ポインタ決定テーブル542(ポインタ決定テーブル0)のポインタとしての選択値(「D1」「D2」「D3」)が採取されることにより、他のポインタ決定テーブル542(ポインタ決定テーブル1、2、3)へのテーブル切換処理が行われる。テーブル切換が行われた後は、切り換えられたポインタ決定テーブル542に基づいて、新たなポインタが採取されるものである。
ステップ112において、メイン制御装置110により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御装置110により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ113に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ112となる。
ステップ113において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御装置110からサブ制御装置300へ送信される。さらに、移行抽選手段330により、移行抽選処理が行われる。これらの処理が終了すると、次のステップ114に進む。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御装置110の送信手段260からサブ制御装置300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、全ての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ115に進む。
図18に示すフローチャートでは、一般的な遊技制御処理全体にわたって説明していたが、図19〜図26に示すフローチャートでは、停止制御処理に特化して説明する。
図19に示すフローチャートに基づいて、第1停止操作処理について説明する。
先ず、ステップ311において、遊技者によりスタートスイッチ40の操作が行われてON状態となる。そして、次のステップ312に進む。
ステップ312において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。そして、次のステップ313に進む。
ステップ314において、遊技者により、第1番目の停止操作となるストップスイッチ50が操作されることで、第1停止操作としてのストップスイッチ50が作動(ON状態となる)する。そして、次のステップ315に進む。
ステップ315において、特定値取得手段520により、役抽選の結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)と、第1停止操作の回転リール62とに対応した特定値(CW)が取得される。そして、次のステップ316に進む。
ステップ317において、選択された単一の停止テーブル440を用いて、リール停止処理手段600により、第1停止操作の回転リール62の停止処理が行われる。具体的には、選択された停止テーブル440により算出された滑りコマ数の分だけ回転リール62の回転移動が行われる。そして、当該処理が終了する。
なお、第2停止操作処理では、第1停止操作処理の最終的な特定値(CW)を現在の特定値(CW)として用い、第3停止処理では、第2停止操作処理の最終的な特定値(CW)を現在の特定値(CW)として用いる。
ステップ412において、現在の特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理が行われる。最終的には、単一の停止テーブル440が選択される。この種々の処理の内容は後で詳細に説明する。そして、次のステップ413に進む。
図21に示すフローチャートに基づいて、現在の特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理について説明する。
ポインタ決定手段540により決定されたポインタに基づいて、ステップ512において、分岐処理決定手段560により、複数の処理(具体的には、特定値移行判定処理、停止テーブル選択処理、特定値変更処理の合計3つの処理)の中から、いずれの処理となるか判定される。
具体的には、ポインタの数値が、いずれの処理に対応する範囲となるか判定されるものである。ポインタとしての16進数の数値が「50」以上(「50」〜)の場合は、特定値変更処理と判定されステップ518に進む。また、ポインタとしての16進数の数値が「00」以上「0F」以下(「00」〜「0F」)の場合は、停止テーブル選択処理と判定されステップ513に進む。また、ポインタとしての16進数の数値が「10」以上「4F」以下(「10」〜「4F」)の場合は、特定値移行判定処理と判定されてステップ515に進む。
ステップ513において、停止データテーブル420(図11)により取得された単一の停止テーブル440を用いて、ストップスイッチ50を操作した図柄番号に対応する滑りコマ数(0、1、2、3等)を取得(算出)する。そして、当該処理が終了する。
ステップ517において、現在の特定値(CW)の数値(16進数)に1を加算し、その加算後の数値を新たな特定値(CW)とする(更新する)。そして、ステップ510に戻る 。
先ず、ステップ551において、特殊処理手段により、取得されたポインタに基づいて、複数の特殊処理(特殊処理1、2、3)の中から、いずれの特殊処理となるか判定される。具体的には、特殊処理手段580により、現在のポインタの数値が、予め定めたいずれの特殊操作に対応する範囲(数値)に該当するか判定が行われる。
ステップ551にて、ポインタが「FF」と判断された場合には、ステップ553において、特殊処理手段580により特殊処理1が実行される。なお、この特殊処理1の内容は、後で、図23により詳細に説明する。そして、当該処理が終了する。
ステップ551にて、ポインタが「FE」と判断された場合には、ステップ552において、特殊処理手段580により特殊処理2が実行される。なお、この特殊処理2の内容は、後で、図24により詳細に説明する。そして、当該処理が終了する。
図23に示すフローチャートに基づいて、図22のステップ553の特殊処理1の内容について、説明する。
ステップ561において、現在の特定値(CW)に第2抽選フラグ値(FPH)の値を加算したものを、新たな特定値(CW)とする。そして、次のステップ562に進む。
ステップ562において、この新たな特定値(CW)に固定値「1」を加算したものを、新たな特定値(CW)として上書きし、この新たな特定値(CW)により、ポインタ決定手段540により、ポインタ決定テーブル542を用いて、ポインタを採取する。そして、当該処理が終了する。
ステップ581において、特殊処理手段580により、第2抽選フラグ値(FPH)の数値が、予め定めた所定数値のいずれの数値に該当するか判定する。
具体的には、特殊処理手段580により、第2抽選フラグ値(FPH)の数値は、いずれの数値に対応するか判定されるものである。第2抽選フラグ値(FPH)が「0」の場合は、役抽選の抽選結果、役物に関連するものはハズレであって、ステップ583に進む。
また、第2抽選フラグ値(FPH)が「01」〜「04」の場合は、役抽選の抽選結果、役物に関連するものは、ボーナスRB1〜RB3のいずれかに当選しているものであって、ステップ582に進む。
また、第2抽選フラグ値(FPH)が「05」〜「44」の場合は、役抽選の抽選結果、役物に関連するものは、シングルボーナスSB1〜SB64のいずれかに当選しているものであって、ステップ584に進む。
ステップ581にて、第2抽選フラグ値(FPH)が「05」〜「44」のいずれかであると判断された場合には、ステップ584において、現在の特定値(CW)に決定値「2」を加算したものを新たな特定値(CW)とする。そして、次のステップ583に進む。
図25に示すフローチャートに基づいて、図22のステップ554の特殊処理3について、説明する。
ステップ591において、ポインタに対応した第2抽選フラグ値(FPH)の部分値が取得される。具体的には、16進数の1桁又は2桁(表記上は「01」等の2桁)からなる数値が2進数からなるビット表示され「−−abcdef」の形式となる。なお、「a」、「b」、「c」、「d」、「e」及び「f」は、「0」又は「1」の数値からなる。具体的には、ポインタが「FD」の場合は、部分値「ef」が取得され、ポインタが「FC」の場合は、基本値「cd」が取得され、ポインタ「FB」の場合は、基本値「ab」が取得される。そして、次のステップ592に進む。
図26に示すフローチャートに基づいて、図21のステップ518の特定値変更処理(CW変更処理)について説明する。
ステップ610において、特定値変更選択手段620により、取得したポインタに基づいて、第1設定処理、第2設定処理(減算、加算)、第3設定処理のいずれの処理に該当するか判定される。
特定値変更選択手段620は、ポインタの数値が、「50」以上且つ「8F」以下(「50」〜「8F」)である場合には、第1設定処理を選択する。そして、ステップ611に進む。
具体的には、特定値変更選択手段620は、ポインタの数値が、「90」以上且つ「AF」以下(「90」〜「AF」)である場合には、加算値が「−32」〜「−1」の実質的には減算となる第2設定処理(減算)を選択する。そして、ステップ612に進む。
特定値変更選択手段620は、ポインタの数値が、「D0」以上且つ「EF」以下(「D0」〜「EF」)である場合には、第3設定処理としてのテーブル切換処理を選択する。そして、ステップ614に進む。
ステップ610にて、第1設定処理が選択された場合には、ステップ611において、現在の特定値(CW)にポインタを設定する。そして、当該処理は終了する。
ステップ610にて、第2設定処理(加算)が選択された場合には、ステップ613において、現在の特定値(CW)からポインタに対応した値を加算する。所定の演算処理を実施することで、実質的には、現在の特定値(CW)にポインタに対応した加算値「0」〜「31」のいずれかの値を加算することになる。そして、当該処理は終了する。
ステップ615において、現在の特定値(CW)として、他のポインタ決定テーブル1、2又は3で決定されたポインタを設定する。そして、当該処理は終了する。
そして、ポインタ決定手段540が、特定値取得手段520により取得された特定値(CW)と、停止操作が行われた回転リール62とに基づいて、ポインタを決定する。
そして、特殊処理手段580が、ポインタと、役抽選の結果の第2抽選フラグ値とに基づいて、ポインタを変更可能な特殊処理を実行する。
すなわち、最終的には、役抽選の結果と、停止操作が行われた回転リール62とに対応する特定値(CW)が取得されると、この特定値(CW)に基づいて、ポインタを介して単一の停止テーブル440が決定される。
62毎に、停止操作順序に対応する停止テーブル440の全パターンを必要とするようなことがない。例えば、ベル役が当選役である場合に、左回転リール64を第1番目に停止操作(第1停止操作)したときの停止テーブル、次に中回転リール66を第2番目に停止操作(第2停止操作)したときの停止テーブル、次に右回転リール68を第3番目に停止操作(第3停止操作)したときの停止テーブルのように各停止テーブルを別個独立に有しているようなものと比べると、停止テーブル440の全個数を少なくすることができる。停止テーブル440の種類を少なくすることができることで、回転リール62の停止制御における全体としてのデータ容量を削減することができる。
本実施の形態では、役として、第1抽選フラグ値(FPL)に対応する役と第2抽選フラグ値(FPH)に対応する役との中には重複当選役であり、且つ、単独当選役でもあるものを有している。
本実施の形態では、ポインタを変更するための複数種類の変更処理を有し、ポインタに基づいて、複数種類の変更処理のいずれかを実行する。このため、ポインタを変更するための変更処理の内容が異なるものを複数種類有することができ、ポインタにより、いずれの内容の変更処理を行うかを選択することができる。これにより、元のデータの特徴に応じて、ポインタの変更処理の内容を適当なものに対応させるようにすることができ、データの特徴に応じて最もデータの圧縮や、停止制御処理の効率化の効果が最大となるような変更処理の内容を選択することが可能となる。
また、固定値を加算することで、第2抽選フラグ値が0の場合であっても、特定値(CW)を変更することが可能となり、この特定値(CW)の変更により、ポインタを変更させることが可能となる。固定値は、「1」を用いているが特にこれに限定されるものではなく、0でない数値(正の整数)であればよい。
また、特殊処理2において、固定値を加算することで、第2抽選フラグ値が0の場合であっても、ポインタを変更させることを可能にしている。
本実施の形態では、特殊処理3において、ポインタに基づいて決定される基本値と、第2抽選フラグ値の一部により決定される部分値とを加算し、この加算後の数値を新たなポインタとして決定している。
特殊処理3では、第2抽選フラグ値の全部ではなく、第2抽選フラグ値をビット表示(「−−abcdef」)して、その一部(「ab」、「cd」又は「ef」)を用いているため、同一の第2抽選フラグ値であっても、第2抽選フラグ値のビット表示した一部の桁部分の箇所を、異なる箇所から採取するようにすることで、1個の第2抽選フラグ値のデータ(ビット表示「−−abcdef」)から複数種類のデータ(「ab」、「cd」又は「ef」)を採取することができる。これにより、それぞれの第2抽選フラグ値のデータを個別に有するよりもデータの圧縮をすることができて、記憶容量の節約をすることができる。
分岐処理における(3)特定値変更処理に割り当てられるポインタの数が少なくても、その後の第2設定処理において、ポインタに基づいて加算される加算値が特定値に加算され、この加算後の数値を新たな特定値として設定することができ、特定値のバリエーションを増加させることができる。このように前記第1設定処理(絶対参照処理)に加えて前記第2設定処理(相対参照処理)が行われることにより、結果として、(1)特定値移行判定処理及び(2)単一の停止テーブル440の選択処理に割り当てることができるポインタの数(範囲)も十分に確保することができる。
本実施の形態では、現在のポインタと、予め定めた基準値と、現在の特定値(CW)とを加算し、この加算後の数値の予め定めた桁数の数値(16進数による2桁の数値)を新たな特定値(CW)としている。加算後の数値が、予め定めた桁数(16進数による2桁の数値)の範囲内であれば、そのままの数値が新たな特定値(CW)とされる。また、加算後の数値が、予め定めた桁数(16進数による2桁の数値)を超えるような場合には、当該超えた桁数(16進数の3桁目以上)は省略され、予め定めた桁数(16進数による2桁の数値)の数値のみが、新たな特定値(CW)とされる。これは、いわゆる桁溢れ(オーバーフロー)であって、この桁溢れを利用することで、使用する数値の桁数を限定した範囲内で行うことができ、特定値(CW)を予め定めた桁数の範囲内にすることができ、その後の処理や参照の範囲を限定し、数値処理を容易なものにすることができる。
この場合に、現在の特定値(CW)である11(16進数)と、ポインタとしてのB1(16進数)と、基準値としての50(16進数)とを合計した数値は、112(16進数)となる。ここで、予め定めた桁数として16進数による2桁が設定されてあり、この112(16進数)は桁溢れ(オーバーフロー)が発生しており、予め定めた桁数である2桁の数値は、12(16進数)となる。この12(16進数)の数値が、新たな特定値(CW)となるものである。これにより、元の特定値11(16進数)が、新たな特定値12(16進数)となって、特定値(CW)が+1更新されることになる。すなわち、上記演算処理により、現在の特定値(CW)としての「11」(16進数)に、加算値「+1」(10進数)を加算した結果、新たな特定値「12」(16進数)となるものである。
ここで、2桁の16進数の数値は、具体的には、「00」〜「FF」であって、1桁である0、1、2、・・・、9も表記上は、2桁目に0を表記して、00、01、02、・・・、09と表記し、2桁の数値として取り扱われているものである。
具体的に説明すると、例えば、現在の特定値(CW)が11(16進数)であって、現在のCWを−1更新(変更)したい場合は、図16の加算値「−1」の欄のポインタ「AF」を採取する。基準値は、50(16進数)に設定されている。なお、基準値は、上述した算出方法と同様である。この場合に、現在の特定値(CW)である11(16進数)と、ポインタとしての「AF」(16進数)と、基準値としての「50」(16進数)とを合計した数値は、「110」(16進数。10進数では272)となる。ここで、予め定めた桁数として16進数による2桁が設定されていると、この「110」(16進数)は桁溢れ(オーバーフロー)が発生しており、予め定めた桁数である2桁の数値は、「10」(16進数)となる。この「10」(16進数)の数値が、新たな特定値(CW)となるものである。これにより、元の特定値「11」(16進数)が、新たな特定値「10」(16進数)となって、特定値(CW)が−1更新(変更)されることになる。すなわち、上記演算処理により、現在の特定値(CW)としての「11」(16進数)に、加算値「−1」(10進数)を加算した結果、新たな特定値「10」(16進数)となるものである。
加算値の全範囲において、共通の1個の基準値(「50」16進数)を予め記憶しておくだけで、上述したような演算処理を採用することで、各ポインタに対応する加算値を別個にそれぞれ記憶することなく、各ポインタに対応する加算値を特定値に加算して加算後の数値を新たな特定値とする処理結果と同一の結果を得ることができる。これにより、全範囲において各加算値をそれぞれ記憶するよりも記憶容量の低減化(データ圧縮)を図ることができる。
ポインタ決定手段540が決定したポインタが、選択値である場合には、この選択値に対応するポインタ決定テーブル542への切り換えが行われ、当初のポインタ決定テーブル542から、選択値が指し示す(対応する)ポインタ決定テーブル542へ切り換えられ(移行し)、切り換え後のポインタ決定テーブル542を用いてポインタが決定される。特定値移行判定処理や、単一の停止テーブル440の選択処理のパターン数が増加し、当初のポインタ決定テーブル542だけでは、特定値(CW)やポインタの範囲を必要分確保することができなくなった場合に、別途設けたポインタ決定テーブル542により、一度に大量の特定値(CW)やポインタのバリエーションを増加させることができ、大量のパターン数の処理に対応することができる。
ここで、従来の払出枚数の判定手法としては、図2に示すような図柄配列データと、有効ライン86のデータと、入賞した役の図柄組み合わせからなる図柄組み合わせデータと、入賞した役毎の払出枚数データと、払出枚数の最大値となる上限枚数データ(具体的には15枚)とを予め有している。従来の払出枚数の処理としては、以下の(a)〜(c)のようになる。(a)図柄配列データと有効ラインデータと図柄組み合わせデータとを使用して、停止している図柄組み合わせを各有効ライン毎に算出する。(b)停止している図柄組み合わせ毎に払出枚数データを使用して、合計の払出枚数を算出する。(c)合計の払出枚数が上限枚数データ以上の場合は、払出枚数を上限枚数に書き換える(例えば、本実施の形態に係る遊技機10とは有効ライン86の本数が異なるが、仮に有効ライン86を複数本(例えば2本)有するような遊技機において、払出枚数が8枚の役に係る図柄が2本の有効ライン86にそれぞれ揃って合計2組、入賞した場合、払出枚数の合計枚数が16枚となるが、実際に払い出される枚数は、上限枚数の15枚に書き換えられる)。
本実施の形態では、入賞枚数判定用のデータ構成は、払出枚数、ハズレ判定、特定値(CW)の範囲が、図27(a)に示すように1バイト中の8ビットに振り分けられている。また、図27(b)に示すように、一例として、特定値(CW)の判定範囲と、特定値(CW)と、払出枚数との対応が予め決定されている。
特定値(CW)が、メダルの払い出しを伴うものである場合には、この払出枚数参照用テーブルにおいて払出枚数の参照等を行っているものである。
この図27(a)の払出枚数判定データ構成では、当選役に係る図柄を有効ライン86に揃えることができなかった前記取りこぼしが発生した場合には、ハズレとなるので、払出枚数判定データ構成の中に、ハズレ判定のフラグを設けて、ハズレフラグが成立している場合には、払い出しが無いように設定されている。
上述した本実施の形態では、特別役は、役物としてのSBが設定されているが、特別役には、このSBに限定されるものでは無く、他の役物でも良く、さらに、役物以外の複数のベル等の役(小役)等でもよいものである。
また、本実施の形態では、上述したSB1〜SB64のように入賞図柄の組み合わせが規則的に繰り返される多数のパターンとして設定されているような場合に、停止制御における記憶容量の削減化に効果的なものであるが、効果を奏する対象となるのは、これに限定されるものではない。例えば、停止操作順序が設定されているAT役の個数が多く、入賞図柄の組み合わせが多数のパターンとして設定されているような場合等にも、本実施の形態では、記憶容量の削減化に効果的なものとなる。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
31 操作手段 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 回転リール
64 左回転リール 66 中回転リール
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 110 メイン制御装置
120 役抽選手段 130 リール制御手段
135 開始制御手段 140 停止制御手段
160 通常状態制御手段 170 RT制御手段
180 ボーナス制御手段 200 特別状態終了決定手段
210 獲得規定枚数カウント手段 245 リール演出実行手段
250 払出制御手段 260 送信手段
300 サブ制御装置 310 受信手段
320 AT制御手段 330 移行抽選手段
370 表示演出実行手段 390 上乗せ演出決定実行手段
400 停止テーブル記憶手段 420 停止データテーブル
440 停止テーブル 500 テーブル選択手段
520 特定値取得手段 540 ポインタ決定手段
542 ポインタ決定テーブル 560 分岐処理決定手段
580 特殊処理手段 600 リール停止処理手段
620 特定値変更選択手段 640 特定値変更実行手段
660 特定値移行判定手段
Claims (4)
- 複数の図柄を周囲に配置した複数の回転リールと、
前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作に基づき役の抽選(以下、「役抽選」とする。)を行うための役抽選手段と、
前記役抽選手段の役抽選の結果及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備えた遊技機であって、
前記停止制御手段は、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置に応じた前記回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルと、
前記複数の停止テーブルから使用する単一の停止テーブルを選択するテーブル選択手段と、
前記テーブル選択手段が選択した前記単一の停止テーブルを用いて前記回転リールの停止処理を行うリール停止処理手段とを備え、
前記テーブル選択手段は、
前記役抽選の結果と第1番目に停止操作が行われた前記回転リールとに対応する特定値を予め定めた所定数の数値の中から取得する特定値取得手段と、
前記特定値と、停止操作が行われた前記回転リールとに対応して、予め定めた所定数の数値の中からポインタを決定するためのポインタ決定テーブルを有し、このポインタ決定テーブルを用いて前記ポインタを決定するポインタ決定手段と、
前記ポインタに基づいて、前記特定値を新たな特定値に移行するか否かの判定を行う(以下、「特定値移行判定処理」とする。)か、前記単一の停止テーブルを選択するか、又は、前記特定値として新たな特定値を設定する(以下、「特定値変更処理」とする。)かの複数の処理の中から、いずれかの処理を決定する分岐処理のための分岐処理決定手段とを備え、
前記分岐処理において前記特定値移行判定処理により新たな特定値に移行する場合又は前記特定値変更処理により前記新たな特定値が設定された場合には、前記ポインタ決定手段により前記新たな特定値と停止操作が行われた前記回転リールとに基づいて新たなポインタが決定され、このポインタに基づいて前記分岐処理が繰り返され、
前記分岐処理において前記単一の停止テーブルが選択された場合には、前記リール停止処理手段により前記単一の停止テーブルを用いて停止処理が行われ、
前記特定値変更処理では、前記特定値として新たな特定値を設定する複数の処理を有し、前記ポインタに基づいて、いずれかの処理の実行が選択される特定値変更選択処理が設けられ、
前記特定値変更選択処理には、
前記ポインタを新たな特定値として設定する第1設定処理と、
前記ポインタに基づいて決定される加算値を前記特定値に加算し、この加算後の数値を新たな特定値として設定する第2設定処理とを少なくとも備えたことを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄を周囲に配置した複数の回転リールと、
前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作に基づき役の抽選(以下、「役抽選」とする。)を行うための役抽選手段と、
前記役抽選手段の役抽選の結果及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備えた遊技機であって、
前記停止制御手段は、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置に応じた前記回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルと、
前記複数の停止テーブルから使用する単一の停止テーブルを選択するテーブル選択手段と、
前記テーブル選択手段が選択した前記単一の停止テーブルを用いて前記回転リールの停止処理を行うリール停止処理手段とを備え、
前記役抽選の抽選結果の一部に対応するパラメータとして第1抽選フラグ値が設けられ、
前記役抽選の抽選結果の前記一部とは異なるものに対応するパラメータとして第2抽選フラグ値が設けられ、
前記テーブル選択手段は、
前記第1抽選フラグ値と第1番目に停止操作が行われた前記回転リールとに対応する特定値を予め定めた所定数の数値の中から取得する特定値取得手段と、
前記特定値と、停止操作が行われた前記回転リールとに対応して、予め定めた所定数の数値の中からポインタを決定するためのポインタ決定テーブルを有し、このポインタ決定テーブルを用いて前記ポインタを決定するポインタ決定手段と、
前記ポインタと前記第2抽選フラグ値とに基づいて、前記ポインタを変更する処理(以下、「特殊処理」とする。)を実行可能な特殊処理手段と、
前記特殊処理後の前記ポインタに基づいて、特定値を新たな特定値に移行するか否かの判定を行う(以下、「特定値移行判定処理」とする。)か、前記単一の停止テーブルを選択するか、又は、前記特定値として新たな特定値を設定する(以下、「特定値変更処理」とする。)かの複数の処理の中から、いずれかの処理を決定する分岐処理のための分岐処理決定手段とを備え、
前記分岐処理において前記特定値移行判定処理により新たな特定値に移行する場合又は前記特定値変更処理により前記新たな特定値が設定された場合には、前記ポインタ決定手段により前記新たな特定値と停止操作が行われた前記回転リールとに基づいて新たなポインタが決定され、この新たなポインタと前記第2抽選フラグ値とに基づいて前記特殊処理が行われ、この特殊処理後のポインタに基づいて前記分岐処理が繰り返され、
前記分岐処理において前記単一の停止テーブルが選択された場合には、前記リール停止処理手段により前記単一の停止テーブルを用いて停止処理が行われ、
前記特定値変更処理では、前記特定値として新たな特定値を設定する複数の処理を有し、前記ポインタに基づいて、いずれかの処理の実行が選択される特定値変更選択処理が設けられ、
前記特定値変更選択処理には、
前記ポインタを新たな特定値として設定する第1設定処理と、
前記ポインタに基づいて決定される加算値を前記特定値に加算し、この加算後の数値を新たな特定値として設定する第2設定処理とを少なくとも備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記第2設定処理において、前記加算値を前記特定値に加算する処理は、現在の前記ポインタと、予め定めた基準値と、現在の前記特定値とを加算し、この加算後の数値の予め定めた桁数の数値を新たな特定値として設定するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
- 前記特定値移行判定処理は、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置が取得され、この図柄位置及び前記ポインタ決定手段により決定された前記ポインタを用いて前記特定値を新たな特定値に移行するか否かの判定が行われるものであり、
前記特定値移行判定処理の結果、前記特定値を新たな特定値に移行しない場合には、前記ポインタを別のポインタに書き換え、当該別のポインタを用いて決定された前記単一の停止テーブルが使用され、
前記特定値移行判定処理の結果、前記特定値を新たな特定値に移行する場合には、現在の特定値に所定の数値を加算した値が新たな特定値として設定され、当該特定値に基づいて、前記ポインタ決定手段により新たなポインタが決定され、このポインタに基づいて前記分岐処理が繰り返されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
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