JP6326015B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる報知手段70が形成されている。この報知手段70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより報知手段70の一種として使用してもよい。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38からあらかじめメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
なお、マックスベットスイッチ34とメダル投入口28との間に、操作手段31として遊技の進行に関与しないスイッチとしてのチャンススイッチのようなものを設けてもよい。そして、この操作手段31としてのチャンススイッチを所定の契機で遊技者に1回又は所定回数以上、操作させることで所定の特典を付与するようにしてもよい。
前記前扉14の下部の後方向(奥方向)には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払出手段24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
前記前扉14の下部には、所定の場合に貯留払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
図2の図柄テーブルに示すように、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68及び端回転リール69の表面には、「バー(BR)、RB(RB)、赤7(R7)、青7(B7)、リプレイ(RP)、ブランク1(B1)、ブランク2(B2)、ブランク3(B3)、ブランク4(B4)」の複数の種々の図柄61が形成されている。本実施の形態では、特に図示していないが、上述した図柄の組み合わせ(いわゆる当選図柄の組み合わせ)により役a、役b、役c、・・等が予め設定されている。
本実施の形態では、上述した図柄の組み合わせを、図柄の並びを直接、全て記憶しているものではなく、役のうちの一部は図柄の並びを直接、予め記憶せずに、所定の数値から図柄の組み合わせを特定することができるように形成されており、この内容は後で詳細に説明する。
もちろん、これに限定されるものではなく、この図2に示すテーブル(いわゆる図柄配列テーブル)自体をそのままデータとして記憶しても良いものである。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
サブ制御装置300では、ストップスイッチ50の停止操作順序や当選図柄等を報知することによって役に係る図柄61の組み合わせを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)状態が設けられている。このAT状態は、主にサブ制御装置300により制御される。
上記アシストタイム(AT)状態は、通常状態(非アシストタイム状態)よりも遊技者に利益となる特典を付与する可能性が高い特別状態となるように形成されている。
AT状態の開始に伴ってAT中通常状態が開始されるものであり、AT中上乗せ演出状態において上乗せ演出(上乗せ遊技)が実行可能となっている。
また、メイン制御装置110とサブ制御装置300とに対する各手段の配置(振り分け、区切り)は、上述したものに限定されるものではなく、種々の配置(振り分け、区切り)にすることができる。例えば、リールユニット60及び貯留払出手段24もサブ制御装置300で制御するようにして、メイン制御装置110には、遊技の勝ち負けを決定する機能を有する役抽選手段120又は役抽選の乱数抽出の判断処理を行う部分のみ残して、当該決定に基づく遊技進行や演出進行を行う他の全ての手段を、サブ制御装置300に配置するようなことも可能となる。
以上の構成をもって、メイン制御装置110は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段120により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間(4.1秒)が経過すると、4個すべての回転リール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(RB)中も上記規定数が3に設定されているが、もちろん、これに限定されることなく、ボーナス遊技中のみ規定数2に設定してもよい。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、4個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、4個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、4個すべての回転リール62の回転が停止する。
このボーナス状態は、移行役としてのボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせ(例えば、「バー、バー、バー、RB」)が有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組み合わせが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
なお、役物におけるボーナスの種類として、RBの1種類と、SB1〜SB4の4種類とが設けられてある。
ボーナス制御手段180は、ボーナス遊技、具体的には、RB状態を制御するものである。
上乗せ演出決定実行手段390は、AT中の上乗せ演出が実行される上乗せ遊技において、所定の契機(具体的には、上乗せ遊技中の毎回の遊技におけるスタートスイッチ40の操作タイミングの契機、なお、上乗せ遊技中の役抽選の結果、予め定めた所定役の当選を契機としてもよい)により、特別状態(AT)の上乗せの有無及びその上乗せされる特別状態のメダルの獲得規定枚数を抽選(上乗せ遊技獲得抽選)により決定するものである。
具体的には、特別状態決定手段200は、後述する獲得規定枚数カウント手段210がカウントした獲得規定枚数が所定のメダル枚数(具体的には0枚)に到達したことを条件として特別状態の遊技区間を終了させる。
なお、後述する移行抽選手段330の移行抽選に当選した場合、特別状態決定手段200により、特別状態(AT)中に獲得可能な最大のメダル枚数(初期獲得規定枚数)が設定される。
獲得規定枚数カウント手段210は、特別状態の遊技区間中に獲得規定枚数を減算(又は加算)によりカウントするためのものである。
獲得規定枚数カウント手段210は、特に図示していないが、メダルの払い出しが行われるごとに、獲得規定枚数から払出枚数を減算する演算手段と、この演算手段により算出された数値を記憶する記憶手段とを備えているものである。
また、この初期獲得規定枚数は、予め360枚に設定されてあるが、特にこれに限定されるものではなく、360枚未満、又は、360枚を越える枚数であってもよいものである。また、この初期獲得規定枚数は、乱数を用いた抽選により毎回、決定してもよい。
また、獲得規定枚数カウント手段210は、上述したように初期獲得規定枚数から払出枚数を減算するものに限定されるものではなく、遊技者に対するメダルの払出が行われるごとに、当初の0枚から払出枚数を加算するようにして、所定の獲得規定枚数に到達することで特別状態を終了させるように特別状態決定手段200により判定されるようにしてもよい。
獲得規定枚数カウント手段210がカウントした獲得規定枚数が所定の枚数(具体的には0枚)に到達したことを条件として特別状態決定手段200が特別状態の遊技区間の終了を決定する。
移行抽選手段330は、予め定められた移行抽選確率を用いて非AT中に移行抽選を行うものであり、特別状態としてのAT状態へ移行するか否かを抽選(移行抽選)で決定するものである。具体的には、移行抽選手段330は、非AT中、毎回の遊技において移行抽選を行うように設定されている。もちろん、移行抽選を実施する契機は、これに限定されるものではなく、他の所定の契機(例えば、所定の状態が開始又は終了するタイミングや、所定の契機から所定の遊技回数が経過したタイミング、所定の役当選時等)でもよいものである。
サブ制御装置300は、受信手段310及びAT制御手段320の各手段を有する。
受信手段310は、送信手段260からの信号を受信するものである。
AT制御手段320は、AT状態の演出を制御するものである。具体的には、AT制御手段320は、表示演出実行手段370を備えている。
表示演出実行手段370は、表示装置84により行われる表示演出を実行するためのものである。
以上の構成をもって、サブ制御装置300は、メイン制御装置110からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
開始制御手段135は、遊技者によるスタートスイッチ40の操作により、全回転リール62の回転を開始させ、予め定めた所定の回転速度に到達した状態で、当該回転速度を維持するように設定されている。
テーブル選択手段500は、役抽選の結果と第1番目に停止操作(第1停止操作)が行われた回転リール62とに対応する特定値(CW)を取得する特定値取得手段520と、この特定値(CW)及び停止操作が行われた回転リール62に基づいて予め定めたポインタを決定するポインタ決定手段540と、パラメータに基づいて複数の処理の中から特定の処理を決定する分岐処理を行う分岐処理決定手段560と、複数の処理の1つであって後述する特定値移行判定処理を行うための特定値移行判定手段680と、複数の処理の1つであってポインタに基づいて単一の停止テーブル440を取得する停止テーブル取得処理を実施するための停止テーブル取得手段620と、特定値、役抽選結果、停止操作リール及び回転リール62の停止操作順序により特定値を新たに取得可能な特定値再取得手段570と、内部中であって、且つ所定の役抽選結果(具体的には、FPLが37〜66)である場合に共通して停止制御を行うための共通制御処理手段610と、停止操作順序に関連した停止制御を行うための第1停止正解処理手段630とを備えている。
ここで、「役抽選の結果」とは、小役等(リプレイ等)の抽選結果に対応するフラグポインタとしての第1抽選フラグ値(FPL)と、役物に関連する第2抽選フラグ値(FPH)との両方を意味するものであって、役抽選の抽選結果により、第1抽選フラグ値(FPL)及び第2抽選フラグ値(FPH)は、役抽選の役抽選結果に対応する16進数の1桁又は2桁の数値(00、01、02・・・等、なお、実質1桁の値も表記上は2桁の数値として表記)として決定されているものである。
特定値取得手段520は、この特定値取得テーブルを用いて、役抽選の抽選結果(第1抽選フラグ値(FPL)及び第2抽選フラグ値(FPH))と、第1停止操作の回転リール62とにより、予め定めた所定数の数値の中から特定値(CW)を取得する(図7参照)。
本実施の形態では、特定値(CW)は、図7では、9E、0F、10、11・・等と表示され、16進数からなる数値である。もちろん、特定値(CW)は、これらの16進数の数値に限定されるものではなく、所定の順番に並ぶ数値や、記号であれば、他の数値や、記号等であってもよいものである。
このポインタ決定手段540が決定するポインタは、大分類として、その数値範囲により2つに分類される。具体的には、ポインタは、その数値(16進数)範囲が「00」〜「04」(「00」以上且つ「04」以下)である停止テーブルポインタ(BTRP)と、その数値範囲が「05」〜「0A」(「05」以上且つ「0A」以下)である移行判定ポインタ(BTRG)との2つに分類される(図12参照)。
分岐処理決定手段560は、ポインタ決定手段540により決定されたポインタが、複数の処理のそれぞれの処理に対応して予め設定されたポインタの範囲(ポインタ範囲)のいずれのポインタ範囲に含まれるかに基づいて、複数の処理の中から、いずれかの処理を選択するように形成されている。
具体的には、分岐処理決定手段560は、ポインタに基づいて、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行(設定)するか否かの判定を行う(特定値移行判定処理)か、又は、単一の停止テーブルを取得するか(停止テーブル取得処理)の複数の処理の中から、いずれかの処理を決定する分岐処理を行っている。
分岐処理決定手段560が決定する複数の処理には、上述したように停止テーブル取得処理と、特定値移行判定処理との主に2つからなる。
停止テーブル取得処理では、ポインタ決定手段540により決定されたポインタ(停止テーブルポインタ(BTRP))に基づいて停止データテーブル(図11参照)を用いて単一の停止テーブル440が選択される。
特定値移行判定手段680は、特定値移行判定処理を実行するものである。
特定値移行判定処理では、ストップスイッチ50が停止操作されたときの回転リール62の図柄位置が取得され、この図柄位置及びポインタ決定手段540により決定されたポインタ(移行判定ポインタ(BTRG))を用いて移行判定データテーブル(図10参照)により特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行するか否かの判定、いわゆる特定値移行判定が行われる。
移行判定関連テーブル(図9参照)は、移行判定ポインタ(BTRG)と、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行させるか否かの判定(特定値移行判定)の結果、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行させる場合に用いる移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)との関係を示すものである。後述する特定値移行判定手段680は、移行判定関連テーブルを用いて、移行判定ポインタ(BTRG)における移行テーブルポインタ(移行P)と、移行判定ポインタ(BTRG)における停止テーブルポインタ(BTRP)とを取得する。
具体的には、特定値移行判定の結果、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行する場合(移行判定データテーブルで移行判定値として「0」が成立している場合)には、現在の特定値(CW)に所定の数値(具体的には、「1」)を加算した値が新たな特定値(CW)として設定され、当該新たな特定値(CW)に基づいて、ポインタ決定手段540により新たなポインタが決定され、このポインタに基づいて分岐処理が繰り返される。
先ず、特定値再取得手段570は、特殊処理において、下記のような処理を行う。
特定値再取得手段570は、特殊処理(特殊処理1、特殊処理2)に関連する重複当選役が当選した際、停止操作順序が第1番目の第1停止操作から停止操作順序が第(n−1)番目の停止操作である第(n−1)停止操作までは、第5停止テーブルを用いるための第5特定値(具体的には、CWが14又は16)を新たに取得し、停止操作順序が第n番目の第n停止操作は、第4停止テーブルを用いるための第4特定値(具体的には、CWが15又は17)を新たに取得するように形成されている(図13、図14参照)。なお、ここで、上記nは、本実施の形態において具体的には、n=4であるが、特にこれに限定されるものではなく、n=2以上の整数であれば成立可能なものである。
なお、ここで、図柄として、第4特定図柄及び第5特定図柄の少なくとも2種類設けられ、第4特定図柄及び第5特定図柄は、いずれの停止操作タイミングでも有効ライン上に停止可能となるように各回転リール62上に配置されている。役には、複数の役が重複して当選する重複当選役が設けられ、この重複当選役は、1個の第4特定図柄と、残りの(n−1)個の第5特定図柄との組み合わせの複数の当選図柄により形成されている。
本実施の形態では、具体的には、特定値(CW)が14又は15の場合、第4特定図柄は、青7(B7)に設定され、第5特定図柄は、リプレイ(RP)に設定され、また、特定値(CW)が16又は17の場合、第4特定図柄は、バー(BR)/ブランク3(B3)/RB(RB)/ブランク4(B4)に設定され、第5特定図柄は、リプレイ(RP)に設定されている。
特定値再取得手段570は、重複当選役が当選した際の第1停止不正解処理において、停止操作順序が第1番目の第1停止操作から停止操作順序が第(n−1)番目の停止操作である第(n−1)停止操作までは、第2停止テーブルを用いるための第2特定値(具体的には、CWが、88、8B、8E又は91)を新たに取得し、第n停止操作は、停止操作タイミングが適正な場合、第1特定図柄を有効ライン86上に停止させるための第1特定値(具体的には、CWが89、8C、8F又は92)を新たに取得し、第n停止操作は、停止操作タイミングが不適正な場合、第2特定図柄以外のハズレとなる図柄61を有効ライン86上に停止させるための第3特定値(具体的には、CWが8A、8D、90又は93)を新たに取得するように形成されている。なお、ここで、上記nは、本実施の形態において具体的には、n=4であるが、特にこれに限定されるものではなく、n=2以上の整数であれば成立可能なものである。
ストップスイッチが停止操作されたときの回転リールの図柄位置に応じた回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルが設けられている。第2特定図柄を有効ライン上に停止させるための第2停止テーブルと、停止操作タイミングが適正な場合に第1特定図柄を有効ライン上に停止させるための第1停止テーブルと、停止操作タイミングが不適正な場合に第1特定図柄以外の図柄を有効ライン上に停止させるための第3停止テーブルとが各回転リールの停止テーブルとして設けられている。
本実施の形態では、具体的には、特定値(CW)が88〜8Aの場合、第1特定図柄は、バー(BR)に設定され、第2特定図柄は、リプレイ(RP)に設定され、また、特定値(CW)が8B〜8Dの場合、第1特定図柄は、ブランク3(B3)に設定され、第2特定図柄は、リプレイ(RP)に設定され、また、特定値(CW)が8E〜90の場合、第1特定図柄は、RB(RB)に設定され、第2特定図柄は、リプレイ(RP)に設定され、また、特定値(CW)が91〜93の場合、第1特定図柄は、ブランク4(B4)に設定され、第2特定図柄は、リプレイ(RP)に設定されている(図17,図18参照)。
第1停止正解処理手段630は、第1停止正解時の停止処理に関連した停止制御を行うためのものである。具体的には、第1停止正解処理手段630は、第1停止の停止操作順序が適正な場合に、それ以後の停止制御処理について定めているものである(図20〜図25参照)。
図5に示すように、メイン制御装置110における移行状態は、通常状態と、内部当選状態(RT1状態、RB当選中状態)と、ボーナス状態(RB状態)と、SB状態とがある。
SB状態は、いわゆるシングルボーナスであって、通常状態から移行可能なものであって、遊技回数1回のみ行われ、当選しても入賞しない場合には、当選の権利(当選フラグ)は、次の遊技に持ち越されない。
なお、本実施の形態では、メイン制御装置110がRB状態及びSB状態以外(すなわち、通常状態及び内部当選状態)であって、且つ、サブ制御装置300がAT状態以外の状態(すなわち、非AT状態)が、通常遊技となっている。
特別状態(AT)へ移行すると、AT中通常状態となる。このAT中通常状態において、上乗せ演出決定実行手段390により、AT中上乗せ演出状態へ移行するか否かの抽選において、AT中上乗せ演出状態へ移行することに当選した場合、AT中上乗せ演出状態への移行が決定され、AT中上乗せ演出状態(上乗せ遊技)への移行が実施される。
AT中上乗せ演出状態において、上乗せ遊技が実行される。
図7に示すように、特定値取得テーブルでは、役抽選の結果(具体的には、第1抽選フラグ値(FPL:小役を含めた当選役を表すフラグポインタ)及び第2抽選フラグ値(FPH:ボーナス等の役物に関するフラグポインタ))と、第1停止操作が行われた回転リール62(左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68、端回転リール69)とに対応する特定値(CW)が設定されている。この特定値取得テーブルは、特定値取得手段520に記憶されている。特定値取得手段520により、この特定値取得テーブルを用いて、役抽選結果(第1抽選フラグ値(FPL)及び第2抽選フラグ値(FPH))と、第1停止操作の回転リール62とにより、特定値(CW)が取得されるものである。
図9に示すように、移行判定関連テーブルでは、移行判定ポインタ(BTRG)に関連して、移行テーブルポインタ(移行P)と、停止テーブルポインタ(BTRP)とが対応付けられている。
分岐処理決定手段560は、特定値移行判定処理において、この移行判定データテーブルを用いて、ストップスイッチ50を操作したときの図柄番号と、移行テーブルポインタ(移行P)とにより決定される移行判定値が「0」の場合、特定値(CW)を新たな特定値(CW)に移行させる。具体的には、現在の特定値(CW)に1を加算した値に更新したものを新たな特定値(CW)とする(書き換える)。
そして、第4番目に停止操作する第4停止操作(最終停止操作)では、特定値15のデータを使用して、各回転リール62の中段位置に、青7(B7)を停止させるポインタ(BTRP)を採取する。これにより、有効ライン86としての中段ラインに青7(B7)が停止する。
結果として、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68、端回転リール69における有効ライン86上の停止図柄の組み合わせは、「RP、RP、RP、BR/B3/RB/B4」、「RP、RP、BR/B3/RB/B4、RP」、「RP、BR/B3/RB/B4、RP、RP」、「BR/B3/RB/B4、RP、RP、RP」のいずれかとなる。この4種類の図柄の組み合わせは重複当選役であって、いずれも入賞となるものであり、必ず入賞することになる。
役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「07」〜「36」の範囲である場合には、ボーナス(RB)の当選フラグが成立しているか否(内部中か非内部中か)にかかわらず、第1判定処理が行われる。
役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「37」〜「66」の範囲であって、ボーナス(RB)の当選フラグが成立していない(非内部中である)場合には、第1停止判定処理(図16参照)が行われる。
役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「37」〜「66」の範囲であって、ボーナス(RB)の当選フラグが成立している(内部中である)場合には、共通制御処理(図19参照)が行われる。
図16右端の停止操作順序ビット(2進数表記)の数値が、特定値(CW)欄の第1停止操作の停止操作順序が正解の位置を示している。具体的には、停止操作順序ビット「0001」(すなわち「1」)の領域では、特定値(CW)欄の点線で囲んだ「1」の領域が、左回転リール64にあることで、当該領域では、第1停止操作は左回転リール64が正解停止操作であることを意味する。これにより、役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「07」〜「0C」と、「1F」〜「24」と、「37」〜「3C」と、「4F」〜「54」との領域では、第1停止操作は、左回転リール64が正解の停止操作であることを意味する。
失敗ビットは、「0000」「0001」「0010」「0011」(いずれも2進数表記)の4種類設けてあり、これらは、順に「0」「1」「2」「3」(10進数表記)の数値にして、図16の特定値(CW)の欄のうちの第1停止操作判定の正解停止操作に用いた点線で囲んだ領域以外の箇所に記載されている。この停止操作順序に失敗した場合のデータと、役抽選結果の一部の第1抽選フラグ値(FPL)とにより、特定値範囲が設定されるものである(図17(A)(B)参照)。
また、役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「07」〜「1E」と、「37」〜「4E」とでは、失敗ビットが「0001」では、特定値(CW)範囲は、「8B」〜「8D」(すなわち、「8B」「8C」又は「8D」)に設定されている。役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「07」〜「1E」と、「37」〜「4E」とでは、失敗ビットが「0010」では、特定値(CW)範囲は、「8E」〜「90」(すなわち、「8E」「8F」又は「90」)に設定されている。役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「07」〜「1E」と、「37」〜「4E」とでは、失敗ビットが「0011」では、特定値(CW)範囲は、「91」〜「93」(すなわち、「91」「92」又は「93」)に設定されている。
また、役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「1F」〜「36」と、「4F」〜「66」とでは、失敗ビットが「0010」では、特定値(CW)範囲は、「8B」〜「8D」(すなわち、「8B」「8C」又は「8D」)に設定されている。役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「1F」〜「36」と、「4F」〜「66」とでは、失敗ビットが「0001」では、特定値(CW)範囲は、「8E」〜「90」(すなわち、「8E」「8F」又は「90」)に設定されている。役抽選結果の一部である第1抽選フラグ値(FPL)が「1F」〜「36」と、「4F」〜「66」とでは、失敗ビットが「0000」では、特定値(CW)範囲は、「91」〜「93」(すなわち、「91」「92」又は「93」)に設定されている。
例えば、当該重複当選役が当選し、この特定値「88」〜「8A」を用いる場合には、停止操作順番が最終停止以外(第1〜第3停止操作)では、特定値「88」を用い、停止操作した回転リール62の中段にリプレイ(RP)を停止して、停止操作順序が最終停止(第4停止操作)の場合は、特定値「89」を用い、この特定値「89」では、停止操作タイミングによっては、当選図柄を停止させることができずにハズレ図柄となる、いわゆる「こぼし」が発生するものであり、図10の移行判定データテーブルを用いた特定値移行判定処理が行われる。特定値移行判定処理により当選図柄を停止させることができる停止タイミングであれば、特定値「89」をそのまま用いて、バー(BR)を停止させ、入賞させることができるが、特定値移行判定処理により当選図柄を停止させることができない停止タイミングであれば、特定値「89」に「+1」が加算され、特定値「8A」に更新され、当該「8A」に基づく停止制御が行われ、ハズレ図柄が揃うことになる。
ここで、処理1が選択された場合、図20の停止操作順序ポインタ取得テーブルで取得された停止操作順序ポインタ(ATP)に基づいて、図23の停止操作順序正解不正解ポインタ決定テーブルにより、ポインタが決定される。
また、処理2が選択された場合、図20の停止操作順序ポインタ取得テーブルで取得された停止操作順序ポインタ(ATP)に基づいて、図22の停止操作順序ポインタ変更処理テーブルにより、停止操作順序ポインタ(ATP)の変更処理が行われる。
ここで、停止操作順序ポインタ(ATP)と、停止操作した回転リール62とにより、停止操作した順番が正解のときは、ポインタが「00」〜「04」の範囲から選択されたものとなり、当該値が停止テーブルポインタ(BTRP)となって、対応する単一の停止テーブルにより停止処理が行われる。
また、停止操作順序ポインタ(ATP)と、停止操作した回転リール62とにより、停止操作した順番が不正解のときは、ポインタが、「0B」「0C」「0D」又は「0E」のいわゆる停止操作順序不正解ポインタとなる。
ステップ112において、メイン制御装置110により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御装置110により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ113に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ112となる。
なお、このステップ112の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御装置110により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数3に達しているか否かの判定が行われる。
ステップ113において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。この役抽選処理により、当選番号が決定される。さらに、移行抽選手段330により、移行抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選及び移行抽選の結果がメイン制御装置110からサブ制御装置300へ送信される。これらの処理が終了すると、次のステップ114に進む。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御装置110の送信手段260からサブ制御装置300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、全ての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ115に進む。
図26に示すフローチャートでは、一般的な遊技制御処理全体にわたって説明していたが、図27〜図29に示すフローチャートでは、停止制御処理に特化して説明する。
図27に示すフローチャートに基づいて、停止操作処理について説明する。
先ず、ステップ311において、遊技者によりスタートスイッチ40の操作が行われてON状態となる。そして、次のステップ312に進む。
ステップ312において、役抽選手段120により、役抽選処理が行われる。そして、次のステップ313に進む。
ステップ314において、遊技者により、第1番目の停止操作となるストップスイッチ50が操作されることで、第1停止操作としてのストップスイッチ50が作動(ON状態となる)する。そして、次のステップ315に進む。
ステップ315において、特定値取得手段520により、役抽選の結果の全部である第1抽選フラグ値(FPL)及び第2抽選フラグ値(FPH)と、第1停止操作の回転リール62とに基づいて特定値(CW)が取得される(図7参照)。そして、次のステップ316に進む。
ステップ317において、特定値取得手段520により取得された特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理が行われる。最終的には、単一の停止テーブル440が選択される。この種々の処理の内容は後で詳細に説明する(図28参照)。そして、次のステップ318に進む。
ステップ318において、取得された単一の停止テーブル440を用いて、リール停止処理手段600により、第1停止操作の回転リール62の停止処理が行われる。具体的には、取得された停止テーブル440により算出された滑りコマ数の分だけ回転リール62の回転移動が行われる。そして、次のステップ319に進む。
ステップ320において、現在の特定値(CW)及び停止操作した回転リール62に対応した種々の処理が行われる。最終的には、単一の停止テーブル440が選択される。この種々の処理の内容は後で詳細に説明する(図28参照)。そして、次のステップ321に進む。
ステップ322において、全ての回転リール62が停止したか否かが判定される。全ての回転リール62が停止していないと判定された場合、ステップ319に戻り、全ての回転リール62が停止していると判定された場合、当該処理は終了する。
先ず、ステップ511において、ポインタ決定手段540により、ポインタ決定テーブル542(図8参照)を用いて、現在の特定値(CW)と、停止操作した回転リール62の種類(左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68、端回転リール69)とに対応したポインタが決定される。そして、次のステップ512に進む。
具体的には、ポインタの数値が、いずれの処理に対応する範囲となるか判定されるものである。
また、ポインタとしての16進数の数値が「05」以上且つ「0A」以下(「05」〜「0A」)の場合は、特定値移行判定処理と判定されてステップ515に進む。
ステップ514において、停止データテーブル420(図11)により取得された単一の停止テーブル440を用いて、ストップスイッチ50を操作した図柄番号に対応する滑りコマ数(0、1、2、3又は4)を取得(算出)する。そして、当該処理が終了する。
ステップ517において、現在の特定値(CW)の数値(16進数)に1を加算し、その加算後の数値を新たな特定値(CW)とする(更新する)。そして、ステップ511に戻る。
ステップ613において、特殊処理2が行われる。この特殊処理2は、図14に示す特殊処理2テーブルを用いて、最終停止操作以外(第1〜第3停止操作)では、特定値(CW)として、「16」が採取されて、停止操作した回転リール62の中段にリプレイ(RP)を停止させる。そして、最終停止操作(第4停止操作)では、特定値(CW)として「17」が採取されて、停止操作した回転リール62の中段に、バー(BR)、ブランク3(B3)、RB(RB)又はブランク4(B4)のいずれか1つの図柄を停止させるものである。これにより、重複当選役である当選図柄の組み合わせ(BR/B3/RB/B4、RP、RP、RP)、(RP、BR/B3/RB/B4、RP、RP)、(RP、RP、BR/B3/RB/B4、RP)、(RP、RP、RP、BR/B3/RB/B4)のいずれかを揃えることができる。そして、当該処理が終了する。
ステップ614で現在の遊技状態が内部中であり、且つ、第1抽選フラグ値(FPL)が「37」〜「66」でないと判定された場合は、ステップ616において、第1停止正解処理手段630により、第1停止操作順序が正解か否かの判定が行われる。第1停止操作順序が正解であると判定された場合、ステップ618に進み、第1停止操作順序が不正解であると判定された場合、ステップ617に進む。
ステップ621において、全ての回転リール62の停止処理が終了したか否かが判定される。そして、全ての回転リール62の停止処理が終了していないと判定された場合、ステップ618に戻り、終了していると判定された場合、この特別停止制御処理が終了する。
本実施の形態では、特定値取得手段520により特定値を取得した後は、特定値が所定値であるか否かにより、停止操作順序に基づいて特定値を直接変更しない通常停止制御処理と、停止操作順序に基づいて特定値を直接変更可能な特別停止制御処理とに分け、停止操作処理に停止操作順序が強く影響する停止処理を通常停止制御処理とは異なる停止処理となるように別途規定することで処理の効率化、データ圧縮化を図り、通常停止制御処理だけでは、データテーブルの容量が膨大となることを回避し、データ量を削減することができる。
分岐処理決定手段560が、このポインタに基づいて、新たな特定値を設定するか又は単一の停止テーブル440を選択するかの複数の分岐処理の中から、いずれかの分岐処理を決定する。
また、前記分岐処理において、新たな特定値が設定された場合には、ポインタ決定手段540が、この新たな特定値と停止操作が行われた回転リール62とに基づいて新たなポインタを決定する。この新たなポインタに基づいて、上述したものと同様の分岐処理が繰り返される。そして、最終的には単一の停止テーブル440が選択されることで、リール停止処理手段600が、選択された停止テーブル440を用いて回転リール62の停止処理を行う。
分岐処理の結果がいずれの場合であっても、最終的に単一の停止テーブル440が選択されることで、リール停止処理手段600により、その停止テーブル440を用いて、回転リール62の停止処理が行われる。
本実施の形態によれば、内部中であるか否かにより停止制御処理の内容を変更することができ、現在の遊技状態が内部中であることを停止制御処理の相違により、遊技者に類推させることができる。停止制御処理の装置を、内部中であるか否かを遊技者に報知する報知演出の一種として用いることができる。これにより、当該遊技の抽選が外れであって、当選しなかった場合であって当選図柄を有効ライン86上に停止させることができないような場合であっても、停止制御の相違を判断することで、遊技状態を知ることができるという新たな楽しみを提供することができる。
具体的には、本実施の形態では、停止操作順番により停止処理を当初から分断していない。すなわち、第1停止操作の場合は、最初から第1停止操作用の停止テーブルを設けて、当該停止テーブルによる停止処理を行うような停止操作順番毎に最初から停止処理を分断して処理するようなことをしていない。
本実施の形態では、特定値と、停止操作順序とにより規定される停止操作順序ポインタ(ATP)という停止操作順序が反映された新たなパラメータを作成し、当該パラメータ(停止操作順序ポインタ(ATP))と、停止操作した回転リール62とにより、停止操作順序が正解のポインタ(停止操作順序正解ポインタ)と、停止操作順序が不正解のポインタ(停止操作順序不正解ポインタ)とを作成して、それぞれ停止処理を行っている。このように、当初は停止操作順序が反映された共通のパラメータを用いることで、停止操作順序の相違により、最初から停止制御処理を分断して行うようなものと比較して、共通処理部分の割合が多くなり、全体として処理の効率化を図ることができ、少ない記憶容量で、処理を容易なものにすることができる。
すなわち、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68、端回転リール69における有効ライン86上の停止図柄の組み合わせとして、「RP、RP、RP、B7」、「RP、RP、B7、RP」、「RP、B7、RP、RP」、「B7、RP、RP、RP」のいずれかとなる4種類の図柄の組み合わせを有する重複当選役を有している。
さらに、上記リプレイ(RP)及び青7(B7)は、いずれの停止操作タイミングでも有効ライン86上に停止可能となるように各回転リール上に配置されている(図2参照)。
上述したような当選図柄の組み合わせ、リール上の図柄配置を有することにより、各回転リール62で2種類の停止テーブル440を用意するだけでよい。具体的には、左回転リール64で停止テーブル440「02」及び「04」、中回転リール66で停止テーブル440「04」及び「02」、右回転リール68で停止テーブル440「01」及び「04」、端回転リール69で停止テーブル440「04」及び「02」だけでよい(図13参照)。すなわち、このような2種類の停止テーブル440を用いるための特定値(CW)である「14」及び「15」だけで、リプレイ(RP)及び青7(B7)における全ての当選図柄の組み合わせを停止させることができ、結果として、データ容量の削減を図ることができる。
すなわち、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68、端回転リール69における有効ライン86上の停止図柄の組み合わせとして、「RP、RP、RP、BR/B3/RB/B4」、「RP、RP、BR/B3/RB/B4、RP」、「RP、BR/B3/RB/B4、RP、RP」、「BR/B3/RB/B4、RP、RP、RP」のいずれかとなる当選図柄の組み合わせを有する重複当選役を有している。
さらに、上記リプレイ(RP)と、バー(BR)/ブランク3(B3)/RB(RB)/ブランク4(B4)とは、いずれの停止操作タイミングでも有効ライン86上に停止可能となるように各回転リール上に配置されている(図2参照)。なお、バー(BR)/ブランク3(B3)/RB(RB)/ブランク4(B4)は、この4個の図柄のいずれの図柄でもよいことを意味しており、実質的にはこの4個の図柄のグループで1種類の図柄と見ることが可能なものである。
具体的には、例えば、特定値「88」〜「8A」で処理される重複当選役として、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68、端回転リール69における有効ライン86上の停止図柄の組み合わせとして、「RP、RP、RP、BR」、「RP、RP、BR、RP」、「RP、BR、RP、RP」、「BR、RP、RP、RP」のいずれかとなる4種類の図柄の組み合わせを有する重複当選役を有している。すなわち、1個のBRと、残りのRPとの全ての組み合わせとなるような複数の当選図柄の組み合わせとなっている。
さらに、上記リプレイ(RP)は、いずれの停止操作タイミングでも有効ライン86上に停止可能となるように各回転リール上に配置されているが、バー(BR)は、停止操作タイミングによっては、当選図柄を有効ライン86上に停止させることができない、いわゆる「こぼし」が発生するものである(図2参照)。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
31 操作手段 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ H 端ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
69 端回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
100 制御装置 110 メイン制御装置
120 役抽選手段 130 リール制御手段
135 開始制御手段 140 停止制御手段
160 通常状態制御手段 170 RT制御手段
180 ボーナス制御手段 200 特別遊技終了決定手段
210 獲得規定枚数カウント手段 230 フリーズ演出制御手段
245 リール演出実行手段 250 払出制御手段
260 送信手段 300 サブ制御装置
310 受信手段 320 AT制御手段
330 移行抽選手段 370 表示演出実行手段
390 上乗せ演出決定実行手段 400 停止テーブル記憶手段
420 停止データテーブル 440 停止テーブル
500 テーブル選択手段 520 特定値取得手段
540 ポインタ決定手段 542 ポインタ決定テーブル
560 分岐処理決定手段 570 特定値再取得手段
600 リール停止処理手段 610 共通制御処理手段
620 停止テーブル取得手段 630 第1停止正解処理手段
680 特定値移行判定手段
Claims (4)
- 複数の図柄を周囲に配置したn個(ここで、nは2以上の整数)の回転リールと、
前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作に基づき役の抽選(以下、「役抽選」とする。)を行うための役抽選手段と、
前記役抽選手段の前記役抽選の結果及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備え、
前記役抽選手段の前記役抽選により当選している役の図柄の組み合わせ(以下、「当選図柄の組み合わせ」とする。)を所定のライン(以下、「有効ライン」とする。)上に停止させた場合に遊技者に所定の利益を付与可能に形成された遊技機であって、
図柄として、第1特定図柄及び第2特定図柄の少なくとも2種類設けられ、
前記第2特定図柄は、いずれの前記停止操作タイミングでも前記有効ライン上に停止可能となるように各回転リール上に配置され、
前記役には、複数の役が重複して当選する重複当選役が設けられ、
前記重複当選役は、1個の前記第1特定図柄と、残りの(n−1)個の前記第2特定図柄との組み合わせの複数の当選図柄により形成され、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置に応じた前記回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルが設けられ、
前記第2特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第2停止テーブルと、停止操作タイミングが適正な場合に前記第1特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第1停止テーブルと、停止操作タイミングが不適正な場合に前記第1特定図柄以外の図柄を前記有効ライン上に停止させるための第3停止テーブルとが各回転リールの前記停止テーブルとして設けられ、
前記停止制御手段は、前記重複当選役が当選した際、
停止操作順序が第1番目の停止操作である第1停止操作から、停止操作順序が第(n−1)番目の停止操作である第(n−1)停止操作までは、前記第2停止テーブルを用いて停止制御を行い、
第n停止操作は、
停止操作タイミングが適正な場合、第1停止テーブルを用いて停止制御を行うとともに、
停止操作タイミングが不適正な場合、第3停止テーブルを用いて停止制御を行うように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄を周囲に配置したn個(ここで、nは2以上の整数)の回転リールと、
前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作に基づき役の抽選(以下、「役抽選」とする。)を行うための役抽選手段と、
前記役抽選手段の前記役抽選の結果及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備え、
前記役抽選手段の前記役抽選により当選している役の図柄の組み合わせ(以下、「当選図柄の組み合わせ」とする。)を所定のライン(以下、「有効ライン」とする。)上に停止させた場合に遊技者に所定の利益を付与可能に形成された遊技機であって、
図柄として、第1特定図柄及び第2特定図柄の少なくとも2種類設けられ、
前記第2特定図柄は、いずれの前記停止操作タイミングでも前記有効ライン上に停止可能となるように各回転リール上に配置され、
前記役には、複数の役が重複して当選する重複当選役が設けられ、
前記重複当選役は、1個の前記第1特定図柄と、残りの(n−1)個の前記第2特定図柄との組み合わせの複数の当選図柄により形成され、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置に応じた前記回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルが設けられ、
前記第2特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第2停止テーブルと、停止操作タイミングが適正な場合に前記第1特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第1停止テーブルと、停止操作タイミングが不適正な場合に前記第1特定図柄以外の図柄を前記有効ライン上に停止させるための第3停止テーブルとが各回転リールの前記停止テーブルとして設けられ、
前記停止制御手段は、
前記複数の停止テーブルから使用する単一の停止テーブルを選択するテーブル選択手段と、
前記テーブル選択手段が選択した前記単一の停止テーブルを用いて前記回転リールの停止処理を行うリール停止処理手段とを備え、
前記テーブル選択手段は、
前記役抽選の結果と第1番目に停止操作が行われた前記回転リールとに対応する特定値を取得する特定値取得手段と、
前記特定値、前記役抽選結果、停止操作が行われた前記回転リール及び前記回転リールの停止操作順序により前記特定値を新たに取得可能な特定値再取得手段とを備え、
前記特定値再取得手段は、前記重複当選役が当選した際、
停止操作順序が第1番目の第1停止操作から停止操作順序が第(n−1)番目の停止操作である第(n−1)停止操作までは、前記第2停止テーブルを用いるための第2特定値を新たに取得し、
第n停止操作は、停止操作タイミングが適正な場合、前記第1特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第1特定値を新たに取得し、
第n停止操作は、停止操作タイミングが不適正な場合、前記第2特定図柄以外のハズレとなる図柄を前記有効ライン上に停止させるための第3特定値を新たに取得するように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄を周囲に配置したn個(ここで、nは2以上の整数)の回転リールと、
前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作に基づき複数の役から役の抽選(以下、「役抽選」とする。)を行うための役抽選手段と、
前記役抽選手段の前記役抽選の結果及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備え、
前記役抽選手段の前記役抽選により当選している役の図柄の組み合わせ(以下、「当選図柄の組み合わせ」とする。)を所定のライン(以下、「有効ライン」とする。)上に停止させた場合に遊技者に所定の利益を付与可能に形成された遊技機であって、
図柄として、第4特定図柄及び第5特定図柄の少なくとも2種類設けられ、
前記第4特定図柄及び第5特定図柄は、いずれの前記停止操作タイミングでも前記有効ライン上に停止可能となるように各回転リール上に配置され、
前記役には、複数の役が重複して当選する重複当選役が設けられ、
前記重複当選役は、1個の前記第4特定図柄と、残りの(n−1)個の前記第5特定図柄との組み合わせの複数の当選図柄により形成され、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置に応じた前記回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルが設けられ、
前記第4特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第4停止テーブルと、前記第5特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第5停止テーブルとが各回転リールの前記停止テーブルとして少なくとも設けられ、
前記停止制御手段は、前記重複当選役が当選した際、
停止操作順序が第1番目の停止操作である第1停止操作から、停止操作順序が第(n−1)番目の停止操作である第(n−1)停止操作までは、前記第5停止テーブルを用いて停止制御を行い、
停止操作順序が第n番目の停止操作である第n停止操作は、前記第4停止テーブルを用いて停止制御を行うように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄を周囲に配置したn個(ここで、nは2以上の整数)の回転リールと、
前記回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作に基づき役の抽選(以下、「役抽選」とする。)を行うための役抽選手段と、
前記役抽選手段の前記役抽選の結果及び前記ストップスイッチの停止操作タイミングに応じて前記回転リールの停止制御を行う停止制御手段とを備え、
前記役抽選手段の前記役抽選により当選している役の図柄の組み合わせ(以下、「当選図柄の組み合わせ」とする。)を所定のライン(以下、「有効ライン」とする。)上に停止させた場合に遊技者に所定の利益を付与可能に形成された遊技機であって、
図柄として、第4特定図柄及び第5特定図柄の少なくとも2種類設けられ、
前記第4特定図柄及び前記第5特定図柄は、いずれの前記停止操作タイミングでも前記有効ライン上に停止可能となるように各回転リール上に配置され、
前記役には、複数の役が重複して当選する重複当選役が設けられ、
前記重複当選役は、1個の前記第4特定図柄と、残りの(n−1)個の前記第5特定図柄との組み合わせの複数の当選図柄により形成され、
前記ストップスイッチが停止操作されたときの前記回転リールの図柄位置に応じた前記回転リールの停止位置に関する情報を定めた複数の停止テーブルが設けられ、
前記第4特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第4停止テーブルと、前記第5特定図柄を前記有効ライン上に停止させるための第5停止テーブルとが各回転リールの前記停止テーブルとして少なくとも設けられ、
前記停止制御手段は、
前記複数の停止テーブルから使用する単一の停止テーブルを選択するテーブル選択手段と、
前記テーブル選択手段が選択した前記単一の停止テーブルを用いて前記回転リールの停止処理を行うリール停止処理手段とを備え、
前記テーブル選択手段は、
前記役抽選の結果と第1番目に停止操作が行われた前記回転リールとに対応する特定値を取得する特定値取得手段と、
前記特定値、停止操作が行われた前記回転リール及び前記回転リールの停止操作順序により前記特定値を新たに取得可能な特定値再取得手段とを備え、
前記特定値再取得手段は、前記重複当選役が当選した際、
停止操作順序が第1番目の第1停止操作から停止操作順序が第(n−1)番目の停止操作である第(n−1)停止操作までは、前記第5停止テーブルを用いるための第5特定値を新たに取得し、
停止操作順序が第n番目の第n停止操作は、前記第4停止テーブルを用いるための第4特定値を新たに取得するように形成されていることを特徴とする遊技機。
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