JP7060875B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明に係る遊技機は、複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、役に当選するか否かの役抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による前記役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチの操作とに基づいて、前記複数の回転リールの回転を停止させるリール制御手段と、を備える遊技機であって、前記役抽選手段による前記役抽選では、他の遊技状態への移行に係る前記役が当選する移行役と、遊技者所有の遊技用価値を使用することなく次回の遊技を開始可能とする前記役が当選する再遊技役と、前記ストップスイッチの操作態様により遊技者にとっての有利度が変化する前記役が当選する特定役と、に少なくとも当選可能であり、前記移行役のうちの第1移行役は、前記役抽選において、前記再遊技役と重複して当選し、前記遊技状態として、第1状態と、第1状態から移行可能な第2状態と、第1状態から移行可能であって、前記第1状態及び前記第2状態よりも遊技者にとって有利な第3状態と、が設けられ、前記第2状態は、前記第3状態へ直接移行することができず、所定の終了条件が成立したことに基づいて前記第1状態へ移行するとともに、前記第2状態中の前記役抽選で前記再遊技役に当選しない前記遊技状態であり、前記リール制御手段は、前記第1状態中の前記役抽選で前記第1移行役と前記再遊技役とが重複して当選した場合には、前記再遊技役に対応する図柄が前記第1移行役に対応する図柄よりも優先して有効なライン上に停止表示するよう制御し、前記第3状態は、前記第1状態中の前記役抽選で前記第1移行役に当選し、前記第1移行役に対応する図柄が有効なライン上に停止表示されなかった場合に移行する前記遊技状態であって、前記第3状態中は、前記第1移行役に当選した状態が維持されており、前記第3状態中の前記役抽選で前記再遊技役に当選する確率が前記第1状態中及び前記第2状態中の前記役抽選で前記再遊技役に当選する確率よりも高くなるよう設定されているとともに、前記第3状態中の前記役抽選で前記特定役に当選した場合に、遊技者にとって有利な前記ストップスイッチの操作態様の報知が許容されていることを特徴とする。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機10は、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、4個の回転リール62(正面から向かって左側の第1回転リール64、中央の第2回転リール66、右側の第3回転リール68、右端の第4回転リール69)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、4個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横4行に配置した合計12個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数(以下、「クレジットメダル数」とする)を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成され、それぞれの7セグメントLEDは、1桁の数字を表示する7つのセグメントからなる数値部と、1つのドット(点)を表示するドット部とを備えている。このような構成により、クレジット表示器87では、クレジットメダル数に対応する2桁の数字が表示可能となっており、払出枚数表示器88では、払出枚数に対応する2桁の数字が表示可能となっている。また、払出枚数表示器88では、払出枚数に加え、各セグメントを特定の態様で点灯させることにより、ストップスイッチ50の押し順を報知可能となっている。
前扉14のうち、クレジット表示器87と払出枚数表示器88との間には、現在の状態が「有利区間」であることを発光態様により報知する区間報知ランプ90が設けられている。
ここで、「有利区間」とは、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順の表示が行われない通常区間から移行可能であり、この通常区間よりも遊技者にとって有利な区間である。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。この操作部30は、メダル投入口38と、精算スイッチ36と、ストップスイッチ50と、スタートスイッチ40と、ベットスイッチ32と、演出用ボタンスイッチ42と、を備えている。
操作部30の右側部分には、遊技機10の内部へ遊技用価値としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、4個の回転リール62のそれぞれに対応する4個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、第1回転リール64を停止させるための第1ストップスイッチLと、第2回転リール66を停止させるための第2ストップスイッチCと、第3回転リール68を停止させるための第3ストップスイッチRと、第4回転リール69を停止させるための第4ストップスイッチQとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、ベットスイッチ32として、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
マックスベットスイッチ34の右側には、特定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の下部には、所定の場合に後述するホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78と、表示部84と、バックランプ67(図3参照)と、を備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記表示部84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
前記バックランプ67は、リールユニット60に設けられており、回転リール62上の図柄61を照らすためのものである。
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、複数段階設けられた設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、4個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計4個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。リール駆動モータ65は、後述するメイン制御手段200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。
ホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出して後述するメイン制御手段200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
前扉14の裏側であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検知する投入センサ92が設けられている。
図2(A)に示すように、第1回転リール64、第2回転リール66、第3回転リール68及び第4回転リール69の表面には、赤セブン図柄(R7)、緑セブン図柄(G7)、バー1図柄(BB)、バー2図柄(BW)、ベル1図柄(A1)、ベル2図柄(A2)、リプレイ図柄(RP)、チェリー図柄(CY)、ブランク1図柄(B1)、ブランク2図柄(B2)の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2(A)の図柄61の図柄番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技を制御するメイン制御手段200と、このメイン制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うサブ制御手段500とを備えている。
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御手段200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ表示器)やホールコンピュータに接続されている。
メイン制御手段200は、図4に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、配当付与手段240、遊技状態制御手段250、演出状態制御手段260、移行抽選手段270、計数手段280、及び遊技履歴監視手段290の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以下、本実施の形態において、メイン制御手段200により制御される遊技の流れについて説明する。
役抽選手段210は、当選役を決定する役抽選を実行するものである。具体的には、役抽選手段210は、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役の少なくとも何れか1つに当選か又はハズレかの役抽選を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための役抽選テーブルを、主な分類としてノーマル状態用、ボーナス内部中状態用、第1ボーナス状態用、及び第2ボーナス状態用(RBBN用、RBBRB2F用、及びRBBRB2用)のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返して計数するループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
そして、本実施の形態では、役抽選の結果は、メイン制御手段200に形成された所定の記憶領域に書き込まれており、その後の処理にて読み出し可能とされている。
リール制御手段220は、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選の結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50の押し順が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。
停止図柄判定手段230は、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。
配当付与手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の配当の付与を行うものである。配当付与手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されると配当としてのメダルの払い出しを行う。
遊技状態制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技状態制御手段250は、図4に示すように、ノーマル状態制御手段251、ボーナス内部中状態制御手段252、第1ボーナス状態制御手段253、及び第2ボーナス状態制御手段254の各手段を有する。
ノーマル状態制御手段251は、「ノーマル状態」を制御するものである。ここで、「ノーマル状態」は、ボーナス内部中状態制御手段252によるボーナス内部中状態、第1ボーナス状態制御手段253による第1ボーナス状態、又は第2ボーナス状態制御手段254による第2ボーナス状態以外の状態をいう。本実施の形態では、ノーマル状態として、「RT0」が設けられている。「RT0」の詳細については後述する。
ボーナス内部中状態制御手段252は、「ボーナス内部中状態」を制御するものである。
「ボーナス内部中状態」は、ノーマル状態における役抽選にてボーナス移行役「RBB」に当選し、当該ボーナス移行役「RBB」に対応する図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する状態である。そして、ボーナス内部中状態において、ボーナス移行役「RBB」に対応する図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示することで終了する(第2ボーナス状態へ移行する)。本実施の形態では、ボーナス内部中状態として、「RBBF」が設けられている。「RBBF」の詳細については後述する。
第1ボーナス状態制御手段253は、所謂ボーナス状態である「第1ボーナス状態」を制御するものである。本実施の形態では、第1ボーナス状態として、「RB1」が設けられている。「RB1」の詳細については後述する。
第2ボーナス状態制御手段254は、所謂ボーナス状態である「第2ボーナス状態」を制御するものである。本実施の形態では、第2ボーナス状態として、「RBBN」と、「RBBRB2F」と、「RBBRB2」とが設けられている。「RBBN」、「RBBRB2F」、及び「RBBRB2」の詳細については後述する。
演出状態制御手段260は、演出状態を制御するためのものである。
具体的には、演出状態制御手段260は、図4に示すように、通常状態制御手段261、高確状態制御手段262、AT状態制御手段263及びCZ状態制御手段264の各手段を有する。
通常状態制御手段261は、通常区間に属する「通常状態」(非AT遊技)を制御するものである。
高確状態制御手段262は、有利区間に属する「高確状態」を制御するものである。本実施の形態では、高確状態として、「第1高確状態」と、「第2高確状態」とが設けられている。「第1高確状態」、及び「第2高確状態」の詳細については後述する。
AT状態制御手段263は、有利区間に属する「AT状態」(AT遊技)を制御するものである。
CZ状態制御手段264は、有利区間に属する「CZ状態」を制御するものである。ここで、「CZ状態」とは、所謂チャンスゾーンであって、通常状態へ移行するか、AT状態へ移行するかが決定される状態である。「CZ状態」の詳細については後述する。
移行抽選手段270は、各状態への移行に関する抽選を行うものである。
移行抽選手段270は、高確状態への移行が決定したことに基づいて、移行先の高確状態(第1高確状態又は第2高確状態)を決定する高確状態移行先抽選を行う。本実施の形態における高確状態移行先抽選では、第1高確状態に当選する確率よりも第2高確状態に当選する確率が高くなるよう設定されている。
計数手段280は、あるゲーム数を記憶して、そのゲーム数の計数を行うものである。この計数手段280は、図6に示すように、ゲーム数の計数を行うカウンタとして、有利区間の経過ゲーム数を示す有利区間経過ゲーム数を計数するための有利区間経過ゲーム数カウンタ281と、高確状態のゲーム数である高確ゲーム数を計数するための高確ゲーム数カウンタ282と、CZ状態のゲーム数であるCZゲーム数を計数するためのCZゲーム数カウンタ283と、を備えている。
遊技履歴監視手段290は、少なくともメダルの払い出し枚数や出玉率等の遊技履歴の監視を行うものである。
本実施の形態では、遊技履歴監視手段290は、各有利区間における遊技者の最大持ち玉数の監視を行っており、最大持ち玉数が所定数に到達したことを検出している。具体的には、遊技履歴監視手段290は、少なくとも、各有利区間における遊技者の最大持ち玉数が「2400枚」に到達したことを検出する。
サブ制御手段500は、図5に示すように、報知手段510を有する。報知手段510の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御手段500は、メイン制御手段200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
報知手段510は、演出装置70を用いて種々の情報、具体的には、演出を遊技者に報知するためのものである。
この報知手段510は、役抽選の結果に基づく当選役に応じた演出や、ノーマル状態、ボーナス内部中状態、第1ボーナス状態又は第2ボーナス状態の各遊技状態に応じた演出や、通常状態、高確状態、AT状態又はCZ状態の各演出状態に応じた演出や、押し順を報知するための報知演出等を遊技者に報知する。これらの演出は、それぞれ複数設けられており、報知手段510は、抽選により選択された演出やメイン制御手段200からの信号(コマンド)に対応する演出を演出装置70を用いて遊技者に報知する。
報知手段510は、第1報知態様として、例えば、バー2図柄(BW)を4つ有効ライン86上に揃えることを遊技者に促す映像を表示部84に表示する。
報知手段510は、第2報知態様としては、例えば、スピーカー72から特定の音を出力する。
次に、図7から図12を用いて、役の種類等について説明する。
まず、図7から図9に示すように、役の種類と、図柄61の組合せについて説明する。
なお、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄61の組合せについては、図7から図9に示すものに限定されない。
なお、当選役グループについては、図10に示すものに限定されない。
図10は、予め定められた複数種類の当選役グループを示し、各当選役グループは、1つの役又は複数の役の組合せから構成される。そして、本実施の形態では、役抽選手段210は、役抽選により何れかの当選役グループが当選するか否かを決定している。
また、当選役グループとして、全ての小役(AT役及び1枚役)が当選する「ALL1」と、全ての1枚役が当選する「ALL2」とが設けられている。
図10に示すように、各当選役グループは、遊技状態に応じて、役抽選手段210のよる役抽選が行われるか否かが設定されている。
当選役グループ「RB2」は、遊技状態が「RBBN」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「NRPAD」、及び「NRPUP」は、遊技状態が「RBBF」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「NRPSB」、「NRPNB」、及び「NRPRB」は、遊技状態が「RT0」、又は「RBBF」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「CRPNO」は、遊技状態が「RT0」、又は「RBBF」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「CRPAD」、及び「CRPUP」は、遊技状態が「RBBF」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「CRPSB+RBB」、「CRPNB+RBB」、及び「CRPRB+RBB」は、遊技状態が「RT0」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「SRPAD」、及び「SRPUP」は、遊技状態が「RBBF」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「SRPSB+RBB」、及び「SRPNB+RBB」は、遊技状態が「RT0」の際に抽選対象となる。
当選役グループ「ALL1」、及び「ALL2」は、遊技状態が「RB1」、又は「RBBRB2」において抽選対象となる。
図11に示すように、小役は、ストップスイッチ50の押し順及び遊技状態に応じて、入賞時におけるメダルの払出枚数が異なるように設定されている。
図12に示すように、「RT0」の遊技状態における役抽選にて「NRPSB」、「NRPNB」、「NRPRB」、「CRPSB」、「CRPNB」、「CRPRB」、「SRPSB」、「SRPNB」、又は「SP2」に当選した場合には、有利区間へ移行するように設定されている。なお、上記のリプレイ役「NRPSB」、「NRPNB」、「NRPRB」、「CRPSB」、「CRPNB」、「CRPRB」、「SRPSB」、及び「SRPNB」は、リプレイ役の単独当選と、「RBB」との重複当選とが設けられているが(図10参照)、「RBB」と重複当選した場合のみが「有利区間移行役」となる。
以上のように、有利区間へ移行可能な遊技状態は、「RT0」又は「RB1」とされている。そして、詳細は後述するが、「NRPSB」、「NRPNB」、「NRPRB」、「CRPSB」、「CRPNB」、「CRPRB」、「SRPSB」、又は「SRPNB」の当選に基づいて有利区間へ移行する場合には、その移行先が「AT状態」とされており、「SP2」の当選に基づいて有利区間へ移行する場合には、その移行先が「高確状態」とされている。
次に、図13を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御手段200により管理され、図13に示すように、大別すると、ノーマル状態、第1ボーナス状態、ボーナス内部中状態、及び第2ボーナス状態がある。
ノーマル状態は、ノーマル状態制御手段251により制御される。本実施の形態では、ノーマル状態には、第1状態としての「RT0」がある。
RT0におけるリプレイ役への当選確率は、通常(1/7.3)に設定されている。
第1ボーナス状態は、第1ボーナス状態制御手段253により制御され、ノーマル状態において、ボーナス移行役「RB1(RB1AからRB1D)」に当選し、当該ボーナス移行役「RB1(RB1AからRB1D)」に対応する図柄61の組合せが有効ライン86上に停止表示された場合に移行する。
ボーナス内部中状態は、ボーナス内部中状態制御手段252により制御され、RT0中の役抽選でボーナス移行役「RBB」に当選し、当該ボーナス移行役「RBB」に対応する図柄61の組合せが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に移行する遊技状態である。このボーナス内部中状態中は、ボーナス移行役「RBB」に当選した状態が維持されている。そして、本実施の形態では、ボーナス内部中状態には、RT0から移行可能であって、RT0及びRB1よりも遊技者にとって有利な第3状態としての「RBBF」がある。
また、RBBF中は、RBBF中の役抽選でAT役に当選した場合に、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順、すなわち、正解の押し順の報知が許容されている。なお、RBBF中の役抽選には、RB1中と同様に「ハズレ」が設けられている。
第2ボーナス状態は、第2ボーナス状態制御手段254により制御される。
本実施の形態では、第2ボーナス状態には「RBBN」、「RBBRB2F」、及び「RBBRB2」がある。
ここで、第2ボーナス状態は、所定の枚数、例えば32枚を超えるメダルの払い出しで終了する。そして、第2ボーナス状態の終了後、ノーマル状態に移行する。
次に、図14を用いて演出状態について説明する。
図14に示すように、本実施の形態では、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順の表示が行われない「通常区間」と、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順の表示を行うことができる「有利区間」とがある。
通常区間は、有利区間を除いた区間であって、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順の表示が行われない、すなわち、AT遊技を行うことができない区間である。そのため、通常区間を継続すると、結果として、遊技者が所有しているメダルの合計が減少することとなっている。「通常区間」としては、「通常状態」がある。
「通常状態」は、「有利区間」に属する「高確状態」、「AT状態」及び「CZ状態」を除いた状態であり、通常状態制御手段261により制御される。この通常状態では、遊技状態が「RT0」又は「RB1」である場合の役抽選にて有利区間移行役(図12参照)に当選すると、有利区間に属する「AT状態」又は「高確状態」へ移行する。なお、通常状態中の遊技状態として、「RBBF」に滞在することがある。例えば、CZ状態が終了したことに基づいて移行した通常状態中の遊技状態は「RBBF」となっている。そして、遊技状態が「RBBF」である上記の通常状態中に、ボーナス移行役「RBB」に対応する図柄61の組合せが有効ライン86上に停止表示可能となった場合には、上記の「第1の条件下」に該当するため、報知手段510による第1報知態様が行われる。
「有利区間」は、通常区間から移行可能であって、遊技者にとって有利なストップスイッチ50の押し順の表示を行うことができる区間である。すなわち、「有利区間」は、AT遊技を行うことが許容される区間である。
「有利区間における遊技の上限」には、1回の有利区間で遊技可能な上限ゲーム数である1500ゲームを経過した場合と、1回の有利区間における遊技者の最大持ち玉数が「2400枚」(所謂、MY2400枚)に到達した場合と、の2種類が設けられている。そして、この2種類の上限の何れかを満たした場合には、有利区間が終了し、通常区間へ移行する。
高確状態は、「有利区間」に属し、特別AT状態への移行を待つ状態であり、高確状態制御手段262により制御される。「通常区間」から「有利区間」、具体的には、「通常状態」から「高確状態」には、演出状態が「通常状態」であり、遊技状態が「RT0」又は「RB1」である場合の役抽選にて有利区間移行役「SP2」(図12参照)に当選したことに基づいて移行する。なお、演出状態が「通常状態」であり、遊技状態が「RT0」又は「RB1」である場合の役抽選にて有利区間移行役「SP2」(図12参照)に当選したことに基づいて、移行抽選手段270による高確状態移行先抽選が行われ、移行先の高確状態(第1高確状態又は第2高確状態)が決定される。
AT状態は、「有利区間」に属し、当選した役の押し順が報知される遊技であるAT遊技が行われる状態であり、AT状態制御手段263により制御される。このAT状態では、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、例えば、当選した小役の図柄61の組合せを停止表示でき、成立した小役に対応する所定枚数のメダルを獲得することができる。
ここで、AT状態には、通常AT状態と、通常AT状態よりも遊技者にとって有利な特別AT状態とがある。
通常AT状態は、特別AT状態である「第1特別AT状態」又は「第2特別AT状態」を除いたAT状態である。
通常AT状態には、上記の通常状態からAT状態に移行する場合に移行抽選手段270により行われるAT状態移行先抽選で、当該AT状態における移行先として選択された場合に移行する。
特別AT状態は、通常AT状態よりも遊技者にとって有利なAT状態である。この特別AT状態には、第1特別AT状態と第2特別AT状態とが設けられている。
第1特別AT状態には、上記の通常状態からAT状態に移行する場合に移行抽選手段270により行われるAT状態移行先抽選で、当該AT状態における移行先として選択された場合に移行する。
さらに、第1特別AT状態には、CZ状態中の各ゲームにおいて移行抽選手段270により行われる特別AT状態移行抽選で、「第1特別AT状態への移行」に当選した場合に移行する。
第1特別AT状態は、押し順が30回報知されたこと、すなわち、報知手段510による報知演出が30回行われたことに基づいて終了する。そして、第1特別AT状態が終了した場合にはCZ状態に移行する。
第2特別AT状態には、上記の通常状態からAT状態に移行する場合に移行抽選手段270により行われるAT状態移行先抽選で、当該AT状態における移行先として選択された場合に移行する。
さらに、第2特別AT状態には、CZ状態中の各ゲームにおいて移行抽選手段270により行われる特別AT状態移行抽選で、「第2特別AT状態への移行」に当選した場合に移行する。
第2特別AT状態は、押し順が20回報知されたこと、すなわち、報知手段510による報知演出が20回行われたことに基づいて終了する。そして、第2特別AT状態が終了した場合にはCZ状態に移行する。
CZ状態は、「有利区間」に属し、通常状態へ移行するか、AT状態へ移行するかが決定される状態であり、CZ状態制御手段264により制御される。
CZ状態には、通常AT状態が終了したことに基づいて移行抽選手段270により行われるCZ状態移行抽選に当選した場合、又は、特別AT状態(第1特別AT状態及び第2特別AT状態)が終了した場合に移行する。
次に、図15から図17を用いて、遊技状態と演出状態との対応関係の一例について説明する。なお、以下の例では、初期の遊技状態を「RT0又はRB1」とし、初期の演出状態を「通常状態」としている。
図15では、まず、遊技状態が「RT0」であり、演出状態が「通常状態」である役抽選で有利区間移行役「NRPSB+RBB」に当選する。この「NRPSB+RBB」は、有利区間移行役でもあり、ボーナス移行役「RBB」でもあるため、遊技状態が「RT0」から「RBBF」へ移行する(図15に示す(1))。なお、本実施の形態では、上記のように、「NRPSB+RBB」に当選した場合には、リール制御手段220により、リプレイ役「NRPSB」に対応する図柄61の組合せがボーナス移行役「RBB」に対応する図柄61の組合せよりも優先して有効ライン86上に停止表示するよう制御されるため、必ず、遊技状態が「RT0」から「RBBF」へ移行する。
図16では、「RBBN」中における役抽選でボーナス移行役「RB2」に当選したが、当該ボーナス移行役「RB2」に対応する図柄61の組合せが有効ライン86上に停止表示されなかったため、遊技状態が「RBBN」から「RBBRB2F」へ移行する(図16に示す(5))。この図16は、例えば、遊技者が第3報知態様に気付き、意図的にボーナス移行役「RB2」に対応する図柄61の組合せを有効ライン86上に停止表示させなかった場合を示している。
図17では、まず、遊技状態が「RT0又はRB1(例:RT0)」であり、演出状態が「通常状態」である役抽選で有利区間移行役「SP2」に当選したことに基づいて、演出状態が「通常状態」から「高確状態(例:第1高確状態)」へ移行する(図17に示す(1))。なお、この場合における遊技状態は「RT0」が維持される。
図18に示すフローチャートに基づいて、メイン制御手段200が1遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が実行される。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
本実施の形態によれば、RB1中の役抽選でリプレイ役に当選しないため、リプレイ役に対応する図柄61の組合せが有効ライン86上に停止表示された場合には、遊技者に対して、RT0及びRB1よりも有利なRBBFへの移行に期待感を持たせることができる。
本実施の形態では、第2状態を「RB1」としたが、第2状態はボーナス状態に限らず、他の状態としてもよい。例えば、第2状態をボーナス状態以外であり、かつ、第3状態への移行抽選が行われない他の状態としてもよい。そして、第2状態を前記したボーナス状態以外の「他の状態」とした場合には、移行役は「ボーナス移行役」ではなく、当該他の状態への移行に係る役となる。
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 第1ストップスイッチ
C 第2ストップスイッチ R 第3ストップスイッチ
Q 第4ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 第1回転リール 65 リール駆動モータ
66 第2回転リール 67 バックランプ
68 第3回転リール 69 第4回転リール
70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示部 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 90 区間報知ランプ
92 投入センサ
94 払出センサ 95 ホッパーモータ
96 オーバーフローセンサ
100 制御装置
200 メイン制御手段 210 役抽選手段
220 リール制御手段 230 停止図柄判定手段
240 配当付与手段 250 遊技状態制御手段
251 ノーマル状態制御手段 252 ボーナス内部中状態制御手段
253 第1ボーナス状態制御手段 254 第2ボーナス状態制御手段
260 演出状態制御手段 261 通常状態制御手段
262 高確状態制御手段 263 AT状態制御手段
264 CZ状態制御手段
270 移行抽選手段 280 計数手段
281 有利区間経過ゲーム数カウンタ 282 高確ゲーム数カウンタ
283 CZゲーム数カウンタ 290 遊技履歴監視手段
500 サブ制御手段 510 報知手段
Claims (1)
- 複数の図柄を変動表示可能な複数の回転リールと、
遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、前記複数の回転リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により前記複数の回転リールの図柄の変動表示を個別に停止させるための複数のストップスイッチと、
役に当選するか否かの役抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段による前記役抽選の結果と、前記複数のストップスイッチの操作とに基づいて、前記複数の回転リールの回転を停止させるリール制御手段と、
を備える遊技機であって、
前記役抽選手段による前記役抽選では、他の遊技状態への移行に係る前記役が当選する移行役と、遊技者所有の遊技用価値を使用することなく次回の遊技を開始可能とする前記役が当選する再遊技役と、前記ストップスイッチの操作態様により遊技者にとっての有利度が変化する前記役が当選する特定役と、に少なくとも当選可能であり、
前記移行役のうちの第1移行役は、前記役抽選において、前記再遊技役と重複して当選し、
前記遊技状態として、第1状態と、第1状態から移行可能な第2状態と、第1状態から移行可能であって、前記第1状態及び前記第2状態よりも遊技者にとって有利な第3状態と、が設けられ、
前記第2状態は、前記第3状態へ直接移行することができず、所定の終了条件が成立したことに基づいて前記第1状態へ移行するとともに、前記第2状態中の前記役抽選で前記再遊技役に当選しない前記遊技状態であり、
前記リール制御手段は、前記第1状態中の前記役抽選で前記第1移行役と前記再遊技役とが重複して当選した場合には、前記再遊技役に対応する図柄が前記第1移行役に対応する図柄よりも優先して有効なライン上に停止表示するよう制御し、
前記第3状態は、前記第1状態中の前記役抽選で前記第1移行役に当選し、前記第1移行役に対応する図柄が有効なライン上に停止表示されなかった場合に移行する前記遊技状態であって、
前記第3状態中は、前記第1移行役に当選した状態が維持されており、前記第3状態中の前記役抽選で前記再遊技役に当選する確率が前記第1状態中及び前記第2状態中の前記役抽選で前記再遊技役に当選する確率よりも高くなるよう設定されているとともに、前記第3状態中の前記役抽選で前記特定役に当選した場合に、遊技者にとって有利な前記ストップスイッチの操作態様の報知が許容され、
前記第2状態はボーナス状態であって、
前記特定役は、複数種類設けられているとともに、複数の前記特定役の各々には、当該役に対応する図柄が有効なライン上に停止表示された場合に、前記特定役に含まれる前記役の中で遊技者にとっての有利度が最大となる有利役が含まれており、
前記第2状態中の前記役抽選では、複数の前記有利役が重複して当選する特定当選態様が存在し、前記第2状態中の前記役抽選で前記特定当選態様となる確率が、前記第1状態中の前記役抽選で複数の前記特定役の各々に当選する確率以上であり、かつ、前記第1状態中の前記役抽選で複数の前記特定役の各々に当選する確率の合計値未満であり、
前記第2状態は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず、前記遊技用価値の投入数に対する前記遊技用価値の払出数の割合である出玉率が100%未満となり、
前記第1移行役に対応する図柄が有効なライン上に停止表示された場合に前記第3状態から移行する第4状態が設けられ、
前記移行役には、前記遊技状態のうち前記第4状態でのみ当選可能な第2移行役が設けられ、前記第2移行役に対応する図柄が有効なライン上に停止表示された場合には前記第4状態から第5状態に移行し、
前記第5状態はボーナス状態であって、
前記第5状態中の前記役抽選では、前記特定当選態様が存在し、前記第5状態中の前記役抽選で前記特定当選態様となる確率が、前記第1状態中の前記役抽選で複数の前記特定役の各々に当選する確率以上であり、かつ、前記第1状態中の前記役抽選で複数の前記特定役の各々に当選する確率の合計値未満であり、
前記第5状態は、前記ストップスイッチの操作態様にかかわらず、前記遊技用価値の投入数に対する前記遊技用価値の払出数の割合である出玉率が100%未満となるよう構成されていることを特徴とする遊技機。
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