JP6370593B2 - 油冷式多段スクリュ圧縮機及びその排油方法 - Google Patents
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Description
スクリュ圧縮機では、より低い冷凍温度を得るために、2段圧縮機構が設けられ、さらに、小型軽量化の観点から、2段圧縮機構を一体化した所謂単機構造の多段スクリュ圧縮機が用いられている。さらに、多段圧縮機の成績係数(以下「COP」と言う。)を向上させるため、多段スクリュ圧縮機にエコノマイザ回路を付設することが行われている。
しかし、密閉型構造を有する油冷式スクリュ圧縮機の場合、モータ回転軸を支持する軸受に供給された潤滑油が密閉型モータケーシングの内部に溜まり、外部に排出されにくいことが問題となる。特に、モータ固定子及びモータ回転子の両側に形成される空間(圧縮機側空間及び圧縮機側から離れたモータエンド側空間)のうち、モータエンド側空間の排油性が悪いことが問題となる。
しかし、容量が大きいスクリュ圧縮機では、モータ出力が大きくなることで回転子重量が増加し、高速回転時に共振による振動増加が起るため、両側支持が必要となる。両側支持では、モータエンド側の回転軸を支持する軸受に供給された潤滑油の排油性が問題となる。
さらに、別な対策として、軸受にオイルシールなどのシール機構を設け、軸受に供給された潤滑油を軸受ハウジングの外に流出させないようにすることも考えられる。しかし、シール機構を設けることでコスト増になると共に、シール部分で摩擦抵抗などの機械損失が発生し、さらに、シール部品の寿命低下で運転トラブルが発生するおそれがある。
特許文献3には、モータ回転軸が片側支持された密閉型構造の油冷式スクリュ圧縮機が開示されている。このスクリュ圧縮機では、モータケーシングのモータエンド側空間に冷媒液が注入される。該冷媒液はモータケーシングの内部を流れてスクリュロータに導入される。そして、該冷媒液の蒸発潜熱でモータを冷却するようにしている。
また、特許文献3に開示された油冷式スクリュ圧縮機は、モータエンド側空間に注入された冷媒液によってモータの冷却作用を発揮することはできるが、モータエンド側空間に溜まった潤滑油を排出することはできない。
また、高段エコノマイザ通路や中間冷却器(例えば、特許文献1の図10に図示された中間冷却器06)のように高圧のガス冷媒ではなく、低段エコノマイザ通路の低圧のガス冷媒を供給するため、圧縮機性能に影響を及ぼす低段圧縮機へのガス冷媒の流入量を低減できる。
また、モータケーシングから潤滑油が排出されるため、モータケーシング内で潤滑油の油面上昇がなくなり、潤滑油の摩擦抵抗によるモータ性能の低下を防止できる。さらに、分岐エコノマイザ通路及び外部配管を付設するだけでよく、新たな熱交換器や膨張弁等を付設する必要がないので、コスト増加を抑制できる。
この実施態様によれば、寿命低下やコスト高を招くオイルシール手段をなくしたため、モータ回転軸の軸受機構を長寿命化及び低コスト化できると共に、シール部分での摩擦抵抗などの機械損失を防止できる。
本発明のさらに別な一実施態様は、前記絞り機構が分岐エコノマイザ通路に設けられた流量調整弁である。これによって、スクリュ圧縮機の運転中に分岐エコノマイザ通路の絞り度を変えることができる。そのため、スクリュ圧縮機の運転状態に応じてモータエンド側空間に供給する冷媒の流量を調整することができる。
前記構成の単機油冷式多段スクリュ圧縮機は小型軽量化が可能になると共に、モータケーシングの圧縮機側空間を容易に低段圧縮機に連通させることができるため、該圧縮機側空間に溜まった潤滑油の排出が容易になる。また、前記外部配管の一端を該圧縮機側空間に連通させることもできる。これによって、圧縮機側空間をガス冷媒で冷却でき、モータ性能の低下を防止できると共に、外部配管の長さを短くできる。
この油冷式多段スクリュ圧縮機は、冷媒が主要冷媒回路の膨張手段に送られる前に冷媒を過冷却、低温化する高段エコノマイザ冷却器、低段エコノマイザ冷却器を備えている。
また、ガス冷媒を絞り機構を介してモータエンド側空間に供給することで、モータエンド側空間に供給されるガス冷媒の流量を調整できる。
さらに、低段エコノマイザ冷却器で低温化されたガス冷媒をモータエンド側空間に供給するようにしているので、モータの温度上昇を防止でき、これによって、モータの性能低下を防止できる。その他、前記本発明装置と同様の作用効果を得ることができる。
モータエンド側空間に前記温度範囲のガス冷媒を供給することで、モータの温度上昇を防止し、モータ性能の低下を防止できる。また、低段エコノマイザ冷却器で過冷却された冷媒を用いることで、特別な温度調整を必要とせず、多段スクリュ圧縮機の簡単な運転調整のみで前記温度範囲への調整が容易になる。
前記実施態様では、非相溶性の潤滑油を用いることで、潤滑油に溶け込んだ冷媒の量を少なくでき、前記不具合をなくすことができる。
モータエンド側空間に貯留した潤滑油を一旦圧縮機側空間に排出することで、ガス冷媒の冷媒作用で圧縮機側空間を冷却でき、モータ性能の低下を防止できると共に、外部配管の長さを短縮できるため低コスト化できる。
図1において、冷凍・冷却システム200は、主冷媒回路202に、低段圧縮機12及び高段圧縮機14で構成された単機油冷式2段スクリュ圧縮機10と、凝縮器204と、蒸発器206と、膨張手段208とが設けられている。そして、凝縮器204の下流側でかつ蒸発器206の上流側の主冷媒回路202に、上流側から順に高段エコノマイザ回路210及び低段エコノマイザ回路220が設けられている。
本実施形態では、低段エコノマイザ通路226から分岐し、単機油冷式2段スクリュ圧縮機10のモータ34を構成する後述する密閉型モータケーシング42のモータエンド側空間esに連通した分岐エコノマイザ通路228がさらに設けられている。
低段圧縮機12は雄雌一対のスクリュロータ16及び18が並列に配置され、かつ互いに噛み合った状態で回転可能に低段ロータケーシング20に収容されている。低段ロータケーシング20と密閉型モータケーシング42との間に低段吸入口ケーシング21が配置されている。高段圧縮機14には雄雌一対のスクリュロータ22及び24が並列に配置され、これらのスクリュロータは互いに噛み合った状態で回転可能に高段ロータケーシング26に収容されている。
モータ34は、密閉型モータケーシング42を有し、密閉型モータケーシング42は低段吸入口ケーシング21に対して内部が気密状態となるように結合されている。モータ34はモータ回転子44の内部に永久磁石が埋め込まれた所謂IPMモータで構成されている。密閉型モータケーシング42には、周方向に複数条の冷却水路42aが形成されている。冷却水路42aに冷却水が循環され、該冷却水で密閉型モータケーシング42の外部から冷却される。
低段ロータケーシング20の反対側で、高段ロータケーシング26に高段吐出口ケーシング76が結合され、高段吐出口ケーシング76には端部ケーシング78が形成され、さらに、端部ケーシング78に蓋80が結合されている。
高段雄ロータ軸30の端部は軸受82を介して高段吐出口ケーシング76に支持され、高段雌ロータ軸72は軸受84を介して高段吐出口ケーシング76に支持されている。これら軸受60、64、66、68、70、74、82及び84には油路(不図示)を通して潤滑油が供給される。
さらに、高段圧縮機14の吐出路94(図4参照)が吐出口ケーシング76に形成されており、高段圧縮機14で圧縮されたガス冷媒が吐出路94から吐出される。
貫通孔106に対し軸受56を挟んで反対側のモータエンド側端壁42bに軸方向に貫通孔110が形成されている。モータエンド側端壁42bに、貫通孔110に連通した配管112が接続されている。
また、高段エコノマイザ通路や中間冷却器から供給される高圧又は中間圧のガス冷媒ではなく、低段エコノマイザ通路226を流れる低圧のガス冷媒を密閉型モータケーシング42に供給しているので、圧縮機性能に影響を及ぼす低段圧縮機12へのガス冷媒の流入量を低減できる。
また、密閉型モータケーシング42から潤滑油が排出されるので、密閉型モータケーシング42の内部で潤滑油oの油面上昇がなくなり、潤滑油の摩擦抵抗によるモータ性能の低下を防止できる。
また、モータ回転軸36の両端を軸支している軸受52及び軸受56は、寿命低下やコスト高をまねくオイルシールを有さず、これら軸受に供給された潤滑油oはケーシング50の内部空間is又はモータエンド側空間esに排出される。そのため、軸受52及び56を低コスト化できると共に、軸受内が高圧とならないので、軸受部品を長寿命化及び低コスト化でき、かつシール部分の摩擦抵抗を低減できる。
そのため、通路116を形成し、配管112をケーシング50の内部空間isに連通するように配置するだけで、ケーシング50の内部空間is及びモータエンド側空間esと圧縮空間csとの連通が可能になる。このように、内部空間isに潤滑油oと共にガス冷媒rを導入することで、内部空間isを冷却でき、モータ性能の低下を防止できると共に、配管112の長さを短縮できる。
さらに、潤滑油として相溶性の潤滑油を用いた場合、潤滑油を圧縮空間csのような低圧域に排出すると、潤滑油に溶け込んでいた冷媒が気化分離し、その再圧縮動力が増加するため、圧縮機の性能を低下させるおそれがある。これに対して、本実施形態では非相溶性の潤滑油を用いているので、冷媒の蒸発を抑制できる。
図5は、本実施形態の単機油冷式2段スクリュ圧縮機10のCOPと、従来の単機油冷式2段スクリュ圧縮機のCOPとを比較した実験データである。従来の単機油冷式2段スクリュ圧縮機は、高段エコノマイザ回路210及び低段エコノマイザ回路220を有するが、分岐エコノマイザ通路228及び配管112を有しないものである。この実験データはNH3凝縮温度が30〜40℃のときであり、縦軸は、本実施形態の圧縮機のCOPを分子とし、従来の圧縮機のCOPを分母としたCOP比である。図から、本実施形態のほうがCOPが高くなることがわかる。
(1)密閉型モータケーシング42の内部に油溜まりがなくなることで、油溜まりを撹拌するモータ動力が低減する。
(2)低段エコノマイザ通路226から供給される低温ガス冷媒がモータ34の内部温度降下に寄与する。
(3)配管112が低段ロータケーシング20の圧縮空間csに連通しているため、密閉型モータケーシング42の内部圧が低下し、密閉型モータケーシング42内のガス冷媒の密度が低減するため、風損に相当するガス冷媒の撹拌動力が低減する。
この理由は、流量調整弁120の開度を全開としたことで、低段エコノマイザ回路220から低段圧縮機12に流入される低温ガス冷媒の流量が減少すると共に、モータエンド側空間esに供給されモータ34の保有熱を含んで低段圧縮機12に流入するガス冷媒の量が増加することによるものであると考えられる。
12 低段圧縮機
14 高段圧縮機
16 低段雄スクリュロータ
18 低段雌スクリュロータ
20 低段ロータケーシング
21 低段吸入口ケーシング
22 高段雄スクリュロータ
24 高段雌スクリュロータ
26 高段ロータケーシング
28 低段雄ロータ軸
30 高段雄ロータ軸
32、38 カップリング
34 モータ
36 モータ回転軸
42 密閉型モータケーシング
42a 冷却水路
44 モータ回転子
46 モータ固定子
48 中間ケーシング
50 ケーシング
52、56、60、64、66、68、70、74、82、84 軸受
54、58 油路
62 低段雌ロータ軸
72 高段雌ロータ軸
76 高段吐出口ケーシング
78 端部ケーシング
80 蓋
86、92 吸込口
88 吐出口
90、94 吐出路
96 モータ端子
98 リード線
100 低段エコノマイザポート
102、116 通路
104 高段エコノマイザポート
106、110、114 貫通孔
108 オリフィス
112 配管(外部配管)
120 流量調整弁
200 冷凍・冷却システム
202 主冷媒回路
204 凝縮器
206 蒸発器
208 膨張手段
210 高段エコノマイザ回路
212、222 膨張弁
214、224 冷却器
220 低段エコノマイザ回路
226 低段エコノマイザ通路
228 分岐エコノマイザ通路
cs 圧縮空間
es モータエンド側空間
is 内部空間(圧縮機側空間)
mr 中間圧力室
o 潤滑油
r 冷媒
Claims (8)
- 雄雌一対のスクリュロータからなる低段圧縮機及び高段圧縮機と、前記低段圧縮機及び前記高段圧縮機を駆動するモータとを有し、
前記モータは密閉型モータケーシングを有し、モータ回転軸の両端が給油式軸受を介して前記密閉型モータケーシングに支持された油冷式多段スクリュ圧縮機であって、
冷媒回路を循環する冷媒を過冷却低温化し、低段エコノマイザ通路を介して前記低段圧縮機の圧縮空間に低温化され分流したガス冷媒を供給する低段エコノマイザ冷却器と、
前記低段エコノマイザ通路から分岐し、前記密閉型モータケーシング内のモータエンド側空間に連通した分岐エコノマイザ通路と、
前記分岐エコノマイザ通路の流路面積を絞る絞り機構と、
前記密閉型モータケーシングの外部に配置され、一端が前記モータエンド側空間に連通し、他端が前記低段圧縮機の圧縮空間に連通した外部配管とを備えていることを特徴とする油冷式多段スクリュ圧縮機。 - 前記モータ回転軸の両端を軸支する前記軸受はオイルシール手段を有さず、該軸受内に供給された潤滑油を前記モータケーシング内に排出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の油冷式多段スクリュ圧縮機。
- 前記絞り機構は、前記分岐エコノマイザ通路が前記モータケーシング内空間に開口する開口部に設けられたオリフィスであることを特徴とする請求項1に記載の油冷式多段スクリュ圧縮機。
- 前記油冷式多段スクリュ圧縮機は、
前記低段圧縮機及び前記高段圧縮機と前記モータとが直列に配置され、
前記低段圧縮機及び前記高段圧縮機の雄雌一対のスクリュロータを内蔵したロータケーシングと前記密閉型モータケーシングとが直列一体に接続された単機油冷式多段スクリュ圧縮機であることを特徴とする請求項1に記載の油冷式多段スクリュ圧縮機。 - 前記モータがIPMモータであることを特徴とする請求項1に記載の油冷式多段スクリュ圧縮機。
- 雄雌一対のスクリュロータからなる低段圧縮機及び高段圧縮機と、前記低段圧縮機及び前記高段圧縮機を駆動するモータとを有し、
前記モータは密閉型モータケーシングを有し、モータ回転軸の両端が給油式軸受を介して前記密閉型モータケーシングに支持された油冷式多段スクリュ圧縮機であって、
前記密閉型モータケーシングから潤滑油を排出する油冷式多段スクリュ圧縮機の排油方法において、
低段エコノマイザ冷却器によって冷媒回路を循環する冷媒を過冷却し、低温化され分流したガス冷媒を低段エコノマイザ通路を介し前記低段圧縮機の圧縮空間に供給する第1工程と、
前記低段エコノマイザ通路から分岐した分岐エコノマイザ通路から、前記ガス冷媒の一部を前記密閉型モータケーシング内のモータエンド側空間に絞り機構を介して供給し、該モータケーシング内空間を加圧させる第2工程と、
前記ガス冷媒の加圧作用で、前記モータエンド側空間に連通した外部配管を介して前記モータケーシング内空間に貯留した潤滑油を前記低段圧縮機の圧縮空間に排出させる第3工程とからなることを特徴とする油冷式多段スクリュ圧縮機の排油方法。 - 前記第2工程は、前記モータケーシング内空間に供給されるガス冷媒の温度を−30〜+5℃に調整するものであり、
前記潤滑油は前記冷媒に対して非相溶性の潤滑油であることを特徴とする請求項6に記載の油冷式多段スクリュ圧縮機の排油方法。 - 前記油冷式多段スクリュ圧縮機は、
前記低段圧縮機及び前記高段圧縮機と前記モータとが直列に配置され、
前記低段圧縮機及び前記高段圧縮機の雄雌一対のスクリュロータを内蔵したロータケーシングと前記密閉型モータケーシングとが直列一体に接続された単機油冷式多段スクリュ圧縮機であり、
前記第3工程は、
前記外部配管を介して前記モータケーシング内空間に貯留した潤滑油を一旦前記モータケーシングの圧縮機側空間に排出する第1ステップと、
前記圧縮機側空間に排出された潤滑油を前記低段圧縮機のロータケーシングに形成された油路を介して前記低段圧縮機の圧縮空間に排出させる第2ステップとからなることを特徴とする請求項6に記載の油冷式多段スクリュ圧縮機の排油方法。
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