JP6370245B2 - 車輪止め構造 - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2〜図4、図7及び図8に示すように、左右の車輪(15)が転向可能な運搬車(12)の移動を防止する車輪止め構造であって、前記運搬車の左右の車輪が移動する路面(7a)に、この左右の車輪が落ち込むことによってこの左右の車輪の移動を防止する移動防止部(18)を備え、前記移動防止部は、前記運搬車の左右の車輪が落ち込むときに、この左右の車輪がそれぞれ異なる方向(C1,C2)に転向するように、この左右の車輪を傾斜面に沿って案内しながら下方に転動させることを特徴とする車輪止め構造(17)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1に示す軌道1は、車両2が走行する通路(線路)である、軌道1は、車両2の左右の車輪を支持し案内してこの車両2を走行させる左右のレール1aなどを備えている。車両2は、軌道1に沿って走行する鉄道車両である。車両2は、車体3とこの車体3を支持して軌道1上を走行する台車などを備えている。図1に示す車両2は、A方向に走行するときには先頭車両となり、A方向とは逆方向に走行するときには後尾車両となる。車体3は、乗客M1,M2を積載し輸送するための構造物である。車体3は、図1及び図2に示す車体端部4,5と、車体側部6と、図2に示す車体底部7と、図1に示す乗務員室8は、図1及び図2に示す客室9と、客室設備10などを備えている。
図2〜図4に示す運搬車12に乗客M2を搭乗させた状態で手押しハンドル部14aを乗客M1が操作して、図1及び図2に示す車両2の側出入口6aから車両2の客室9内に運搬車12とともに乗客M1,M2が搭乗する。次に、車いすスペース11に向かって運搬車12を乗客M1が手押しで移動させて、図2及び図3に示すように運搬車12の左右の車輪15が収容部20に収容されるように乗客M1が運搬車12を移動させる。図6に示すように、運搬車12の左右の車輪15を移動防止部18に落とし込むと、左右の車輪15が移動防止部18の傾斜面に案内されながらこの傾斜面に沿って下方に転動する。このため、図4に示す運搬車12の左右の車輪15のうち右側の車輪15が図6に示すC1方向(反時計回り)に回転し、左側の車輪15がC2方向(時計回り)に回転する。その結果、図4に示す運搬車12の左右の車輪15が中心線L2を中心としてそれぞれ異なるC1,C2方向に回転することになり、図6に示すように運搬車12の左右の車輪15の向きが変わり左右の車輪15が内側に閉じる。
(1) この第1実施形態では、運搬車12の左右の車輪15が移動する床面7aに、この左右の車輪15が落ち込むことによってこの左右の車輪15の移動を移動防止部18が防止し、運搬車12の左右の車輪15が落ち込んだときに、この左右の車輪15をそれぞれ異なるC1,C2方向に移動防止部18が転向させる。このため、運搬車12の左右の車輪15を落とし込む動作に連動させて、運搬車12の左右の車輪15をそれぞれ異なるC1,C2方向に強制的に転向させることができる。その結果、簡単な構造によって運搬車12の車輪15,16の回転を安定して阻止することができる。
以下では、図1〜図6に示す部分と同一の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7〜図10に示す移動防止部18は、図3〜図6に示す移動防止部18とは異なり、図8及び図9に示すように乗客M1,M2側から見たときに乗客M1,M2側から車体端部5側に向かって突出するような平面形状が略逆U字状(半円状)の溝である。移動防止部18は、この移動防止部18に沿って車輪15が落ち込むように回転したときに、左右の車輪15の先端部が外側に開くように、この移動防止部18の半径方向に向かって傾斜面が傾斜している。
図7及び図8に示すように、運搬車12の左右の車輪15が収容部20に収容されるように乗客M1が運搬車12を移動させる。次に、図10に示すように、運搬車12の左右の車輪15を移動防止部18に落とし込むと、左右の車輪15が移動防止部18の傾斜面に案内されながらこの傾斜面に沿って下方に転動する。このため、図8に示す運搬車12の左右の車輪15のうち右側の車輪15が図10に示すC2方向(時計回り)に回転し、左側の車輪15がC1方向(反時計回り)に回転する。その結果、図8に示す運搬車12の左右の車輪15がそれぞれ中心線L2を中心として異なるC1,C2方向に回転することになり、図10に示すように運搬車12の左右の車輪15の向きが変わり左右の車輪15が外側に開く。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、交通輸送手段として鉄道車両を例に挙げて説明したが、自動車、船舶又は航空機のような他の交通輸送手段についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、鉄道車両のような移動体の床面7aに車輪止め構造17を配置する場合を例に挙げて説明したが、建物などの固定構造物の床面に車輪止め構造17を配置する場合についてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、車両2が先頭車両又は後尾車両に車輪止め構造17を設置する場合を例に挙げて説明したが、車輪止め構造17を中間車両に設置した場合についてもこの発明を適用することができる。
1a レール
2 車両(交通輸送手段)
3 車体
4,5 車体端部
5a 妻入口
6 車体側部
6a 側出入口
7車体底部
7a 床面(路面)
8 乗務員室
9 客室
10 接客設備
11a 座席
12 運搬車
13 着席部
14 支持体
15,16 車輪
15a,15b 回転軸
16a,16b 回転軸
17 車輪止め構造
18 移動防止部
19 摩擦抵抗付与部
20 収容部
21 画像表示部
M1 乗客
M2 乗客(搭乗者)
L1,L2 中心線
C1,C2 方向
Claims (7)
- 左右の車輪が転向可能な運搬車の移動を防止する車輪止め構造であって、
前記運搬車の左右の車輪が移動する路面に、この左右の車輪が落ち込むことによってこの左右の車輪の移動を防止する移動防止部を備え、
前記移動防止部は、前記運搬車の左右の車輪が落ち込むときに、この左右の車輪がそれぞれ異なる方向に転向するように、この左右の車輪を傾斜面に沿って案内しながら下方に転動させること、
を特徴とする車輪止め構造。 - 請求項1に記載の車輪止め構造において、
前記移動防止部は、前記運搬車の左右の車輪が落ち込んだときに、この運搬車の左右の車輪をそれぞれ異なる方向にガイドする凹部であること、
を特徴とする車輪止め構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の車輪止め構造において、
前記移動防止部と前記運搬車の左右の車輪との間に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与部を備えること、
を特徴とする車輪止め構造。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車輪止め構造において、
前記移動防止部は、前記運搬車の左右の車輪の移動を交通輸送手段の床面で防止すること、
を特徴とする車輪止め構造。 - 請求項4に記載の車輪止め構造において、
前記移動防止部は、前記交通輸送手段が鉄道車両であるときに、移動制約者が利用する領域の床面で前記運搬車の左右の車輪の移動を防止すること、
を特徴とする車輪止め構造。 - 請求項5に記載の車輪止め構造において、
前記鉄道車両の車体端部で前記運搬車の左右の車輪を収容する収容部を備え、
前記移動防止部は、前記収容部内の床面で前記運搬車の左右の車輪の移動を防止すること、
を特徴とする車輪止め構造。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車輪止め構造において、
前記移動防止部によって移動が防止されている前記運搬車に搭乗する搭乗者に画像を表示する画像表示部を備えること、
を特徴とする車輪止め構造。
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