JP6369272B2 - 電源制御回路と半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源制御回路と半導体装置に関する。
半導体装置の消費電力を抑えるため、所定の回路ブロックへの電力供給を遮断するパワーゲーティングと呼ばれる手法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、トランジスタのバックゲートにバイアス電圧を印加する技術が知られている(例えば、特許文献2,3,4を参照)。
特開2008−300696号公報 特開2001−230664号公報 特開2008−103927号公報 特開平7−212217号公報
図1は、回路ブロック2への電力供給をスイッチ1によって遮断するパワーゲーティングが行われる半導体装置100の一例を示す構成図である。回路ブロック2内のトランジスタ3のバックゲートBGには、電源電圧VDDLよりも高いバイアス電圧VDDHが印加されている。スイッチ1がオンすると、疑似電源電圧VVDDが電源電圧VDDLと等しくなり、電源電圧VDDLの電力が回路ブロック2に供給される(パワーゲーティング機能がオフ)。一方、スイッチ1がオンからオフに切り替わることによりパワーゲーティング機能がオンすると、回路ブロック2に印加される疑似電源電圧VVDDが略零ボルトになるため、回路ブロック2への電力供給が遮断される。
しかしながら、トランジスタ3のバックゲートBGにはバイアス電圧VDDHが印加されているため、疑似電源電圧VVDDが略零ボルトになると、トランジスタ3のバックゲートBGとソースS又はドレインDとの間に印加される電圧が大きくなる。その結果、トランジスタ3のバックゲートBGとソースS又はドレインDとの間を流れるリーク電流が増大するため、パワーゲーティング機能がオンしていても、半導体装置の消費電力が大きくなる。
そこで、バックゲートにバイアス電圧が印加されるトランジスタを有する回路ブロックにパワーゲーティングを行う場合でも、低消費電力化が可能な、電源制御回路及び半導体装置の提供を目的とする。
一つの案では、
第1の電源部と、所定の回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
前記第1の電源部とは電圧値が異なる第2の電源部と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
前記第1のノードと前記第2のノードとの間に挿入される第3のスイッチと、
前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備え
前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部、または前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部である、電源制御回路が提供される。
一態様によれば、半導体装置の消費電力の低減が可能である。
半導体装置の一例を示す構成図である。 半導体装置の一例を示す構成図である。 半導体装置の一例を示す構成図である。 半導体装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 半導体装置の一例を示す構成図である。 半導体装置の一例を示す構成図である。 トランジスタの特性の一例を示す図である。 トランジスタの特性の一例を示す図である。 トランジスタの特性の一例を示す図である。 半導体装置の一例を示す構成図である。 半導体装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 半導体装置の一例を示す構成図である。 半導体装置の一例を示す構成図である。
以下、実施形態を図面に従って説明する。
図2は、半導体装置101の一例を示す構成図である。半導体装置101は、例えば、LSI(Large Scale Integrated circuit:大規模集積回路)である。半導体装置101は、回路ブロック10と、電源制御回路20とを備える。
回路ブロック10は、パワーゲーティングの対象回路であり、少なくとも一つの電界効果トランジスタ11を有する。電界効果トランジスタ11は、例えば、ゲートGと、ソースSと、ドレインDと、バックゲートBGとを有するPチャネル型のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタである。
電源制御回路20は、回路ブロック10への電力供給を遮断するパワーゲーティングを制御する回路である。電源制御回路20は、スイッチ31と、スイッチ32と、スイッチ33と、制御部40とを備える。
スイッチ31は、電源50とノード51との間に挿入される第1のスイッチの一例である。スイッチ31は、例えば、電源50とノード51との間に直列に接続される半導体スイッチング素子である。
電源50は、第1の電源部の一例であり、例えば、電源電圧VDDLの直流電力を供給可能な低電源電位部である。電源50は、例えば、電源端子、電源配線又は電源パターン等の導電部である。電源電圧VDDLは、電源50と接地電源52との間の電位差である。
接地電源52は、接地電圧VGNDを有するグランドであり、例えば、接地端子、接地配線又は接地パターン等の導電部である。接地電源52は、回路ブロック10から流出する回路電流が流れる低電位側の電流経路に接続され、例えば、電界効果トランジスタ11のドレインDに直接又は間接的に接続される。
ノード51は、所定の回路ブロック10に接続される第1のノードの一例である。ノード51は、例えば、回路ブロック10に接続される疑似電源部であり、疑似電源端子、疑似電源配線又は疑似電源パターン等の疑似導電部である。ノード51は、回路ブロック10に流入する回路電流が流れる高電位側の電流経路に接続され、例えば、電界効果トランジスタ11のソースSに直接又は間接的に接続される。回路ブロック10は、ノード51と接地電源52との間に接続される。
スイッチ32は、高バイアス電源53とノード54との間に挿入される第2のスイッチの一例である。スイッチ32は、例えば、高バイアス電源53とノード54との間に直列に接続される半導体スイッチング素子である。
高バイアス電源53は、電源50とは電圧値が異なる第2の電源部の一例である。高バイアス電源53は、例えば、電源50よりも電圧値が高い高電源電位部であり、高バイアス電源電圧VDDHの直流電力を供給する。高バイアス電源53は、例えば、電源端子、電源配線又は電源パターン等の導電部である。高バイアス電源電圧VDDHは、高バイアス電源53と接地電源52との間の電位差であり、電源電圧VDDLよりも高い電圧である。
ノード54は、回路ブロック10内の電界効果トランジスタ11のバックゲートBGに接続される第2のノードの一例である。ノード54は、例えば、電界効果トランジスタ11のバックゲートBGにバイアス電圧VBGを印加可能な電圧印加部であり、端子、配線又は導電パターン等の導電部である。
スイッチ33は、ノード51とノード54との間に挿入される第3のスイッチの一例である。スイッチ33は、例えば、ノード51とノード54との間に直列に接続される半導体スイッチング素子である。
制御部40は、スイッチ31をオンするときはスイッチ32をオンし且つスイッチ33をオフし、スイッチ31をオフするときはスイッチ32をオフし且つスイッチ33をオンする制御部の一例である。制御部40は、スイッチ31,32,33のそれぞれをオンオフする制御信号を出力する回路である。
スイッチ31のオンにより、ノード51の疑似電源電圧VVDDは、電源電圧VDDLになるので、回路ブロック10には電源電圧VDDLが印加される。これにより、電源電圧VDDLの電力が回路ブロック10に供給されるので、回路ブロック10に対するパワーゲーティング機能はオフする。また、スイッチ31がオンするときは、スイッチ32はオンし、且つ、スイッチ33はオフする。したがって、ノード54のバイアス電圧VBGは、高バイアス電源電圧VDDHになるので、電界効果トランジスタ11のバックゲートBGに高バイアス電源電圧VDDHをバイアスすることができる。
一方、スイッチ31のオフにより、ノード51の疑似電源電圧VVDDは、接地電圧VGNDになるので、回路ブロック10には略零ボルトが印加される。これにより、回路ブロック10には給電されないので、回路ブロック10に対するパワーゲーティング機能はオンする。また、スイッチ31がオフするときは、スイッチ32はオフし、且つ、スイッチ33はオンする。これにより、ノード54のバイアス電圧VBGは、疑似電源電圧VVDDと等しい電圧になる。スイッチ31のオフにより、疑似電源電圧VVDDは、接地電圧VGNDになるので、バイアス電圧VBGは、接地電圧VGNDになる。したがって、電界効果トランジスタ11のバックゲートBGに接地電圧VGNDをバイアスすることができる。
このように、スイッチ31のオフにより回路ブロック10に対するパワーゲーティング機能がオンしているときは、電界効果トランジスタ11において、ソースSおよびドレインDは、接地電圧VGNDになり、バックゲートBGも、同じ接地電圧VGNDとなる。よって、バックゲートBGとソースSとの間の電圧及びバックゲートBGとドレインDとの間の電圧は略零ボルトになるので、バックゲートBGとソースSとの接合部及びバックゲートBGとドレインDとの間の接合部に流れるリーク電流を抑えることができる。したがって、半導体装置101の低消費電力化が可能である。
また、スイッチ32のオフのとき、スイッチ33はオンであるため、電界効果トランジスタ11のバックゲートBGは、フローティング電位とはならずに、疑似電源電圧VVDD(この場合、スイッチ31がオフのため、接地電圧VGND)に固定される。したがって、ノイズが電界効果トランジスタ11のバックゲートBG又はノード54に重畳しにくくなり、当該ノイズによるラッチアップの発生を抑えることができる。
図3は、半導体装置102の一例を示す構成図である。上述の半導体装置101と同様の構成及び効果についての説明は、上述の説明を援用する。半導体装置102は、回路ブロック12と、電源制御回路21とを備える。
回路ブロック12は、図2の回路ブロック10の具体例である。回路ブロック12は、PMOSトランジスタ13とNMOSトランジスタ14とを有する組み合わせ回路の一例である。なお、PMOSトランジスタとは、Pチャネル型のMOS電界効果トランジスタであり、NMOSトランジスタとは、Nチャネル型のMOS電界効果トランジスタである。
PMOSトランジスタ13は、ノード51に接続されるソースと、NMOSトランジスタ14のドレインに接続されるドレインと、ノード54に接続されるバックゲートBGとを有する。
NMOSトランジスタ14は、接地電源52に接続されるソースと、PMOSトランジスタ13のドレインに接続されるドレインと、低バイアス電源55に接続されるバックゲートBGとを有する。
低バイアス電源55は、接地電源52よりも電圧値が低い低電源電位部であり、NMOSトランジスタ14のバックゲートBGに印加される低バイアス電源電圧VSSLを有する。低バイアス電源55は、例えば、電源端子、電源配線又は電源パターン等の導電部である。低バイアス電源電圧VSSLは、低バイアス電源55と接地電源52との間の電位差であり、接地電圧VGNDと同じ又は接地電圧VGNDよりも低い負電圧である。
電源制御回路21は、回路ブロック12への電力供給を遮断するパワーゲーティングを制御する回路である。電源制御回路21は、PMOSトランジスタ61と、PMOSトランジスタ62と、NMOSトランジスタ63と、制御部41と、制御部42とを備える。
PMOSトランジスタ61、PMOSトランジスタ62、NMOSトランジスタ63は、それぞれ、図2に示した、スイッチ31、スイッチ32、スイッチ33の具体例である。PMOSトランジスタ62及びNMOSトランジスタ63は、CMOSインバータ64に含まれるトランジスタである。なお、CMOSとは、「Complementary MOS」の略である。
PMOSトランジスタ61は、制御部41に接続されるゲートと、電源50に接続されるソース及びバックゲートと、ノード51に接続されるドレインとを有する。PMOSトランジスタ62は、制御部42に接続されるゲートと、高バイアス電源53に接続されるソース及びバックゲートと、ノード54に接続されるドレインとを有する。NMOSトランジスタ63は、制御部42に接続されるゲートと、ノード51に接続されるソース及びバックゲートと、ノード54に接続されるドレインとを有する。
制御部41,42は、図2の制御部40の一例である。制御部41は、PMOSトランジスタ61を駆動する制御信号S1を出力する回路であり、制御部42は、CMOSインバータ64を駆動する制御信号S2を出力する回路である。
制御部41は、例えば、電源50から給電されるPMU(Power Management Unit)であり、電源電圧VDDLで動作する。制御部41は、高バイアス電源電圧VDDHで動作するのではなく電源電圧VDDLで動作するので、電源電圧VDDLをハイレベルとする制御信号S1を、PMOSトランジスタ61のゲートに向けて出力する。制御部41が電源電圧VDDLで動作する場合、制御信号S1のハイレベルは電源電圧VDDLになる。したがって、制御部41が電源電圧VDDLで動作することによって、PMOSトランジスタ61に要求されるゲート耐圧を高バイアス電源電圧VDDHよりも下げることができる。
制御部42は、例えば、高バイアス電源53から給電されるPMUであり、高バイアス電源電圧VDDHで動作する。制御部42は、高バイアス電源電圧VDDHで動作するので、高バイアス電源電圧VDDHをハイレベルとする制御信号S2を、PMOSトランジスタ62のゲート及びNMOSトランジスタ63のゲートに向けて出力する。
図4は、半導体装置102の動作の一例を示すタイミングチャートである。図3を参照して、図4について説明する。なお、制御信号S2がローレベルからハイレベルに切り替わる期間t1−t2と、制御信号S1がローレベルからハイレベルに切り替わる期間t3−t4は、重複していてもよいし、図示のように重複していなくてもよい。
例えば、電源電圧VDDLが1.0ボルト、高バイアス電源電圧VDDHが1.5ボルト、接地電圧VGNDが0ボルト、各トランジスタのゲート閾値電圧が0.6ボルトである。
制御信号S1の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDである場合、PMOSトランジスタ61はオンするので、ノード51の疑似電源電圧VVDDは、電源電圧VDDLである。また、制御信号S2の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDである場合、PMOSトランジスタ62はオン、NMOSトランジスタ63はオフするので、ノード54のバイアス電圧VBGは、高バイアス電源電圧VDDHである。
つまり、制御信号S1の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDであるタイミングt1までの期間では、回路ブロック12に給電されるので、パワーゲーティング機能はオフする。
制御信号S2の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDからハイレベルの高バイアス電源電圧VDDHまで遷移すると、PMOSトランジスタ62はオフし、NMOSトランジスタ63はオンする。これにより、ノード54のバイアス電圧VBGは、高バイアス電源電圧VDDHから電源電圧VDDLに低下する。
一方、制御信号S1の電圧レベルがハイレベルの電源電圧VDDLである場合、PMOSトランジスタ61はオフするので、ノード51の疑似電源電圧VVDDは、接地電圧VGNDである。PMOSトランジスタ61のリーク電流I1と回路ブロック12のリーク電流I2とがPMOSトランジスタ61によって平衡するが、PMOSトランジスタ61のコンダクタンスは回路ブロック12のコンダクタンスよりも小さい。そのため、PMOSトランジスタ61のソース−ドレイン間の電圧が電源電圧VDDLに近づき、回路ブロック12の両端電圧が接地電圧VGNDに近づくため、ノード51の疑似電源電圧VVDDは、ほぼ接地電圧VGNDとなる。
また、制御信号S2の電圧レベルがハイレベルの高バイアス電源電圧VDDHである場合、PMOSトランジスタ62はオフ、NMOSトランジスタ63はオンするので、ノード54のバイアス電圧VBGは、疑似電源電圧VVDDと等しい電圧(この場合、接地電圧VGND)である。
つまり、制御信号S1の電圧レベルがハイレベルの電源電圧VDDLであるタイミングt4以降の期間では、回路ブロック12には給電されないので、パワーゲーティング機能はオンする。
したがって、回路ブロック12に対するパワーゲーティング機能がオンしているときは、PMOSトランジスタ13において、ソース又はドレインは、接地電圧VGNDになり、バックゲートBGも、同じ接地電圧VGNDとなる。よって、バックゲートBGとソースとの間の電圧及びバックゲートBGとドレインとの間の電圧は略零ボルトになるので、バックゲートBGとソースとの接合部及びバックゲートBGとドレインとの間の接合部に流れるリーク電流を抑えることができる。したがって、半導体装置102の低消費電力化が可能である。
図5は、半導体装置103の一例を示す構成図である。上述の半導体装置101,102と同様の構成及び効果についての説明は、上述の説明を援用する。
制御部41は、PMOSトランジスタ61とCMOSインバータ64を駆動する共通の制御信号S1を出力する。制御信号S1の共通化により、電源50からノード51への電流の流れを遮断する制御と、高バイアス電源53からノード54への電流の流れを遮断する制御とを一つの共通の制御部41によって実行可能である。つまり、電力供給を遮断すべき系統が複数あっても、制御部の個数を抑えることができるため、半導体装置103の低消費電力化が可能である。
また、半導体装置103は、レベルシフト回路65を制御部41とCMOSインバータ64との間に備える。レベルシフト回路65は、CMOSインバータ64に入力される制御信号S1のハイレベルの電圧を電源電圧VDDLから高バイアス電源電圧VDDHにシフトする。これにより、CMOSインバータ64のPMOSトランジスタ62のゲート電位が低すぎるために、PMOSトランジスタ61がオフのとき、PMOSトランジスタ62が誤ってオンすることを防止できる。よって、PMOSトランジスタ13のバックゲートBGに流れるリーク電流がPMOSトランジスタ62の誤オンによって増大することを抑制可能である。
図6は、半導体装置104の一例を示す構成図である。上述の半導体装置101,102,103と同様の構成及び効果についての説明は、上述の説明を援用する。
半導体装置104の電源制御回路23は、レベルシフト回路を有さない点で、図5の電源制御回路22と異なる。疑似電源電圧VVDDが可変であることを利用し、トランジスタの最適化(例えば、NMOSトランジスタ63の低閾値化など)がされることで、レベルシフト回路が無くても、制御部41によってCMOSインバータ64の制御が可能となる。
図7は、CMOSインバータに使用されるPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの両方のトランジスタの特性の一例を示す図である。図7の(A)は、PMOSトランジスタがオンする際の特性の一例を示し、図7の(B)は、NMOSトランジスタがオフする際の特性の一例を示す。Vthは、トランジスタのゲート閾値電圧、Vgsは、トランジスタのゲート−ソース間に印加される電圧、Idsは、トランジスタのドレイン−ソース間に流れる電流、Logは、常用対数、1.E−nは(nは正の整数)、1.0×10−nを表す。なお、図示の具体的な数値は、トランジスタのオンオフの動作を説明しやすくするための便宜的な値である。
制御信号S1の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDである場合、CMOSインバータ64のPMOSトランジスタ62の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも高い電圧(VGND−VDDH)であるため、PMOSトランジスタ62は、オンする(図7の(A)参照)。また、制御信号S1の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDである場合、CMOSインバータ64のNMOSトランジスタ63の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも低い負電圧(VGND−VDDL)であるため、NMOSトランジスタ63は、オフする(図7の(B)参照)。したがって、パワーゲーティング機能のオフ時に、NMOSトランジスタ63の電圧Vgsを負電圧にできるため、図7の(B)に示されるように、電圧Vgsが例えば零である場合に比べて、NMOSトランジスタ63の電流Idsのリーク量を減らすことができる。また、パワーゲーティング機能のオフ時に、NMOSトランジスタ63の電圧Vgsを負電圧にできるため、NMOSトランジスタ63を低閾値化しても、NMOSトランジスタ63を低消費電力でオフさせることができる。したがって、半導体装置104の低消費電力化が可能となる。
図8は、CMOSインバータに使用されるPMOSトランジスタとNMOSトランジスタの両方のトランジスタの特性の一例を示す図である。図8の(A)は、PMOSトランジスタがオフする際の特性の一例を示し、図8の(B)は、NMOSトランジスタがオンする際の特性の一例を示す。Vthは、トランジスタのゲート閾値電圧、Vgsは、トランジスタのゲート−ソース間に印加される電圧、Idsは、トランジスタのドレイン−ソース間に流れる電流、Logは、常用対数、1.E−nは(nは正の整数)、1.0×10−nを表す。なお、図示の具体的な数値は、トランジスタのオンオフの動作を説明しやすくするための便宜的な値である。
制御信号S1の電圧レベルがハイレベルの電源電圧VDDLである場合、CMOSインバータ64のPMOSトランジスタ62の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも低い電圧(VDDL−VDDH)であるため、PMOSトランジスタ62は、オフする(図8の(A)参照)。また、制御信号S1の電圧レベルがハイレベルの電源電圧VDDLである場合、CMOSインバータ64のNMOSトランジスタ63の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも高い電圧(VDDL−VGND)であるため、NMOSトランジスタ63はオンする(図8の(B)参照)。
しかしながら、PMOSトランジスタ62の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも低い電圧(VDDL−VDDH)であるが、零ではない。そのため、PMOSトランジスタ62の電流Idsのリーク量は、電圧Vgsが零である場合に比べて多い。
そこで、PMOSトランジスタ62のゲート閾値電圧Vthの絶対値を、NMOSトランジスタ63のゲート閾値電圧Vthよりも高くする。これにより、PMOSトランジスタ62のオフ時の特性は図9に示されるように変化する。
図9において、実線は、PMOSトランジスタ62のゲート閾値電圧Vthの絶対値とNMOSトランジスタ63のゲート閾値電圧Vthとが同じ電圧値(例えば、0.6V)である場合を示す。破線は、PMOSトランジスタ62のゲート閾値電圧Vthの絶対値がNMOSトランジスタ63のゲート閾値電圧Vthよりも高い場合(例えば、PMOSトランジスタ62のゲート閾値電圧Vthの絶対値が0.9Vであり、NMOSトランジスタ63のゲート閾値電圧Vthが0.6Vである場合)を示す。
このように、PMOSトランジスタ62の電圧Vgsが同じであっても、PMOSトランジスタ62のゲート閾値電圧Vthの絶対値を、NMOSトランジスタ63のゲート閾値電圧Vthよりも高くすることによって、PMOSトランジスタ62の電流Idsのリーク量を減らすことができる。その結果、半導体装置104の低消費電力化が可能となる。
図10は、半導体装置105の一例を示す構成図である。上述の半導体装置101〜104と同様の構成及び効果の説明については、上述の説明を援用する。
例えば図3の半導体装置102では、回路ブロック12への電力供給を遮断するスイッチ(図3の場合、PMOSトランジスタ61)は、電源50と回路ブロック12との間に配置されている。これに対し、図10の半導体装置105では、回路ブロック12への電力供給を遮断するスイッチ(図10の場合、NMOSトランジスタ71)は、接地電源80と回路ブロック12との間に配置されている。半導体装置105は、回路ブロック12と、電源制御回路24とを備える。
電源制御回路24は、回路ブロック12への電力供給を遮断するパワーゲーティングを制御する回路である。電源制御回路24は、NMOSトランジスタ71と、NMOSトランジスタ72と、PMOSトランジスタ73と、制御部43と、制御部44とを備える。NMOSトランジスタ72及びPMOSトランジスタ73は、CMOSインバータ74に含まれるトランジスタである。
NMOSトランジスタ71は、接地電源80とノード81との間に挿入される第1のスイッチの一例である。NMOSトランジスタ71は、例えば、接地電源80とノード81との間に直列に接続される半導体スイッチング素子である。NMOSトランジスタ71は、制御部43に接続されるゲートと、接地電源80に接続されるソース及びバックゲートと、ノード81に接続されるドレインとを有する。
接地電源80は、第1の電源部の一例であり、例えば、接地電圧VGNDを有するグランドである。接地電源80は、例えば、接地端子、接地配線又は接地パターン等の導電部である。
ノード81は、所定の回路ブロック12に接続される第1のノードの一例である。ノード81は、例えば、回路ブロック12に接続される疑似電源部であり、疑似電源端子、疑似電源配線又は疑似電源パターン等の疑似導電部である。ノード81は、回路ブロック12から流出する回路電流が流れる低電位側の電流経路に接続され、例えば、NMOSトランジスタ14のソースに直接又は間接的に接続される。回路ブロック12は、ノード81と電源82との間に接続される。
NMOSトランジスタ72は、低バイアス電源83とノード84との間に挿入される第2のスイッチの一例である。NMOSトランジスタ72は、例えば、低バイアス電源83とノード84との間に直列に接続される半導体スイッチング素子である。NMOSトランジスタ72は、制御部44に接続されるゲートと、低バイアス電源83に接続されるソース及びバックゲートと、ノード84に接続されるドレインとを有する。
低バイアス電源83は、接地電源80とは電圧値が異なる第2の電源部の一例である。低バイアス電源83は、例えば、接地電源80よりも電圧値が低い低電源電位部であり、低バイアス電源電圧VSSLを有する。低バイアス電源83は、例えば、電源端子、電源配線又は電源パターン等の導電部である。低バイアス電源電圧VSSLは、低バイアス電源83と接地電源80との間の電位差であり、接地電圧VGNDよりも低い負電圧である。
ノード84は、回路ブロック12内のNMOSトランジスタ14のバックゲートBGに接続される第2のノードの一例である。ノード84は、例えば、NMOSトランジスタ14のバックゲートBGにバイアス電圧VBGを印加可能な電圧印加部であり、端子、配線又は導電パターン等の導電部である。
PMOSトランジスタ73は、ノード81とノード84との間に挿入される第3のスイッチの一例である。PMOSトランジスタ73は、例えば、ノード81とノード84との間に直列に接続される半導体スイッチング素子である。PMOSトランジスタ73は、制御部44に接続されるゲートと、ノード81に接続されるソース及びバックゲートと、ノード84に接続されるドレインとを有する。
回路ブロック12は、PMOSトランジスタ13とNMOSトランジスタ14とを有する組み合わせ回路の一例である。NMOSトランジスタ14は、ノード81に接続されるソースと、PMOSトランジスタ13のドレインに接続されるドレインと、ノード84に接続されるバックゲートBGとを有する。PMOSトランジスタ13は、電源82に接続されるソースと、NMOSトランジスタ14のドレインに接続されるドレインと、高バイアス電源85に接続されるバックゲートBGとを有する。
電源82は、例えば、電源電圧VDDLの直流電力を供給可能な低電源電位部である。電源82は、例えば、電源端子、電源配線又は電源パターン等の導電部である。電源電圧VDDLは、電源82と接地電源80との間の電位差である。
高バイアス電源85は、電源82よりも電圧値が高い高電源電位部であり、PMOSトランジスタ13のバックゲートBGに印加される高バイアス電源電圧VDDHを有する。高バイアス電源85は、例えば、電源端子、電源配線又は電源パターン等の導電部である。高バイアス電源電圧VDDHは、高バイアス電源85と接地電源80との間の電位差であり、電源電圧VDDLよりも高い電圧である。
制御部43は、NMOSトランジスタ71を駆動する制御信号S3を出力する回路であり、制御部44は、CMOSインバータ74を駆動する制御信号S4を出力する回路である。制御部44は、制御部43がNMOSトランジスタ71をオンするときは、NMOSトランジスタ72をオンし且つPMOSトランジスタ73をオフする。一方、制御部44は、制御部43がNMOSトランジスタ71をオフするときは、NMOSトランジスタ72をオフし且つPMOSトランジスタ73をオンする。
制御部43は、例えば、電源82と接地電源80から給電されるPMUであり、電源電圧(VDDL−VGND)で動作する。制御部43は、高バイアス電源電圧VDDHで動作するのではなく電源電圧(VDDL−VGND)で動作するので、電源電圧VDDLをハイレベルとする制御信号S3を、NMOSトランジスタ71のゲートに向けて出力する。制御部43が電源電圧(VDDL−VGND)で動作する場合、制御信号S3のハイレベルは電源電圧VDDLになる。したがって、制御部43が電源電圧(VDDL−VGND)で動作することによって、NMOSトランジスタ71に要求されるゲート耐圧を高バイアス電源電圧VDDHよりも下げることができる。
制御部44は、例えば、電源82と低バイアス電源83から給電されるPMUであり、電源電圧(VDDL−VSSL)で動作する。制御部44は、電源電圧(VDDL−VSSL)で動作するので、電源電圧VDDLをハイレベルとする制御信号S4を、NMOSトランジスタ72のゲート及びPMOSトランジスタ73のゲートに向けて出力する。
NMOSトランジスタ71のオンにより、ノード81の疑似電源電圧VVSSは、接地電圧VGNDになるので、回路ブロック12には電源電圧VDDLが印加される。これにより、電源電圧VDDLの電力が回路ブロック12に供給されるので、回路ブロック12に対するパワーゲーティング機能はオフする。また、NMOSトランジスタ71がオンするときは、NMOSトランジスタ72はオンし、且つ、PMOSトランジスタ73はオフする。したがって、ノード84のバイアス電圧VBGは、低バイアス電源電圧VSSLになるので、NMOSトランジスタ14のバックゲートBGに低バイアス電源電圧VSSLをバイアスすることができる。
一方、NMOSトランジスタ71のオフにより、ノード81の疑似電源電圧VVSSは、電源電圧VDDLになるので、回路ブロック12には略零ボルトが印加される。これにより、回路ブロック12には給電されないので、回路ブロック12に対するパワーゲーティング機能はオンする。また、NMOSトランジスタ71がオフするときは、NMOSトランジスタ72はオフし、且つ、PMOSトランジスタ73はオンする。これにより、ノード84のバイアス電圧VBGは、疑似電源電圧VVSSと等しい電圧になる。NMOSトランジスタ71のオフにより、疑似電源電圧VVSSは、電源電圧VDDLになるので、バイアス電圧VBGは、電源電圧VDDLになる。したがって、NMODトランジスタ14のバックゲートBGに電源電圧VDDLをバイアスすることができる。
このように、NMOSトランジスタ71のオンにより回路ブロック12に対するパワーゲーティング機能がオンしているときは、NMOSトランジスタ14において、ソース又はドレインは、電源電圧VDDLになり、バックゲートBGも、同じ電源電圧VDDLとなる。よって、バックゲートBGとソースとの間の電圧及びバックゲートBGとドレインとの間の電圧は略零ボルトになるので、バックゲートBGとソースとの接合部及びバックゲートBGとドレインとの間の接合部に流れるリーク電流を抑えることができる。したがって、半導体装置105の低消費電力化が可能である。
また、NMOSトランジスタ72のオフのとき、PMOSトランジスタ73はオンであるため、NMOSトランジスタ14のバックゲートBGは、フローティング電位とはならずに、疑似電源電圧VVSS(この場合、NMOSトランジスタ71がオフのため、電源電圧VDDL)に固定される。したがって、ノイズがNMOSトランジスタ14のバックゲートBG又はノード84に重畳しにくくなり、当該ノイズによるラッチアップの発生を抑えることができる。
図11は、半導体装置105の動作の一例を示すタイミングチャートである。図10を参照して、図11について説明する。
例えば、電源電圧VDDLが1.0ボルト、接地電圧VGNDが0ボルト、低バイアス電源電圧VSSLが−0.5ボルト、各トランジスタのゲート閾値電圧が0.6ボルトである。
図3の場合と同様に、制御信号S3の電圧レベルがハイレベルの電源電圧VDDLであるタイミングt1までの期間では、回路ブロック12に給電されるので、パワーゲーティング機能はオフする。一方、制御信号S3の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDであるタイミングt4以降の期間では、回路ブロック12には給電されないので、パワーゲーティング機能はオンする。
したがって、回路ブロック12に対するパワーゲーティング機能がオンしているときは、NMOSトランジスタ14において、ソース又はドレインは、電源電圧VDDLになり、バックゲートBGも、同じ電源電圧VDDLとなる。よって、バックゲートBGとソースとの間の電圧及びバックゲートBGとドレインとの間の電圧は略零ボルトになるので、バックゲートBGとソースとの接合部及びバックゲートBGとドレインとの間の接合部に流れるリーク電流を抑えることができる。したがって、半導体装置105の低消費電力化が可能である。
図12は、半導体装置106の一例を示す構成図である。上述の半導体装置101〜105の同様の構成及び効果についての説明は、上述の説明を援用する。
制御部43は、NMOSトランジスタ71とCMOSインバータ74を駆動する共通の制御信号S3を出力する。制御信号S3の共通化により、電源82からノード81への電流の流れを遮断する制御と、ノード84から低バイアス電源83への電流の流れを遮断する制御とを一つの共通の制御部43によって実行可能である。つまり、電流の流れを遮断すべき系統が複数あっても、制御部の個数を抑えることができるため、半導体装置106の低消費電力化が可能である。
また、半導体装置106は、レベルシフト回路75を制御部43とCMOSインバータ74との間に備える。レベルシフト回路75は、CMOSインバータ74に入力される制御信号S3のローレベルの電圧を接地電圧VGNDから低バイアス電源電圧VSSLにシフトする。これにより、CMOSインバータ74のNMOSトランジスタ72のゲート電位が高すぎるために、NMOSトランジスタ71がオフのとき、NMOSトランジスタ72が誤ってオンすることを防止できる。よって、NMOSトランジスタ14のバックゲートBGに流れるリーク電流がNMOSトランジスタ72の誤オンによって増大することを抑制可能である。
図13は、半導体装置107の一例を示す構成図である。上述の半導体装置101〜106と同様の構成及び効果についての説明は、上述の説明を援用する。
半導体装置107の電源制御回路26は、レベルシフト回路を有さない点で、図12の電源制御回路25と異なる。疑似電源電圧VVSSが可変であることを利用し、トランジスタの最適化(例えば、PMOSトランジスタ73の低閾値化など)がされることで、レベルシフト回路が無くても、制御部43によってCMOSインバータ74の制御が可能となる。
制御信号S3の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDである場合、CMOSインバータ74のNMOSトランジスタ72の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも低い電圧(VGND−VSSL)であるため、NMOSトランジスタ72は、オフする。また、制御信号S3の電圧レベルがローレベルの接地電圧VGNDである場合、CMOSインバータ74のPMOSトランジスタ73の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも高い電圧(VGND−VDDL)であるため、PMOSトランジスタ73はオンする。
しかしながら、NMOSトランジスタ72の電圧Vgsは、ゲート閾値電圧Vthよりも低い電圧(VGND−VSSL)であるが、零ではない。そのため、NMOSトランジスタ72の電流Idsのリーク量は、電圧Vgsが零である場合に比べて多い。
そこで、NMOSトランジスタ72のゲート閾値電圧Vthを、PMOSトランジスタ73のゲート閾値電圧Vthの絶対値よりも高くする。これにより、NMOSトランジスタ72の電流Idsのリーク量を減らすことができる。その結果、半導体装置107の低消費電力化が可能となる。
以上、電源制御回路及び半導体装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、図3,5,6のうちのいずれか一つの構成と、図10,12,13のうちのいずれか一つの構成とを組み合わせてもよい。すなわち、パワーゲーティングの対象である回路ブロックの上流側と下流側の両方で、当該回路ブロックへの電力の供給と遮断とが切り替えられてもよい。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の電源部と、所定の回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
前記第1の電源部とは電圧値が異なる第2の電源部と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
前記第1のノードと前記第2のノードとの間に挿入される第3のスイッチと、
前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備える、電源制御回路。
(付記2)
前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、CMOSインバータに含まれるトランジスタである、付記1に記載の電源制御回路。
(付記3)
前記制御部は、前記第1のスイッチと前記CMOSインバータと駆動する共通の制御信号を出力する、付記2に記載の電源制御回路。
(付記4)
前記制御信号のレベルをシフトするレベルシフト回路を、前記制御部と前記CMOSインバータとの間に備える、付記2又は3に記載の電源制御回路。
(付記5)
前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタであり、
前記第2のスイッチは、ゲート閾値電圧の絶対値が前記NMOSトランジスタのゲート閾値電圧よりも高いPMOSトランジスタである、付記2から4のいずれか一つに記載の電源制御回路。
(付記6)
前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタであり、
前記第2のスイッチは、ゲート閾値電圧が前記PMOSトランジスタのゲート閾値電圧の絶対値よりも高いNMOSトランジスタである、付記2から4のいずれか一つに記載の電源制御回路。
(付記7)
前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも高く、
前記第2のスイッチは、PMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタである、付記1から5のいずれか一つに記載の電源制御回路。
(付記8)
前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも低く、
前記第2のスイッチは、NMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタである、付記1,2,3,4,6のいずれか一つに記載の電源制御回路。
(付記9)
所定の回路ブロックと、
第1の電源部と、前記回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
前記第1の電源部とは電圧値が異なる第2の電源部と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間に挿入される第3のスイッチと、
前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備える、半導体装置。
(付記10)
前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも高く、
前記第2のスイッチは、PMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタであり、
前記回路ブロック内のトランジスタは、PMOSトランジスタである、付記9に記載の半導体装置。
(付記11)
前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも低く、
前記第2のスイッチは、NMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタであり、
前記回路ブロック内のトランジスタは、NMOSトランジスタである、付記9に記載の半導体装置。
10,12 回路ブロック
11 電界効果トランジスタ
20,21,22,23,24,25,26 電源制御回路
31,32,33 スイッチ
40,41,42,43,44 制御部
50,82 電源
51,54,81,84 ノード
52,80 接地電源
53,85 高バイアス電源
55,83 低バイアス電源
61,62,73 PMOSトランジスタ
63,71,72 NMOSトランジスタ
64,74 CMOSインバータ
65,75 レベルシフト回路
100,101,102,103,104,105,106,107 半導体装置

Claims (16)

  1. 第1の電源部と、所定の回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
    前記第1の電源部とは電圧値が異なる第2の電源部と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
    前記第1のノードと前記第2のノードとの間に挿入される第3のスイッチと、
    前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備え
    前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部、または前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部である、電源制御回路。
  2. 前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、CMOSインバータに含まれるトランジスタである、請求項1に記載の電源制御回路。
  3. 前記制御部は、前記第1のスイッチと前記CMOSインバータを駆動する共通の制御信号を出力する、請求項2に記載の電源制御回路。
  4. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタであり、
    前記第2のスイッチは、ゲート閾値電圧の絶対値が前記NMOSトランジスタのゲート閾値電圧よりも高いPMOSトランジスタである、請求項1から3のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  5. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタであり、
    前記第2のスイッチは、ゲート閾値電圧が前記PMOSトランジスタのゲート閾値電圧の絶対値よりも高いNMOSトランジスタである、請求項1から3のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  6. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも高く、
    前記第2のスイッチは、PMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタである、請求項1から4のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  7. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも低く、
    前記第2のスイッチは、NMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタである、請求項1,2,3,5のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  8. 所定の回路ブロックと、
    第1の電源と、前記回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
    前記第1の電源とは電圧値が異なる第2の電源と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間に挿入される第3のスイッチと、
    前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備え
    前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部、または前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部である、半導体装置。
  9. 第1の電源部と、所定の回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
    前記第1の電源部とは電圧値が異なる第2の電源部と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
    前記第1のノードと前記第2のノードとの間に挿入される第3のスイッチと、
    前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備え
    前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部、または前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第1のスイッチは、バックゲートに前記第1の電源部が接続されるトランジスタである、電源制御回路。
  10. 前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、CMOSインバータに含まれるトランジスタである、請求項に記載の電源制御回路。
  11. 前記制御部は、前記第1のスイッチと前記CMOSインバータを駆動する共通の制御信号を出力する、請求項10に記載の電源制御回路。
  12. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタであり、
    前記第2のスイッチは、ゲート閾値電圧の絶対値が前記NMOSトランジスタのゲート閾値電圧よりも高いPMOSトランジスタである、請求項9から11のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  13. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタであり、
    前記第2のスイッチは、ゲート閾値電圧が前記PMOSトランジスタのゲート閾値電圧の絶対値よりも高いNMOSトランジスタである、請求項9から11のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  14. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも高く、
    前記第2のスイッチは、PMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、NMOSトランジスタである、請求項9から12のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  15. 前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第2の電源部の電源電圧は、前記第1の電源部の電源電圧よりも低く、
    前記第2のスイッチは、NMOSトランジスタであり、前記第3のスイッチは、PMOSトランジスタである、請求項9,10,11,13のいずれか一項に記載の電源制御回路。
  16. 所定の回路ブロックと、
    第1の電源と、前記回路ブロックに接続される第1のノードとの間に挿入される第1のスイッチと、
    前記第1の電源とは電圧値が異なる第2の電源と、前記回路ブロック内のトランジスタのバックゲートに接続される第2のノードとの間に挿入される第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間に挿入される第3のスイッチと、
    前記第1のスイッチをオンするときは前記第2のスイッチをオンし且つ前記第3のスイッチをオフし、前記第1のスイッチをオフするときは前記第2のスイッチをオフし且つ前記第3のスイッチをオンする制御部とを備え
    前記第1のノードが、前記所定の回路ブロックの回路電流が流入する高電位側の電流経路に接続される疑似電源部、または前記所定の回路ブロックの回路電流が流出する低電位側の電流経路に接続される疑似電源部であり、
    前記第1のスイッチは、バックゲートに前記第1の電源が接続されるトランジスタである、半導体装置。
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