JP6368967B2 - 選果システム - Google Patents

選果システム Download PDF

Info

Publication number
JP6368967B2
JP6368967B2 JP2015028505A JP2015028505A JP6368967B2 JP 6368967 B2 JP6368967 B2 JP 6368967B2 JP 2015028505 A JP2015028505 A JP 2015028505A JP 2015028505 A JP2015028505 A JP 2015028505A JP 6368967 B2 JP6368967 B2 JP 6368967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
vegetables
fruits
fruit
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015028505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016150766A (ja
Inventor
古澤 健太郎
健太郎 古澤
山田 久也
久也 山田
田中 伸明
伸明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2015028505A priority Critical patent/JP6368967B2/ja
Publication of JP2016150766A publication Critical patent/JP2016150766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6368967B2 publication Critical patent/JP6368967B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、コンベアにより搬送される青果物をピックアップして、トレイ搬送装置上のトレイ(容器)へ所定量ずつ移送し、該トレイを更に次の行程へ搬送する選果システムの技術に関する。
従来、載置台に載置された青果物を搬送装置により搬送し、該搬送経路中途部において搬送される青果物の品質や大きさを測定し、次の行程で品質や大きさ毎にトレイに移送する選果システムの技術は公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−232823号公報
従来の選果システムにおいて、青果物を品質や大きさ毎に所定量詰めるトレイは、青果物の形状に合わせた凹部が縦横に並べて形成され、青果物搬送装置からトレイ搬送装置上のトレイへ移送装置により、トレイの左右(または前後)一側の凹部から順に青果物を詰めるようにしていた。しかし、青果物を左右(または前後)一側から順に詰めると、青果物の重量によりトレイの左右一側が重くなり、トレイの左右他側が浮いたり、トレイ自体がずれたり、移送装置による移送時に浮いたトレイに当たり青果物を詰める位置がずれたり、青果物を落下させて移送ミスが発生したり、トレイの搬送ミスも発生することがあった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、青果物を青果物搬送装置から移送装置によりトレイ搬送装置上のトレイに所定量ずつ収容し、前記トレイ搬送装置により更にトレイを下流の工程へ搬送する選果システムであって、前記トレイには、青果物の形状に合わせた収納凹部が縦横に形成され、前記トレイ搬送装置の搬送方向左右両側には、前記トレイの収納凹部の外側面をガイドする搬送ガイドが設けられ、前記搬送ガイドは、前記トレイの縁部の下面に摺接し、前記トレイに合わせて上下左右調節可能であり、前記トレイ搬送装置は、前記トレイを載置して搬送する搬送ベルトを有し、前記搬送ベルト上には、前記トレイの搬送方向後部を押す押体が所定間隔をあけて立設され、前記押体は、前記トレイ外周に形成される縁部よりも低く、前記トレイの収納凹部の後側面に当接するように設けられ、その左右幅は、前記トレイの収納凹部が二つ以上当たる長さとするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、移送装置によって青果物が、トレイに載置されたときに、その重みで位置がずれたり、他側が浮き上がったりすることがなく、確実に青果物をトレイの収納凹部に移送することができる。また、搬送ガイド及び押体はトレイの収納凹部の外側面をガイドすることになり、特に、固体誤差が比較的大きい発泡スチロール等のソフトパックにおいて、位置決めを確実に行え、移送される青果物を確実にトレイの収納凹部に収納することができる。
本発明の一実施形態に係る選果システムの全体的な構成を示した平面図。 青果物搬送装置と移送装置とトレイ搬送装置を示した斜視図。 青果物搬送装置とトレイ搬送装置の一部平面図。 青果物搬送装置とトレイ搬送装置の正面図。 従来の青果物搬送装置とトレイ搬送装置の正面図。
本発明の実施形態に係る選果システム1について、図1から図4を用いて説明する。なお、図中で示す白色矢印は搬送方向を示すものとして説明する。
選果システム1は、載置台5に一つずつ青果物6が載置されてコンベアにより搬送されるとともに、該載置台5に載置された青果物6は搬送途中で選別されて、等級や階級毎にトレイ8に詰めるようにしている。ここで、本実施形態では、青果物6は可食部6aとがく片(通称:へた)部6bとを備えるイチゴを実施例として説明するが、青果物6はその他の青果物、例えば、ミニトマト、ミズナス、リンゴ、びわ、洋ナシ、いちじく等であっても良く限定するものではない。
またここで、青果物6が詰められるトレイ8は、発泡スチロール等のクッション性を有し、製造容易な合成樹脂素材等からなり、軽量で平面視長方形の部材であり、載置台5から移送装置60により移送された青果物6が収納される凹状の収納凹部8aを縦横に複数形成され、最外周には所定幅を有する縁部8bが形成される。本実施形態のトレイ8では、30個(長手方向に6個、短手方向に5個)の収納凹部8a・8a・・・が形成される(図3参照)が、収納凹部8aの配置構成は千鳥状に配置してもよく、個数も限定するものではない。
該トレイ8の収納凹部8aは、略横に寝かせた青果物6が約三分の一程度以上が収まるような形状に合わせて凹状に下方に突出するように形成され、その収納凹部8aの上面周囲は縁部8bが形成される。言い換えれば、トレイ8の収納凹部8aは縁部8bから下方に凸状に突出して形成され、青果物6が収納凹部8aに収納された状態では、容易に移動できず、隣の青果物6にも接触せず、青果物6を傷つけないように搬送し、所定量ずつ容易に荷造りして出荷できようにしている。
トレイ8の収納凹部8a(収納される青果物6)の中心軸線は、平面視で長手方向(または短手方向またはトレイ搬送方向)に対して所定角度傾斜するように配置され、収納効率を高めている。本実施形態では、トレイ8の収納凹部8aは、その長手方向に対して平面視で左方(反時計周り)に略45度傾くように配置されている。
また、選果システム1は、図1に示すように、作業者によって載置台5に青果物6が載置される青果物載置部30と、青果物載置部30において載置台5に載置された青果物6の品質を計測する品質計測部40と、品質計測部40における計測結果に基づいて青果物6をその等級や階級毎に載置台5からトレイ8に移送する移送部50と、を備える。選果システム1では、主搬送装置11に沿って上流側から下流側へ順に、青果物載置部30、品質計測部40、移送部50、と配置される。
選果システム1は、主搬送装置11の下流側端に廃棄ライン14を備える。選果システム1では、青果物6は、規格外に変形しているもの、規格外に大きすぎるもの又は小さすぎるもの、規格外に変質しているもの、傷が付いているもの、がく片部6bがないもの、残留農薬が規定値以上のもの等の場合には、廃棄ライン14に搬送される。
選果システム1は、青果物載置部30において青果物6が載置台5に正確に載置されていなかった場合に、品質計測部40の下流側から、主搬送装置11の上流側に当該載置台5を戻す、リターンライン12を備える。
選果システム1は、移送部50において青果物6がトレイ8へ移送されて青果物6が載置されていない(空の状態)載置台5を、移送部50の終端から主搬送装置11の上流側に戻す、載置台戻りライン13を備える。選果システム1は、図示しない制御装置に種々の機構や装置等と接続されて、これらを制御するようにしている。
載置台5は、青果物6が所定の姿勢で載置されるものであり、略円筒状に形成され、平面視中央に向かって低くなる略円錐形の凹状に形成され、略横に寝かせた青果物6が収まるように構成される。載置台5の中央には上下方向に貫通孔が開口され、品質計測部40の投光手段から照射される光が上方(又は下方)から下方(又は上方)に貫通孔内を通って、受光手段がこれを受光可能なように構成される。
また、載置台5の側面(若しくは底面)には、ID認識手段が貼設される。具体的には、載置台5のID認識手段は、バーコードや二次元コードや磁気テープやICチップ等で構成される。載置台5のID認識手段には、認識番号が記される(IDが書込まれる)。載置台5のID認識手段における認識番号は、品質計測部40や移送部50において、それぞれ図示しない読取手段によって読取られる。
選果システム1の主搬送装置11は、ベルトコンベアにより構成される。主搬送装置11の搬送ベルトの搬送面上には、青果物6が載置されていない載置台5、又は、青果物載置部30において青果物6が載置された載置台5が載せられて搬送される。
選果システム1の青果物載置部30では、主搬送装置11の上流側の両側又は一側に、複数の作業者が位置して、当該作業者によって主搬送装置11により搬送される載置台5に青果物6が略横に寝かせるようにして載置される。
選果システム1の品質計測部40は、載置台5に載置されて主搬送装置11により搬送されてくる青果物6の質量を計測する質量計、青果物6を撮影するCCDカメラ等の撮影手段、撮影手段で撮影された画像に関する情報の画像処理を行う画像処理手段、青果物6の内部の品質を計測する投光手段及び受光手段、等が配置されて構成される。そして、品質計測部40では、青果物6の質量、青果物6の大きさ、青果物6の変質度合い、青果物6の傷の有無、青果物6のがく片部6bの有無、載置台5に載置される青果物6の向き(がく片部6bの向き、及び、主軸の傾斜する方向)、青果物6の糖度や酸度、青果物6の残留農薬濃度、等に関する情報、及び、品質計測部40に配置される読取手段によって読取られた載置台5の認識番号に関する情報は、制御装置に送信されて、その記憶手段に記憶される。
選果システム1の移送部50は、図1に示すように、主搬送装置11の左右両側に複数配置される。移送部50では、主搬送装置11によって搬送されてくる載置台5を主搬送装置11から各移送部50に搬送して、載置台5に載置される青果物6をトレイ8の収納凹部8aに移送する。各載置台5は主搬送装置11から各移送部50・50・・・へ、青果物6の階級や等級等に応じて分岐して搬送される。当該青果物6の階級や等級等は、前記品質計測部40で決定され、移送部50毎に予め設定されている。本実施形態では、主搬送装置11の搬送方向に対して左右それぞれに3つずつ移送部50が配置され、階級や等級が設定されている。
移送部50は、主搬送装置11の左側又は右側に搬送路が分岐するように配置される青果物搬送装置51と、主搬送装置11と青果物搬送装置51との分岐部分(青果物搬送装置51の始端側)に配置される分岐装置52と、載置台5に載置される青果物6の向きを修正する方向修正装置(不図示)と、トレイ8を搬送するトレイ搬送装置53と、載置台5に載置された青果物6をトレイ8に移送する移送装置60と、を有して構成される。
移送部50の分岐装置52は、主搬送装置11と青果物搬送装置51との分岐部分において、青果物6が載置された載置台5を主搬送装置11から移送部50に分岐させ、青果物搬送装置51へ移送させるものである。
ここで、青果物6が載置された載置台5が主搬送装置11によって搬送されてくると、移送部50に配置された読取手段によって、当該載置台5の認識番号が読取られて、当該認識番号に関する情報が制御装置に送信される。そして、制御装置は、前記送信された認識番号に関する情報に関連付けられた、青果物6の等級や階級等に関する情報が、移送部50に設定された青果物6の等級や階級と一致するかについて判断する。制御装置によって前記青果物6の等級や階級等が前記移送部50の等級や階級等と一致すると判断された場合には、青果物6が載置される載置台5は、移送部50の分岐装置52により青果物搬送装置51へ移送される。制御装置70によって前記青果物6の等級や階級が、前記移送部50の等級や階級等と一致しないと判断された場合には、そのまま主搬送装置11により下流へ搬送されて、下流側の移送部50で同様の判断がされる。
なお、制御装置は、前記送信された認識番号に関する情報に関連付けられた、青果物6の変質度合い、青果物6の傷の有無、青果物6のがく片部6bの有無、青果物6の残留農薬濃度、等に関する情報、に基づいて、当該青果物6が規格外のものかについて判断する。制御装置によって前記青果物6が、規格外に変形している、規格外に大きすぎる又は小さすぎる、規格外に変質している、傷が付いている、がく片部6bがない、残留農薬濃度が規定値以上、等と判断された場合には、当該青果物6が載置された載置台5は、廃棄ライン14に搬送される。
移送部50の青果物搬送装置51とトレイ搬送装置53と移送装置60は図2に示すように、搬送フレーム70上に配設される。青果物搬送装置51は、主搬送装置11から分岐装置52によって分岐されて移送された載置台5を搬送するものである。移送部50の青果物搬送装置51は、その搬送方向が主搬送装置11の搬送方向に対して直交するように配置される。青果物搬送装置51によって搬送される載置台5は、図示しない方向修正装置により青果物6のがく片部6bを移送装置60によって吸着できるように修正される。
前記トレイ搬送装置53は、図2、図3、図4に示すように、ベルトコンベアによって構成され、その搬送方向が青果物搬送装置51の搬送方向と同一方向となるように、青果物搬送装置51に平行して並べて配置される。トレイ搬送装置53の下流側にはトレイ8を箱詰めして、出荷する行程が設けられる。
前記移送装置60は、青果物搬送装置51によって搬送される載置台5上の青果物6を、トレイ搬送装置53によって搬送されるトレイ8へ移送するものである。移送装置60は、主として移送レール61、シリンダブラケット62、上下シリンダ63、支持部64、吸着シリンダ65、および、吸着部66、を具備する。
前記移送レール61は、搬送フレーム70に支持されて、青果物搬送装置51およびトレイ搬送装置53の搬送方向に対して左右方向にまたがるように(直交するように)、青果物搬送装置51およびトレイ搬送装置53の上方に配置される。前記シリンダブラケット62は、移送レール61の下面に、青果物搬送装置51およびトレイ搬送装置53の搬送方向に対して直交する方向に摺動可能に支持される。該シリンダブラケット62に上下シリンダ63が固定される。該上下シリンダ63には上下方向に向かって伸縮可能なアームが突設され、該アームの先端(下端)には支持部64が固定され、支持部64には吸着シリンダ65が固定される。該吸着シリンダ65にはアームが突設され、当該アームの先端(下端)には吸着部66が固定される。但し、本実施形態では、吸着シリンダ65及び吸着部66は、一つ設けられて、トレイ8の収納凹部8aに一つずつ移送する構成としているが、吸着シリンダ65と吸着部66を複数、例えば、1列分の6個を並列配置して、各吸着部66に青果物6を吸着させた後にトレイ8へ移送して、一度に複数(1列分)をトレイ8の収納凹部8aに収納するように構成することも可能である。また、移送装置60は、載置台5に載せられず青果物搬送装置51のコンベア上に直接載置された青果物6を移送する構成であってもかまわない。
前記吸着部66は、図示せぬポンプまたはエジェクタと接続され、該ポンプまたはエジェクタにより空気を吸引することにより、吸着部66の先端に青果物6を吸着することができる。移送部50の移送装置60の吸着部66は、青果物6のがく片部6b側から吸着するように構成される。
前記トレイ搬送装置53は、駆動ローラと従動ローラの間に二つの搬送ベルト54・55が巻回され、搬送ベルト54の外周上には、所定間隔をあけて押体56・56・・・が固定され、トレイ8の搬送方向後部に当てて、トレイ8を押して搬送できるようにしている。つまり、押体56は板体で構成して搬送方向に対して直交方向に搬送ベルト54上に立設して固定される。押体56と押体56の間隔は、トレイ8の搬送方向(長手方向)の長さに合わせて少し長くして、押体56と押体56の間の搬送ベルト54上にトレイ8が載置されるようにしている。
前記押体56の上下高さは、搬送ベルト54の搬送面から前記トレイ8の縁部8bまでの間で、縁部8bよりも低くい高さとし、押体56が搬送方向後端の収納凹部8aの外側後面に当接する高さとしている。つまり、押体56の高さはトレイ8の縁部8bに当接しない高さとしている。また、押体56の左右幅は、少なくとも収納凹部8aが二つ以上当たる長さとして、トレイ8がずれることなく搬送できるようにしている。従来、図5に示すように、押体56はトレイ8の搬送方向後端の縁部8bに当接させて、トレイ8を押して搬送していたが、縁部8bの外端部から収納凹部8aまでの長さは、数ミリ程度ではあるが個体差を有していた。そのため、移送装置60により青果物搬送装置51からトレイ搬送装置53に移送するときに、トレイ8の搬送を設定位置(青果物搬送装置51からトレイ搬送装置53に青果物6を移送する位置)で停止させると、収納凹部8aの位置がトレイ8毎に異なり、移送装置60により青果物6を収納凹部8aに搬送した時に位置がずれることがあった。そこで、本実施形態のように、押体56を収納凹部8aの外側の搬送方向後面に当接させることで、トレイ搬送装置53によるトレイ8の搬送を設定位置で停止させたときに、収納凹部8aの外後面が基準位置となるため、位置ずれを殆どなくすことができたのである。
そして、移送装置60により青果物搬送装置51からトレイ搬送装置53に青果物6を移送するために、トレイ8はトレイ搬送装置53の設定位置で搬送が停止される。この停止時に、トレイ8が慣性で搬送方向前方へずれないように、搬送ベルト54と搬送ベルト55の間のトレイ8の搬送方向前端位置に合わせて、ストッパー58が上方に突出して、収納凹部8aの前外側に当接するように設けられている。但し、該ストッパー58は側方からトレイ8側へ突出させる構成とすることも可能である。該ストッパー58は、板状の弾性体で構成され、容易に変形可能な板バネ等で構成されている。
こうして、トレイ8がトレイ搬送装置53の始端側の搬送ベルト54・55上に載置され、トレイ搬送装置53が駆動されてトレイ8が設定位置まで搬送されると、トレイ8の搬送方向前端がストッパー58に当接し、トレイ8の収納凹部8aの後外面が押体56により押されるが、ストッパー58の弾性力によりトレイ8は後方に押し返され、押体56がトレイ8に当接しているので、トレイ8は押体56にて規定される基準位置で正確に停止されることになる。そして、トレイ8の全ての収納凹部8a・8a・・・内に青果物6が収容されると、トレイ搬送装置53が駆動されて、トレイ8は下流側へ搬送され、ストッパー58は弾性変形してその上をトレイ8が通過する。このとき、ストッパー58は弾性体で構成されているため、トレイ8は傷付くことなく通過することができる。
また、トレイ搬送装置53の搬送方向の左右両側には、搬送ガイド57・57が搬送方向と平行に配置されている。搬送ガイド57はガイド体57aと支持部材57bからなり、ガイド体57aは棒状または帯板状に構成されて、トレイ8の収納凹部8aの外側面に沿うように配置される。つまり、ガイド体57aは、搬送ベルト54・55の搬送面よりも上方でトレイ8の縁部8bよりも下方の高さで、搬送方向左右両側に位置する収納凹部8a・8a・・・の外側の側面に摺接するように、搬送方向と平行に配置される。支持部材57bはガイド体57aを支持するもので、搬送方向に適宜間隔をあけて複数配置され、支持部材57bの一端に搬送方向に対して左右位置調節可能にガイド体57aを取り付け、他端は搬送フレーム70に高さ調節可能に固定される。こうして、ガイド体57aはトレイ8に合わせて上下左右調節可能としている。なお、調節構造は限定するものではない。
従来、ガイド体57aは、図5に示すように、トレイ8の縁部8bの側面に沿うように配置されていたので、前述のように、トレイ8にはトレイ毎にバラツキが(固体差)があり、特に、トレイ8の縁部8bの長さのバラツキが顕著であるため、縁部8bを基準となるように搬送ガイド57を配置すると、搬送方向に対して左右の位置にずれが発生して、前記設定位置において移送装置60により青果物6を搬送した時に、正確に収納凹部8a内に青果物6を収納できないことがあった。また、移送装置60によって青果物6をトレイ8の左右一側の収納凹部8aに載置すると、軽量のトレイ8はその重みで左右一側が下がり、他側が浮き上がり位置がずれることがあった。特に、球状ではない、イチゴやびわや洋ナシやいちじく等を収容するように形成した収納凹部8aは偏心した形状となるため傾き易くなっていた。更に、他側の浮き上がった状態のトレイ8に次の列の収納凹部8aに青果物6を搬送したときに、青果物6が傾いたトレイ8に当接して収納動作を失敗することあったが、本実施形態のように、搬送方向の左右両側の収納凹部8aの外側面を搬送ガイド57によりガイドすることにより、青果物6をトレイ8の左右一側の収納凹部8aに収納した時に、その重みでトレイ8の一側が下がろうとしても、縁部8bの下面がガイド体57aに当たり下がることはできず、トレイ8の姿勢は搬送時の状態を保つことができて、正確に青果物6を収納凹部8aに収納できるようになる。
以上のように、青果物6を青果物搬送装置51から移送装置60によりトレイ搬送装置53上のトレイ8に所定量ずつ収容し、該トレイ搬送装置53により更にトレイ8を下流の工程へ搬送する選果システム1であって、前記トレイ8には青果物6の形状に合わせた収納凹部8aが縦横に形成され、前記トレイ搬送装置53の搬送方向左右両側には、トレイ8の収納凹部8aの外側面をガイドする搬送ガイド57が設けられるので、移送装置60によって青果物6が、トレイ8の収納凹部8aに載置されたときに、その重みで位置がずれたり、トレイ8の他側が浮き上がったりすることがなく、確実に青果物6をトレイ8の収納凹部に移送することができる。また、トレイ8の収納凹部8aの外側面をガイドするので、固体誤差が比較的大きい発泡スチロール等のソフトパックにおいて、位置決めを確実に行え、移送される青果物6を確実にトレイ8の収納凹部8aに収納することができる。
また、前記トレイ搬送装置53にはトレイ8を載置して搬送する搬送ベルト54を有し、該搬送ベルト54上にはトレイ8の搬送方向後部を押す押体56が所定間隔をあけて立設され、該押体56はトレイ8外周に形成される縁部8bよりも低く、トレイ8の収納凹部8aの後側面に当接するように設けられるので、青果物6を青果物搬送装置51からトレイ搬送装置53へ移送装置60により移送するときの設定位置に正確に押して停止させることができ、搬送精度を向上でき、青果物6の移送精度の向上にもなる。
1 選果システム
6 青果物
8 トレイ
8a 収納凹部
51 青果物搬送装置
53 トレイ搬送装置
56 押体
57 搬送ガイド
60 移送装置

Claims (1)

  1. 青果物を青果物搬送装置から移送装置によりトレイ搬送装置上のトレイに所定量ずつ収容し、前記トレイ搬送装置により更にトレイを下流の工程へ搬送する選果システムであって、
    前記トレイには、青果物の形状に合わせた収納凹部が縦横に形成され、
    前記トレイ搬送装置の搬送方向左右両側には、前記トレイの収納凹部の外側面をガイドする搬送ガイドが設けられ、
    前記搬送ガイドは、前記トレイの縁部の下面に摺接し、前記トレイに合わせて上下左右調節可能であり、
    前記トレイ搬送装置は、前記トレイを載置して搬送する搬送ベルトを有し、
    前記搬送ベルト上には、前記トレイの搬送方向後部を押す押体が所定間隔をあけて立設され、
    前記押体は、前記トレイ外周に形成される縁部よりも低く、前記トレイの収納凹部の後側面に当接するように設けられ、その左右幅は、前記トレイの収納凹部が二つ以上当たる長さとする
    ことを特徴とする選果システム。
JP2015028505A 2015-02-17 2015-02-17 選果システム Active JP6368967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028505A JP6368967B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 選果システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028505A JP6368967B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 選果システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016150766A JP2016150766A (ja) 2016-08-22
JP6368967B2 true JP6368967B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=56696133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015028505A Active JP6368967B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 選果システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6368967B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123818U (ja) * 1982-02-15 1983-08-23 コ−プケミカル株式会社 包装袋の方向変換転倒装置
JPS63202511A (ja) * 1987-02-17 1988-08-22 Gunze Ltd 容器の搬送装置
JPH0650326Y2 (ja) * 1989-01-24 1994-12-21 株式会社中川機械製作所 納豆容器の供給装置
JPH0323006U (ja) * 1989-07-12 1991-03-11
JP2520508Y2 (ja) * 1989-07-28 1996-12-18 ニチデン機械株式会社 部品整列装置
JPH08258804A (ja) * 1995-03-27 1996-10-08 Toshiba Emi Ltd Cdシングルトレイの箱詰方法及び箱詰装置
JP2002154629A (ja) * 2000-11-16 2002-05-28 Itsuo Kitahata ガイド装置
JP5739195B2 (ja) * 2011-03-15 2015-06-24 ヤンマー株式会社 選果システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016150766A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5885937B2 (ja) 選果システム
JP6493836B2 (ja) 選果システム
JP5739195B2 (ja) 選果システム
US7975828B2 (en) Apparatus for processing elongate products such as cucumbers
JP2014084158A (ja) 箱詰装置
KR101708898B1 (ko) 트레이 박스 포장 시스템
JP2017218275A (ja) 物品搬送システム及び物品搬送装置
JP6368967B2 (ja) 選果システム
JP5688710B2 (ja) 選果システム
JP6396184B2 (ja) 仕分設備および仕分方法
CN103502099B (zh) 蛋包装装置和蛋包装方法
JP4986425B2 (ja) 搬送体分岐装置
JP6487871B2 (ja) 青果物選別装置
JP5877576B2 (ja) 選果システム
JP2012232768A (ja) 選果システム
JP5872173B2 (ja) 選果システム
JP2012232300A (ja) 選果システム
JP5785765B2 (ja) 選果システム
JP2002114369A (ja) 物品搬送装置
JPH03256814A (ja) 果菜物整列箱詰装置
JP2017127955A (ja) 吸着搬送装置
JP2001219129A (ja) 物品計測装置
JP6699453B2 (ja) 被載置物降ろし装置、被載置物の降ろし方法、及びトレー
JP2006198553A (ja) 農産物選別装置
JP2017148787A (ja) 青果物容器詰め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6368967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350