JP2017127955A - 吸着搬送装置 - Google Patents

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古澤 健太郎
Kentaro Furusawa
健太郎 古澤
山田 久也
Hisaya Yamada
久也 山田
田中 伸明
Nobuaki Tanaka
伸明 田中
高田 咲子
Sakiko Takada
咲子 高田
春彦 坂井
Haruhiko Sakai
春彦 坂井
智之 岩田
Tomoyuki Iwata
智之 岩田
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Abstract

【課題】吸着ノズルの構成部品に経年劣化が生じても、青果物を吸着したときに変形しにくい構成の吸着搬送装置を提供しようとする。【解決手段】開口部を有し、青果物6を吸着する吸着部72と、負圧がかけられる吸引部71と、円筒状で前記吸引部71と吸着部72の間に介在して伸縮及び撓み可能な可撓部73とが軸方向に配置されて吸着ノズル66を構成し、前記吸引部71からの吸引力により吸着部72で青果物6を吸着して搬送する吸着搬送装置60において、前記可撓部73の内部に、軸方向に弾性を有する付勢手段78を設ける。【選択図】図5

Description

本発明は、表面が柔らかい青果物を吸着して搬送する吸着搬送装置の吸着ノズルの技術に関する。
従来、イチゴなどの表面が柔らかい青果物を傷つけることなく、確実に保持して搬送するために、吸着保持装置を用いることが行われている。該吸着保持装置は、気泡型ゴムからなる環状の接触リングと、機密性を有する気泡型ゴムからなる環状の変形リングと、剛体からなり前記接触リングと前記変形リングとの間に配置されて、前記接触リングと前記変形リングとを連結する連結部材と、前記変形リングと吸着保持具の枠体とを接続する接続部材とから構成した技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−155318号公報
しかし、前記従来の構成であると、長く搬送作業が行われて変形リングが劣化した場合、接触リングに青果物を吸着して持ち上げた時に、青果物が垂れ下がり、搬送途中で青果物が落下して傷ついたり、トレイに収納するときに引っ掛かって収納に失敗したりするおそれがあった。
そこで、吸着ノズルの構成部品に経年劣化が生じても、青果物を吸着したときに変形しにくい構成の吸着搬送装置を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、開口部を有し、青果物を吸着する吸着部と、負圧がかけられる吸引部と、円筒状で前記吸引部と吸着部の間に介在して伸縮及び撓み可能な可撓部とが軸方向に配置されて吸着ノズルを構成し、前記吸引部からの吸引力により吸着部で青果物を吸着して搬送する吸着搬送装置において、前記可撓部の内部に、軸方向に弾性を有する付勢手段を設けるものである。
請求項2においては、前記付勢手段はコイルバネで構成されるものである。
請求項3においては、前記コイルバネは円錐台状に構成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、吸着部の可撓部は付勢手段により補強されることになり、可撓部が劣化しても伸縮と可撓性を有しながら青果物を吸着して持ち上げても垂れ下がることなく、姿勢を保持しながら搬送することができるようになる。また、青果物を吸着した状態で搬送するときにも、移動時における慣性力に対しても変形を防ぐことができ、安定した姿勢で搬送できるようになる。
本発明の一実施形態に係る選果システムの全体構成を示した平面図。 青果物搬送装置と搬送装置とトレイ搬送装置を示した斜視図。 吸着搬送装置の斜視図。 吸着搬送装置の側面図。 吸着ノズルの断面図。 第二実施形態の吸着ノズルの断面図。 第三実施形態の吸着ノズルの断面図。 第四実施形態の吸着ノズルの断面図。
本発明の実施形態に係る吸着搬送装置60により青果物を搬送する選果システム1について、図1、図2を用いて全体構成から説明する。なお、図中で示す白色矢印は搬送方向を示し、前後左右を矢印で示す方向として説明する。
選果システム1は、円柱状の上面に凹部が形成された載置台5に一つずつ青果物6が載置されてコンベアにより搬送されるとともに、該載置台5に載置された青果物6は搬送途中で選別されて、等級や階級毎にトレイ8に詰めるようにしている。
ここで、本実施形態では、青果物6は可食部6aとがく片(通称:へた)部6bとを備えるイチゴを実施例として説明するが、青果物6は、ミズナス、びわ、洋ナシ、いちじく、マンゴウ等であっても良く限定するものではない。
またここで、青果物6が詰められるトレイ8は、発泡スチロール等のクッション性を有し、製造容易な合成樹脂素材等からなり、軽量で平面視長方形の部材であり、載置台5から吸着搬送装置60により搬送された青果物6が収納される凹状の収納凹部8aを縦横に複数形成され、最外周には所定幅を有する縁部が形成される。本実施形態のトレイ8では、24個(長手方向に6個、短手方向に4個)の収納凹部8a・8a・・・が形成されるが、収納凹部8aの配置構成は千鳥状に配置してもよく、個数も限定するものではない。
また、トレイ8の収納凹部8aの中心軸線は、平面視で長手方向(または短手方向またはトレイ搬送方向)に対して所定角度傾斜するように配置され、収納効率を高めている。
また、選果システム1は、図1に示すように、作業者によって載置台5に青果物6が載置される青果物載置部30と、青果物載置部30において載置台5に載置された青果物6の品質(等級や階級)を計測する品質計測部40と、品質計測部40における計測結果に基づいて青果物6をその等級や階級毎に載置台5からトレイ8に搬送する搬送部50と、を備える。選果システム1では、主搬送装置11に沿って上流側から下流側へ順に、青果物載置部30、品質計測部40、搬送部50、と配置される。
選果システム1は、主搬送装置11の下流側端に廃棄ライン14を備える。選果システム1では、青果物6は、規格外に変形しているもの、規格外に大きすぎるもの又は小さすぎるもの、規格外に変質しているもの、傷が付いているもの、がく片部6bがないもの、残留農薬が規定値以上のもの等の場合には、廃棄ライン14に搬送される。
選果システム1は、青果物載置部30において青果物6が載置台5に正確に載置されていなかった場合に、品質計測部40の下流側から、主搬送装置11の上流側に当該載置台5を戻す、リターンライン12を備える。
選果システム1は、搬送部50において青果物6がトレイ8へ搬送されて、青果物6が載置されていない(空の状態)載置台5を、搬送部50の終端から主搬送装置11の上流側に戻す、載置台戻りライン13を備える。
なお、選果システム1は、図示しない制御装置に種々の機構や装置のアクチュエータやセンサ等と接続されて、これらを制御するようにしている。つまり、主搬送装置11や後述する青果物搬送装置51やトレイ搬送装置53のコンベアの駆動や、後述する吸着搬送装置60のシリンダ等は制御装置により制御される。
載置台5は、青果物6が所定の姿勢で載置されるものであり、略円筒状に形成され、平面視中央に向かって低くなる略円錐形の凹部が形成され、略横に寝かせた青果物6が収まるように構成され、搬送方向に対して中心軸線が設定角度傾斜して凹部が形成される。載置台5の中央には上下方向に貫通孔が開口され、品質計測部40の投光手段から照射される光が上方(又は下方)から下方(又は上方)に貫通孔内を通って、受光手段がこれを受光可能なように構成される。
また、載置台5の側面(若しくは底面)には、ID認識手段が貼設される。具体的には、載置台5のID認識手段は、バーコードや二次元コードや磁気テープやICチップ等で構成される。載置台5のID認識手段には、認識番号が記される(IDが書込まれる)。載置台5のID認識手段における認識番号は、品質計測部40や搬送部50において、それぞれ図示しない読取手段によって読取られる。
選果システム1の主搬送装置11は、ベルトコンベアにより構成される。主搬送装置11の搬送ベルトの搬送面上には、青果物6が載置されていない載置台5、又は、青果物載置部30において青果物6が載置された載置台5が載せられて搬送される。
選果システム1の青果物載置部30では、主搬送装置11の上流側の両側又は一側に、複数の作業者が位置して、当該作業者によって主搬送装置11により搬送される載置台5に青果物6が略横に寝かせるようにして載置される。
選果システム1の品質計測部40は、載置台5に載置されて主搬送装置11により搬送されてくる青果物6の質量を計測する質量計、青果物6を撮影するCCDカメラ等の撮影手段、撮影手段で撮影された画像に関する情報の画像処理を行う画像処理手段、青果物6の内部の品質を計測する投光手段及び受光手段、等が配置されて構成される。
そして、品質計測部40では、青果物6の質量、青果物6の大きさ、青果物6の変質度合い、青果物6の傷の有無、青果物6のがく片部6bの有無、載置台5に載置される青果物6の向き(がく片部6bの向き、及び、主軸の傾斜する方向)、青果物6の糖度や酸度、青果物6の残留農薬濃度、等に関する情報、及び、品質計測部40に配置される読取手段によって読取られた載置台5の認識番号に関する情報は、制御装置に送信されて、その記憶手段に記憶される。
選果システム1の搬送部50は、図1に示すように、主搬送装置11の左右一側に複数配置される。
搬送部50では、主搬送装置11によって搬送されてくる載置台5を主搬送装置11から各搬送部50に搬送して、載置台5に載置される青果物6をトレイ8の収納凹部8aに搬送する。各載置台5は主搬送装置11から各搬送部50・50・・・へ、青果物6の階級や等級等に応じて分岐して搬送される。当該青果物6の階級や等級等は、前記品質計測部40で決定され、搬送部50毎に予め設定されている。
搬送部50は、主搬送装置11から分岐するように配置される青果物搬送装置51と、主搬送装置11と青果物搬送装置51との分岐部分(青果物搬送装置51の始端側)に配置される分岐装置52と、載置台5に載置される青果物6の向きを修正する方向修正装置(不図示)と、トレイ8を搬送するトレイ搬送装置53と、載置台5に載置された青果物6をトレイ8に搬送する吸着搬送装置60と、を有して構成される。
搬送部50の分岐装置52は、主搬送装置11と青果物搬送装置51との分岐部分において、等級や階級等に応じて青果物6が載置された載置台5を主搬送装置11から搬送部50に分岐させ、青果物搬送装置51へ搬送させるものである。
搬送部50は図2に示すように、青果物搬送装置51とトレイ搬送装置53は平行に配置され、吸着搬送装置60は青果物搬送装置51とトレイ搬送装置53に跨るように直交して配設される。
青果物搬送装置51は、主搬送装置11から分岐装置52によって分岐されて搬送された載置台5を搬送するものである。搬送部50の青果物搬送装置51は、その搬送方向が主搬送装置11の搬送方向に対して直交するように配置される。
前記トレイ搬送装置53は、ベルトコンベアによって構成され、その搬送方向が青果物搬送装置51の搬送方向と同一方向となるように、青果物搬送装置51に平行して並べて配置される。トレイ搬送装置53の上流側には、トレイ供給装置59が配置され、空のトレイ8が順に一枚ずつベルトコンベア上に供給される。トレイ搬送装置53の下流側にはトレイ8を箱詰めして、出荷する工程が設けられる。
前記吸着搬送装置60は、図2に示すように、青果物搬送装置51によって搬送される載置台5上の青果物6を、トレイ搬送装置53によって搬送されるトレイ8へ搬送するものである。吸着搬送装置60は、主としてリニアシリンダ61、シリンダフレーム62、複数の吸着ノズル66・66・・・等を具備する。
前記リニアシリンダ61は、青果物搬送装置51およびトレイ搬送装置53の搬送方向に対して前後方向にまたがるように(直交するように)、青果物搬送装置51およびトレイ搬送装置53の上方に配置される。該リニアシリンダ61の作動部にはシリンダフレーム62が取り付けられ、シリンダフレーム62を青果物搬送装置51の上方とトレイ搬送装置53の上方を往復移動可能に構成している。リニアシリンダ61は電動またはエアにより前後往復駆動可能としているが、その駆動方式は限定するものではない。
シリンダフレーム62は略門型に形成され、左右両側の上下フレームの間に摺動軸64・64が横架され、該摺動軸64・64に収納凹部8aの列数に合わせた複数の吸着ノズル66・66・・・が左右摺動可能に支持される。吸着ノズル66は、本実施形態では、トレイ8の収納凹部8aの列数に合わせて6台設けられている。
図2、図3、図4に示すように、吸着ノズル66は、上下シリンダ63と水平シリンダ65により支持される。上下シリンダ63は前記摺動軸64・64上に摺動可能に支持され、図示しない整列シリンダの伸縮により載置台5の位置に合わせて移動される。前記上下シリンダ63のピストンロッド先端(下端)には、角度変更手段80を介して水平シリンダ65が取り付けられる。水平シリンダ65のピストンロッド先端に吸着ノズル66が取り付けられる。
前記吸着ノズル66は、図4、図5に示すように、吸引部71と吸着部72と可撓部73とエジェクタ74からなる。
前記吸引部71は円筒状の吸着管本体となり、一側(先端側)に可撓部73を介して吸着部72が取り付けられ、他側(基部側)に空気吸引手段となるエジェクタ74が取り付けられる。
エジェクタ74は一端より圧縮空気を吸入して他端へ送り吐出し、他端で負圧を発生させて吸着部72側の開口から空気を吸入するようにしている。
吸着部72は、吸着したときに青果物6を傷つけないような柔らかい材質により構成され、例えば、スポンジや発泡ゴム等の弾性部材で構成される。該吸着部72は円筒状に構成され先端側の開口部に青果物6を吸着させる。この青果物6を吸着する先端側は軸線に対して斜めにカットされて、その傾斜面が吸着面とし、斜め上方から移動して吸着できるようにしている。また、吸着管72の他端(基部側)は先端側中間リング75を介して可撓部73に取り付けられる。
可撓部73はスポンジや発泡ゴム等の弾性部材で円筒状に構成される。先端側中間リング75は合成樹脂等により外周が段付の円環状に構成される。先端側中間リング75の先端側の面に吸着部72の基部側の面が両面テープにより接着固定される。先端側中間リング75の基部側の段付部に可撓部73の先端側が外嵌されて、両面テープで接着固定される。こうして、可撓部73は前記吸着部72と同一軸心上で外径を一致させて固定される。但し、固定方法は両面テープに限定されず接着剤で固定してもよい。なお、先端側中間リング75の内径は可撓部73の内径よりも小さく構成され、この部分で後述する付勢手段78の先端部を受けるようにしている。
前記可撓部73の基部側は、基部側中間リング76を介して吸引部71の先端側に固定される。基部側中間リング76は合成樹脂等により外周が段付の円環状に構成される。基部側中間リング76の先端側は可撓部73の基部側に両面テープにより接着固定され、基部側中間リング76の基部側の段付部は吸引部71の先端側に外嵌され、ネジ77により外側から締め付け固定される。こうして、可撓部73と基部側中間リング76と吸引部71が同一軸心上で外径を略一致させて固定される。但し、ネジ77を用いる代わりにピン等を用いて固定してもよい。但し、前記両面テープの代わりに接着剤で固定してもよく固定方法は限定するものではない。また、先端側中間リング75もネジ等を用いて固定してもよい。なお、基部側中間リング76の内径は可撓部73の内径よりも小さく構成され、この部分で後述する付勢手段78の基部側端部を受けるようにしている。
そして、吸着部72は吸引部71に対して、前記ネジ77を緩めることにより着脱可能となり、交換やメンテナンスが容易に行える。また、これにより回転可能となり、吸着部72先端の斜めにカットされた吸着面が載置台5やトレイ8の種類に合わせて付け替えたり回転させたりできるようにしている。
前記可撓部73の内部には付勢手段78が収納されている。付勢手段78はコイルバネで構成され、付勢手段78の外径が可撓部73の内径に略一致するように構成される。そして、付勢手段78の先端側が前記先端側中間リング75の基部側面に当接し、付勢手段78の基部側が基部側中間リング76の先端側面に当接し、位置決めされて保持されるようにしている。
このように構成することによって、付勢手段78の先端側は先端側中間リング75の後端面に当接し、付勢手段78の基部側は基部側中間リング76の先端側面に当接して可撓部73が軸心方向に伸びるように付勢される。従って、可撓部73の内周面が付勢手段78の外周で支持されるようになり、可撓部73が劣化して弾性が低下しても、吸着部72に青果物6を吸着して持ち上げたときに可撓部73は付勢手段78により軸心方向の姿勢が保持されるようになり、青果物6の重量により可撓部73が下方に撓むことが防止されるようになる。また、搬送したときに発生する慣性力に対しても変形することがなく、姿勢を保ったまま安定した状態で搬送することができるようになる。
また、前記付勢手段78の保持構成の第二実施形態として、図6に示すように、吸引部71の先端側で付勢手段78の基部側を保持することもできる。つまり、基部側中間リング76の内径を可撓部73の内径と略同一とし、吸引部71の先端側の内部に内径が異なる(大きくなる)段部71aを形成し、該段部71aに付勢手段78の基部側が当接するように取り付ける。
このように構成することにより、付勢手段78の基部側が吸引部71と基部側中間リング76により受け止められるようになり、吸着部72に青果物6を吸着して持ち上げたときに、前記実施例では、可撓部73と付勢手段78の基部側の略同一の位置が変形の支点となり、基部側中間リング76と可撓部73の接着部に力が集中するが、本実施形態では、変形するときの支点が異なり、力が分散され、付勢手段78の基部側が吸引部71の先端側内部で支持されて、耐久性を向上することができる。
また、前記付勢手段78の保持構成の第三実施形態として、図7に示すように、付勢手段78を円錐台形のコイルスプリングとして保持する構成とすることもできる。つまり、付勢手段78は先端側ほど径が大きくなる円錐台状にコイルスプリングが構成され、付勢手段78の基部側は前記第二実施形態と同様に保持され、付勢手段78の先端側は、可撓部73の先端側の内部に形成した段部73aに保持する構成とする。
こうして、可撓部73を付勢手段78により内側から支えることができ、吸着部72に青果物6を吸着して持ち上げたときには、垂れ下がり難くなり、耐久性を向上できるようになる。
また、付勢手段78は、図8に示すように、基部側の径が大きく先端側の径が小さくなるように構成することもできる。この場合、コイルバネは先端側ほど変形し難くなるため、可撓部73の変形も抑えることができるようになる。
以上のように、開口部を有し、青果物6を吸着する吸着部72と、負圧がかけられる吸引部71と、円筒状で前記吸引部71と吸着部72の間に介在して伸縮及び撓み可能な可撓部73とが軸方向に配置されて吸着ノズル66を構成し、前記吸引部71からの吸引力により吸着部72で青果物6を吸着して搬送する吸着搬送装置60において、前記可撓部73の内部に、軸方向に弾性を有する付勢手段78を設けるので、吸着部72に青果物6を吸着して持ち上げたときに可撓部73が垂れ下がろうとするが、付勢手段78により内側から可撓部73が支えられて、垂れ下がることがなく、搬送途中で青果物6が落下したり、トレイ8に収納するときに失敗したりすることがなくなり、確実に搬送することができるようになる。
また、前記付勢手段78はコイルバネで構成されるので、簡単な構成で安価で得られ、組み立てやすく、吸引力を低下させたり、外観を悪化させるようなことがない。
また、前記コイルバネは円錐台状に構成されるので、付勢手段78の支持力をアップでき、耐久性を向上することができる。
6 青果物
60 吸着搬送装置
66 吸着ノズル
71 吸引部
72 吸着部
73 可撓部
78 付勢手段

Claims (3)

  1. 開口部を有し、青果物を吸着する吸着部と、負圧がかけられる吸引部と、円筒状で前記吸引部と吸着部の間に介在して伸縮及び撓み可能な可撓部とが軸方向に配置されて吸着ノズルを構成し、前記吸引部からの吸引力により吸着部で青果物を吸着して搬送する吸着搬送装置において、前記可撓部の内部に、軸方向に弾性を有する付勢手段を設けることを特徴とする吸着搬送装置。
  2. 前記付勢手段はコイルバネで構成されることを特徴とする請求項1に記載の吸着搬送装置。
  3. 前記コイルバネは円錐台状に構成されることを特徴とする請求項2に記載の吸着搬送装置。
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