JP6368547B2 - プレキャストコンクリート壁と梁との接合構造 - Google Patents
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以下、図面を参照しながら、第1実施形態に係る建物について説明する。なお、各図において、鉛直方向(上下方向)を矢印Zで示し、水平方向における直交する2方向を矢印X及び矢印Yで示す。
次に、本実施形態の梁12にPCa壁14を接合する接合方法の一例を説明しつつ、本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造の作用並びに効果について説明する。
次に、図6、7を参照して第2実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の建物30は、第1実施形態に記載した鋼管22による接合と、ボルト接合とを組み合わせて適用した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物30では、第1実施形態と比較して、第1係合孔12B及び第2係合孔14Cに充填するグラウト16の量を削減することができる。また、L字アングル32によって梁12とPCa壁14との離間を防止し、鋼管22が第1係合孔12B及び第2係合孔14Cから抜出すのを防止することができる。他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、図8、9を参照して第3実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の建物40は、PCa壁14の上端部14Aの接合構造と下端部14Bの接合構造とを異なる構造とした点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物40では、梁42とPCa壁14の上端部14Aとの接合構造において、第1実施形態の接合構造に対してボルト接合を加えたので、第1実施形態と比較して、PCa壁14の上端部14Aの接合強度を向上させることができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。なお、PCa壁14の上端部14Aの接合構造と下端部14Bの接合構造とを入れ替えてもよい。
次に、図10を参照して第4実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の建物60は、鋼管を用いない接合構造を適用した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物60では、せん断力伝達部材としてのコンクリート部材66を略円錐台状に形成することにより、このコンクリート部材66の抜出しを効果的に防止することができる。すなわち、地震時にコンクリート部材66に対して、図中矢印で示す方向に応力が作用した場合であっても、コンクリート部材66のPCa壁64側の方が小径なので、このコンクリート部材66の図中矢印の方向への抜出しを防止することができる。ここでいう「コンクリート部材」とは、せん断力を効果的に伝達することができるコンクリート製の部材を広く含む概念であり、部位Pが圧壊するのを抑制できる効果を有するものである。
次に、図11を参照して第5実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の建物80は、PCa壁84及び梁82を貫通するシリンダ85を設けた点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物80では、せん断力伝達部材としてのシリンダ85によって、地震時にPCa壁84と梁82との間でせん断力を効果的に伝達させることができ、耐震性能を向上させることができる。また、L字アングル32及びL字アングル92によって、PCa壁84と梁82との離間を防止して、シリンダ85が第1係合孔82B及び第2係合孔84Aから抜出すのを防止することができる。さらに、本実施形態のようにシリンダ85を用いることにより、簡易な構造で耐震性能を確保することができ、工期の短縮を図ることができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
次に、図12を参照して第6実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の建物100は、PCa壁14の一部を柱102に接合した点を特徴としている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態に係るプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造が適用された建物100では、柱102を避けることなくPCa壁14を配設することができる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
12 梁
12A 側面
12B 第1係合孔
14 PCa壁(プレキャストコンクリート壁)
14C 第2係合孔
16 グラウト(充填材)
18 ネジ棒(鋼棒)
20 雌ネジ部
22 鋼管(せん断力伝達部材)
24 コンクリート
26 アンカーボルト(ボルト、抜出防止部材)
30 建物
32 L字アングル(抜出防止部材)
38 ボルト(抜出防止部材)
40 建物
42 梁
44 梁
46 L字アングル(抜出防止部材)
60 建物
62 梁
62A 側面
62B 第1係合孔
64 PCa壁(プレキャストコンクリート壁)
64A 第2係合孔
65 建物
66 コンクリート部材(せん断力伝達部材)
74 ボルト(抜出防止部材)
80 建物
82 梁
82B 第1係合孔
84 PCa壁
84A 第2係合孔
85 シリンダ(せん断力伝達部材)
92 L字アングル(抜出防止部材)
100 建物
Claims (2)
- 側面に第1係合孔が形成された梁と、
前記側面に取り付けられ、壁面に第2係合孔が形成されたプレキャストコンクリート壁と、
前記第1係合孔及び前記第2係合孔へ挿入されると共に、前記梁及び前記プレキャストコンクリート壁よりも高強度のせん断力伝達部材と、
前記第1係合孔及び前記第2係合孔から前記せん断力伝達部材が抜出すのを防止する抜出防止部材と、
を有し、
前記せん断力伝達部材は、内部にコンクリートが充填された鋼管を含んで構成されており、
前記鋼管は、前記第1係合孔及び前記第2係合孔に充填された充填剤に埋設されているプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造。 - 前記梁には、前記第1係合孔に開口する雌ネジ部を備えた鋼棒が埋設されており、
前記抜出防止部材は、前記コンクリートで前記鋼管と一体とされ、一端部が前記雌ネジ部に捩じ込まれたボルトであり、
前記ボルトの他端部が前記第2係合孔に充填された充填材に埋設されている請求項1に記載のプレキャストコンクリート壁と梁との接合構造。
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