JP6368125B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像機能及び焦点検出機能を備えた撮像装置に関する。
単位画素の2つのフォトダイオードからの出力信号の加算及び非加算を任意に制御することで撮像信号及び焦点検出信号の両方の検出を可能にした撮像装置が提案されている。この撮像装置では、撮像時には、単位画素の2つのフォトダイオードの出力信号を加算して読み出すことで、単位画素に入射する光束全体に応じた出力信号を得ることができる。また、焦点検出時には、2つのフォトダイオードからの出力信号をそれぞれ独立に読み出すことで、異なる領域に入射する光束に応じた出力信号をそれぞれ独立に読み出すことができる。これにより、独立に読み出した出力信号の同士の相関演算により位相ズレを検出する、いわゆる位相差方式焦点検出が可能となる。
特開2001−124984号公報
静止画を扱うスチルカメラや動画を扱うビデオカメラなどの撮像システムにおける一つの問題として、被写体が網目模様等の周期的なものである場合に干渉を生じて偽画像、いわゆるモアレが発生することが知られている。これは、撮像レンズの解像力がある程度以上高いときに、撮像装置のフォトダイオードの個々の間隔の周期性との関係によって発生するものである。
本発明者らは、撮像装置の解像度を撮像レンズの解像力に近づける、あるいは、それ以上に高めるためにフォトダイオードの配列周期を小さくすることにより、モアレの発生を抑制できることを見出した。しかし、特許文献1に記載の構成では、単位画素の2つのフォトダイオード上に1つのマイクロレンズを配置するため、フォトダイオードの個数分だけの解像度を得ることができなかった。
本発明の目的は、撮像と焦点検出の両方の機能を兼ね備え、モアレの発生を抑制しうる撮像装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の光電変換素子と、第2の光電変換素子と
3の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子に集光する第1のレンズと、前記第2の光電変換素子に集光し、前記第1のレンズとは異なる位置に配された第2のレンズと、を有し、前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子は第1の方向に沿って配置されており、前記第3の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子は、平面視で前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って配置されており、前記第1の光電変換素子により生成される信号電荷に基づく第1の信号を生成し、前記第1の光電変換素子により生成される信号電荷と前記第2の光電変換素子により生成される信号電荷とを加算した信号電荷に基づく第2の信号を生成し、前記第1の信号を生成する信号電荷が前記第1の光電変換素子により蓄積される期間と前記第2の信号を生成する信号電荷が前記第1の光電変換素子により蓄積される期間とが重なる撮像装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の光電変換素子と、第2の光電変換素子と、第3の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子で生成された信号電荷を転送する第1の転送トランジスタと、前記第2の光電変換素子で生成された信号電荷を転送する第2の転送トランジスタと、前記第1の転送トランジスタ及び前記第2の転送トランジスタにより転送された信号電荷を増幅するトランジスタと、前記トランジスタのゲートに接続されたリセットトランジスタと、前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子に集光する第1のレンズと、前記第2の光電変換素子に集光し、前記第1のレンズとは異なる位置に配された第2のレンズと、を有し、前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子は第1の方向に沿って配置されており、前記第3の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子は、平面視で前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って配置された撮像装置の駆動方法であって、前記リセットトランジスタがオン状態において前記第1及び第2の転送トランジスタをオンする工程と、前記第1の転送トランジスタ及び前記第2の転送トランジスタをオフにする工程と、前記リセットトランジスタをオフにする工程と、前記第2の転送トランジスタがオフ状態において、前記第1の転送トランジスタをオンにし、その後、前記第1の転送トランジスタをオフにする工程と、前記第1の転送トランジスタ及び前記第2の転送トランジスタをオンにする工程と、をこの順で有する駆動方法が提供される。
本発明によれば、撮像と焦点検出の両方の機能を兼ね備えた撮像装置において、モアレの発生を効果的に抑制することができる。
本発明の第1実施形態による撮像装置の画素構成を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の画素構成を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 本発明の第2実施形態による撮像装置の画素構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 本発明の第3実施形態による撮像装置の画素構成を示す平面図である。 本発明の第4実施形態による撮像装置の画素構成を示す平面図である。 本発明の第5実施形態による撮像システムの構成を示す概略図である。 本発明の参考実施形態による撮像装置の画素構成を示す平面配図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による撮像装置及びその駆動方法について図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態による撮像装置の画素構成を示す平面図である。図2は、本実施形態による撮像装置の画素構成を示す回路図である。図3は、本実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
はじめに、本実施形態による撮像装置の構造について図1及び図2を用いて説明する。
本実施形態の撮像装置100、例えばCMOSイメージセンサの撮像領域には、行方向及び列方向に沿って画素が2次元アレイ状に配列された画素アレイが設けられている。画素アレイは、特に限定されるものではないが、例えば、1080行×1920列の画素を含むものとすることができる。図1には、このような画素アレイのうち、4行(第n画素行から第n+3画素行)×4列(第N画素列から第N+3画素列)の画素アレイを抜き出して示している。
撮像領域には、画素アレイの行列に対応して、マイクロレンズ30が2次元アレイ状に配置されている。マイクロレンズ30は、1つの行と1つの列とによって規定される各単位領域20にそれぞれ1つずつ配置されている。各単位領域20には、行方向に隣接して、それぞれ2つずつの光電変換部22,24が配置されている。光電変換部22,24は、光電変換素子、例えばフォトダイオードが配置された領域である。ここでは、各単位領域20の左側の光電変換部を光電変換部22と呼び、右側の光電変換部を光電変換部24と呼ぶものとする。光電変換部22と光電変換部24とは、行方向に沿った異なる位置に配置されている。光電変換部22(フォトダイオード)の平面的な形状と光電変換部24(フォトダイオード)の平面的な形状とは、列方向に沿った単位領域20の中心線に対して対称(ミラー対称)になっている。マイクロレンズ30は、入射する光を、対応する単位領域20の光電変換部22,24(光電変換素子)に集光する。
ここで、撮像領域を構成する画素の最小単位である単位画素10は、同じ列の異なる行(異なる単位領域20)に配置された2つの光電変換部22,24を含む。図1の例では、例えば、第n画素行−第N画素列の単位領域20に含まれる光電変換部22と、第n+1画素行−第N画素列の単位領域20に含まれる光電変換部24とにより、1つの単位画素10が構成される。また、第n画素行−第N画素列の単位領域に含まれる光電変換部24と、第n+1画素行−第N画素列の単位領域20に含まれる光電変換部22とにより、1つの単位画素10が構成される。
このように単位画素10を構成することで、1つの単位画素10を構成する2つの光電変換部22,24上には、同じ列に配置された異なるマイクロレンズ30が配置されることになる。1つの単位画素10を構成する2つの光電変換部22,24上に配置されるマイクロレンズ30は、互いに近接して配置されていることが望ましい。ここで、マイクロレンズ30が近接して配置されているとは、2つのマイクロレンズ30が最大で5画素ピッチ列方向に離間して配置されている状態を示すものとする。図1に示す例は、2つのマイクロレンズ30が列方向に隣り合って配置されている場合である。
単位画素10を構成する2つの光電変換部22,24は、所定の方向に瞳分割を行うための配置を有している。図1には、撮像系の水平方向(横方向)に瞳分割を行うための配置を示している。撮像系の光軸及び撮影画面の長辺が地面に対して平行となるように撮像装置を構えたとき、この光軸に直交し且つ水平方向に伸びる直線に沿った方向が瞳分割を行う方向となる。
各光電変換部22,24に入射する光の光路上には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれかの色のカラーフィルタ26(26R,26G,26B)が配置されている。一の単位画素10内に設けられた2つのカラーフィルタ26は、等しい光の透過特性、すなわち同じ色を有している。例えば、図1において第n画素行−第N画素列の光電変換部22と第n+1画素行−第N画素列の光電変換部24とを含む単位画素10では、光電変換部22,24に赤色(R)のカラーフィルタ26Rが配置されている。一の単位領域20内に設けられた2つのカラーフィルタ26は、異なる光の透過特性、すなわち異なる色を有している。例えば、図1において第n画素行−第N画素列に位置する単位領域20では、光電変換部22に赤色(R)のカラーフィルタ26Rが配置され、光電変換部24に緑色(G)のカラーフィルタ26Gが配置されている。
本実施形態の撮像装置では、上述のように、1つの単位画素10内の2つのフォトダイオードに入射する光を集光するマイクロレンズ30を、異なる行に配置された別々のマイクロレンズ30としている。これにより、列方向に、フォトダイオードの個数に応じた解像度を得ることができる。したがって、1つの単位画素内の2つのフォトダイオード上に同じマイクロレンズを配置する場合(後述する参考実施形態を参照)と比較して、列方向の解像度を高めることができ、モアレの発生を効果的に抑制することができる。
図1に示す画素配置の撮像装置は、例えば図2に示す回路により構成することができる。
各単位領域20は、フォトダイオード42,44、転送MOSトランジスタ46,48、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50、リセットMOSトランジスタ52及び選択MOSトランジスタ54を有している。ここで、フォトダイオード42が光電変換部22を構成する光電変換素子であり、フォトダイオード44が光電変換部24を構成する光電変換素子であるものとする。
第n画素行−第N画素列の単位領域20に着目すると、フォトダイオード42のアノード端子は接地電圧線に接続され、カソード端子は転送MOSトランジスタ46のソース端子に接続されている。フォトダイオード44のアノード端子は接地電圧線に接続され、カソード端子は転送MOSトランジスタ48のソース端子に接続されている。転送MOSトランジスタ46のドレイン端子は、リセットMOSトランジスタ52のソース端子及びソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に接続されている。リセットMOSトランジスタ52のドレイン端子、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のドレイン端子は、電源電圧線56に接続されている。ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のソース端子は、選択MOSトランジスタ54のソース端子に接続されている。
転送MOSトランジスタ46のドレイン端子、リセットMOSトランジスタ52のソース端子、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子の接続ノードは、フローティングディフュージョン領域(以下、「FD領域」という)58を構成する。図2では、FD領域58を、接地電圧線と、転送MOSトランジスタ46のドレイン端子、リセットMOSトランジスタ52のソース端子及びソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子の接続ノードとの間に接続された容量素子で表している。
フォトダイオード44及び転送MOSトランジスタ48は、同じ単位領域20に含まれるフォトダイオード42の単位画素10とは異なる単位画素10であって、列を同じとする他の単位画素10のFD領域58に接続されている。図2の例では、例えば、第n+1画素行−第N画素列の単位領域20の転送MOSトランジスタ48のドレイン端子が、第n画素行−第N画素列の単位領域20のFD領域58に接続されている。すなわち、図2において太線で囲ったフォトダイオード42とフォトダイオード44とが、1つの単位画素10の光電変換部22と光電変換部24とに、それぞれ対応する。
なお、トランジスタのソース端子とドレイン端子の名称は、トランジスタの導電型や着目する機能等に応じて異なることがあり、上述のソース端子とドレイン端子とは逆の名称で呼ばれることもある。
画素アレイの各行には、行方向に延在して、信号線TXA、信号線TXB、信号線RES、信号線SELが、それぞれ配置されている。信号線TXAは、転送MOSトランジスタ46を制御するためのTXA信号が出力される信号線であり、行方向に並ぶ単位領域20の転送MOSトランジスタ46のゲート端子にそれぞれ接続されている。信号線TXBは、転送MOSトランジスタ48を制御するためのTXB信号が出力される信号線であり、行方向に並ぶ単位領域20の転送MOSトランジスタ48のゲート端子にそれぞれ接続されている。信号線RESは、リセットMOSトランジスタ52を制御するためのRES信号が出力される信号線であり、行方向に並ぶ単位領域20のリセットMOSトランジスタ52のゲート端子にそれぞれ接続されている。信号線SELは、選択MOSトランジスタ54を制御するためのSEL信号が出力される信号線であり、行方向に並ぶ単位領域20の選択MOSトランジスタ54のゲート端子にそれぞれ接続されている。なお、図2では、各信号線の名称に、行番号nに対応した番号をそれぞれ付記している(例えば、TXA(n),TXA(n+1))。
画素アレイの各列には、列方向に延在して、垂直出力線Vout、電源電圧線56が、それぞれ配置されている。垂直出力線Voutは、列方向に並ぶ単位領域20の選択MOSトランジスタ54のドレイン端子にそれぞれ接続されている。電源電圧線56は、列方向に並ぶ単位領域20のリセットMOSトランジスタ52のドレイン端子及びソースフォロア入力MOSトランジスタのドレイン端子にそれぞれ接続されている。図2では、垂直出力線Voutの名称に、列番号Nに対応した番号をそれぞれ付記している(Vout(N),Vout(N+1))。
次に、本実施形態による撮像装置の駆動方法について図2及び図3を用いて説明する。
本実施形態による撮像装置の動作モードには、撮像信号を出力する読み出しモードと、焦点検出用信号を出力する読み出しモードとが含まれる。撮像信号を出力する読み出しモードでは、1つの単位画素10の2つのフォトダイオード42,44により生成された信号電荷を加算して読み出す。焦点検出用信号を出力する読み出しモードでは、1つの単位画素の2つのフォトダイオード42,44により生成された信号電荷を、それぞれ独立して読み出す。これら読み出し動作は、図示しない制御部により実行される。
まず、撮像信号を出力する読み出しモードの概略について、図2を用いて説明する。ここでは、第n画素行−第N画素列の光電変換部22と第n+1画素行−第N画素列の光電変換部24とを含む単位画素10からの読み出し動作を例にして説明する。
単位画素10に光が入射すると、光電変換部22,24のフォトダイオード42,44での光電変換によって電荷が生成される。
第n画素行の信号線TXA(n)と第n+1画素行の信号線TXB(n+1)とにハイレベルの制御信号を出力し、第n画素行の転送MOSトランジスタ46及び第n+1画素行の転送MOSトランジスタ48をオン状態にする。これにより、フォトダイオード42,44で生成された信号電荷が加算されてFD領域58に転送される。
FD領域58へ信号電荷が読み出されると、FD領域58へ読み出された信号電荷がFD領域58部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50に印加されたゲート電圧に応じて増幅された出力信号が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Voutに出力される。
これにより、1つの単位画素10の2つのフォトダイオード42,44により生成された信号電荷に応じた出力信号を読み出すことができる。
次に、焦点検出用信号を出力する読み出しモードの概略について、図2を用いて説明する。ここでは、第n画素行−第N画素列の光電変換部22と第n+1画素行−第N画素列の光電変換部24とを含む単位画素10からの読み出しを例にして説明する。
単位画素10に光が入射すると、光電変換部22,24のフォトダイオード42,44での光電変換によって電荷が生成される。
第n画素行の信号線TXA(n)にハイレベルの制御信号を出力し、第n画素行の転送MOSトランジスタ46をオン状態にすると、フォトダイオード42で生成された信号電荷がFD領域58に転送される。FD領域58へ信号電荷が読み出されると、FD領域58へ読み出された信号電荷がFD領域58部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50に印加されたゲート電圧に応じて増幅された出力信号が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Voutに出力される。
一方、第n+1画素行の信号線TXB(n+1)にハイレベルの制御信号を出力し、第n+1画素行の転送MOSトランジスタ48をオン状態にすると、フォトダイオード44で生成された信号電荷がFD領域58に転送される。FD領域58へ信号電荷が読み出されると、FD領域58へ読み出された信号電荷がFD領域58部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50に印加されたゲート電圧に応じて増幅された出力信号が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Voutに出力される。
これにより、1つの単位画素10の2つのフォトダイオード42,44により生成された信号電荷に応じた出力信号をそれぞれ独立して読み出すことができる。読み出されたこの2つの出力信号が、焦点検出用信号となる。すなわち、2つの出力信号の位相差に基づき、焦点検出を行うことができる。
2つの読み出しモードにおける基本な動作は以上であるが、上述の動作をベースとして種々の態様の読み出し動作を想定することができる。その一例について、図3のタイミング図を用いて説明する。
初期状態において、TXA信号,TXB信号,SEL信号は、ローレベルとされている。RES信号がローレベルからハイレベルへ遷移すると、リセットMOSトランジスタ52がオン状態となり、FD領域58はリセットMOSトランジスタ52を介して電源電圧線56に接続される。すなわち、FD端子58のリセットが行われる。
次いで、時刻T1において全画素のTXA信号とTXB信号をローレベルからハイレベルへ遷移し、時刻T2において全画素のTXA信号とTXB信号をハイレベルからローレベルへ遷移する。この動作により、転送MOSトランジスタ46,48がオン状態となり、フォトダイオード42,44の蓄積電荷がFD領域58を介してリセットMOSトランジスタ52のドレイン端子に排出される。すなわち、フォトダイオード42,44のリセットが行われる。
時刻T2において転送MOSトランジスタ46,48がオフ状態になると、撮像のためのフォトダイオード42,44の露光が開始される。これにより、フォトダイオード42,44において光電変換が生じ、信号電荷が蓄積される。
次いで、時刻T3において、RES信号をローレベルに遷移し、FD領域58のリセットを完了する。また、SEL信号をハイレベルに遷移し、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50の出力ノードを垂直出力線Voutに接続する。
次いで、時刻T4においてn行目のTXA(n)信号をローレベルからハイレベルへ遷移し、時刻T5においてn行目のTXA(n)信号をハイレベルからローレベルへ遷移する。この動作により、n行目の転送MOSトランジスタ46がオン状態となり、n行目のフォトダイオード42からFD領域58へ信号電荷が転送される。FD領域58へ信号電荷が読み出されると、FD領域58へ読み出された信号電荷がFD領域58部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50に印加されたゲート電圧に応じて増幅された電圧が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Voutに出力される。
次いで、時刻T6において、n行目のTXA(n)信号及びn+1行目のTXB(n+1)信号をローレベルからハイレベルへ遷移し、時刻T7においてn行目のTXA(n)信号及びn+1行目のTXB(n+1)信号をハイレベルからローレベルへ遷移する。この動作により、n行目の転送MOSトランジスタ46がオン状態となり、n行目のフォトダイオード42の信号電荷がFD領域58へ転送される。また、n+1行目の転送MOSトランジスタ48がオン状態となり、n+1行目のフォトダイオード44の信号電荷がFD領域58へ転送される。これにより、FD領域58の信号電荷は、フォトダイオード42により生成された信号電荷と、フォトダイオード44により生成された信号電荷との和となる。FD領域58へ信号電荷が読み出されると、FD領域58へ読み出された信号電荷がFD領域58部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50に印加されたゲート電圧に応じて増幅された出力信号が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Vout(N)に出力される。
以上のフローにおいて、撮像信号の読み出しにおいては、時刻T6から時刻T7の間に垂直出力線Voutに出力される、フォトダイオード42,44により生成された信号電荷に応じた出力信号を使用すればよい。
また、焦点検出信号の読み出しにおいては、時刻T4から時刻T5の間に垂直出力線Voutに出力される、フォトダイオード42により生成された信号電荷に応じた出力信号を使用する。フォトダイオード44により生成された信号電荷に応じた出力信号は、フォトダイオード42,44により生成された信号電荷に応じた出力信号と、フォトダイオード42により生成された信号電荷に応じた出力信号とから算出することができる。これにより、フォトダイオード42により生成された信号電荷に応じた出力信号と、フォトダイオード44により生成された信号電荷に応じた出力信号とを、独立して得ることができる。
このように、本実施形態によれば、1つの単位画素内に2つのフォトダイオードを含む撮像装置において、これら2つのフォトダイオード上に近接配置した別々のマイクロレンズを配置するので、フォトダイオードの個数に応じた解像度を得ることができる。これにより、モアレの発生を効果的に抑制しつつ、焦点検出機能と撮像機能の両機能を備えた画素を含む撮像装置を実現することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による撮像装置及びその駆動方法について図4及び図5を用いて説明する。図1乃至図3に示す第1実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図4は、本実施形態による撮像装置の構造を示す回路図である。図5は、本実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
本実施形態による撮像装置は、画素レイアウトは図1に示す第1実施形態による撮像装置と同様であるが、その回路構成が異なっている。本実施形態による撮像装置の単位画素10は、図4に示すように、フォトダイオード42からの読み出し回路と、フォトダイオード44からの読み出し回路とを別々に設けたものである。
フォトダイオード42のアノード端子は接地電圧線に接続され、カソード端子は転送MOSトランジスタ46のソース端子に接続されている。転送MOSトランジスタ46のドレイン端子は、リセットMOSトランジスタ52のソース端子及びソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に接続されている。リセットMOSトランジスタ52のドレイン端子、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のドレイン端子は、電源電圧線56に接続されている。ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のソース端子は、選択MOSトランジスタ54のソース端子に接続されている。
同様に、フォトダイオード44のアノード端子は接地電圧線に接続され、カソード端子は転送MOSトランジスタ48のソース端子に接続されている。転送MOSトランジスタ48のドレイン端子は、リセットMOSトランジスタ62のソース端子及びソースフォロア入力MOSトランジスタ60のゲート端子に接続されている。リセットMOSトランジスタ62のドレイン端子、ソースフォロア入力MOSトランジスタ60のドレイン端子は、電源電圧線56に接続されている。ソースフォロア入力MOSトランジスタ60のソース端子は、選択MOSトランジスタ64のソース端子に接続されている。
画素アレイの各行には、行方向に延在して、信号線TXA、信号線TXB、信号線RES、信号線SELが、それぞれ配置されている。信号線TXAは、行方向に並ぶ単位領域20の転送MOSトランジスタ46のゲート端子にそれぞれ接続されている。信号線TXBは、行方向に並ぶ単位領域20の転送MOSトランジスタ48のゲート端子にそれぞれ接続されている。信号線RESは、行方向に並ぶ単位領域20のリセットMOSトランジスタ52のゲート端子にそれぞれ接続されている。信号線SELは、行方向に並ぶ単位領域20の選択MOSトランジスタ54のゲート端子にそれぞれ接続されている。
画素アレイの各列には、列方向に延在して、2本の垂直出力線Vout1,Vout2がそれぞれ配置されている。垂直出力線Vout1は、列方向に並ぶ単位画素10の選択MOSトランジスタ54のドレイン端子にそれぞれ接続されている。垂直出力線Vout1は、列方向に並ぶ単位画素10の選択MOSトランジスタ64のドレイン端子にそれぞれ接続されている。図4では、垂直出力線Vout1,Vout2の名称に、列番号Nに対応した番号をそれぞれ付記している(例えば、Vout1(N),Vout1(N+1))。
次に、本実施形態による撮像装置の駆動方法について、図5のタイミング図を用いて説明する。
初期状態において、TXA信号,TXB信号,SEL信号は、ローレベルとされている。RES信号がローレベルからハイレベルへ遷移すると、リセットMOSトランジスタ52,62がオン状態となり、FD領域58,68はリセットMOSトランジスタ52,62を介して電源電圧線56に接続される。すなわち、FD領域58,68のリセットが行われる。
次いで、時刻T1において全画素のTXA信号とTXB信号をローレベルからハイレベルへ遷移し、時刻T2において全画素のTXA信号とTXB信号をハイレベルからローレベルへ遷移する。この動作により、転送MOSトランジスタ46がオン状態となり、フォトダイオード42の蓄積電荷がFD領域58を介してリセットMOSトランジスタ52のドレイン端子に排出される。また、転送MOSトランジスタ48がオン状態となり、フォトダイオード44の蓄積電荷がFD領域68を介してリセットMOSトランジスタ62のドレイン端子に排出される。すなわち、フォトダイオード42,44のリセットが行われる。
時刻T2において転送MOSトランジスタ46,48がオフ状態になると、撮像のためのフォトダイオード42,44の露光が開始される。これにより、フォトダイオード42,44において光電変換が生じ、信号電荷が蓄積される。
次いで、時刻T3において、RES信号をローレベルに遷移し、FD領域58,68のリセットを完了する。また、SEL信号をハイレベルに遷移し、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50,60の出力ノードを垂直出力線Vout1,Vout2にそれぞれ接続する。
次いで、時刻T4において、n行目のTXA(n)信号及びn+1行目のTXB(n+1)信号をローレベルからハイレベルへ遷移し、時刻T5においてn行目のTXA(n)信号及びn行目のTXB(n+1)信号をハイレベルからローレベルへ遷移する。
この動作により、n行目の転送MOSトランジスタ46がオン状態となり、n行目のフォトダイオード42の信号電荷がFD領域58へ転送される。FD領域58へ信号電荷が読み出されると、FD領域58へ読み出された信号電荷がFD領域58部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ50に印加されたゲート電圧に応じて増幅された出力信号が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Vout1(N)に出力される。
また、n+1行目の転送MOSトランジスタ48がオン状態となり、n+1行目のフォトダイオード44の信号電荷がFD領域68へ転送される。FD領域68へ信号電荷が読み出されると、FD領域68へ読み出された信号電荷がFD領域68部の容量によってその量に応じた電圧に変換され、ソースフォロア入力MOSトランジスタ60のゲート端子に印加される。そして、ソースフォロア入力MOSトランジスタ60に印加されたゲート電圧に応じて増幅された出力信号が、選択MOSトランジスタを介して垂直出力線Vout2(N)に出力される。
これにより、垂直出力線Vout1(N)にはフォトダイオード42により生成された信号電荷に応じた出力信号が出力され、垂直出力線Vout2(N)にはフォトダイオード44により生成された信号電荷に応じた出力信号が出力される。したがって、これら出力信号は、焦点検出信号として使用することができる。また、これら2つの出力信号を、撮像信号として使用することができる。
第1実施形態による撮像装置では、焦点検出信号及び撮像信号の計2回の読み出しが必要であった。これに対し、本実施形態による撮像装置では、フォトダイオード42とフォトダイオード44の電荷をそれぞれ独自に、且つ、同時に読み出すことで、読み出し回数を1回に削減することができ、読み出し速度を向上することができる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態による撮像装置により得られる上述の効果に加え、読み出し速度を向上することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による撮像装置について図6を用いて説明する。図1乃至図5に示す第1及び第2実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図6は、本実施形態による撮像装置の撮像領域の画素構成を示す平面図である。
第1実施形態による撮像装置では、同じ列の異なる行(異なる単位領域20)に配置された2つの光電変換部22,24を含む単位画素10を構成した。これに対し、本実施形態による撮像装置では、異なる列の異なる行(異なる単位領域20)に配置された2つの光電変換部22,24を含む単位画素10を構成している。
図6の例では、例えば、第n画素行−第N画素列の単位領域20に含まれる光電変換部24と、第n+1画素行−第N+1画素列の単位領域20に含まれる光電変換部22とにより、1つの単位画素10が構成されている。すなわち、1つの単位画素10に含まれる光電変換部22及び光電変換部24上には、行位置及び列位置が共に異なるマイクロレンズ30が配置されている。
本実施形態の撮像装置では、上述のように、1つの単位画素10を構成する光電変換部22及び光電変換部24上に、行位置及び列位置が共に異なるマイクロレンズ30を配置している。これにより、行方向及び列方向に、フォトダイオードの個数に応じた解像度を得ることができる。したがって、1つの単位画素内の2つのフォトダイオード上に同じマイクロレンズを配置する場合(後述する参考実施形態を参照)と比較して、行方向及び列方向の解像度を高めることができ、モアレの発生を効果的に抑制することができる。
本実施形態による撮像装置の回路構成及び駆動方法は、第1又は第2実施形態の撮像装置と同様にすることができる。
このように、本実施形態によれば、1つの単位画素内に2つのフォトダイオードを含む撮像装置において、これら2つのフォトダイオード上に近接配置した別々のマイクロレンズを配置するので、フォトダイオードの個数に応じた解像度を得ることができる。これにより、モアレの発生を効果的に抑制しつつ、焦点検出機能と撮像機能の両機能を備えた画素を含む撮像装置を実現することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による撮像装置について図7を用いて説明する。図1乃至図6に示す第1乃至第3実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図7は、本実施形態による撮像装置の撮像領域の画素構成を示す平面図である。
本実施形態による撮像装置は、1つの単位画素10を構成する光電変換部22,24のFD領域58が、半導体基板内に形成された共通の1つの不純物拡散領域により形成されたものである。このような構成とする場合、光電変換部22の画素レイアウトと、光電変換部24の画素レイアウトは、FD領域58の中心に対して点対称になるように配置することが望ましい。
FD領域58は、通常、半導体基板内に形成された不純物拡散領域によって構成される。1つの単位画素10内の光電変換部22のFD領域58と光電変換部24のFD領域58を別々の不純物拡散領域で形成した場合、図2の回路を構成するためにはこれらを接続する配線が必要となる。1つの単位画素10内の光電変換部22のFD領域58と光電変換部24のFD領域58を1つの不純物拡散領域によって形成することにより、これらを接続する配線が不要となり、フォトダイオード42,44の開口面積をより大きくすることができる。これにより、より高感度の撮像装置を実現することができる。
このように、本実施形態によれば、単位画素を構成する2つのフォトダイオードに接続されるFD領域を共通の1つの不純物拡散領域により形成するので、フォトダイオード42,44の開口面積を拡大することができる。これにより、より高感度の撮像装置を実現することができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態による撮像システムについて図8を用いて説明する。図1乃至図7に示す第1乃至第4実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図8は、本実施形態による撮像システムの構成例を示す図である。撮像システム800は、例えば、光学部810、撮像装置100、映像信号処理部830、記録・通信部840、タイミング制御部850、システム制御部860、及び再生・表示部870を含む。撮像装置100は、撮像装置100及び映像信号処理部830を有する。撮像装置100は、先の実施形態で説明した撮像装置100が用いられる。
レンズ等の光学系である光学部810は、被写体からの光を撮像装置100の、複数の単位画素10が2次元状に配列された画素部に結像させ、被写体の像を形成する。撮像装置100は、タイミング制御部850からの信号に基づくタイミングで、画素部に結像された光に応じた信号を出力する。撮像装置100から出力された信号は、映像信号処理部である映像信号処理部830に入力され、映像信号処理部830が、プログラム等によって定められた方法に従って信号処理を行う。映像信号処理部830での処理によって得られた信号は画像データとして記録・通信部840に送られる。記録・通信部840は、画像を形成するための信号を再生・表示部870に送り、再生・表示部870に動画や静止画像を再生・表示させる。記録・通信部840は、また、映像信号処理部830からの信号を受けて、システム制御部860と通信を行うほか、不図示の記録媒体に、画像を形成するための信号を記録する動作も行う。
システム制御部860は、撮像システムの動作を統括的に制御するものであり、光学部810、タイミング制御部850、記録・通信部840、及び再生・表示部870の駆動を制御する。また、システム制御部860は、例えば記録媒体である不図示の記憶装置を備え、ここに撮像システムの動作を制御するのに必要なプログラム等が記録される。また、システム制御部860は、例えばユーザの操作に応じて駆動モードを切り替える信号を撮像システム内に供給する。具体的な例としては、読み出す行やリセットする行の変更、電子ズームに伴う画角の変更や、電子防振に伴う画角のずらし等である。タイミング制御部850は、システム制御部860による制御に基づいて撮像装置100及び映像信号処理部830の駆動タイミングを制御する。
このようにして、第1乃至第4実施形態による撮像装置を適用した撮像システムを構成することにより、モアレを抑制した撮像が可能な高性能の撮像システムを構成することができる。
[参考実施形態]
本発明の参考実施形態による撮像装置について図9を用いて説明する。図1乃至図7に示す第1乃至第4実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図9は、本実施形態による撮像装置の撮像領域の画素構成を示す平面図である。
本実施形態による撮像装置100は、1つの単位画素10を構成する光電変換部22,24が、1つの単位領域20内に配置された光電変換部22,24によって構成されたものである。すなわち、単位画素10は、同じ行の同じ列に配置された2つの光電変換部22,24を含む。この単位画素10では、1つの単位画素10を構成する2つの光電変換部22,24上には、同じマイクロレンズ30が配置されることになる。
ここで、例えば赤色(R)のカラーフィルタ26Rが配置された光電変換部22,24に着目すると、赤色に対応する光電変換部22,24上に配置されたマイクロレンズ30は、行方向及び列方向に2画素ピッチで繰り返し配置されている。
一方、図1に示す第1実施形態による撮像装置では、赤色に対応する光電変換部22,24上に配置されたマイクロレンズ30は、行方向には2画素ピッチで繰り返し配置されているが、列方向には1画素ピッチで繰り返し配置されている。したがって、第1実施形態による撮像装置は、列方向の解像度が本実施形態による撮像装置よりも高くなっており、よりモアレを抑制する効果がある。
また、図6に示す第3実施形態による撮像装置では、赤色に対応する光電変換部22,24上に配置されたマイクロレンズ30は、行方向に1画素ピッチで繰り返し配置され、且つ、列方向にも1画素ピッチで繰り返し配置されている。したがって、第3実施形態による撮像装置は、行方向及び列方向の解像度が本実施形態及び第1実施形態による撮像装置よりも高くなっており、よりモアレを抑制する効果がある。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、単位画素にそれぞれ2ずつのフォトダイオードを配置した例を示したが、3つ以上のフォトダイオードを配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、マイクロレンズの位置に対応する単位領域にそれぞれ2ずつのフォトダイオードを配置した例を示したが、3つ以上のフォトダイオードを配置するようにしてもよい。
また、上記第4実施形態では、第1実施形態の撮像装置において1つの単位画素を構成する光電変換部のFD領域を共有したが、第2又は第3実施形態の撮像装置において1つの単位画素を構成する光電変換部のFD領域を共有してもよい。
上記実施形態は、本発明を適用しうる幾つかの態様を例示したものに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜修正や変形を行うことを妨げるものではない。
10 単位画素
20 単位領域
26R,26B,26G カラーフィルタ
30 マイクロレンズ
42,44 フォトダイオード
46,48 転送MOSトランジスタ
50,60 ソースフォロア入力MOSトランジスタ
52,62 リセットMOSトランジスタ
54,64 選択MOSトランジスタ

Claims (13)

  1. 第1の光電変換素子と
    2の光電変換素子と
    3の光電変換素子と
    記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子に集光する第1のレンズと
    記第2の光電変換素子に集光し、前記第1のレンズとは異なる位置に配された第2のレンズと、を有し、
    前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子は第1の方向に沿って配置されており、
    前記第3の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子は、平面視で前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って配置されており、
    前記第1の光電変換素子により生成される信号電荷に基づく第1の信号を生成し、
    前記第1の光電変換素子により生成される信号電荷と前記第2の光電変換素子により生成される信号電荷とを加算した信号電荷に基づく第2の信号を生成し、
    前記第1の信号を生成する信号電荷が前記第1の光電変換素子により蓄積される期間と前記第2の信号を生成する信号電荷が前記第1の光電変換素子により蓄積される期間とが重なる
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のレンズを介して前記第1の光電変換素子に入射する光の光路に配置された第1のフィルタと、
    前記第1のレンズを介して前記第3の光電変換素子に入射する光の光路に配置され、前記第1のフィルタとは光の透過特性が異なる第3のフィルタと
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第2のレンズを介して前記第2の光電変換素子に入射する光の光路に配置され、前記第1のフィルタと光の透過特性が等しい第2のフィルタを更に有する
    ことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記第1のレンズ及び前記第2のレンズを含む複数のレンズが2次元アレイを構成するように行方向及び列方向に並んで配置されており、前記第1のレンズと前記第2のレンズとは、前記2次元アレイの同じ列の異なる行に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1のレンズ及び前記第2のレンズを含む複数のレンズが2次元アレイを構成するように行方向及び列方向に並んで配置されており、前記第1のレンズと前記第2のレンズとは、画素アレイの異なる列の異なる行に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の光電変換素子の形状と前記第2の光電変換素子の形状は、瞳分割の方向にミラー対称になっている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 記第2の信撮像信号として使用し、前記第1の信号と前記第2の光電変換素子により生成される信号電荷に基づく第3の信号と焦点検出信号として使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第3の信号は、前記第1の信号及び前記第2の信号から算出する
    ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記第1の光電変換素子と前記第2の光電変換素子は、フローティングディフュージョン領域を共有している
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 第4の光電変換素子、第5の光電変換素子、及び第6の光電変換素子を更に有し、
    前記第4の光電変換素子、前記第1の光電変換素子、及び前記第3の光電変換素子が前記第1の方向に沿って順に配置されており、
    前記第5の光電変換素子、前記第1の光電変換素子、及び前記第6の光電変換素子が、平面視で前記第2の方向に沿って順に配置されており、
    前記第1の光電変換素子、前記第2の光電変換素子、前記第3の光電変換素子、前記第4の光電変換素子、前記第5の光電変換素子、及び前記第6の光電変換素子の光路にはそれぞれカラーフィルタが配置されており、
    前記第1の光電変換素子の光路に配置されたカラーフィルタの色は、前記第3の光電変換素子、前記第4の光電変換素子、前記第5の光電変換素子、及び前記第6の光電変換素子のそれぞれの光路に配置されたカラーフィルタとは異なる色である
    ことを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 前記第1の信号を生成する信号電荷が前記第1の光電変換素子により蓄積される期間と前記第2の信号を生成する信号電荷が前記第2の光電変換素子により蓄積される期間とが重なる
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置へ被写体の像を結像する光学系と
    を含むことを特徴とする撮像システム。
  13. 第1の光電変換素子と、
    第2の光電変換素子と、
    第3の光電変換素子と、
    前記第1の光電変換素子で生成された信号電荷を転送する第1の転送トランジスタと、
    前記第2の光電変換素子で生成された信号電荷を転送する第2の転送トランジスタと、
    前記第1の転送トランジスタ及び前記第2の転送トランジスタにより転送された信号電荷を増幅するトランジスタと、
    前記トランジスタのゲートに接続されたリセットトランジスタと、
    前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子に集光する第1のレンズと、
    前記第2の光電変換素子に集光し、前記第1のレンズとは異なる位置に配された第2のレンズと、を有し、
    前記第1の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子は第1の方向に沿って配置されており、
    前記第3の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子は、平面視で前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って配置された撮像装置の駆動方法であって、
    前記リセットトランジスタがオン状態において前記第1及び第2の転送トランジスタをオンする工程と、
    前記第1の転送トランジスタ及び前記第2の転送トランジスタをオフにする工程と、
    前記リセットトランジスタをオフにする工程と、
    前記第2の転送トランジスタがオフ状態において、前記第1の転送トランジスタをオンにし、その後、前記第1の転送トランジスタをオフにする工程と、
    前記第1の転送トランジスタ及び前記第2の転送トランジスタをオンにする工程と、をこの順で有する
    ことを特徴とする駆動方法。
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