JP2007243731A - シフトレジスタ、固体撮像素子及び制御方法 - Google Patents

シフトレジスタ、固体撮像素子及び制御方法 Download PDF

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誠一郎 酒井
Fumihiro Inui
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Abstract

【課題】より自由度の高い固体撮像素子の駆動を実現する。
【解決手段】複数の画素から成る撮像素子を駆動するための垂直シフトレジスタであって、入力した信号を順次シフトする、複数段201から成るシフト手段と、出力タイミング信号φSTXを入力する入力端子と、前記複数段にそれぞれ対応し、前記複数段から出力される信号SR1,SR2,SR3をそれぞれ入力とすると共に、前記入力端子に接続され、前記入力端子に出力タイミング信号が入力された時に、前記複数段から入力した信号をそれぞれ出力する複数のAND回路211とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の画素から成る撮像素子を駆動するシフトレジスタ、該シフトレジスタを有する固体撮像素子、及びその制御方法に関する。
XYアドレス方式型の二次元固体撮像装置として、従来、CMOSセンサが知られている。
このCMOSセンサの駆動方法としては、所謂ローリングシャッターによる駆動方法がある。ローリングシャッターによる駆動方式では、垂直走査回路としてシフトレジスタを用い、各画素に蓄積された電荷信号を行毎に順次読み出していく。そして、読み出された直後から次のフレームの電荷の蓄積が開始される。従って、各行毎に電荷を読み出してから次にその行を読み出すまでの時間が、電荷蓄積時間となる。
しかしながら、ローリングシャッターによる駆動方法では、フレームの上下で電荷蓄積時間にほぼ1垂直期間分の時間差が生じ、被写体が動いている場合、各フレームの画像は、画面の上下で流れた画像となってしまう。特に被写体の動きが速い場合には、画像のゆがみが大きくなってしまうという問題があった。
この問題に対し、特許文献1に、垂直走査回路によりすべての画素を同じタイミングでリセットし、リセット完了から予め設定された電荷蓄積時間の経過後にメカニカルシャッターを閉じる駆動方法が開示されている。このように駆動することにより、すべての画素において同じタイミングで電荷を蓄積することができるため、動く被写体を撮影した場合であっても、画面の上下で画像が流れないようにすることができる。
特開平11‐261899号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の駆動方法では、どのような構成の垂直走査回路をどのように制御することで、すべての画素を同じタイミングでリセットすることのできる転送パルスを生成しているかについて、何ら記載が無かった。
また、固体撮像素子すべての画素のフォトダイオードの蓄積電荷を転送し、該転送されたすべての画素の蓄積電荷を順次読み出す駆動方法しか開示されていなかった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、より自由度の高い固体撮像装置の駆動を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、複数の画素から成る撮像素子を駆動するための本発明のシフトレジスタは、入力した信号を順次シフトする、複数段から成るシフト手段と、出力タイミング信号を入力する入力手段と、前記複数段にそれぞれ対応し、前記複数段から出力される信号をそれぞれ入力とすると共に、前記入力手段に接続され、前記入力手段に出力タイミング信号が入力された時に、前記複数段から入力した信号をそれぞれ出力する複数のゲート手段とを有する。
また、本発明の固体撮像素子は、光電変換素子と、前記光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記光電変換素子から前記保持部への電荷の転送をオン/オフする転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、上記構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部の各行の前記転送スイッチに供給する。
また、別の構成によれば、本発明の固体撮像素子は、1次元または2次元に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記複数の光電変換素子それぞれから前記保持部への電荷の転送をオン/オフする複数の転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、上記構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部における前記光電変換素子の各行の前記転送スイッチに供給する。
好ましくは、本発明の固体撮像素子は、上記構成を有し、行毎に前記画素部を駆動する第2のシフトレジスタを更に有し、前記第2のシフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、各行の前記選択スイッチに供給する。
また、別の構成によれば、本発明の固体撮像素子は、光電変換素子と、前記光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記光電変換素子から前記保持部への電荷の転送をオン/オフする転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、上記構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部の各行の前記選択スイッチに供給する。
また、別の構成によれば、本発明の固体撮像素子は、1次元または2次元に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記複数の光電変換素子それぞれから前記保持部への電荷の転送をオン/オフする複数の転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、上記構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部の各行の前記選択スイッチに供給する。
また、本発明の撮像装置は、上記記載の固体撮像素子いずれかと、前記固体撮像素子により得られた電荷信号を処理して画像データを取得する画像処理手段と、前記画像処理手段により処理された画像データを記憶する記憶手段とを有する。
また、光電変換素子と、前記光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記光電変換素子から前記保持部への電荷の転送をオン/オフする転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部の本発明の駆動方法は、全画素を同じタイミングでリセットするリセットステップと、前記リセット終了後、全画素の前記光電変換素子において同時に光電変換を行って、電荷を蓄積する電荷蓄積ステップと、予め設定された電荷蓄積時間経過後、任意の行の前記光電変換素子の電荷のみを前記保持部に転送する転送ステップとを有する。
また、1次元または2次元に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記複数の光電変換素子それぞれから前記保持部への電荷の転送をオン/オフする複数の転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部の本発明の駆動方法は、全画素を同じタイミングでリセットするリセットステップと、前記リセット終了後、全画素の前記光電変換素子において同時に光電変換を行って、電荷を蓄積する電荷蓄積ステップと、予め設定された電荷蓄積時間経過後、任意の行の前記光電変換素子の電荷のみを前記保持部に転送する転送ステップとを有する。
本発明によれば、より自由度の高い固体撮像装置の駆動を実現することが可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
●構成
図1は、本発明の第1の実施形態におけるXYアドレス方式型の固体撮像装置の概略構成を示す回路図である。
同図において、1は光電変換を行うフォトダイオード、2はフォトダイオード1から電荷を転送する転送スイッチ、3はフォトダイオード1で発生した電荷を一時的に蓄積するフローティングデフュージョン部(FD)である。4はFD3にリセット電位を供給するリセットスイッチ、5はFD3の電位を入力とする画素アンプ、6は画素アンプを選択する選択スイッチである。7は負荷電流源、8は選択行の出力を伝える垂直出力線、9aは選択行の信号レベルを転送するための信号レベル転送スイッチ、9bは選択行のリセットレベルを転送するためのリセットレベル転送スイッチである。10aは信号レベルを保持するための信号レベル保持容量CTS、10bはリセットレベルを保持するためのリセットレベル保持容量CTNである。11は容量CTS、CTNに保持された信号レベルとリセットレベルをそれぞれ順に共通出力線13へ転送する水平シフトレジスタ、12は行を選択する垂直シフトレジスタである。垂直シフトレジスタ12内には、後述するデータパルスφDATAを生成するデータパルス生成部121と、出力タイミング信号φSTXを生成する出力タイミング信号生成部122と、これらの生成部121及び121を制御する制御部123とが構成されている。
14は共通出力線に転送された信号レベルとリセットレベルの差分信号を増幅して出力する差動アンプである。なお、図1では、説明を分かり易くするために4×4画素の16画素のみを示しているが、通常の固体撮像装置の多くは、数十万から数百万(例えば、1080行×1960列)の非常に多くの画素により構成されている。
次に、本第1の実施形態における垂直シフトレジスタ12の構成について、図2を参照して詳細に説明する。
図2において201はシフトレジスタユニットであり、第1のスイッチ202、第1のインバータ203、第2のスイッチ204、第2のインバータ205が直列に接続されている。更に、第1のインバータ203の入力ノードの電位を保持するためのフィードバック用として使用する第3のスイッチ206及び第3のインバータ207が第1のインバータに接続している。同様に、第2のインバータ205の入力ノードの電位を保持するためのフィードバック用として使用する第4のスイッチ208及び第4のインバータ209が第2のインバータに接続している。また、210は、第1のインバータ203の入力ノードの電位をリセットするためのリセットMOSトランジスタ210である。
更に、本第1の実施形態における垂直シフトレジスタ12はAND回路211を有し、一方の入力端子が第1のスイッチ202の出力に接続されている。AND回路211のもう一方の入力端子には信号φSTXが入力され、第1のスイッチ202の出力とφSTXとが同時にHIとなった場合に、転送信号φTXがHIとなる。
上述したように構成されたシフトレジスタユニット201が多段に縦続接続されることで、垂直シフトレジスタ12が構成されている。
●全画素読み出し駆動
次に、上記構成を有する固体撮像装置の駆動方法について説明する。まず、すべての画素の電荷信号を読み出す場合について説明する。
図3は全画素読み出し時の駆動方法を示すタイミングチャートである。
図3において、T1のタイミングで、φTX1〜φTX4、φRES1〜φRES4が同時にHIになり、転送スイッチ2及びリセットスイッチ4がONとなって、全画素のフォトダイオード1の電荷が同時にリセットされる。この時、メカシャッターは開いたままである。従って、φTX1〜φTX4、φRES1〜φRES4が元の電位に戻った時点で転送スイッチ2及びリセットスイッチ4がOFFとなり、全画素同時に電荷の蓄積が開始される。そして、T3のタイミングでメカシャッターを閉じ、フォトダイオード1における電荷蓄積が終了する。従って、T2の間がフォトダイオード1の電荷蓄積期間となる。
T3のタイミングではフォトダイオード1に電荷が蓄積されている状態である。次に、T4の期間、φRES1〜φRES4がアクティブになり、全画素のFD3は一定電位にリセットされる。
続いて、φTX1〜φTX4をT5の期間一斉にHIにして転送スイッチ2をオンにし、全画素のフォトダイオード1に蓄積された電荷をFD3に転送する。この時、FD3の電位は、転送されてきた電荷に見合う分だけリセットレベルから変動し、信号レベルが確定する。すなわちFD3で信号レベルを保持し読み出しを待つ。
一方、FD3への電荷転送と並行して、各行毎の読み出しがスタートする。
先ず、T6の期間、φSEL1がHIになり、1行目の画素の選択スイッチ6がオンし、画素アンプ5と負荷電流源8で構成されるソース・フォロワー回路が動作状態になる。ソース・フォロワー回路のゲート(つまり、画素アンプ5のゲート)とFD3は接続されており、T7の期間にはFD3に信号レベルが保持されているので、垂直出力線7にはフォトダイオード1の光電変換により得られた電荷に対応した信号レベルが現れる。
ここで、φTSがアクティブになり、信号レベル転送スイッチ9aがオンし、信号レベル保持容量10aに信号レベルが保持される。この動作は、1行目に繋がっている全ての画素に対して同時並列に実行される。この信号レベル保持容量10aに保持された信号レベルを、T8の期間に水平シフトレジスタ11によって順次共通出力線13へ転送することで、時系列的に差動アンプ14から信号が出力される。これにより1行目の出力が終了する。
続いて、2行目について、φSEL2及びφTSを1行目と同様に駆動することで、2行目の信号を読み出すことができる。3行目以降も同様の駆動を行えばよい。
以後、1フレーム分の画像が時系列的に読み出され、順次フレーム画像が読み続けられて、動画像が形成される。
なお、上述した駆動方法では、リセットレベルをリセットレベル保持容量CTNに読み出していないため、基準電圧を設定し、その基準電圧に対する電圧変化量によりフォトダイオード1による電荷蓄積分に相当する画素信号を得る。
このように、上述した駆動方法では、T5の期間にすべての画素のフォトダイオード1の電荷を一斉にFD3に転送するため、各行毎に蓄積時間がシフトしてしまうことがない。そのため、動く被写体をフレーム毎に静止画として出力した場合でも、画面の上下で流れた像になることは無く、画質劣化が生じない。
次に、上記全画素読み出し駆動時において、T1及びT5の期間に、φTX1〜φTX4を同時にHIにするための、垂直シフトレジスタ12の駆動方法について、図4を参照して説明する。
まず、リセットパルスφSRRESがHIになることによりリセットMOSトランジスタ210がオンし、各シフトレジスタユニット201の第1のインバータ203の入力ノードの電位がGNDにリセットされる。その後、データパルスφDATAが入力され、φCLK1、φCLK2により各スイッチがオン、オフすることによってデータが順次シフトしていく。
本第1の実施形態では、図4に示すように、4つのφDATAが入力される。入力された4つのφDATAを順次シフトしていくことにより、T10の期間において、各段における第1のスイッチ202の出力SR1〜SR4すべてがHIとなる。このタイミングで、φSTXを必要な時間HIとすることで、AND回路211によりφTX1〜φTX4すべてを同時にHIにすることができる。このように、行数が4であれば、4パルス目のφDATAが入力された段階ですべてのシフトレジスタユニット201の第1のスイッチ202の出力がHIとなる。従って、図3のT1及びT5のタイミングから逆算してφDATAを入力し始めるタイミングを決定し、T1及びT5のタイミングでφSTXをHIにするように制御すればよい。なお、ここでは4×4画素を駆動するために4つのφDATAを入力するタイミングについて説明しているが、実際の撮像装置は数百〜数千行から成るため、φDATAはほぼ常に入力され、必要なタイミングでφSTXをHIにするような制御となる。
●部分読み出し駆動
次に、部分読み出しの例として、2行目と3行目の画素から電荷信号を読み出す場合について説明する。
図5は2行目と3行目を部分読み出しする時の駆動方法を示すタイミングチャートである。
図5と図3との違いは、T5においてφTX2及びφTX3のみをHIにし、φTX1及びφTX4をLOWにしたままにすることで、2行目と3行目のフォトダイオード1に蓄積された電荷をFD3に同時に転送することである。また、1行目と4行目のφSEL1及びφSEL4をHIにせず、φSEL2及びφSEL3のみを順にHIとすることで、2行目と3行目のFD3に転送された電荷を垂直出力線8を介して読み出す。これ以外の動作は、図3と同様であるため、ここでは詳細説明は省略する。
次に、2行目と3行目の部分読み出し駆動時において、T1の間、φTX1〜φTX4を同時にHIにすると共に、T5の間、φTX2及びφTX3のみを同時にHIにするための垂直シフトレジスタ12の駆動方法について、図6を参照して説明する。
先ず、T10においてφTX1〜φTX4を同時にHIにするための信号の入力方法は、図4と同様である。T10の後、必要な数(つまり、図5のT2+T4に対応する時間)のφCLK1の経過を待った後、φDATA1を2つ続けて入力する。これにより、φCLK1、φCLK2により、各スイッチがオン、オフすることによって、2クロック分の時間、HIの状態を保った第1のインバータ203の出力が順次シフトしていく。
そして、SR2及びSR3がHI、SR1及びSR4がLOWとなるT11のタイミングでφSTXをHIとすることで、AND回路211によりφTX2及びφTX3のみをHIとすることができる。
なお、上記例では、φTX2及びφTX3のみを同時にHIにして、2行目と3行目のフォトダイオード1の電荷をFD3に転送する場合について説明した。しかしながら、転送する行は2行目と3行目に限るものではなく、φDATAの入力タイミングと、φSTXの入力タイミングを適宜変更すれば、容易に所望の行のφTXのみをHIにすることが可能である。
次に、図5に示すように2行目と3行目のみのφSELをHIにするための垂直シフトレジスタ12の駆動方法について、図7を参照して説明する。なお、φSEL用のシフトレジスタも図2に示すものと同様の構成を有し、φTXではなく、φSELが出力されるところが異なるのみである。従って、φTX用のシフトレジスタとは別に独立して構成されているが、以下、図2に示すφTX用のシフトレジスタを参照しながら説明する。
まず、リセットパルスφSRRESがHIになることによりリセットMOSトランジスタ210がオンし、各シフトレジスタユニット201の第1のインバータ203の入力ノードの電位がGNDにリセットされる。その後、φDATAが入力され、φCLK1、φCLK2により各スイッチがオン、オフすることによってデータが順次シフトしていく。
そして、T21とT22の期間、φSTXをHIとすることで、AND回路211により、T21ではφSEL2が、T22ではφSEL3がHIとなる。このT21とT22のタイミング及びHIの継続時間が図5のT5及びT9と一致するように制御する。このようにすることで、1、4行目を読み出さずに2、3行目だけを読み出すことが可能になる。
上記の通り本第1の実施形態によれば、垂直シフトレジスタを用いて、撮像装置を構成する各画素において同時に電荷を蓄積すると共に、所望の行のフォトダイオードの電荷のみを同時にフローティングデフュージョン部に転送することが可能になる。また、所望の行のフローティングデフュージョン部の電荷のみを、垂直出力線を介して読み出すことが可能となる。
1行を読み出す時間に対して1行を読み飛ばす時間は十分小さい。一般的に、読み出す時間に対して読み飛ばす時間は100分の1以下の時間で行うことができる。例えば1080行×1960列の固体撮像装置の場合、1行を読み出す時間を約100usとすると、読み飛ばす時間は約1us程度となる。全行読み出した場合には1080行×100us=108msかかる。コマ速で考えると秒間約9コマとなる。半分の行を読み飛ばした場合には540行×100us+540行×1us=54.54msであり、秒間約18コマとなり、全行読み出した時よりも高速に画像を読み出すことができる。
従って、所望の行の信号だけを順次読み出すことで、読み出し時間を短縮することがで可能となる。
なお、図2では、電位を保持するためのフィードバック用のスイッチとインバータを備えたスタティック型のシフトレジスタを示したが、本発明の垂直シフトレジスタの構成は、図2に限るものではない。例えば、図8に示すようにフィードバック用のスイッチとインバータを省いたダイナミック型のシフトレジスタでも良い。
また、図2及び図8では、アンド回路を用いた構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。φSTXの入力に応じて、各シフトレジスタユニットの第1のスイッチ202の出力をオン/オフすることのできる構成であれば、どのようなものであっても良く、様々な物理的構成が可能であることは当業者であれば容易に理解できるであろう。例えば、φSTXに応じて開閉するスイッチが考えられる。一例として、MOSトランジスタで構成した場合には、そのゲートにφSTXを入力し、第1のスイッチ202の出力をドレインに入力すればよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
●構成
図9は、本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の概略構成を示す回路図である。
図9において、図1と同様の構成には同じ参照番号を付し、説明を省略する。点線で囲った部分15は画素ユニットであり、画素ユニット15内の2つのフォトダイオード1はそれぞれの転送スイッチ2を介して1つのFD3に接続されている。このように構成することで、画素アンプ5と選択スイッチ6とからなるソース・フォロワを2つの画素で共有することができるため各画素の大きさを小さくすることができ、装置を小型化したり、解像度を高めたりすることが可能となる。
なお、図9では、説明を分かり易くするために4×8画素の32画素のみを示しているが、通常の固体撮像装置の多くは、数十万から数百万の非常に多くの画素により構成されている。
また、垂直シフトレジスタ12は、上記第1の実施形態で説明した図2または図8と同様の構成を有するため、ここでは詳細な説明を省略する。
●インターレース読み出し駆動
次に、上記構成を有する固体撮像装置におけるインターレース読み出し時の垂直シフトレジスタ12による転送信号φTXの生成方法について、図10を参照して説明する。
まずリセットパルスφSRRESがHIになることによりリセットMOSトランジスタ210がオンし、各シフトレジスタユニット201の第1のインバータ203の入力ノードの電位がGNDにリセットされる。その後、データパルスφDATAを図10に示すタイミングで入力すると、φCLK1、φCLK2により各スイッチがオン、オフすることによってデータが順次シフトして行く。
そして、T31の期間、SR1、SR3、SR5のみがHIとなる。従って、このタイミングでφSTXをHIにすることで、AND回路211によりφTX1、φTX3、φTX5のみをHIとすることができる。これにより、1、3、5行目の転送スイッチ2のみがオンとなるため、1、3、5行目のフォトダイオード1に蓄積された電荷を同時にFD3へ転送することができる。その結果、1つのFD3につき、1つのフォトダイオード1の電荷を転送することができる。FD3へ転送された電荷は、φSELにより順次垂直出力線8への読み出される。
上記の通り本第2の実施形態よれば、2つのフォトダイオードがそれぞれの転送スイッチを介して1つのFDに接続している構成の固体撮像装置において、垂直シフトレジスタで上述したように駆動することにより、以下の効果を得ることができる。即ち、垂直シフトレジスタを用いて、任意の行のフォトダイオードの電荷を画素内で同時転送し、画素外へ順次読み出すことができる。従って、1行おきに転送することにより、2つのフォトダイオードの電荷がフローティングデフュージョン部で混ざることなく、混色の無い画像を得ることができる。
また、不図示ではあるが、上記第1の実施形態で説明したようにして、蓄積開始前にすべての画素を同時にリセットすることにより、蓄積時間を同一時間にすることができる。
<変形例1>
●2行飛ばしによる読み出し駆動
図9に示す固体撮像装置において、垂直シフトレジスタ12を図11に示すタイミングチャートの駆動パルスで駆動させた場合、次のように動作する。
まずリセットパルスφSRRESがHIになることによりリセットMOSトランジスタ210がオンし、各シフトレジスタユニット201の第1のインバータ203の入力ノードの電位がGNDにリセットされる。その後、データパルスφDATAを図11に示すタイミングで入力すると、φCLK1、φCLK2により各スイッチがオン、オフすることによってデータが順次シフトして行く。
そして、T32の期間、SR1、SR4、SR7のみがHIとなる。従って、このタイミングでφSTXをHIにすることで、AND回路211によりφTX1、φTX4、φTX7のみをHIとすることができる。これにより、1、4、7行目の転送スイッチ2のみがオンとなるため、1、4、7行目のフォトダイオード1に蓄積された電荷を同時にFD3へ転送することができる。FD3へ転送された電荷は、φSELにより順次垂直出力線8への読み出される。
図12は、RGBを市松模様上に配置した、所謂ベイヤー配列のカラーフィルタの配列例を示す図である。この場合、φTX1、φTX4、φTX7という周期で2行おきに選択することにより、色重心がそろったRGBの間引き信号を得ることが可能となる。
<変形例2>
●垂直加算読み出し駆動
次に、図9に示す固体撮像装置において、垂直シフトレジスタ12を図13に示すタイミングチャートの駆動パルスで駆動させた場合について説明する。
まずリセットパルスφSRRESがHIになることによりリセットMOSトランジスタ210がオンし、各シフトレジスタユニット201の第1のインバータ203の入力ノードの電位がGNDにリセットされる。その後、データパルスφDATAを図13に示すタイミングで入力すると、φCLK1、φCLK2により各スイッチがオン、オフすることによってデータが順次シフトして行く。
そして、T33の期間、SR1、SR2、SR5、SR6のみがHIとなる。従って、このタイミングでφSTXをHIにすることで、AND回路211によりφTX1、φTX2、φTX5、φTX6のみをHIとすることができる。これにより、1、2、5、6行目のフォトダイオード1に蓄積された電荷を同時にFD3へ転送することができる。この結果、1つのFD3につき、2つのフォトダイオード2に蓄積された電荷が同時にFD3転送され、加算される。FD3へ転送された電荷は、φSELにより順次垂直出力線8への読み出される。
上記のように駆動することにより、2つのフォトダイオードがそれぞれの転送スイッチを介して1つのFDに接続している構成の固体撮像装置において、2つのフォトダイオードの光電荷をFDで加算し、感度の高い画像を得ることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本第3の実施形態においては、図1に示す構成を有する固体撮像装置においては1行おき、図9に示す構成を有する固体撮像装置においては3行おきにφTXを同時にHIにして、1行おきにFD3に電荷が転送されているものとする。
この状態において、選択信号φSELを順次ONしていくと、フォトダイオード1の電荷が転送されたFD3の行と、転送されていない行の信号が交互に垂直出力線8に読み出されることになる。
そして、フォトダイオード1の電荷がFD3に転送されていない行の信号をリセットレベル保持容量10bに書き込むように、リセットレベル転送スイッチ9bを選択信号φSELに同期させて制御する。また、フォトダイオード1の電荷がFD3転送された行の信号を信号レベル保持容量10aに書き込むように、信号レベル転送スイッチ9aを選択信号φSELに同期させて制御する。そして、信号レベル保持容量10aに保持された信号と、リセットレベル保持容量10bに保持された信号の差を順次差動アンプ14により出力する。
上記動作により、光信号の読み出し行からは、蓄積時間にフォトダイオードで発生した電荷(以下、「光信号」と呼ぶ。)(VP)と、暗電流成分であるFDリーク(VSFDリーク)と、外光(VS外光)が混ざった信号が読み出される。つまり、光信号の読み出し行の信号をVSとして文字式で表すと
S=VP+VSFDリーク+VS外光
となる。
一方、フォトダイオード1からの電荷転送が行われなかった行(ノイズ読み出し行)からはFDリーク(VNFDリーク)と、外光(VN外光)のノイズ信号が読み出される。ノイズ読み出し行の信号をVNとして文字式で表すと
N=VNFDリーク+VN外光
となる。VS信号とVNの概念図を図14に示す。図14に示すように、FD3での信号の保持期間が長くなるほど、ノイズが大きくなっていく。
光信号読み出し行のVS信号とノイズ読み出し行のVN信号の差分を文字式で表すと
S−VN=VP+VSFDリーク+VS外光−VNFDリーク+VN外光
となる。
本第3の実施形態では光信号読み出し行とノイズ読み出し行は、互いに隣接している。従って、光信号読み出し行のノイズ信号と、ノイズ読み出し行のノイズ信号はほぼ同じ値であると見なすことができる。即ち
VSFDリーク≒VNFDリーク
VS外光≒VN外光
である。従って、
VS−VN≒VP
と見なすことができ、ノイズ成分が除去された良好な信号を得ることができる。
上記の駆動方法をとることにより、上記第1または第2の実施形態と同様の効果に加え、光信号からノイズを差分した画像を得ることができるので、SN比の品質の良い画像を得ることができる。特に、本第3の実施形態においては、暗電流成分(FDリーク)のみならず遮光層が半導体表面からはなれている三層ALからなるようなCMOSセンサの特徴的な構造においては特に有効である。これは、CMOSセンサはCCDとは異なり、遮光層が高いため、外光の影響が著しく、スメアが発生する強い光以外でも画像に悪影響を及ぼすためである。
なお、外光成分を減算するためにはできるだけ近い値となる、近傍の同色画素間で信号を減算することが好ましい。
<第4の実施形態>
次に、図15を参照して、上記第1乃至第3の実施形態で説明した固体撮像装置を用いたデジタルスチルカメラについて説明する。
図3において、401はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、402は被写体の光学像を増幅型固体撮像装置404に結像させるレンズ、403はレンズ402を通った光量を可変制御するための絞りである。404はレンズ402により結像された被写体光学像を画像信号として取り込むための増幅型固体撮像装置であって、上述した第1または第2の実施形態で説明した構成を有する。
405は、撮像装置404から出力される画像信号を増幅するゲイン可変アンプ部及びゲイン値を補正するためのゲイン補正回路部等を含む撮像信号処理回路である。406は撮像信号処理回路405により処理された画像信号のアナログーディジタル変換を行うA/D変換器、407はA/D変換器406より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータを圧縮する信号処理部である。408は撮像装置404、撮像信号処理回路405、A/D変換器406、信号処理部407に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部である。409は各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部、410は画像データを一時的に記憶する為のメモリ部である。
411は記録媒体に記録または読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部、412は画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、413は外部コンピュータ等と通信する為のインターフェース部である。
次に、上記構成を有するデジタルスチルカメラにおける撮影時の動作について説明する。
バリア401がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変換器406などの撮像系回路の電源がオンされる。
その後、露光量を制御する為に、全体制御・演算部409は絞り403を開放にし、撮像装置404から出力された信号はA/D変換器406で変換された後、信号処理部407に入力される。全体制御・演算部409は、信号処理部407により所定の信号処理がされたデータを基に測光を行い、その結果により明るさを判断し、露出の演算を行う。そして得られた露出に応じて絞り403を制御する。
次に、撮像装置404から出力された信号を基にして、全体制御・演算部409は高周波成分を取り出して被写体までの距離の演算を行う。その後、レンズを駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断した時は、再びレンズを駆動し測距を行う。そして、合焦が確認された後に本露光を始める。
露光が終了すると、撮像装置404から出力された画像信号はA/D変換器406でA/D変換され、信号処理部407を通り全体制御・演算部409によりメモリ部410に書き込まれる。
その後、メモリ部410に蓄積されたデータは、全体制御・演算部409の制御により記録媒体制御I/F部411を通り半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体412に記録される。
また、外部I/F部413を通り直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
また、図1及び図9に示す構成では、φDATAをデータパルス生成部121で、φSTXを出力タイミング信号生成部122で生成し、これら生成部の制御を制御部123で行うものとして説明した。図15に示すような構成を有する場合には、φDATA及びφSTXをタイミング発生部408で生成し、全体制御・演算部409によりφDATA及びφSTXの生成を制御するように構成しても勿論構わない。
本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の概略構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態における垂直シフトレジスタの詳細構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態における全画素読み出し時の駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態における全画素読み出し時にφTXを生成する垂直シフトレジスタの駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態における部分読み出し時の駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態における部分読み出し時にφTXを生成する垂直シフトレジスタの駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態における部分読み出し時にφSELを生成する垂直シフトレジスタの駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第1の実施形態における垂直シフトレジスタの別の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の概略構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態におけるインターフェース読み出し時の垂直シフトレジスタの駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第2の実施形態の変形例1における垂直シフトレジスタの駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置に配置されたカラーフィルタのベイヤー配列を示す図である。 本発明の第2の実施形態の変形例2における垂直シフトレジスタの駆動タイミングを示すタイミング図である。 本発明の第3の実施形態における読み出し動作の概念図である。 本発明の第4の実施形態におけるデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 フォトダイオード
2 転送スイッチ
3 フローティングデフュージョン部
4 リセットスイッチ
5 画素アンプ
6 選択スイッチ
7 負荷電流源
8 垂直出力線
9a 信号レベル転送スイッチ
9b リセットレベル転送スイッチ
10a 信号レベル保持容量
10b リセットレベル保持容量
11 水平シフトレジスタ
12 垂直シフトレジスタ
13 共通出力線
14 差動アンプ
15 画素ユニット
121 データパルス生成部
122 出力タイミング信号生成部
123 制御部
201 シフトレジスタユニット
202 第1のスイッチ
203 第1のインバータ
204 第2のスイッチ
205 第2のインバータ
206 第3のスイッチ
207 第3のインバータ
208 第4のスイッチ
209 第4のインバータ
210 リセットMOSトランジスタ
211 AND回路

Claims (13)

  1. 複数の画素から成る撮像素子を駆動するためのシフトレジスタであって、
    入力した信号を順次シフトする、複数段から成るシフト手段と、
    出力タイミング信号を入力する入力手段と、
    前記複数段にそれぞれ対応し、前記複数段から出力される信号をそれぞれ入力とすると共に、前記入力手段に接続され、前記入力手段に出力タイミング信号が入力された時に、前記複数段から入力した信号をそれぞれ出力する複数のゲート手段と
    を有することを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 前記シフト手段に入力する信号を生成する第1の生成手段と、
    前記入力手段に入力する出力タイミング信号を生成する第2の生成手段と、
    前記第1の生成手段及び前記第2の生成手段における信号の生成タイミングを制御する制御手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ。
  3. 光電変換素子と、前記光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記光電変換素子から前記保持部への電荷の転送をオン/オフする転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、
    請求項1または2に記載された構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、
    前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部の各行の前記転送スイッチに供給することを特徴とする固体撮像素子。
  4. 1次元または2次元に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記複数の光電変換素子それぞれから前記保持部への電荷の転送をオン/オフする複数の転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、
    請求項1または2に記載された構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、
    前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部における前記光電変換素子の各行の前記転送スイッチに供給することを特徴とする固体撮像素子。
  5. 請求項1または2に記載された構成を有し、行毎に前記画素部を駆動する第2のシフトレジスタを更に有し、
    前記第2のシフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、各行の前記選択スイッチに供給することを特徴とする請求項3または4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記シフトレジスタは、請求項2に記載された構成を有し、
    前記シフトレジスタの前記制御手段は、前記蓄積部に1行おきに前記光電変換素子の電荷が転送されるように前記転送スイッチをオンにする信号を前記複数のゲート手段から出力するように前記第1の生成手段及び前記第2の生成手段を制御し、
    前記第2のシフトレジスタは前記選択スイッチを順次オンして行毎に前記保持部に保持された電荷を前記共通出力線に出力させ、
    前記撮像装置は、前記保持部に保持された、連続する2行間の電荷を差分する差分手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の固体撮像素子。
  7. 光電変換素子と、前記光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記光電変換素子から前記保持部への電荷の転送をオン/オフする転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、
    請求項1または2に記載された構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、
    前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部の各行の前記選択スイッチに供給することを特徴とする固体撮像素子。
  8. 1次元または2次元に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記複数の光電変換素子それぞれから前記保持部への電荷の転送をオン/オフする複数の転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部と、
    請求項1または2に記載された構成を有し、行毎に前記画素部を駆動するシフトレジスタとを有し、
    前記シフトレジスタの前記複数のゲート手段の各出力を、前記画素部の各行の前記選択スイッチに供給することを特徴とする固体撮像素子。
  9. 請求項3乃至8のいずれかに記載の固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子により得られた電荷信号を処理して画像データを取得する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により処理された画像データを記憶する記憶手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 光電変換素子と、前記光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記光電変換素子から前記保持部への電荷の転送をオン/オフする転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部の駆動方法であって、
    全画素を同じタイミングでリセットするリセットステップと、
    前記リセット終了後、全画素の前記光電変換素子において同時に光電変換を行って、電荷を蓄積する電荷蓄積ステップと、
    予め設定された電荷蓄積時間経過後、任意の行の前記光電変換素子の電荷のみを前記保持部に転送する転送ステップと
    を有することを特徴とする駆動方法。
  11. 1次元または2次元に配列された複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子で生成された電荷を一時的に保持する保持部と、前記複数の光電変換素子それぞれから前記保持部への電荷の転送をオン/オフする複数の転送スイッチと、前記保持部に保持された電荷の共通出力線への転送をオン/オフする選択スイッチとをそれぞれ含む画素が、2次元に複数配列された画素部の駆動方法であって、
    全画素を同じタイミングでリセットするリセットステップと、
    前記リセット終了後、全画素の前記光電変換素子において同時に光電変換を行って、電荷を蓄積する電荷蓄積ステップと、
    予め設定された電荷蓄積時間経過後、任意の行の前記光電変換素子の電荷のみを前記保持部に転送する転送ステップと
    を有することを特徴とする駆動方法。
  12. 任意の行の前記保持部に保持された電荷を前記共通出力線に転送する出力ステップを更に有することを特徴とする請求項10または11に記載の駆動方法。
  13. 前記転送ステップでは、前記保持部に1行おきに前記光電変換素子の電荷を転送し、
    前記出力ステップでは、前記保持部に保持された電荷を順次前記共通出力線に出力させ、
    前記駆動方法は、前記出力ステップで出力された連続する2行間の電荷を差分する差分ステップを更に有することを特徴とする請求項12に記載の駆動方法。
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