JP6364874B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP6364874B2 JP2014069844A JP2014069844A JP6364874B2 JP 6364874 B2 JP6364874 B2 JP 6364874B2 JP 2014069844 A JP2014069844 A JP 2014069844A JP 2014069844 A JP2014069844 A JP 2014069844A JP 6364874 B2 JP6364874 B2 JP 6364874B2
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Description

本発明は、ノズルからインクを噴射することによって印刷を行うインクジェットプリンタに関する。
特許文献1には、吐出口からインクを噴射することによって記録を行う記録装置が記載されている。特許文献1に記載の記録装置では、一方向に沿って配列された複数のノズル(吐出口)の、上記一方向と直交する方向における両側に、凸部をなす封止樹脂が配置されている。そして、特許文献1では、封止樹脂によって、紙ジャムなどによって曲がった紙が、ノズル面(吐出口面)に接触してしまうのを阻止している。また、特許文献1には、ワイパを、ノズル面に接触させた状態で、上記一方向に沿って移動させることにより、ノズル面に付着したインクを拭き取ることが記載されている。また、特許文献1には、ノズル面の拭き取り時にワイパが封止樹脂に干渉してしまい、ノズル面に付着したインクを十分に拭き取ることができなくなってしまうのを防止するために、上記封止樹脂同士の間隔を、ワイパの長さよりも長くすることが記載されている。
特開2007−55153号公報
ここで、特許文献1に記載されているように、封止樹脂同士の間隔を、ワイパの長さよりも長くすると、ワイパが封止樹脂に干渉して、ワイパによるノズル面の拭き取り性能が低下してしまうのを防止することはできる。しかしながら、この場合には、封止樹脂部材がノズルから遠ざかることになり、紙ジャムなどによって曲がった紙がノズル面に接触してしまうのを阻止することができなくなってしまう虞がある。一方で、封止樹脂同士の間隔をワイパの長さよりも短くすると、ワイパが封止樹脂に干渉し、ノズル面に付着したインクを十分に拭き取ることができない虞がある。
本発明の目的は、記録媒体がノズル面に接触してしまうのを確実に防止しつつも、ワイパにより、ノズル面に付着したインクを確実に拭き取ることが可能なインクジェットプリンタを提供することである。
第1の発明に係るインクジェットプリンタは、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、前記突出部を、前記ノズル面と交差する案内方向に案内する案内部と、を備え、前記突出部は、前記ノズル面と交差する方向に移動可能であり、前記案内方向が、前記ノズル面と直交する方向に対して、前記ワイピング方向の下流側に傾いた方向であることによって、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と交差する方向に移動しやすく、前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなる。
第2の発明に係るインクジェットプリンタは、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、前記インクジェットヘッド内に設けられ、前記ワイピング方向に直交し且つノズル面に平行に延びた揺動軸に揺動自在に支持された揺動部、を備え、前記揺動部の先端部が前記突出部となっていることにより、前記突出部は、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と交差する方向に移動しやすく、前記ワイパが接触したときに、前記揺動部が前記ワイパに押圧されて揺動することで、前記突出部が、前記ノズル面と直交する方向に変位して前記ノズル面からの突出量が小さくなる
インクジェットヘッドと被記録媒体とを、相対移動方向に相対移動させたときに、被記録媒体がノズル面側に湾曲し、被記録媒体の湾曲した部分が相対移動方向からノズル面に近づくことがある。本発明では、相対移動方向からノズル面に近づく被記録媒体が、ノズル面から突出した突出部と接触することにより、被記録媒体がノズル面に接触してしまうのを阻止することができる。また、突出部は、ノズルに近い、インクジェットヘッドのノズル側の端面に設けられているため、記録媒体がノズル面に接触してしまうのをより確実に阻止することができる。
一方、本発明では、突出部は、ワイピング方向から力が加えられたときに、相対移動方向から力が加えられた場合よりも、ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、ワイパが接触したときに、ワイパに押圧されてノズル面と直交する方向に変位して、ノズル面からの突出量が小さくなる。したがって、突出部がノズルに近い位置に配置されていても、ワイパによりノズル面に付着したインクの拭き取る際に、突出部が邪魔になりにくく、ノズル面に付着したインクを確実に拭き取ることができる。
また、本発明では、突出部を、ノズル面と交差する方向に移動可能であり、ワイピング方向から力が加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも移動しやすいものとすることにより、突出部を、ワイピング方向から力が加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも、ノズル面と直交する方向に変位しやすいものとすることができる。
また、第1の発明によると、案内部による突出部の案内方向が、ノズル面と直交する方向に対してワイピング方向の下流側に傾いた方向であるため、突出部にワイピング方向の力が加えられたときには、突出部が案内部に案内されて移動しやすいが、突出部に相対移動方向の力が加えられたときには、突出部は案内部に案内されにくい。これにより、突出部を、ワイピング方向から力を加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも、ノズル面と交差する方向に移動しやすいものとすることができる。
また、第2の発明によると、インクジェットヘッド内に設けられ、ワイピング方向と直交し且つノズル面に平行に延びた揺動軸に揺動自在に支持された揺動部の先端部に突出部を設けることにより、突出部にワイピング方向から力が加えられたときには揺動部が揺動することで、突出部が、ノズル面と交差する方向に移動するが、突出部に相対移動方向から力が加えられても揺動部は揺動せず、突出部も変位しない。これにより、突出部を、ワイピング方向の力が加えられたときに、相対移動方向の力が加えられたときよりも、ノズル面と交差する方向に移動しやすいものとすることができる。
の発明に係るインクジェットプリンタは、第1又は第2の発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記ワイピング方向は、前記相対移動方向と直交する方向である。
本発明によると、ワイピング方向が相対移動方向と直交している場合には、突出部により、相対移動方向からノズル面に近づく記録媒体がノズル面に接触してしまうのを確実に防止することができるとともに、ワイパが接触したときに、ワイパに押圧された突出部を、確実にノズル面と直交する方向に変位させることができる。
の発明に係るインクジェットプリンタは、第1〜第3のいずれかの発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも変形しやすい変形部を有し、前記変形部の一部分が、前記ノズル面から突出することで前記突出部となっている。
本発明によると、インクジェットヘッドのノズル側の端面に、ワイピング方向から力が加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも変形しやすい変形部を設け、変形部の一部分をノズル面から突出した突出部とすることにより、ワイピング方向から力が加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも、ノズル面と直交する方向に変位しやすい突出部を形成することができる。
の発明に係るインクジェットプリンタは、第の発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記変形部は、前記相対移動方向及び前記ワイピング方向に沿って延びた、前記ノズル面と直交する方向に撓み変形可能な板状に形成され、前記ワイピング方向に沿って前記ノズル面から離れる方向に曲げられた屈曲形状を有することによって、前記一部分が前記突出部となっており、前記ワイパが接触したときに、変形部が前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に撓み変形することで、前記突出部のノズル面からの突出量が小さくなる。
本発明によると、変形部を、相対移動方向及びワイピング方向に沿って延びた、ノズル面と直交する方向に撓み変形可能な板状に形成され、ワイピング方向に沿ってノズル面から離れる方向に曲げられた屈曲形状を有することによって、一部分がノズル面から突出した突出部となったものとすることにより、変形部をワイピング方向から力が加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも、変形しやすいものとすることができる。
の発明に係るインクジェットプリンタは、第の発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記変形部は、前記相対移動方向の長さが前記ワイピング方向の長さよりも長く、前記ワイピング方向に撓み変形可能な板状に形成され、前記変形部の先端部が前記突出部となっており、前記ワイパが接触したときに、前記変形部が前記ワイパに押圧されて前記ワイピング方向に撓み変形することで、前記突出部が、前記ノズル面と直交する方向に変位して、前記ノズル面からの突出量が小さくなる。
本発明によると、変形部を、ワイピング方向に撓み変形可能な板状に形成することにより、ワイピング方向から力を加えられたときに、相対移動方向から力が加えられたときよりも変形しやすいものとすることができる。
の発明に係るインクジェットプリンタは、第1〜第のいずれかの発明に係るインクジェットプリンタにおいて、前記インクジェットヘッドは、複数の前記ノズルが前記ワイピング方向に配列されることによって形成されたノズル列を有し、前記突出部は、前記相対移動方向におけるノズル列の両側に配置されている。
本発明によると、相対移動方向におけるノズル列の両側に突出部が配置されているため、相対移動方向からノズル面に近づく記録媒体がノズル面に接触してしまうのをより確実に阻止することができる。
第8の発明に係るインクジェットプリンタは、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な走査方向に、前記インクジェットヘッドを移動させるヘッド移動機構と、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記走査方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、を備え、前記突出部は、前記ノズル面と前記走査方向に並んでおり、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記走査方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなる。
第9の発明に係るインクジェットプリンタは、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な搬送方向に、被記録媒体を搬送する搬送機構と、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記搬送方向と交差するワイピング方向に移動するワイパと、を備え、前記インクジェットヘッドは、前記ワイピング方向に被記録媒体の全長にわたって延びるラインヘッドであり、前記突出部は、前記ノズル面と前記搬送方向に並んでおり、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記搬送方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなる。
第10の発明に係るインクジェットプリンタは、複数のノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記複数のノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、を備え、前記複数のノズルは、前記相対移動方向及び前記ワイピング方向に配列され、前記ワイピング方向に配列される前記ノズルの数が、前記相対移動方向に配列される前記ノズルの数よりも多く、前記突出部は、前記ノズル面と前記相対移動方向に並んでおり、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなる。
第11の発明に係るインクジェットプリンタは、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、を備え、前記ノズル面の前記ワイピング方向の長さが、前記ノズル面の前記相対移動方向の長さよりも長く、前記突出部は、前記ノズル面と前記相対移動方向に並んでおり、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなる。
本発明によれば、相対移動方向からノズル面に近づく被記録媒体が、ノズル面から突出した突出部と接触することにより、被記録媒体がノズル面に接触してしまうのを阻止することができる。また、突出部は、ノズルに近い、インクジェットヘッドのノズル側の端面に設けられているため、記録媒体がノズル面に接触してしまうのをより確実に阻止することができる。
また、本発明によれば、突出部にワイパが接触したときに、突出部がワイパに押圧されてノズル面と直交する方向に変位して、突出部のノズル面からの突出量が小さくなる。したがって、突出部がノズルに近い位置に配置されていても、ワイパによりノズル面に付着したインクの拭き取る際に、突出部が邪魔になりにくく、ノズル面に付着したインクを確実に拭き取ることができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 インクジェットヘッドの下面の一部分を示す斜視図である。 (a)が図2のA−A線断面図であり、(b)が図2のB−B線断面図である。 (a)がノズル面にワイパが接触した状態での図4(a)相当の図であり、(b)が曲がった記録用紙がノズル面に近づいた状態での図4(b)相当の図である。 (a)が変形例1の図3相当の図であり、(b)が変形例1の図5(a)相当の図であり、(c)が変形例1の図5(b)相当の図である。 (a)が変形例2の図3相当の図であり、(b)が変形例2の図5(a)相当の図であり、(c)が変形例2の図5(b)相当の図である。 (a)が変形例3の図3相当の図であり、(b)が変形例3の図5(a)相当の図であり、(c)が変形例3の図5(b)相当の図である。 (a)が変形例4の図5(a)相当の図であり、(b)が変形例4の図5(b)相当の図である。 (a)が変形例5の図5(a)相当の図であり、(b)が変形例5の図5(b)相当の図である。 (a)が変形例6の図5(a)相当の図であり、(b)が変形例6の図5(b)相当の図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るプリンタ1は、インクジェットプリンタであって、キャリッジ2(本発明の「相対移動手段」)、インクジェットヘッド3、搬送ローラ4、メンテナンスユニット5、ワイパ6等を備えている。
キャリッジ2は、走査方向に延びた2本のガイドレール11に支持され、2本のガイドレール11に沿って走査方向(本発明の「相対移動方向」)に往復移動する。なお、以下では、図1に示すように、走査方向の右側及び左側を定義して説明を行う。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2に搭載され、その下面を形成するノズル面21a(図3参照)に開口した複数のノズル10からインクを噴射する。搬送ローラ4は、走査方向と直交する搬送方向におけるキャリッジ2の両側に配置され、記録用紙Pを搬送方向に搬送する。
そして、プリンタ1では、搬送ローラ4によって記録用紙Pを搬送方向に搬送させながら、キャリッジ2を走査方向に移動させつつ、インクジェットヘッド3からインクを噴射させることによって、記録用紙Pに印刷を行う。
次に、インクジェットヘッド3について詳細に説明する。図2〜図4に示すように、インクジェットヘッド3は、ノズルプレート21と、ノズルプレート21の上面に積層された流路形成体22とを備えている。ただし、図4(a)では、後述の板バネ31を、側面図で図示している。
ノズルプレート21には、複数のノズル10が形成されている。複数のノズル10は、ノズルプレート21の下面であるノズル面21aに開口している。また、複数のノズル10は、搬送方向に配列されることによってノズル列9を形成しており、ノズルプレート21には、走査方向に並んだ4つのノズル列9が形成されている。また、複数のノズル10からは、右側のノズル列9を形成するものから順に、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのインクを噴射する。
流路形成体22は、例えば、複数枚のプレートが互いに積層されることによって形成されたものであって、図示しない複数の圧力室等の、複数のノズル10に連通するインク流路が形成されている。また、流路形成体22は、平面視で、ノズルプレート21よりも一回り大きくなっている。なお、インクジェットヘッド3は、このほか、インクに圧力を付与するための圧電アクチュエータ等を備えているが、ここではこれらの構成については説明を省略する。
流路形成体22の下面22aには、ノズルプレート21から走査方向の両側にはみ出した部分に、それぞれ、複数の板バネ31(本発明の「変形部」)が設けられている。なお、本実施の形態では、ノズル面21aと、流路形成体22の下面22aのうち、ノズル面21aからはみ出した部分が、本発明の「インクジェットヘッドのノズル側の端面」に相当する。
複数の板バネ31は、搬送方向に沿って配列されている。また、各板バネ31は、走査方向及び搬送方向に沿って延びた板状の部材であり、搬送方向における上流側の端部において、流路形成体22の下面22aに接合されている。また、各板バネ31は、流路形成体22の下面に接合された部分の搬送方向下流側の端部において、搬送方向に沿って下側に折り曲げられ、さらに下面22aに接合されているのと反対側の部分において上側に折り曲げられた屈曲形状となっている。これにより、板バネ31は、下面22aに接合されているのと反対側の部分が、ノズル面21aよりも下側に突出している。なお、本実施の形態では、板バネ31のノズル面21aよりも下側に突出した部分が、本発明の「突出部」に相当する。
そして、このような構造を有する板バネ31は、下側に折り曲げられた部分の下面31aに搬送方向の力が加えられると、上側に撓み変形する。一方、板バネ31の走査方向における端部31bに走査方向の力が加えられても、板バネ31の下側に折り曲げられた部分は撓み変形しにくい。すなわち、板バネ31は、搬送方向から力が加えられたときに、走査方向から力が加えられたときよりも変形しやすくなっている。
ここで、搬送ローラ4によって搬送される記録用紙Pは、図5(a)に示すように、一部分が上側に曲がった状態で搬送されることがある。この状態で、キャリッジ2を走査方向に移動させると、記録用紙Pの上側に曲がった部分が、走査方向からノズル面21aに近づく。そのため、本実施の形態とは異なり、板バネ31がないとすると、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまう虞がある。
これに対して、本実施の形態では、流路形成体22の下面22aに、ノズル面21aよりも下側に突出した部分を有する板バネ31が設けられている。そのため、記録用紙Pの上側に曲がった部分が、走査方向からノズル面21aに近づいたときには、記録用紙Pの上側に曲がった部分は、板バネ31の走査方向の端部31bのうち、ノズル面21aよりも下側に突出した部分に接触する。このとき、記録用紙Pから板バネ31の端部31bに走査方向の力が加えられるが、上述したように、板バネ31は、端部31bに走査方向の力が加えられても、上下方向に撓み変形しない。これにより、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのが阻止される。さらに、本実施の形態の場合には、板バネ31が、ノズル面21aとともにインクジェットヘッド3の下面を形成する、流路形成体22の下面22aに設けられている。したがって、板バネ31を、インクジェットヘッド3を保持するための図示しないヘッドホルダなどに設ける場合よりも、板バネ31がノズル面21aに近い位置に配置される。これにより、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを確実に阻止することができる。
また、キャリッジ2が走査方向に往復移動する場合には、記録用紙Pの上側に曲がった部分が走査方向の右側及び左側のいずれからもノズル面21aに近づき得る。これに対して、本実施の形態では、ノズル面21aに走査方向に配列された4つのノズル列9が形成されているのに対して、これら4つのノズル列9の走査方向における両側に、それぞれ、複数の板バネ31が配置されている。これにより、記録用紙Pがノズル面21aのノズル10が形成された部分に接触してしまうのを確実に阻止することができる。
次に、図1に戻って、メンテナンスユニット5について説明する。メンテナンスユニット5は、ノズルキャップ41と、吸引ポンプ42と、切換ユニット43と、廃液タンク44とを備えている。
ノズルキャップ41は、キャリッジ2を走査方向における移動範囲の右端まで移動させた状態で、ノズル面21aと対向するように配置されている。ノズルキャップ41は、ノズル面21aと対向した状態で、最も右側のノズル列9を形成する複数のノズル10と対向するキャップ部41aと、左側3つのノズル列9を形成する複数のノズル10と対向するキャップ部41bとを有している。また、ノズルキャップ41は、図示しない昇降機構によって上下方向に移動させることができるようになっている。そして、ノズル面21aとノズルキャップ41とが対向している状態で、昇降機構によりノズルキャップ41を上昇させると、最も右側のノズル列9を形成する複数のノズル10がキャップ部41aに覆われ、左側3つのノズル列9を形成する複数のノズル10がキャップ部41bに覆われる。
吸引ポンプ42は、チューブポンプなどであり、切換ユニット43を介してキャップ部41a、41bと接続されている。切換ユニット43は、吸引ポンプ42をキャップ部41a、41bのうちのいずれかと選択的に接続させる。廃液タンク44は、吸引ポンプ42の、キャップ部41a、41bと反対側に接続されている。
そして、プリンタ1では、上述したように複数のノズル10がキャップ部41a、41bに覆われた状態で吸引ポンプ42を駆動させることにより、複数のノズル10からインクジェットヘッド3内の増粘したインクを排出させる、いわゆる吸引パージを行うことができる。このとき、吸引ポンプ42がキャップ部41aと接続された状態で、吸引ポンプ42を駆動させることにより、最も右側のノズル列9を形成する複数のノズル10からインクジェットヘッド3内の増粘したブラックインクを排出させる。また、吸引ポンプ42がキャップ部41bと接続された状態で、吸引ポンプ42を駆動させることにより、左側3つのノズル列9を形成する複数のノズル10からインクジェットヘッド3内の増粘したカラー(イエロー、シアン、マゼンタ)インクを排出させる。そして、吸引パージによって排出されたインクは、廃液タンク44に貯留される。
ワイパ6は、走査方向における、搬送ローラ4によって記録用紙Pが搬送される領域と、ノズルキャップ41との間に位置している。ワイパ6は、走査方向及び上下方向に延びた、ゴム材料などからなる板状の部材である。また、ワイパ6の下端部は、支持部材12に支持されている。支持部材12は、図示しない移動機構によって搬送方向に移動させることができるようになっており、支持部材12を搬送方向に移動させると、支持部材12に支持されたワイパ6も搬送方向(本発明の「ワイピング方向」)に移動する。
ワイパ6は、上述の吸引パージを行った後などに、ノズル面21aに付着したインクを拭き取るワイピングを行うためのものであり、ワイピングを行っていないときには、図5(b)に一点鎖線で示すように、キャリッジ2よりも搬送方向上流側に位置している。この状態では、ワイパ6の上端部は、ノズル面21aよりも上方に位置している。
ワイピングを行うためには、まず、ノズル面21aが走査方向におけるワイパ6が配置された範囲に位置するように、キャリッジ2を走査方向に移動させる。そして、この状態でワイパ6を搬送方向に移動させる。すると、図5(b)に実線で示したように、ワイパ6が、上端部が変形した状態でノズル面21aに接触し、ノズル面21aに接触した状態で搬送方向に移動する。これにより、ワイパ6で、ノズル面21aに付着したインクを拭き取ることができる。
ここで、ワイパ6は、ノズル面21aに接触した状態で搬送方向に移動するときに、板バネ31のノズル面21aよりも下側に突出した部分に接触し、板バネ31の下面31aの上記部分を搬送方向に押圧する。そのため、図5(b)に示すように、板バネ31が上側に撓み変形し、板バネ31のノズル面21aよりも下側に位置していた部分が上方に変位する。これにより、板バネ31のノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6によってノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、板バネ31が邪魔になりにくい。これにより、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。なお、このとき、板バネ31のノズル面21aよりも下側に位置していた部分全体が、ノズル面21aよりも上側の位置まで変位してもよいし、板バネ31のノズル面21aよりも下側に位置していた部分の一部分のみが、ノズル面21aよりも上側の位置まで変位してもよい。
また、本実施の形態では、ワイパ6の移動方向が、走査方向と直交する搬送方向と平行であるため、ワイパの移動方向が搬送方向に対して傾いている場合と比較して、ワイパ6が板バネ31の下面31aに接触したときに、板バネ31の下面31aに搬送方向の力が加わりやすい。したがって、ワイパ6が板バネ31の下面31aに接触したときに、板バネ31が上側に撓み変形しやすい。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。
上述の実施の形態では、ワイピング方向に力が加えられたときに、走査方向に力が加えられたときよりも、撓み変形しやすい構成として板バネ31が設けられていたが、これには限られない。
変形例1では、図6(a)〜(c)に示すように、流路形成体22が、ノズルプレート21と接合されるプレート61を含んでおり、プレート61のノズルプレート21の走査方向における両側に位置する複数の部分に、それぞれ、複数の板バネ62(本発明の「変形部」)が形成されている。複数の板バネ62は、搬送方向に配列されている。また、各板バネ62は、走査方向及び搬送方向沿って延びた板状に構成され、下側に曲げられた屈曲形状となっていることで、その一部分(本発明の「突出部」)がノズル面21aよりも下側に位置している。また、各板バネ62は、搬送方向上流側の端部においてのみプレート61の他の部分と繋がっている。ここで、板バネ62は、例えば、プレート61における、板バネ62となる部分の、走査方向両側に位置する部分と搬送方向下流側に位置する部分に、これらの部分にまたがって延びた平面視で「コ」の字の溝を形成し、プレート61のこの溝に囲まれた部分を搬送方向に沿って下側に曲げて屈曲形状とすることによって形成することができる。
そして、この場合でも、板バネ62の下面62aに搬送方向の力が加えられたときには、板バネ62が上側に撓み変形する。一方、板バネ62の走査方向の端部62bに走査方向の力が加えられても、板バネ62は上側に撓み変形しにくい。
したがって、図6(b)に示すように、上側に曲がった記録用紙Pが走査方向からノズル面21aに近づいたときには、曲がった記録用紙Pが、板バネ62の端部62bのノズル面21aよりも下側に突出した部分に接触することで、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを阻止することができる。
一方、図6(c)に示すように、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、ワイパ6が、板バネ62の下面62aのノズル面21aよりも下側に突出した部分に接触したときには、ワイパ6が板バネ62を搬送方向に押圧する力によって、板バネ62が上側に撓み変形し、板バネ62のノズル面21aよりも下側に突出していた部分が、上方に変位する。これにより、板バネ62のノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、板バネ62が邪魔になりにくい。したがって、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。
変形例2では、図7(a)〜(c)に示すように、変形例1において、プレート61のノズルプレート21の走査方向における両側に位置する部分に、それぞれ、複数の板バネ62に代わって複数の板バネ66(本発明の「変形部」)が形成されている。複数の板バネ66は、搬送方向に配列されている。また、各板バネ66は、走査方向及び搬送方向沿って延びた板状に構成され、下側に曲げられた屈曲形状となっていることで、その一部分(本発明の「突出部」)がノズル面21aよりも下側に位置している。また、板バネ66は、搬送方向の上流側及び下流側の両端部においてプレート61の他の部分と繋がっている。ここで、板バネ66は、例えば、プレート61における、板バネ66となる部分の、走査方向の両側に位置する部分に、それぞれ搬送方向に延びた溝を形成し、プレート61のこれら2つの溝の間に位置する部分を、プレス加工などによって搬送方向に沿って下側に曲げることで形成することができる。
そして、この場合でも、板バネ66の下面66aに搬送方向の力が加えられたときには、板バネ66が上側に撓み変形する。一方、板バネ66の走査方向の端部66bに走査方向の力が加えられても、板バネ66が上側に撓み変形しにくい。
したがって、図7(b)に示すように、上側に曲がった記録用紙Pが走査方向からノズル面21aに近づいたときには、曲がった記録用紙Pが、板バネ66の端部66bのうちノズル面21aよりも下側に突出した部分に接触することで、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを阻止することができる。
一方、図7(c)に示すように、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、ワイパ6が、板バネ66の下面66aのノズル面21aよりも下側に突出した部分に接触したときには、ワイパ6が板バネ66の下面66aを搬送方向に押圧する力によって、板バネ66が上側に撓み変形し、板バネ66のノズル面21aよりも下側に突出していた部分が、上方に変位する。これにより、板バネ66のノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、板バネ66が邪魔になりにくい。したがって、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。
変形例3では、図8(a)〜(c)に示すように、流路形成体22の下面22aの、ノズルプレート21の走査方向における両側に位置する部分に、それぞれ、複数のリブ71が形成されている。複数のリブ71は、搬送方向に配列されている。また、各リブ71は、走査方向に延びているとともに、流路形成体22の下面22aから下方に突出し、その下端部(本発明の「突出部」)がノズル面21aよりも下側に位置している。また、リブ71は、搬送方向の長さL1が、上下方向の長さL2及び走査方向の長さL3よりも短くなっている。
これにより、リブ71の搬送方向の端面71aに搬送方向の力が加えられると、リブ71は、搬送方向に撓み変形する。一方、リブ71の走査方向における端部71bに走査方向の力が加えられても、リブ71は撓み変形しにくい。
したがって、図8(b)に示すように、上側に曲がった記録用紙Pが走査方向からノズル面21aに近づいたときには、曲がった記録用紙Pが、リブ71の端部71bのノズル面21aよりも下側に位置している部分に接触することで、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを阻止することができる。
一方、図8(c)に示すように、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際には、ワイパ6がリブ71の端面71aのノズル面21aよりも下側に位置する部分に接触したときに、ワイパ6がリブ71の端面71aを搬送方向に押圧する力によって、リブ71が搬送方向に撓み変形し、リブ71のノズル面21aよりも下側に突出していた先端部が上方に変位する。これにより、リブ71のノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、リブ71が邪魔になりにくい。したがって、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。
また、上述の実施の形態及び変形例1〜3では、ワイパ6に押圧されることで変形する変形部の一部分が、ノズル面21aよりも下側に突出した突出部となっていたが、これには限られない。
変形例4では、図9(a)、(b)に示すように、流路形成体22の、ノズルプレート21の走査方向における両側に位置する部分に、それぞれ、下面22aにおいて開口した複数の凹部76(本発明の「案内部」)が形成されている。複数の凹部76は、搬送方向に配列されている。また、各凹部76は、上側の部分ほど搬送方向の下流側に位置するように、上下方向に対して傾いて延びている。すなわち、上下方向に対して搬送方向の下流側に傾いている。
また、凹部76には、球状の球状部材77が収容されている。球状部材77の凹部76の開口と反対側の端部には、球状部材77を凹部76の開口に向けて付勢するためのバネ78が取り付けられている。また、球状部材77は、下側の部分が凹部76から下側にはみ出しており、さらにその下端部(本発明の「突出部」)が、ノズル面21aよりも下側に位置している。なお、図9(b)では、球部材77を側面図で図示している。
この場合には、凹部76が、上下方向に対して搬送方向の下流側に傾いているため、球状部材77の凹部76からはみ出した部分に搬送方向の力が加えられたときには、球状部材77は凹部76の側壁面76aに案内されやすく、バネ78の付勢力に逆らって凹部76の奥側に移動しやすい。一方、球状部材77の凹部76からはみ出した部分に走査方向の力が加えられたときには、球状部材77は、凹部76の側壁面76aに案内されにくく、球状部材77に搬送方向の力が加えられた場合と比較して、凹部76の奥側に移動しにくい。
したがって、図9(a)に示すように、上側に曲がった記録用紙Pが走査方向からノズル面21aに近づいたときには、曲がった記録用紙Pが、球状部材77のノズル面21aよりも下側に突出した部分に走査方向から接触することで、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを阻止することができる。
一方、図9(b)に示すように、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、ワイパ6が球状部材77のノズル面21aよりも下側に突出した部分に搬送方向から接触したときには、ワイパ6が球状部材77を搬送方向に押圧する力によって、球状部材77が凹部76の奥側に移動し、球状部材77のノズル面21aよりも下側に突出していた部分が、上方に変位する。これにより、球状部材77のノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、球状部材77が邪魔になりにくい。したがって、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。
変形例5では、図10(a)、(b)に示すように、流路形成体22の、走査方向におけるノズルプレート21の両側に位置する部分に、それぞれ、複数の凹部81が形成されている。複数の凹部81は、搬送方向に沿って配列されている。また、各凹部81は、流路形成体22の下面22aにおいて開口しているとともに、上下方向に延びている。また、各凹部81には、移動部材82が収容されている。移動部材82の上端部には、移動部材82を凹部81の開口に向けて付勢するためのバネ83が取り付けられている。また、移動部材82は、下側の部分が凹部81から下側にはみ出しており、さらにその下端部(本発明の「突出部」)が、ノズル面21aよりも下側に位置している。なお、図10(b)では、移動部材82を側面図で図示している。
また、移動部材82の下面82aは、搬送方向における中央部において最も下側に位置し、搬送方向における外側の部分ほど、上側に位置する(ノズル面21aからの突出量が小さくなる)ように、ノズル面21aに対して傾斜した傾斜面となっている。また、移動部材82の走査方向の端面82bは、走査方向と直交している。
この場合には、移動部材82の下面82aが、搬送方向における中央部において最も下側に位置し、搬送方向における外側の部分ほど上側に位置するようにノズル面21aに対して傾斜した傾斜面となっているため、下面82aに搬送方向の力が加えられたときには、移動部材82がバネ83の付勢力に逆らって上方に移動する。一方、移動部材82の走査方向の端面82bは、走査方向と直交しているため、端面82bに走査方向の力が加えられても、移動部材82は上方に移動しにくい。
したがって、図10(a)に示すように、上側に曲がった記録用紙Pが走査方向からノズル面21aに近づいたときには、曲がった記録用紙Pが、移動部材82の端面82bのノズル面21aよりも下側に位置する部分に走査方向から接触することで、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを阻止することができる。
一方、図10(b)に示すように、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、ワイパ6が移動部材82のノズル面21aよりも下側に突出した部分に搬送方向から接触したときには、ワイパ6が、移動部材82の下面82aを搬送方向に押圧する力によって、移動部材82が上方に移動し、移動部材82のノズル面21aよりも下側に突出していた部分が、上方に変位する。これにより、移動部材82のノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、移動部材82が邪魔になりにくい。したがって、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。
変形例6では、図11(a)、(b)に示すように、流路形成体22の、走査方向におけるノズルプレート21の両側に位置する部分に、それぞれ、複数の凹部86が形成されている。複数の凹部86は、搬送方向に沿って配列されている。また、各凹部86は、流路形成体22の下面22aにおいて開口しているとともに、上下方向に延びている。また、各凹部86には、揺動部材87が収容されているとともに、走査方向に延びた(本発明の「ワイピング方向と直交し、且つ、ノズル面21aと平行に延びた」)揺動軸88が設けられている。揺動部材87は、走査方向を軸方向とする略円柱形状の部材であり、揺動軸88に揺動自在に支持されている。また、揺動部材87の下端部には、揺動部材87から下方に突出した突出部87aが設けられ、突出部87aの先端部(本発明の「突出部」)が、ノズル面21aよりも下側に位置している。また、揺動部材87の走査方向の端面87bは、突出部87aによって形成される部分も含めて、走査方向と直交している。なお、図11(b)では、揺動部材87を側面図で図示している。
この場合には、揺動部材87の突出部87aに搬送方向の力が加えられたときには、揺動部材87が揺動軸88を中心に揺動する。一方、揺動部材87の走査方向の端面87bは、走査方向と直交しているため、端面87bに走査方向の力が加えられても、揺動部材87は揺動軸88を中心に揺動しにくい。
したがって、図11(a)に示すように、上側に曲がった記録用紙Pが走査方向からノズル面21aに近づいたときには、曲がった記録用紙Pが、揺動部材87の端面87bのうち、突出部87aのノズル面21aよりも下側に突出した部分によって形成される部分に、走査方向から接触する。これにより、記録用紙Pがノズル面21aに接触してしまうのを阻止することができる。
一方、図11(b)に示すように、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、ワイパ6が揺動部材87のノズル面21aよりも下側に突出した部分に搬送方向から接触したときには、ワイパ6が揺動部材87の突出部87aを搬送方向に押圧する力によって、揺動部材87が揺動軸88を中心に揺動し、突出部87aのノズル面21aよりも下側に突出していた部分が、上方に変位する。これにより、突出部87aのノズル面21aからの突出量が小さくなり、ワイパ6でノズル面21aに付着したインクを拭き取る際に、揺動部材87が邪魔になりにくい。したがって、ノズル面21aに付着したインクを確実に拭き取ることができる。
また、上述の実施の形態では、流路形成体22がノズルプレート21よりも一回り大きく、流路形成体22の下面22aのノズルプレート21からはみ出した部分に板バネ31が設けられていたが、これには限られない。例えば、ノズルプレート21が、平面視で流路形成体22と同じサイズを有するものであり、ノズル面21aの、走査方向における4つのノズル列9の両側に位置する部分に板バネ31が設けられていてもよい。変形例1〜6の板バネ62、66、リブ71、球状部材77、移動部材82、揺動部材87についても同様である。
また、上述の実施の形態では、複数のノズル10が搬送方向に配列されることによってそれぞれ形成された4つのノズル列9の、走査方向における両側に、複数の板バネ31が設けられていたが、これには限られない。例えば、4つのノズル列9の走査方向における片側にのみ複数の板バネ31が設けられていてもよい。あるいは、例えば4つのノズル列9の搬送方向における両側など、ノズル面21aあるいは流路形成体22の下面22aの別の部分に板バネ31が設けられていてもよい。変形例1〜6の板バネ62、66、リブ71、球状部材77、移動部材82、揺動部材87についても同様である。
また、以上の例では、ワイパ6の移動方向が、走査方向と直交する搬送方向と平行であったが、これには限られない。ワイパ6の移動方向は、搬送方向に対して傾いた方向であってもよい。
また、以上では、キャリッジとともに走査方向に移動する、いわゆるシリアルヘッドを備え、ワイパが走査方向と直交する搬送方向に移動することでノズル面に付着したインクを拭き取るように構成された、インクジェットプリンタに本発明を適用した例について説明したが、これには限られない。走査方向に記録用紙Pの全長にわたって延びた、いわゆるラインヘッドを備え、ワイパが走査方向に移動することでノズル面に付着したインクを拭き取るように構成されたインクジェットプリンタに本発明を適用することも可能である。
この場合には、記録用紙が、搬送ローラ4によって曲がった状態で搬送方向に搬送されたときに、曲がった記録用紙が、搬送方向からノズル面に近づくことになる。すなわち、この場合には、搬送ローラ4が本発明の「相対移動手段」に相当する。したがって、板バネ31、62、66、リブ71、球状部材77、移動部材82、揺動部材87等を、上述の実施の形態及び変形例1〜6の向きから水平面内で90°回転させた向きに配置すれば、記録用紙がノズル面に接触するのを防止することができるとともに、ワイパでノズル面に付着したインクを拭き取る際に、板バネ31、62、66、リブ71、球状部材77、移動部材82、揺動部材87等が邪魔になりにくい。
1 プリンタ
2 キャリッジ
3 インクジェットヘッド
4 搬送ローラ
10 ノズル
21 ノズルプレート
21a ノズル面
22 流路形成体
22a 下面
6 ワイパ
31 板バネ
62、66 板バネ
71 リブ
76 凹部
77 球状部材
82 移動部材
82a 下面
82b 端面
87 揺動部材
87a 突出部
87b 端面
88 揺動軸

Claims (11)

  1. ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、
    前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、
    前記突出部を、前記ノズル面と交差する案内方向に案内する案内部と、を備え、
    前記突出部は、
    前記ノズル面と交差する方向に移動可能であり、
    前記案内方向が、前記ノズル面と直交する方向に対して、前記ワイピング方向の下流側に傾いた方向であることによって、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と交差する方向に移動しやすく、
    前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、
    前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、
    前記インクジェットヘッド内に設けられ、前記ワイピング方向に直交し且つノズル面に平行に延びた揺動軸に揺動自在に支持された揺動部、を備え、
    前記揺動部の先端部が前記突出部となっていることにより、前記突出部は、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と交差する方向に移動しやすく、
    前記ワイパが接触したときに、前記揺動部が前記ワイパに押圧されて揺動することで、前記突出部が、前記ノズル面と直交する方向に変位して前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 前記ワイピング方向は、前記相対移動方向と直交する方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも変形しやすい変形部を有し、
    前記変形部の一部分が、前記ノズル面から突出することで前記突出部となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記変形部は、
    前記相対移動方向及び前記ワイピング方向に沿って延びた、前記ノズル面と直交する方向に撓み変形可能な板状に形成され、
    前記ワイピング方向に沿って、前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面から離れる方向に曲げられた屈曲形状を有することによって、前記一部分が前記突出部となっており、
    前記ワイパが接触したときに、変形部が前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に撓み変形することで、前記突出部のノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記変形部は、前記相対移動方向の長さが前記ワイピング方向の長さよりも長く、前記ワイピング方向に撓み変形可能な板状に形成され、
    前記変形部の先端部が前記突出部となっており、
    前記ワイパが接触したときに、前記変形部が前記ワイパに押圧されて前記ワイピング方向に撓み変形することで、前記突出部が、前記ノズル面と直交する方向に変位して、前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記インクジェットヘッドは、複数の前記ノズルが前記ワイピング方向に配列されることによって形成されたノズル列を有し、
    前記突出部は、前記相対移動方向におけるノズル列の両側に配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  8. ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な走査方向に、前記インクジェットヘッドを移動させるヘッド移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、
    前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記走査方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、を備え、
    前記突出部は、
    前記ノズル面と前記走査方向に並んでおり、
    前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記走査方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、
    前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  9. ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な搬送方向に、被記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、
    前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記搬送方向と交差するワイピング方向に移動するワイパと、を備え、
    前記インクジェットヘッドは、前記ワイピング方向に被記録媒体の全長にわたって延びるラインヘッドであり、
    前記突出部は、
    前記ノズル面と前記搬送方向に並んでおり、
    前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記搬送方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、
    前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  10. 複数のノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記複数のノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、
    前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、を備え、
    前記複数のノズルは、前記相対移動方向及び前記ワイピング方向に配列され、
    前記ワイピング方向に配列される前記ノズルの数が、前記相対移動方向に配列される前記ノズルの数よりも多く、
    前記突出部は、
    前記ノズル面と前記相対移動方向に並んでおり、
    前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、
    前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  11. ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルが開口したノズル面と平行な相対移動方向に、前記インクジェットヘッドと被記録媒体とを相対移動させる相対移動機構と、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズル側の端面に設けられ、前記ノズル面から突出し、前記被記録媒体と接触することで、前記被記録媒体が前記ノズル面に接触するのを阻止する突出部と、
    前記ノズル面に接触した状態で、前記ノズル面と平行で且つ前記相対移動方向と交差するワイピング方向に、前記ノズル面と相対移動するワイパと、を備え、
    前記ノズル面の前記ワイピング方向の長さが、前記ノズル面の前記相対移動方向の長さよりも長く、
    前記突出部は、
    前記ノズル面と前記相対移動方向に並んでおり、
    前記ワイピング方向から力が加えられたときに、前記相対移動方向から力が加えられたときよりも、前記ノズル面と直交する方向に変位しやすくなっており、
    前記ワイパが接触したときに、前記ワイパに押圧されて前記ノズル面と直交する方向に変位することによって、前記ノズル面からの突出量が小さくなることを特徴とするインクジェットプリンタ。
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