JP6363051B2 - 半導体装置及びインバータ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びインバータ回路に関する。
電気自動車あるいはハイブリッド自動車においては、車両の動力源としてモータを搭載し、モータを駆動制御するためにインバータ回路を備えている。インバータ回路には、スイッチング素子としてIGBTや、MOSFETなどの半導体装置が用いられている。この種の半導体装置は使用時の発熱が大きい。例えば、特許文献1に記載の半導体装置は、上部放熱面を有する金属部材と下部放熱面を有する金属部材とで半導体素子を挟み込み、その間に樹脂部材を充填する構造である。
特開2002−329804号公報
特許文献1に記載の半導体装置では、樹脂部材を充填しているため、熱伝導性が悪くなり、半導体素子の発熱を効率よく放熱することができなかった。
本発明による半導体装置は、半導体素子と、第1導体と、半導体素子を挟んで第1導体と対向する第2導体と、第1導体の半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第1放熱面と、第2導体の半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第2放熱面と、半導体素子が配置された側の両端に形成され、第1導体と第2導体の一方又は双方から突出する突出部と、突出部に設けられた絶縁膜とを備え、第1導体と第2導体は突出部に設けられた少なくとも2層の絶縁膜を介して接触し、突出部の少なくとも一部は、第1導体及び第2導体とは分離して構成されたスペーサ部であり、スペーサ部の熱伝導率は、第1導体及び第2導体の熱伝導率以上である。
または、スペーサ部の熱容量は、第1導体及び第2導体の熱容量以上である。
または、半導体素子は、インバータ回路の上アームを構成する第1半導体素子と、当該インバータ回路の下アームを構成する第2半導体素子と、を含み、第1導体は、第1半導体素子を挟んで第2導体と対向して配置される正極側第1導体と、第2半導体素子を挟んで第2導体と対向して配置される負極側第1導体と、を含み、突出部の少なくとも一部は、第1導体及び第2導体とは分離して構成され、かつ正極側第1導体と負極側第1導体を跨って配置されたスペーサ部である。
本発明によるインバータ回路は、請求項4,8−9のいずれか1項に記載の半導体装置をスイッチング素子として用いた。

本発明によれば、半導体素子の発熱を効率よく放熱することができる。
第1の実施形態における半導体装置の断面図である。 第2の実施形態における1相分のインバータ回路を示す図である。 第2の実施形態における半導体装置の組み立て前の断面図である。 第2の実施形態における半導体装置の断面図である。 第3の実施形態における半導体装置の断面図である。 第4の実施形態における半導体装置の断面図である。 第5の実施形態における半導体装置の断面図である。 第6の実施形態における半導体装置の断面図である。 第7の実施形態における1相分のインバータ回路を示す図である。 第7の実施形態における半導体装置の断面図である。 第7の実施形態におけるインバータ回路を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、半導体装置1の断面図である。半導体装置1は、半導体素子2を第1導体3と第2導体4とで挟んで構成されている。半導体素子2は、例えばIGBTやMOSFETである。
半導体素子2と第1導体3の間には、メタライズ層5と半田層6が設けられ、半導体素子2と第1導体3が電気的に接続されている。半導体素子2と第2導体4の間も同様に、メタライズ層5と半田層6が設けられている。メタライズ層5は、半田の濡れ性を確保するために設けられたものである。本実施形態では半田による接続の例を示したが、焼結による接続であってもよい。7は半導体素子2の制御信号用の配線を示す。8は制御信号用の配線と第2導体4の間を絶縁する絶縁膜である。
第1導体3と第2導体4は、電流経路、及び、熱流経路を形成すると共に、熱を一時的に蓄える熱容量を有する構造物である。第1導体3は、半導体素子2が配置された側の面とは反対側の面に第1放熱面31を形成し、第2導体4は、半導体素子2が配置された側の面とは反対側の面に第2放熱面41を形成している。第1導体3と第2導体4は、半導体素子2が配置された側の両端であって、半導体素子2を囲む両側に突出する突出部32、42を形成している。
第1導体3の突出部32は、第2導体4の突出部42と接触するが、第1導体3の突出部32の接触面には絶縁膜33が設けられている。第2導体4の突出部42の接触面には絶縁膜43が設けられている。絶縁膜33、43は有機絶縁膜で構成されている。有機絶縁膜は、有機材料のコーティングや、フィルムで形成される。このように、絶縁膜に膜状の有機材料を用いることにより、電気的な絶縁を確保することができる。また、金属より熱抵抗が高い有機材料を薄く構成し、突出部32、42の接触面で広く接触しているので、第1導体3と第2導体4と間の熱を相互に伝達できるため、半導体素子2に発生した熱を有効に熱拡散することができる。
なお、絶縁膜33、43の少なくとも一方は、金属表面処理による絶縁膜を用いてもよい。この場合は、製造プロセスにおける搬送時の絶縁膜の機械的強度を高めることができるため、信頼性が向上する。また、絶縁膜33、43の少なくとも一方は、絶縁性の接着層としてもよい。この場合は、強固な接着により絶縁の信頼性を向上することができる。また、絶縁膜33、43は、合計で2層の構成であるので、絶縁の信頼性を向上することができる。なお、絶縁膜33、43は、合計で2層の構成を例に説明したが、合計で3層以上の構成にしてもよい。例えば、合計で3層の場合は、絶縁膜33を2層で構成し、絶縁膜43を1層で構成する。
本実施形態によれば、半導体素子2の発熱は、第1導体3、及び、第2導体4を介して、第1放熱面31、及び、第2放熱面41から放熱されるので、半導体素子2の温度上昇を抑制できる。また、第1導体3及び第2導体4は、熱容量を確保できる構造のため、過渡的な半導体素子2の損失に伴う温度上昇を抑制できる。更に、絶縁膜33、43による2層以上の構成により絶縁の信頼性も確保できる。
(第2の実施形態)
図2〜図4を参照して第2の実施形態について説明する。
図2は、1相分のインバータ回路を示す図である。直流電源の正極側(高電位側)に設けられた正極端子VPと負極側(低電位側)に設けられた負極端子VNの間に、上アームスイッチング用の半導体素子2aと下アームスイッチング用の半導体素子2bが直列に接続されている。半導体素子2aと半導体素子2bの接続点から出力電圧ACが出力される。
図3は、半導体装置100の組み立て前の断面図を示す。半導体装置100は、図2に示した1相分のインバータ回路を含むもので、半導体素子2a、2bを直列に配置して構成される。なお、半導体素子2a、2bの夫々は、図1で示した半導体素子2と同様な構成である。
半導体装置100には、負極端子VNに接続される負極側第1導体50と、正極端子VPに接続される正極側第1導体60とが、並列して設けられている。負極側第1導体50の表面は、半導体素子2bと接続される部分を除いて、絶縁膜51で覆われている。正極側第1導体60の表面は、半導体素子2aと接続される部分を除いて、絶縁膜61で覆われている。負極側第1導体50と正極側第1導体60との対抗する位置には、出力電圧ACが出力される第2導体70が設けられている。第2導体70の表面は、半導体素子2a、2bと接続される部分を除いて、絶縁膜71で覆われている。絶縁膜51、61、71は、金属の表面処理、例えば、アルマイト処理や樹脂材料の塗膜などで構成される。
下部ハウジング80は、負極側第1導体50と正極側第1導体60を包み込み、上部ハウジング90は、第2導体70を包み込む熱伝導体である。下部ハウジング80の下面は放熱面81を構成し、上部ハウジング90の上面は放熱面91を構成する。下部ハウジング80と上部ハウジング90の間に、半導体素子2aと半導体素子2bを上下から挟み込んで半導体装置100を組み立てる。下部ハウジング80と上部ハウジング90を部材として予め製作しておくことで、半導体装置100の製造プロセスが簡略化できる。
図4は、組み立てた後の半導体装置100の断面図を示す。下部ハウジング80及び上部ハウジング90は接地されている。負極側第1導体50の突出部52は、第2導体70の突出部72と絶縁膜51、71を介して接触する。正極側第1導体60の突出部62は、第2導体70の突出部72と絶縁膜51、71を介して接触する。また、負極側第1導体50と正極側第1導体60とが隣接して配置される。このため相互インダクタンスの作用により寄生インダクタンスを低減できるため、半導体素子2a、2bのスイッチング時の跳ね上がり電圧を抑制できる。これにより、より低い耐圧の半導体素子2a、2bを用いることが可能になり、オン抵抗も低減できるため、損失を低減でき、コストの削減にも貢献できる。
半導体素子2a、2bから発生した熱は、負極側第1導体50及び正極側第1導体60から下部ハウジング80に伝達され、下部ハウジング80の放熱面81から放熱する。更に、半導体素子2a、2bから発生した熱は、第2導体70から上部ハウジング90に伝達され、上部ハウジング90の放熱面91から放熱する。また、負極側第1導体50と正極側第1導体60は絶縁膜51、61を介して互いに接触しており、負極側第1導体50の突出部52と正極側第1導体60の突出部62は、絶縁膜51、61、71を介して第2導体70の突出部72と接触している。このため、半導体素子2a若しくは半導体素子2bのいずれか高い方の熱は、負極側第1導体50、正極側第1導体60、第2導体70を経て、下部ハウジング80の放熱面81、あるいは上部ハウジング90の放熱面91より放出される。
以上の例では、1相分のインバータ回路に相当する半導体素子を1つの半導体装置100として組み込んだが、2相分若しくは3相分のインバータ回路に相当する半導体素子を1つの半導体装置100として組み込んでもよい。この場合、半導体装置100の小型化を図りながら半導体素子の発熱を効率よく放熱することができる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態における半導体装置100の断面図である。図2に示した第2の実施形態と比較して、第2導体70の突出部72を無くし、負極側第1導体50の突出部52、及び正極側第1導体60の突出部62を長くしている。その他の構成は第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
この第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の作用効果を有する他、第2導体70に突出部72を形成する必要がなくなるので、加工の工数を削減でき、コストを低減できる。
(第4の実施形態)
図6は、第4の実施形態における半導体装置100の断面図である。図2に示した第2の実施形態と比較して、負極側第1導体50の突出部52、正極側第1導体60の突出部62、及び第2導体70の突出部72を分離し、これらの突出部に相当するスペーサ53を設けている。その他の構成は第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。図6において、半導体素子2aと半導体素子2bの間にあるスペーサ53は、負極側第1導体50と正極側第1導体60を跨って配置されている。スペーサ53の材料には、スペーサ53の熱伝導率が、負極側第1導体50、正極側第1導体60、及び第2導体70の熱伝導率以上となり、かつ、スペーサ53の熱容量が、負極側第1導体50、正極側第1導体60、及び第2導体70の熱容量以上となるようなものを用いることが好ましい。これにより、半導体素子2a及び半導体素子2bに発生した熱を効率的に吸収して速やかに放熱面81及び91に伝達し、熱拡散の効率を向上できる。なお、スペーサ53の材料として、スペーサ53の熱伝導率または熱容量のいずれか一方のみが、負極側第1導体50、正極側第1導体60、及び第2導体70の熱伝導率または熱容量以上となるようなものを用いてもよい。
この第4の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の作用効果を有する他、負極側第1導体50の突出部52、正極側第1導体60の突出部62、及び第2導体70の突出部72を形成する必要がなくなるので、加工の工数を削減でき、コストを低減できる。なお、図6のように、負極側第1導体50の突出部52、正極側第1導体60の突出部62、及び第2導体70の突出部72の全てを分離してスペーサ53としなくてもよい。例えば、半導体素子2aと半導体素子2bの間に挟まれた突出部のみを分離してスペーサ53とし、それ以外の突出部はそのままとすることもできる。また、図1に示した第1の実施形態において、第1導体3の突出部32や第2導体4の突出部42を分離し、図6のスペーサ53と同様の構成としてもよい。
(第5の実施形態)
図7は、第5の実施形態における半導体装置100の断面図である。図6に示した第4の実施形態と比較して、上部ハウジング90が下部ハウジング80を覆う形状で、下部ハウジング80の放熱面81に達する構造となる。その他の構成は第4の実施形態と同様であるので説明を省略する。
第5の実施形態によれば、上部ハウジング90は放熱面91と放熱面81に、他の部材を介することなく直接接触されるため、放熱面81への熱抵抗を低減でき、半導体素子2a及び半導体素子2bに発生した熱を速やかに伝達して熱拡散の効率を向上できる。
(第6の実施形態)
図8は、第6の実施形態における半導体装置100の組み立て前の断面図である。図2に示した第2の実施形態と比較して、下部ハウジング80に熱伝導性が高い部材82を、上部ハウジング90に熱伝導性が高い部材92を挿入している。その他の構成は第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。これにより、下部ハウジング80、上部ハウジング90の熱拡散を向上させることができる。なお、熱伝導性が高い部材は、下部ハウジング80若しくは上部ハウジング90のいずれか一つに挿入するようにしてもよい。また、熱伝導性が高い部材として、熱輸送効率が高いヒートパイプなどを用いてもよい。
この第6の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の作用効果を有する他、下部ハウジング80、若しくは上部ハウジング90の熱拡散を向上させることができる。
(第7の実施形態)
図9は、1相分のインバータ回路を示す図である。直流電源の正極側(高電位側)に設けられた正極端子VPと負極側(低電位側)に設けられた負極端子VNの間に、上アームスイッチング用の半導体素子2aと下アームスイッチング用の半導体素子2bが直列に接続されている。更に、正極端子VPと負極端子VNの間であって、直列接続された半導体素子2aと半導体素子2bに対して並列に、コンデンサ55が接続される。半導体素子2aと半導体素子2bの接続点から出力電圧ACが出力される。
図10は、第7の実施形態における半導体装置100の断面図である。半導体装置100は、図9に示した1相分のインバータ回路を含むものである。図10に示す半導体装置100は、図2に示した第2の実施形態と比較して、コンデンサ55を有している。その他の構成は第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
コンデンサ55は、負極側第1導体50と正極側第1導体60との間に埋め込まれるように形成されている。このコンデンサ55は、例えば、複数のセラミックコンデンサをレイアウトとの兼ね合いを考慮して並列に設ける。これにより、過渡的なサージ電流を抑制する。
この第7の実施形態では、半導体装置100のパッケージ内にコンデンサ55も内蔵している。コンデンサ55を半導体装置100のパッケージの外に設けた場合には、寄生インダクタンス成分が問題になるが、本実施形態によれば寄生インダクタンス成分を大幅に抑制できる。このため、スイッチング動作時の跳ね上がり電圧やリンギングの抑制に効果がある。
図11は、図10に示した半導体装置100を3相分用いたインバータ回路を示す図である。
U相のインバータ回路201、V相のインバータ回路202、W相のインバータ回路203が、直流電源300に接続される。正極端子VPと負極端子VNの間にフィルタコンデンサ400が接続される。各インバータ回路201、202、203の出力電圧ACはモータ500へ入力される。
各インバータ回路201、202、203の構成は、図9に示した1相分のインバータ回路と同様である。インバータ回路201は、上アームスイッチング用の半導体素子201aと下アームスイッチング用の半導体素子201bが直列に接続され、直列接続された半導体素子2aと半導体素子2bに対して並列に、コンデンサ551が接続される。インバータ回路202、203も同様であるので説明を省略する。
本実施形態では、図10に示した半導体装置100を用いて3相のインバータ回路を構成してモータ500を駆動する。これにより、サージ電圧を抑制できるためモータ500の信頼性を向上できる。また、半導体装置100は、図10に示すように、負極側第1導体50、正極側第1導体60、第2導体70等の熱容量を有するので、瞬発的に要求される最高出力でモータ500を運転する際に伴う半導体素子の温度上昇を抑制できる。これにより、インバータ回路の小型化を図ることができる。また、半導体装置100内にコンデンサを実装しているため損失の低減と低コスト化に貢献できる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)半導体装置1は、半導体素子2と、第1導体3と、半導体素子2を挟んで第1導体3と対向する第2導体4と、第1導体3の半導体素子2が配置された側の面とは反対側の面に形成された第1放熱面31と、第2導体4の半導体素子2が配置された側の面とは反対側の面に形成された第2放熱面41と、半導体素子2が配置された側の両端に形成され、第1導体3と第2導体4の一方又は双方から突出する突出部32、42と、突出部32、42に設けられた絶縁膜33、43とを備え、第1導体3と第2導体4は突出部32、42に設けられた少なくとも2層の絶縁膜33、43を介して接触する。半導体素子2を挟み込む第1導体3と第2導体4とが少なくとも2層以上の絶縁膜33、43を介して接触する構成により絶縁を保ちつつ、両者間の熱抵抗を積極的に低く抑えた構造とする。
これにより、半導体素子の発熱を効率よく放熱することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の各実施形態を組み合わせた構成であってもよい。
1、100 半導体装置
2、2a、2b 半導体素子
3 第1導体
4 第2導体
5 メタライズ層
6 半田層
31 第1放熱面
32、42、52、62、72 突出部
33、43、51、61、71 絶縁膜
41 第2放熱面
50 負極側第1導体
60 正極側第1導体
70 第2導体
80 下部ハウジング
90 上部ハウジング

Claims (10)

  1. 半導体素子と、
    第1導体と、
    前記半導体素子を挟んで前記第1導体と対向する第2導体と、
    前記第1導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第1放熱面と、
    前記第2導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第2放熱面と、
    前記半導体素子が配置された側の両端に形成され、前記第1導体と前記第2導体の一方又は双方から突出する突出部と、
    前記突出部に設けられた絶縁膜とを備え、
    前記第1導体と前記第2導体は前記突出部に設けられた少なくとも2層の前記絶縁膜を介して接触し、
    前記突出部の少なくとも一部は、前記第1導体及び前記第2導体とは分離して構成されたスペーサ部であり、
    前記スペーサ部の熱伝導率は、前記第1導体及び前記第2導体の熱伝導率以上である半導体装置。
  2. 半導体素子と、
    第1導体と、
    前記半導体素子を挟んで前記第1導体と対向する第2導体と、
    前記第1導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第1放熱面と、
    前記第2導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第2放熱面と、
    前記半導体素子が配置された側の両端に形成され、前記第1導体と前記第2導体の一方又は双方から突出する突出部と、
    前記突出部に設けられた絶縁膜とを備え、
    前記第1導体と前記第2導体は前記突出部に設けられた少なくとも2層の前記絶縁膜を介して接触し、
    前記突出部の少なくとも一部は、前記第1導体及び前記第2導体とは分離して構成されたスペーサ部であり、
    前記スペーサ部の熱容量は、前記第1導体及び前記第2導体の熱容量以上である半導体装置。
  3. 半導体素子と、
    第1導体と、
    前記半導体素子を挟んで前記第1導体と対向する第2導体と、
    前記第1導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第1放熱面と、
    前記第2導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第2放熱面と、
    前記半導体素子が配置された側の両端に形成され、前記第1導体と前記第2導体の一方又は双方から突出する突出部と、
    前記突出部に設けられた絶縁膜とを備え、
    前記第1導体と前記第2導体は前記突出部に設けられた少なくとも2層の前記絶縁膜を介して接触し、
    前記突出部の少なくとも一部は、前記第1導体及び前記第2導体とは分離して構成されたスペーサ部であり、
    前記スペーサ部の熱容量は、前記第1導体及び前記第2導体の熱容量以上であり、
    前記スペーサ部の熱伝導率は、前記第1導体及び前記第2導体の熱伝導率以上である半導体装置。
  4. 半導体素子と、
    第1導体と、
    前記半導体素子を挟んで前記第1導体と対向する第2導体と、
    前記第1導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第1放熱面と、
    前記第2導体の前記半導体素子が配置された側の面とは反対側の面に形成された第2放熱面と、
    前記半導体素子が配置された側の両端に形成され、前記第1導体と前記第2導体の一方又は双方から突出する突出部と、
    前記突出部に設けられた絶縁膜とを備え、
    前記第1導体と前記第2導体は前記突出部に設けられた少なくとも2層の前記絶縁膜を介して接触し、
    前記半導体素子は、インバータ回路の上アームを構成する第1半導体素子と、当該インバータ回路の下アームを構成する第2半導体素子と、を含み、
    前記第1導体は、前記第1半導体素子を挟んで前記第2導体と対向して配置される正極側第1導体と、前記第2半導体素子を挟んで前記第2導体と対向して配置される負極側第1導体と、を含み、
    前記突出部の少なくとも一部は、前記第1導体及び前記第2導体とは分離して構成され、かつ前記正極側第1導体と前記負極側第1導体を跨って配置されたスペーサ部である半導体装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記2層の絶縁膜の少なくとも一方は、有機絶縁膜で構成された半導体装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記2層の絶縁膜の少なくとも一方は、金属表面処理による絶縁膜である半導体装置。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記2層の絶縁膜の少なくとも一方は、接着層である半導体装置。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記半導体素子は、インバータ回路の上アームを構成する第1半導体素子と、前記インバータ回路の下アームを構成する第2半導体素子と、を含み、
    前記第1導体は、前記第1半導体素子を挟んで前記第2導体と対向して配置される正極側第1導体と、前記第2半導体素子を挟んで前記第2導体と対向して配置される負極側第1導体と、を含み、
    前記突出部は、前記正極側第1導体から前記第2導体へ向かって突出する正極側突出部と、前記負極側第1導体から前記第2導体へ向かって突出する負極側突出部と、を含む半導体装置。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記半導体素子は、インバータ回路の上アームを構成する第1半導体素子と、前記インバータ回路の下アームを構成する第2半導体素子と、を含み、
    前記第1導体は、前記第1半導体素子を挟んで前記第2導体と対向して配置される正極側第1導体と、前記第2半導体素子を挟んで前記第2導体と対向して配置される負極側第1導体と、を含み、
    前記正極側第1導体と、前記負極側第1導体との間にコンデンサを配置した半導体装置。
  10. 請求項4,8−9のいずれか1項に記載の半導体装置をスイッチング素子として用いたインバータ回路。
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