JP6362101B2 - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、原稿を搬送して画像データを生成し処理する画像読取装置、画像読取装置の制御方法及びプログラムに関する。
原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)に載置された原稿を読み取る原稿流し読み機能を備えた画像読取装置が知られている。
このような画像読取装置では、予め読み取るべき原稿のサイズをユーザに設定させ、原稿載置部に載置された原稿をユーザによって設定された定型サイズで読み取ることが知られている。また、読み取るべき原稿のサイズを自動的に設定する方法として、原稿検出センサによってADFの原稿載置部に載置された原稿のサイズを予め検知する方法が知られている(特許文献1)。特許文献1では、原稿検出センサによって検知された定型サイズで原稿を読み取るモード(通常モード)が開示されている。
また、原稿搬送経路の途中で、原稿の搬送方向の長さを算出することが知られている(特許文献2)。
特開2000−314991号公報 特開2002−060089号公報
読み取るべき原稿のサイズを原稿検出センサによって自動的に検知して定型サイズの原稿の読み取りを行う場合、実際の原稿のサイズとセンサによって検知した原稿のサイズが異なる場合がある。具体的には、丸まった状態の原稿(以下カール原稿)または折れ曲った状態の原稿(以下Z折れ原稿)などが原稿載置部に載置された場合は、原稿検出センサによって原稿のサイズが誤検知されてしまう場合がある。原因としては、原稿の有無を検出するセンサを用いる場合に原稿のカール部分や折れ部分が原稿載置部から浮いてしまうことにより、センサがその部分を検出できていないことが考えられる。
また、サイズの異なる複数枚の原稿が原稿載置部上に載置された場合は、原稿検出センサによってこれから読み取ろうとしている原稿とは違う原稿の原稿サイズが検知されるおそれがある。原因としては、サイズの異なる複数枚の原稿が重ねて載置されている場合、原稿の有無を検出するセンサを用いて原稿サイズを検知すると、検知結果が最大の原稿サイズに依存したものとなるためである。
これに対して、原稿搬送経路の途中で算出した原稿の搬送方向の長さに基づいて、原稿載置部におけるサイズの誤検知を判定することが考えられている。例えば、制御部等によって原稿検出センサの結果と搬送経路の途中で算出した結果が異なると判断された場合、読み取りジョブをキャンセルし、エラーメッセージを通知するなどの方法が考えられている。
ところで、原稿検出センサが実際の原稿のサイズよりも小さいサイズであると誤検知した場合は、実際の原稿の一部が欠損した画像データが生成されてしまうため、誤検知時にエラー処理を行うべきである。一方、原稿検出センサが原稿サイズよりも大きいサイズであると誤検知した場合は、読み取り領域が実際の原稿サイズよりも大きく、原稿上の画像を全て含む画像データを生成できる。それにも関わらず従来は、サイズの誤検知が発生した場合に一律にエラー処理していたため、原稿検出センサが原稿サイズよりも大きいサイズであると誤検知した場合にジョブをキャンセルすることで却ってユーザの利便性を損ねてしまっていた。
本発明は、上述した問題点を鑑みなされたものであり、搬送開始前に特定した原稿のサイズが搬送開始後に特定したサイズよりも大きい場合と小さい場合とでそれぞれ異なる処理を行うことで、ユーザの利便性を向上させる仕組みを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の画像読取装置は、原稿載置部と、前記原稿載置部に設けられたサイズ検知センサと、前記原稿載置部に載置された原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段により搬送されている原稿のサイズを特定する特定手段と、前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取って前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの画像データを生成する生成手段と、表示手段とを有し、前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが記特定手段で特定されたサイズよりも小さい場合、前記表示手段は前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示し前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが記特定手段で特定されたサイズよりも大きい場合、前記表示手段は前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示しないことを特徴とする。
本発明によれば、搬送開始前に特定した原稿のサイズが搬送開始後に特定したサイズよりも大きい場合と小さい場合とでそれぞれ異なる処理を行うことで、ユーザの利便性を向上させることができる。
MFP101の構成を示すブロック図である。 スキャナ120の外観を示す図である。 スキャナ120の外観を示す図である。 サイズ検知テーブルのデータモデルを示す図である。 MFP101の操作画面を示す図である。 MFP101の読み取り動作を示すフローチャートである。 MFP101の読み取り動作を示すフローチャートである。 MFP101の操作画面を示す図である。 MFP101の送信動作を示すフローチャートである。 MFP101の操作画面を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、MFP(Multi Function Peripheral)101のハードウェア構成を示すブロック図である。MFP101は、画像読取装置の一例である。本実施形態では、画像読取装置の一例としてMFPを用いて説明するが、単機能のスキャナ装置など、原稿を搬送して画像データを生成する画像読取装置であればMFPでなくとも良い。
CPU111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112またはストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や、送信制御などの各種制御を行う。RAM113は、CPU111の主記憶メモリであり、ワークエリアやストレージ114に記憶された制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、各種プログラム、各種履歴情報、及び各種設定情報を記憶する。本実施形態ではストレージ114としてHDD等の補助記憶装置を想定しているが、SSDに代表されるFLASH DISKなどの不揮発性の記憶装置であってもよい。
なお、MFP101は、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F115は、操作部116と制御部110を接続する。操作部116には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられ、ユーザの指示を受け付ける受付部及びユーザに情報を表示する表示部として機能する。制御部110は、操作部116と協働してユーザに対する各種情報の通知制御やユーザ指示の受付制御を行う。
プリンタI/F117は、プリンタ118と制御部110を接続する。プリンタ118で印刷すべき画像データはプリンタI/F117を介して制御部110からプリンタ118に転送され、画像データに基づいた画像が、用紙などのシート上に印刷される。
スキャナI/F119は、スキャナ120と制御部110を接続する。スキャナ120は、ADF(原稿搬送手段)124の原稿載置部202に載置された原稿又は原稿台ガラス2001の上に載置された原稿上の画像を読み取って画像データ(画像ファイル)を生成する。スキャナ120が生成した画像データはスキャナI/F119を介して制御部110のストレージ114に転送される。
図2は、スキャナ120を示す断面図である。図2を用いて原稿載置部202に載置された原稿束200Pを読み取る場合(以下、流し読み)の搬送動作及び読み取り動作について説明する。なお、図2を用いて説明する搬送動作及び読取動作は、CPU111がスキャナ120を制御する1つ以上の制御用CPU(不図示)と協働して処理を実現する。
<ADFによる搬送動作>
ADF(Auto Document Feeder)214は、送り出しローラ2011、分離搬送ローラ2012、レジストローラ2013、案内板2018、搬送ドラム2015、従動ローラ2016、排出ローラ2017、反転ローラ2019、フラッパ2020、センサ2022、センサ2023、原稿載置部202、原稿排出部201等などを備えている。
原稿束200Pは読み取られるべき原稿束であり、ユーザによって原稿載置部202上に載置される。また、送り出しローラ2011は駆動源(不図示)により回転され、原稿載置部202上に載置された原稿束200Pを分離搬送ローラ2012の方向に送り出す。分離搬送ローラ2012は、搬送された原稿束200Pから1枚の原稿を分離しレジストローラ2013の方向に搬送する。レジストローラ2013は、原稿の搬送開始のタイミングとなると回転を開始し、原稿を光学ユニット2009に向けて搬送する。送り出しローラ2011、分離搬送ローラ2012、レジストローラ2013を駆動する駆動源は、例えばステッピングモータなどとなる。
レジストローラ2013から排出された原稿は、案内板2018に沿って進行し、搬送モータによって回転する大径の搬送ドラム2015と従動ローラ2016a、2016b、及び2016cにより狭持される。原稿は、搬送ドラム2015の外周に沿って搬送され、一度原稿台ガラス2001の面を通り、図2の矢印の方向へ等速で搬送されることとなる。原稿は、原稿台ガラス2001の面を通過する際に、読取部2021によって読み取られる。画像読み取り後の原稿は、引き続き搬送ドラム2015の外周に沿って等速で搬送され、排出ローラ2017によって排出部201上に排出される。
スキャナ120が両面原稿を読み取る場合は、画像読み取り後に原稿を排出せず、原稿を反転して裏面の読取を行う。制御用CPUは、ADF124の搬送路上に設けられセンサ2023によって原稿の後端を検知し、検知後に、原稿を反転位置Rまで搬送した後に搬送モータを停止する。次に搬送モータを逆転駆動し、原稿の搬送方向を反転し再搬送する。原稿はフラッパ2020に沿って反転ローラ2019側に送り出され、搬送ドラム2015の外周に沿って原稿台ガラス2001の面を通過する。原稿台ガラス2001の面を通過する際に、後述する読取部2021によって裏面の読み取りが行われる。
この流し読み動作では、原稿載置部202に載置された原稿束200Pを1枚ずつ読み取って、排出部201に排出する動作を繰り返すことで、複数枚の原稿を連続して読みとることができる。
なお、本実施形態では、原稿を反転して両面を読み取る場合について説明したが、これに限らない。例えば、原稿搬送側と原稿台ガラス側の両方に読取部を有するMFPであれば、1回の搬送パスで両面の原稿を読み取るようにしてもよい。
<読取部による画像データの読み取り>
読取部(読取手段)2021は、光学ユニット2009、ミラーユニット2010、レンズ2006及びCCDイメージセンサ2007などを備えている。読取部2021は、光学ユニット2009により光を原稿に照射し、その反射光をCCD2007によって読み取るものである。
流し読み動作では、前述したように原稿台ガラス2001の面を通過する際に読取部2021による画像読取が行われる。流し読みを行う前に、スキャナ120は光学ユニット2009及びミラーユニット2010をモータ2008によって図に示す位置に移動する。
制御用CPUは原稿読取のタイミングを検知するために、フォトカプラなどで構成されたセンサ2022により原稿の先端を検知する。制御用CPUはセンサ2022が原稿の先端を検知してONしたタイミングから、搬送ドラム2015と従動ローラ2016a、2016b、及び2016cなどの駆動源となる搬送モータの駆動クロックの計数を開始する。駆動クロック1つあたりのドラム又はローラによる原稿の移動量は、搬送ドラム2015と従動ローラ2016a、2016b、及び2016cのいずれも同じである。よって、センサ2023がONしたタイミングから駆動クロックを計数することで、原稿がどこまで搬送されているのか(原稿の先端の位置がどこか)を計測することができる。この計測を利用し、原稿載置部202から搬送された原稿の先端が原稿台ガラス2001の原稿読取位置に達したタイミングで、読取部2021による原稿の画像読み込みを開始させている。
スキャナ120は原稿読取開始のタイミングとなると、照明ランプ2002を点灯し、原稿台ガラス2001の面を等速で通過する原稿に光を照射する。このとき原稿からの反射光はミラー2003、2004、及び2005を介してレンズ2006に入射し、CCDイメージセンサ2007上に結像される。CCD2007は原稿からの反射光を電気信号に変換する。電気信号は図示しないA/D変換器によってデジタルデータ(画像データ)に変換され制御部110のストレージ114またはRAM113に格納される。
本実施形態では、照明ランプ2002として棒状の光源を使用し、照明ランプ2002の長手方向と平行に読み取りラインを設定し、この読み取りラインに対して直角な方向に原稿を搬送しながら画像データを生成する。なお読み取りラインと平行な方向を主走査方向と定義し、読み取りラインに対して直角な方向(原稿搬送方向)を副走査方向と定義する。
また、CPU111は原稿の先端から後端がセンサ2022を通過するのに要した時間と原稿の搬送速度に基づいて原稿の原稿長を算出する。例えば、制御用CPUはセンサ2022が原稿の先端を検知してONしたタイミングから、センサ2022がOFFしたタイミングまでに計測された駆動クロック数を取得する。CPU111又は制御用CPUは取得した駆動クロック数と1駆動クロック当たりのローラによる原稿の移動量を乗算することで、原稿の原稿長を算出する。
本実施形態では、ADF124の搬送路上での原稿長の算出を上記の方法によって実現しているが、これに限らない。例えば、搬送時の原稿の滑り、搬送ローラや原稿搬送パスの部品精度、原稿搬送パス内での原稿の蛇行などを考慮して原稿長を補正する処理を行ってもよい。更に、他の手段で原稿長を算出するようなものでもよい。また、複数のセンサを用いてADF124の搬送路中の原稿サイズを算出するようなものでもよい。
また、上記流し読み動作以外に原稿台ガラス2001上に読み取られるべき原稿を置くことで読み取りを行うこともできる。この方式の場合、光学ユニット2009を移動させながら原稿台ガラス2001上に置かれた原稿を走査する。この時の原稿からの反射光も同様に、CCD2007によって読み取られ、画像データに変換される。
図1の説明に戻り、MFP101は、スキャナ120で生成された画像データを、プリンタ118に転送し、印刷することができる(コピー機能)。また、スキャナ120で生成された画像データを、各種送信プロトコルを用いて送信することもできる(送信機能)。更に、スキャナ120で生成された画像データをCPU111が読み書き可能な保存領域に保存することもできる(保存機能)。
また、制御部110は、ネットワークI/F123を介してLAN100に接続される。ネットワークI/F123は、LAN100上の外部装置(メールサーバやファイルサーバ、PCなど)に画像データや情報を送信したり、LAN100上の外部装置から情報を受信したりする。更に、制御部110はモデムI/F121を介してモデム122に接続される。モデム122は、PSTN102を介して図示しないファックス装置との間におけるファックス送受信を行う。
<定型サイズの検知>
次に原稿載置部202に載置された原稿のサイズを検知する方法について説明する。図3はスキャナ120の原稿載置部202を示す斜視図である。原稿ガイド301(以下、ガイド301)はユーザが原稿載置部202に原稿束を載置する際に原稿の幅を揃えるために使用するガイドである。幅検知センサ(不図示)はガイド301と連動し、ガイド301の位置に応じて読取部2021で読み取るべき原稿の主走査方向の幅(主走査幅)を検出する。
センサ302及び303は原稿載置部202に載置された原稿の副走査幅を検知するための長さ検知センサである。センサ302及び303は例えば原稿載置部202上面に突設され、原稿が載置されることで押しこまれた状態となるとONを出力する。一方、押しこまれていない状態ではOFFを出力する。CPU111は、センサ302及び303の出力に基づいて原稿の副走査幅を3段階の分解能で検出する。
本実施例では、原稿の副走査幅を検出するためにセンサ302及びセンサ303を用いた構成で説明したが、これに限らない。例えば光学的に原稿の有無を検知する検知方法などであってもよい。
図4は、原稿のサイズを検知するための条件テーブルの一例を示す図である。CPU111は、幅検知センサ、センサ302及びセンサ303の検出値を元に、図4のテーブルを参照し、サイズを検知する。なおここでは、原稿の短辺を上述の読み取りラインと平行な方向に載置する場合の原稿のサイズをRサイズ(A5R、A4Rなど)と表し、原稿の長辺を読み取りラインと平行な方向に載置する場合の原稿のサイズをA5、A4などと表すことにする。また、AB系統の長尺原稿のサイズを長尺サイズ(A3長尺、B4長尺など)と表すことにする。なお、A3長尺は定型サイズの読み取りの場合A3Rの定型サイズとして読み取られ、長尺読み取りの場合A3幅の長尺原稿として読み取られる。同様にB4長尺は、定型サイズの読み取りの場合B4Rサイズとして読み取られ、長尺読み取りの場合B4幅の長尺原稿として読み取られる。
例えば、CPU111は、幅検知センサで検出した出力値が主走査幅263.5mm以上の場合かつ、センサ302及び303がともにONの場合に、サイズをA3長尺(主走査幅:297mm、副走査幅:420mm以上)と検知する。一方、幅検知センサで検出した出力値が主走査幅263.5mm以上の場合かつ、センサ302及び303がともにOFFの場合に、サイズをA4(主走査幅:297mm、副走査幅:210mm)であると決定する。
このように、原稿載置部202に載置された原稿の主走査幅が同一の場合は、センサ302及び303が押しこまれているか否かによって、原稿が縦置きの原稿であるか横置きの原稿であるかを判定する。
ここで、ユーザによって原稿が丸まった状態のカール原稿または折れ曲った状態のZ折れ原稿が原稿載置部202に載置されると、原稿の後端が浮き上がってしまい、センサ302または303が押し込まれない場合がある。この場合、CPU111は、実際に載置された原稿のサイズではなくその半分のサイズの縦置き原稿が載置されていると判定する。
なお、本実施形態では、一例としてAB系統のサイズについてのみ説明したが、インチ系統やAB/インチ混在系統であっても同様の仕組みでサイズを検知することができる。例えば、インチ系統では、インチ系統用の条件テーブルを参照することでサイズを検知する。また、AB/インチ混在系統では混在系統用の条件テーブルを参照することでサイズを検知することができる。
<原稿の読み取り処理>
ユーザがMFP101の使用を開始すると、実行する処理を設定するための設定画面(不図示)が表示される。ユーザは操作部116を介して送信機能、コピー機能などの機能を選択し、MFP101に処理を実行させる。
ここでは、原稿の読み取り処理の一例としてコピー機能を用いて説明を行う。図5はMFP101の操作部116に表示される画面の一例を示す図である。ユーザは操作部116のタッチパネルを介して出力設定を行う事ができる。情報511は、画面外のハードキーとして備えられたスタートキーを押下することで、コピー処理の実行を開始できることを通知するものである。情報515は、印刷部数を通知するものである。ユーザは、画面外のハードキーとして供えられたテンキーを介して印刷部数を入力することができる。
操作キー521は、印刷物の出力色を選択する場合に使用する操作キーである。操作キー522は原稿のサイズに対して印刷物の倍率を等倍に設定する場合に使用する操作キーである。一方、操作キー523は、原稿のサイズに対して印刷物の倍率を任意のものに変更する場合に使用する操作キーである。操作キー524は印刷で使用する用紙を選択する場合に使用する操作キーである。なお、情報512から情報514は操作キー521から操作キー524によって設定されたコピーに関する設定状態をユーザに通知するものである。
操作キー525は原稿の片面を読み取るか原稿の両面を読み取るかを設定する際に使用する操作キーである。操作キー526は印刷物の濃度を変更する場合に使用する操作キーである。
操作キー527は異なるサイズが混在した原稿(以下、混載原稿)の束を読み取る場合に使用する操作キーである。ユーザは混載原稿を読み取りたい場合は、操作キー527を押下し、原稿サイズ混載モードをONに設定する。操作キー528は、定型サイズよりも長い原稿(以下、長尺原稿)を読み取る場合に使用する操作キーである。ユーザは長尺原稿を読み取りたい場合は、操作キー528を押下し、長尺モードをONに設定する。
また、コピー機能には、ページ印字、ページ集約、製本など様々な設定が用意されている。操作キー531はコピー画面501に表示されていないその他の設定を行う場合に使用する操作キーである。ユーザは操作キー531を押下することでコピー機能の備える様々な設定を変更することができる。
図6及び図7は、MFP101の読取処理に関する動作を説明するフローチャートである。図6及び図7のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU111がROM112またはストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
ステップS601では、原稿載置部202に載置された原稿の検知サイズを決定する。CPU111は、ガイド301の幅検知センサ、センサ302及びセンサ302の出力値を取得する。取得した出力値を条件として、図4に例示した条件テーブルを検索し、当該条件に当てはまる検知サイズを取得する。なおステップS601の検知サイズの決定はこのタイミングに限らない。例えば、センサの出力値が変化するたびにサイズを検知するようにしてもよいし、ステップS602における実行指示をトリガとして一度だけ実行するようにしてもよい。
ステップS602では、操作部116に備えられたスタートキー(不図示)の押下による実行指示を受け付ける。実行指示が受け付けられると、読み取りジョブが生成され、ステップS603以降の読み取り処理に進む。
ステップS603では、原稿混載モードまたは長尺モードが設定されているか否かを判定する。原稿混載モードまたは長尺モードが設定されていると判定された場合は、ステップS604に進み、不定形原稿の読み取りを行う。設定されていないと判定された場合は、ステップS609に進む。
まず、原稿混載モードまたは長尺モードが設定されている場合について説明する。ステップS604では、原稿載置部202に載置された原稿を不定形サイズとして読み取る。不定形サイズとして読み取る場合、スキャナ120は原稿のサイズを確定せずに画像データの読み取りを開始し画像データを生成する。不定形サイズの原稿読み取りにおいては、ADF124の搬送路中で検出した原稿の長さを用いてサイズを補正する。なお、生成した画像データは変倍、枠消しなどの画像処理がなされた後に、ストレージ114またはRAM113に格納される。原稿の読み取りが完了するとステップS605に進む。ステップS605では、原稿載置部202に次の原稿があるか否かを判定する。次の原稿があると判定された場合は、ステップS604に戻り、次の原稿を読み取る。次の原稿がないと判定された場合(全ての原稿を読み取り終わった場合)は、ステップS606に進む。
ステップS606では読み取った画像データの出力処理を行う。図5に例示したコピー処理の場合は、プリンタ118を制御し、ストレージ114またはRAM113に格納された画像データをシートに印刷する処理を開始する。ユーザが設定した部数の印刷が完了すると、出力処理を終了する。
一方、ステップS609では、原稿のサイズの設定が有るか否かを判定する。CPU111は、操作部116を介して原稿のサイズの設定がなされたか否かを取得する。取得の結果、サイズが明示的に設定されている場合は、ステップS607に進み、原稿サイズ指定読み取りを行う。サイズが明示的に設定されていない場合はステップS610に進み原稿サイズ予測読み取りを行う。ステップS607では、原稿載置部202に載置された原稿を定型サイズとして読み取る。定型サイズとして読み取る場合、スキャナ120は実際に載置された原稿のサイズに関わらず、操作部116を介して設定されたサイズに対応する領域を読み取って画像データを生成する。なお、読取部2021で読み取られた原稿は順次排出部201に排出される。原稿の読み取りが完了すると、ステップS608に進む。ステップS608では次の原稿があるか否かを判定する。次の原稿があると判定された場合はステップS607に戻り、次の原稿を読み取る。次の原稿がないと判定された場合は、ステップS606に進み、画像データを出力して処理を終了する。
<原稿サイズ予測読み取り>
ステップS609でサイズの設定がなされていないと判定された場合、ステップS610に進み原稿サイズ予測読み取りを行う。ステップS610の処理については図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS701では、ステップS601で決定した検知サイズに対応する領域を読み取って画像データを生成する。ステップS702では、ADF124の搬送路上で実際の原稿サイズを算出する。
ステップS703では、ステップS702で算出した実際のサイズが、ステップS601で取得した検知サイズよりも大きいか否かを判定する。実際のサイズが検知サイズより大きいと判定された場合は、ステップS704に進み誤検知フラグをONに設定する。一方、実際のサイズが検知サイズより大きいと判定されない場合はステップS611に進む。具体的には、実際に搬送した原稿長が検知サイズの副走査幅よりも長い場合であって、その差分が装置に予め設定された閾値(例えば20mm)以上である場合に、実際のサイズが検知サイズよりも大きいと判定する。
本実施形態の原稿サイズ予測読み取りでは、検知サイズより実際の原稿長が長い場合に限り誤検知処理を実行する。これは、検知サイズより実際の原稿長が長い場合、実際の原稿の一部領域のみが読み取られることとなり、画像欠けが生じる恐れがあるためである。なお、検知サイズに基づく原稿長より実際の原稿長が短い場合は、実際の原稿の全領域と、原稿後端が読取部2021を通過した後の空搬送の領域とを含んだ画像データが生成される。この場合、画像欠けは生じないため、誤検知処理を行わない。
また、本実施形態では、原稿混載モード及び長尺モードの設定がなされていない場合、且つ、ユーザによって原稿のサイズが指定されていない場合に原稿サイズ予測読み取りを行うようにしているがこれに限定するものではない。ユーザによって原稿のサイズが指定された場合など、原稿の読み取りを開始する前に原稿のサイズを決定し、決定した原稿のサイズに基づいて読み取りを行う場合であれば、原稿サイズ予測読み取りの動作を行うようにしてもよい。この場合、ステップS603でNoの場合のステップS609の判定をスキップし、ステップS610に進むようにすればよい。
<画像データの白埋め処理>
更に、本実施形態では、定型サイズの原稿の読み取りを行う際(ステップS607、ステップS610)に、原稿領域外の画像データを白く埋める処理(以下白埋め制御)を行うようにしてもよい。これは、ユーザが原稿混載モードを設定せず、混載原稿を読み取った際に、サイズ領域外にスキャナ対向面(例えば、搬送ドラム2015)の汚れが写ることを防止するための処理である。
ユーザが原稿混載モードを設定しない場合、スキャナ120は、原稿載置部202上で検知した原稿サイズ分(又はユーザによって指定された原稿サイズ分)の画像データを生成する。
具体的にはスキャナ120の制御用CPUは、センサ2022により原稿の先端を検知すると、起動クロックの計測を開始する。制御用CPUは、原稿読取位置まで搬送するための所定の駆動クロック数を計数すると、原稿の読み取りを開始する。
ここでは、駆動クロックが1つ発生する度に搬送ドラム2015の回転距離が0.04233mm(=解像度600dpiでの1画素分)である場合を例示して説明する。なお、搬送ドラム2015の回転距離とは、回転に伴い搬送ドラム2015が周回する距離のことである。ここで、原稿載置部202上で検知した原稿サイズ(又は、ユーザが指定した原稿サイズ)がA4(主走査幅:210mm、副走査幅:297mm)で有る場合、以下の式が成り立つ。
297÷0.04233=7016.3・・・≒7017[クロック]
すなわち、原稿の読み取りを開始してから、駆動クロックを7017回計数するまで原稿の読み取ることで、A4サイズの画像データを得ることができる。
ここで、ユーザが原稿混載モードを設定せず、混載原稿を載置する場合に、検知した原稿サイズ(又はユーザによって指定された原稿サイズ)より小さい原稿(例えばA5R、主走査幅:210mm、副走査幅:148mm)が混載するケースが考えられる。
検知した原稿サイズより小さい原稿(A5R)が読み取られる場合、読取部2021で原稿の先端から後端までの領域の読み取り後も、画像データの読み取りが行われる。読取位置を原稿の後端が通過した後は、光学ユニット2009から照射した反射光はスキャナ対向面(例えば、搬送ドラム2015)で反射され、スキャナ対向面の画像データを生成することとなる。この場合、ドラムなどに付着した汚れが画像データに写りこむ恐れがある。これを防止するため、原稿の後端を検知した場合に、原稿の後端以降の画素領域に対して白埋め制御を実施する。
具体的には、制御用CPUはセンサ2022がONからOFFとなった場合に原稿の後端を検知する。原稿の後端を検知すると、読取部2021で原稿の後端を読み取ってから約10mm分原稿を搬送したタイミングで白埋め制御を実行する。
制御用CPUは、読取部で原稿の後端を読み取ってから原稿後端から約10mm分原稿を搬送したタイミングで、CCD2007から取得されるデータを白レベル(RGB=255、255、255)の画素データに置き換えて画像データを生成する。また、制御用CPUは、駆動クロックを原稿の読みりを開始してから7017回計数すると画像データの読み取りを終了する。
以上の仕組みにより、原稿載置部で検知した検知サイズより副走査幅が短い原稿が読み取られる場合に、スキャナ対向面の汚れが写ることを防止することができる。
図6の説明に戻り、ステップS611では、サイズ誤検知が発生したか否かを判定する。誤検知フラグがONであれば、サイズ誤検知と判定しステップS613以降のエラー処理に進む。一方、誤検知フラグがONでなければ、ステップS612に進む。ステップS612では、次の原稿があるか否かを判定し、次の原稿があると判定された場合は、ステップS610に戻り次の原稿を読み取る。一方、次の原稿がないと判定された場合は、ステップS606に進み、画像データを出力して処理を終了する。
ステップS613では、スキャナ120で搬送中の原稿を排出し、読み取り処理を中断する。ステップS614では、操作部116にサイズ誤検知画面を表示する。
図8は、MFP101の操作部116に表示されるサイズ誤検知画面の一例を示す図である。情報801は、サイズ誤検知により処理を中止したことをユーザに通知するための情報である。また、操作キー811は、原稿の読み取りを中止するための操作キーである。図8に例示した中止画面において操作キー811が押下されると、ステップS615に進む。操作キー811が押下されない場合は、サイズ誤検知の通知を実行し続ける。
図6の説明に戻りステップS615では、読み取った画像データを破棄して処理を終了する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、搬送開始前に特定した原稿のサイズが搬送開始後に特定したサイズよりも小さい場合は、原稿の一部が欠落した画像データがその旨をユーザが知らないまま出力されてしまうことを抑制することができる。一方、搬送開始前に特定した原稿のサイズが搬送開始後に特定したサイズよりも小さい場合は、原稿上の画像を全て含む画像データを生成することができる。従って、本実施形態によれば、原稿の一部が欠落した画像データがその旨をユーザが知らないまま出力されてしまうことを抑制しつつ、ユーザの利便性を向上させることができる。
更に、本実施形態によれば、搬送開始前に原稿のサイズを特定してから、その原稿の搬送を開始して画像を読み取る際に、原稿領域外を白埋めすることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、搬送開始前に原稿サイズを特定してから、その原稿の搬送を開始して画像を読み取る際に、原稿の一部が欠落した画像データがその旨をユーザが知らないまま出力されてしまうことを抑制しつつ、ユーザの利便性を向上させる例について説明した。第2の実施形態では、サイズ誤検知を検出した場合に、正しいサイズで再度原稿を読み取る例について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、詳細な説明は省略する。
図9は、第2の実施形態におけるMFP101の読取処理に関する動作を説明するフローチャートである。図9のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU111がROM112またはストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
ステップS901からステップS910の原稿の読み取り処理については、第1の実施形態におけるステップS601からステップS610と同様であるため説明は省略する。ステップS911では、サイズ誤検知が発生したか否かを判定する。誤検知フラグがONであれば、サイズ誤検知と判定しステップS912に進む。一方、誤検知フラグがONでなければ、ステップS915に進む。ステップS915では、次の原稿があるか否かを判定し、次の原稿があると判定された場合は、ステップS910に戻り次の原稿を読み取る。一方、次の原稿がないと判定された場合は、ステップS906に進み、画像データを出力して処理を終了する。
ステップS912では、サイズの異なる画像データを出力可能か否か判定する。具体的には、CPU111は原稿混載モードと組み合わせができない機能が設定されているか否かを判定する。例えば、同サイズの複数の原稿を読み取って処理することが前提となる機能が設定されている場合は、原稿混載モードの原稿読み取りと組み合わせができない機能が設定されていると判定する。より具体的には、オート回転、縮小レイアウト、製本割り付け印刷、ページ集約、及びイメージリピートなどの機能が挙げられる。
原稿混載モードと組み合わせができない機能が設定されている場合は、ステップS916以降のエラー処理に進む。原稿混載モードと組み合わせができない機能が設定されていない場合は、ステップS913に進む。
ステップS913では、原稿の反転動作を行う。CPU111は、両面原稿を読み取る場合と同様に、ADF124の搬送路上に設けられたセンサ2023によって原稿の後端を検知し、検知後に原稿を反転位置Rまで搬送した後に搬送モータを停止する。次に搬送モータを逆転駆動し、原稿の搬送方向を反転し、再搬送する。原稿は反転給紙フラッパ2020に沿って反転ローラ2019側に送り出され、搬送ドラム2015の外周に沿って原稿台ガラス2001の面を通過し、反転位置Rまで搬送される。このとき、ガラス2001の面を通過する原稿は裏面となるため、読取部2021による読み取りは行わない。
ステップS914では、実際の原稿サイズで原稿を再度読み取りなおす。CPU111は、ステップS913によって反転した原稿をもう一度反転させ、ADF124の搬送路上で算出した実際の原稿長に基づいた原稿サイズで読み取りを行う。原稿の読み取りが完了すると、ステップS915に進み、次の原稿があるか否かを判定する。次の原稿があると判定された場合は、ステップS910に戻り、定型サイズでの原稿の読み取りを再開する。一方、次の原稿がないと判定された場合は、ステップS906に進み、画像データを出力して処理を終了する。
一方、ステップS916乃至ステップS918では第1の実施形態におけるステップS613乃至ステップS615と同様のエラー処理を実行し、処理を終了する。
<再読み取りの変形例>
なお、本実施形態では、ステップS913乃至ステップS914において、原稿を反転させて正しいサイズでの再読み取りを行うようにしているが、これに換えて以下の処理に基づいて再読み取りを行うようにしてもよい。
図10は、MFP101の操作部116に表示される再読み取り画面の一例を示す図である。CPU111は、ステップS912でサイズの異なる原稿を出力可能であると判定した場合、処理を中断し、搬送中の原稿をADF124から排出部201に排出させる。CPU111は、図10(A)に示す再読み取り画面を操作部116に表示する。情報1001は、全ての原稿を原稿載置部に置き直すことをユーザに通知するための情報である。操作キー811は、原稿の読み取りを中止するための操作キーである。図8に例示した中止画面において操作キー1011が押下されると、ステップS918に進み、読み取った画像データを破棄して処理を終了する。一方、操作キー1012が押下された場合は、原稿混載モードを自動的に設定して原稿の読み取り処理を開始する。
また、全ての原稿を再読み取りするのではなく、途中から原稿混載モードに変更して読み取りをするようにしてもよい。この場合、CPU111は、図10(A)に示す画面に換えて図10(B)に示す再読み取り画面を操作部116に表示する。情報1002は、誤検知となった原稿を読み取り前の原稿の上に載置することをユーザに通知するための情報である。操作キー1013は、原稿の読み取りを中止するための操作キーである。図8に例示した中止画面において操作キー811が押下されると、ステップS918に進み、読み取った画像データを破棄して処理を終了する。一方、操作キー1014が押下された場合は、原稿混載モードに変更しして原稿の読み取り処理を開始する。
更に、ステップS912によって原稿混載モードと組み合わせができない機能が設定されていると判定した場合に、処理を中止せずに変倍を含む再読み取り処理を行うように変形してもよい。CPU111は、原稿混載モードと組み合わせができない機能が設定されていると判定した場合は、ステップS913乃至ステップS914と同様に正しい原稿サイズで画像データを取得する。次にCPU111は取得した画像データを検知サイズとなるように縮小変倍処理を行う。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、定型サイズで原稿の読み取り処理を行う場合に、同サイズの原稿を読み取って処理することが前提となる機能が設定されていない場合は、正しいサイズで再読み取りを行うことができる。また、同サイズの原稿を読み取って処理することが前提となる機能が設定されている場合は、原稿の一部が欠落した画像データがその旨をユーザが知らないまま出力されてしまうことを抑制することができる。
更に、本実施形態では、同サイズの原稿を読み取って処理することが前提となる機能が設定されている場合に、原稿の一部が欠落した画像データが出力されないよう適切に変倍処理を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明では、読取位置を固定し、原稿を流し読みする読み取り方法について説明したが、これに限定するものではない。例えば、原稿載置部に載置された原稿を原稿台ガラスの上にベルト等を用いて搬送し、一旦搬送を停止し、光学ユニットを移動させながら原稿台ガラスの上に載置された原稿を読み取り、読み取り完了後に原稿を排出するような読み取り方法であってもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
101 MFP
110 制御部
116 操作部
120 スキャナ
124 ADF
201 原稿排出部
202 原稿載置部

Claims (11)

  1. 原稿載置部と、
    前記原稿載置部に設けられたサイズ検知センサと、
    前記原稿載置部に載置された原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送されている原稿のサイズを特定する特定手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取って前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの画像データを生成する生成手段と、
    表示手段とを有し、
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが記特定手段で特定されたサイズよりも小さい場合、前記表示手段は前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示し
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが記特定手段で特定されたサイズよりも大きい場合、前記表示手段は前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示しないことを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿のサイズがユーザによって設定された場合、前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取ってユーザによって設定されたサイズの画像データを前記生成手段は生成し、原稿のサイズがユーザによって設定されていない場合、前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取って前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの画像データを前記生成手段は生成することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿搬送手段により搬送されている原稿の先端と後端を検知する検知手段を更に有し、
    前記特定手段は、前記検知手段が前記原稿の先端を検知してから当該原稿の後端を検知するまでに要した時間と、前記原稿搬送手段が前記原稿を搬送する速度に基づいて前記原稿の搬送方向の長さを算出することで前記原稿のサイズを特定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記生成手段により生成される画像データを格納するメモリと、
    前記読取手段が前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの領域の読み取りを終える前に前記検知手段によって当該原稿の後端を検知した場合、前記メモリに白い画素の画像データを書き込む書き込み手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記特定手段で特定されたサイズが前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズよりも大きい場合、前記原稿搬送手段に前記原稿を再搬送させて前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取って前記特定手段で特定されたサイズの画像データを前記生成手段は生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. ユーザによって原稿混載モードまたは長尺モードで原稿を読み取る設定がなされた場合、前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取って前記特定手段で特定されたサイズの画像データを前記生成手段は生成し、
    ユーザによって前記原稿混載モードで原稿を読み取る設定と前記長尺モードで原稿を読み取る設定の両方がなされていない場合、前記読取手段によって前記原稿の画像を読み取って前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの画像データを前記生成手段は生成することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像読取装置。
  7. 原稿載置部と、
    前記原稿載置部に載置された原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記原稿載置部に設けられたサイズ検知センサと、
    前記原稿搬送手段が複数の原稿を搬送し、前記原稿搬送手段により搬送された前記原稿の画像を前記読取手段が読み取り、前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの画像データを生成する読み取り処理を実行するように制御する制御手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送されている原稿のサイズを特定する特定手段とを有し、
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが前記特定手段で特定されたサイズよりも小さい場合、前記制御手段は前記読み取り処理の実行を中止し、前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが前記特定手段で特定されたサイズよりも大きい場合、前記制御手段は前記読み取り処理の実行を中止しないことを特徴とする画像読取装置。
  8. 表示手段を更に有し、
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが前記特定手段で特定されたサイズよりも小さい場合、前記表示手段は前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示し、
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが前記特定手段で特定されたサイズよりも大きい場合、前記表示手段は前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示しないことを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記サイズ検知センサは、
    前記原稿載置部に載置されている原稿の主走査方向の幅を検知する少なくとも1つの幅検知センサと、
    前記原稿載置部に載置されている原稿の副走査方向の長さを検知する少なくとも1つの長さ検知センサを含むことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像読取装置。
  10. 原稿載置部と前記原稿載置部に設けられたサイズ検知センサを有する画像読取装置の制御方法であって、
    前記原稿載置部に載置された原稿を搬送する原稿搬送工程と、
    前記原稿搬送工程により搬送されている原稿のサイズを特定する特定工程と、
    前記原稿搬送工程により搬送された原稿の画像を読み取る読取工程と、
    前記読取工程によって前記原稿の画像を読み取って前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズの画像データを生成する生成工程と、
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが前記特定工程で特定されたサイズよりも小さい場合、前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因を表示する表示工程とを有し、
    前記サイズ検知センサの検知結果に基づいて特定されたサイズが前記特定工程で特定されたサイズよりも大きい場合、前記原稿のサイズを正しく検知できなかった原因が表示されないことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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