JP6361117B2 - 熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、熱源機に関し、特に、燃焼ガスの熱を回収可能な熱源機に関するものである。
熱源機の一例として、熱効率を高めるために、燃焼排気ガスの顕熱および潜熱(燃焼排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱)を回収する熱交換器を備えたものが実用化されている。この潜熱回収可能な熱交換器を用いた場合、燃焼排気ガス中の水蒸気は潜熱を奪われることにより凝縮して結露するため、熱交換器に多量のドレン(結露水)が発生する。
この熱交換器は燃焼ガスを排気するための排気口の近傍に配置されているため、有風時に排気口から流入した外気によってドレンが凍結することで熱交換器が凍結するという問題がある。この熱交換器の凍結を防止するために、熱源機のファンを運転させてファンからの送風によって排気口からの外気の流入を防止する技術が提案されている。たとえば、特開2007−322004号公報(特許文献1)には、潜熱回収式給湯装置において、一次熱交換器用の凍結防止ヒータを作動させると共に送風ファンを低回転数で作動させ、二次熱交換器を加熱すると共に冷気の逆流を防止して凍結防止を図る技術が開示されている。
また、特開平10−47655号公報(特許文献2)には、外気の逆流を検出した際にファンを回転させて、外気の熱源機への流入を防止する技術が開示されている。
特開2007−322004号公報 特開平10−47655号公報
上記の熱交換器の凍結を防止するためには、有風時に熱源機のファンを運転する必要がある。しかしながら、上記の特開2007−322004号公報に開示された技術では、有風および無風を検知せずに、熱源機内の缶体温度センサが一定温度を検知した場合に送風ファンが作動される。このため、有風時だけでなく無風時にも送風ファンが運転される。これにより、コストが増加するという問題がある。また、上記の特開平10−47655号公報に開示された技術では、外気の逆流、つまり有風を検知する装置を設けるため、コストが増加するという問題がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、コストの増加を抑制し、かつ熱交換器の凍結を抑制できる熱源機を提供することである。
本発明の熱源機は、燃焼ガスの熱を回収可能なものであって、燃焼装置と、筺体と、熱交換器と、発熱体と、送風装置と、温度測定装置と、制御装置とを備えている。燃焼装置は、燃焼ガスを供給するためのものである。筺体は、底面と、燃焼ガスを排気するための排気口とを有する。熱交換器は、排気口に連通し、かつ燃焼装置によって供給された燃焼ガスの熱を回収するためのものである。発熱体は、熱交換器に接続され、かつ熱交換器を加熱するためのものである。送風装置は、熱交換器よりも底面側に配置され、かつ燃焼装置に燃焼用の空気を供給するためのものである。温度測定装置は、送風装置よりも底面側に配置され、かつ筺体内の温度を測定するためのものである。制御装置は、筺体内に、燃焼装置、熱交換器、発熱体、送風装置および温度測定装置とともに収納されており、かつ燃焼装置が非燃焼状態であって、温度測定装置が筺体外の温度上昇よりも大きな温度上昇を測定したときに、送風装置を作動させる。
本発明の熱源機によれば、排気口に連通する熱交換器に発熱体が接続されている。また熱交換器よりも底面側に送風装置が配置され、送風装置よりも底面側に温度測定装置が配置されている。そして、制御装置は、燃焼装置が非燃焼状態であって、温度測定装置が筺体外の温度上昇よりも大きな温度上昇を測定したときに、送風装置を作動させる。有風時には、排気口から流入した外気は熱交換器を経由して底面側に流れるため、熱交換器に接続された発熱体の熱が外気の流れによって底面側に移動する。このため、発熱体の熱による温度上昇を温度測定装置が測定する。この温度上昇は筺体外の外気の温度上昇よりも大きいため、この温度上昇を温度測定装置が測定することで、有風を検知することができる。そして、この温度上昇を温度測定装置が測定したときに、制御装置が送風装置を作動させて排気口から筺体外に送風が行われることで、排気口から筺体内への外気の流入を防止することができる。
上記の熱源機においては、温度測定装置は底面に配置されており、送風装置が供給するための空気を筺体外から筺体内に取り込むための吸気口が底面に形成されている。このため、吸気口から筺体内に吸気された外気の温度を温度測定装置が測定できる。したがって、外気の温度を正確に温度測定装置が測定できる。これにより、制御装置が送風装置を正確に作動させることができるため、排気口から筺体内への外気の流入を確実に防止することができる。
上記の熱源機においては、制御装置は、所定温度よりも低い温度において送風装置を作動させるように構成されている。このため、有風時において熱交換器が凍結するおそれがある温度よりも低い温度において送風装置を作動させることができる。これにより、熱交換器が凍結するおそれがない場合には、送風装置を作動させないようにすることができるため、送風装置の作動にかかるコストを低減することができる。
上記の熱源機においては、制御装置は、燃焼装置の非燃焼状態において、燃焼装置が非燃焼状態となってから所定時間経過後に送風装置を作動させるように構成されている。燃焼装置が非燃焼状態となって暫くの間は燃焼装置の余熱によって熱交換器の凍結が抑制される。したがって、この間は制御装置が送風装置を作動させず、燃焼装置が非燃焼状態となってから所定時間経過後に熱交換器が凍結するおそれがある温度になったときに制御装置が送風装置を作動させることで、送風装置の作動にかかるコストを低減することができる。
上記の熱源機においては、発熱体は、燃焼装置の非燃焼状態において、燃焼装置が非燃焼状態となってから所定時間経過後に熱交換器を加熱するように構成されている。燃焼装置が非燃焼状態となって暫くの間は発熱体が熱交換器を加熱せず、燃焼装置が非燃焼状態となってから所定時間経過後に熱交換器が凍結するおそれがある温度になったときに発熱体が熱交換器を加熱することで、発熱体の加熱にかかるコストを低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、コストの増加を抑制し、かつ熱交換器の凍結を抑制できる。
本発明の一実施の形態における熱源機の構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における熱源機の構成を示す概略図である。 図2に示す制御装置の構成を説明するための機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態における熱源機の凍結防止動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態における変形例1の熱源機の凍結防止動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態における変形例2の熱源機の凍結防止動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態における変形例3の熱源機の凍結防止動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態における変形例4の熱源機の凍結防止動作を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態における熱源機の構成について説明する。
図1を参照して、本実施の形態の熱源機は、燃焼ガスの熱を回収可能な熱源機である。以下、燃焼ガスの潜熱を回収可能な潜熱回収式熱源機を一例として本実施の形態の熱源機について説明する。熱源機は、略直方体形状を有しており、高さ(上下)方向の寸法が幅(左右)方向の寸法よりも大きくなるように形成されており、かつ高さ(上下)方向の寸法が奥行き(前後)方向の寸法よりも大きくなるように形成されている。
図1および図2を参照して、本実施の形態における熱源機は、筺体1と、燃焼装置2と、送風装置3と、熱交換器4と、発熱体5と、中和器6と、温度測定装置7と、制御装置8とを主に有している。なお、図1では、説明の便宜のため、筺体1の内部に収納された燃焼装置2および送風装置3などが実線で示されている。
筺体1は、前面1a、底面(下面)1b、上面1c、側面1dおよび後面(背面)1eを有しており、かつこれらの面によって取り囲まれた内部空間を有している。この内部空間に、燃焼装置2、送風装置3、熱交換器4、発熱体5、中和器6、温度測定装置7および制御装置8が収納されている。筺体1は、前面1aに燃焼ガスを排気するための排気口EPを有している。底面1bには吸気口HLが形成されている。この吸気口HLは、送風装置3が供給するための空気を筺体1外から筺体1内に取り込むためのものである。吸気口HLは、底面1bを貫通するように形成されている。本実施の形態では、吸気口HLは、たとえば2個設けられている。
燃焼装置2は、燃焼ガスを供給するためのものである。この燃焼ガスは、熱交換器4との間で熱交換を行なうためのものである。燃焼装置2は熱源機の高さ方向の中央部に配置されている。燃焼装置2は具体的にはたとえばバーナである。
送風装置3は、燃焼装置2に燃焼用の空気を供給するためのものである。送風装置3は、燃焼装置2よりも底面1b側(下方)に配置されている。また、送風装置3は、熱交換器4よりも底面1b側に配置されている。送風装置3は具体的にはたとえばファンである。
熱交換器4は、燃焼装置2によって供給された燃焼ガスの熱を回収するためのものである。熱交換器4は、排気口EPに連通している。熱交換器4は、燃焼装置2よりも上面1c側(上方)に配置されている。熱交換器4は、燃焼装置2によって供給された燃焼ガスの顕熱を回収するための一次熱交換器4aと、燃焼装置2によって供給された燃焼ガスの潜熱を回収するための二次熱交換器4bとを含んでいる。一次熱交換器4aと二次熱交換器4bとは互いに接続されている。一次熱交換器4aは二次熱交換器4bの下方に配置されている。一次熱交換器4aおよび二次熱交換器4bはそれぞれ被加熱流体を流通可能な伝熱管と、この伝熱管を収容可能なケースとを有している。
一次熱交換器4aで熱交換した後の燃焼ガスが二次熱交換器4bへ通されることで二次熱交換器4b内の被加熱流体が予熱される。この過程で燃焼ガスの温度が60℃程度まで下がることで、燃焼ガス中に含まれる水分が凝縮して潜熱が回収される。そして、燃焼ガスの潜熱が回収されることによってドレンが発生する。
発熱体5は、熱交換器4を加熱するためのものである。発熱体5は、熱交換器4に接続されている。本実施の形態では、発熱体5は、二次熱交換器4bのケースの下方側に取り付けられている。発熱体5は、このケースを直接的に加熱するとともに、発熱体5の熱が空気を伝って伝熱管を加熱するように構成されている。発熱体5としては、たとえば電熱線からなるヒータを用いることができる。
中和器6は、二次熱交換器4bで燃焼ガスの潜熱を回収することによって発生したドレンを中和するためのものである。中和器6の内部には中和剤が充填されており、この中和剤によって酸性のドレンを中和することができる。中和器6で中和されたドレンは図示しない排水路を通って筺体1外に排出される。
温度測定装置7は、筺体1内の温度を測定するためのものである。温度測定装置7は、送風装置3よりも底面1b側に配置されている。本実施の形態では、温度測定装置7は底面1bに配置されている。具体的には、温度測定装置7は底面1bの隅部に配置されている。また、温度測定装置7は吸気口HLの近傍に配置されている。温度測定装置7は具体的にはたとえば筺体1内の雰囲気温度を検知可能なサーミスタである。
制御装置8は、燃焼装置2、送風装置3、発熱体5、温度測定装置7の各々に電気的に接続されている。制御装置8は、温度測定装置7からの温度変化の信号に基づいて送風装置3を運転するように制御可能に構成されている。制御装置8は、燃焼装置2が非燃焼状態であって、温度測定装置7が筺体1外の温度上昇よりも大きな温度上昇を測定したときに、送風装置3を作動させるように構成されている。
入水口1fは給水配管9に接続されており給水配管9を経由して二次熱交換器4bに被加熱流体である水を給水可能に構成されている。出湯口1gは給湯配管10に接続されており一次熱交換器4aで温められた温水を給湯可能に構成されている。これにより、入水口1fから給水された水は、二次熱交換器4bおよび一次熱交換器4aを通過する際に燃焼ガスによって加熱されて出湯口1gから給湯される。
図3を参照して、制御装置8は、制御手段8aと、燃焼判定手段8bと、発熱体ON/OFF判定手段8cと、温度判定手段8dと、タイマ8eとを主に有している。制御手段8aは、燃焼判定手段8bと、発熱体ON/OFF判定手段8cと、温度判定手段8dとからの判定結果およびタイマ8eからの信号に基づいて、燃焼装置2、送風装置3、発熱体5、温度測定装置7の動作を制御するためのものである。
燃焼判定手段8bは、燃焼装置2の燃焼状態または非燃焼状態を判定するためのものである。発熱体ON/OFF判定手段8cは、発熱体のON/OFFを判定するためのものである。温度判定手段8dは、温度測定装置7の温度を受けて、筺体1内の雰囲気温度の温度変化を判定するためのものである。タイマ8eは時間を測定し時間に基づく信号を制御手段8aに送るためのものである。
次に、図1および図2を参照して、本実施の形態における熱源機の基本動作について説明する。本実施の形態の熱源機の基本動作は、公知のそれと同様である。つまり、本実施の形態の熱源機の給湯運転においては、カラン等が操作されて、出湯要求があれば、燃焼装置2で生成された燃焼ガスで一次熱交換器4aおよび二次熱交換器4bが加熱される。これにより、一次熱交換器4aおよび二次熱交換器4bの各々の伝熱管を流通する水が加熱され、所望の温度の湯がカラン等から出湯される。
次に、図1、図3および図4を参照して、本実施の形態における熱源機の熱交換器4の凍結防止動作について説明する。この熱交換器4の凍結防止動作は、燃焼装置2が非燃焼状態において実施されるものである。
図1、図3および図4を参照して、凍結予防ヒータ運転の状態か否かが制御装置8により判別される(ステップS10)。凍結予防ヒータ運転の状態でなければ、引き続き凍結予防ヒータ運転の状態か否かが制御装置8により判別される(ステップS10)。一方、凍結予防ヒータ運転の状態においては、温度測定装置7によって測定された筺体1内の雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1よりも大きいか否かが温度判定手段8dにより判別される(ステップS11)。具体的には、たとえば3分前の雰囲気温度に対する現在の雰囲気温度の温度変化(ΔT)が2℃(T1)よりも大きいか否かが温度判定手段8dにより判別される。通常、熱交換器4の凍結防止が求められる場合に外気の温度変化は3分間で2℃よりも大きくなることはない。そのため、3分前の雰囲気温度に対する現在の雰囲気温度の温度変化(ΔT)が2℃(T1)よりも大きい場合、筺体1外の外気の温度上昇よりも筺体1内の雰囲気温度の温度上昇が大きいものと判別できる。
雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1以下の場合には、再び凍結予防ヒータ運転の状態か否かが制御装置8により判別される(ステップS11)。一方、雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1よりも大きい場合には、制御手段8aにより凍結予防ファンがON状態とされる(ステップS12)。つまり、制御手段8aにより送風装置3が作動状態とされる。
凍結予防ファンがON状態とされた後にタイマ8eによって所定時間が経過したか否かが判別される(ステップS13)。この所定時間はたとえば10分間である。この所定時間が経過していない場合には、引き続き、制御手段8aにより凍結予防ファンがON状態とされる(ステップS13)。この所定時間が経過した場合には、制御手段8aにより凍結予防ファンがOFF状態とされる(ステップS14)。
凍結予防ファンがOFF状態とされた後にタイマ8eによって所定時間が経過したか否かが判別される(ステップS15)。この所定時間はたとえば10分間である。この所定時間が経過していない場合には、引き続き、制御手段8aにより凍結予防ファンがOFF状態とされる(ステップS15)。この所定時間が経過した場合には、再び凍結予防ヒータ運転の状態か否かが制御装置8により判別される(ステップS15)。
また、図5を参照して、本実施の形態における熱源機の熱交換器4の凍結防止動作においては、制御装置8は、所定温度よりも低い温度において送風装置3を作動させるように構成されていてもよい。すなわち、本実施の形態の変形例1の熱源機では、温度測定装置7によって測定された筺体1内の雰囲気温度(TH)が所定温度T2よりも低い温度か否かが温度判定手段8dにより判別される(ステップS17)。具体的には、たとえば3分前の雰囲気温度(TH)が4℃(T2)よりも低い温度か否かが温度判定手段8dにより判別される。ここでは、風の吹き方などによる温度のばらつきを抑制するため、3分前の雰囲気温度(TH)を基準としている。
この筺体1内の雰囲気温度(TH)が所定温度T2よりも低い温度か否かの判別(ステップS17)は、たとえば筺体1内の雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1よりも大きいか否かの判別後(ステップS11)に実施される。具体的には、筺体1内の雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1よりも大きいときにおいて、雰囲気温度(TH)が所定温度T2以上の場合には、再び凍結予防ヒータ運転の状態か否かが制御装置8により判別される(ステップS17)。一方、雰囲気温度(TH)が所定温度T2よりも低い場合には、制御手段8aにより凍結予防ファンがON状態とされる(ステップS12)。つまり、制御手段8aにより送風装置3が作動状態とされる。
この後、凍結予防ファンがOFF状態とされ、再び凍結予防ヒータ運転がON状態とされ得る。この場合に、再び雰囲気温度(TH)が所定温度T2よりも低い温度か否かが判別されるときには(ステップS17)、たとえば3分前の雰囲気温度(TH)が2℃(T2)よりも低い温度か否かが温度判定手段8dにより判別される。最初の凍結予防ファンがON状態とされることで外気が筺体1内に吸気されるため、筺体1内の温度が低下している。したがって、2回目以降の判別においては、最初の所定温度T2である4℃よりも低い温度である2℃を所定温度T2とし、3分前の雰囲気温度(TH)がこの所定温度T2である2℃よりも低い温度か否かを判別することで、正確に判別して誤検知を防止できる。
また、図6を参照して、本実施の形態における熱源機の熱交換器4の凍結防止動作においては、制御装置8は、燃焼装置2の非燃焼状態において、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過後に送風装置3を作動させるように構成されていてもよい。すなわち、本実施の形態の変形例2の熱源機では、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過したか否かがタイマ8eによって判別される(ステップS18)。具体的には、たとえば燃焼装置2が非燃焼状態となってから10分間経過したか否かがタイマ8eによって判別される。
この燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過したか否かの判別(ステップS18)は、たとえば筺体1内の雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1よりも大きいか否かの判別後(ステップS11)に実施される。具体的には、筺体1内の雰囲気温度の上昇温度(ΔT)が所定温度T1よりも大きいときにおいて、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過していない場合には、再び凍結予防ヒータ運転の状態か否かが制御装置8により判別される(ステップS18)。一方、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過した場合には、制御手段8aにより凍結予防ファンがON状態とされる(ステップS12)。つまり、制御手段8aにより送風装置3が作動状態とされる。
また、図7を参照して、本実施の形態における熱源機の熱交換器4の凍結防止動作においては、発熱体5は、燃焼装置2の非燃焼状態において、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過後に熱交換器4を加熱するように構成されていてもよい。すなわち、本実施の形態の変形例3の熱源機では、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過したか否かがタイマ8eによって判別される(ステップS19)。具体的には、たとえば燃焼装置2が非燃焼状態となってから10分間経過したか否かがタイマ8eにより判別される。
この燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過したか否かの判別(ステップS19)は、たとえば凍結予防ヒータ運転の状態か否かの判別前(ステップS11)に実施される。燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過していない場合には、引き続き燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過したか否かがタイマ8eにより判別(ステップS19)。一方、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過した場合には、凍結予防ヒータ運転の状態になる(ステップS19)。
また、上記変形例1〜3の少なくともいずれかを組み合わせることもできる。これらの組合せの一例として、図8を参照して、本実施の形態の変形例4の熱源機では、上記変形例1〜3の構成をすべて有している。そして、本実施の形態の変形例4では、たとえば、上記ステップS17の後に上記ステップS18が実施され、上記ステップS19が上記ステップS10の前に実施される。
次に、本実施の形態における熱源機の作用効果について説明する。
本実施の形態の熱源機によれば、排気口EPに連通する二次熱交換器4bのケースの下方側に発熱体5が接続されている。また二次熱交換器4bよりも底面1b側に送風装置3が配置され、送風装置3よりも底面1b側に温度測定装置7が配置されている。そして、制御装置8は、燃焼装置2が非燃焼状態であって、温度測定装置7が筺体1外の温度上昇よりも大きな温度上昇を測定したときに、送風装置3を作動させる。有風時には、排気口EPから流入した外気は二次熱交換器4bを経由して底面1b側に流れるため、二次熱交換器4bに接続された発熱体5の熱が外気の流れによって底面1b側に移動する。このため、発熱体5の熱による温度上昇を温度測定装置7が測定する。この温度上昇は筺体1外の外気の温度上昇よりも大きいため、この温度上昇を温度測定装置7が測定することで、有風を検知することができる。そして、この温度上昇を温度測定装置7が測定したときに、制御装置8が送風装置3を作動させて排気口EPから筺体1外に送風が行われることで、排気口EPから筺体1内への外気の流入を防止することができる。
本実施の形態の熱源機においては、吸気口HLから筺体1内に吸気された外気の温度を温度測定装置7が測定できる。したがって、外気の温度を正確に温度測定装置7が測定できる。これにより、制御装置8が送風装置3を正確に作動させることができるため、排気口EPから筺体1内への外気の流入を確実に防止することができる。
本実施の形態の熱源機においては、制御装置8は、所定温度よりも低い温度において送風装置3を作動させる。このため、有風時において二次熱交換器4bが凍結するおそれがある温度よりも低い温度において送風装置3を作動させることができる。これにより、二次熱交換器4bが凍結するおそれがない場合には、送風装置3を作動させないようにすることができるため、送風装置3の作動にかかるコストを低減することができる。
本実施の形態の熱源機においては、制御装置8は、燃焼装置2の非燃焼状態において、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過後に送風装置を作動させる。燃焼装置2が非燃焼状態となって暫くの間は燃焼装置2の余熱によって二次熱交換器4bの凍結が抑制される。したがって、この間は制御装置8が送風装置3を作動させず、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過後に二次熱交換器4bが凍結するおそれがある温度になったときに制御装置8が送風装置3を作動させることで、送風装置3の作動にかかるコストを低減することができる。
上記の熱源機においては、発熱体5は、燃焼装置2の非燃焼状態において、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過後に二次熱交換器4bを加熱する。燃焼装置2が非燃焼状態となって暫くの間は発熱体5が二次熱交換器4bを加熱せず、燃焼装置2が非燃焼状態となってから所定時間経過後に二次熱交換器4bが凍結するおそれがある温度になったときに発熱体5が二次熱交換器4bを加熱することで、発熱体5の加熱にかかるコストを低減することができる。
上記では潜熱回収式熱源機について説明したが、本発明は、潜熱を回収するための二次熱交換器を備えずに、一次熱交換器のみを備えた熱源機にも適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 筺体、1a 前面、1b 底面、1c 上面、1d 側面、2 燃焼装置、3 送風装置、4 熱交換器、4a 一次熱交換器、4b 二次熱交換器、5 発熱体、6 中和器、7 温度測定装置、8 制御装置、8a 制御手段、8b 燃焼判定手段、8c 発熱体ON/OFF判定手段、8d 温度判定手段、8e タイマ、EP 排気口、HL 吸気口。

Claims (4)

  1. 燃焼ガスの熱を回収可能な熱源機であって、
    前記燃焼ガスを供給するための燃焼装置と、
    底面と、前記燃焼ガスを排気するための排気口とを有する筺体と、
    前記排気口に連通し、かつ前記燃焼装置によって供給された前記燃焼ガスの熱を回収するための熱交換器と、
    前記熱交換器に接続され、かつ前記熱交換器を加熱するための発熱体と、
    前記熱交換器よりも前記底面側に配置され、かつ前記燃焼装置に燃焼用の空気を供給するための送風装置と、
    前記送風装置よりも前記底面側に配置され、かつ前記筺体内の温度を測定するための温度測定装置と、
    前記筺体内に、前記燃焼装置、前記熱交換器、前記発熱体、前記送風装置および前記温度測定装置とともに収納されており、かつ前記燃焼装置が非燃焼状態であって、前記温度測定装置が前記筺体外の温度上昇よりも大きな温度上昇を測定したときに、前記送風装置を作動させる制御装置とを備え
    前記制御装置は、前記燃焼装置の非燃焼状態において、前記燃焼装置が非燃焼状態となってから所定時間経過後に前記発熱体が運転状態であるときに前記送風装置を作動させるように構成されている、熱源機。
  2. 前記温度測定装置は前記底面に配置されており、
    前記送風装置が供給するための空気を前記筺体外から前記筺体内に取り込むための吸気口が前記底面に形成されている、請求項1に記載の熱源機。
  3. 前記制御装置は、所定温度よりも低い温度において前記送風装置を作動させるように構成されている、請求項1または2に記載の熱源機。
  4. 前記発熱体は、前記燃焼装置の非燃焼状態において、前記燃焼装置が非燃焼状態となってから所定時間経過後に前記熱交換器を加熱するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱源機。
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