JP2006233770A - コジェネレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気系の環境温度が氷点下で運転した場合に、排気熱交換器または排気経路で発生した凝縮水が排気経路内で凍結するのを防止する。
【解決手段】 環境温度判断部38は、排気系の環境温度が0°C以下かどうかを判断する。排気温度判断部39は、排気温度が基準排気温度以上かどうかを判断する。水温判断部40は、冷却水温度が基準冷却水温度以上かどうかを判断する。エンジン制御部37は、エンジン始動時に、環境温度が0°C以下であればアイドリング運転を開始する。所定時間後、排気温度および冷却水温度のうち少なくとも一方が、それぞれの基準温度より高くなったときに、アイドリング運転を中止してエンジン回転数を定格回転数にする制御(通常運転)に移行し、発電を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コジェネレーション装置に関し、特に、熱交換によって発生した凝縮水の凍結を防止する手段を有するコジェネレーション装置に関する。
近年、地球環境保護の必要性が喧伝され、都市ガス等を燃料とするガスエンジン等のエンジンを動力源として発電および給湯等を行う自家発電設備としてのコジェネレーション装置が注目されている。この種のコジェネレーション装置等に使用される排熱回収装置では、排気熱交換器で排気が冷却されたときに凝縮水を生じる。そこで、排気が通過するマフラの底部に排水トラップを設けておき、この排水トラップに溜まった凝縮水をドレイン通路を介して放出するように構成した排熱回収装置が提案されている(例えば、特開平11−72018号公報)。
特開平11−72018号公報
コジェネレーション装置で熱回収した媒体が通常の安定した温度に上昇している状態で発生した凝縮水は排気の勢いで吹き飛ばされるので、そこで運転を停止したとしても排気経路上には凝縮水がほとんど残らない。
また、設置環境温度が氷点下の状態で運転を開始した場合に、発生した凝縮水が運転当初に排気系の経路内壁に付着し、それが凍結することがある。しかし、凍結した凝縮水は、排気経路が閉塞される前に排気によって温められて融けてしまうので、この場合にも排気系の経路上に凝縮水はほとんど残らない。
ところが、氷点下の状態で運転開始した直後になんらかの事情で運転を停止することがあると、凝縮水が排気で吹き飛ばされないで排気経路上に残ってしまうことがある。このまま氷点下の環境に放置すると、排気経路上に残っている凝縮水は凍結してしまう。そして、その後に運転を開始すると、今度はこの凍結した凝縮水の上に新たに発生した凝縮水が付着して凍結する。その結果、凍結した凝縮水が排気回路を閉塞してしまい、運転不能となることがあり得る。
本発明の目的は、上記課題に対してなされたものであり、排気経路で凍結した凝縮水で排気経路が閉塞するのを防止することができるコジェネレーション装置を提供することにある。
本発明は、エンジンと、このエンジンで駆動される発電機と、前記エンジンの排熱から熱エネルギを回収する熱交換器と、この熱交換器で回収された熱エネルギを外部熱負荷に供給する熱媒体の循環路と、前記エンジンの排気および排気中の凝縮水を外部へ排出する排気経路とを有するコジェネレーション装置において、エンジンの始動指示検出部と、前記排気経路の環境温度を感知するために、例えば排気系が収容された架構底部に配置された環境温度センサと、エンジン始動指示時に感知された環境温度が0°C以下の場合、所定時間経過するまでエンジンをアイドリング運転させるエンジン制御部とを具備した点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記エンジンの排気温度を感知する排気温度センサと、前記熱交換器より下流で熱媒体の温度を感知する熱媒体センサとを備え、前記エンジン制御部が、前記所定時間経過後、感知された排気温度が所定の基準排気温度以上になった時点および感知された熱媒体温度が所定の基準熱媒体温度以上になった時点のうち、少なくとも一方の時点でアイドリング運転を通常の運転に移行させるように構成された点に第2の特徴がある。
また、本発明は、エンジンと、このエンジンで駆動される発電機と、前記エンジンの排熱から熱エネルギを回収する熱交換器と、この熱交換器で回収された熱エネルギを外部熱負荷に供給する熱媒体の循環路と、前記エンジンの排気および排気中の凝縮水を外部へ排出する排気経路とを有するコジェネレーション装置において、エンジンの始動指示検出部と、前記排気経路の環境温度を感知する環境温度センサと、前記エンジンの排気温度を感知する排気温度センサと備え、前記熱交換器より下流で熱媒体の温度を感知する熱媒体センサと、エンジン始動指示時に感知された環境温度が0°C以下の場合、アイドリング運転を開始し、感知された排気温度が所定の基準排気温度以上になった時点および感知された熱媒体温度が所定の基準熱媒体温度以上になった時点のうち、少なくとも一方の時点までアイドリング運転を継続した後、通常の運転に移行させるエンジン制御部とを具備した点に第3の特徴がある。
上記特徴を有する本発明によれば、凝縮水が凍結するおそれがある0°C以下の環境下に排気経路が置かれている状況を環境温度センサで正確に感知できる。そしてこの状況では、排気温度が高く、かつ発生凝縮水量が少ないアイドリング運転を所定時間行うことで凝縮水の発生を抑えるとともに、排気経路を暖気して、すでにある凝縮水を暖めて吹き飛ばし易くなる。
第2および第3の特徴によれば、排気が基準排気温度以上になれば、排気経路内の冷え切った状態は十分解消され、凍結していた凝縮水ががあっても暖められて解凍されるため、凝縮水は排気経路から排出され易くなる。この状態で通常の運転に移行されるので、凝縮水が凍結するのを抑止することができる。また、冷却水温度が基準冷却水温度以上であれば、冷却水の温度上昇の熱源となっている排気温度も十分に高くなっていると判断されるので、排気温度を直接感知して通常運転に移行するのと同様の効果がある。
第4の特徴によれば、排気系の環境温度が0°C以下であれば、アイドリング運転開始し、排気温度および冷却水温度を監視する。そして、排気温度および冷却水温度の少なくとも一方が十分に高くなっていると判断されれば、その時点で通常運転に移行する。
以下に図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図2はコジェネレーション装置に使用される排熱回収装置の構成を示すブロック図である。排熱回収装置1はエンジン2およびエンジン2で駆動される発電機3を備える。エンジン2には潤滑オイルを溜めるオイルパン4が設けられる。オイルパン4にはオイルパン4内のオイルと熱媒体との熱交換を行うオイル熱交換器(オイルクーラ)5が設けられる。
排熱回収装置1の上部には、エンジン2のシリンダヘッド6に取り入れられる空気を清浄にするエアフィルタ7、並びにECU30、電源ユニット31、モータドライバユニット32等の制御機器が設けられる。ECU30は、エンジン2の回転数を目標値に収斂させる電子ガバナ装置を有する。ECU30等の制御機器はエンジン2の熱影響を受けにくくするため仕切板で下部の空間と仕切られた部屋に設置されるのが望ましい。
排熱回収装置1はエンジン2の運転に伴って発生する排熱を回収するために熱媒体つまり冷却水の循環経路12を備える。循環経路12は、エンジン2の排熱を効率よく回収するため、冷却水がオイル熱交換器5、排気熱交換器9、排気マニホルド8およびエンジン2のシリンダヘッド6の順に搬送されるように設定されている。
冷却水の循環経路12には冷却水の温度を感知する水温センサ(熱媒体センサ)33,34が設けられる。水温センサ33はシリンダヘッド6に設けられ、水温センサ34は、水温センサ33の設置位置より下流、例えば外部熱負荷へ給湯するための排熱回収装置1の出口近くに設けられる。2個所に水温センサ33,34を設けるのは、循環経路12内の冷却水の有無や不足を検出するためである(特開2003−21393号公報参照)。したがって、他の手段によって冷却水の有無等を検出する場合は、水温センサ33,34のいずれか一方は省略することができる。また、水温センサの設定位置はこれらの位置に限定されない。
排熱回収装置1には、庫内温度を感知する庫内温度センサ35が設けられる。排熱回収装置1では、電動ファンを用いて外部から架構内つまり庫内に空気を導入し、かつ内部の冷却ファンとホースとで空気を上方に案内して天井付近のダクトから外部に排出する換気システムを採用する。したがって、庫内底部は低温になりやすい。そこで、排熱回収装置1の庫内で最も低温になると予想される庫内底部にあって、排気熱交換器9の排気出口近くに庫内温度センサ35を設定すれば、排気系の環境温度を感知して排気系での凍結判断をするための条件データを得るのに好都合である。
熱媒体を循環させるためのウォータポンプ10が熱媒体の循環経路12の入口側に設けられる。この配置により、ウォータポンプ10と高温の熱媒体との接触が避けられるのでシール部材等が劣化しにくくなり、ウォータポンプ10の長寿命化が図られる。
ウォータポンプ10で給送された熱媒体はオイル熱交換器5、排気熱交換器9、排気マニホルド8、およびエンジン2のシリンダヘッド6を順に循環し、エンジン2の排熱を回収する。すなわち、熱媒体はオイルパン4内のオイル熱交換器5に導入され、エンジン2から回収されたオイルと熱交換してオイルを冷却するとともにそれから熱を得る。続いて熱媒体は排気熱交換器9でエンジン2からの排気と熱交換して熱を得る。オイル熱交換器5および排気熱交換器9で熱を得て温度上昇した熱媒体は、さらにエンジン2のシリンダ壁やシリンダヘッド6に設けられた管路つまりウォータジャケット6Aからなる冷却部およびシリンダヘッド6を通って熱回収し、その温度がさらに上昇させられる。
排熱を回収して温度上昇した熱媒体は、ボイラユニット等、外部の熱負荷へ循環して利用される。排熱回収装置1にはサーモスタットを内蔵するサーモカバー16が設けられており、サーモスタットの作用により、予め設定した温度以下ではサーモカバー16が閉弁して熱媒体を循環させないようにすることができる。
一方、エンジン2からの排気は、排気マニホルド8、排気熱交換器9、および複数の排気マフラを通って外部へ排出される。
図3は、排気系の構成を示す斜視図である。排気系には、複数の排気マフラ23,25,27が設けられる。排気熱回収装置1の下部に配置される排気熱交換器9の底部から引き出された第1排気ホース17は、排気パイプ18を介して排気温度センサホース19に接続される。排気温度センサホース19は排気温度センサパイプ20を介して第2排気ホース21に接続される。排気温度センサパイプ20には、排気温度センサ22が取り付けられる。ほぼ真上に延長される第2排気ホース21の上端は第1排気マフラ23の上部に接続される。
第1排気マフラ23の下部には、第3排気ホース24の上端が接続される。第3排気ホース24の下端は、第2排気マフラ25に接続される。第2排気マフラ25の下部には第4排気ホース26の下端が接続される。第4排気ホース26は上方に延長され、その上端は排熱回収装置1の上部に位置する第3排気マフラ27の上部に接続される。第3排気マフラ27の上部には排気口を有するダクト274が付属される。第3排気マフラ27の下面にはドレーンホース28およびドレーンパイプ29からなるドレーン通路が接続される。
排気熱交換器9のシェルつまりハウジングはステンレス鋼等の金属材料で形成されるが、第1および第2排気マフラ23,25や第3排気マフラ27は温度が低下した排気の通路を構成するのでそれぞれ樹脂材料(例えば、ポリプロピレン)のブロー成形品で形成されるのがよい。
図3に矢印で示す排気の流れを説明する。エンジン2の排気は、上方から排気熱交換器9に導入される。排気熱交換器9では、内部に配管された前記循環路12の排気熱交換器部分を搬送される冷却水と熱交換される。排気熱交換器9内で冷却された排気は第1排気ホース17、排気パイプ18、排気温度センサホース19、排気温度センサパイプ20、および第2排気ホース21を経て第1排気マフラ23に導入されて第1段階の消音がなされる。
第1排気マフラ23から排出された排気は第2排気マフラ25に導入されて第2段階に消音される。第2排気マフラ25から排出された排気はさらに上方に案内されて第3排気マフラ27に至り、第3排気マフラ27で3段階に消音され、排気はダクト274から外部に放出される。
エンジン2の排気は上述の各熱交換部で熱交換により熱を奪われて冷却する。このときに排気中の水分が凝縮して凝縮水を発生する。排気系で発生した凝縮水は排気の流れに従って第3排気マフラ27まで搬送され、ドレーンホース28およびドレーンパイプ29を通って外部に排出される。
ところで、この凝縮水は試運転等、短時間の運転後は排気系に溜まったままとなることがあり、排気系の環境温度が0°Cになった時にこれが凍結するおそれがある。凍結した凝縮水の上に、さらに運転再開によって発生した凝縮水が付着すると凍結範囲が拡大することがあり、排気系に設けられる複数のマフラ間、並びにマフラおよび排気熱交換器9間をつなぐホースの接続部を閉塞することも考えられる。そこで、本実施形態では、この凍結を防止する策を以下のように講じている。
図1は、本発明の一実施形態に係るECUの要部機能を示すブロック図である。図1において、庫内温度センサ35は上述のように排気熱交換器9の近傍に設置されて排気系の環境温度を感知する。水温センサ34は最下流の熱交換部(エンジンのシリンダヘッド6)より下流で冷却水の温度を検出する。排気温度センサ22は上述のように排気熱交換器9および第1排気マフラ23間の排気系に設けられて排気温度を検出する。エンジン始動指示検出部36は、コントロールパネルから運転開始の指示が入力されたときにエンジン始動指令STARTをエンジン制御部37に入力する。
環境温度判断部38は、庫内温度センサ35で感知された排気系の環境温度T1が0°C以下かどうかを判断する。環境温度T1が0°C以下であれば、環境低温信号ALをハイレベル(H)にする。
排気温度判断部39は、排気温度センサ22で感知された排気温度T2が基準排気温度TGref以上かどうかを判断する。基準排気温度TGrefは暖機完了の第1条件として設定した排気温度の基準値である。基準排気温度TGrefは、一例として60°Cである。排気温度T2が基準排気温度TGref以上であれば、排気暖信号EXをハイレベル(H)にする。
水温判断部40は、水温センサ34で感知された冷却水温度T3が基準冷却水温度TWref以上かどうかを判断する。基準冷却水温度TWrefは暖機完了の第2条件として設定した冷却水温度の基準値である。基準冷却水温度TWrefは、一例として30°Cである。冷却水温度T3が基準冷却水温度TWref以上であれば、冷却水暖信号CLをハイレベル(H)にする。
エンジン制御部37は、エンジン始動指令STARTが入力されたときに、環境低温信号ALを読み込み、環境低信号ALがハイレベルであれば、エンジン2を通常運転するのではなく所定時間、アイドリング運転を行う。つまり、回転数制御のための目標値をアイドリング運転時の値にしてエンジンの速度制御(電子ガバナ制御)を行う。アイドリング運転では、燃料(ガス)消費量が少ないために、発生する凝縮水量が少ない。しかも、燃焼温度は高いので、排気経路内に残留して凍結した凝縮水を解凍して吹き飛ばし易くすることができ、凍結防止効果がある。アイドリング運転を所定時間後、直ちにエンジン回転数を定格回転数に制御するための通常の運転に移行してもよいが、さらに凍結防止の効果を確実なものにするため、排気温度と冷却水温度を判断基準として追加するのが好ましい。
つまり、前記所定時間のアイドリング運転後、排気暖信号EXおよび冷却水低温信号CLを読み込み、これらの双方がローレベルであればアイドリング運転を維持する。排気暖信号EXおよび冷却水暖信号CLの少なくとも一方がハイレベルであるときは、アイドリング運転を中止してエンジン回転数を定格回転数にする制御に移行し、発電を行う。
環境温度信号ALがローレベル、つまり0°C以下でないときは、エンジン始動指令STARTが入力されたときの排気暖信号EXおよび冷却水暖信号CLのレベル如何によらず通常の運転を開始する。
このように、本実施形態では、排気系が凍結するおそれがあることを排気系の環境温度で判断して、通常の運転に移行する時期を決定している。なお、エンジン制御部37は、排気温度T2および冷却水温度T3を判断基準にするのではなく、少なくとも一方によって判断してもよいし、双方が基準温度以下の間はアイドリング運転を持続するようにしてもよい。
図4は、図1の機能に対応する処理のフローチャートである。ステップS1では、エンジン始動指令STARTの有無を判断する。エンジン始動指令STARTがあれば、ステップS2で排気系の環境温度T1が0°C以下か否かを判断する。環境温度T1が0°C以下でない場合は、排気経路内で凝縮水が凍結するおそれがないので、ステップS7に進んで、エンジン回転数目標値を通常運転用の値に設定してエンジン2を通常の運転として、発電を開始する。
環境温度T1が0°C以下の場合は、排気経路内の凝縮水が凍結するおそれがある。そこで、環境温度T1が0°C以下の場合は、直ちに通常運転は開始しないで、ステップS3に進んでアイドリング運転を行う。つまりアイドリング運転用のエンジン回転数目標値を設定してエンジン回転を制御する。ステップS4では、アイドリング運転時間が予め設定したアイドリング時間を経過したか否かを判断する。アイドリング時間が経過したならば、ステップS5に進んで排気温度T3が基準排気温度TGref以上か否かを判断する。排気温度TGrefが基準排気温度TGref以上であれば、ステップS7に進み、アイドリング運転を停止して通常の運転を開始する。排気温度T2が基準排気温度TGref以上でなければ、ステップS6に進んで、冷却水温度TWrefが基準冷却水温度TWef以上か否かを判断する。冷却水温度T3が基準冷却水温度TWref以上であれば、ステップS7に進み、アイドリング運転を停止して通常の運転を開始する。
なお、本実施形態では、排気系の環境温度T1が0°C以下の場合にアイドリング運転を所定時間行うようにしたが、環境温度が0°C以下であった場合、アイドリング運転を開始し、所定時間の経過を待たずに直ちに排気温度および冷却水温度の少なくとも一方が基準温度より高いかどうかによって通常運転に移行するかを判断してもよく、こうすれば余分なアイドリングを行う必要がなくなる。
本発明の一実施形態に係るコジェネレーション装置の要部機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコジェネレーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコジェネレーション装置のエンジン排気系の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコジェネレーション装置の要部処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…排熱回収装置、 2…エンジン、 3…発電機、 5…オイル熱交換器、 6…シリンダヘッド、 8…排気マニホルド、 9…排気熱交換器、 12…循環経路、 19、21,24,26…排気ホース、 22…排気温度センサ、 23…第1排気マフラ、 25…第2排気マフラ、 27…第3排気マフラ、 30…ECU、 34…水温センサ、 35…庫内温度センサ、 37…エンジン制御部、 38…環境温度判断部、 39…排気温度判断部、 40…水温判断部

Claims (4)

  1. エンジンと、このエンジンで駆動される発電機と、前記エンジンの排熱から熱エネルギを回収する熱交換器と、この熱交換器で回収された熱エネルギを外部熱負荷に供給する熱媒体の循環路と、前記エンジンの排気および排気中の凝縮水を外部へ排出する排気経路とを有するコジェネレーション装置において、
    エンジンの始動指示検出部と、
    前記排気経路の環境温度を感知する環境温度センサと、
    エンジン始動指示時に感知された環境温度が、0°C以下の場合、所定時間経過するまでエンジンをアイドリング運転させるエンジン制御部とを具備したことを特徴とするコジェネレーション装置。
  2. 前記エンジンの排気温度を感知する排気温度センサと、
    前記熱交換器より下流で熱媒体の温度を感知する熱媒体センサとを備え、
    前記エンジン制御部が、前記所定時間経過後、感知された排気温度が所定の基準排気温度以上になった時点および感知された熱媒体温度が所定の基準熱媒体温度以上になった時点のうち、少なくとも一方の時点でアイドリング運転を通常の運転に移行させるように構成されたことを特徴とする請求項1記載のコジェネレーション装置。
  3. エンジンと、このエンジンで駆動される発電機と、前記エンジンの排熱から熱エネルギを回収する熱交換器と、この熱交換器で回収された熱エネルギを外部熱負荷に供給する熱媒体の循環路と、前記エンジンの排気および排気中の凝縮水を外部へ排出する排気経路とを有するコジェネレーション装置において、
    エンジンの始動指示検出部と、
    前記排気経路の環境温度を感知する環境温度センサと、
    前記エンジンの排気温度を感知する排気温度センサと、
    前記熱交換器より下流で熱媒体の温度を感知する熱媒体センサと、
    エンジン始動指示時に感知された環境温度が、0°C以下の場合、アイドリング運転を開始し、感知された排気温度が所定の基準排気温度以上になった時点および感知された熱媒体温度が所定の基準熱媒体温度以上になった時点のうち、少なくとも一方の時点までアイドリング運転を継続した後、通常の運転に移行させるエンジン制御部とを具備したことを特徴とするコジェネレーション装置。
  4. 前記環境温度センサが、排気系が収容されている架構の底部に設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコジェネレーション装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092805A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の凝縮水排出防止制御装置
US9458751B2 (en) 2014-02-04 2016-10-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust heat recovery control device
CN113639404A (zh) * 2021-08-20 2021-11-12 海信(广东)空调有限公司 空调及其控制方法

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