JP2007326085A - ドレン中和器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドレン中和器として、凍結防止用のヒータが小面積のものであっても中和容器が局所加熱されずドレン水貯留領域の中和容器を均等に加温できるものを提供する。
【解決手段】ヒータ6をこれよりも広面積の熱伝導媒体5に添設させてこの熱伝導媒体5を中和容器3に接触配置させる。ヒータ6が発熱すると熱伝導媒体5を介して中和容器3が間接的に加温されるので、中和容器3はヒータ6によって局所加熱されることなく広範囲に且つ均一に加温される。また、熱伝導媒体5は中和容器3内のドレン水貯留領域に合わせた大きさに設定し、このドレン水貯留領域に対向して中和容器3に接触配置させる。これにより、中和容器3内に貯留されるドレン水Aを全体的に均一に加温できる。また、熱伝導媒体5は中和容器3を収容する外ケース4に取付けられる。これにより、中和容器3の交換の際はヒータ6を取外すことなく中和容器3だけを交換できる。
【選択図】図4
【解決手段】ヒータ6をこれよりも広面積の熱伝導媒体5に添設させてこの熱伝導媒体5を中和容器3に接触配置させる。ヒータ6が発熱すると熱伝導媒体5を介して中和容器3が間接的に加温されるので、中和容器3はヒータ6によって局所加熱されることなく広範囲に且つ均一に加温される。また、熱伝導媒体5は中和容器3内のドレン水貯留領域に合わせた大きさに設定し、このドレン水貯留領域に対向して中和容器3に接触配置させる。これにより、中和容器3内に貯留されるドレン水Aを全体的に均一に加温できる。また、熱伝導媒体5は中和容器3を収容する外ケース4に取付けられる。これにより、中和容器3の交換の際はヒータ6を取外すことなく中和容器3だけを交換できる。
【選択図】図4
Description
本発明は、潜熱回収用の熱交換器を有する給湯器に用いられるドレン中和器に関するものである。
従来より、この種の給湯器、所謂コンデンシング型給湯器は、例えば、図5に示すものが知られている(特許文献1)。この給湯器200は、燃焼排気の上流側に主に顕熱を回収する主熱交換器210aを設けると共に、下流側に主に潜熱を回収する副熱交換器210bを設けて高い熱交換率を得るようにするが、潜熱を回収するときに副熱交換器210bに燃焼排気中の水蒸気が結露し窒素酸化物等を含む酸性のドレン水Aを発生させる。そのため、副熱交換器210bにドレン受け220を設けてドレン排出経路230を形成すると共に、このドレン排出経路230に中和剤110を充填するドレン中和器100を設けて酸性のドレン水Aをドレン中和器100に通して中和処理して排水するようにしている。なお、図5中、Bはバーナ、Fは給気ファンである。
また、上記ドレン中和器100には、冬季にドレン水が凍結しないように、ドレン水Aを一時貯留する中和容器に、これを加温するヒータHを添設する。この場合、ヒータHを中和容器の一部に直接張り付けて添設されることがある。そして、このヒータHは、気温等が一定温度以下に下がったときに作動させて中和容器を加温し、ドレン水Aの凍結防止に適した温度となるように制御される。
特開平9−26291号公報
ところで、上記ドレン中和器100において、上記ヒータHが中和容器の一部に直接張り付けて添設されると、ヒータHの発熱によって中和容器はヒータ配置部分で局所加熱される。また、中和剤110は、所定温度(例えば、20℃〜25℃)で中和反応が促進される。そのため、中和容器が局所加熱を受けると、ヒータ配置部分の中和剤110が他の部分よりも消耗が促進されて早く小さくなり得る。その結果、ヒータHの発熱の度に、中和容器内の中和剤110は、充填場所によって消耗にバラツキが生じて均等に消耗されなくなるおそれがある。
また、上記ヒータHが中和容器の一部に添設されていると、ヒータHから最も離れた部分でもドレン水Aの凍結防止に必要な熱が行き渡るようにする必要があり、そのため、ヒータHを高ワット出力にすると、樹脂製の中和容器は、より大きな局所加熱を受けてヒータ配置部分で熱変形し得る。もし中和容器の一部が変形してしまうと、ヒータHが中和容器から剥がれて適切に加温できなくなる事態も起こり得る。
一方、上記ヒータHは、冬季等の気温が一定温度以下となるような限られたときにしか作動されないものなので、中和容器の全域を覆うような広面積のものを用いたのでは、ロスが多く、コスト高にもなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、凍結防止用のヒータが小面積のものであっても中和容器が局所加熱されることなくドレン水の貯留領域の中和容器を均等に加温することができるドレン中和器を提供することを課題とする。
(1)本発明は、
潜熱回収用の熱交換器を有する給湯器に用いられるドレン中和器であって、
中和剤を収容し上記熱交換器から発生するドレン水を一時的に貯留させて中和剤と反応させる中和容器と、
上記中和容器内に貯留するドレン水の凍結防止のため上記中和容器を加温するヒータとを有し、
上記ヒータを、これよりも広面積の熱伝導媒体に添設させて、この熱伝導媒体を上記中和容器に接触配置させる構成とすることを特徴とするものである(請求項1)。
潜熱回収用の熱交換器を有する給湯器に用いられるドレン中和器であって、
中和剤を収容し上記熱交換器から発生するドレン水を一時的に貯留させて中和剤と反応させる中和容器と、
上記中和容器内に貯留するドレン水の凍結防止のため上記中和容器を加温するヒータとを有し、
上記ヒータを、これよりも広面積の熱伝導媒体に添設させて、この熱伝導媒体を上記中和容器に接触配置させる構成とすることを特徴とするものである(請求項1)。
これにより、ドレン水の凍結防止のためヒータが作動して発熱すると、上記熱伝導媒体を介して上記中和容器が間接的に加温される。このとき、上記熱伝導媒体は、熱伝導性を有するので、上記ヒータが発熱すると略均一に全体的に加熱される。しかも、上記熱伝導媒体は、上記ヒータよりも広面積であるので、ヒータの熱をヒータの総面積よりも広範囲に伝熱することができる。
従って、上記熱伝導媒体を介在させることによって、上記ヒータが小面積のものであっても、上記中和容器は、局所加熱されることなく広範囲に且つ均一に加温される。
従って、上記熱伝導媒体を介在させることによって、上記ヒータが小面積のものであっても、上記中和容器は、局所加熱されることなく広範囲に且つ均一に加温される。
(2)上記熱伝導媒体は、上記中和容器内のドレン水貯留領域に合わせた大きさに設定し、このドレン水の貯留領域に対向して中和容器に接触配置させるようにしてもよい(請求項2)。
これにより、中和容器内に貯留されるドレン水を全体的に均一に加温することができる。
これにより、中和容器内に貯留されるドレン水を全体的に均一に加温することができる。
(3)上記熱伝導媒体は、上記中和容器を収容する外ケースに取付けられるようにしてもよい(請求項3)。
これにより、中和剤の消耗等で中和容器を交換する際は、ヒータを取外すことなく中和容器だけを交換することができる。
これにより、中和剤の消耗等で中和容器を交換する際は、ヒータを取外すことなく中和容器だけを交換することができる。
以上のように、本発明によれば、凍結防止用のヒータを、これよりも広面積の熱伝導媒体に添設させて、この熱伝導媒体を中和容器に接触配置させる構成とすることで(請求項1)、上記ヒータが小面積のものであっても中和容器を広面積に且つ均一に加温でき、中和容器への局所加熱を防止できる。従って、凍結防止のために上記ヒータを作動させても、中和容器に充填する中和剤の一部だけが消耗促進されることなく中和剤が均等に消耗されることを確保でき、併せて、中和容器が局所加熱によって熱変形することも防止できる。
また、上記熱伝導媒体を、上記中和容器内のドレン水貯留領域に合わせた大きさに設定し、このドレン水の貯留領域に対向して中和容器に接触配置させることで(請求項2)、中和容器内に貯留されるドレン水を全体的に均一に加温でき、ドレン水の凍結防止を効率よく行うことができる。
また、上記熱伝導媒体を上記中和容器を収容する外ケースに取付けることで(請求項3)、中和剤の消耗等で中和容器を交換する際は、ヒータを取外すことなく中和容器だけを交換することができ、従来のようにヒータを中和容器に直接張り付けていると、本来交換の必要のないヒータまでも一緒に交換されたり、ヒータ交換に伴って通電や漏電の確認の手間が余分にかかるといった不都合もない。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、所謂コンデンシングタイプの給湯器は、その給湯器本体2内の缶体21内に、バーナB、その上方に位置し、主に燃焼排気の顕熱を吸熱して熱交換する主熱交換器22a、主に燃焼排気の潜熱を吸熱して熱交換する副熱交換器22bを内蔵すると共に、缶体21の下端に連設した給気ファンFからバーナBへの燃焼用空気を供給し、バーナBの燃焼排気の熱を、主熱交換器22a及び副熱交換器22bの多数のフィンを介してこれらを貫通する吸熱管内の通水に熱交換し、燃焼排気を缶体21の上部の排気経路23から排気する構成となっている。
図1に示すように、所謂コンデンシングタイプの給湯器は、その給湯器本体2内の缶体21内に、バーナB、その上方に位置し、主に燃焼排気の顕熱を吸熱して熱交換する主熱交換器22a、主に燃焼排気の潜熱を吸熱して熱交換する副熱交換器22bを内蔵すると共に、缶体21の下端に連設した給気ファンFからバーナBへの燃焼用空気を供給し、バーナBの燃焼排気の熱を、主熱交換器22a及び副熱交換器22bの多数のフィンを介してこれらを貫通する吸熱管内の通水に熱交換し、燃焼排気を缶体21の上部の排気経路23から排気する構成となっている。
給水管24に給水された水は、副熱交換器22bに供給されて燃焼排気から主に潜熱を回収するように熱交換して加熱され、副熱交換器22bで加熱された低温水は連結管25を通って主熱交換器22aに供給されて主熱交換器22aで燃焼排気から顕熱を回収するように熱交換して加熱されて高温の湯となって給湯管26を介して給湯される。
また、上記副熱交換器22bで潜熱を回収するために燃焼排気が結露して強酸性のドレン水Aが発生するため、このドレン水Aを受けるために副熱交換器22bの下にはドレン受け27が設けられ、ドレン受け27で受けたドレン水Aをドレン排出管28にて排出する構成となっている。このドレン排出管28の端部にはドレン中和器1が接続されている。
図2〜図4に示すように、上記ドレン中和器1は、外ケース4と、外ケース4内に収容されてドレン水Aを中和処理する中和容器3と、外ケース4内に配置されてドレン水Aの凍結防止のため中和容器3を加温するヒータ6とを有する。
図2を参照して、外ケース4は、前面と上面とを開放するケース本体41と、このケース本体41の開放部分を塞ぐ断面L字状の前板42とを有し、ケース本体41の背面板に設ける取付け部43を給湯器本体2の下部に取り付けて垂設させている。ケース本体41の背面板の内側と、前板42の裏側とには、それぞれ略全域に断熱材7a,7bが設けられている。これにより、中和容器3の保温性を確保すると共に、ヒータ6の熱が外ケース4側に伝熱するのを防止している。そして、ケース本体41の内側空間部に中和容器3とヒータ6とを配置し、このケース本体41に対して前板42を上下でビスb止めして取付けて開放部分を塞ぐようにしている。
中和容器3は、合成樹脂からなり、扁平矩形状で内部が中空に形成されている。そして、図3を参照して、中和容器3内は、幅方向の略中央で上端から下端手前まで至る仕切り31を設けて左右の二室30a,30bに分けられ、各室30a,30bが下部で連通する略U字状構造となっている。中和容器3の各室30a,30b内には略全体に中和剤32が充填されている。中和剤32としては、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等の粒剤が使用される。
そして、この中和容器3は、一方の室30aの上端部にドレン水Aの入口部33が設けられ、他方の室30bの中間部より少し上の側部に中和済みのドレン処理水の出口部34が設けられている。入口部33は、前板42の上面板に設けた孔部44から外部に露出させてドレン排出管28の端部が接続され、また、出口部34は、導出管35が接続されてこの導出管35の先端開口をケース本体41の底板に設けた孔部45から外部に露出させる(図2参照)。導出管35の先端開口には下水へ至る排水管(図示せず)が接続される。
また、中和容器3の下面には、仕切り31の下方付近に水抜栓36が設けられており、この水抜栓36は、ケース本体41の底板に設けた孔部46から外部に露出させている。さらに、中和容器3の下面にはツメ37が形成されており、このツメ37をケース本体41の底板に設けた係合孔47に嵌め込んで、中和容器3を外ケース4内で位置決めさせる(図2参照)。
そして、ドレン排出管28から排出されてきた酸性のドレン水Aは入口部33から中和容器3内に一時貯留されて中和剤32と反応して中和され、中和処理されたドレン処理水が出口部34からオーバーフローするように流出して導出管35及び排水管から排水される。この中和容器3には、出口部34のオーバーフローの水位高さAHまでドレン水Aが貯留される(図4参照)。中和容器3内が略U字状構造となっているので、ドレン水Aは確実に中和剤32を通過して中和処理される。
ヒータ6は、面状発熱体にて形成されており、外ケース4内に取り付けられた板状の熱伝導媒体5の一方の面側に添設されている。この熱伝導媒体5は、鋼板等の熱伝導性のよい金属板で形成されている。熱伝導媒体5は、略四角形の平板状であり、一方の側端に折曲形成する取付け片51をケース本体41の一方の側板にビスb止めしてケース本体41の内側空間部に片持ち状態に取付けられている(図2参照)。この熱伝導媒体5は、ヒータ6の総面積よりも広面積であり、その対角上に2枚のヒータ6を張り付けて添設させている(図3参照)。
図4を参照して、熱伝導媒体5に添設する各ヒータ6は外ケース4側に向けられており、熱伝導媒体5はヒータ6を添設しない面側を中和容器3の側面に接触するように配置されている。そして、ヒータ6を添設する熱伝導媒体5の面側と外ケース4との間にはクリアランスKが設けられている。すなわち、熱伝導媒体5及びヒータ6は、外ケース4内面の断熱材7bとは非接触となるように配置されている。これにより、ヒータ6の熱が外ケース4側に伝熱されて奪われないようにしている。なお、中和容器3における熱伝導媒体5を接触配置しない側面は、前板42の裏面に配設する断熱材7aと接触させて、中和容器3の保温性を確保している。
熱伝導媒体5は、幅方向が中和容器3の広幅側の幅と略一致する長さを有し(図3参照)、高さ方向が中和容器3の底部からドレン水Aがオーバーフローする水位の高さAHに至る長さを有し(図3及び図4参照)、中和容器3内のドレン水Aの貯留領域と略一致する大きさに設定されている。そして、熱伝導媒体5は、ドレン水Aの貯留領域に対向して中和容器3に接触配置されるように外ケース4内に取付けられている。
各ヒータ6の配線は、ケース本体41の側板に設けた孔部48(図2参照)を挿通させて給湯器本体2の電子制御ユニット(図示せず)に接続されている。また、上記給湯器本体2又は上記ドレン中和器1の外ケース4には気温を検知するための温度センサ(図示せず)が取付けられている。そして、この温度センサでの検知温度が所定温度以下になると、ドレン水Aの凍結防止に適した温度となるように中和容器3を加温すべく、上記各ヒータ6を作動して発熱させる。
すると、ヒータ6の発熱で熱伝導媒体5が加熱されるが、この熱伝導媒体5を中和容器3に接触配置させているので、中和容器3はこの熱伝導媒体5を介して間接的に加温される。このとき、上記熱伝導媒体5は、熱伝導性を有するので、略均一に全体的に加熱される。しかも、上記熱伝導媒体5は、上記ヒータ6の総面積よりも広面積であるので、ヒータ6の熱をヒータ6の総面積よりも広範囲に伝熱する。従って、この熱伝導媒体5を介在させることによって、凍結防止用のヒータ6が小面積のものであっても、中和容器3を広面積に且つ均一に加温でき、中和容器3への局所加熱を防止できる。よって、凍結防止のために上記ヒータ6を作動させても、中和容器3に充填する中和剤32の一部だけが消耗促進されることなく中和剤32が均等に消耗されることを確保でき、併せて、中和容器3が局所加熱によって熱変形することも防止できる。
また、上記熱伝導媒体5は、上記中和容器3内のドレン水貯留領域に合わせた大きさに設定し、このドレン水Aの貯留領域に対向して中和容器3に接触配置させているので、中和容器3内に貯留されるドレン水Aを全体的に均一に加温でき、ドレン水Aの凍結防止を効率よく行うことができる。
さらに、上記熱伝導媒体5は、上記中和容器3を収容する外ケース4に取付けられているので、中和剤32の消耗等で中和容器3を交換する際には、ヒータ6を取外すことなく中和容器3だけを交換することができる。従って、従来のようにヒータを中和容器に直接張り付けていると、中和剤の消耗等で中和容器を交換する際に、本来交換の必要のないヒータまでも一緒に交換されてしまったり、このヒータ交換に伴って通電や漏電の確認の手間がかかるといった不具合も生じない。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されず、種々変更することが可能である。
(1)2枚のヒータ6は、熱伝導媒体5の対角上に添設するが、中和容器3の左右の各室30a,30bに対応させて熱伝導媒体5の中央に並べて添設させてもよい。
(2)熱伝導媒体5には、2枚のヒータ6を添設するが、1枚のヒータ6を添設することでもよいし、3枚以上の複数枚のヒータ6を添設することでもよい。
(3)熱伝導媒体5は、中和容器3におけるドレン水Aの貯留領域に合わせた大きさに設定されているが、これよりも大面積でもよいし、また、中和容器3の広幅側の側面の大きさに合わせて設定してもよい。
(4)中和容器3は、左右の二室30a,30bに区画したU字状構造とするが、内部に複数の仕切りを設けたものや仕切り31のない一室だけのもの等、種々の構造のものでもよい。
(5)ドレン中和器1は、給湯器本体2の外部に設置するが、給湯器本体2内に設置してもよい。
(1)2枚のヒータ6は、熱伝導媒体5の対角上に添設するが、中和容器3の左右の各室30a,30bに対応させて熱伝導媒体5の中央に並べて添設させてもよい。
(2)熱伝導媒体5には、2枚のヒータ6を添設するが、1枚のヒータ6を添設することでもよいし、3枚以上の複数枚のヒータ6を添設することでもよい。
(3)熱伝導媒体5は、中和容器3におけるドレン水Aの貯留領域に合わせた大きさに設定されているが、これよりも大面積でもよいし、また、中和容器3の広幅側の側面の大きさに合わせて設定してもよい。
(4)中和容器3は、左右の二室30a,30bに区画したU字状構造とするが、内部に複数の仕切りを設けたものや仕切り31のない一室だけのもの等、種々の構造のものでもよい。
(5)ドレン中和器1は、給湯器本体2の外部に設置するが、給湯器本体2内に設置してもよい。
1 ドレン中和器
2 給湯器本体
3 中和容器
4 外ケース
5 熱伝導媒体
6 ヒータ
7a,7b 断熱材
22a 主熱交換器
22b 副熱交換器
32 中和剤
A ドレン水
AH ドレン水の水位高さ
K クリアランス
2 給湯器本体
3 中和容器
4 外ケース
5 熱伝導媒体
6 ヒータ
7a,7b 断熱材
22a 主熱交換器
22b 副熱交換器
32 中和剤
A ドレン水
AH ドレン水の水位高さ
K クリアランス
Claims (3)
- 潜熱回収用の熱交換器を有する給湯器に用いられるドレン中和器であって、
中和剤を収容し上記熱交換器から発生するドレン水を一時的に貯留させて中和剤と反応させる中和容器と、
上記中和容器内に貯留するドレン水の凍結防止のため上記中和容器を加温するヒータとを有し、
上記ヒータを、これよりも広面積の熱伝導媒体に添設させて、この熱伝導媒体を上記中和容器に接触配置させる構成とすることを特徴とするドレン中和器。 - 請求項1に記載のドレン中和器において、
上記熱伝導媒体は、上記中和容器内のドレン水貯留領域に合わせた大きさに設定し、このドレン水の貯留領域に対向して中和容器に接触配置させているドレン中和器。 - 請求項1又は2に記載のドレン中和器において、
上記熱伝導媒体は、上記中和容器を収容する外ケースに取付けられているドレン中和器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006161595A JP2007326085A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | ドレン中和器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006161595A JP2007326085A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | ドレン中和器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006161595A Pending JP2007326085A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | ドレン中和器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007326085A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009189931A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Noritz Corp | 凝縮水中和器およびこれを備えた温水装置 |
JP2010029811A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Noritz Corp | 中和装置、並びに、潜熱回収型給湯装置 |
GB2470519A (en) * | 2010-02-08 | 2010-11-24 | Haven Ltd | Frost protection system for a condensate drain pipe |
CN105387624A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-03-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 水箱换热结构及热水器 |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006161595A patent/JP2007326085A/ja active Pending
Cited By (4)
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