JP6359356B2 - 遊技機用外枠 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用外枠に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機の外枠は、上下に対向に配置される横枠部材と、左右に対向に配置される縦枠部材と、これら横枠部材の端部と縦枠部材の端部とを相互に連結する四隅(左上、右上、左下、右下)の連結部材とから、縦長の略矩形枠状に形成されている。
ここで、下記特許文献1には、連結部材が横枠部材の端部と縦枠部材の端部とを挿し込み可能に略L字を成す筒状の1部材から構成されている外枠が開示されている。このように1部材から構成されているため、連結部材が2部材から構成されている場合と比較すると、部品点数を削減できる。また、このように挿し込む構造であるため、この外枠を組み立てるとき、この連結部材に横枠部材の端と縦枠部材の端部とを仮留めできる。したがって、組み立ての作業性を高めることができる。
また、下記特許文献2には、連結部材が横枠部材の端部と縦枠部材の端部とを挟み込み可能に外側部材と内側部材との2部材(内側部材と外側部材)から構成されている外枠が開示されている。これにより、これら横枠部材と縦枠部材との連結の強度を高めることができる。
特開2002−143489号公報 特開2011−193908号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、連結部材に横枠部材の端部と縦枠部材の端部とをそれぞれ挿し込む構造となっている。このように挿し込む構造となっていると、連結部材の内側部が遊技盤の盤面領域まで張り出すため、遊技盤の盤面領域を広く確保することができなかった。
一方、上述した特許文献2の技術も、上述した特許文献1の技術と同様に、連結部材の内側部材が遊技盤の盤面領域まで張り出すため、遊技盤の盤面領域を広く確保することができなかった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、横枠部材と縦枠部材との連結に必要な部品点数を削減でき、組み立てるときの作業性を高めることができ、横枠部材と縦枠部材との連結の強度を高めることができ、さらに、遊技盤の盤面領域を広く確保することができる遊技機用外枠を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、上下の横枠部材と、金属製の左右の縦枠部材と、横枠部材と縦枠部材とを連結する連結部材とを有する遊技機用外枠である。連結部材は、横枠部材の端部を挟み込む第1の挟持体と、縦枠部材の端部を挟み込む第2の挟持体と、縦枠部材の前領域の内面に接触する縦壁部とを備えている。第2の挟持体は、縦枠部材の前領域を除く領域を挟み込むように、片の奥側の辺に対し折り曲げられた脱落防止片から折り曲げられて形成された外片と、片の横側の辺に対し折り曲げられた第1の内片とから構成されている。縦壁部は、片の横側の辺に対し折り曲げられて形成されている。縦枠部材には、その端部が第2の挟持体によって挟み込まれたとき、この挟み込んだ第2の挟持体と縦枠部材自身とが面一を成すように段差部が形成されている。第1の内片の折り曲げ部位と、縦壁部の折り曲げ部位とは、段差部の段差長だけ位置ズレするように設定されている
請求項1の発明によれば、第1の挟持体と第2の挟持体とが横枠部材の端部と縦枠部材の端部とを挟み込む構造となっているため、これら横枠部材と縦枠部材との連結の強度を高めることができる。また、縦枠部材の端部のうちの前領域を除く領域(例えば、後領域)のみが連結部材の第2の挟持体に挟み込まれている。そのため、この挟み込みが縦枠部材の端部のうちの前領域では行われていない。したがって、遊技盤の盤面領域を広く確保できる。また、連結部材は、1部材から構成されている。そのため、連結部材が2部材から構成されている場合と比較すると、横枠部材と縦枠部材との連結に必要な部品点数を削減できる。また、遊技機用外枠を組み立てるとき、連結部材に対して横枠部材の端部と縦枠部材の端部とを挟み込む構造であるため、この挟み込みにより仮留めできる。その後、例えば、ビスの羅合により横枠部材と縦枠部材との連結が完了する。このように仮留めできるため、ビスの留め作業を1度で済ますことができる。したがって、この組み立ての作業性を高めることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機用外枠であって、連結部材は、その第1の挟持体が横枠部材の端部を挟み込んだとき、この挟み込んだ横枠部材が後側に脱落することを防止する脱落防止部を備えている。
請求項2の発明によれば、横枠部材の端部を挟み込んだとき、連結部材に対する横枠部材の位置合わせを行うことができる。したがって、組み立てた遊技機用外枠の前基準に位置ズレが生じることを防止できる。また、このように脱落防止片が備えられていると、組み立てた遊技機用外枠の強度を高めることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の遊技機用外枠であって、連結部材の第1の挟持体は、少なくとも一方の先端側がテーパを成すように形成されている。
請求項の発明によれば、連結部材の第1の挟持体に横枠部材の端部を挟み込むとき、この挟み込む端部を案内片が案内(ガイド)できる。したがって、横枠部材の端部の挟み込みの作業性を高めることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の遊技機用外枠であって、第1の挟持体および/または第2の挟持体は、横枠部材の端部および/または縦枠部材の端部を挟み込むと、この挟み込んだ横枠部材の端部および/または縦枠部材の端部が抜け難くなるように弾性作用を備えている。
請求項の発明によれば、弾性作用が働くため、この挟み込んだ横枠部材の端部を抜け難くできる。また、これと同様に、弾性作用が働くため、この挟み込んだ縦枠部材の端部を抜け難くできる。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機用外枠であって、第1の挟持体には、横枠部材の端部を挟み込んだときの弾性作用を抑える切欠が形成されている。
請求項の発明によれば、連結部材の第1の挟持体を大きく(広く)確保しても、この第1の挟持体に作用する弾性作用を抑えることができる。したがって、横枠部材の端部の挟み込みをしっかりできつつ、この挟み込みを軽い操作荷重で行うことができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の遊技機用外枠であって、連結部材は、1枚の板部材を折り曲げることによって形成されている。
請求項の発明によれば、例えば、連結部材を素材から打ち抜いて製造する場合、この打ち抜きと折り曲げとを一連の工程で実施できる。したがって、連結部材を簡便に製造できる。

実施例に係るパチンコ機用外枠の斜視図である。 図1の分解図である。 図2の右上コーナの拡大図である。 図3の連結部材の展開図である。 図4の連結部材の折り曲げ後の斜視図である。 図5を後側から見た斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜6を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「遊技機」が「パチンコ機」である形態を説明する。まず、本発明の実施例に係るパチンコ機用外枠1を説明する。
パチンコ機用外枠1は、主として、上下に対向に配置される横枠部材2、2と、左右に対向に配置される縦枠部材3、3と、これら横枠部材2、2の端部と縦枠部材3、3の端部とを相互に連結する4個の連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)とから、縦長の略矩形枠状に形成されている(図1〜3参照)。以下に、これら横枠部材2、2と、縦枠部材3、3と、連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)とを個別に説明していく。
まず、横枠部材2から説明していく。この横枠部材2は、木製の矩形状の部材から構成されている。この横枠部材2の長手方向の端部(以下、単に「横枠部材2の端部」と記す)は、後述する連結部材4の上片10と下片60との間に挟み込み可能に形成されている。
また、この横枠部材2の端部には、後述する連結部材4の上片10の3箇所のビス孔10aと下片60の3箇所のビス孔60aとに対応するようにビス孔2aが3箇所形成されている。なお、この横枠部材2の端部は、左右対称を成すように形成されている。また、この横枠部材2は、上述したように、上下に対向配置されている。そのため、この横枠部材2は、略上下対称を成すように形成されている。横枠部材2は、このように構成されている。
次に、縦枠部材3を説明していく。この縦枠部材3は、金属製(例えば、アルミ製)の矩形状の薄板部材から構成されている。この縦枠部材3の長手方向の端部(以下、単に「縦枠部材3の端部」と記す)は、後述する連結部材4の外片30と第1の内片40との間に挟みこみ可能に形成されている。また、この縦枠部材3の端部には、連結部材4の外片30のビス孔30aと第1の内片40のビス孔40aとに対応するようにビス孔3aが形成されている。
また、この縦枠部材3の端部には、押し当てられた連結部材4の第2の内片50のビス孔50aに対応するようにビス孔3bが形成されている。また、この縦枠部材3の後領域には、内側に向けて凹みを成す段差部3cが長手方向に沿って形成されている。これにより、外片30と第1の内片40とにより縦枠部材3の端部を挟み込んだとき、この挟み込んだ縦枠部材3と外片30とが面一を成すこととなる。
また、この段差部3cの内側は、第1の内片40が入り込み可能な略筒状に形成されている。これにより、この縦枠部材3そのものの強度を高めることができる。なお、この縦枠部材3の端部は、略上下対称を成すように形成されている。また、この縦枠部材3は、上述したように、左右に対向配置されている。そのため、この縦枠部材3は、略左右対称を成すように形成されている。縦枠部材3は、このように構成されている。
最後に、連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)を説明する。連結部材4は、上述したように、横枠部材2、2の端部と縦枠部材3、3の端部とを相互に連結する部材から構成されている。このように相互に連結する部材から構成されているため、左上の連結部材4aは、右上の連結部材4bに対して、略左右対称に形成されている。
また、左下の連結部材4cは、右上の連結部材4bに対して、略左右対称および略上下対称に形成されている。また、右下の連結部材4dは、右上の連結部材4bに対して、略上下対称に形成されている。このように略対称に形成されているため、右上の連結部材4bを説明することで、残りの左上の連結部材4a、左下の連結部材4cおよび右下の連結部材4dの説明を省略することとする。
この右上の連結部材4bは、素材(図示しない)からワークWを打ち抜き、この打ち抜いたワークWを折り曲げることで形成されている。この打ち抜いたワークWが、特許請求の範囲に記載の「1枚の板部材」に相当する。以下に、この打ち抜かれたワークWと、その折り曲げの手順を個別に説明する。
まず、図4を参照して、打ち抜かれたワークWから説明する。このワークWは、略正方形状の上片10と、この上片10の上辺12から延設された略L字状の脱落防止片20と、この脱落防止片20の右辺22から延設された外片30と、この上片10の右辺14の上側から延設された第1の内片40と、この上片10の右辺14の下側から延設された第2の内片50と、この第2の内片50の右辺52から延設された下片60と、この下片60の右辺62から延設された案内片70とから構成されている。
このとき、第2の内片50と下片60とには、これら第2の内片50自身と下片60自身とを跨ぐように切欠64が打ち抜かれている。また、このとき、上片10にはビス孔10aが3箇所打ち抜かれ、外片30にもビス孔30aが打ち抜かれ、第1の内片40にもビス孔40aが打ち抜かれ、第2の内片50にもビス孔50aが打ち抜かれ、下片60にもビス孔60aが3箇所打ち抜かれている。
次に、図4〜6を参照して、ワークWの折り曲げの手順を説明する。まず、図4に示す状態から、下片60に対して右辺62を境に案内片70を僅かに外向きに折り曲げる第1の作業を行う。ここで言う、僅かにとは、出来上がった右上の連結部材4bの上片10と下片60との間に横枠部材2の端部を挟み込むとき、この挟み込む端部が案内片70によって案内(ガイド)される程度のことである。この案内片70により下片60の先端側がテーパを成すこととなる。
次に、上片10に対して右辺14を境に第1の内片40を内向きに90°折り曲げる第2の作業を行う。次に、脱落防止片20に対して右辺22を境に外片30を内向きに90°折り曲げる第3の作業を行う。次に、上片10に対して右辺14を境に第2の内片50を内向きに90°折り曲げる第4の作業を行う。
この第2の内片50が、特許請求の範囲に記載の「縦壁部」に相当する。次に、第2の内片50に対して右辺52を境に下片60を内向きに90°折り曲げる第5の作業を行う。最後に、上片10に対して上辺12を境に脱落防止片20を内向きに90°折り曲げる第6の作業を行う(図5〜6参照)。この脱落防止片20が、特許請求の範囲に記載の「脱落防止部」に相当する。
これら第4の作業と第5の作業とにより、上片10と第2の内片50と下片60とが略コ字状を成すように形成されるため、上片10と下片60とが対向することとなる。そのため、これら上片10と下片60とにより横枠部材2の端部を挟み込むことができる。なお、これら上片10と下片60との距離は、挟み込む横枠部材2の端部の厚みより僅かに小さく設定されている。これにより、弾性作用が働くため、この挟み込んだ横枠部材2の端部を抜け難くできる。これら上片10と下片60とが、特許請求の範囲に記載の「第1の挟持体」に相当する。
また、これら第2の作業と第3の作業と第6の作業とにより、外片30と脱落防止片20と第1の内片40とが略コ字状を成すように形成されるため、外片30と第1の内片40とが対向することとなる。そのため、これら外片30と第1の内片40とにより縦枠部材3の端部を挟み込むことができる。
なお、これら外片30と第1の内片40との距離は、挟み込む縦枠部材3の端部の厚みより僅かに小さく設定されている。これにより、弾性作用が働くため、この挟み込んだ縦枠部材3の端部を抜け難くできる。これら外片30と第1の内片40とが、特許請求の範囲に記載の「第2の挟持体」に相当する。連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)は、打ち抜いたワークWを折り曲げることによって構成されている。
続いて、上述した横枠部材2、2と縦枠部材3、3と4個の連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)とからパチンコ機用外枠1を組み立てる手順を説明する。
まず、図3に示すように、右上の連結部材4bの上片10と下片60との間に横枠部材2の端部を挟み込む作業を行う。これにより、右上の連結部材4bに対して横枠部材2の端部を仮留めできる。このとき、既に説明したように、弾性作用が働くため、この仮留めを強固にできる。また、このとき、挟み込んだ横枠部材2の端部の後側が右上の連結部材4bの脱落防止片20の内面に接触する格好となっている。
次に、右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間に縦枠部材3の端部を挟み込む作業を行う。これにより、右上の連結部材4bに対して縦枠部材3の端部を仮留めできる。このとき、既に説明したように、弾性作用が働くため、この仮留めを強固にできる。なお、このとき、右上の連結部材4bの第2の内片50は、縦枠部材3の端部の前領域の内面に接触する格好となっている。
次に、3本のビスB1を上片10の3箇所のビス孔10aに挿し込み、この挿し込んだ3本のビスB1を横枠部材2の端部の3箇所のビス孔2aと下片60の3箇所のビス孔60aとに螺合させる作業を行う。次に、ビスB2を外片30のビス孔30aに挿し込み、この挿し込んだビスB2を縦枠部材3の端部のビス孔3aと第1の内片40のビス孔40aとに螺合させる作業を行う。
次に、ビスB3を縦枠部材3の端部のビス孔3bに挿し込み、この挿し込んだビスB3を第2の内片50のビス孔50aに螺合させる作業を行う。これらの作業が完了すると、右上の連結部材4bを介して、横枠部材2と縦枠部材3との連結が完了する。すなわち、パチンコ機用外枠1の右上コーナの組み立てが完了する。
次に、これと同じ作業を、残りの3つのコーナ(左上コーナ、左下コーナ、右下コーナ)でも行う(図2参照)。次に、左右の縦枠部材3、3の前側の下端を橋渡すように、下の横枠部材2に2本のビスB4を介して幕板カバー5を組み付ける作業を行う。次に、左右の縦枠部材3、3の後側の下端を橋渡すように、この左右の縦枠部材3、3に2本のビスB5を介して幕板6を組み付ける作業を行う。
最後に、下の横枠部材2と左の縦枠部材3とに3本のビスB6を介してヒンジブラケット80を組み付ける作業を行う。パチンコ機用外枠1は、このようにして組み立てられる。
本発明の実施例に係るパチンコ機用外枠1は、上述したように構成されている。この構成によれば、右上の連結部材4bには、上片10と下片60とが対向するように、上片10と第2の内片50と下片60とが略コ字状を成すように形成されている。また、右上の連結部材4bには、外片30と第1の内片40とが対向するように、外片30と脱落防止片20と第1の内片40とが略コ字状を成すように形成されている。そして、この右上の連結部材4bの上片10と下片60との間には、横枠部材2の端部が挟み込まれている。また、右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間には、縦枠部材3の端部が挟み込まれている。このとき、縦枠部材3の端部のうち、後領域の端部のみが右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間に挟み込まれている。
このように挟み込む構造となっているため、これら横枠部材2と縦枠部材3との連結の強度を高めることができる。また、縦枠部材3の端部のうちの後領域のみが右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間に挟み込まれている。そのため、この挟み込みが縦枠部材3の端部のうちの前領域では行われていない。したがって、遊技盤の盤面領域を広く確保できる。また、右上の連結部材4bは、1部材から構成されている。そのため、連結部材が2部材から構成されている場合と比較すると、横枠部材2と縦枠部材3との連結に必要な部品点数を削減できる。また、パチンコ機用外枠1を組み立てるとき、右上の連結部材4bに対して横枠部材2の端部と縦枠部材3の端部とを挟み込む構造であるため、この挟み込みにより仮留めできる。その後、ビスB1、B2、B3の羅合により横枠部材2と縦枠部材3との連結が完了する。このように仮留めできるため、ビスB1、B2、B3の留め作業を1度で済ますことができる。したがって、この組み立ての作業性を高めることができる。
また、この構成によれば、右上の連結部材4bには、脱落防止片20が備えられている。この脱落防止片20は、右上の連結部材4bの上片10と下片60との間に挟み込んだ横枠部材2の端部の後側が内面に接触する格好となっている。そのため、この横枠部材2の端部を挟み込んだとき、右上の連結部材4bに対する横枠部材2の位置合わせを行うことができる。したがって、組み立てたパチンコ機用外枠1の前基準に位置ズレが生じることを防止できる。また、このように脱落防止片20が備えられていると、組み立てたパチンコ機用外枠1の強度を高めることができる。
また、この構成によれば、右上の連結部材4bには、第2の内片50が備えられている。この第2の内片50は、右上の連結部材4bの外片30と第1の内40との間に挟み込んだ縦枠部材3の端部の前領域が内面に接触する格好となっている。そのため、横枠部材2と縦枠部材3との連結が完了したとき、この連結の強度を高めることができる。
また、この構成によれば、下片60の先端側は、案内片70によりテーパを成している。そのため、右上の連結部材4bの上片10と下片60との間に横枠部材2の端部を挟み込むとき、この挟み込む端部を案内片70が案内(ガイド)できる。したがって、横枠部材2の端部の挟み込みの作業性を高めることができる。
また、この構成によれば、右上の連結部材4bの上片10と下片60との距離は、挟み込む横枠部材2の端部の厚みより僅かに小さく設定されている。これにより、弾性作用が働くため、この挟み込んだ横枠部材2の端部を抜け難くできる。また、これと同様に、右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との距離は、挟み込む縦枠部材3の端部の厚みより僅かに小さく設定されている。これにより、弾性作用が働くため、この挟み込んだ縦枠部材3の端部を抜け難くできる。
また、この構成によれば、右上の連結部材4bの第2の内片50と下片60とには、これら第2の内片50自身と下片60自身とを跨ぐように切欠64が形成されている。そのため、この右上の連結部材4bの上片10と下片60とを大きく(広く)確保しても、これら上片10と下片60に作用する弾性作用を抑えることができる。したがって、横枠部材2の端部の挟み込みをしっかりできつつ、この挟み込みを軽い操作荷重で行うことができる。
また、この構成によれば、縦枠部材3の後領域には、内側に向けて凹みを成す段差部3cが長手方向に沿って形成されている。そのため、右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40とにより縦枠部材3の端部を挟み込んだとき、この挟み込んだ縦枠部材3と外片30とを面一にできる。したがって、外片30に対して面一になるまで縦枠部材3を外側(左右方向)に張り出させることができるため、遊技盤の盤面領域をより広く確保できる。また、このように面一にできると、組み立てたパチンコ機用外枠1の見栄えを高めることができる。
また、この構成によれば、右上の連結部材4bは、打ち抜いたワークWを折り曲げることによって構成されている。そのため、この打ち抜きと折り曲げとを一連の工程で実施できるため、この右上の連結部材4bを簡便に製造できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、「遊技機」が「パチンコ機」である形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「遊技機」が「スロットマシーン等」であっても構わない。
また、実施例では、ワークWを折り曲げる手順において、案内片70、第1の内片40、外片30、第2の内片50、下片60、脱落防止片20、の順に折り曲げる形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、案内片70、外片30、第1の内片40、下片60、第2の内片50、脱落防止片20、の順であっても構わない。
また、実施例では、縦枠部材3の端部のうち、後領域の端部のみが右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間に挟み込まれている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、縦枠部材3の端部のうち、中領域(前後の真ん中の領域)の端部のみが右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間に挟み込まれている形態でも構わない。もちろん、中領域と後領域の端部のみが右上の連結部材4bの外片30と第1の内片40との間に挟み込まれている形態でも構わない。
また、実施例では、4つのコーナ(左上コーナ、右上コーナ、左下コーナ、右下コーナ)を個別に組み立ててパチンコ機用外枠1を組み立てる形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)に対して縦枠部材3、3の端部を仮留めした後に、ビスB2、B3を螺合させる作業を行い、その後、連結部材4(左上の連結部材4a、右上の連結部材4b、左下の連結部材4c、右下の連結部材4d)に対して横枠部材2、2の端部を仮留めした後に、ビスB1を螺合させる作業を行ってパチンコ機用外枠1を組み立てる形態でも構わない。もちろん、縦枠部材3、3と横枠部材2、2との順番が逆の形態でも構わない。また、もちろん、縦枠部材3、3と横枠部材2、2との順番が同時の形態でも構わない。
また、実施例では、上片10と下片60との距離は、挟み込む横枠部材2の端部の厚みより僅かに小さく設定されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、上片10と下片60との距離は、挟み込む横枠部材2の端部の厚みより僅かに大きくまたは同じに設定されている形態でも構わない。その場合、実施例で説明したように弾性作用が働かないため、横枠部材2の端部の挟み込みの作業性を高めることができる。
また、実施例では、外片30と第1の内片40との距離は、挟み込む縦枠部材3の端部の厚みより僅かに小さく設定されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、外片30と第1の内片40との距離は、挟み込む縦枠部材3の端部の厚みより僅かに大きくまたは同じに設定されている形態でも構わない。その場合、実施例で説明したように弾性作用が働かないため、縦枠部材3の端部の挟み込みの作業性を高めることができる。
1 パチンコ機用外枠(遊技機用外枠)
2 横枠部材
3 縦枠部材
4 連結部材
10 上片(第1の挟持体)
30 外片(第2の挟持体)
40 第1の内片(第2の挟持体)
60 下片(第1の挟持体)



Claims (6)

  1. 上下の横枠部材と、
    金属製の左右の縦枠部材と、
    横枠部材と縦枠部材とを連結する連結部材と、を有する遊技機用外枠であって、
    連結部材は、
    横枠部材の端部を挟み込む第1の挟持体と、
    縦枠部材の端部を挟み込む第2の挟持体と、
    縦枠部材の前領域の内面に接触する縦壁部と、を備えており、
    第2の挟持体は、縦枠部材の前領域を除く領域を挟み込むように、片の奥側の辺に対し折り曲げられた脱落防止片から折り曲げられて形成された外片と、片の横側の辺に対し折り曲げられた第1の内片と、から構成されており、
    縦壁部は、片の横側の辺に対し折り曲げられて形成されており、
    縦枠部材には、その端部が第2の挟持体によって挟み込まれたとき、この挟み込んだ第2の挟持体と縦枠部材自身とが面一を成すように段差部が形成されており、
    第1の内片の折り曲げ部位と、縦壁部の折り曲げ部位とは、段差部の段差長だけ位置ズレするように設定されている遊技機用外枠。
  2. 請求項1に記載の遊技機用外枠であって、
    連結部材は、その第1の挟持体が横枠部材の端部を挟み込んだとき、この挟み込んだ横枠部材が後側に脱落することを防止する脱落防止部を備えている遊技機用外枠。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の遊技機用外枠であって、
    連結部材の第1の挟持体は、少なくとも一方の先端側がテーパを成すように形成されている遊技機用外枠。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機用外枠であって、
    第1の挟持体および/または第2の挟持体は、横枠部材の端部および/または縦枠部材の端部を挟み込むと、この挟み込んだ横枠部材の端部および/または縦枠部材の端部が抜け難くなるように弾性作用を備えている遊技機用外枠。
  5. 請求項に記載の遊技機用外枠であって、
    第1の挟持体には、横枠部材の端部を挟み込んだときの弾性作用を抑える切欠が形成されている遊技機用外枠。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機用外枠であって、
    連結部材は、1枚の板部材を折り曲げることによって形成されている遊技機用外枠。
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