JP6358685B2 - 遠隔呼出システム - Google Patents
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Description
本発明は、レストランなどの店舗や工場生産ライン等での呼出を遠隔的に表示して対応可能とする遠隔呼出システムに関する。
従来、この種の遠隔呼出システムにあっては、例えば店舗用を例にとると、テーブル、カウンタ、個室ごとに送信機を設置すると共に、受信表示機を厨房に注文を伝えて料理を受け取る場所となるデシャップ(Dish Up)などに設置し、送信機の押釦操作により呼出信号を受信表示機に送信してチャイム音を出すと共に番号表示器に呼出番号を呼出順に表示しており、店舗スタッフは受信機表示機に表示している最も古い呼出し番号を確認し、呼出しのあったテーブル等に出向いてオーダーをとったり、会計処理等のサービスを行うようにしている。
また、受信表示機の近くには携帯型の消去機を置いており、呼出番号を確認してオーダー等の対応をとる場合に、消去機に表示している対応する呼出番号の消去操作を行うと、消去信号を受信表示機に送信して対応する呼出番号の表示を消去するようにしている。
しかしながら、このような従来の店舗用の遠隔呼出システムにあっては、受信表示機の呼出受信に伴う呼出番号の表示に対し、店舗スタッフはデシャップに出向いて受信表示機の呼出番号を確認して対応する必要があり、店舗が広い場合や混雑しているような場合には、デシャップに戻って呼出番号を確認したり、消去機により対応する呼出番号を消去するのに手間と時間がかかる問題がある。
この問題を解決するためには、受信表示機を複数台設置したり、消去機の台数を増やすことで、店舗スタッフがどこにいても呼出番号の確認や消去が可能となるが、受信表示機の増設や消去機の追加に伴いシステムコストが大幅に増加し、このような対応は現実的ではないという問題がある。
本発明は、受信表示機の増設や消去機の追加を必要とすることなく、店舗や生産ライン等の利用場所のどこにいても呼出番号の確認による適切な対応を可能とする遠隔呼出システムを提供することを目的とする。
(遠隔呼出システム)
本発明は、呼出スイッチを有し、呼出スイッチによる呼出操作の受付けを検出した場合に事前設定した呼出番号を含む呼出信号を所定の第1通信プロトコルに従って無線送信する複数の送信機と、
必要に応じて設置され、複数の番号表示器を有し、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出順に呼出番号を複数の番号表示器に表示する受信表示機と、
を備えた遠隔呼出システムに於いて、
送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの呼出信号に変換して伝送路に送信する中継器と、
タッチパネルを備えたディスプレイを有し、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出信号に含まれる呼出番号を所定数の番号配列窓の中に呼出順に表示した画像を自己のディスプレイに表示し、更に自己のディスプレイの画像変化を検出した場合にその画像信号を所定の第3通信プロトコルに従って無線送信するコンピュータ装置を用いたメイン表示機と、
タッチパネルを備えたディスプレイを有し、メイン表示機から第3通信プロトコルの画像信号を受信してメイン表示器のディスプレイの表示画像と同じ内容の画像を表示するタブレット端末及び又は携帯電話機を用いたサブ表示機と、
を設けたことを特徴とする。
本発明は、呼出スイッチを有し、呼出スイッチによる呼出操作の受付けを検出した場合に事前設定した呼出番号を含む呼出信号を所定の第1通信プロトコルに従って無線送信する複数の送信機と、
必要に応じて設置され、複数の番号表示器を有し、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出順に呼出番号を複数の番号表示器に表示する受信表示機と、
を備えた遠隔呼出システムに於いて、
送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの呼出信号に変換して伝送路に送信する中継器と、
タッチパネルを備えたディスプレイを有し、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出信号に含まれる呼出番号を所定数の番号配列窓の中に呼出順に表示した画像を自己のディスプレイに表示し、更に自己のディスプレイの画像変化を検出した場合にその画像信号を所定の第3通信プロトコルに従って無線送信するコンピュータ装置を用いたメイン表示機と、
タッチパネルを備えたディスプレイを有し、メイン表示機から第3通信プロトコルの画像信号を受信してメイン表示器のディスプレイの表示画像と同じ内容の画像を表示するタブレット端末及び又は携帯電話機を用いたサブ表示機と、
を設けたことを特徴とする。
(メイン表示機による番号消去)
メイン表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している所定数の対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、
中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、
受信表示機は、中継器から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示する。
メイン表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している所定数の対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、
中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、
受信表示機は、中継器から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示する。
(サブ表示機による番号消去)
サブ表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去して空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトすると共に当該呼出番号を含む消去信号を第3通信プロトコルに従って無線送信し、更に、ディスプレイに表示している所定数の対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、
メイン表示機は、サブ表示機から第3通信プロトコルの消去信号を受信した場合、消去信号に含まれる呼出番号を番号配列窓から消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中のサブ表示機の割当窓に消去信号に含まれる呼出番号を表示し、
中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、
受信表示機は、中継器から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示する。
サブ表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去して空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトすると共に当該呼出番号を含む消去信号を第3通信プロトコルに従って無線送信し、更に、ディスプレイに表示している所定数の対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、
メイン表示機は、サブ表示機から第3通信プロトコルの消去信号を受信した場合、消去信号に含まれる呼出番号を番号配列窓から消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中のサブ表示機の割当窓に消去信号に含まれる呼出番号を表示し、
中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、
受信表示機は、中継器から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示する。
(呼出番号の名称表示)
メイン表示機は、送信機の呼出操作に基づく呼出信号を受信した場合、当該呼出信号に含まれる呼出番号を事前設定した所定の呼出名称に変換して自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中に表示する。
メイン表示機は、送信機の呼出操作に基づく呼出信号を受信した場合、当該呼出信号に含まれる呼出番号を事前設定した所定の呼出名称に変換して自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中に表示する。
(消去機による番号消去)
本発明の遠隔呼出システムは、更に、
消去スイッチと番号表示器を備え、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信して少なくとも最も古い呼出番号を自己の番号表示器に表示し、消去スイッチによる消去操作の受付けを検出した場合に、自己の番号表示器の呼出番号を含む消去信号を第1通信プロトコルに従って無線送信すると共に、自己の番号表示器に次に古い呼出番号を切替表示する消去機を設け、
受信表示機は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する自己の番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示し、
中継器は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に所定の第2通信
プロトコルの消去信号に変換して伝送路に送信し、
メイン表示機は、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、消去信号に含まれる呼出番号をディスプレイに表示している番号配列窓の中から消去する。
本発明の遠隔呼出システムは、更に、
消去スイッチと番号表示器を備え、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信して少なくとも最も古い呼出番号を自己の番号表示器に表示し、消去スイッチによる消去操作の受付けを検出した場合に、自己の番号表示器の呼出番号を含む消去信号を第1通信プロトコルに従って無線送信すると共に、自己の番号表示器に次に古い呼出番号を切替表示する消去機を設け、
受信表示機は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する自己の番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示し、
中継器は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に所定の第2通信
プロトコルの消去信号に変換して伝送路に送信し、
メイン表示機は、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、消去信号に含まれる呼出番号をディスプレイに表示している番号配列窓の中から消去する。
(基本的な効果)
本発明は、送信機と受信表示機を備えた遠隔呼出システムに於いて、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの呼出信号に変換して伝送路に送信する中継器と、タッチパネルを備えたディスプレイを有し、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出信号に含まれる呼出番号を所定数の番号配列窓の中に呼出順に表示した画像を自己のディスプレイに表示し、更に自己のディスプレイの画像変化を検出した場合にその画像信号を所定の第3通信プロトコルに従って無線送信するコンピュータ装置を用いたメイン表示機と、タッチパネルを
備えたディスプレイを有し、メイン表示機から第3通信プロトコルの画像信号を受信してメイン表示器のディスプレイの表示画像と同じ内容の画像を表示するタブレット端末及び又は携帯電話機を用いたサブ表示機とを設けるようにしたため、システム専用機器となる受信表示機を増設することなく、また受信表示機を設けていない場合であっても、パーソナルコンピュータ等で実現されるメイン表示機や携帯電話やタブレット端末で実現されるサブ表示器に、受信表示機と同じ内容の呼出番号を表示し、メイン表示機やサブ表示機を追加的に設けても汎用機器であることがら設備コストの増加を抑制し、受信表示機の設置
場所に制約されることなく、店舗スタッフ等の対応担当者は通信可能エリア内であればどこにいても、呼出番号を確認して迅速且つ適切に対応することを可能とする。
本発明は、送信機と受信表示機を備えた遠隔呼出システムに於いて、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの呼出信号に変換して伝送路に送信する中継器と、タッチパネルを備えたディスプレイを有し、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出信号に含まれる呼出番号を所定数の番号配列窓の中に呼出順に表示した画像を自己のディスプレイに表示し、更に自己のディスプレイの画像変化を検出した場合にその画像信号を所定の第3通信プロトコルに従って無線送信するコンピュータ装置を用いたメイン表示機と、タッチパネルを
備えたディスプレイを有し、メイン表示機から第3通信プロトコルの画像信号を受信してメイン表示器のディスプレイの表示画像と同じ内容の画像を表示するタブレット端末及び又は携帯電話機を用いたサブ表示機とを設けるようにしたため、システム専用機器となる受信表示機を増設することなく、また受信表示機を設けていない場合であっても、パーソナルコンピュータ等で実現されるメイン表示機や携帯電話やタブレット端末で実現されるサブ表示器に、受信表示機と同じ内容の呼出番号を表示し、メイン表示機やサブ表示機を追加的に設けても汎用機器であることがら設備コストの増加を抑制し、受信表示機の設置
場所に制約されることなく、店舗スタッフ等の対応担当者は通信可能エリア内であればどこにいても、呼出番号を確認して迅速且つ適切に対応することを可能とする。
(メイン表示機による番号消去)
また、メイン表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、受信表示機は、中
継器から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示するようにしたため、汎用機器を用いたメイン表示機で呼出番号を選択する呼出対応操作を行うと、これに連動して設備専用機器となる受信表示機で表示している呼出番号の消去を可能とする。
また、メイン表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、受信表示機は、中
継器から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示するようにしたため、汎用機器を用いたメイン表示機で呼出番号を選択する呼出対応操作を行うと、これに連動して設備専用機器となる受信表示機で表示している呼出番号の消去を可能とする。
また、メイン表示機で呼出番号を選択する呼出対応操作を行うと、その呼出番号が自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中の自己の割当窓の中に表示され、この表示はサブ表示機の画面表示にも反映され、サブ表示機の利用者は誰がどの呼出番号を選択して対応しているかをリアルタイムで知ることができ、呼出に対するシステム全体としての動きを適切に把握可能とする。
(サブ表示機による番号消去)
また、サブ表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第3通信プロトコルに従って無線送信し、更に、ディスプレイに表示している対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、メイン表示機は、サブ表示機から第3通信プロトコルの消去信号を受信した場合、消去信号に含まれる呼出番号を番号配列窓から消去して空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトすると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中のサブ表示機の割当窓に消去信号に含まれる呼出番号を表示し、中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、受信表示機は、中継器から前記第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古
い呼出番号を表示するようにしたため、汎用機器を用いたサブ表示機で呼出番号を選択する呼出対応操作を行うと、これに連動して汎用機器を用いたメイン表示機および設備専用機器となる受信表示機で表示している呼出番号の消去を可能とする。
また、サブ表示機は、自己のタッチパネルにより、自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を第3通信プロトコルに従って無線送信し、更に、ディスプレイに表示している対応端末配列窓の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、メイン表示機は、サブ表示機から第3通信プロトコルの消去信号を受信した場合、消去信号に含まれる呼出番号を番号配列窓から消去して空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトすると共に当該呼出番号を含む消去信号を第2通信プロトコルに従って伝送路に送信し、更に、自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中のサブ表示機の割当窓に消去信号に含まれる呼出番号を表示し、中継器は、メイン表示機から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、受信表示機は、中継器から前記第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古
い呼出番号を表示するようにしたため、汎用機器を用いたサブ表示機で呼出番号を選択する呼出対応操作を行うと、これに連動して汎用機器を用いたメイン表示機および設備専用機器となる受信表示機で表示している呼出番号の消去を可能とする。
また、サブ表示機で呼出番号を選択する呼出対応操作を行うと、その呼出番号が自己のディスプレイに表示している対応端末配列窓の中の自己の割当窓の中に表示され、この表示はメイン表示機の画面表示にも反映され、他のサブ表示機やメイン表示機の利用者は誰がどの呼出番号を選択して対応しているかをリアルタイムで知ることができ、呼出に対するシステム全体としての動きを適切に把握可能とする。
(呼出番号の名称表示による効果)
また、メイン表示機は、送信機の呼出操作に基づく呼出信号を受信した場合、当該呼出信号に含まれる呼出番号を事前設定した所定の呼出名称に変換して自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中に表示するようにしたため、どこから呼出があったかを抽象的な呼出番号によらず、例えばテーブル、カウンタ、個室名等の具体的な場所として把握することで、呼出しに対する対応を行い易くする。
また、メイン表示機は、送信機の呼出操作に基づく呼出信号を受信した場合、当該呼出信号に含まれる呼出番号を事前設定した所定の呼出名称に変換して自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中に表示するようにしたため、どこから呼出があったかを抽象的な呼出番号によらず、例えばテーブル、カウンタ、個室名等の具体的な場所として把握することで、呼出しに対する対応を行い易くする。
(消去機による番号消去の効果)
また、本発明の遠隔呼出システムは、更に、消去スイッチと番号表示器を備え、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信して少なくとも最も古い呼出番号を自己の番号表示器に表示し、消去スイッチによる消去操作の受付けを検出した場合に、番号表示器の呼出番号を含む消去信号を第1通信プロトコルに従って無線送信すると共に、番号表示器に次に古い呼出番号を切替表示する消去機を設け、受信表示機は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器
に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示し、中継器は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの消去信号に変換して伝送路に送信し、メイン表示機は、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、消去信号に含まれる呼出番号をディスプレイに表示している番号配列窓の中から消去するようにしたため、汎用機器を用いたメイン表示機及びサブ表示機についても、システム専用機器として準備した消去機の消去操作に連動して、対応する呼出番号の表示を消去可能とする。
また、本発明の遠隔呼出システムは、更に、消去スイッチと番号表示器を備え、送信機から第1通信プロトコルの呼出信号を受信して少なくとも最も古い呼出番号を自己の番号表示器に表示し、消去スイッチによる消去操作の受付けを検出した場合に、番号表示器の呼出番号を含む消去信号を第1通信プロトコルに従って無線送信すると共に、番号表示器に次に古い呼出番号を切替表示する消去機を設け、受信表示機は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器
に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示し、中継器は、消去機から第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの消去信号に変換して伝送路に送信し、メイン表示機は、中継器から伝送路を介して第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、消去信号に含まれる呼出番号をディスプレイに表示している番号配列窓の中から消去するようにしたため、汎用機器を用いたメイン表示機及びサブ表示機についても、システム専用機器として準備した消去機の消去操作に連動して、対応する呼出番号の表示を消去可能とする。
[遠隔呼出システムの概要]
図1は本発明による遠隔呼出システムの概略を示した説明図、図2は図1の遠隔呼出システムの機能構成を示したブロック図であり、例えば店舗に設置した場合を例とると次のようになる。
図1は本発明による遠隔呼出システムの概略を示した説明図、図2は図1の遠隔呼出システムの機能構成を示したブロック図であり、例えば店舗に設置した場合を例とると次のようになる。
本実施形態の遠隔呼出システムを設置する店舗は、例えば厨房及びデシャップを含む業務処理スペースとテーブル、カウンタ、個室等を含む顧客スペースから構成されている。
図1に示すように、本実施形態の遠隔呼出システムは、送信機10、受信表示機12、消去機14、中継器16、メイン表示機20、タブレット22、携帯電話機24及び無線LANのアクセスポイント25を備えている。この内、送信機10、受信表示機12、消去機14は専用機器を用いたシステム部分であり、これに対しメイン表示機20、タブレット22、携帯電話機24及びアクセスポイント25は汎用機器を利用したシステム部分であり、両者の間を中継器16により繋いでいる。また、タブレット22及び携帯電話機24は、メイン表示機20に対するサブ表示機として機能する。
ここで、システム専用機器となる受信表示機12は、それと同等の表示機能が汎用機器を用いたメイン表示機20で実現できることから、受信表示機12を設置しないシステム構成を必要に応じてとることができる。なお、以下の実施形態は、受信表示機12を設けた場合を例にとっている。
[送信機の構成]
図1に示す送信機10は、テーブル、カウンタ、個室等の利用場所毎に設置しており、呼出スイッチ15を押すと事前設定した所定の呼出番号及び設置場所に応じて事前設定した表示色情報を含む呼出信号を無線送信する。設置場所の表示色情報は、例えばテーブルは赤、個室は黄、カウンタは緑とする。
図1に示す送信機10は、テーブル、カウンタ、個室等の利用場所毎に設置しており、呼出スイッチ15を押すと事前設定した所定の呼出番号及び設置場所に応じて事前設定した表示色情報を含む呼出信号を無線送信する。設置場所の表示色情報は、例えばテーブルは赤、個室は黄、カウンタは緑とする。
送信機10の機能構成は、図2に示すように、呼出スイッチ15、制御部44、アンテナ48を接続した送信部46を備える。呼出スイッチ15は呼出釦の押し込みでオンするスイッチである。制御部44は呼出スイッチ15のオンによる呼出操作の受付けを検知すると、ディップスイッチ等により事前設定した呼出番号及び表示色情報を含む呼出信号を生成し、送信部46に指示して所定の第1通信プロトコルに従って無線送信させる制御を行う。
ここで、呼出信号は、呼出コマンド、呼出番号、及び表示色情報を含む信号形式とする。また、送信部46による第1通信プロトコルとしては、例えば426MHz帯を使用した特定小電力無線局の標準規格を準拠した通信プロトコルとする。以下の説明は第1通信プロトコルを特定小電力通信プロトコルとして説明する。
[受信表示機の構成]
図1に示す受信表示機12は、デシャップ等に設置しており、本実施形態では、番号表示器26を5台横に並べて配置し、それぞれ8セグメント素子を2つ並べた2桁の数値を表示可能とする。また番号表示器26における表示色は背光照明色の切替えにより例えば赤、黄又は緑の3色を表示でき、例えばテーブルは赤、個室は黄、カウンタは緑で呼出番号を表示する。また、受信表示機12には残数表示器28を設けており、残数表示器28は8セグメント素子を2つ並べた2桁の数値表示を行う。
図1に示す受信表示機12は、デシャップ等に設置しており、本実施形態では、番号表示器26を5台横に並べて配置し、それぞれ8セグメント素子を2つ並べた2桁の数値を表示可能とする。また番号表示器26における表示色は背光照明色の切替えにより例えば赤、黄又は緑の3色を表示でき、例えばテーブルは赤、個室は黄、カウンタは緑で呼出番号を表示する。また、受信表示機12には残数表示器28を設けており、残数表示器28は8セグメント素子を2つ並べた2桁の数値表示を行う。
図2に示すように、受信表示機12は、制御部50、アンテナ54を接続した通信部52、表示部56、音響報知部58及び操作部60からなる機能構成を備える。制御部50は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
通信部52は特定小電力通信プロトコルに従って信号を送受信する。表示部56は図1に示した番号表示器26及び残数表示器28を備える。音響報知部58はチャイム音等をスピーカから出力する。操作部60は表示部56の明るさ調整スイッチや音響報知部58の音量調整スイッチ等を備える。
制御部50は、通信部52を介して送信機10から特定小電力通信プロトコルの呼出信号を受信した場合、呼出信号に含まれる呼出番号を番号表示器26に呼出順に表示し(古い順に左から右に並べて表示)、また、呼出信号に含まれる表示色情報に基づき番号表示器26における表示色を赤、黄又は緑の何れかを選択して表示する制御を行う。
また、制御部50は、5台の番号表示器26が全て表示状態となって番号表示がオーバーフローした場合、オーバーフローした呼出番号の残数を残数表示器28に数値表示する制御を行う。
また、制御部50は、番号表示器26に表示した呼出番号ついてタイマにより表示時間を監視しており、例えば1分を経過すると番号が低速にフリッカし、さらに2分を経過すると高速にフリッカする制御を行う。
また、制御部50は通信部52を介して消去機14から例えば左端の番号表示器26に表示している最も古い呼出番号「11」の消去を指定した第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合、左端の番号表示器26に表示している呼出番号「11」を消去し、空き位置を詰めるように残りの番号表示を左側にシフトし、更に、右端となる最後の空き位置の番号表示器26に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示する制御を行う。
[消去機の構成]
図1に示す消去機14は携帯可能な機器であり、デシャップに置くか、必要に応じて店舗スタッフが携帯する。消去機14には2つの番号表示器32とそれぞれに対応して消去スイッチ30を設けている。
図1に示す消去機14は携帯可能な機器であり、デシャップに置くか、必要に応じて店舗スタッフが携帯する。消去機14には2つの番号表示器32とそれぞれに対応して消去スイッチ30を設けている。
図2に示すように、消去機14は、制御部61、アンテナ63を接続した通信部62、表示部64及び消去スイッチ30からなる機能構成を備える。制御部61は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。通信部62は特定小電力通信プロトコルに従って信号を送受信する。表示部64は図1に示したように2台の番号表示器32を備える。
制御部61は、通信部62を介して特定小電力通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、2台の番号表示器32に最も古い呼出番号と次に古い呼出番号を表示する制御を行う。
ここで、店舗スタッフは図1に示した受信表示機12の左端の番号表示器26に表示している呼出番号「11」からテーブル11番の呼出しを確認してオーダー等の対応に出向く場合に、消去機14の左側の消去スイッチ30を操作することで、対応先の呼出番号「11」を消去する。
このため制御部61は、左側の消去スイッチ30による消去操作の受付けを検出した場合、消去コマンドと呼出番号「11」を含む消去信号を生成し、これを通信部62に指示して特定小電力通信プロトコルに従って無線送信させる制御を行う。
受信表示機12は、消去機14からの消去信号を受信すると、左端の番号表示器26に表示している呼出番号「11」を消去し、空き位置を詰めるように残りの番号表示を左側にシフトし、更に、右端となる最後の空き位置の番号表示器26に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示する。
[中継器の構成]
図1に示すように、中継器16は、送信機10、受信表示機12及び消去機14を設けた専用機器を用いたシステム部分と、メイン表示機20、タブレット22,携帯電話機24及びアクセスポイント25を設けた汎用機器を用いたシステム部分との間を繋ぐ信号変換を行う。中継器16を接続した伝送路18は、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)に設けたLAN回線とする。
図1に示すように、中継器16は、送信機10、受信表示機12及び消去機14を設けた専用機器を用いたシステム部分と、メイン表示機20、タブレット22,携帯電話機24及びアクセスポイント25を設けた汎用機器を用いたシステム部分との間を繋ぐ信号変換を行う。中継器16を接続した伝送路18は、例えばローカルエリアネットワーク(LAN)に設けたLAN回線とする。
図2に示すように、中継器16は、制御部65、アンテナ67を接続した通信部66、及び伝送路18に接続した通信部68からなる機能構成を備える。制御部65は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
通信部66は特定小電力通信プロトコルに従った信号を送受信する。通信部68は、所定の第2通信プロトコル、例えばTCP/IP(トランスミッション コントロール プロトコル/インターネット プロトコル)に従った信号を送受信する。以下、第2通信プロトコルをTCP/IPとして説明する。
制御部65は、通信部66を介して送信機10又は消去機14から特定小電力通信プロトコルの呼出信号又は消去信号を受信した場合、TCP/IPの呼出信号又は消去信号に変換して伝送路18を介してメイン表示機20に送信する。
また制御部65は、通信部68を介してメイン表示機20からTCP/IPの信号を受信した場合に特定小電力通信プロトコルの信号に変換して無線送信する。
ここでTCP/IPにあっては、制御部65は送信機10から受信した特定小電力通信プロトコルの呼出信号に基づき、トランスポート層(TPC層)の処理により中継器自身の発信元ポート番号、メイン表示機20の制御部を指定する送信先ポート番号を含むヘッダ部と、呼出コマンド、呼出番号及び表示色情報を含むデータ部からなるパケット信号を生成し、続いて、インターネット層(IP層)の処理により、中継器18自身の発信元IPアドレスとメイン表示機20の送信先IPアドレスを含むプロトコルヘッダを配置し、これをTCP/IPにより変換した呼出信号として通信部68に指示し、伝送路18を介してメイン表示機20に送信する制御を行う。
また、制御部65は、送信機10から受信した特定小電力通信プロトコルの消去信号に基づき、トランスポート層(TPC層)の処理により中継器自身の発信元ポート番号、メイン表示機20の制御部を指定する送信先ポート番号を含むヘッダ部と、消去コマンド及び呼出番号を含むデータ部からなるパケット信号を生成し、続いて、インターネット層(IP層)の処理により、中継器18自身の発信元IPアドレスとメイン表示機20の送信先IPアドレスを含むプロトコルヘッダを配置し、これをTCP/IPにより変換した消去信号として伝送路18を介してメイン表示機20に送信する制御を行う。
また、制御部65は、通信部68を介してメイン表示機18から受信したTCP/IPのパケット信号を受信した場合、これを逆変換し、そのデータ部から取得したコマンド及び呼出番号に基づき特定小電力通信プロトコルの信号に変換して無線送信する制御を行う。
[メイン表示機]
(メイン表示機の概略)
図1に示すように、メイン表示機20はタッチパネル付きのディスプレイ34を備えたマイクロコンピュータ等の汎用のコンピュータ装置を使用しており、システムの運用状態で、ディスプレイ34の画面上に、番号配列窓36と対応端末配列窓38を表示している。
(メイン表示機の概略)
図1に示すように、メイン表示機20はタッチパネル付きのディスプレイ34を備えたマイクロコンピュータ等の汎用のコンピュータ装置を使用しており、システムの運用状態で、ディスプレイ34の画面上に、番号配列窓36と対応端末配列窓38を表示している。
番号配列窓36は送信機10からの呼出信号に含まれる呼出番号を、複数の番号配列窓36の中に左から右に呼出順に並ぶように表示している。即ち、5枚の番号配列窓36の内の左側の2枚の拡大した窓内に、最も古い呼出番号と次に古い呼出番号を表示し、続いて5枚を古い方の一部の呼出番号が見えるように重ねた小さい窓内に表示している。また、呼出番号は、例えばテーブルは赤、個室は黄、カウンタは緑の表示色としている。
対応端末配列窓38は、6枚の窓を横に配列し、メイン表示機20、タブレット22及び携帯電話機24の各々に所定の窓を事前設定により割り当ている。メイン表示機20、タブレット22及び携帯電話機24を利用している店舗スタッフが番号配列窓36の呼出番号をタップ(呼出し番号に指を触れる操作)することにより選択して消去した場合、応端末配列窓38の中のメイン表示機20に割当てた窓に消去した呼出番号を表示し、メイン表示機10を利用している店舗スタッフが対応中であることを表示する。
(メイン表示機の機能構成)
図2に示すように、メイン表示機20は、制御部70、伝送路18を接続した通信部72、アンテナ76を接続した無線LAN通信部74、ディスプレイ34及びタッチパネル78からなる機能構成を備え、市販のマイクロコンピュータ等を使用する。
図2に示すように、メイン表示機20は、制御部70、伝送路18を接続した通信部72、アンテナ76を接続した無線LAN通信部74、ディスプレイ34及びタッチパネル78からなる機能構成を備え、市販のマイクロコンピュータ等を使用する。
制御部70は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
通信部72はTCP/IPに従った信号を、伝送路18を介して中継器18との間で送受信する。
通信部72はTCP/IPに従った信号を、伝送路18を介して中継器18との間で送受信する。
無線LAN通信部74は、所定の第3通信プロトコル、例えばイーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠した無線LAN通信プロトコルに従ってタブレット22との間はアクセスポイント15を経由した通信接続を確立してパケット信号を送受信し、また、携帯電話24はアクセスポイント機能を備えたものを使用することで、直接に通信接続を確立してパケット信号を送受信する。
ディスプレイ34は例えば液晶カラーディスプレイであり、また、タッチパネル78はディスプレイ34の画面上に配置しており、店舗スタッフのタップによる各種の操作入力を受け付ける。
(メイン表示機の表示画面)
図3はメイン表示機の呼出画面を示した説明図である。図3に示すように、メイン表示機20のディスプレイ34に表示した番号配列窓36は、窓102a〜102gの7枚を古い順に左から右に向けて横に並べており、左側の2枚の拡大した窓102a,102bに、最も古い呼出番号「11」と次に古い呼出番号「5」を表示し、続いて縮小した窓102c〜102eに呼出番号「29」、「18」、「7」が見えるように重ねて表示し、残りの窓102f,102gは呼出番号は見えないように重ねて表示している。
図3はメイン表示機の呼出画面を示した説明図である。図3に示すように、メイン表示機20のディスプレイ34に表示した番号配列窓36は、窓102a〜102gの7枚を古い順に左から右に向けて横に並べており、左側の2枚の拡大した窓102a,102bに、最も古い呼出番号「11」と次に古い呼出番号「5」を表示し、続いて縮小した窓102c〜102eに呼出番号「29」、「18」、「7」が見えるように重ねて表示し、残りの窓102f,102gは呼出番号は見えないように重ねて表示している。
また呼出番号を表示した窓102a〜10eの各々の右下には、呼出信号を受信してからの待ち時間を、例えば窓102aでは「7分前」というように表示している。更に、番号配列窓36の右側の空きスペースには、残数表示部110として例えば「待ち9件」を表示している。
また、番号配列窓36の下には対応端末配列窓38を表示している。対応端末配列窓38は、6枚の窓104a〜104fを横に配列し、メイン表示機20、タブレット22及び携帯電話機24の各々に所定の窓を事前設定により割り当てている。例えば窓104a,104bは店舗スタッフ○○が保有する携帯電話機24に「○○ケータイ」の表示により割当て、窓104c,104dはメイン表示機20に「本機」の表示に割当て、窓104e,104fbは店舗スタッフ△△が保有する携帯電話機24に「△△ケータイ」の表示により割当てている。なお、タブレット22に割り当てた窓は画面外にあり、対応端末配列窓38を指先でスライド操作すると表れる。
このメイン表示機20の呼出画面の使い方は次のようになる。店舗スタッフは、ディスプレイ34の番号配列窓36の表示から左端の窓102aに表示している最も古い呼出番号「11」を確認してオーダー等を取りに行く場合、窓102aを指でタップすると、呼出番号「11」が消え、その下の対応端末配列窓38の「本機」と表示している例えば窓104cに呼出番号「11」が表示され、メイン表示機20を利用している店舗スタッフが対応していることを表示する。
(メイン表示機の制御機能)
再び、図2を参照するに、制御部70は、通信部72を介して中継器16からTCP/IPの呼出信号を受信した場合に、ディスプレイ34に画面表示している番号配列窓36の中に、呼出信号に含まれる呼出番号を呼出順に表示する制御を行う。また制御部70は、呼出信号に含まれる表示色情報に基づき番号配列窓36における番号表示色を赤、黄又は緑の何れかにより表示する制御を行う。
再び、図2を参照するに、制御部70は、通信部72を介して中継器16からTCP/IPの呼出信号を受信した場合に、ディスプレイ34に画面表示している番号配列窓36の中に、呼出信号に含まれる呼出番号を呼出順に表示する制御を行う。また制御部70は、呼出信号に含まれる表示色情報に基づき番号配列窓36における番号表示色を赤、黄又は緑の何れかにより表示する制御を行う。
また、制御部70は、通信部72を介して中継器16からTCP/IPの消去信号、即ち、消去機14の消去操作に基づく消去信号を受信した場合に、この消去信号に含まれる呼出番号をディスプレイ34に表示している番号配列窓の中から消去する制御を行う。
また、制御部70は、ディスプレイ34に表示している番号配列窓36の中の何れかの呼出番号を選択するタッチパネル78のタップによる呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓36から呼出対応操作により選択した呼出番号を消去して左詰めにシフトすると共に、消去した呼出番号を含む消去信号をTCP/IPに従って伝送路18に送信し、更に、ディスプレイ34に表示している対応端末配列窓38の中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示する制御を行う。
この制御部70による制御を、図3を参照して説明すると次のようになる。店舗スタッフがメイン表示機20のディスプレイ34に表示している番号配列窓36の中の左端の窓102aに表示している最も古い呼出番号「11」を確認してオーダー等を取りに行く場合、ディスプレイ34の呼出番号「11」の画面を指でタップすると、制御部70は、このタップによる呼出対応操作の受付けを検出し、窓102aから呼出対応操作により選択した呼出番号「11」を消去し、左端の空窓102aを詰めるように残りの窓102b〜102eの番号表示を左側にシフトし、更に、空きとなった窓102eに呼出番号「7」
の次に古い呼出番号を表示する制御を行う。
の次に古い呼出番号を表示する制御を行う。
また、制御部70は、番号配列窓36の窓102aから呼出番号「11」を消去した場合、対応端末配列窓38の自己の割当窓、例えば「本機」と表示している窓104cの中に、消去した呼出番号「11」を表示し、現在誰が対応中であるかを表示する制御を行う。
また、制御部70は、無線LAN通信部74を介してサブ表示機として機能するタブレット22又は携帯電話機24から無線LAN通信プロトコルの消去信号を受信した場合、この消去信号に含まれる呼出番号を番号配列窓36から消去して左シフトで詰めると共に、この呼出番号を含む消去信号を生成し、通信部72に指示してTCP/IPに従って伝送路18から中継器16に送信し、更に、ディスプレイ34に表示している対応端末配列窓38の中のタブレット22又は携帯電話機24の割当窓に消去した呼出番号を表示する制御を行う。
また、制御部70は、ディスプレイ34の画像変化を検出した場合、無線LAN通信部74に指示し、変化した画像を示す画像信号を無線LAN通信プロトコルに従ってサブ表示機として機能するタブレット22及び携帯電話機24に送信して画面表示を同期させる制御を行う。この制御部70により画面表示の同期制御は、所定の同期周期で反復するようにしても良い。
[サブ表示機の構成]
(タブレットの構成)
図1に示すタブレット22はサブ表示機として機能し、メイン表示機20と同じ画面をタッチパネル付きのディスプレイ40に表示している。即ち、ディスプレイ40には番号配列窓36aと対応端末配列窓38aが表示され、その表示内容は、図3に示したメイン表示機20の表示内容と同じになっている。
(タブレットの構成)
図1に示すタブレット22はサブ表示機として機能し、メイン表示機20と同じ画面をタッチパネル付きのディスプレイ40に表示している。即ち、ディスプレイ40には番号配列窓36aと対応端末配列窓38aが表示され、その表示内容は、図3に示したメイン表示機20の表示内容と同じになっている。
図2に示すように、タブレット22は、制御部80、アンテナ84を接続した無線LAN通信部82、ディスプレイ40及びタッチパネル86からなる機能構成を備え、例えば無線LAN通信機能を備えた市販品を使用する。
制御部80は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
無線LAN通信部82は、イーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠した無線LAN通信プロトコルに従ってメイン表示機20との間でアクセスポイント25を経由した通信接続を確立してパケット信号を送受信する。なお、アクセスポイント25は図示しないゲートウェイ装置に接続しており、外部のインターネットとの接続を可能としている。
ディスプレイ40は例えば液晶カラーディスプレイであり、また、タッチパネル86はディスプレイ40の画面上に配置しており、店舗スタッフのタップによる操作入力を受け付ける。
制御部80は、無線LAN通信部82を介してメイン表示機20から無線LAN通信プロトコルの画像信号を受信してディスプレイ40にメイン表示機20と同じ内容の画像を表示する制御を行う。
また、制御部80は、ディスプレイ40に表示している番号配列窓36aの中の何れかの呼出番号を選択するタッチパネル86のタップによる呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓36aから呼出対応操作により選択した呼出番号を消去して左詰めにシフトすると共に、消去した呼出番号を含む消去信号を無線LAN通信部82に指示し、無線LAN通信プロトコルに従ってメイン表示機20に送信し、更に、ディスプレイ40に表示している対応端末配列窓38aの中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択した呼出番号を表示する制御を行う。
(携帯電話機の構成)
図1に示す携帯電話機24はサブ表示機として機能し、メイン表示機20と略同じ画面内容を縦長の画面形状に合せてタッチパネル付きのディスプレイ42に表示している。即ち、縦長のディスプレイ42には番号配列窓36bと対応端末配列窓38bを表示し、その表示内容は、図3に示したメイン表示機20の画面内容の中の主要な部分を取り出した内容となっている。
図1に示す携帯電話機24はサブ表示機として機能し、メイン表示機20と略同じ画面内容を縦長の画面形状に合せてタッチパネル付きのディスプレイ42に表示している。即ち、縦長のディスプレイ42には番号配列窓36bと対応端末配列窓38bを表示し、その表示内容は、図3に示したメイン表示機20の画面内容の中の主要な部分を取り出した内容となっている。
図2に示すように、携帯電話機24は、制御部90、アンテナ94を接続した無線LAN通信部92、アンテナ98を接続した携帯電話通信部96、ディスプレイ42及びタッチパネル100からなる機能構成を備え、無線LAN通信のアクセスポイント機能を備えたスマートフォン等を使用する。
制御部90は、プロセッサを構成するCPU、メモリ、各種入出力インタフェースを備えたLSIで実現され、インストールされたプログラムを実行する。
無線LAN通信部92は、イーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠した無線通信を行い、メイン表示機20との間に無線LAN回線を確立して信号を送受信する。このため無線LAN通信部92は、無線LANのアクセスポイントとして機能する無線LAN通信機能、例えばデザリング機能を備えている。
携帯電話通信部96は、第3世代移動通信システム(3G)として知られたW−CDMAにより携帯電話通信を行う。これ以外に、高速移動通信部、GPS通信部(全地球測位システム通信部)、カメラ部、SIMカード、音声入出力部、USB端子部、操作部及びメモリカード等を備える。
制御部90は、通話接続、メール接続、インターネット接続などの通信接続及び関連する各種の制御を行う。また、制御部90は、無線LAN通信部92を介してメイン表示機20から無線LAN通信プロトコルの画像信号を受信し、図4に示すように、ディスプレイ42にメイン表示機20と基本的に同じ内容の画像を表示する制御を行う。
図4に示す携帯電話機24のディスプレイ表示画面は、番号配列窓36bと対応端末配列窓38bを、図3のメイン表示機20のディスプレイ表示画面に同期して表示している。
この場合、メイン表示機20の横長画面に対し携帯電話機24は小型の縦長画面になることから、番号配列窓36bは、窓106a〜106dの4枚を古い順に左から右上に向けて横に並べ、左側の2枚の窓106a,106bに、最も古い呼出番号「11」と次に古い呼出番号「5」を表示し、続いて窓106c,106dは呼出番号が見えないように重ねて表示している。
また呼出番号を表示した窓106a,106bの各々の左下には、呼出信号を受信してからの待ち時間を、例えば窓106aでは「7分前」というように表示している。更に、番号配列窓36の右下の空きスペースには、残数表示部106bとして例えば「待ち9件」を表示している。
また、ディスプレイ42の下には対応端末配列窓38bを表示している。対応端末配列窓38bは、4枚の窓108c〜108fを横に配列し、窓108c,108dはメイン表示機20に「本機」の表示に割当て、窓108e,108fは店舗スタッフ△△が保有する携帯電話機24に「△△ケータイ」の表示により割当てている。なお、それ以外の窓108a,108bは左側に重ねた状態で隠れており、指によるスライド操作でシフトして表示される。
また、制御部90は、ディスプレイ42に表示している番号配列窓36bの中の何れかの呼出番号を選択するタッチパネル100のタップによる呼出対応操作の受付けを検出した場合、番号配列窓36bから呼出対応操作により選択した呼出番号を消去して左詰めにシフトすると共に、消去した呼出番号を含む消去信号を生成し、無線LAN通信部92に指示して無線LAN通信プロトコルに従ってメイン表示機20に送信し、更に、ディスプレイ42に表示している対応端末配列窓38bの中の自己の割当窓に呼出対応操作により選択して消去した呼出番号を表示する制御を行う。
[遠隔呼出システムの動作]
(メイン表示機の呼出対応動作)
図5は送信機の呼出操作による呼出とメイン表示機のタップ操作による呼出対応の処理動作を示したタイムチャートであり、図1乃至図3と共に説明する。
(メイン表示機の呼出対応動作)
図5は送信機の呼出操作による呼出とメイン表示機のタップ操作による呼出対応の処理動作を示したタイムチャートであり、図1乃至図3と共に説明する。
図5に示すように、送信機10によりステップS1(以下「ステップ」は省略)で顧客が呼出操作を行ったとすると、送信機10は特定小電力通信プロトコルに従って呼出信号を無線送信する。送信機10からの呼出信号は受信表示機12で受信され、S2で受信表示機12の番号表示器26に呼出順に左詰めで呼出番号を指定された色で表示し、同時にチャイム音により呼出を報知する。なお、番号表示器26に空きがない場合は、残数表示器28に1を加算した値を表示する。
また送信機10からの呼出信号は中継器16で受信され、TCP/IPの呼出信号に変換され、伝送路18を介してメイン表示機20に送信される。メイン表示機20はS3で受信した呼出信号の呼出番号をディスプレイ表示画面に表示している番号配列窓36の最後の空き窓に表示する。なお、空き窓がない場合は、残数表示部106の値に1を加算した値とする。
続いてS4で表示内容を変更した画像信号をタブレット22及び携帯電話機24を含むサブ表示機21に送信して画像内容を同期させる同期通信を行い、この画像信号をサブ表示機21はS5で受信して同期画面表示を行う。
この状態で、店舗スタッフがメイン表示機20の番号配列窓36の最も古い呼出番号を確認してその場所へ出向く場合、その呼出番号をS6でタップすると、このタップによる呼出番号対応操作の受付けを検出し、S7で番号配列窓36のタップした呼出番号を消去して左詰めシフトすると共に、対応端末配列窓38の自己の割当窓に、消去した呼出番号を表示して対応中にあることを示し、更に、S8で呼出番号の消去指示として、TCP/IPに従って呼出番号を含む消去信号を、伝送路18を介して中継器16に送信し、中継器16で特定小電力通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信する。
この消去信号をS9で受信表示機12が受信すると、番号表示器26の該当する呼出番号を消去して左詰めにシフト表示する。
また、メイン表示機10はS10で表示内容を変更した画像信号をサブ表示機21に送信して画像内容を同期させる同期通信を行い、この画像信号をサブ表示機21はS11で受信して同期画面表示を行う。
(サブ表示機の呼出対応動作)
図6は送信機の呼出操作による呼出とサブ表示機のタップ操作による呼出対応の処理動作を示したタイムチャートであり、図1乃至図4と共に説明する。
図6は送信機の呼出操作による呼出とサブ表示機のタップ操作による呼出対応の処理動作を示したタイムチャートであり、図1乃至図4と共に説明する。
図6に示すように、S21の送信機10の呼出操作からS25のサブ表示機21の同期画面表示までは、図5のS1〜S5と同じである。
この状態で、店舗スタッフがサブ表示機21、例えば携帯端末24の番号配列窓36bの最も古い呼出番号を確認してその場所へ出向く場合、その呼出番号をS26でタップすると、このタップによる呼出番号対応操作の受付けを検出してS27で、番号配列窓36bのタップした呼出番号を消去して左詰めシフトすると共に、対応端末配列窓38bの自己の割当窓に、消去した呼出番号を表示して対応中にあることを示し、更に、S28で無線LAN通信プロトコルに従って呼出番号を含む消去信号をメイン表示機20に無線送信する。
サブ表示機21からの消去信号を受信したメイン表示機20は、S29で番号配列窓36の該当する呼出番号を消去して左詰めシフトすると共に、対応端末配列窓38のサブ表示機21の割当窓に、消去した呼出番号を表示して対応中にあることを表示し、更に、S30で呼出番号の消去指示として、TCP/IPに従って呼出番号を含む消去信号を中継器16に送信し、中継器16で特定小電力通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信する。
この消去信号をS31で受信表示機12が受信すると、番号表示器26の該当する呼出番号を消去して左詰めにシフト表示する。またメイン表示機10はS32で表示内容を変更した画像信号をサブ表示機21に送信して画像内容を同期させる同期通信を行い、この画像信号をサブ表示機21はS33で受信して同期画面表示を行う。
(消去機の呼出対応動作)
図7は送信機の呼出操作による呼出と消去機の消去操作による呼出対応の処理動作を示したタイムチャートであり、図1乃至図4と共に説明する。
図7は送信機の呼出操作による呼出と消去機の消去操作による呼出対応の処理動作を示したタイムチャートであり、図1乃至図4と共に説明する。
図7に示すように、S41の送信機10の呼出操作からS45のサブ表示機21の同期画面表示までは、図5のS1〜S5と同じである。
この状態で、店舗スタッフが受信表示機12の番号表示器26の最も古い呼出番号を確認してその場所へ出向く場合、S46で消去機14に表示している確認した呼出番号に対応した消去スイッチ30を操作することで、特定小電力通信プロトコルに従って消去信号を無線送信する。
消去機14からの消去信号を受信表示機12が受信とすると、S47で番号表示器26の該当する呼出番号を消去して左詰めにシフト表示する。
また、消去機14からの消去信号は中継器16でTCP/IPの消去信号に変換してメイン表示機20に送信され、これを受信したメイン表示機20はS48で番号配列窓36の該当する呼出番号を消去して左詰めシフトし、更に、S49で表示内容を変更した画像信号をサブ表示機21に送信して画像内容を同期させる同期通信を行い、この画像信号をサブ表示機21はS50で受信して同期画面表示を行う。
[呼出番号に対応した名称表示]
図8は呼出名称を表示するメイン表示機の呼出画面を示した説明図である。図8に示すように、メイン表示機20のディスプレイ34の表示画面に表示した番号配列窓36の窓102a〜102eには、図3に示した呼出番号の数値に代えて、呼出番号に対応して事前設定した呼出場所を示す呼出名称を表示している。
図8は呼出名称を表示するメイン表示機の呼出画面を示した説明図である。図8に示すように、メイン表示機20のディスプレイ34の表示画面に表示した番号配列窓36の窓102a〜102eには、図3に示した呼出番号の数値に代えて、呼出番号に対応して事前設定した呼出場所を示す呼出名称を表示している。
この場合、窓102a,102dについては呼出名称「テーブル」と呼出番号「11」、「18」を組み合わせて表示し、窓102Cについても呼出名称「カウンタ」と呼出番号「29」を組み合わせて表示することで呼出場所を特定可能としている。一方、窓102b、102eについては個室であることから呼出名称として「富士」、「菊」を表示し、呼出番号は表示していない。このように呼出名称のみとするか、呼出名称と呼出番号を組み合わせて表示するかは、必要に応じて適宜に選択することができる。
また対応端末配列窓38についても、番号配列窓36のタップによる消去に伴う表示により、窓104bは個室であることから呼出名称「VIP」を表示し、窓104d,104eについては呼出名称と呼出番号を組み合わせて「カウンタ 6」、「カウンタ 2」の表示としている。
[本発明の変形例]
(利用状況に対応した遠隔呼出)
上記の実施形態は、レストランや喫茶店などの店舗を対象とした遠隔呼出システムを例にとるものであったが、これ以外に、工場生産ラインでの部品供給、工場生産ラインのトラブル呼出し、倉庫の棚や商品陳列棚などでの在庫切れ表示、携帯電話の話し中などの取り込み中の状況、スーパーや飲食店などでの個室の準備状況、病院や介護施設などでの看護師や介護師の呼出しといった様々な利用対象の状況の遠隔呼出システムに適用できる。
(利用状況に対応した遠隔呼出)
上記の実施形態は、レストランや喫茶店などの店舗を対象とした遠隔呼出システムを例にとるものであったが、これ以外に、工場生産ラインでの部品供給、工場生産ラインのトラブル呼出し、倉庫の棚や商品陳列棚などでの在庫切れ表示、携帯電話の話し中などの取り込み中の状況、スーパーや飲食店などでの個室の準備状況、病院や介護施設などでの看護師や介護師の呼出しといった様々な利用対象の状況の遠隔呼出システムに適用できる。
(HTTP)
上記の実施携帯では中継器16とメイン表示機20の通信にTCP/IPを使用しているが、これに代えてハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(以下「HTTP」という)を使用しても良い。
上記の実施携帯では中継器16とメイン表示機20の通信にTCP/IPを使用しているが、これに代えてハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル(以下「HTTP」という)を使用しても良い。
この場合、中継器16は、送信機10が送信した特定小電力通信プロトコルの呼出信号を受信し、これをリクエスト−レスポンス型のプロトコルとして知られたHTTPの呼出信号に変換してメイン表示機20に送信する。また、中継器16は、消去機14が送信した特定小電力通信プロトコルの消去信号を受信し、これをHTTPの消去信号に変換してメイン表示機20に送信する。更に、中継器16はメイン表示機20が送信したHTTPの消去信号を受信し、これを特定小電力通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信する。
(その他)
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:送信機
12:受信表示機
14:消去機
15:呼出スイッチ
16:中継器
18:伝送路
20:メイン表示機
21:サブ表示機
22:タブレット
24:携帯電話機
25:アクセスポイント
26,32:番号表示器
28:残数表示器
30:消去スイッチ
34,40,42:ディスプレイ
36,36a,36b:番号配列窓
38,38a,38b:対応端末配列窓
12:受信表示機
14:消去機
15:呼出スイッチ
16:中継器
18:伝送路
20:メイン表示機
21:サブ表示機
22:タブレット
24:携帯電話機
25:アクセスポイント
26,32:番号表示器
28:残数表示器
30:消去スイッチ
34,40,42:ディスプレイ
36,36a,36b:番号配列窓
38,38a,38b:対応端末配列窓
Claims (5)
- 呼出スイッチを有し、前記呼出スイッチによる呼出操作の受付けを検出した場合に事前設定した呼出番号を含む呼出信号を所定の第1通信プロトコルに従って無線送信する複数の送信機と、
必要に応じて設置され、複数の番号表示器を有し、前記送信機から前記第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、呼出順に前記呼出番号を前記複数の番号表示器に表示する受信表示機と、
を備えた遠隔呼出システムに於いて、
前記送信機から前記第1通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの呼出信号に変換して伝送路に送信する中継器と、
タッチパネルを備えたディスプレイを有し、前記中継器から前記伝送路を介して前記第2通信プロトコルの呼出信号を受信した場合に、前記呼出信号に含まれる呼出番号を所定数の番号配列窓の中に呼出順に表示した画像を前記自己のディスプレイに表示し、更に前記自己のディスプレイの画像変化を検出した場合にその画像信号を所定の第3通信プロトコルに従って無線送信するコンピュータ装置を用いたメイン表示機と、
タッチパネルを備えたディスプレイを有し、前記メイン表示機から前記第3通信プロトコルの画像信号を受信して前記メイン表示器のディスプレイの表示画像と同じ内容の画像を表示するタブレット端末及び又は携帯電話器を用いたサブ表示機と、を設けたことを特徴とする呼出システム。
- 請求項1記載の遠隔呼出システムに於いて、
前記メイン表示機は、前記自己のタッチパネルにより、前記自己のディスプレイに表示している前記番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、前記番号配列窓から前記呼出対応操作により選択した呼出番号を消去すると共
に当該呼出番号を含む消去信号を前記第2通信プロトコルに従って前記伝送路に送信し、更に、前記自己のディスプレイに表示している所定数の対応端末配列窓の中の自己の割当窓に前記呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、
前記中継器は、前記メイン表示機から前記伝送路を介して前記第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に前記第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、
前記受信表示機は、前記中継器から前記第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する自己の番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示することを特徴とする遠隔呼出システム。
- 請求項1記載の遠隔呼出システムに於いて、
前記サブ表示機は、前記自己のタッチパネルにより、前記自己のディスプレイに表示している番号配列窓の中の何れかの呼出番号を選択する呼出対応操作の受付けを検出した場合、前記番号配列窓から前記呼出対応操作により選択した呼出番号を消去して空き位置を
詰めるように残りの番号表示をシフトすると共に当該呼出番号を含む消去信号を前記第3通信プロトコルに従って無線送信し、更に、前記ディスプレイに表示している所定数の対応端末配列窓の中の自己の割当窓に前記呼出対応操作により選択した呼出番号を表示し、
前記メイン表示機は、前記サブ表示機から前記第3通信プロトコルの消去信号を受信した場合、前記消去信号に含まれる呼出番号を前記番号配列窓から消去すると共に当該呼出番号を含む消去信号を前記第2通信プロトコルに従って前記伝送路に送信し、更に、前記自己のディスプレイに表示している前記対応端末配列窓の中の前記サブ表示機の割当窓に
前記消去信号に含まれる呼出番号を表示し、
前記中継器は、前記メイン表示機から前記伝送路を介して前記第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に前記第1通信プロトコルの消去信号に変換して無線送信し、
前記受信表示機は、前記中継器から前記第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、対応する自己の番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残り
の番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示することを特徴とする遠隔呼出システム。
- 請求項1記載の遠隔呼出システムに於いて、前記メイン表示機は、前記送信機の呼出操作に基づく呼出信号を受信した場合、当該呼出信号に含まれる呼出番号を事前設定した所定の呼出名称に変換して前記ディスプレイに表示している番号配列窓の中に表示することを特徴とする遠隔呼出システム。
- 請求項1記載の遠隔呼出システムに於いて、更に、
消去スイッチと番号表示器を備え、前記送信機から前記第1通信プロトコルの呼出信号を受信して少なくとも最も古い呼出番号を自己の前記番号表示器に表示し、前記消去スイッチによる消去操作の受付けを検出した場合に、前記自己の番号表示器の呼出番号を含む消去信号を前記第1通信プロトコルに従って無線送信すると共に、前記自己の番号表示器に次に古い呼出番号を切替表示する消去機を設け、
前記受信表示機は、前記消去機から前記第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合
に、対応する前記自己の番号表示器の呼出番号を消去すると共に空き位置を詰めるように残りの番号表示をシフトし、更に、最後の空き位置の番号表示器に残数表示している中の最も古い呼出番号を表示し、
前記中継器は、前記消去機から前記第1通信プロトコルの消去信号を受信した場合に所定の第2通信プロトコルの消去信号に変換して伝送路に送信し、
前記メイン表示機は、前記中継器から前記伝送路を介して前記第2通信プロトコルの消去信号を受信した場合に、前記消去信号に含まれる呼出番号を前記ディスプレイに表示している前記番号配列窓の中から消去することを特徴とする遠隔呼出システム。
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Family
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JPH10261169A (ja) * | 1997-01-14 | 1998-09-29 | Hideo Matsuno | 注文会計装置 |
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