JP6356113B2 - 電子機器及び電源装置 - Google Patents
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Description
このような態様により、ケーシング内の防水性を確保して電子回路を水濡れから保護し、照明器具への電力供給を安定的に実現することが可能となる。
上蓋ユニット30は複数の部材が組み合わされて構成されている。まず、最上部には上蓋外板40が配置されて上蓋ユニット30の外殻を構成している。その下には上蓋内板50、パッキン60、固定部材70が順に重ね合わせて配置されている。上蓋ユニット30の最下部(高さ方向でみてケーシング10の最も内側)に位置する固定部材70は、電源装置1の内部に収容される電子部品の配置位置を決定してこれらを支持し、かつ固定する役割を有している。図2に示されるように、固定部材70に対して第1基板100が底面側から固定され、第2基板110が背面側から固定されるとともに、第3基板120が第1基板100及び第2基板110の所定の位置に対し接合されることにより、各基板100,110,120が相互に直角に組み合わされる位置に配置され、各基板100,110,120同士は電気的に接続されている。なお、ここでは各基板100,110,120上の実装部品は図示を省略している(これ以降も同じ)。また、上蓋ユニット30の構成については、さらに詳しく後述する。
上蓋ユニット30は、複数の部材で構成されており、上から順に上蓋外板40、上蓋内板50、パッキン60、固定部材70が重ね合されている。
さらに、固定部材70の側面には、各基板100,110,120に設けられた電子部品をケーシング10に接地(いわゆるFG)させるための接地用治具200が固定されている。接地用治具200は、側面の中央部にネジ受け孔202を有しており、このネジ受け孔202には、ケーシング10が組み立てられた後で外側から挿入される接地用ネジ(図3には不図示)を締結される。
上蓋ユニット30の最下部には固定部材70が配置されている。固定部材70は、その上面、底面、側面にネジ受け孔を有しており、他の構成部材を各方向から締結させ固定させる。
キャップ貫通孔42及びLED透光孔48を外側から挟む2箇所には締結部材34が締結されている。また、上蓋外板40の上方からは視認できないが、これより下方でキャップ貫通孔42の左奥側の位置に接地用治具200及び接地用ネジ210が配置されることが分かる。
上蓋ユニット30の最下部に配置された固定部材70の底面には、第1基板100が締結部材102により2箇所で締結されている。また、前後方向に直列する3つのLED透光孔108の各底部にはLEDチップ103が設けられており、さらにその下側からはシリコン等のシーリング材で形成された保護シール101が各LED透光孔108及び各LEDチップ103を完全に覆っている。保護シール101は、ケーシング10内部に充填される封止樹脂がLED透光孔108に流れ込むことにより光路が遮断されるのを防止ししている。
キャップ32は、上蓋ユニット30の開口に嵌め込まれる筒状の嵌込部と、その上端を塞ぐ開口より大きな面積を有する天板部とが接合されてなり、これら部位はいずれも、例えばPBT等の樹脂で形成される。嵌込部の外面には、開口の周囲に形成された溝に嵌め込まれるネジ山36が形成されている。また、天板部には、嵌込部との接合位置よりも外周寄りの位置に環状の突起38が形成されている。
電源装置1の使用時には、上蓋ユニット30の開口にキャップ32をねじ込むことにより、ネジ山36が開口の周囲に形成された溝に嵌め込まれていくと同時に、環状突起38が弾性を有するパッキン60に押し当てられるため、キャップ32が完全に嵌め込まれた状態では、環状突起38がパッキン60に食い込んだ格好になる。このような構造により、キャップ32は上蓋ユニット30に対する水密性を確保し、キャップ32の内側に位置するコネクタを水濡れから保護することができる。
この図に示されるように、キャップ32はコネクタ106に覆い被さる位置に配置され、ネジ山36がキャップ固定溝72に噛み合うことにより固定部材70に嵌め込まれ固定されている。また、環状突起38がパッキン60に食い込み、外部から水が浸入しうる経路を完全に遮断している。
固定部材70の底面には、キャップ固定溝72の外周から外側に間隔を置いた位置に保護溝88が形成され、ここからさらに間隔を置いた位置に接着溝86が形成されている。また、LED透光孔108の外周から外側に間隔を置いた位置に保護溝84が形成され、ここからさらに間隔を置いた位置に接着溝82が形成されている。内側に形成された保護溝84,88は、外側に形成された接着溝82,86よりも深く抉られており、接着溝82,86から内側に溢れ出た接着剤を十分に受け入れ可能であることが分かる。
LED透光孔108はLEDチップ103と併せて第1基板100の底面側から保護シール101により覆われており、第1基板100の底面側に充填されることとなる封止樹脂の浸入から保護されている。
電源装置1は、上蓋ユニット30、胴体11、下蓋ユニット20により囲まれた内部空間140に3枚の基板(第1基板100、第2基板110、第3基板120)を収容している。これらの各基板100,110,120は、上蓋ユニット30の一部をなす固定部材70に対して直接的又は間接的に固定されることにより内部空間140における位置が決まるとともに、各基板100,110,120間が相互に電気的に接続される。また、固定部材70はその側部で接地用治具200を支持している。接地用治具200は、電源装置1を組み立てる終盤、すなわち上蓋ユニット30を胴体11に対して締結部材12で締結させた後で、且つケーシングの内部に形成された内部空間140に対し封止樹脂150が充填される前の段階で、胴体11の外側から挿入される接地用ネジ210を受け付けて締結させることにより、各基板100,110,120に設けられた電子部品をケーシング(胴体11)に接地させる。
電源装置1の完成状態では、封止樹脂150が下蓋ユニット20の内面との間の多少の空間を残した状態で内部空間140のほぼ全体を埋め尽くして密封し、各電子基板の中空部分を安定した状態に保持しつつその表面を保護する。
図11中(A):低背型の電源装置における上蓋ユニット230を表す正面図である。ここで「低背型」とは、設置場所の空間上の制約等により短手方向の寸法(上述の実施形態における電源装置1でいうと横幅)が小さく抑えられた形状を採用したタイプを指す。上述の実施形態における上蓋ユニット30と比較してみると、上蓋ユニット230においてはその最上部に配置された上蓋外板140の横幅が小さく抑えられており、起立部の外側面が上蓋内板50及びパッキン60の各端部と一直線上に揃えて配置されている。この場合、上蓋外板140の起立部の根元に形成された曲線形状によってパッキン60の端部に対する上蓋外板140による押圧力が弱まる。しかしながら、上蓋外板140とパッキン60との間には上蓋内板50が配置されており、上蓋内板50の端部がパッキン60の端部を押し込むことができるため、低背型としたことにより低下する上蓋外板140による押圧力を上蓋内板50が十分に補強し、上蓋ユニット30の場合と同様に胴体11の上端にパッキン60を押し当てて圧着させた圧着させた状態で塞ぐことが可能となる。
10 ケーシング
11 胴体
12,22,34,102 締結部材
20 下蓋ユニット
21 下蓋外板
24,44,46,54,56,64,66,104,114,202 貫通孔
26 金属穿孔
27 ケーブル孔
28 絶縁板
30,230,330 上蓋ユニット
32 キャップ
36 ネジ山(締結手段)
38 環状突起
40,140 上蓋外板
42,52,62 キャップ貫通孔(接続口)
48,58,78 LED透光孔
50 上蓋内板
60 パッキン(シール部材)
70 固定部材
72 キャップ固定溝(締結手段)
74,76,204 ネジ受け穴
80 接地用ネジ受け入れ穴
82 接着溝
84 保護溝
86 接着溝(複重防水溝)
88 保護溝(複重防水溝)
100 第1基板(回路基板)
101 保護シール
103 LEDチップ
105 LED光源
106 コネクタ(電子部品)
108 LED配置孔
110 第2基板
120 第3基板
140 内部空間
150 封止樹脂
200 接地用治具
202 ネジ受け孔
210 接地用ネジ
Claims (4)
- 電子部品を有した電子回路と、
筒形状をなす胴体の内側に前記電子回路を収容した状態で前記胴体の少なくとも一端が蓋体で覆われるとともに、前記蓋体と前記胴体とが相互に密着する方向に締結されたケーシングと、
前記蓋体と前記胴体の一端との間に介在して設けられ、前記蓋体と前記胴体との締結に伴い防水性を発揮するシール部材と、
前記蓋体及び前記シール部材を貫通して形成され、前記ケーシングの外側から前記電子部品に対する操作を可能とする接続口と、
前記蓋体の外側から前記接続口に嵌め込まれ、この嵌め込み状態で前記電子部品を隠蔽しつつ前記接続口の周囲で前記シール部材に密着することで防水性を発揮させるキャップと
を備えた電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記電子回路とともに前記電子部品を実装した回路基板と、
前記蓋体に対し、その内面との間に前記シール部材を介在させた状態で取り付けられ、前記接続口に通じる前記キャップの嵌込口が貫通して形成されるとともに前記嵌込口内に前記電子部品を受け入れた状態で前記回路基板を固定する固定部材と、
前記固定部材の前記回路基板に相対する面に前記嵌込口の周囲にて複重をなす環状の溝として形成され、外側の接着溝が前記回路基板と前記固定部材との間を防水しつつ接着するシーリング剤を保持する一方、内側の保護溝が前記嵌込口内への前記シーリング剤の流入を防止する複重防水溝と
をさらに備えた電子機器。 - 請求項2に記載の電子機器において、
前記キャップ及び前記固定部材の双方に形成され、前記嵌込口への前記キャップの嵌め込み状態にて互いを締結させる締結手段をさらに備え、
前記キャップは、
前記接続口の周囲で前記シール部材に密着する環状の突起を有することを特徴とする電子機器。 - 請求項1から3のいずれかに記載の電子機器の前記ケーシング内を封止樹脂の充填により防水し、前記電子回路により照明器具の点灯に必要な電力の供給を制御する電源装置。
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2015
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