JP2016225276A - 防水灯具およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性および電気配線を簡単な構造で構築できるように改善された防水灯具およびその製造方法を提供する。
【解決手段】防水灯具1は、灯具本体部10および灯具配線部材20を備える。灯具本体部(直管LEDランプ)10は、カバー11、発光部(光源ユニット)12、第1エンドキャップ(給電側)13、第2エンドキャップ(非給電側)14、カバーパッキン15、およびねじ17を備える。灯具配線部材20は、一対の電線21、防水コネクタ22、通線孔パッキン23を備える。通線孔パッキン23は、一対の電線21が圧入される圧入孔234が形成されている。そして、通線孔パッキン23は、一対の電線21が圧入孔234に圧入された状態で、第1エンドキャップ13の周壁部132に形成された通線孔134に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、防水灯具およびその製造方法に関する。
従来、例えば、下記の特許文献1〜4に開示されているように、直管LEDランプの防水性を高める技術が開示されている。
特開2014−130731号公報 特開2014−120295号公報 特開2013−037764号公報 特開2013−232334号公報
上記従来の技術はいずれも複雑であり、材料コストおよび製造コストの観点から改善が望まれていた。この点を具体的に説明すると、直管形灯具に代表される汎用照明機器においては、口金およびソケットは、基本的にJIS規格あるいはJEL規格などで定められた端子形状および筐体形状とされる。これらの規格に従うことで、機械的接続および電気的接続の要件は満たされる。その一方で、灯具(ランプ)及び口金と、ソケットとの間の電気接続部分の防水性(言い換えると、止水性)については、規格による規制を受けていない僅かな形状を考慮しつつ、構造設計および材料選定を行う必要がある。
上記特許文献に例示された従来の防水技術は、灯具(ランプ)側口金と器具側ソケットとに跨る構造を提供することで防水性の確保を図っている。つまり、上記従来の技術は、灯具側口金と器具側ソケットの双方の形状を工夫して、全体として灯具とソケットとの間の防水性を確保するという技術的思想に基づいている。しかしながら、口金とソケットには形状違いの多種多様な組合せが存在しうる。そのような多種多様な形状バリエーションのうちの全て或いはできるだけ多くに対応可能な形状とするためには、複雑かつ冗長な構造を採用せざるを得ない。上記特許文献1〜4の技術もこの点は同様であり、異なる形状の部品および可動部品などを多数組み合わせるという複雑かつ冗長な構造となっている。そのような複雑且つ冗長な構造により、資材コストおよび金型費が増大するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、防水性および電気配線を簡単な構造で構築できるように改善された防水灯具およびその製造方法を提供することを目的とする。
本出願における第1の発明にかかる防水灯具は、表面と裏面とを有する実装基板と、前記実装基板の前記表面に実装された発光素子と、前記実装基板における前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成しつつ前記実装基板の前記表面を被う透光性カバーと、第1シール材と、前記第1シール材を介して前記開口に取り付けられ、通線孔が設けられたエンドキャップと、前記発光素子と電気的に接続するように前記エンドキャップの内側で前記実装基板と接続した内側端部、前記通線孔を通じて前記エンドキャップの外側に露出する外側端部、前記内側端部と前記外側端部とを電気接続する接続部、および前記通線孔を防水密閉する第2シール材を備えた配線部材と、を備えている。
本出願における第2の発明にかかる防水灯具は、表面と裏面とを有する実装基板と、前記実装基板の前記表面に実装された発光素子と、前記実装基板における前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成しつつ前記実装基板の前記表面を被う透光性カバーと、第1シール材を介して前記開口に取り付けられ、コネクタの差込口となるべき防水コネクタ部が設けられたエンドキャップと、前記発光素子と電気的に接続するように前記エンドキャップの内側で前記実装基板と接続した内側端部、前記防水コネクタ部において前記エンドキャップの外側に露出する外側端部、前記内側端部と前記外側端部とを電気接続する接続部を備えた配線と、を備えている。
本出願における第3の発明にかかる防水灯具は、表面と裏面とを有する実装基板と、前記実装基板の前記表面に実装された発光素子と、前記実装基板における前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成しつつ前記実装基板の前記表面を被う透光性カバーと、第1シール材と、前記第1シール材を介して前記開口に取り付けられ、通線孔が設けられたエンドキャップと、前記発光素子と電気的に接続するように前記エンドキャップの内側で前記実装基板と接続した内側端部、前記通線孔を通じて前記エンドキャップの外側に露出する外側端部、および前記内側端部と前記外側端部とを電気接続する接続部を備えた配線部材と、を備え、前記シール材は、前記通線孔を防水密閉する通線孔パッキン部を備えている。
本出願における第4の発明にかかる防水灯具の製造方法は、実装基板の表面に発光素子を実装した光源ユニットを準備する工程と、通線孔が設けられたエンドキャップと、圧入孔を備えたパッキンおよび前記圧入孔に通された通電線とを備えた配線部材とを、前記通電線が前記通線孔を通り且つ前記パッキンが前記通線孔を塞ぐように組み立てた組立体を準備する工程と、前記光源ユニットの前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成するように透光性カバーで前記光源ユニットの前記表面を被う工程と、前記開口を前記エンドキャップで塞ぎ、且つ前記エンドキャップの内側で前記実装基板と前記配線部材とを電気的に接続するように、前記組立体、前記光源ユニットおよび前記透光性カバーを組み立てる工程と、を備える。
本発明によれば、透光性カバーの端をエンドキャップで防水密封し、かつエンドキャップの通線孔あるいは防水コネクタ部を介して防水性を維持しつつ電気配線を灯具外側へと導くことができるので、防水性および電気配線を簡単な構造で構築することができる。
実施の形態1にかかる防水灯具の分解斜視図である。 実施の形態1にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態1にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態1にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態1にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態1にかかるヒートシンクの斜視図である。 実施の形態1にかかるヒートシンクの斜視図である。 実施の形態1にかかるカバーの斜視図である。 実施の形態1にかかるカバーの斜視図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップとカバーパッキンの組立体の斜視図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップとカバーパッキンの組立体の斜視図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの斜視図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの斜視図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの背面図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの側面図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの側面図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの断面図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの断面図である。 実施の形態1にかかる第1エンドキャップの正面図である。 実施の形態1にかかる第2エンドキャップの斜視図である。 実施の形態1にかかる第2エンドキャップの斜視図である。 実施の形態1にかかるカバーパッキンを示す斜視図である。 実施の形態1にかかるカバーパッキンを示す正面図である。 実施の形態1にかかるカバーパッキンを示す背面図である。 実施の形態1にかかるカバーパッキンを示す断面図である。 実施の形態1にかかる灯具配線部材を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの斜視図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの上面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの正面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの側面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの下面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの寸法線付き断面図である。 実施の形態1にかかる通線孔パッキンの寸法線付き断面図である。 実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキンの上面図である。 実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキンの正面図である。 実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキンの側面図である。 実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキンの下面図である。 実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1の第2変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキンの上面図である。 実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキンの正面図である。 実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキンの側面図である。 実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキンの下面図である。 実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキンの上面図である。 実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキンの正面図である。 実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキンの側面図である。 実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキンの下面図である。 実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキンの断面図である。 実施の形態1にかかる防水灯具の製造工程を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる防水灯具の分解斜視図である。 実施の形態3にかかる防水灯具の分解斜視図である。 実施の形態4にかかる防水灯具の分解斜視図である。 実施の形態5にかかる防水灯具の分解斜視図である。 実施の形態1の他の変形例にかかる灯具配線部材を示す斜視図であり、通信線にかかる変形例を示す図である。 実施の形態6にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態6にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態6にかかる第1カバーパッキンの斜視図である。 実施の形態6にかかる第1カバーパッキンの背面図である。 実施の形態6にかかる第1カバーパッキンの側面図である。 実施の形態6にかかる第1カバーパッキンの断面図である。 実施の形態7にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態7にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態7にかかる第1カバーパッキンの斜視図である。 実施の形態7にかかる第1カバーパッキンの背面図である。 実施の形態7にかかる第1カバーパッキンの側面図である。 実施の形態7にかかる第1カバーパッキンの断面図である。 実施の形態8にかかる防水灯具の断面図である。 実施の形態8にかかる第1カバーパッキンの斜視図である。 実施の形態8にかかる第1カバーパッキンの斜視図である。 実施の形態8にかかる第1カバーパッキンの背面図である。 実施の形態8にかかる第1カバーパッキンの側面図である。 実施の形態8にかかる第1カバーパッキンの断面図である。 実施の形態9にかかる防水灯具の断面図である。
以下の説明では各実施の形態で同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、共通事項は説明を簡略化ないしは省略することがある。また、以下の説明において説明の便宜上3次元直交座標系を導入するために、各図にXYZ軸それぞれを示す矢印X、Y、Zを適宜に示す。
実施の形態1.
(構成要素の概要)
図1は、実施の形態1にかかる防水灯具1の分解斜視図である。図1〜図5には、防水灯具1の断面を説明するためのA−A線〜D−D線を示している。図2は、図1等に示したA−A線を含み且つA−A線と平行な仮想平面に沿って防水灯具1を切断し、A−A線に付記した矢印方向に見たときの断面図である。図3は、図1等に示したB−B線を含み且つB−B線と平行な仮想平面に沿って防水灯具1を切断し、B−B線に付記した矢印方向に見たときの断面図である。図4は、図1等に示したC−C線を含み且つC−C線と平行な仮想平面に沿って防水灯具1を切断し、C−C線に付記した矢印方向に見たときの断面図である。図5は、図1等に示したD−D線を含み且つD−D線と平行な仮想平面に沿って防水灯具1を切断し、D−D線に付記した矢印方向に見たときの断面図である。
防水灯具1は、灯具本体部10および灯具配線部材20を備える。防水灯具1は、防塵性および防水性を備える。詳しくは、JIS−C−0920に基づく電気機械器具の外郭による保護等級(以下、IPと称す)4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。
(灯具本体部10)
灯具本体部(直管LEDランプ)10は、カバー(外郭部)11、発光部(光源ユニット)12、第1エンドキャップ(給電側)13、第2エンドキャップ(非給電側)14、カバーパッキン15、およびねじ17を備える。灯具本体部10は、防塵性および防水性を備える。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。
<<発光部(光源ユニット)12>>
発光部(光源ユニット)12は、光源120と、受電部(受電コネクタ)121と、実装基板122と、基体部(ヒートシンク)123と、を備えている。
実装基板122は長尺の平板状であり、その表面に光源120が実装されている。ヒートシンク123は、実装基板122が配置されるとともに、光源120から発生する動作熱をカバー11を介して灯具本体部10の外部に放散する。受電コネクタ121は、実装基板122の長手方向の一端部122cに実装されている。受電コネクタ121は、灯具本体部10の外部から光源120を点灯させるための点灯電力の供給を受ける。光源ユニット12は、光源120より出射される光が灯具本体部10の照射側へ出射される位置に配置されている。
光源120は、発光面から光を出射する固体発光素子であり、実装基板122の長手方向(矢印Xの方向)に沿って並行に複数個配列されている。実施の形態1において、光源120は発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下LEDと称す)素子であり、例えば、波長が440〜480〔nm〕の青色光を出射するLEDチップ上に青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を配してパッケージ化された面実装部品である疑似白色LED素子が用いられている。
なお、光源120の数、配置される位置、種類は灯具本体部10(または防水灯具1)の用途に応じて決定されるものであって、本発明では光源120の数、配置される位置、種類は限定されない。例えば、光源120であるLEDはパッケージ化された面実装部品以外の砲弾型、COBなどの態様であってもよい。また、光源ユニット12は、LED素子以外の光源素子を用いたものであってもよく、例えば、有機エレクトロルミネッセンス(Organic−Electroluminescence;以下、有機ELと称す)、レーザダイオードなどの固体発光素子を使用することもできる。詳しくは、長手方向の長さが実装基板122の長手方向の長さと略等しい、長尺の有機エレクトロルミネッセンス(Organic−Electroluminescence;以下、有機ELと称する)素子1つを光源120として用い、有機EL素子の長手方向と実装基板122の長手方向が並行になるように配置してもよい。
また、光源120から出射する光は、発光面に垂直な軸に対して対称に照射角αだけ広がる。実施の形態1ではこの照射角αは120度である。
実装基板122は、実装面122aと、実装面122aの反対側を向き接着面および熱伝達面として機能する非実装面122bと、を備えている。光源120が実装される実装基板122の実装面122aには、例えば、ダイオード、コンデンサ、ヒューズ又は抵抗等の電子部品(図示省略)が実装され、さらに、各光源120と各電子部品とを電気的に接続させる配線パターン(図示省略)が設けられている。また、各光源120と各電子部品とは配線パターンを介して受電コネクタ121と電気的に接続されている。受電コネクタ121には、さらに(後述する)灯具配線部材20が接続され、これによって、光源120には、防水灯具1の外部から、灯具配線部材20、受電コネクタ121、配線パターンを介して電源電力が供給され、光源120が点灯する。
実装基板122の材料は、ガラスエポキシ材料、紙フェノール材料、コンポジット材料、セラミック材料、あるいはアルミニウム等の金属材料が材料コスト、設計仕様などを勘案して選定される。また、実装基板122の実装面122aは、実装基板122の材料の反射率よりも高い反射率を有するレジストが塗布されている。
なお、実施の形態1では、実装基板122の長手方向(矢印Xの方向)の長さ寸法は、防水灯具から光が照射される領域の長さよりも長く、実装基板122の短手方向(矢印Yの方向)の長さ寸法(すなわち実装基板122の幅寸法)は後述するヒートシンク123の光源配置部123aの幅寸法より小さい。また、実装基板122はフィルム状のフレキシブル基板(フレキシブル・プリント・サーキット:FPC)であってもよい。
<<ヒートシンク123>>
図6および図7は、実施の形態1にかかるヒートシンク123の斜視図である。基体部(ヒートシンク)123は、光源配置部123aと、一対の出射側支持部123bと、一対の側壁部123cと、一対の器具側支持部123dと、長手方向の両端部に設けられた一対のねじ固定部123eと、ねじ孔123fと、を備えている。
ヒートシンク123は、長尺形状の部材である。光源配置部123a、一対の出射側支持部123b、一対の側壁部123c、一対の器具側支持部123d、一対のねじ固定部123eが、1つの構造体としてのヒートシンク123に一体化されている。光源配置部123a、出射側支持部123b、側壁部123c、器具側支持部123dおよびねじ固定部123eは、それぞれ、ヒートシンク123の長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されている。ヒートシンク123を長手方向に垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図4〜図7に示す形状になっている。また、ヒートシンク123の材料として、熱伝導性と剛性が優れ、線熱膨張係数が小さい金属材料が用いられることが望ましく、実施の形態1におけるヒートシンク123はアルミニウムを用いて形成されている。さらに、ヒートシンク123の表面には、ヒートシンク123の素材よりも反射率の高い高反射膜(図示省略)が形成されている。実施の形態1における高反射膜は白色の着色アルマイトの層である。
光源配置部123aは平板形状であり、ヒートシンク123がカバー11の内部に固定された際に出射側に位置する面には、光源120が出射側を向くように実装基板122が設置されている。実装基板122をヒートシンク123に固定する方法として、接着剤あるいは両面テープ等の接着部材(図示省略)によって接着固定する方法、あるいは実装基板122とヒートシンク123にねじ孔を設けねじを用いてねじ止めする方法などを採用することができる。光源配置部123aの実装基板122と接する面は滑らかな平面であることが望ましい。
光源配置部123aの短手方向の端部寄りの部分には、一対の出射側支持部123bが形成されている。出射側支持部123bは、光源120の光出射側を向く面を備えている。光出射側を向く出射側支持部123bの面は、実装基板122の実装面122aと略同じ位置(言い換えると面一の高さ)となっている。一対の出射側支持部123bにおける実装面122aと略同じ位置となっている部分の間隔は、少なくとも実装基板122の短手方向(矢印Yの方向)の長さ寸法(実装基板122の幅寸法)よりも長い。実装基板122は、光源配置部123aの一対の出射側支持部123bの間に配置されている。このため、出射側支持部123bによって実装基板122を配置する際の位置決めが容易となる。
光源配置部123aの短手方向における一対の出射側支持部123bの中央側には、器具側に向かって一対の側壁部123cが立設している。一対の側壁部123cの器具側端部には器具側支持部123dがそれぞれ設けられている。器具側支持部123dは、ヒートシンク123の長手方向と交差するようにヒートシンクを切断したときの断面形状が円弧状となるように、厚さ一定の板を撓ませたごとき曲面板状に形成されている。器具側支持部123dの外側表面は凸曲面となっており、この凸曲面はカバー11の内周面と同一の曲率を有している。よって器具側支持部123dの外側表面とカバー11の内周面とが隙間無く接触し、良好な熱伝達性を実現できるようになっている。また、光源ユニット12をカバー11の内部に収納して固定した際に、一対の出射側保持突起部115の各面が、一対の出射側支持部123bの器具側の面、一対の側壁部123cの外側の面、および一対の器具側支持部123dの出射側の面に対向する。
光源配置部123aの短手方向(矢印Yの方向)の両端部には、短手方向の外側に向かって突出した一対の出射側支持部123b、器具側に向かって立設する一対の側壁部123c、および一対の側壁部123cの器具側端部より器具側支持部123dがそれぞれ設けられている。
光源ユニット12をカバー11の内部に収納して固定した際に、一対の器具側支持部123dの外側の端部は一対の出射側保持突起部115の器具側の面と当接する。また、一対の器具側支持部123dは筒部110の内周面114に沿い、一対の器具側支持部123dの内側の端部が一対の器具側保持突起部116と係合する。さらに、ヒートシンク123の厚み方向(矢印Zの方向)において、一対の出射側支持部123bと器具側支持部123dの間には、間隙が形成されている。
器具側支持部123dの外側端部が出射側保持突起部115および器具側保持突起部116とかみ合うことで器具側支持部123dはカバー11の内周面と接触固定される。これにより、光源120から発生する動作熱をヒートシンク123からカバー11に確実に伝達することができる。
光源配置部123aの器具側の面には、一対のねじ固定部123eが器具側へ突出して設けられている。一対のねじ固定部123eの間には、ねじ孔123fが形成されている。第1エンドキャップ13に形成されたねじ孔131および第2エンドキャップ14に形成されたねじ孔141には、ねじ17が挿入される。このねじ孔141に挿入されたねじ17は、ヒートシンク123のねじ孔123fにねじ込まれる。ねじ17がねじ孔123fにねじ込まれることにより、光源ユニット12の構成するヒートシンク123と第1エンドキャップ13または第2エンドキャップ14とが互いに締結固定される。また、ヒートシンク123がカバー11の内部に収納され固定されている状態でヒートシンク123に第1エンドキャップ13または第2エンドキャップ14が締結固定されると、第1エンドキャップ13はカバー11の一端部111を覆うように固定され、第2エンドキャップ14はカバー11の他端部112を覆うように固定される。
<<内部空間18>>
カバー11の一端部111に第1エンドキャップ13が取り付けられ、他端部112に第2エンドキャップ14が取り付けられた場合、カバー11の内部にはカバー11と第1エンドキャップ13と、第2エンドキャップ14とで囲まれた内部空間18が形成される。
カバー11の内部空間18は、出射側空間18aと、器具側空間18bと、を含む。具体的には、光源ユニット12をカバー11の内部に収納して固定した場合において、内部空間18は光源ユニット12によって詳細には4つの空間に分割される。この4つの空間のうち、光源120が面する空間を出射側空間18aと称し、光源120が面していない残りの3つの空間を合わせて器具側空間18bと称する。出射側空間18aは、筒部110の内周面114の一部、一対の出射側保持突起部115の出射側の面、光源ユニット12、第1エンドキャップ13、および第2エンドキャップ14に囲まれた閉空間である。ねじ17は器具側空間18bにおいてねじ固定部123eに固定されるので、出射側空間18aの防水性を損なうことなくヒートシンク123と第1、2エンドキャップ13、14とを固定することができる。
<<カバー(外郭部)11>>
図8および図9は、実施の形態1にかかるカバー11の斜視図である。
カバー11は、筒部110と、給電側に位置する一端部111と、非給電側に位置する他端部112と、外周面113と、内周面114と、一対の出射側保持突起部115と、一対の器具側保持突起部116と、を備えている。
筒部110は、長尺であり長手方向と垂直に切断した断面形状が略円形の円筒形状である。一対の出射側保持突起部115は、筒部110の内周面114より筒部110の内側に向かって突設した部分である。一対の器具側保持突起部116も、同じく筒部110の内周面114より突出する。また、カバー11の長手方向(矢印Xの方向)の両端部(一端部111および他端部112)は開口している。なお、出射側保持突起部115と、器具側保持突起部116は、カバー11の長手方向全体に渡って延在するように形成されており、カバー11を長手方向に垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図4、図5、図8および図9に示すような断面形状になっている。
カバー11は、透光性を有する材料を用いて形成されている。カバー11として、例えばポリカーボネート又はアクリル等の透光性を有する樹脂材料を用いることができる。実施の形態1では、カバー11の材料はポリカーボネート、アクリルなどの光透過性(透光性)を有する樹脂材料を基材として、基材とは屈折率が異なる拡散剤が予め定めた所定重量比(または体積比)で混合された光拡散性を有する樹脂材料を用いている。筒部110は、光拡散性を有する樹脂材料で形成されているため光を拡散させる光拡散性を有している。すなわち、カバー11は光透過性(透光性)の機能を有する透光性カバーであり、光拡散機能を有する光拡散カバーでもある。
実施の形態1では、筒部110、出射側保持突起部115および器具側保持突起部116は同じ種類の材料を用いて、押出成形によって製造される。押出成形は、溶融した樹脂組成物を押出機から成形型を通して押し出し冷却固化することにより樹脂組成物の成形体を得る手法を指す。実施の形態1では、筒部110、出射側保持突起部115および器具側保持突起部116を形成する押出機よりカバー11の材料を溶融して押し出し、冷却固化することによって、カバー11が形成されている。
実施の形態1では、筒部110、出射側保持突起部115および器具側保持突起部116のそれぞれの厚さTは略等しく、例えば、T=1[mm]である。また、実施の形態1において光源120から筒部110の内周面114までの距離Rは、点状光源である光源120(LED素子)から出射される光が、カバー11が有する光拡散効果によって防水灯具1から略均一に照射されるように設計される。
カバー11は、長手方向と垂直に切断した断面形状が略円形以外の形状をなしてもよい。すなわち、断面形状が楕円形、多角形、星形、直線と曲線で形成されるあらゆる形状が採用可能である。
また、カバー11は筒状に限定されない。例えば、カバー11と基体部(ヒートシンク)123とによって灯具本体部10の外郭部を構成する態様であってもよい。この点について具体的に説明すると、まずカバー11が筒状であるときは、カバー11の長手方向と垂直に切断したカバー11の断面形状が、多角形の環状、円(いわばO字型)、あるいは楕円などである。これに対し、カバー11が筒状以外の構成となる変形例として、例えば、カバー11の長手方向と垂直に切断したカバー11の断面形状が円弧状、C字型、あるいはU字型などとなっていてもよい。円弧状、C字型、あるいはU字型などの断面形状である場合も、カバー11の内周面を実装基板122に被せつつ、カバー11とヒートシンク123とを互いにかみ合わせて固定するための突起(つまり、出射側保持突起部115、器具側保持突起部116および器具側支持部123dに相当する突起)をカバー11およびヒートシンク123にそれぞれ設けてもよい。
カバー11は樹脂材料以外の材料を用いて形成されてもよい。つまり、カバー11はガラスを用いて形成されてもよく、あるいは、樹脂材料とガラスを混合させた混合材料などを用いて形成されてもよい。ガラスを用いてカバー11を形成する場合、光拡散機能を有する光学要素は、カバー11の外周面113、内周面114の少なくともいずれかに、拡散膜などの態様で配置される。
カバー11は、内周面114に出射側保持突起部115や器具側保持突起部116が形成されない態様であってもよい。この場合、内周面114における後述するヒートシンクが貼合される部分には拡散膜などの光学要素を配置しないことが好ましい(剥離強度向上)。また、この部分に粗面加工を施してもよい(アンカー効果による貼合強度向上)。
<<第1エンドキャップ(給電側)13>>
図10および図11は、実施の形態1にかかる第1エンドキャップ13とカバーパッキン15の組立体の斜視図である。図12および図13は、実施の形態1にかかる第1エンドキャップ13の斜視図である。図14は、第1エンドキャップ13の背面図である。図15は、図14の矢印E1方向に見た第1エンドキャップ13の側面図である。図16は、図14の矢印E2方向に見た第1エンドキャップ13の側面図である。図17は、図14のE3−E3線に沿って切断し且つE3−E3線に付記した矢印方向に見たときの第1エンドキャップ13の断面図である。図18は、図14のE4−E4線に沿って切断し且つE4−E4線に付記した矢印方向に見たときの第1エンドキャップ13の断面図である。図19は、実施の形態1にかかる第1エンドキャップ13の正面図である。
第1エンドキャップ13は、底壁部130と、ねじ孔131と、周壁部132と、この周壁部132の開口端部であるカバーパッキン取付部133と、通線孔134と、通線孔134の周囲に環状の壁部として設けられた通線孔パッキン取付部135と、を備えている。底壁部130は、周壁部132によって囲まれる内底面と、この内面と反対側の外底面とを備えている。内底面には、一対の突起部136が設けられている。この突起部136は、図4および図5に示すように、ヒートシンク123におけるねじ固定部123eの脇に入り込む。
第1エンドキャップ13は、後述するカバーパッキン15を介してカバー11の一端部111の開口を覆うように取り付けられる。第1エンドキャップ13は、円盤状の底壁部130の周縁部から周壁部132を立設させた有底円筒状の形状をなしている。底壁部130および周壁部132からなる筐体は、電気絶縁性の材料によって形成されている。第1エンドキャップ13の底壁部130にはねじ孔131が設けられている。ねじ溝が形成されたねじ17の軸部がねじ孔131に挿通され、ヒートシンク123のねじ孔123fにねじ込まれることによって第1エンドキャップ13は光源ユニット12に固定される。
第1エンドキャップ13の周壁部132の(底壁部130と反対側の)開口端は、後述するカバーパッキン15が取り付けられるカバーパッキン取付部133である。第1エンドキャップ13はカバーパッキン取付部133にカバーパッキン15が取り付けられた状態で、カバー11の一端部111の開口を覆うように取り付けられる。このようにして、カバー11の一端部111から埃、虫などが内部空間に浸入しないように気密に閉塞され、水、油などの液体が浸入しないように水密に閉塞される。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。なお、カバーパッキン15とカバーパッキン取付部133とは、相互の密着性をさらに向上させるために接着剤などを用いて接着固定されてもよい。接着剤は、例えばシリコーン接着剤などを用いることができる。このように接着固定することによって、防水灯具1の製造工程または施工工程における、カバーパッキン15がカバーパッキン取付部133から外れてしまうおそれがなくなる。
カバーパッキン15は、可撓性(弾性)を有し、金型成形に適したシリコーンゴムなどの樹脂材料を用いて成形される。カバーパッキン15に用いられる樹脂材料の硬度は、JIS−K−6253に基づきタイプAデュロメータを用いた測定において、概ね20度〜50度の範囲のものを選択できる。硬すぎる(硬度が高すぎる)と密着対象どうしの密着面積が少なくなり、充分に隙間を塞ぐことができなくなる。そして、軟らかすぎる(硬度が低すぎる)と装着時に変形してしまい、充分に隙間を塞ぐことができなくなる。また、カバーパッキン15の耐熱性は、硬度、引張り強度、体積膨張率の変化率がいずれも±20%以下であることが望ましい。そして、カバーパッキン15の耐熱性は、硬度、引張り強度、体積膨張率の変化率がいずれも±30%以下であることが望ましい。
カバーパッキン15は、灯具本体部10の意匠仕様に応じて透光性または遮光性の樹脂材料を用いることができる。すなわち、周壁部132の外側に光源ユニット12から出射された光を導く場合は、透光性の材料を用いてカバーパッキン15が形成されるとよい。周壁部132の外側に光源ユニット12から出射された光を導かない場合はカバーパッキン15を遮光性の材料を用いて形成する。さらに、カバーパッキン15は、灯具本体部10の意匠仕様に応じて無色または有色のいずれかを選択することができる。カバーパッキン15は、第1エンドキャップ13に対するカバーパッキン15の取り付け、取り付け状態の確認といった組み立て作業の確実性を得るために、第1エンドキャップ13と異なる色とすることができる。
第1エンドキャップ13の周壁部132には通線孔134が設けられている。通線孔134には、いずれも後述する灯具配線部材20の一対の電線21を挿通され通線孔パッキン23が取り付けられる。通線孔パッキン23は通線孔134を閉塞するとともに、通線孔パッキン取付部135である通線孔134の周囲の周壁部132を挟むように取り付けられる。第1エンドキャップ13は通線孔134に灯具配線部材20が取り付けられた状態で、カバー11の一端部111の開口を覆うように取り付けられる。このようにして、通線孔134から埃、虫などが内部空間に浸入しないように気密に閉塞され、水、油などの液体が浸入しないように水密に閉塞される。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。
<<第2エンドキャップ(非給電側)14>>
図20および図21は、実施の形態1にかかる第2エンドキャップ14の斜視図である。第2エンドキャップ14は、底壁部140と、ねじ孔141と、周壁部142と、カバーパッキン取付部(周壁部開口端部)143と、を備えている。
第2エンドキャップ14は、第1エンドキャップ13と同様にカバーパッキン15を介してカバー11の他端部112の開口を覆うように取り付けられる。第2エンドキャップ14は、円盤状の底壁部140の周縁から周壁部142を立設させた有底円筒状の形状をなしている。底壁部140および周壁部142からなる筐体は、電気絶縁性の材料によって形成されている。第2エンドキャップ14の底壁部140にはねじ孔141が設けられている。ねじ溝が形成されたねじ17の軸部がねじ孔141に挿通される。ねじ17がねじ孔123fにねじ込まれることによって、第2エンドキャップ14は光源ユニット12に固定される。
第2エンドキャップ14の周壁部142の(底壁部140と反対側の)開口端は、後述するカバーパッキン15が取り付けられるカバーパッキン取付部143である。第2エンドキャップ14はカバーパッキン取付部143にカバーパッキン15が取り付けられた状態で、カバー11の他端部112の開口を覆うように取り付けられる。このようにして、カバー11の一端部111から埃、虫などが内部空間に浸入しないように気密に閉塞され、水、油などの液体が浸入しないように水密に閉塞される。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。
なお、灯具本体部10において、第2エンドキャップ14およびカバーパッキン15を用いない形態としてもよい。この場合には、カバー11の他端部112の開口を第2エンドキャップ14とは異なる円板部材などで接着、溶着その他の方法で防水気密に閉塞しておき、カバー11が片側のみに開口を有するようにしてもよい。その場合はカバー11の片側開口から実装基板122の挿入などを行うとともに、カバー11の密閉側端部にねじ孔を設けてねじ17による締結固定を行ったりすることもできる。
そして、光源ユニット12は、実装基板122を用いずに、ヒートシンク123の光源配置部123aに絶縁層(図示省略)を挟んで積層形成された配線パターン(図示省略)に光源120が直接配置されるものであってもよい(基板レス)。また、光源ユニット12は、ヒートシンク123を用いずに、光源120が配置された実装基板122が、カバー11の内周面114に直接接着固定などの方法を用いて取り付けられてもよい(ヒートシンクレス)。
灯具本体部10は、光源12またはカバー11に備える演色機能を施して演色性を向上させてもよい。灯具本体部10は、照射される光の光束値、色域を調整できる機能を備えてもよい。
<<カバーパッキン15>>
図22は、実施の形態1にかかるカバーパッキン15の斜視図であり、図23はその正面図であり、図24はその背面図であり、図25はその断面図である。カバーパッキン15は、全体として円環状である。カバーパッキン15の切断面は図25に示すように略V字となっており、このV字の部分で第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14の縁を挟み込むようになっている。具体的には、カバーパッキン15は、第1開口端部150と、第2開口端部151と、第1周壁部152と、この第1周壁部152よりも円環の中心側に位置する第2周壁部153と、第1周壁部152と第2周壁部153との間に形成された隙間からなる溝部154と、第2周壁部153における環の内側を向く内周面に設けられた環状の突設部155と、を備えている。第1周壁部152の端部と第2周壁部153の端部とが接続することで第1開口端部150を構成している。溝部154は、全体としてカバーパッキン15の周方向全体にわたって設けられた円環状の溝であり、かつ断面視では図25に示すように略V字となっている。突設部155は、第1突設部(第1開口端部側)155aと、第2突設部(第2開口端部側)155bと、を含んでいる。言い換えると、突設部155は、カバーパッキン15の内周面に、カバーパッキン15の中心軸に沿って2つの円環凸部が並べられたものである。
カバーパッキン15、カバー11、第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14が組み立てられたときの状態は、図2および図3の断面図に模式的に図示されている。突設部155がカバー11に対して十分に押し付けられて接触することで防水性を発揮できるように、第2開口端部151の側における第1周壁部152の外径(カバーパッキンの外径)D5と、第2開口端部151の側における第1周壁部152の内径D6と、第2開口端部151における第2周壁部153の外径D7と、第2開口端部151における第2周壁部153の内径D8と、突設部155の内径(すなわちカバーパッキン15の内径)D9と、カバーパッキンの長さL6と、突設部のピッチP1と、突設部の厚さT6と、が適宜に設計される。なお、実施の形態1では、カバーパッキン15は、内周面にカバーパッキン15の中心軸に沿って2つの円環凸部が並べられた態様の突設部155が形成されているが、これに限らず、カバーパッキン15の突設部155は、1又は3以上の円環凸部が並べられた態様で形成されてもよい。
(灯具配線部材20)
図26は、実施の形態1にかかる灯具配線部材20の斜視図である。灯具配線部材20は、一対の電線21、防水コネクタ22、通線孔パッキン23を備える。灯具配線部材20は、灯具本体部10の外部である電力供給元(図示省略)から灯具本体部10に電力を供給するための経路である。灯具本体部10に供給される電力は、灯具本体部10の仕様に基づいて直流、脈流、交流のいずれかが選択される。灯具配線部材20は、防塵性および防水性を備える。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。
<<電線21>>
電線21は、2本の電線を一対とし、所定の長さ寸法を有している。電線21は、電力供給線21aと、電力供給線21bとを含んでいる。電線21は、灯具本体部10(受電コネクタ121)と、灯具本体部10の外部である電力供給元(図示省略)との間を電気的に接続する。電線21は導体材料からなる芯線が周囲を絶縁体材料で被覆された絶縁電線である。電線21は電力供給元(図示省略)から光源ユニット12に対して電力を供給する電力供給経路である。電線21は電力供給経路であるため、所定の安全規格を満たしており、受電コネクタ121および後述する防水コネクタ22(コンタクト)に適合した仕様である。また、電線21は、防水灯具1の使用環境に応じて耐熱性、耐火性(難燃性)、耐候性などの仕様などが適宜加味される。
実施の形態1では、電線21は、例えばUL1015に準拠し、サイズAWG18〜AWG26の範囲の絶縁電線が使用されている。電線21は、例えば、導体の断面積が0.8〔mm〕〜0.4〔mm〕、導体の外径寸法(芯線が撚線の場合は包絡外径寸法)が0.6〔mm〕〜1.3〔mm〕、絶縁体の標準厚さ寸法が0.8〔mm〕〜0.9〔mm〕、仕上外径寸法は2.0〔mm〕〜3.0〔mm〕である。また、電線21は、導体の抵抗値は低い値の方がよく、例えば、100〔Ω/km〕以下であることが望ましい。
一対の電線21は、両端部において絶縁体が所定の長さだけ剥除されて芯線を露出させている。電線21の一端部は受電コネクタ121に差し込まれて光源ユニット12と電気接続される。電線21の他端部には防水コネクタ22の仕様に適合したコンタクト(図示省略)が圧着される。他端部に圧着されたコンタクトが防水コネクタ22に差し込まれ、コンタクトと防水コネクタ22とが係合することによって、一対の電線21と防水コネクタ22は一体不可分の灯具配線部材20の態様となる。芯線が撚線の場合は、露出させた部分にはんだ含浸させると、受電コネクタ121への差し込みがし易くなり、コンタクトの圧着強度が増す。
なお、電線21の一端部は、絶縁体が所定の長さだけ剥除されて芯線を露出させただけの構成としており、光源ユニット12が受電コネクタ121を備えない態様であっても、はんだなどの導電性接着部材、ねじ、クリップ(いずれも図示省略)などを用いて電気接続することができる。
一対の電線21は配線経路が灯具本体部10の外側となるので、絶縁体の色は、防水灯具1が設置される装置の外観意匠との親和性を損なわない色を選択することが好ましい。
<<防水コネクタ22>>
(図示省略)
防水コネクタ22は一対の電線21に接続されており、一対の電線21とは一体不可分態様である。防水コネクタ22は、灯具本体部10の外部である電力供給元(図示省略)と繋がる供給元コネクタ(図示省略)と接続される中継コネクタである。灯具本体部10との間を電気的に接続する。
防水コネクタ22は、防塵性および防水性を備える。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。
なお、防水コネクタ22と供給元コネクタ(図示省略)と接続される中継箇所が、粉塵や液体の浸入のおそれがない位置である場合には、防水コネクタ22に替えて防塵機能、防水機能を備えないコネクタを使用してもよい。
<<通線孔パッキン23>>
図27は、実施の形態1にかかる通線孔パッキン23の斜視図である。図28は、通線孔パッキン23の上面図である。図29は、図28の矢印M1方向に見た通線孔パッキン23の正面図である。図30は、図28の矢印M2方向に見た通線孔パッキン23の側面図である。図31は、通線孔パッキン23の下面図である。図32は、図28のM3−M3線に沿って切断し且つM3−M3線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン23の断面図である。図33は、図28のM4−M4線に沿って切断し且つM4−M4線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン23の断面図である。
通線孔パッキン23は、平面視形状が角の丸い長方形である角丸長方柱の基部230と、基部230の一端に設けられた第1鍔部231と、基部230の他端に設けられた第2鍔部232と、基部230を貫通する一対の圧入孔234と、圧入孔234の内周面に設けられた環状の突設部235と、を備えている。突設部235は、最も第1鍔部側に位置する第1突設部235aと、最も第2鍔部側に位置する第4突設部235dと、これらの間に位置する第2突設部235bおよび第3突設部235cと、を含んでいる。
図29および図30からわかるように、基部230の外周側面(外表面)は平らな面となっている。基部230が第1エンドキャップ13の通線孔134に差し込まれたとき、この外表面が通線孔134の内周面と接触する。なお、防水性および接着性を高める目的で、基部230の外周側面に環状等の溝部を設けてもよく、その溝部にシリコーン接着剤などを充填したうえで第1エンドキャップ13に取り付けても良い。
図32および図33からわかるように、第1鍔部231は、基部230の一端から基部230の外周側面の側へと出張り、さらにその出張った先から折れ曲がって基部230の外周側面に沿って延びている。第1鍔部231の内表面と基部230の外周側面との間には隙間が形成されている。図3の断面図からわかるように、この隙間に第1エンドキャップ13の周壁部132の先端が収まる。
第2鍔部232は、基部230の他端から基部230の外周側面の側へと出張っているが、その出張り具合は第1鍔部231よりも小さい。第2鍔部232が第1エンドキャップ13の内周面に引っかかることで、第1エンドキャップ13から通線孔パッキン23が抜けないようになっている。
通線孔パッキン23は、一対の電線21が圧入される圧入孔234が形成されている。そして、通線孔パッキン23は、一対の電線21が圧入孔234に圧入された状態で、第1エンドキャップ13の周壁部132に形成された通線孔134に取り付けられる。通線孔パッキン23は通線孔134を閉塞するとともに、通線孔パッキン取付部135である通線孔134の周囲の周壁部132を挟むように取り付けられる。通線孔パッキン23は、第1エンドキャップ13の周壁部132の形状、および通線孔134の形状に基づいて外観形状および外形寸法が決定される。
通線孔パッキン23は、可撓性(弾性)を有し、金型成形に適したシリコーンゴムなどの樹脂材料を用いて成形される。通線孔パッキン23に用いられる樹脂材料の硬度は、JIS−K−6253に基づきタイプAデュロメータを用いた測定において、概ね20度〜50度の範囲のものを選択できる。硬すぎる(硬度が高すぎる)と密着対象どうしの密着面積が少なくなり、充分に隙間を塞ぐことができなくなる。そして、軟らかすぎる(硬度が低すぎる)と装着時に変形してしまい、充分に隙間を塞ぐことができなくなる。また、通線孔パッキン23の耐熱性は、硬度、引張り強度、体積膨張率の変化率がいずれも±20%以下であることが望ましい。そして、通線孔パッキン23の耐熱性は、硬度、引張り強度、体積膨張率の変化率がいずれも±30%以下であることが望ましい。
通線孔パッキン23は、灯具本体部10の意匠仕様に応じて透光性または遮光性の樹脂材料を用いることができる。すなわち、通線孔134を通して周壁部132の外側に光源ユニット12から出射された光を導く場合、通線孔134を各種センサ(図示省略)の検出窓として利用する場合などは、通線孔パッキン23を透光性の材料を用いて形成し、通線孔134を通して周壁部132の外側に光源ユニット12から出射された光を導かない場合は通線孔パッキン23を遮光性の材料を用いて形成する。さらに、通線孔パッキン23は、灯具本体部10の意匠仕様に応じて無色または有色のいずれかを選択することができる。通線孔パッキン23は、第1エンドキャップ13に対する通線孔パッキン23の取り付け、取り付け状態の確認といった組み立て作業の確実性を得るために、第1エンドキャップ13と異なる色とすることができる。
このようにして、通線孔パッキン23の圧入孔234および通線孔134から埃、虫などが内部空間に浸入しないように気密に閉塞され、水、油などの液体が浸入しないように水密に閉塞される。詳しくは、IP4以上の仕様、あるいはこれに準ずる仕様であることが好ましい。なお、通線孔パッキン23と通線孔パッキン取付部135とは、相互の密着性をさらに向上させるために接着剤などを用いて接着固定されてもよい。接着剤は、例えばシリコーン接着剤などを用いることができる。このように接着固定することによって、防水灯具1の製造工程または施工工程における、カバーパッキン15がカバーパッキン取付部133から外れてしまうおそれがなくなる。
図34および図35は、実施の形態1にかかる通線孔パッキン23の寸法線付き断面図である。図34には、圧入孔234の内径D12と、突設部235の内径D13と、第1鍔部231の幅(長手方向の長さ)W3と、基部の幅(短手方向の長さ)W4と、第2鍔部232の幅(長手方向の長さ)W5と、第1鍔部231の高さH3と、基部230の高さH4と、第2鍔部232の高さH5と、第1鍔部231と第2鍔部232との距離H6と、突設部235のピッチP2と、突設部235の厚さT7と、がそれぞれ図示されている。図35には、第1鍔部231の長さ(短手方向の長さ)L9と、基部230の長さ(短手方向の長さ)L10と、第2鍔部232の長さ(短手方向の長さ)L11と、が示されている。なお、図34および図35に示す紙面上の実際の寸法値に限定されること無く、必要な大きさの防水灯具1にあわせて通線孔パッキン23の実寸法値を決定すればよい。ただし、図34および図35に記載した各寸法(D12、D13、W3〜W5、H3〜H6、P2、T7、L9〜L11)の間の大小関係および比率については、図34および図35から読み取れる大小関係および比率を実際の設計時に適宜に使用してもよい。
実施の形態1にかかる通線孔パッキン23は、基部230の外面に凹凸がないため、通線孔134に挿入し易く、挿入されると第2鍔部232が通線孔134の内側に引っ掛かるため抜け難くなっている。環状の第1突設部235a〜第4突設部235dは、圧入孔234に挿通される電線21を押圧することによって電線21との隙間を閉塞するので、これにより防水性(止水性)が確保される。また、環状の第1突設部235a〜第4突設部235dは、反作用的に基部230を外側に押し拡げるため、基部230と通線孔134とが密着して防水性(止水性)が確保される。
[実施の形態1の変形例]
<<通線孔パッキンの変形例>>
図36は、実施の形態1の第1変形例にかかる通線孔パッキン43の上面図である。図37は、図36の矢印N1方向に見た通線孔パッキン43の正面図である。図38は、図36の矢印N2方向に見た通線孔パッキン43の側面図である。図39は、通線孔パッキン43の下面図である。図40は、図36のN3−N3線に沿って切断し且つN3−N3線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン43の断面図である。図41は、図36のN4−N4線に沿って切断し且つN4−N4線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン43の断面図である。
通線孔パッキン43は、平面視形状が角の丸い長方形である角丸長方柱の基部230と、基部230の一端に設けられた第1鍔部231と、基部230を貫通する一対の圧入孔234と、圧入孔234の内周面に設けられた環状の突設部235と、を備えている。この点は、通線孔パッキン23と同様である。基部230の外周側面(外表面)には、環状の突設部45が設けられている。この点において通線孔パッキン23とは異なる。基部230が第1エンドキャップ13の通線孔134に差し込まれたとき、この環状の突設部45が通線孔134の内周面と接触する。通線孔パッキン43の一端には、通線孔パッキン23と同様に第1鍔部231が設けられている。一方、通線孔パッキン43は、第2鍔部232ではなく、平坦な第2鍔部432を備えている。この点においても通線孔パッキン23とは異なる。
この変形例にかかる通線孔パッキン43は、基部230の外面に2つの環状の突設部45が形成されており、つまり基部230の外面は凹凸を有している。通線孔パッキン43が通線孔134に挿入されると、通線孔134の貫通壁と周壁部132の開口端縁とに環状の突設部45が押圧されて密着するので、防水性(止水性)が向上するという利点がある。
図42は、実施の形態1の第2変形例にかかる通線孔パッキン46の断面図である。この通線孔パッキン46は、上記第1変形例を改良したもので、第2鍔部432の先端角度を見直し、通線孔パッキン46を通線孔134へ挿入する際に、基部230の外面に形成された環状の突設部45に引っ掛かり難くしている。具体的には、基部230の最も他端の側に位置する突設部の頂部から基部230の他端にかけて滑らかな斜面を構成した第2鍔部433を設けている。
図43は、実施の形態1の第3変形例にかかる通線孔パッキン53の上面図である。図44は、図43の矢印Q1方向に見た通線孔パッキン53の正面図である。図45は、図43の矢印Q2方向に見た通線孔パッキン53の側面図である。図46は、通線孔パッキン53の下面図である。図47は、図43のQ3−Q3線に沿って切断し且つQ3−Q3線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン53の断面図である。図48は、図43のQ4−Q4線に沿って切断し且つQ4−Q4線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン53の断面図である。
通線孔パッキン53は、平面視形状が角の丸い長方形である角丸長方柱の基部230と、基部230の一端に設けられた第1鍔部231と、基部230を貫通する一対の圧入孔234と、圧入孔234の内周面に設けられた環状の突設部235と、を備えている。この点は、通線孔パッキン23と同様である。通線孔パッキン53の一端には、通線孔パッキン23と同様に第1鍔部231が設けられている。一方、通線孔パッキン53は第2鍔部232を備えておらず、通線孔パッキン53の他端は平坦な斜面端部532となっている。この点において通線孔パッキン23とは異なる。
この変形例にかかる通線孔パッキン53は、基部230の外面に凹凸がなく、さらに第2鍔部232も設けられていない。通線孔パッキン53の成形性と灯具の組立性を優先しており、通線孔134に対して通線孔パッキン53が挿入し易いという利点がある。第2鍔部232がないので、抜け易さを向上させる観点から、例えば、基部230の外周側面に環状の溝部を設け、この溝部にシリコーン接着剤などを充填したうえで通線孔パッキンを通線孔134に挿入してもよい。
図49は、実施の形態1の第4変形例にかかる通線孔パッキン63の上面図である。図50は、図49の矢印U1方向に見た通線孔パッキン63の正面図である。図51は、図49の矢印U2方向に見た通線孔パッキン63の側面図である。図52は、通線孔パッキン63の下面図である。図53は、図49のU3−U3線に沿って切断し且つU3−U3線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン63の断面図である。図54は、図49のU4−U4線に沿って切断し且つU4−U4線に付記した矢印方向に見たときの通線孔パッキン63の断面図である。
通線孔パッキン63は、平面視形状が角の丸い長方形である角丸長方柱の基部230と、基部230の一端に設けられた第1鍔部231と、基部230を貫通する一対の圧入孔234と、圧入孔234の内周面に設けられた環状の突設部235と、を備えている。この点は、通線孔パッキン23と同様である。基部230の外周側面(外表面)には、環状の突設部45が設けられている。この点は、第1変形例にかかる通線孔パッキン43と同様である。
この第4変形例にかかる通線孔パッキン63は、図42に示す第2変形例にかかる通線孔パッキン46の基部230に、実施の形態1にかかる通線孔パッキン23の第2鍔部232を追加したものである。
[実施の形態1の製造方法]
図55は、実施の形態1にかかる防水灯具1の製造工程を示すフローチャートである。図55のフローチャートでは、まず、光源ユニット製造工程を行う(ステップS10)。この工程は、具体的には、実装基板122に光源120、受電コネクタ121などの構成部品を実装する実装光源実装工程(ステップS11)と、ステップS11による構成部品実装後の実装基板122をヒートシンク123に取り付ける基板取付工程(ステップS12)とを含んでいる。
また、図55のフローチャートでは、光源ユニット製造工程とは別に、灯具配線部製造工程(ステップS20)が行われる。この工程は、具体的には、芯線を露出するなど電線21を準備する電線加工工程(ステップS21)と、電線21の先端に防水コネクタ22を取り付ける防水コネクタ取付工程(ステップS22)と、電線21を通線孔パッキン23の圧入孔234に通すことで電線21に通線孔パッキン23を取り付ける通線孔パッキン取付工程(ステップS23)と、を含んでいる。
図55のフローチャートでは、光源ユニット製造工程の後(あるいはこれと並行して)、第1エンドキャップ準備工程(ステップS30)を行う。この工程は、具体的には、第1エンドキャップ13にカバーパッキン15を取り付けるカバーパッキン取付工程(ステップS31)と、第1エンドキャップ13にステップS20で準備した灯具配線部材20を一体化する灯具配線部材取付工程(ステップS32)とを含んでいる。灯具配線部材取付工程により、第1エンドキャップ13の通線孔134に通線孔パッキン23が取り付られ、第1エンドキャップ13と灯具配線部材20とを組み立てた組立体が準備される。この組立体は、図1の斜視図における紙面上方(言い換えると矢印X方向の奥側)にも模式的に図示されており、通電線21が通線孔134を通り且つ通線孔パッキン23が通線孔134を塞ぐように各部品が組み立てられている。
続いて、図55のフローチャートでは、第2エンドキャップ準備工程(ステップS40)が行われる。この工程は、具体的には、第2エンドキャップ14にカバーパッキン15を取り付けるカバーパッキン取付工程(ステップS41)を含んでいる。
次に、防水灯具本体部取付工程を行う(ステップS50)。光源ユニット12の長手方向両端に開口を形成するようにカバー11で光源ユニット12の表面が被われる。すなわちカバー11両端の開口を第1、2エンドキャップ13、14で塞ぐように、第1エンドキャップ13と灯具配線部材20の組立体、第2エンドキャップ14、光源ユニット12、カバー11、およびねじ17を組み立てる。
最後に、防水性能などが所定の規格を満たしているかどうかを検査する防止灯具本体部検査工程を行う(ステップS60)。実施の形態1によれば、上記説明した簡単な工程により防水灯具1を製造することができる。
なお、上述した実施の形態1にかかる防水灯具1において、「実装基板122」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「実装基板」に、「光源120」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「発光素子」に、「カバー11」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「透光性カバー」に、カバー11の一端部111および他端部112がそれぞれ形成する開口が、前記第1の発明にかかる防水灯具の「透光性カバーが形成する開口」に、「第1エンドキャップ13」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「エンドキャップ」に、「カバーパッキン15」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「第1シール材」に、「灯具配線部材20」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「配線部材」に、「通線孔パッキン23」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「第2シール材」に、「電線21の端部において絶縁体が所定の長さだけ剥除された芯線」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「内側端部」に、「防水コネクタ22」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「外側端部」に、「電線21」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「接続部」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
図56は、実施の形態2にかかる防水灯具1001の分解斜視図である。防水灯具1001では、第1エンドキャップ13ではなく、第2エンドキャップ14の底壁部140に、通線孔パッキン23を取り付けるための通線孔(通線孔134と同様の形状)を設けた。このように、通線孔134は、第1エンドキャップ13と第2エンドキャップ14の何れに設けられていても良く、周壁部132、142に限らず底壁部130、140に設けられていても良い。
実施の形態3.
図57は、実施の形態3にかかる防水灯具1101の分解斜視図である。通線孔134が第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14の両方に形成されてもよく、両方に形成した通線孔134それぞれに通線孔パッキン23が取り付けられ、灯具配線部材20の一対の電線21が挿通されてもよい。この際には、一対の電線21が第1エンドキャップ13側と第2エンドキャップ14側に分けて1本ずつ接続されても良い。或いは、2つの電力供給経路を第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14の両方に1経路ずつ設けて、1つの防水灯具1101に合計2経路の電力供給系路を設けてもよい。
実施の形態4.
図58は、実施の形態4にかかる防水灯具1201の分解斜視図である。第1エンドキャップ13が通線孔134を備えておらず、その代わりに第2エンドキャップ14が防水コネクタ部1214を備えている。この場合、第2エンドキャップ14の内側において、一対の電線21は、受電コネクタ121と、第2エンドキャップ14に形成された防水コネクタ部1214とを接続する。そして、灯具本体部10の外部である電力供給元(図示省略)と繋がる供給元コネクタ1220が第2エンドキャップ14に形成された防水コネクタ部1214と接続(差込)されて、これらは電力供給経路を中継するコネクタとなる。従って、防水灯具1201は、灯具配線部材20を備えておらず、通線孔パッキン23も備えていない。これ以外の点については、実施の形態1にかかる防水灯具1と同様の構成を備えているので、説明は省略する。
なお、上述した実施の形態4にかかる防水灯具1201において、「第1エンドキャップ13」は、前記第2の発明にかかる防水灯具の「エンドキャップ」に、「第1エンドキャップ13に形成された防水コネクタ部1214」は、前記第2の発明にかかる防水灯具の「防水コネクタ部」に、「カバーパッキン15」は、前記第2の発明にかかる防水灯具の「第1シール材」に、「電線21」は、前記第1の発明にかかる防水灯具の「配線」に、それぞれ相当している。
実施の形態5.
図59は、実施の形態5にかかる防水灯具1301の分解斜視図である。第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14の底壁部130、140に、従来の直管ランプに備えられている口金端子の形状と同様または類似した保持端子1315、1316を備えてもよい。保持端子1315、1316の形状は、互換性の観点から、JIS規格などの各種規格に定められた口金端子形状と同じとすることが好ましい。実施の形態5では、一例として第1、2エンドキャップ13、14の底壁部130、140に、防水灯具1301の長手方向へと突き出る保持端子1315、1316を設けている。
保持端子1315、1316は、従来の直管ランプを取り付けるための各種規格で定められたソケット端子と嵌合されるが、そのソケット端子との間で電気接続を伴わない。保持端子1315、1316は絶縁材料で構成されてもよく、第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14それぞれと同じ材料で一体的に成形されてもよく、あるいは第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14と異なる材料で形成された保持端子1315、1316を第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14に固定したものであってもよい。仮に保持端子1315、1316は導電性材料で構成された場合には第1エンドキャップ13および第2エンドキャップ14に固定するだけとし、保持端子1315、1316と実装基板122側の回路とは電気的に接続しないようにする。
なお、第1エンドキャップ13、第2エンドキャップ14がねじ17でねじ留めされた後に、ねじ孔131、141がシリコーン樹脂などの封止材料で封止されてもよい。
<<通信線21c>>
電線21は、点灯電力供給用の一対の電線21a、21bとは別に、灯具本体部10を制御したり灯具本体部10の情報を得たりするための情報伝達用の通信線21cがさらに加えられてもよい。この例を図60に示す。
灯具(ランプ)内部に電源回路を内包する構成とした場合に、明るさや色調を変化させるための制御信号(調光信号、調色信号)を外部から入力して制御するようにしてもよい。また、灯具(ランプ)に各種センサが搭載された場合には、センサが検出した信号またはこれに基づいた制御情報信号を外部に出力して電源回路を制御してもよい。これらを想定して、通信線21cがさらに追加されても良い。図60では、通信線21cが追加されて電線21が三本となったのに伴い、通線孔パッキン23および防水コネクタ22を、3本の圧入孔234にあわせて設計した通線孔パッキン23cおよび防水コネクタ22cに置換している。
なお、通信線21cと実装基板122との電気的接続に関しては、コネクタを用いた接続の方が仕上がりはスマートになるが、コストを優先する場合は、通信線を直接基板にはんだ付けしてもよい。コネクタを用いる場合は、受電コネクタ121と同種のものであっても異種のものであっても構わない。通信線21cの接続は、電力供儒の経路よりは安全上の制約(絶縁性、難燃性などの要求)が緩和されるので、受電コネクタ121よりも小型なコネクタを選択可能となる。
実施の形態6.
図61は、実施の形態6にかかる防水灯具1401の断面図である。図61は、図2に示す断面に相当する図である。図61は、図62のA−A断面を示す。図62は、実施の形態6にかかる防水灯具1401の断面図である。図62は、図3に示す断面に相当する図である。図62は、図61のB−B断面を示す。
防水灯具1401は、灯具本体部10がカバーパッキン15に替えて第1カバーパッキン30と第2カバーパッキン31とを備える点において、実施の形態1に開示された防水灯具1と相違する。その他の構成は、実施の形態1に開示された構成と同様である。
図63は、実施の形態6にかかる第1カバーパッキン30の斜視図である。図64は、実施の形態6にかかる第1カバーパッキン30の背面図である。図65は、実施の形態6にかかる第1カバーパッキン30の側面図である。図66は、実施の形態6にかかる第1カバーパッキン30の断面図である。図66は、第1カバーパッキン30の中心軸を含む断面を示す。
第1カバーパッキン30は、筒状の第1エンドキャップ13に設けられる。第1カバーパッキン30は、第1エンドキャップ13の全体を覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第1エンドキャップ13とカバー11との間に第1カバーパッキン30の一部が配置される。第1カバーパッキン30は、例えば先端部300、周壁部301及び底壁部302を備える。先端部300、周壁部301及び底壁部302は、例えば同じ材料で一体的に形成される。
先端部300の構成は、カバーパッキン15の構成と同じである。即ち、第1カバーパッキン30は、カバーパッキン15の構成を含む。先端部300は、第1エンドキャップ13の周壁部132の開口端部を挟み込む。先端部300の第2周壁部153が第1エンドキャップ13とカバー11との間に配置される。
周壁部301は、円筒状を呈する。周壁部301の一方の縁に先端部300が設けられる。周壁部301は、第1エンドキャップ13の周壁部132を覆う。また、周壁部301に、通線孔パッキン取付孔303が形成される。通線孔パッキン取付孔303は、第1エンドキャップ13の通線孔パッキン取付部135に対応する位置に形成される。即ち、通線孔パッキン取付孔303は、通線孔134に対応する位置に形成される。
例えば、通線孔パッキン取付孔303の幅W7は、通線孔パッキン23の第1鍔部231の幅W3より大きい。通線孔パッキン取付孔303の長さL13は、通線孔パッキン23の第1鍔部231の長さL9より大きい。第1カバーパッキン30が第1エンドキャップ13に取り付けられると、通線孔パッキン取付部135が通線孔パッキン取付孔303から突出する。
底壁部302は、円盤状を呈する。底壁部302は、周壁部301の他方の縁に設けられる。底壁部302は、第1エンドキャップ13の底壁部130を覆う。また、底壁部302に、ねじ取付孔304が形成される。ねじ取付孔304は、第1エンドキャップ13のねじ孔131に対応する位置に形成される。第1カバーパッキン30が第1エンドキャップ13に取り付けられると、ねじ取付孔304からねじ17が見える。
底壁部302には、内側を向く面に突設部305が設けられる。突設部305は、ねじ取付孔304の周囲に設けられる。第1カバーパッキン30が第1エンドキャップ13に取り付けられると、突設部305が第1エンドキャップ13の底壁部130に押し付けられる。これにより、必要な防水性が確保される。
本実施の形態における第1カバーパッキン30は、第1エンドキャップ13の全体を覆うように取り付けられる。このため、第1カバーパッキン30が装着された第1エンドキャップ13をカバー11の一端部111に取り付ける際に、第1カバーパッキン30が捲れたり第1エンドキャップ13から外れたりすることを防止できる。
第2カバーパッキン31は、筒状の第2エンドキャップ14に設けられる。第2カバーパッキン31は、第2エンドキャップ14の全体を覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第2エンドキャップ14とカバー11との間に第2カバーパッキン31の一部が配置される。第2カバーパッキン31は、例えば先端部310、周壁部311及び底壁部312を備える。先端部310、周壁部311及び底壁部312は、例えば同じ材料で一体的に形成される。第2カバーパッキン31は、周壁部311に通線孔パッキン取付孔303に相当する孔が形成されていない点で第1カバーパッキン30と相違する。その他の構成は、第1カバーパッキン30の構成と同じである。
例えば、先端部310の構成は、カバーパッキン15の構成と同じである。周壁部311は、第2エンドキャップ14の周壁部142を覆う。底壁部312は、第2エンドキャップ14の底壁部140を覆う。また、底壁部312に、ねじ取付孔313が形成される。ねじ取付孔313は、第2エンドキャップ14のねじ孔141に対応する位置に形成される。第2カバーパッキン31が第2エンドキャップ14に取り付けられると、ねじ取付孔313からねじ17が見える。
本実施の形態における第2カバーパッキン31は、第2エンドキャップ14の全体を覆うように取り付けられる。このため、第2カバーパッキン31が装着された第2エンドキャップ14をカバー11の他端部112に取り付ける際に、第2カバーパッキン31が捲れたり第2エンドキャップ14から外れたりすることを防止できる。
なお、防水灯具1401を構成する部品の種類を少なくするため、第2エンドキャップ14に第1カバーパッキン30を取り付けても良い。また、防水灯具1401のうち第1カバーパッキン30及び第2カバーパッキン31以外の構成については、実施の形態2−5に開示された構成を採用しても構わない。かかる場合、通線孔パッキン取付孔303は、通線孔パッキン23或いは防水コネクタ部1214に対応する位置に形成される。
実施の形態7.
図67は、実施の形態7にかかる防水灯具1501の断面図である。図67は、図2に示す断面に相当する図である。図67は、図68のA−A断面を示す。図68は、実施の形態7にかかる防水灯具1501の断面図である。図68は、図3に示す断面に相当する図である。図68は、図67のB−B断面を示す。
防水灯具1501は、灯具本体部10がカバーパッキン15に替えて第1カバーパッキン32と第2カバーパッキン33とを備える点において、実施の形態1に開示された防水灯具1と相違する。その他の構成は、実施の形態1に開示された構成と同様である。
図69は、実施の形態7にかかる第1カバーパッキン32の斜視図である。図70は、実施の形態7にかかる第1カバーパッキン32の背面図である。図71は、実施の形態7にかかる第1カバーパッキン32の側面図である。図72は、実施の形態7にかかる第1カバーパッキン32の断面図である。図72は、第1カバーパッキン32の中心軸を含む断面を示す。
第1カバーパッキン32は、筒状の第1エンドキャップ13に設けられる。第1カバーパッキン32は、第1エンドキャップ13の底壁部130側まで覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第1エンドキャップ13とカバー11との間に第1カバーパッキン32の一部が配置される。第1カバーパッキン32は、例えば先端部320、周壁部321及び底壁部322を備える。先端部320、周壁部321及び底壁部322は、例えば同じ材料で一体的に形成される。第1カバーパッキン32は、底壁部322が第1エンドキャップ13の底壁部130の中央部を覆わない点で実施の形態6で開示した第1カバーパッキン30と相違する。その他の構成は、第1カバーパッキン30の構成と同じである。
先端部320の構成は、カバーパッキン15の構成と同じである。即ち、第1カバーパッキン32は、カバーパッキン15の構成を含む。先端部320は、第1エンドキャップ13の周壁部132の開口端部を挟み込む。先端部320の第2周壁部153が第1エンドキャップ13とカバー11との間に配置される。
周壁部321は、円筒状を呈する。周壁部321の一方の縁に先端部320が設けられる。周壁部321は、第1エンドキャップ13の周壁部132を覆う。また、周壁部321に、通線孔パッキン取付孔323が形成される。通線孔パッキン取付孔323は、第1エンドキャップ13の通線孔パッキン取付部135に対応する位置に形成される。即ち、通線孔パッキン取付孔323は、通線孔134に対応する位置に形成される。
例えば、通線孔パッキン取付孔323の幅W7は、通線孔パッキン23の第1鍔部231の幅W3より大きい。通線孔パッキン取付孔323の長さL13は、通線孔パッキン23の第1鍔部231の長さL9より大きい。第1カバーパッキン32が第1エンドキャップ13に取り付けられると、通線孔パッキン取付部135が通線孔パッキン取付孔323から突出する。
底壁部322は、環状を呈する。底壁部322は、周壁部321の他方の縁に設けられる。底壁部322は、第1エンドキャップ13の底壁部130の周縁部を覆う。底壁部322は環状を呈するため、中央に開口が形成される。即ち、底壁部322に、第1エンドキャップ13のねじ孔131より大きなねじ取付孔324が形成される。第1カバーパッキン32が第1エンドキャップ13に取り付けられると、ねじ取付孔324から底壁部130の中央部及びねじ17が見える。
本実施の形態における第1カバーパッキン32は、第1エンドキャップ13の底壁部130の周縁部まで覆うように取り付けられる。このため、第1カバーパッキン32が装着された第1エンドキャップ13をカバー11の一端部111に取り付ける際に、第1カバーパッキン32が捲れたり第1エンドキャップ13から外れたりすることを防止できる。また、実施の形態6で開示した第1カバーパッキン30と比較して、使用する材料を削減できる。
第2カバーパッキン33は、筒状の第2エンドキャップ14に設けられる。第2カバーパッキン33は、第2エンドキャップ14の底壁部140側まで覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第2エンドキャップ14とカバー11との間に第2カバーパッキン33の一部が配置される。第2カバーパッキン33は、例えば先端部330、周壁部331及び底壁部332を備える。先端部330、周壁部331及び底壁部332は、例えば同じ材料で一体的に形成される。第2カバーパッキン33は、周壁部331に通線孔パッキン取付孔323に相当する孔が形成されていない点で第1カバーパッキン32と相違する。その他の構成は、第1カバーパッキン32の構成と同じである。
例えば、先端部330の構成は、カバーパッキン15の構成と同じである。周壁部331は、第2エンドキャップ14の周壁部142を覆う。底壁部332は、第2エンドキャップ14の底壁部140の周縁部を覆う。底壁部332は環状を呈するため、中央に開口が形成される。即ち、底壁部332に、第2エンドキャップ14のねじ孔141より大きなねじ取付孔333が形成される。第2カバーパッキン33が第2エンドキャップ14に取り付けられると、ねじ取付孔333から底壁部140の中央部及びねじ17が見える。
本実施の形態における第2カバーパッキン33は、第2エンドキャップ14の底壁部140の周縁部まで覆うように取り付けられる。このため、第2カバーパッキン33が装着された第2エンドキャップ14をカバー11の他端部112に取り付ける際に、第2カバーパッキン33が捲れたり第2エンドキャップ14から外れたりすることを防止できる。また、実施の形態6で開示した第2カバーパッキン31と比較して、使用する材料を削減できる。
なお、防水灯具1501を構成する部品の種類を少なくするため、第2エンドキャップ14に第1カバーパッキン32を取り付けても良い。また、防水灯具1501のうち第1カバーパッキン32及び第2カバーパッキン33以外の構成については、実施の形態2−5に開示された構成を採用しても構わない。かかる場合、通線孔パッキン取付孔323は、通線孔パッキン23或いは防水コネクタ部1214に対応する位置に形成される。
実施の形態8.
図73は、実施の形態8にかかる防水灯具1601の断面図である。図73は、図3に示す断面に相当する図である。
防水灯具1601は、灯具本体部10がカバーパッキン15及び通線孔パッキン23に替えて第1カバーパッキン34と第2カバーパッキン35とを備える点において、実施の形態1に開示された防水灯具1と相違する。その他の構成は、実施の形態1に開示された構成と同様である。
図74は、実施の形態8にかかる第1カバーパッキン34の斜視図である。図75は、実施の形態8にかかる第1カバーパッキン34の斜視図である。図76は、実施の形態8にかかる第1カバーパッキン34の背面図である。図77は、実施の形態8にかかる第1カバーパッキン34の側面図である。図78は、実施の形態8にかかる第1カバーパッキン34の断面図である。図78は、第1カバーパッキン34の中心軸を含む断面を示す。
第1カバーパッキン34は、実施の形態6で開示した第1カバーパッキン30と通線孔パッキン23とを一体的に形成したものに相当する。第1カバーパッキン34は、筒状の第1エンドキャップ13に設けられる。第1カバーパッキン34は、第1エンドキャップ13の全体を覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第1エンドキャップ13とカバー11との間に第1カバーパッキン34の一部が配置される。第1カバーパッキン34は、例えば先端部340、周壁部341、底壁部342及び通線孔パッキン部343を備える。先端部340、周壁部341、底壁部342及び通線孔パッキン部343は、例えば同じ材料で一体的に形成される。
先端部340の構成は、カバーパッキン15の構成と同じである。即ち、第1カバーパッキン34は、カバーパッキン15の構成を含む。先端部340は、第1エンドキャップ13の周壁部132の開口端部を挟み込む。先端部340の第2周壁部153が第1エンドキャップ13とカバー11との間に配置される。
周壁部341は、円筒状を呈する。周壁部341の一方の縁に先端部340が設けられる。周壁部341は、第1エンドキャップ13の周壁部132を覆う。また、通線孔パッキン部343は、周壁部341に設けられる。通線孔パッキン部343の構成は、通線孔パッキン23の構成と同じである。通線孔パッキン部343に、例えば一対の圧入孔234が形成される。圧入孔234は、電線21が圧入される孔である。圧入孔234の内周面に、環状の突設部235が設けられる。通線孔パッキン部343は、第1エンドキャップ13の通線孔パッキン取付部135に対応する位置に配置される。第1カバーパッキン34が第1エンドキャップ13に取り付けられると、通線孔134が通線孔パッキン部343によって防水密閉される。
底壁部342は、円盤状を呈する。底壁部342は、周壁部341の他方の縁に設けられる。底壁部342は、第1エンドキャップ13の底壁部130を覆う。また、底壁部342に、ねじ取付孔344が形成される。ねじ取付孔344は、第1エンドキャップ13のねじ孔131に対応する位置に形成される。第1カバーパッキン34が第1エンドキャップ13に取り付けられると、ねじ取付孔344からねじ17が見える。
底壁部342には、内側を向く面に突設部345が設けられる。突設部345は、ねじ取付孔344の周囲に設けられる。第1カバーパッキン34が第1エンドキャップ13に取り付けられると、突設部345が第1エンドキャップ13の底壁部130に押し付けられる。これにより、必要な防水性が確保される。
本実施の形態における第1カバーパッキン34は、第1エンドキャップ13の全体を覆うように取り付けられる。このため、第1カバーパッキン34が装着された第1エンドキャップ13をカバー11の一端部111に取り付ける際に、第1カバーパッキン34が捲れたり第1エンドキャップ13から外れたりすることを防止できる。また、通線孔パッキン部343が周壁部341と一体的に形成されるため、防水性を更に高めることができる。
第1カバーパッキン34を第1エンドキャップ13に取り付ける場合は、例えば、先ず、通線孔パッキン部343の圧入孔234に電線21を圧入する。そして、電線21が通線孔パッキン部343を貫通している状態で第1カバーパッキン34を第1エンドキャップ13に取り付ける。この取り付け手順は逆でも良い。例えば、先に第1カバーパッキン34を第1エンドキャップ13に取り付ける。そして、第1カバーパッキン34が第1エンドキャップ13に装着されている状態で、通線孔パッキン部343の圧入孔234に電線21を圧入する。その他の製造方法は、実施の形態1で開示した製造方法と同様である。
第2カバーパッキン35は、筒状の第2エンドキャップ14に設けられる。第2カバーパッキン35は、第2エンドキャップ14の全体を覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第2エンドキャップ14とカバー11との間に第2カバーパッキン35の一部が配置される。第2カバーパッキン35は、例えば先端部350、周壁部351及び底壁部352を備える。第2カバーパッキン35は、周壁部351に通線孔パッキン部343に相当する部材が設けられていない点で第1カバーパッキン34と相違する。即ち、第2カバーパッキン35の構成は、実施の形態6で開示した第2カバーパッキン31の構成と同じである。このため、第2カバーパッキン35の構成に関する具体的な説明は省略する。
本実施の形態における第2カバーパッキン35は、第2エンドキャップ14の全体を覆うように取り付けられる。このため、第2カバーパッキン35が装着された第2エンドキャップ14をカバー11の他端部112に取り付ける際に、第2カバーパッキン35が捲れたり第2エンドキャップ14から外れたりすることを防止できる。
なお、防水灯具1601のうち第1カバーパッキン34及び第2カバーパッキン35以外の構成については、実施の形態2、3及び5で開示された構成を採用しても構わない。かかる場合、通線孔パッキン部343は、通線孔パッキン取付部135に対応する位置に配置される。また、通線孔パッキン部343の構成は、実施の形態1で開示したどの通線孔パッキンの構成を採用しても良い。例えば、通線孔パッキン部343の構成は、通線孔パッキン53の構成と同じでも良い。
実施の形態9.
図79は、実施の形態9にかかる防水灯具1701の断面図である。図79は、図3に示す断面に相当する図である。
防水灯具1701は、灯具本体部10がカバーパッキン15及び通線孔パッキン23に替えて第1カバーパッキン36と第2カバーパッキン37とを備える点において、実施の形態1に開示された防水灯具1と相違する。その他の構成は、実施の形態1に開示された構成と同様である。
第1カバーパッキン36は、実施の形態7で開示した第1カバーパッキン32と通線孔パッキン23とを一体的に形成したものに相当する。第1カバーパッキン36は、筒状の第1エンドキャップ13に設けられる。第1カバーパッキン36は、第1エンドキャップ13の底壁部130側まで覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第1エンドキャップ13とカバー11との間に第1カバーパッキン36の一部が配置される。第1カバーパッキン36は、例えば先端部360、周壁部361、底壁部362及び通線孔パッキン部363を備える。先端部360、周壁部361、底壁部362及び通線孔パッキン部363は、例えば同じ材料で一体的に形成される。
先端部360の構成は、カバーパッキン15の構成と同じである。即ち、第1カバーパッキン36は、カバーパッキン15の構成を含む。先端部360は、第1エンドキャップ13の周壁部132の開口端部を挟み込む。先端部360の第2周壁部153が第1エンドキャップ13とカバー11との間に配置される。
周壁部361は、円筒状を呈する。周壁部361の一方の縁に先端部360が設けられる。周壁部361は、第1エンドキャップ13の周壁部132を覆う。また、通線孔パッキン部363は、周壁部361に設けられる。通線孔パッキン部363の構成は、通線孔パッキン23の構成と同じである。通線孔パッキン部363に、例えば一対の圧入孔234が形成される。圧入孔234は、電線21が圧入される孔である。圧入孔234の内周面に、環状の突設部235が設けられる。通線孔パッキン部363は、第1エンドキャップ13の通線孔パッキン取付部135に対応する位置に配置される。第1カバーパッキン36が第1エンドキャップ13に取り付けられると、通線孔134が通線孔パッキン部363によって防水密閉される。
底壁部362は、環状を呈する。底壁部362は、周壁部361の他方の縁に設けられる。底壁部362は、第1エンドキャップ13の底壁部130の周縁部を覆う。底壁部362は環状を呈するため、中央に開口が形成される。即ち、底壁部362に、第1エンドキャップ13のねじ孔131より大きなねじ取付孔364が形成される。第1カバーパッキン36が第1エンドキャップ13に取り付けられると、ねじ取付孔364から底壁部130の中央部及びねじ17が見える。
本実施の形態における第1カバーパッキン36は、第1エンドキャップ13の底壁部130の周縁部まで覆うように取り付けられる。このため、第1カバーパッキン36が装着された第1エンドキャップ13をカバー11の一端部111に取り付ける際に、第1カバーパッキン36が捲れたり第1エンドキャップ13から外れたりすることを防止できる。また、通線孔パッキン部363が周壁部361と一体的に形成されるため、防水性を更に高めることができる。実施の形態8で開示した第1カバーパッキン34と比較して、使用する材料を削減できる。
第1カバーパッキン36を第1エンドキャップ13に取り付ける場合は、例えば、先ず、通線孔パッキン部363の圧入孔234に電線21を圧入する。そして、電線21が通線孔パッキン部363を貫通している状態で第1カバーパッキン36を第1エンドキャップ13に取り付ける。この取り付け手順は逆でも良い。例えば、先に第1カバーパッキン36を第1エンドキャップ13に取り付ける。そして、第1カバーパッキン36が第1エンドキャップ13に装着されている状態で、通線孔パッキン部363の圧入孔234に電線21を圧入する。その他の製造方法は、実施の形態1で開示した製造方法と同様である。
第2カバーパッキン37は、筒状の第2エンドキャップ14に設けられる。第2カバーパッキン37は、第2エンドキャップ14の底壁部140側まで覆うように配置される。実施の形態1で開示したカバーパッキン15と同様に、第2エンドキャップ14とカバー11との間に第2カバーパッキン37の一部が配置される。第2カバーパッキン37は、例えば先端部370、周壁部371及び底壁部372を備える。第2カバーパッキン37は、周壁部371に通線孔パッキン部363に相当する部材が設けられていない点で第1カバーパッキン36と相違する。即ち、第2カバーパッキン37の構成は、実施の形態7で開示した第2カバーパッキン33の構成と同じである。このため、第2カバーパッキン37の構成に関する具体的な説明は省略する。
本実施の形態における第2カバーパッキン37は、第2エンドキャップ14の底壁部140の周縁部まで覆うように取り付けられる。このため、第2カバーパッキン37が装着された第2エンドキャップ14をカバー11の他端部112に取り付ける際に、第2カバーパッキン37が捲れたり第2エンドキャップ14から外れたりすることを防止できる。
なお、防水灯具1701のうち第1カバーパッキン36及び第2カバーパッキン37以外の構成については、実施の形態2、3及び5で開示された構成を採用しても構わない。かかる場合、通線孔パッキン部363は、通線孔パッキン取付部135に対応する位置に配置される。また、通線孔パッキン部363の構成は、実施の形態1で開示したどの通線孔パッキンの構成を採用しても良い。例えば、通線孔パッキン部363の構成は、通線孔パッキン53の構成と同じでも良い。
1、1001、1101、1201、1301、1401、1501、1601、1701 防水灯具、10 灯具本体部、11 カバー、12 光源ユニット、13 第1エンドキャップ、14 第2エンドキャップ、15 カバーパッキン、18 内部空間、18a 出射側空間、18b 器具側空間、20 灯具配線部材、21 電線(通電線)、21a、21b 電力供給線、21c 通信線、22、22c 防水コネクタ、23、23c、43,46,53,63 通線孔パッキン、30、32、34、36 第1カバーパッキン、31、33、35、37 第2カバーパッキン、45、155、235、235a、235b、235c、235d、305、345 突設部、110 筒部、111 一端部、112 他端部、113 外周面、114 内周面、115 出射側保持突起部、116 器具側保持突起部、120 光源、121 受電コネクタ、122 実装基板、122a 実装面、122b 非実装面、122c 端部、123 ヒートシンク、123a 光源配置部、123b 出射側支持部、123c 側壁部、123d 器具側支持部、123e ねじ固定部、123f、131、141 ねじ孔、130、140 底壁部、132、142 周壁部、133、143 カバーパッキン取付部、134 通線孔、135 通線孔パッキン取付部、136 突起部、150 第1開口端部、151 第2開口端部、152 第1周壁部、153 第2周壁部、154 溝部、230 基部、231 第1鍔部、232、432、433 第2鍔部、234 圧入孔、300、310、320、330、340、350、360、370 先端部、301、311、321、331、341、351、361、371 周壁部、302、312、322、332、342、352、362、372 底壁部、303、323 通線孔パッキン取付孔、304、313、324、333、344、364 ねじ取付孔、343、363 通線孔パッキン部、532 斜面端部、1214 防水コネクタ部、1220 供給元コネクタ、1315、1316 保持端子

Claims (15)

  1. 表面と裏面とを有する実装基板と、
    前記実装基板の前記表面に実装された発光素子と、
    前記実装基板における前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成しつつ前記実装基板の前記表面を被う透光性カバーと、
    第1シール材と、
    前記第1シール材を介して前記開口に取り付けられ、通線孔が設けられたエンドキャップと、
    前記発光素子と電気的に接続するように前記エンドキャップの内側で前記実装基板と接続した内側端部、前記通線孔を通じて前記エンドキャップの外側に露出する外側端部、前記内側端部と前記外側端部とを電気接続する接続部、および前記通線孔を防水密閉する第2シール材を備えた配線部材と、
    を備えた防水灯具。
  2. 前記実装基板の長手方向に沿って長尺に構成され、前記実装基板の前記裏面が載る表面部を有するヒートシンクをさらに含み、
    前記ヒートシンクにおける前記表面部と反対側の裏面部における長手方向端部に、ねじ固定部が設けられ、
    前記エンドキャップは、前記ねじ固定部と連通するねじ孔を有し、
    前記ねじ孔を介して前記ねじ固定部に挿入され前記ヒートシンクに前記エンドキャップを締め付けて固定するねじを、さらに備える請求項1に記載の防水灯具。
  3. 前記透光性カバーは、筒の形状を成した透光性カバーであり、
    前記透光性カバーの内周面には前記筒の中心軸と平行に伸びる突起部が設けられ、
    前記ヒートシンクの前記裏面部には、前記ヒートシンクの長手方向に伸びる突起である支持部が設けられ、
    前記突起部と前記支持部とがかみ合うことで前記ヒートシンクと前記透光性カバーとが一体化される請求項2に記載の防水灯具。
  4. 前記支持部は、前記透光性カバーの前記内周面と接する部分が、前記内周面と同じ曲率を有する凸曲面である請求項3に記載の防水灯具。
  5. 前記第2シール材は、前記通線孔に嵌る通線孔パッキンであり、
    前記通線孔パッキンは、前記通線孔に嵌る基部と、前記基部よりも前記通線孔の径方向に出張った鍔部と、を含み、
    前記基部および前記鍔部を貫通し、電線を圧入するための圧入孔が設けられ、
    前記圧入孔の内周面には、前記圧入孔の内周に沿う環状凸が、前記圧入孔の深さ方向に並ぶように複数個設けられ、
    複数個の前記環状凸により前記内周面には凸凹が設けられ、
    前記接続部は、前記圧入孔それぞれに通される電線を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の防水灯具。
  6. 前記基部における前記通線孔と接触する面には、凸凹が設けられた請求項5に記載の防水灯具。
  7. 前記通線孔パッキンには、前記圧入孔が3つ設けられ、
    前記配線部材は、
    前記3つの穴の1つに通される第1電力供給線と、
    前記3つの穴の他の1つに通される第2電力供給線と、
    前記3つの穴のさらに他の1つに通される信号線と、
    を含む請求項5または6に記載の防水灯具。
  8. 前記透光性カバーは、前記実装基板の長手方向両端それぞれに開口を形成し、
    前記エンドキャップは、前記透光性カバーの一方の開口に取り付けられる第1エンドキャップと、前記透光性カバーの他方の開口に取り付けられる第2エンドキャップと、を含み、
    前記第1、2エンドキャップの両方が前記通線孔を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の防水灯具。
  9. 前記エンドキャップは、前記開口を塞ぐ面とは反対側の面から突出し前記実装基板と電気絶縁された保持端子を備える請求項1〜8のいずれか1項に記載の防水灯具。
  10. 前記エンドキャップは、底面および側面を備えた筒状であり、
    前記第1シール材は、前記側面の先端に沿って取り付けられる環状のカバーパッキンであり、
    前記通線孔は前記底面に設けられた請求項1〜9のいずれか1項に記載の防水灯具。
  11. 前記エンドキャップは筒状であり、底壁部および周壁部を備え、
    前記第1シール材は、前記周壁部の開口端部を挟み込み、前記底壁部及び前記周壁部を覆い、前記通線孔に対応する位置に取付孔が形成された
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の防水灯具。
  12. 前記エンドキャップは筒状であり、底壁部および周壁部を備え、
    前記第1シール材は、前記周壁部の開口端部を挟み込み、前記底壁部の周縁部及び前記周壁部を覆い、前記通線孔に対応する位置に取付孔が形成された
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の防水灯具。
  13. 表面と裏面とを有する実装基板と、
    前記実装基板の前記表面に実装された発光素子と、
    前記実装基板における前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成しつつ前記実装基板の前記表面を被う透光性カバーと、
    第1シール材を介して前記開口に取り付けられ、コネクタの差込口となるべき防水コネクタ部が設けられたエンドキャップと、
    前記発光素子と電気的に接続するように前記エンドキャップの内側で前記実装基板と接続した内側端部、前記防水コネクタ部において前記エンドキャップの外側に露出する外側端部、前記内側端部と前記外側端部とを電気接続する接続部を備えた配線と、
    を備えた防水灯具。
  14. 表面と裏面とを有する実装基板と、
    前記実装基板の前記表面に実装された発光素子と、
    前記実装基板における前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成しつつ前記実装基板の前記表面を被う透光性カバーと、
    第1シール材と、
    前記第1シール材を介して前記開口に取り付けられ、通線孔が設けられたエンドキャップと、
    前記発光素子と電気的に接続するように前記エンドキャップの内側で前記実装基板と接続した内側端部、前記通線孔を通じて前記エンドキャップの外側に露出する外側端部、および前記内側端部と前記外側端部とを電気接続する接続部を備えた配線部材と、
    を備え、
    前記第1シール材は、前記通線孔を防水密閉する通線孔パッキン部を備えた防水灯具。
  15. 実装基板の表面に発光素子を実装した光源ユニットを準備する工程と、
    通線孔が設けられたエンドキャップと、圧入孔を備えたパッキンおよび前記圧入孔に通された通電線とを備えた配線部材とを、前記通電線が前記通線孔を通り且つ前記パッキンが前記通線孔を塞ぐように組み立てた組立体を準備する工程と、
    前記光源ユニットの前記長手方向両端のうち少なくとも一方に開口を形成するように透光性カバーで前記光源ユニットの前記表面を被う工程と、
    前記開口を前記エンドキャップで塞ぎ、且つ前記エンドキャップの内側で実装基板と前記配線部材とを電気的に接続するように、前記組立体、前記光源ユニットおよび前記透光性カバーを組み立てる工程と、
    を備える防水灯具の製造方法。
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