JPWO2016135768A1 - 照明ランプ、照明ランプ用カバー及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

光源から出射された光を効率的に照明ランプの出射光として利用し、発光効率を向上させた照明ランプを得る。本発明の照明ランプは、長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源4が配置された光源モジュール3と、長尺形状であり光源モジュール3の光源4の光が出射される出射側の表面を覆う透光性を有する円筒部21と、円筒部21の内側に向かって突出し、出射側平面22aが円筒部21よりも反射率が高く、器具側平面22bが光源モジュール3と当接する保持突起部22とを有するカバー2と、を備えたことを特徴としている。

Description

本発明は、照明ランプと、当該照明ランプに用いられる照明ランプ用カバーと、当該照明ランプを用いた照明装置に関するものである。
近年、環境配慮の社会的要請を受け、従来の白熱電球や蛍光灯に比べて長寿命であり低消費電力の固体発光素子の1つである発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下LEDと称す。)を光源として用いた照明ランプ及び照明装置の普及が拡大している。
LEDを用いた照明ランプとして、例えば特許文献1のように、LEDを用いた発光部と、発光部が配設される配設面が設けられたヒートシンク(特許文献1の伝熱部材が該当)と、透光性を有する樹脂材料から形成され発光部とヒートシンクを収納する長尺のカバーと、カバーの長手方向における両端部に取り付けされた一対の口金とを有するものがあった。また、特許文献1の照明ランプは、カバーが円筒状に形成され、その周壁には一対の保持突起部(特許文献1の第1リブが該当)が突設され、保持突起部がヒートシンクの配設面に当接した状態で、ヒートシンクはカバーの内部に固定される。
特許第5347085号公報
特許文献1のカバーは透光性を有する樹脂材料から形成されており、LEDから出射された光の一部は、カバーによってヒートシンク又は保持突起部側に向かって反射する。このように反射した光の多くは、ヒートシンク又は保持突起部によって吸収されてしまい、吸収された光は照明ランプの内部に留まるため照明空間を照射する照射光として利用することができなかった。つまり、特許文献1の発明は照明ランプの発光効率において、改善の余地を残していた。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、光源から出射された光を高効率に照明ランプの照射光として利用することによって光利用効率を向上させた照明ランプと、当該照明ランプに用いられ、光源から出射された光を高効率に照明ランプの照射光として利用できる照明ランプ用カバーと、当該照明ランプを用いた照明装置を提供することである。
本発明の照明ランプは、長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が配置された光源モジュールと、光源モジュールの表面のうち光源の光が出射される出射側の表面を覆う長尺の透光部と、透光部の内側に向かって突出し、出射側の面が透光部よりも反射率が高く、出射側の面と反対側の面が光源モジュールと当接する保持突起部と、を有するカバーと、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の照明ランプ用カバーは、長尺形状であり長手方向に対して平行な面に光源が設置された光源モジュールの表面のうち光源の光が出射される出射側の表面を覆う透光部と、透光部の内側に向かって突出し、出射側の面が透光部よりも反射率が高く、出射側の面と反対側の面が光源モジュールと当接する保持突起部と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の照明装置は、長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が配置された光源モジュールと、光源モジュールの表面のうち光源の光が出射される出射側の表面を覆う長尺の透光部と、透光部の内側に向かって突出し、出射側の面が透光部よりも反射率が高く、出射側の面と反対側の面が光源モジュールと当接する保持突起部と、を有するカバーと、光源に電力を供給する電源装置と、を備えたことを特徴としている。
本発明の照明ランプ、照明ランプ用カバー及び照明装置は、カバーの保持突起部の他方の面が透光部よりも反射率が高いため、光源モジュールから出射され透光部で保持突起部へ向かって反射された光は、保持突起部によって再び透光部へ反射され、光源から出射された光を効率的に利用でき、照明ランプの発光効率を向上させる効果を奏する。
本発明に係る照明装置の斜視図である。 実施の形態1に係る照明ランプの斜視図である。 実施の形態1に係る照明ランプの図2のA−A断面を示す断面図である。 実施の形態1に係るカバーの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。 実施の形態1に係るカバーの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。 実施の形態1に係るヒートシンクの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。 実施の形態1に係るヒートシンクの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。 実施の形態1に係る照明ランプの光の経路を示す断面図である。 実施の形態1の第1の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第2の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第3の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第4の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第5の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第5の変形例に係るヒートシンクの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。 実施の形態1の第5の変形例に係るヒートシンクの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。 実施の形態1の第6の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第7の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第8の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態1の第9の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態2に係る照明ランプの斜視図である。 実施の形態2に係る照明ランプの図20のB−B断面を示す断面図である。 実施の形態2に係る照明ランプの側面図である。 実施の形態3に係る照明ランプの斜視図である。 実施の形態3に係る照明ランプの図23のC−C断面を示す断面図である。 実施の形態3に係る照明ランプの側面図である。 実施の形態4に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態4に係る照明ランプの側面図である。 実施の形態4に係るカバーの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。 実施の形態4に係るカバーの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。 実施の形態4の第1の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態4の第2の変形例に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態4の第2の変形例に係るカバーの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。 実施の形態4の第2の変形例に係るカバーの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。 実施の形態5に係る照明ランプの断面図である。 実施の形態6に係る照明ランプの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図では矢印X、矢印Y、矢印Zを、相互に直交する直交座標系の3軸方向に定義しているが、これは、説明のために便宜上記したものであり、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。装置、器具、部品等の構成について、その材質、形状、大きさ等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る照明装置の斜視図である。照明装置100は、電力を供給されることによって点灯する長尺形状の照明ランプ1と、照明ランプ1を装着可能であり照明ランプ1に電力を供給する照明器具101と、を具備する。照明装置100は、照明ランプ1を室内に向けて天井又は壁面に取り付けられ、照明ランプ1を点灯させることによって室内に光が照射される。
照明器具101は、器具本体102と、保持ソケット103と、給電ソケット104と、電源ボックス105と、を備えている。器具本体102は、内部が中空であり長尺の箱型形状である。また、器具本体102は、V字ばね又は継手等の取付具(図示省略)を有しており、取付具を用いて天井又は壁面に取り付けられる。
器具本体102の照明ランプ1が装着される側の面には、長手方向(矢印Xの方向)の一方の端部近傍に保持ソケット103と、長手方向(矢印Xの方向)の他方の端部近傍に給電ソケット104とがそれぞれ突出して設けられている。保持ソケット103と給電ソケット104の間隔は、照明ランプ1の長手方向の長さに略等しく、保持ソケット103と給電ソケット104は照明ランプ1を保持することができる。また、給電ソケット104は、保持している照明ランプ1と電気的に接続されている。
また、器具本体102の内部には、電源ボックス105が収納されている。電源ボックス105は、外部電源から電力の供給を受け照明ランプ1に適した電圧又は電流に変換する電源装置(図示省略)を有している。電源装置は、給電ソケット104と電気的に接続されており、給電ソケット104を介して照明ランプ1に電力を供給することができる。
図2は、実施の形態1に係る照明ランプの斜視図である。図3は、実施の形態1に係る照明ランプの図2のA−A断面を示す断面図である。なお、図2ではカバー2の内部の説明のため、カバー2の一部を省略している。実施の形態1の照明ランプ1は、長尺中空の筒状であり長手方向(矢印Xの方向)の両端部が開口しているカバー2と、光源4と基板5とヒートシンク6とから構成されカバー2の内部に保持される光源モジュール3と、カバー2の長手方向の一方の端部に取り付けられる保持口金7と、カバー2の長手方向の他方の端部に取り付けられる給電口金8と、を備えている。また、図3に示ように、照明ランプ1の長手方向に対して垂直な方向(矢印Zの方向)において、後述する光源4から光が出射される側を出射側(矢印Zの先端側)と称し、出射側とは反対側を器具側(矢印Zの基点側)と称する。すなわち、照明ランプ1は、照明ランプ1の器具側(矢印Zの基点側)が照明器具101に対抗するように照明器具101に装着される。
図4は、実施の形態1に係るカバーの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。図5は、実施の形態1に係るカバーの他方からの端部(矢印Xの先端側)の斜視図である。カバー2は、長尺であり円筒形状の円筒部21と、円筒部21の内周面より円筒部21の内側に向かって突出する一対の出射側保持突起部22と、同じく円筒部21の内周面より突出する一対の器具側保持突起部23とが形成されている。また、カバー2の長手方向(矢印Xの方向)の両端部は開口している。なお、出射側保持突起部22と、器具側保持突起部23は、カバー2の長手方向全体に渡って延在するように形成されており、カバー2を長手方向に垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図3に示すような断面形状になっている。なお、出射側保持突起部22が、本発明の保持突起部に該当する。
出射側保持突起部22のうち、円筒部21の長手方向(矢印Xの方向)に対して平行な面のうち出射側の面を出射側平面22aと称し、器具側の面を器具側平面22bと称し、出射側平面22aと器具側平面22bの間の面を先端面22cと称する。出射側保持突起部22の出射側平面22aと器具側平面22bは略平行である。また、出射側保持突起部22は、カバー2の内部に光源モジュール3を固定した際に、出射側平面22aが後述する光源4の出射側の面よりも器具側に位置するように形成されている。また、出射側保持突起部22と器具側保持突起部23は、カバー2の長手方向に平行な中心軸O(図3参照)よりも器具側に偏って位置している。なお、カバー2の中心軸Oは、照明ランプ1の中心軸でもある。
カバー2において、円筒部21並びに器具側保持突起部23と、出射側保持突起部22とは、それぞれ異なる材料を用いて形成されている。ここで円筒部21並びに器具側保持突起部23を形成するために用いられる材料を第1のカバー材料と称し、出射側保持突起部22を形成するために用いられる材料を第2のカバー材料と称する。なお、円筒部21並びに器具側保持突起部23と、出射側保持突起部22とは異なる材料を用いて形成されているが、円筒部21と出射側保持突起部22と器具側保持突起部23は一体化されている。
第1のカバー材料は、透光性を有する材料である。第1のカバー材料としては、例えばポリカーボネート又はアクリル樹脂等の透光性を有する樹脂を用いることができる。また、実施の形態1では、第1のカバー材料はポリカーボネート等の透光性を有する樹脂を基材として、基材とは屈折率が異なる拡散剤を所定の重量比で混合した高光拡散樹脂材料を用いている。円筒部21は高光拡散樹脂材料で形成されているため、光を拡散させる光拡散性を有している。なお、円筒部21は透光性を有する第1のカバー材料から構成されており光源4から出射する光が透過するため、本発明の透光部に該当する。
第2のカバー材料は、第1のカバー材料と比較して反射率が高い材料である。第2のカバー材料としては、例えばポリカーボネート、アクリル樹脂又はポリブチレンテレフタレート等の樹脂を基材として、二酸化チタン等の反射率を向上させる材料を所定の重量比で混合した高反射樹脂材料を用いることができる。
円筒部21並びに器具側保持突起部23と、出射側保持突起部22とがそれぞれ異なる材料を用いて形成されたカバー2は、例えば二色成形によって製造される。ここで二色成形とは、例えば、二種の異なる樹脂組成物を相異なる複数の押出機から溶融して押し出した後に、複数の押出機が接続された1基のダイス内で一体化させ、その後に冷却固化することにより、界面で溶融接合し一体化した二種の樹脂組成物の複合成形体を得る手法を指す。実施の形態1では、円筒部21並びに器具側保持突起部23を形成する押出機より第1のカバー材料を溶融して押し出し、出射側保持突起部22を形成する押出機より第2のカバー材料を溶融して押し出し、1基のダイス内で一体化させた後に、冷却固化することによってカバー2が形成されている。
なお、図3に示すように、実施の形態1では、円筒部21及び出射側保持突起部22のそれぞれの厚さTは等しく、例えば、T=1[mm]である。また、実施の形態1において中心軸Oから円筒部21の内周面までの距離Riは、Ri=11.75[mm]である。さらに、出射側保持突起部22の出射側平面22aから、出射側平面22aに対して並行であり中心軸Oを通過する平面までの距離Hは、H=5.42[mm]である。ただし、T,Ri及びHの寸法は実施の形態1の寸法に限定されない。
図1及び2に示すように、保持口金7は、カバー2の一方の端部の開口を覆うように取り付けられ絶縁性を有する保持口金筐体71と、保持口金筐体71から照明ランプ1の長手方向(矢印Xの方向)に立設し導電性を有する保持端子72と、を備えている。保持端子72は保持口金筐体71と一体化されている。保持端子72は、例えばインサート成形等の方法によって保持口金筐体71に埋め込まれている。また、保持口金筐体71にはねじ孔73が設けられており、ねじ溝が形成されたねじ9の軸部がねじ孔73に挿通され、後述するヒートシンク6のねじ孔66にねじ込まれることによって保持口金7は光源モジュール3に固定される。なお、保持口金7はリベットなどねじ以外の固定部材を用いて光源モジュール3に固定されてもよいし、固定部材を用いることなく嵌合、螺合などの方法によって保持口金7が光源モジュール3に固定されても良い。
給電口金8は、カバー2の他方の端部の開口を覆うように取り付けられ絶縁性を有する給電口金筐体81と、給電口金筐体81から照明ランプ1の長手方向(矢印Xの方向)に立設し導電性を有する給電端子82と、を備えている。給電端子82は給電口金筐体81と一体化されている。給電端子82は、例えばインサート成形等の方法によって給電口金筐体81に埋め込まれている。また、給電口金筐体81にはねじ孔83(図22参照)が設けられており、ねじ溝が形成されたねじ9の軸部がねじ孔83に挿通され、後述するヒートシンク6のねじ孔66にねじ込まれることによって給電口金8は光源モジュール3に固定されている。なお、保持口金8はリベットなどねじ以外の固定部材を用いて光源モジュール3に固定されてもよいし、固定部材を用いることなく嵌合、螺合などの方法によって保持口金8が光源モジュール3に固定されても良い。
また、保持ソケット103は保持端子72を保持し、給電ソケット104は給電端子82を保持することによって、照明器具101は照明ランプ1を保持することができる。また、少なくとも給電ソケット104は、給電端子82を保持すると同時に、給電端子82と電気的に接続される。
図2及び図3に示すように、光源モジュール3は、光源4と、長尺の平板状であり光源4が実装されている基板5と、カバー2を介して光源4から発生する熱を照明ランプ1外部に放散するヒートシンク6を備えている。光源モジュール3は、光源4より出射される光が出射側へ出射される位置に配置されている。
光源4は、発光面から光を出射する素子であり、基板5の長手方向(矢印Xの方向)に沿って並行に複数個配列されている。実施の形態1において、光源4はLEDであり、波長が440〜480nmの青色光を出射するLEDチップ上に青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を配してパッケージ化した疑似白色LEDが用いられている。なお、光源4の数、配置位置、種類は照明ランプ1の用途に応じて決定されるため、本発明では光源4の数、配置位置、種類は限定されない。例えば、長手方向の長さが基板5の長手方向の長さと略等しい、長尺の有機エレクトロルミネッセンス素子(Organic Electroluminescence;以下有機EL素子と称する)1つを光源4として用い、有機EL素子の長手方向と基板5の長手方向が並行になるように配置しても構わない。
また、図3に示すように光源4から出射する光は、発光面に垂直な軸に対して対称に照射角αだけ広がる。実施の形態1ではこの照射角αは120度である。
基板5の光源4が実装される実装面には、例えば、ダイオード、コンデンサ、ヒューズ又は抵抗等の電子部品(図示省略)が実装され、さらに、各光源4と各電子部品とを電気的に接続させる配線パターン(図示省略)が設けられている。また、各光源4と各電子部品とは配線パターンを介して給電端子82と電気的に接続されている。このため、光源4には、給電ソケット104と給電端子82と配線パターンとを介して電源装置から電力が供給され、光源4は点灯する。
基板5の材料には、ガラスエポキシ材料、紙フェノール材料、コンポジット材料、セラミック材料、あるいはアルミニウム等の金属材料が材料コスト、設計仕様などを勘案して選定される。また、基板5の実装面は、基板5の材料の反射率よりも高い反射率を有するレジストが塗布されている。
なお、実施の形態1では、基板5の短手方向(矢印Yの方向)の長さ寸法(基板5の幅寸法)は11[mm]である。
図6は、実施の形態1に係るヒートシンクの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。図7は、実施の形態1に係るヒートシンクの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。ヒートシンク6は、長尺形状の部材であり、光源設置部61と、一対の側壁部62と、一対の出射側支持部63と、一対の器具側支持部64と、一対のねじ固定部65とが一体化されて構成されている。また、光源設置部61と、側壁部62と、出射側支持部63と、器具側支持部64と、ねじ固定部65は、ヒートシンク6の長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されており、ヒートシンク6を長手方向に垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図3に示すような形状になっている。また、ヒートシンク6の材料として、熱伝導性と剛性が優れ、線熱膨張係数が小さい金属材料が用いられることが望ましく、実施の形態1におけるヒートシンク6はアルミニウムを用いて形成されている。さらに、ヒートシンク6の表面には、ヒートシンク6の素材よりも反射率の高い高反射膜(図示省略)が形成されている。実施の形態1における高反射膜は白色の着色アルマイトの層である。
光源設置部61は平板形状であり、ヒートシンク6がカバー2の内部に固定された際に出射側に位置する面には、図2及び図3で示すように光源4が出射側を向くように基板5が設置されている。基板5をヒートシンク6に設置する方法としては、接着剤あるいは両面テープ等の接着部材によって接着固定する方法や、基板5とヒートシンク6にねじ孔を設けねじを用いてねじ止めする方法等を採用することができる。
光源設置部61の出射側に位置する面には、一対の側壁部62が出射側に向かって立設している。側壁部62同士の間隔は、少なくとも基板5の短手方向(矢印Yの方向)の長さ寸法(基板5の幅寸法)よりも長い。基板5は、光源設置部61の一対の側壁部62の間に設置されている。このため、側壁部62によって基板5を設置する際の位置決めが容易となる。また、光源モジュール3をカバー2の内部に固定した際に、側壁部62は、出射側保持突起部22の先端面22cと対向する位置に形成され、また側壁部62の先端は光源4の出射側の面よりも器具側に位置している。
光源設置部61の短手方向(矢印Yの方向)の両端部には、短手方向の外側に向かって突出した出射側支持部63と、器具側に向かって立設する器具側支持部64とがそれぞれ設けられている。また、光源モジュール3をカバー2の内部に固定した際に、出射側支持部63は出射側保持突起部22の器具側平面22bと当接する位置に形成され、器具側支持部64は円筒部21の内周面に沿い、器具側支持部64の先端が器具側保持突起部22と係合する形状に形成されている。さらに、ヒートシンク6の厚み方向(矢印Zの方向)において、出射側支持部63と器具側支持部64の間には、間隙が形成されている。
光源設置部61の器具側に位置する面には、一対のねじ固定部65が器具側へ突出して設けられている。ねじ固定部65の同士の間には、ねじ孔66を形成している。保持口金筐体71に形成されたねじ孔73又は給電口金筐体81に形成されたねじ孔に挿入されたねじ9がねじ孔66に挿入されることにより、光源モジュール3の一部であるヒートシンク6と保持口金70又は給電口金80とが固定される。また、ヒートシンク6がカバー2の内部に固定されている状態でヒートシンク6に保持口金70又は給電口金80が固定されると、保持口金70はカバー2の一方の端部を覆うように固定され、給電口金80はカバー2の他方の端部を覆うように固定される。
また、図2,3で示すようにカバー2の一方の端部に保持口金7が取り付けられ、他方の端部に給電口金8が取り付けられた場合、カバー2の内部にはカバー2と保持口金7と、給電口金8とで囲まれたカバー内空間24が形成される。さらに、光源モジュール3をカバー2の内部に固定した場合において、カバー内空間24は光源モジュール3によって4つの空間に分割される。この4つの空間のうち、光源4が面する空間を出射側空間25と称し、光源4が面していない残りの3つの空間を合わせて器具側空間26と称する。出射側空間25は、円筒部21の内周面と、出射側保持突起部22の出射側平面22aと、光源モジュール3と、保持口金7と、給電口金8と、に囲まれている。
図8は、実施の形態1に係る照明ランプの光の経路を示す断面図である。次に、実施の形態1に係る光源4から出射される光について図8を用いて説明する。図8では光源4から出射される光のうち、円筒部21と出射側保持突起部22とでそれぞれ1回ずつ反射されて円筒部21から出射する光の経路を矢印aで示す。
まず、光源4から出射される光は出射側空間25を通過し、円筒部21の内周面に到達する。円筒部21は透光性を有する第1のカバー材料で形成されているため、円筒部21の内周面に到達した光より、円筒部21を透過しカバー2から照明ランプ1の外へ照射する照射光と、円筒部21で反射して器具側へ戻される反射光とが生じる。なお、実施の形態1の円筒部21は高光拡散樹脂材料を用いて形成しているため、照射光と反射光はそれぞれ様々な角度に拡散するが、図8では図示を割愛する。
円筒部21で反射される反射光の一部は、図8の矢印aで表すように出射側保持突起部22の出射側平面22aに到達する。出射側保持突起部22は第1のカバー材料と比較して反射率の高い第2のカバー材料で形成されているため、出射側保持突起部22の出射側平面22aに到達した反射光の多くは、出射側保持突起部22の出射側平面22aで出射側へと反射する。出射側保持突起部22で出射側に反射した光は再び円筒部21の内周面に到達し、円筒部21に到達し、再び前述の出射光と反射光が生じる。
ここで、実施の形態1の照明ランプ1と、出射側保持突起部22も第1のカバー材料で形成される従来の照明ランプと、を比較すると、第2のカバー材料は第1のカバー材料に比べて反射率が高いため、実施の形態1の照明ランプ1の方が出射側に反射する反射光の光束は増加する。このため、実施の形態1の照明ランプ1は、出射側保持突起部22で反射してから円筒部21を透過しカバー2から照明ランプ1の外へ照射する図8の矢印aの経路を辿るような光の光束が従来の照明ランプに比べて高くなり、光源4から出射された光を効率的に照明ランプ1の照射光として利用でき、照明ランプ1の発光効率を向上させることができる。
また、実施の形態1の照明ランプ1は図8の矢印aの経路を辿る光のように、円筒部21と出射側保持突起部22との反射を利用して、光源4の照射角αの範囲外から光源4の光を照射することができ、照明ランプ1の照射角を光源4の照射角αよりも広げることができる。さらに、実施の形態1の照明ランプ1の出射側保持突起部22は第1のカバー材料に比べて反射率が高い第2のカバー材料で形成されているため、出射側保持突起部22が第1のカバー材料で形成されている場合と比べ、反射による光束の減少量が少なくなり、光源4の照射角αの範囲外から照射する光の光束の減少を抑えることができる。
また、実施の形態1の照明ランプ1では、照明ランプ1の外周は第1のカバー材料で一様に形成されている。このため、実施の形態1の照明ランプ1は、従来の照明ランプと略同様の外見であるため、使用者に違和感を生じさせにくい外見になっている。また、図8の矢印bのように出射側保持突起部22の基部近傍を通過する経路を取る光は、出射側保持突起部22で反射せず器具側へと透過してカバー2から照射される。このため、出射側保持突起部22の基部近傍を通過する経路を取る光が出射側保持突起部22で反射することによって光束が減少することを防止し、照明ランプ1の発光効率を向上させることができる。また、出射側保持突起部22の基部近傍を通過する経路を取る光は器具側へ照射されるため、照明ランプ1の照射角を更に広げることができる。
また、実施の形態1の出射側保持突起部22を形成する第2のカバー材料は第1のカバー材料のように透光性を備える必要が無いため、反射率を向上させる材料以外にも他の物性を向上させるような材料を混合しても構わない。例えば、ガラスフィラー等の高剛性化材料を混合し、カバー2の剛性を向上させても良い
なお、カバー2及びヒートシンク6の形状は実施の形態1のものだけに限らず、出射側保持突起部22が第2のカバー材料で形成されており、出射側保持突起部22の光源4が光を出射させる側の面、つまり出射側平面22aが出射側空間25内に面していれば良い。このようなカバー2及びヒートシンク6の形状の例として、実施の形態1の第1から9の変形例でそれぞれ説明する。実施の形態1の第1から9の変形例において、それぞれカバー2及びヒートシンク6の形状が相違する。なお、その他の構成については実施の形態1と略同様であるため、説明を割愛する。
実施の形態1の第1の変形例.
図9は、実施の形態1の第1の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第1の変形例の照明ランプ1aは、実施の形態1の照明ランプ1と比べて、実施の形態1の第1の変形例のヒートシンク6aには出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙が無くなり、出射側支持部63及び器具側支持部64と同様の役割を果たす支持部67が形成されている点が異なっている。なお、実施の形態1の第1の変形例のカバー2aの形状については実施の形態1のカバー2と略同様である。
実施の形態1の第1の変形例のヒートシンク6aは、出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙が無くなり支持部67が形成されているため、実施の形態1のヒートシンク6に比べて簡素な形状であり、ヒートシンク6よりも成形性の向上が見込める。また、出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙が無くなることによって、実施の形態1の第1の変形例のヒートシンク6aの断面積は、実施の形態1のヒートシンク6の断面積よりも広く、ヒートシンクの剛性が向上し、実施の形態1の第1の変形例の照明ランプ1aは反り及びたわみが生じ難くなる。また、ヒートシンクの断面積が大きいほどヒートシンクの熱容量も多くなるため、実施の形態1の第1の変形例のヒートシンク6aは実施の形態1のヒートシンク6よりも光源4から奪う熱量が多く、光源4の信頼性が向上する。
実施の形態1の第2の変形例.
図10は、実施の形態1の第2の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第2の変形例の照明ランプ1bは、実施の形態1の第1の変形例の照明ランプ1aと比べて、実施の形態1の第2の変形例のヒートシンク6bの支持部67の厚さ方向(矢印Yの方向)の寸法が小さくなっている点が異なっている。すなわち、ヒートシンク6bの支持部67は、ヒートシンク6aの支持部67よりも薄い。なお、実施の形態1の第2の変形例のカバー2bの形状については実施の形態1のカバー2と略同様である。
実施の形態1の第2の変形例のヒートシンク6bは、実施の形態1の第1の変形例と同じく、実施の形態1のヒートシンク6に比べて簡素な形状であり、ヒートシンク6よりも成形性の向上が見込める。また、実施の形態1の第2の変形例のヒートシンク6bは、実施の形態1の第1の変形例のヒートシンク6aに比べて断面積が小さい。つまり、ヒートシンク6bはヒートシンク6aに比べて重量が軽くなるため、照明ランプ1bを軽くすることができる。
実施の形態1の第3の変形例.
図11は、実施の形態1の第3の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第3の変形例の照明ランプ1cは、実施の形態1の照明ランプ1と比べて、実施の形態1の第3の変形例のカバー2cでは、光源モジュール3をカバー2cの内部に固定した際に、出射側保持突起部22の器具側平面22bと器具側支持部64とが当接する位置にカバー2cの出射側保持突起部22が形成されている点が異なっている。なお、実施の形態1の第3の変形例のヒートシンク6cの形状については実施の形態1のヒートシンク6と略同様である。
実施の形態1の第3の変形例における出射側保持突起部22の出射側平面22aから、出射側平面22aに対して並行であり中心軸Oを通過する平面までの距離Haは、実施の形態1における当該距離Hと比べて長い。
実施の形態1の第3の変形例のカバー2cは、実施の形態1のカバー2に比べて、出射側保持突起部22が更に器具側に寄って形成されているため、出射側保持突起部22の突出量が小さくなっている。このため、実施の形態1の第3の変形例のカバー2cは、実施の形態1のカバー2に比べて、出射側保持突起部22を形成するための第2のカバー材料の使用量が低減できる。また、出射側保持突起部22が更に器具側に寄って形成されることによって、照明ランプ1cは光の照射角を大きくすることができる。
実施の形態1の第4の変形例.
図12は、実施の形態1の第4の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第4の変形例の照明ランプ1dは、実施の形態1の第3の変形例の照明ランプ1cと比べて、実施の形態1の第4の変形例のヒートシンク6dには出射側支持部63が形成されていない点が異なる。なお、実施の形態1の第4の変形例のカバー2dの形状については実施の形態1の第3の変形例のカバー2cと略同様である。
実施の形態1の第4の変形例のヒートシンク6dには出射側支持部63が形成されていないため、実施の形態1の第3の変形例に比べて、出射側保持突起部22の出射側平面22aの出射側空間25に面する面積が広くなり、より顕著に本発明の照明ランプの発光効率を向上する効果を奏することができる。
実施の形態1の第5の変形例.
図13は、実施の形態1の第5の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第5の変形例の照明ランプ1eは、実施の形態1の照明ランプ1に比べて、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eは小型化され、実施の形態1の第5の変形例のカバー2eの出射側保持突起部22が器具側に寄った位置に形成され、器具側保持突起部23が形成されていない点が異なる。
実施の形態1の第5の変形例における出射側保持突起部22の出射側平面22aから、出射側平面22aに対して並行であり中心軸Oを通過する平面までの距離Hbは、実施の形態1における当該距離Hと比べて長い。
図14は、実施の形態1の第5の変形例に係るヒートシンクの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。図15は、実施の形態1の第5の変形例に係るヒートシンクの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。実施の形態1の第5の変形例に係るヒートシンク6eも、実施の形態1のヒートシンク6と同じく、光源設置部61と、一対の側壁部62と、一対の出射側支持部63と、一対の器具側支持部64と、一対のねじ固定部65とが一体化されて、ヒートシンク6eの長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されている。
光源設置部61は、実施の形態1と同じく、平板状であり、出射側に位置する面には光源4が出射側を向くように基板5が設置されている。また、光源設置部61の出射側に位置する面には、一対の側壁部62が出射側に向かって立設している。さらに、光源設置部61の短手方向(矢印Yの方向)の両端部には、短手方向に対して並行に突出した出射側支持部63が設けられており、光源モジュール3をカバー2eの内部に固定した際に、出射側支持部63は出射側保持突起部22の器具側平面22bと当接する位置に形成されている。
光源設置部61の短手方向の両端部には、更に器具側に向かって立設する器具側支持部64が設けられており、器具側支持部64の先端は円筒部21の内周面に沿う形状に形成されている。また、光源設置部61の器具側に位置する面には、一対のねじ固定部65が器具側へ突出して設けられており、ねじ固定部65の先端も円筒部21の内周面に沿う形状に形成されている。ねじ固定部65同士の間には、ねじ孔66が形成されている。さらに、ヒートシンク6の厚み方向(矢印Zの方向)において、出射側支持部63と器具側支持部64の間には、間隙が形成されている。また、ヒートシンク6の短手方向(矢印Yの方向)において、器具側支持部65とねじ固定部65との間にも、間隙が形成されている。
また、実施の形態1の第5の変形例において、基板5の短手方向(矢印Yの方向)の長さ寸法(基板5の幅寸法)は、8.5[mm]である。
実施の形態1の第5の変形例のように、ヒートシンクを小型化することによって、光源4を、実施の形態1に比べてカバー2の中心軸Oより更に器具側に寄せて配置させることができ、光源4から出射された光がカバーで反射せずに照明ランプ1eの外へ照射される範囲が広くなる。実施の形態1の光源モジュール3のように複数の光源4が配列された光源モジュールでは、点灯時に光源4が配置された領域と光源4が配置されない領域との間には、輝度の差が発生する。この輝度の差は、使用者が目視などで外見を確認した時に複数並ぶ光源4が個々に独立して認識できてしまい、違和感を生じさせる。しかし、実施の形態1の第5の変形例のように光源4から出射された光が直接照射される範囲が広くなることにより、光源4が配置された領域と光源4が配置されない領域との間の輝度の差を抑制することができ、使用者の違和感を低減させることができる。
実施の形態1の第6の変形例.
図16は、実施の形態1の第6の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第6の変形例の照明ランプ1fは、実施の形態1の第5の変形例の照明ランプ1eと比べて、実施の形態1の第6の変形例のヒートシンク6fの出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙が無くなり、出射側支持部63及び器具側支持部64と同様の役割を果たす支持部67が形成されている点が異なっている。なお、実施の形態1の第6の変形例のカバー2fの形状については実施の形態1の第5の変形例のカバー2eと略同様である。
実施の形態1の第6の変形例のヒートシンク6fは、出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙が無くなり支持部67が形成されているため、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eに比べて簡素な形状であり、成形性の向上が見込める。また、出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙が無くなることによって、実施の形態1の第6の変形例のヒートシンク6fの断面積は、実施の形態1の第5の変形例の器具側支持部よりも大きくなる。このため、ヒートシンクの剛性が向上すると同時に熱容量も大きくなるため、実施の形態1の第1の変形例と同様の理由により、実施の形態1の第6の変形例の照明ランプ1fは反り、たわみが生じ難くなり、光源4の実装品質(信頼性)が向上する。
実施の形態1の第7の変形例.
図17は、実施の形態1の第7の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第7の変形例の照明ランプ1gは、実施の形態1の第5の変形例の照明ランプ1eと比べて、実施の形態1の第7の変形例のヒートシンク6gには器具側支持部64とねじ固定部65との間の間隙が無くなり、ねじ固定部65に相当する部位が器具側支持部64の一部になっている点が異なっている。なお、実施の形態1の第7の変形例のカバー2gの形状については実施の形態1の第5の変形例のカバー2eと略同様である。
実施の形態1の第7の変形例のヒートシンク6gは、器具側支持部64とねじ固定部65との間の間隙が無くなっているため、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eに比べて簡素な形状であり、成形性の向上が見込める。また、出射側支持部64と器具側支持部65との間の間隙が無くなることによって、実施の形態1の第6の変形例のヒートシンク6fの断面積は、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eの断面積よりも大きくなる。このため、ヒートシンクの剛性が向上すると同時に熱容量も大きくなるため、実施の形態1の第1の変形例と同様の理由により、実施の形態1の第7の変形例の照明ランプ1gは反り、たわみが生じ難くなり、光源4の実装品質(信頼性)が向上する。さらに、実施の形態1の第7の変形例のヒートシンク6gのカバー2gの内周面との接触面積は、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eのカバー2eの内周面との接触面積よりも広いため、ヒートシンク6gからカバー2gへの熱伝導性が向上し、照明ランプ1gの放熱性能が向上している。
実施の形態1の第8の変形例.
図18は、実施の形態1の第8の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第8の変形例の照明ランプ1hは、実施の形態1の第5の変形例の照明ランプ1eと比べて、実施の形態1の第8の変形例のヒートシンク6hには、出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙と、器具側支持部64とねじ固定部65との間の間隙とが無くなり、出射側支持部63、器具側支持部64並びにねじ固定部65と同様の役割を果たす支持部67が形成されている点が異なっている。なお、実施の形態1の第8の変形例のカバー2hの形状については実施の形態1の第5の変形例のカバー2eと略同様である。
実施の形態1の第8の変形例のヒートシンク6gは、出射側支持部63と器具側支持部64との間の間隙と、器具側支持部64とねじ固定部65との間の間隙とが無くなっているため、実施の形態1の第6の変形例の照明ランプ1f及び実施の形態1の第7の変形例の照明ランプ1gと同様の効果を得ることができる。
実施の形態1の第9の変形例.
図19は、実施の形態1の第9の変形例に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の第9の変形例の照明ランプ1iは、実施の形態1の第5の変形例の照明ランプ1eと比べて、実施の形態1の第9の変形例のヒートシンク6iには、器具側支持部64が形成されていない点が異なっている。なお、実施の形態1の第9の変形例のカバー2iの形状については実施の形態1の第5の変形例のカバー2eと略同様である。
実施の形態1の第9の変形例のヒートシンク6iは、器具側支持部64が形成されていないため、ヒートシンクが軽くなり、照明ランプ1iを軽くすることができる。
実施の形態2.
図20は、実施の形態2に係る照明ランプの斜視図である。図21は、実施の形態2に係る照明ランプの図20のB−B断面を示す断面図である。図22は、実施の形態2に係る照明ランプの側面図である。なお、図20ではカバー2jの内部の説明のため、カバー2jの一部を省略している。実施の形態1の照明ランプ1では、円筒部21は全て第1のカバー材料で形成されていたが、実施の形態2の照明ランプ1jでは、カバー2jの円筒部21の一部が第2のカバー材料で構成されている。なお、実施の形態2において、カバー2j以外の構成はそれぞれ実施の形態1と略同様であるため、説明を割愛する。
実施の形態2におけるカバー2jの円筒部21は、一対の出射側保持突起部22と、出射側保持突起部22より出射側に位置する出射側透光部21aと、出射側保持突起部22より器具側に位置する器具側透光部21bとが一体化されて円筒状に形成されている。出射側保持突起部22のうち円筒部21の外周面に露出する端面を露出側端面22dとする。また、出射側保持突起部22の露出側端面22dと反対側の面、つまり先端面22c側は円筒部21の内側へ突出している。さらに、一対の器具側保持突起部23は器具側透光部21bと一体化しており、器具側透光部21bの内周面より突出している。出射側保持突起部22と器具側保持突起部23はカバー2jの長手方向(矢印Xの方向)に平行な中心軸Oよりも器具側に位置している。また、出射側保持突起部22と、器具側保持突起部23は、カバー2jの長手方向全体に渡って延在するように形成されており、カバー2jを長手方向に対して垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図21に示すような断面形状になっている。
出射側透光部21aと、器具側透光部21bと、器具側保持突起部23は、実施の形態1で説明した第1のカバー材料を用いて形成されている。また、出射側保持突起部22は、実施の形態1で説明した第2のカバー材料を用いて形成されている。このため、実施の形態2のカバー2jの円筒部21の外周のうち、出射側保持突起部22の露出側端面22dは第2のカバー材料を用いて形成されており、照明ランプ1の外周には第2のカバー材料で構成された面がある。なお、少なくとも、出射側透光部21aは透光性を有する第1のカバー材料から構成されており、本発明の透光部に該当する。
実施の形態2におけるカバー2jは、実施の形態1と同様に、例えば二色成形によって製造される。実施の形態2では、出射側透光部21aと器具側透光部21bと器具側保持突起部23を形成する押出機より第1のカバー材料を溶融して押し出し、出射側保持突起部22を形成する押出機より第2のカバー材料を溶融して押し出し、1基のダイス内で一体化させた後に、冷却固化することによって形成されている。
光源モジュール3は、カバー2jの内部に固定された際に、出射側支持部63が出射側保持突起部22の器具側平面22bと当接し、器具側支持部64が器具側透光部21bに沿い、器具側支持部64の先端が器具側保持突起部23と係合する位置に固定される。
実施の形態2の照明ランプ1jでは、円筒部21の出射側透光部21aは透光性を有しており、出射側保持突起部22は第1のカバー材料よりも反射率が高い第2のカバー材料で形成されている。このため、実施の形態1の照明ランプ1と同様の理由により、実施の形態2の照明ランプ1jは、光源から出射された光を効率的に照明ランプ1jの照射光として利用でき、照明ランプ1jの発光効率を従来の照明ランプよりも向上させることができる。
さらに、実施の形態2の照明ランプ1jは、出射側保持突起部22はカバー2jの中心軸Oよりも器具側に位置しており、照明ランプ1jの外周に露出している第2のカバー材料で形成された出射側保持突起部22の露出側端面22dもカバー2jの中心軸Oよりも器具側に位置している。また、第2のカバー材料は第1のカバー材料よりも反射率が高く外見が異なるため、照明ランプ1jの外周に露出している出射側保持突起部22の露出側端面22dが照明ランプ1jを照明器具101に取り付ける際の照明ランプ1jの向きを指定する目印となり、使用者は当該目印を活用して照明器具101に照明ランプ1jを容易に取り付けることができる。
実施の形態3.
図23は、実施の形態3に係る照明ランプの斜視図である。図24は、実施の形態3に係る照明ランプの図23のC−C断面を示す断面図である。図25は、実施の形態3に係る照明ランプの側面図である。なお、図23ではカバー2kの内部の説明のため、カバー2kの一部を省略している。実施の形態2の照明ランプ1jでは、器具側透光部21bは第1のカバー材料で形成されていたが、実施の形態3の照明ランプ1kでは器具側透光部21bに相当する器具側反射部27が第2のカバー材料で構成されている。なお、実施の形態3において、カバー2k以外の構成はそれぞれ実施の形態1と略同様であるため、説明を割愛する。
実施の形態3のカバー2kは、出射側透光部21aと、器具側反射部27とによって略筒状に形成されている。また、器具側反射部27のうち、出射側透光部21aと接する2箇所には器具側反射部27の内周面からそれぞれ出射側保持突起部22が突出し、出射側保持突起部22よりも器具側に位置する箇所からは器具側反射部27の内周面から一対の器具側保持突起部23が突出している。また、出射側保持突起部22と、器具側保持突起部23は、カバー2kの長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されており、カバー2kを長手方向に対して垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図23に示すような形状になっている。
出射側透光部21aは、実施の形態1で説明した第1のカバー材料を用いて形成されている。また、器具側反射部27と、出射側保持突起部22と、器具側保持突起部23とは、実施の形態1で説明した第2のカバー材料を用いて形成されている。このため、実施の形態3の照明ランプ1kでは、カバー2kの外周に第2のカバー材料で形成された面が露出している。なお、少なくとも、出射側透光部21aは透光性を有する第1のカバー材料から構成されているため、本発明の透光部に該当する。
実施の形態3のカバー2kも、実施の形態1と同様に、例えば二色成形によって製造される。実施の形態3では、出射側透光部21aを形成する押出機より第1のカバー材料を溶融して押し出し、器具側反射部27と出射側保持突起部22と器具側保持突起部23とを形成する押出機より第2のカバー材料を溶融して押し出し、1基のダイス内で一体化させた後に、冷却固化することによって形成している。
光源モジュール3は、カバー2kの内部に固定された際に、出射側支持部63が出射側保持突起部22の器具側平面22bと当接し、器具側支持部64が器具側反射部27に沿い、器具側支持部64の先端が器具側保持突起部23と係合する位置に固定される。
実施の形態3の照明ランプ1kは、出射側透光部21aは透光性を有しており、出射側保持突起部22は第1のカバー材料よりも反射率が高い第2のカバー材料で形成されている。このため、実施の形態1の照明ランプ1と同様の理由により、実施の形態3の照明ランプ1kは、光源から出射された光を効率的に照明ランプ1kの照射光として利用でき、照明ランプ1kの発光効率を従来の照明ランプよりも向上させることができる。
また、実施の形態3の照明ランプ1kは器具側反射部27が第2のカバー材料で形成されているため、出射側透光部21aと器具側反射部27との外見が異なり、器具側反射部27が照明ランプ1kを照明器具101に取り付ける際の照明ランプ1kの向きを指定する目印となり、使用者が当該目印を活用して照明器具101に照明ランプ1kを容易に取り付けることができる。
さらに、器具側反射部27と出射側保持突起部22と器具側保持突起部23とを形成する第2のカバー材料は透光性を備える必要が無いため、反射率を向上させる材料以外にも他の物性を向上させるような材料を混合しても良い。特に熱伝導性フィラー等の熱伝導率を向上させる材料を混合し、器具側反射部27の熱伝導率を向上させることによって、ヒートシンク6からカバー2kへの熱伝導性が向上し、照明ランプの放熱性能が向上する。
また、第2のカバー材料が透光性を備えない場合では、器具側反射部27の外周部に製品を識別する文字や図形等を表示してもよい。器具側反射部27が透光性を備えない第2のカバー材料で形成されている場合では、器具側反射部27が透光性を有する場合よりも、外周部に表示した文字や図形の視認性が向上する効果を奏する。
実施の形態4.
図26は、実施の形態4に係る照明ランプの断面図である。図27は、実施の形態4に係る照明ランプの側面図である。図28は、実施の形態4に係るカバーの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。図29は、実施の形態4に係るカバーの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。実施の形態1の照明ランプ1の出射側保持突起部22の出射側平面22aと器具側平面22bは略平行であったが、実施の形態4の照明ランプ1lの出射側保持突起部22はカバー2lの内周面に近づくにつれて出射側保持突起部22の厚みが増加するように出射側平面22aが器具側平面22bに対して傾斜している。なお、出射側保持突起部22以外の構成はそれぞれ実施の形態1と略同様であるため、説明を割愛する。
実施の形態4の出射側保持突起部22は、出射側平面22aが器具側平面22bに対して角度θ傾斜し、先端面22cに向かうほど出射側保持突起部22の厚みが薄くなるように形成されている。また、出射側保持突起部22の先端面22cと出射側平面22aとで形成される角部は、カバー2の内部に光源モジュール3を固定した際に、後述する光源4の出射側の面よりも器具側に位置するように形成されている。さらに、実施の形態4では角度θは約15度である。また、出射側保持突起部22と器具側保持突起部23は、カバー2lの長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されており、カバー2lを長手方向に対して垂直に切断した断面の形状は、長手方向の位置によらず常に図23に示すような形状になっている。
実施の形態4の照明ランプ1lの出射側保持突起部22は第1のカバー材料よりも反射率が高い第2のカバー材料で形成されている。このため、実施の形態1の照明ランプ1と同様の理由により、実施の形態4の照明ランプ1lは、光源から出射された光を効率的に照明ランプ1lの照射光として利用でき、照明ランプ1lの発光効率を従来の照明ランプよりも向上させることができる。
また、実施の形態1で示したように光源4より出射する光は、発光面に垂直な軸に対して対称に照射角αだけ広がるため、照明ランプ1から照射される光のうち光源4の照射角αの範囲外から照射される光は、基板5、ヒートシンク6、円筒部21又は出射側保持突起部22で反射された反射光である。また、一般的な物体の反射率は必ず1未満であるため、光は反射するたびにその光束が減少する。さらに、照射角αの範囲から遠ざかるほど照射光に含まれる反射回数が多い光の割合が増える。このため、照射角αの範囲から出射側保持突起部22の出射側平面22aまでの区間βでは、出射側保持突起部22に近づくほど照射する光束の量が減少し、照射角αの範囲から照射する光束との差も広がる。この際に、区間β内の任意の箇所の光束と照射角αの範囲から照射する光束との差がある程度以上に広がってしまうと、使用者は当該箇所を薄暗いと感じ、照明ランプ1の明るさにむらがあると感じてしまう。特に照明ランプ1では、出射側保持突起部22とヒートシンク6によって光が照射されない箇所があるため、薄暗いと感じる箇所がより目立ってしまう。
しかしながら、実施の形態4の照明ランプ1lは、出射側保持突起部22が先端面22cに向かうほど出射側保持突起部22の厚みが薄くなるように形成されているため、実施の形態1の照明ランプ1のように出射側保持突起部22の厚みが均一な場合に比べて、区間βを狭くすることができ、使用者が薄暗いと感じる箇所を無くし、使用者が明るさにむらがあると感じてしまうことを防ぐことができる。
また、実施の形態4の照明ランプ1lは、実施の形態1の照明ランプ1に比べて、出射側保持突起部22と円筒部21の内周面とが接している面積が広いため、保持突起部22の強度が増す。
なお、実施の形態4では、角度θは約15度に設定しているが、使用者が薄暗いと感じる箇所は光源モジュール3の出射側空間25に面する面の形状や使用者の感覚に依存するため、角度θは15度に限らず任意の角度でよい。ただし、前述の通り光源4の照射角αの範囲外のみに使用者が薄暗いと感じる領域は形成され、出射側保持突起部22が光源4の照射角αの範囲内に入ってしまうと照明ランプ1lの照射角が光源4の照射角よりも小さくなってしまうため、角度θは出射側保持突起部22が照射角αの範囲内に入ってしまうような角度には設定しない方が望ましい。具体的には、角度θはθ=90−(α/2)度以下に設定されることが望ましく、例えば照射角αが120度の場合には、角度θは30度以下に設定されることが望ましい。
図30は、実施の形態4の第1の変形例に係る照明ランプの断面図である。また、実施の形態4の第1の変形例の照明ランプ1mのように、実施の形態4のカバー2lの出射側保持突起部22を器具側に寄った位置に形成し、器具側保持突起部23を形成していないカバー2mと、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eと同様の形状のヒートシンク6mを用いても構わない。なお、実施の形態4の第2の変形例において、カバー2m及びカバー6m以外の構成については、実施の形態1と略同様であるため説明を割愛する。
図31は、実施の形態4の第2の変形例に係る照明ランプの断面図である。図32は、実施の形態4の第2の変形例に係るカバーの一方の端部(矢印Xの基点側)からの斜視図である。図33は、実施の形態4の第2の変形例に係るカバーの他方の端部(矢印Xの先端側)からの斜視図である。さらに、実施の形態4の第2の変形例の照明ランプ1nのように、第2出射側保持突起部28を円筒部21の内周面より立設させても構わない。なお、実施の形態4の第2の変形例のヒートシンク6nは、実施の形態1の第5の変形例のヒートシンク6eと同様の形状であり、カバー2n以外の構成については実施の形態4の第1の変形例と同様であるため説明を割愛する。
第2出射側保持突起部28は、出射側保持突起部22よりも器具側の位置から円筒部21の内周面より突出している。また、第2出射側保持突起部28の出射側の面と器具側平面は略平行である。さらに、第2出射側保持突起部28は第1のカバー材料で形成されている。
ヒートシンク6nをカバー2nの内部に固定した際に、第2出射側保持突起部28は出射側支持部63と器具側支持部64の間の間隙に位置し、第2出射側保持突起部28の出射側の面は出射側支持部63と、器具側平面は器具側支持部64とそれぞれ当接する。このため、カバーとヒートシンクの係合がより強固になる。
実施の形態5.
図34は、実施の形態5に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の照明ランプ1のカバー2は円筒形であり、ヒートシンク6はカバー2の内部に収納されていたが、実施の形態5の照明ランプ1oは、カバー2oの器具側には開口が形成されており、ヒートシンク6oの一部がカバー2oの外部に露出している。なお、カバー2o及びヒートシンク6o以外の構成はそれぞれ実施の形態1と略同様であるため説明を割愛する。
カバー2oは、器具側に開口が形成され光源モジュール3の出射側を円弧形状の円弧部29と、円弧部29の内周面から突出する一対の出射側保持突起部22と、円弧部29の両端部から出射側保持突起部22と並行に延びる一対の第2出射側保持突起部28とから構成されている。円弧部29と、一対の出射側保持突起部22と、一対の第2出射側保持突起部28とが一体化されて、カバー2oの長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されている。
円弧部29と第2出射側保持突起部28とは、実施の形態1で説明した第1のカバー材料で形成されている。また、出射側保持突起部22は実施の形態1で説明した第2のカバー材料で形成されている。実施の形態5のカバー2oも、実施の形態1と同様に、例えば二色成形によって製造され、円弧部29と第2出射側保持突起部28とを形成する押出機より第1のカバー材料を溶融して押し出し、出射側保持突起部22を形成する押出機より第2のカバー材料を溶融して押し出し、1基のダイス内で一体化させた後に、冷却固化させて形成している。なお、少なくとも、円弧部29は透光性を有する第1のカバー材料から構成されているため、本発明の透光部に該当する。
ヒートシンク6oは、器具側支持部64以外は、実施の形態1のヒートシンク6と略同様の形状である。器具側支持部64は円弧形状であり、一対の出射側支持部63とのそれぞれの間に間隙が形成されている。光源設置部61と、一対の側壁部62と、一対の出射側支持部63と、器具側支持部64と、一対のねじ固定部65とが一体化されて、ヒートシンク6の長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されている。
光源モジュール3をカバー2oの内部に固定した際に、ヒートシンク6oの器具側支持部64はカバー2oの器具側の開口を覆うように固定され、照明ランプ1oの外周に露出している。また、カバー2oの出射側保持突起部22の器具側平面22bは出射側支持部63と当接する。さらに、第2出射側保持突起部28は出射側支持部63と器具側支持部64の間の間隙に位置し、第2出射側保持突起部28の出射側の面は出射側支持部63と当接し、器具側平面は器具側支持部64と当接する。
実施の形態5の照明ランプ1oの出射側保持突起部22は第1のカバー材料よりも反射率が高い第2のカバー材料で形成されている。このため、実施の形態1の照明ランプ1と同様の理由により、実施の形態5の照明ランプ1oは、光源から出射された光を効率的に照明ランプ1oの照射光として利用でき、照明ランプ1oの発光効率を従来の照明ランプよりも向上させることができる。
また、実施の形態5の照明ランプ1oはヒートシンク6oが照明ランプ1oの外周に露出しているため、ヒートシンク6oから直接照明ランプ1oの外部に放熱することができるため、照明ランプの放熱性能が向上する。
実施の形態6.
図35は、実施の形態6に係る照明ランプの断面図である。実施の形態1の照明ランプ1のカバー2の出射側保持突起部22は第2のカバー材料で形成されていたが、実施の形態6の照明ランプ1pのカバー2pの出射側保持突起部22は第1のカバー材料で形成されており、出射側保持突起部22の出射側平面22aと先端面22cには、高反射層22eが形成されている。なお、出射側保持突起部22以外の構成はそれぞれ実施の形態1と略同様であるため説明を割愛する。
高反射層22eは、第1のカバー材料よりも反射率の高い物質で形成されている。高反射層22eの形成方法としては、例えばシート状に形成された高反射部材を敷設する方法や高反射率の溶融樹脂を塗布して乾燥固化させる方法などを用いることができる。
実施の形態6の照明ランプ1pの出射側保持突起部22の出射側平面22aには第1のカバー材料よりも反射率が高い高反射層22eが形成されている。このため、実施の形態1の照明ランプ1と同様の理由により、実施の形態6の照明ランプ1pは、光源から出射された光を効率的に照明ランプ1pの照射光として利用でき、照明ランプ1pの発光効率を従来の照明ランプよりも向上させることができる。
また、実施の形態6の出射側保持突起部22は第1のカバー材料で構成されている。このため、カバー2pは従来のカバーの出射側保持突起部22の出射側平面22aと先端面22cに高反射層22eを形成するだけで作成することができ、従来のカバーを製造する設備を利用して製造することができる。
上記の実施の形態および変形例では、口金の形状がJEL801に基づく直管ランプについて説明したが、例えば、口金の形状がJEL802に基づく直管ランプ、その他の直管LEDでも、本実施の形態を適用することができる。また、その他の形状の口金であっても本実施の形態を適用することができる。
以上、実施の形態および変形例を説明したが、これらの実施の形態および変形例のうち、2以上を組み合わせて実施してもよい。あるいは、これらの実施の形態および変形例のうち、1つを部分的に実施してもよい。或いは、これらの実施の形態および変形例のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施してもよい。なお、本発明はこれらの実施の形態および変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変形が可能である。
1 照明ランプ、1a〜1p 照明ランプ、2 カバー、2a〜2p カバー、3 光源モジュール、4 光源、5 基板、6 ヒートシンク、6a〜6p ヒートシンク、7 保持口金、8 給電口金、9 ねじ、21 円筒部、21a 出射側透光部、21b 器具側透光部、22 出射側保持突起部、22a 出射側平面、22b 器具側平面、22c 先端面、22d 露出側端面、22e 高反射層、23 器具側保持突起部、24 カバー内空間、25 出射側空間、26 器具側空間、27 器具側反射部、28 第2出射側保持突起部、29 円弧部、61 光源設置部、62 側壁部、63 出射側支持部、64 器具側支持部、65 ねじ固定部、66 ねじ孔、67 支持部、71 保持口金筐体、72 保持端子、73 ねじ孔、81 給電口金筐体、82 給電端子、83 ねじ孔、100 照明装置、101 照明器具、102 器具本体、103 保持ソケット、104 給電ソケット、105 電源ボックス
本発明の照明ランプは、長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が配置された光源モジュールと、光源モジュールの表面のうち光源の光が出射される出射側の表面を覆い透光性を有する樹脂である第1のカバー材料で形成された長尺の透光部と、透光部の内側に向かって突出し、第1のカバー材料よりも反射率が高く反射率を向上させる材料が混合された高反射樹脂である第2のカバー材料で形成され、出射側の面と反対側の面が光源モジュールと当接する保持突起部と、を有するカバーと、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の照明ランプ用カバーは、長尺形状であり長手方向に対して平行な面に光源が設置された光源モジュールの表面のうち光源の光が出射される出射側の表面を覆い透光性を有する樹脂である第1のカバー材料で形成された透光部と、透光部の内側に向かって突出し、第1のカバー材料よりも反射率が高く反射率を向上させる材料が混合された高反射樹脂である第2のカバー材料で形成され、出射側の面と反対側の面が光源モジュールと当接する保持突起部と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の照明装置は、長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が配置された光源モジュールと、光源モジュールの表面のうち光源の光が出射される出射側の表面を覆い透光性を有する樹脂である第1のカバー材料で形成された長尺の透光部と、透光部の内側に向かって突出し、第1のカバー材料よりも反射率が高く反射率を向上させる材料が混合された高反射樹脂である第2のカバー材料で形成され、出射側の面と反対側の面が光源モジュールと当接する保持突起部と、を有するカバーと、光源に電力を供給する電源装置と、を備えたことを特徴としている。
なお、図3に示すように、実施の形態1では、円筒部21及び出射側保持突起部22のそれぞれの厚さTは等しく、例えば、T=1[mm]である。また、実施の形態1において中心軸Oから円筒部21の内周面までの距離Riは、Ri=11.75[mm]である。さらに、出射側保持突起部22の出射側平面22aから、出射側平面22aに対して行であり中心軸Oを通過する平面までの距離Hは、H=5.42[mm]である。ただし、T,Ri及びHの寸法は実施の形態1の寸法に限定されない。
光源4は、発光面から光を出射する素子であり、基板5の長手方向(矢印Xの方向)に沿って行に複数個配列されている。実施の形態1において、光源4はLEDであり、波長が440〜480nmの青色光を出射するLEDチップ上に青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を配してパッケージ化した疑似白色LEDが用いられている。なお、光源4の数、配置位置、種類は照明ランプ1の用途に応じて決定されるため、本発明では光源4の数、配置位置、種類は限定されない。例えば、長手方向の長さが基板5の長手方向の長さと略等しい、長尺の有機エレクトロルミネッセンス素子(Organic Electroluminescence;以下有機EL素子と称する)1つを光源4として用い、有機EL素子の長手方向と基板5の長手方向が行になるように配置しても構わない。
実施の形態1の第3の変形例における出射側保持突起部22の出射側平面22aから、出射側平面22aに対して行であり中心軸Oを通過する平面までの距離Haは、実施の形態1における当該距離Hと比べて長い。
実施の形態1の第5の変形例における出射側保持突起部22の出射側平面22aから、出射側平面22aに対して行であり中心軸Oを通過する平面までの距離Hbは、実施の形態1における当該距離Hと比べて長い。
光源設置部61は、実施の形態1と同じく、平板状であり、出射側に位置する面には光源4が出射側を向くように基板5が設置されている。また、光源設置部61の出射側に位置する面には、一対の側壁部62が出射側に向かって立設している。さらに、光源設置部61の短手方向(矢印Yの方向)の両端部には、短手方向に対して行に突出した出射側支持部63が設けられており、光源モジュール3をカバー2eの内部に固定した際に、出射側支持部63は出射側保持突起部22の器具側平面22bと当接する位置に形成されている。
カバー2oは、器具側に開口が形成され光源モジュール3の出射側を円弧形状の円弧部29と、円弧部29の内周面から突出する一対の出射側保持突起部22と、円弧部29の両端部から出射側保持突起部22と行に延びる一対の第2出射側保持突起部28とから構成されている。円弧部29と、一対の出射側保持突起部22と、一対の第2出射側保持突起部28とが一体化されて、カバー2oの長手方向(矢印Xの方向)全体に渡って延在するように形成されている。

Claims (8)

  1. 長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が配置された光源モジュールと、
    前記光源モジュールの表面のうち前記光源の光が出射される出射側の表面を覆う長尺の透光部と、前記透光部の内側に向かって突出し、前記出射側の面が前記透光部よりも反射率が高く、前記出射側の面と反対側の面が前記光源モジュールと当接する保持突起部と、を有するカバーと、
    を備えたことを特徴とする照明ランプ。
  2. 前記カバーのうち、
    前記透光部は、透光性を有する第1のカバー材料で形成され、
    前記保持突起部は、前記第1のカバーよりも反射率が高い第2のカバー材料によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明ランプ。
  3. 前記カバーの外周面は、全て前記第1のカバー材料によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載の照明ランプ。
  4. 前記保持突起部は、前記カバーの中心軸よりも前記出射側とは反対側に偏った箇所に位置しており、
    前記保持突起部の一部は前記カバーの外周面に露出していることを特徴とする請求項2に記載の照明ランプ。
  5. 前記保持突起部の前記出射側の面は、前記保持突起部の厚みが先端に向かうほど薄くなる向きに前記保持突起部の前記反対側の面に対して傾斜していることを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の照明ランプ。
  6. 前記保持突起部の前記出射側の面は、前記保持突起部の前記反対側の面に対して角度θに傾斜しており、
    前記角度θは、前記光源の配光角αに対してθ=90−(α/2)の条件を満たすことを特徴とする請求項5に記載の照明ランプ
  7. 長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が設置された光源モジュールの表面のうち前記光源の光が出射される出射側の表面を覆う透光部と、
    前記透光部の内側に向かって突出し、前記出射側の面が前記透光部よりも反射率が高く、前記出射側の面と反対側の面が前記光源モジュールと当接する保持突起部と、
    を備えたことを特徴とする照明ランプ用カバー。
  8. 長尺形状であり、長手方向に対して平行な面に光源が配置された光源モジュールと、
    前記光源モジュールの表面のうち前記光源の光が出射される出射側の表面を覆う長尺の透光部と、前記透光部の内側に向かって突出し、前記出射側の面が前記透光部よりも反射率が高く、前記出射側の面と反対側の面が前記光源モジュールと当接する保持突起部と、を有するカバーと、
    前記光源に電力を供給する電源装置と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
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