JP6354701B2 - 高純度メマンチン塩酸塩の製造法 - Google Patents
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そこで、上記課題に対して、ホルムアミドに代えて、安価でかつ安全な尿素を原料に使用したメマンチン塩酸塩の製造法が報告されている。
抽出、引き続く、塩酸添加による塩酸塩化でメマンチン塩酸塩を得ている。特許文献5では、使用する発煙硝酸が、大気汚染物質、および人体に有毒な二酸化窒素ガスを多く発生させることから、環境および作業者に対して有害であり、工業的に大量に使用する上で安全性に課題がある。
(a)1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンと、尿素またはチオ尿素を、非プロトン性極性溶媒中で反応させ、1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンまたは1−チオカルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンの溶液を得る工程;および
(b)上記工程(a)で得られた溶液に塩基または酸を加えて、1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンまたは1−チオカルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンをメマンチンまたはその塩に分解する工程
を含んで成る。
(c)上記工程(b)で得られた反応液に水または塩基水溶液を加え、塩基性液を得る工程
を含み得、また前記工程(c)の後、以下:
(d)上記工程(c)で得られた塩基性液から、有機溶媒を用いてメマンチンを有機層に抽出する工程
をさらに含み得る。
(e)上記工程(d)で得られた有機層に塩化水素または塩酸を加え、メマンチン塩酸塩
の沈殿を得る工程;および
(f)メマンチン塩酸塩を回収する工程
を含み得る。
また、非プロトン性極性溶媒が1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンに対して2〜5倍量(v/w)使用されることが好ましい。
また、本発明は、比較的穏やかな反応条件下で反応が進行することから、特別な装置を必要とせず、安全性に加え、設備コスト、およびエネルギー消費コストも低く抑えられるという利点を有する。
使用される1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンとしては、特に制限はないが、例えば1−クロロ−3,5−ジメチルアダマンタン、1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタンが挙げられる。これらのうち、好ましくは1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタンである。
使用する尿素化合物の量に特に制限はないが、反応の進行を速めるため、使用する1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンに対して過剰量用いるのが好ましく、生産コストとのバランスを考慮すると、より好ましくは2〜7倍量(mol/mol)、最も好ましくは3〜6倍量(mol/mol)である。
度の範囲で行われ、一般的な設備での製造を考慮すると、好ましくは100〜140℃、最も好ましくは反応液の着色が薄い110〜130℃である。また、反応時間も特に制限はなく、反応物質、溶媒量、反応温度等の反応条件によって変わるが、通常は1〜15時間である。
使用される塩基は特に制限はないが、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられ、これらのうち、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムであり、最も好ましくは水酸化ナトリウムである。
使用する水または塩基性水溶液の量は、次工程の抽出操作が問題なく行える量であれば特に制限はないが、反応容積効率を考慮すると、使用する1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンに対して5〜20倍量(v/w)が好ましく、より好ましくは5〜10倍量(v/w)である。
塩基液のpHはpH9以上が好ましく、メマンチンの水への溶解度を下げ、抽出効率を上げるために、より好ましくはpH12以上である。
使用される有機溶媒は抽出操作が問題なく行えるものであれば特に制限はないが、非水溶性有機溶媒が好ましく、より好ましくはペンタン、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、キシレン等の炭化水素系有機溶媒であり、工業的製造を考慮すると、帯電性が低く、上記の中で最も汎用されるトルエンが最も好ましい。
抽出時の温度は、20〜30℃が好ましいが、特に制限されるものではない。
加える塩化水素の形態は気体状でも溶液でも良く、好ましくは濃塩酸である。
塩酸塩化時の温度は、25℃以下が好ましいが、特に制限されるものではない。
メマンチン塩酸塩の沈殿物は、濾過等の当業界において知られているいずれかの手段によって回収されるが、その方法に特に制限はない。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン2.00g(8.2mmol)、尿素2.96g(49.4mmol)、N,N−ジメチルアセトアミド4mLを加え、140℃下で2時間撹拌した(無色透明液)。反応液の1H NMR分析から、1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンの生成を確認した(転化率48%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン2.00g(8.2mmol)、尿素2.96g(49.4mmol)、N,N−ジメチルイミダゾリジノン4mLを加え、140℃下で2時間撹拌した(無色透明液)。反応液の1H NMR分析から、1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンの生成を確認した(転化率51%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン2.00g(8.2mmol)、尿素2.96g(49.4mmol)、ジグリム4mLを加え、140℃下で2時間撹拌した(白色濁液)。室温まで反応液を冷却し、ジグリム6mL、水酸化ナトリウム3.25g(81.3mmol)を加えて140℃下で6時間撹拌した(白色濁溶液)。反応液を室温まで冷却後、水20mL、トルエン10mLを加えて16時間激しく撹拌し、10分間静置した。水層を除去後(pH12.0)、得られた有機層に濃塩酸0.78mL(9.0mmol)を添加し、5℃で19時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩1.48gを得た(収率83%、GC純度99.9%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン1.00g(4.1mmol)、尿素0.99g(16.5mmol)、ジグリム2mLを加え、140℃下で4時間撹拌した(褐色溶液)。室温まで反応液を冷却し、ジグリム5mL、水酸化ナトリウム1.67g(41.8mmol)を加えて140℃下で2時間撹拌した(濃褐色スラリー)。反応液を室温まで冷却後、水15mL、トルエン10mLを加えて15分間激しく撹拌し、1時間静置した。水層を除去後(pH12.5)、得られた有機層に濃塩酸0.39mL(4.5mmol)を添加し、10℃で20時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン1mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩0.79gを得た(収率89%、GC純度99.7%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン1.00g(4.1mmol)、尿素0.99g(16.5mmol)、NMP 2mLを加え、140℃下で4時間撹拌した(褐色溶液)。室温まで反応液を冷却し、NMP 5mL、水酸化ナトリウム
1.70g(44.3mmol)を加えて140℃下で2時間撹拌した(濃褐色スラリー)。反応液を室温まで冷却後、水15mL、トルエン10mLを加えて20分間激しく撹拌し、2時間静置した。水層を除去後(pH12.5)、得られた有機層に濃塩酸0.55mL(6.4mmol)を添加し、10℃で20時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン1mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩0.63gを得た(収率71%、GC純度99.9%)。
200mLフラスコに1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン10.00g(41.1mmol)、尿素9.88g(164.5mmol)、NMP 20mLを加え、120℃下で8時間撹拌した(黄色溶液)。室温まで反応液を冷却し、NMP 20mL、水酸化ナトリウム16.48g(412.1mmol)を加えて120℃下で12時間撹拌した(薄黄色スラリー)。反応液を室温まで冷却後、水150mLを加えて500mL分液ロートに移送し、トルエン100mLを加えて2分間激しく振盪した。15分間静置し、水層を除去後(pH13.0)、有機層に水50mLを加え、2分間激しく振盪、15分静置し、水層を除去した。得られた有機層を200mLフラスコに移送し、15℃以下に冷却後、濃塩酸4.58g(45.2mmol)を添加し、5℃で15時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン10mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩7.86gを得た(収率89%、GC純度99.9%)。
200mLフラスコに1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン10.00g(41.1mmol)、尿素9.88g(164.5mmol)、NMP 20mLを加え、120℃下で8時間撹拌した(黄色溶液)。室温まで反応液を冷却し、NMP 20mL、水酸化カリウム26.84g(86%、411.4mmol)を加えて120℃下で12時間撹拌した(薄黄色スラリー)。反応液を室温まで冷却後、水100mLを加えて500mL分液ロートに移送し、トルエン100mLを加えて2分間激しく振盪した。20分間静置し、水層を除去後(pH13.0)、有機層に水50mLを加え、2分間激しく振盪、20分静置し、水層を除去した。得られた有機層を200mLフラスコに移送し、15℃以下に冷却後、濃塩酸4.58g(45.2mmol)を添加し、5℃で16時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン10mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩7.80gを得た(収率88%、GC純度99.9%)。
5Lフラスコに1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン300.00g(1233.7mmol)、尿素296.37g(4934.6mmol)、NMP 600mLを加え、120℃下で4時間撹拌した(黄色溶液)。室温まで反応液を冷却し、NMP 1500mL、水酸化ナトリウム493.46g(12336.5mmol)を加えて120℃下で6時間撹拌した(薄黄色スラリー)。反応液を室温まで冷却後、水2000mLを加えて10Lフラスコに移送し、更に水3400mLと、トルエン1500mLを加えて20分間激しく撹拌した。1時間静置し、水層と有機層に分液した。水層を10Lフラスコに戻し、トルエン1500mLを加えて20分間激しく撹拌した。20分間静置し、水層を除去した(pH12.5)。有機層を合わせ、水900mLを加え、20分間激しく撹拌、20分静置し、水層を除去した。得られた有機層を15℃以下に冷却後、濃塩酸137.44g(1357.0mmol)を添加し、25℃で16時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン300mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩258.62gを得た(収率97%、GC純度99.8%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン3.00g(12.3mmol)、チオ尿素3.76g(49.4mmol)、NMP 6mLを加え、140℃下で3時間撹拌した(褐色溶液)。室温まで反応液を冷却し、NMP 9mL、水酸化ナトリウム4.98g(124.5mmol)を加えて140℃下で23時間撹拌した(濃褐色スラリー)。反応液を室温まで冷却後、水39mLを加えて100mL分液ロートに移送し、トルエン30mLを加えて2分間激しく振盪した。5分間静置し、水層を除去後(pH12.0)、有機層に水10mLを加え、2分間激しく振盪、5分静置し、水層を除去した。得られた有機層を100mL試験管に移送し、15℃以下に冷却後、濃塩酸1.2mL(13.6mmol)を添加し、5℃で20時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン3mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩1.25gを得た(収率47%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン5.00g(20.6mmol)、尿素4.94g(82.2mmol)、NMP10mLを加え、120℃下で5時間撹拌した(黄色溶液)。室温まで反応液を冷却し、酢酸10.19g(169.6mmol)を加えて加熱還流下で5時間撹拌した(薄黄色溶液)。反応液を10℃以下に冷却後、5N水酸化ナトリウム水溶液35mL、トルエン25mLを加えて5分間激しく撹拌し、5分間静置した。水層を除去後(pH12.0)、得られた有機層に濃塩酸1.94mL(22.6mmol)を添加し、25℃で14時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン5mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩2.81gを得た(収率63%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン3.00g(12.3mmol)、尿素2.96g(49.4mmol)、NMP 6mLを加え、120℃下で4時間撹拌した(黄色溶液)。室温まで反応液を冷却し、水6mLを加えた後、氷浴で冷却しながら濃硫酸5.25g(52.5mmol)を加えて加熱還流下で18時間撹拌した(淡黄色溶液)。反応液を室温に冷却後、水30mL、水酸化ナトリウム5.98g(148.1mmol)を加え、200mL分液ロートへ移送した。トルエン30mLを加えて1分間激しく振盪し、5分間静置した。水層を除去後(pH12.0)、得られた有機層に濃塩酸1.41g(13.6mmol)を添加し、25℃で17時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン3mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩2.14gを得た(収率80%、GC純度99.9%)。
300mLフラスコに1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン20.00g(82.2mmol)、尿素19.76g(329.0mmol)、NMP 40mLを加え、120℃下で5時間撹拌した(黄色溶液)。50℃以下まで反応液を冷却し、濃塩酸72.82g(699.0mmol)を加えて加熱還流下で9時間撹拌した(淡黄色スラリー)。反応液を1Lフラスコに移送し、10℃以下に冷却後、5N水酸化ナトリウム水溶液210mLを加え、1L分液ロートへ移送した。トルエン200mLを加えて2分間激しく振盪し、5分間静置した。水層を除去後(pH13.0)、有機層を300mLフラスコに移送し、濃塩酸9.42g(90.5mmol)を添加し、25℃で21時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン20mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩13.33gを得た(収率75%、GC純度99.9%)。
300mLフラスコに1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン20.00g(82.2mmol)、尿素19.76g(329.0mmol)、NMP 40mLを加え、120℃下で4時間撹拌した(黄色溶液)。室温まで反応液を冷却し、48%臭化水素酸117.84g(699.1mmol)を加えて加熱還流下で14時間撹拌した(淡黄色溶液)。水100mLを加えて、氷浴で冷却しながら水酸化ナトリウム39.47g(986.9mmol)を加えた。反応液を1L分液ロートへ移送し、水100mL、トルエン200mLを加え、1分間激しく振盪し、20分間静置した。水層を除去後(pH12.5)、有機層を300mLフラスコに移送し、濃塩酸9.16g(90.5mmol)を添加し、25℃で15時間撹拌した。得られたスラリーを吸引濾過し、ケーキをトルエン20mLで2回洗浄後、得られたメマンチン塩酸塩湿結晶を減圧乾燥することで、メマンチン塩酸塩16.05gを得た(収率91%、GC純度99.9%)。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン1.00g(4.1mmol)、尿素1.48g(24.7mmol)、エチレングリコール8mLを加え、80℃下で30時間撹拌したが、反応液のガスクロマトグラフィー分析で1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンに対応するピークは確認されなかった。
100mL試験管に1−ブロモ−3,5−ジメチルアダマンタン2.00g(8.2mmol)、尿素1.73g(28.8mmol)、80%ギ酸1.6mLを加え、85℃下で9時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、濃塩酸1.9mLを加え、85℃で3時間撹拌した。反応液を氷冷しながら、30%水酸化ナトリウム水溶液を6mL加えた(pH13)。トルエン15mL、水5mLを加えて10分撹拌し、5分静置後、水層を除去した。得られた有機層のガスクロマトグラフィー分析でメマンチンに対応するピークは確認されなかった。
Claims (4)
- メマンチン塩酸塩の製造法であって、
(a)1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンと、尿素またはチオ尿素を、非プロトン性極性溶媒中で反応させ、1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンまたは1−チオカルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンの溶液を得る工程であって、ここで非プロトン性極性溶媒は、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、グリム、ジグリム、またはジメチルスルホキシドである、上記工程;および
(b)上記工程(a)で得られた溶液に塩基または酸を加えて、1−カルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンまたは1−チオカルバミド−3,5−ジメチルアダマンタンをメマンチンまたはその塩に分解する工程
を含んで成る方法。 - 前記工程(b)で酸を使用した場合は、得られた反応液に塩基水溶液を加えることで、前記工程(b)で塩基を使用した場合は、得られた反応液に水または塩基水溶液を加えることで、塩基性水層を得る工程(c)をさらに含んで成る、請求項1に記載の方法。
- 工程(a)の反応温度が100〜140℃である、請求項1または2に記載の方法。
- 非プロトン性極性溶媒が1−ハロゲノ−3,5−ジメチルアダマンタンに対して2〜5倍量(v/w)使用される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
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